JP2578104Y2 - 放射温度計 - Google Patents

放射温度計

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JP2578104Y2
JP2578104Y2 JP1991049746U JP4974691U JP2578104Y2 JP 2578104 Y2 JP2578104 Y2 JP 2578104Y2 JP 1991049746 U JP1991049746 U JP 1991049746U JP 4974691 U JP4974691 U JP 4974691U JP 2578104 Y2 JP2578104 Y2 JP 2578104Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、測定対象から放射され
る赤外線を集光レンズで集めて赤外線検出器に入射させ
るようにし、入射した赤外線量に基づいて測定対象の温
度を測定する放射温度計に関する。
【0002】
【従来の技術】前記放射温度計は、種々の分野で利用さ
れており、その測定態様も、放射温度計と測定対象の双
方が静止して、両者の間の距離が固定された場合のみな
らず、放射温度計と測定対象のいずれか一方または双方
が移動して、前記距離が変化するような場合もある。ま
た、近年においては、小型化が促進され、所謂ハンディ
タイプの放射温度計が実用化され、測定対象も静的なも
のから動的なものに広がってきている。このように、放
射温度計と測定対象の少なくともいずれか一方が動的な
状態において、測定対象の温度測定を行う場合、測定領
域を常に明確に把握することが肝要である。
【0003】このようなニーズに応える放射温度計とし
て、例えば特公昭62−12848号公報に示すものが
ある。図5はこの公報に開示された放射温度計を概略的
に示すもので、この図において、51は測定対象52か
ら放射される赤外線53を測定する赤外線検出器で、ケ
ース54内に収納されている。55はケース54の前面
周部に設けられたコリメータである。56は測定対象5
2の表面における赤外線放射領域57の実質的な外周位
置を明らかにする可視光線58をそれぞれ発する複数の
可視光源で、その照射方向前方にはそれぞれコリメート
レンズ(図外)が設けられている。
【0004】このように構成された放射温度計によれ
ば、複数の可視光源56から発せられた複数の可視光線
58が、コリメートレンズによって調整されて測定対象
52に照射され、これによって、温度測定の対象である
測定領域を明確に把握することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の放射温度計においては、複数の可視光源56やコリ
メートレンズを用いているので、構成が複雑化する他、
可視光源56による消費電力やその発熱量が多くなり不
経済であると共に、コリメートレンズの調整など調整箇
所が多いといった問題があった。
【0006】本考案は、上述の事柄に留意してなされた
もので、その目的とするところは、消費電力や発熱量が
少ないと共に、調整箇所が少なく、使い勝手のよい放射
温度計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、測定対象から放射される赤外線
のうち、集光レンズで前記測定対象表面上に形成される
赤外線検出器の赤外入射面の像に相当する測定領域内か
ら放射される赤外線前記集光レンズで集めて赤外線検
出器に入射させるようにし、入射した赤外線量に基づい
て測定対象の温度を測定する放射温度計において、前記
集光レンズの直径方向の一方の外側に、可視光線を発す
る一つの光源を設けると共に、この光源の照射方向前方
かつ前記外側に、前記可視光線を、前記一方の外側を集
光レンズの光軸方向に沿って進む光線と、前記光軸方向
と直交する方向に進む光線とに分割するビームスプリッ
ターを設け、さらに、前記集光レンズの直径方向の他方
の外側に、前記光軸方向と直交する方向に進む前記光線
前記光軸方向に沿う方向で、かつ測定対象の前記測
定領域から放射され、前記集光レンズで集光される前記
赤外線の外側に沿って反射させる反射体を設け、測定対
の前記測定領域から放射され、前記集光レンズで集光
される赤外線が前記ビームスプリッターおよび反射体の
内側に位置するように構成している。
【0008】
【作用】上記放射温度計においては、光源から発せられ
た可視光線は、ビームスプリッターにおいて、その一部
が集光レンズの一方の外側を集光レンズの光軸方向に沿
って進む光線となって測定対象に向かう。残りの光線
は、前記光軸方向と直交する方向に進んで、集光レンズ
の他方の外側において、反射体によって前記光軸方向に
沿う方向で、かつ測定対象から放射される赤外線の外側
に反射された後、測定対象に向かう。従って、これら2
つの光線によって、測定対象における測定領域が明確に
される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、本考案の一実施例に係る放射温度
計を概略的に示すもので、この図において、1は測定対
象2に対向するように設けられる例えばサーモパイルを
用いた赤外線検出器、3はこの赤外線検出器1の赤外線
入射面4の前方に設けられる赤外透過性の集光レンズで
あり、この一つの焦点に赤外入射面4が位置するように
してある。なお、5は集光レンズ3の光軸、6は集光レ
ンズ3によって集光される赤外線を示している。すなわ
ち、この赤外線6は、測定対象2から放射される赤外線
のうち、集光レンズ3で測定対象2表面上に形成される
赤外線検出器1の赤外入射面4の像に相当する測定領域
19内から放射されるもので、集光レンズ3で集めて赤
外線検出器1に入射する。
【0011】7は集光レンズ3の直径方向の下方に設け
られ、可視光線8を、光軸5と直交する方向に発する光
源で、この光源7としては、できるだけ広がりのない可
視光線8を発するものが好ましく、例えばレーザーダイ
オードよりなる。9はこの光源7の照射方向前方に設け
られる集光系で、例えば赤外レンズを用いたコリメート
レンズである。
【0012】10は光源7から発せられ、コリメートレ
ンズ9を経た可視光線8を、互いに直交する2つの方
向、すなわち、前記光軸5と平行かつ測定対象2に向か
う方向と、光軸5と直交する方向とに分割するビームス
プリッターで、例えばハーフミラーよりなり、集光レン
ズ3の直径方向の下方に、その入射面が可視光線8の進
行方向と45゜になるように配置されている。従って、
このハーフミラー10に入射する可視光線8の一部は反
射されて、符号11で示すように、光軸5と平行かつ前
記赤外線6の下方の外縁(これは光軸5と平行である)
12の外側(図示例では下方)を測定対象2方向に向か
って進み、残部はハーフミラー10をそのまま透過し
て、符号13で示すように、光軸5と直交する方向に進
む。
【0013】14は前記光軸5と直交する方向に進んだ
光線13を、光軸5と平行かつ測定対象2に向かう方向
に反射する反射体で、例えばミラーよりなり、集光レン
ズ3の直径方向の上方に、45゜傾けた状態に設けられ
ている。従って、このミラー14に入射した光線13
は、符号15で示すように、光軸5と平行かつ前記赤外
線6の上方の外縁(これは光軸5と平行である)16の
外側(図示例では上方)を測定対象2方向に向かって進
む。
【0014】上記のように構成された放射温度計におい
ては、光源7から発せられた可視光線8は、ハーフミラ
ー10において、その一部が集光レンズ3の下方の外側
を集光レンズ3の光軸5方向に沿って進む光線11とな
って測定対象2に向かう。そして、残りの光線は、符号
13で示すように、光軸5方向と直交する方向に進ん
で、集光レンズ3の上方の外側において、ミラー14に
よって光軸5方向に沿う方向に反射された後、符号15
で示すように、測定対象2に向かう。
【0015】前記光線11,15は互いに平行かつ光軸
5に平行であり、測定対象2の表面を、図2に示すよう
に、スポット的に照射する。この図2において、17,
18は、前記光線11,15が測定対象2の表面を照射
したスポットを示し、これらのスポット17,18は、
測定対象2の測定領域19の上下の位置に形成され、従
って、これらのスポット17,18によって、前記測定
領域19が明瞭に指示される。
【0016】本考案は、上述の実施例に限られるもので
はなく、種々に変形して実施することができる。例え
ば、図3においては、光源7を、その光軸が集光レンズ
3の光軸5と平行になるように、集光レンズ3の下方に
おいて測定対象2に向かうようにして設けてある。他の
構成については、図1に示したものと変わるところがな
い。
【0017】この実施例においては、光源7から発せら
れる可視光線8は、ハーフミラー10において、光軸5
と平行な光線20と、光軸5と直交する方向に進む光線
21とに分割され、この光線21は、ミラー14によっ
て光軸5方向に沿う方向に反射された後、符号22で示
すように、測定対象2に向かう。従って、この実施例に
おいても、測定対象2における測定領域19が明瞭に指
示される。
【0018】また、図4に示す実施例は、前記図3にお
ける光源7,コリメートレンズ9,ハーフミラー10と
ミラー14を、赤外線検出器1よりも後方に位置するよ
うに光軸5方向においてずらしたもので、この実施例の
動作については説明を省略する。
【0019】そして、前記コリメートレンズ9に代え
て、カセグレン式反射鏡を用いた集光系を用いてもよ
く、また、ハーフミラー10に代えて、プリズムを用い
てもよい。さらに、ミラー14に代えてハーフミラーや
プリズムなどを用いてもよい。そしてまた、赤外線検出
器1として、上記サーモパイル以外の固体検出器などを
用いてもよい。
【0020】なお、上記実施例の構成に、2個のビーム
スプリッター10と1つの反射体14を追加することに
より、図2において仮想線で示したスポット22,23
をも形成することができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
可視光線を発する光源を唯一つ設け、この光源から発せ
られる可視光線を適宜分割・反射したものである。すな
わち、測定対象から放射される赤外線がビームスプリッ
ターおよび反射体の内側に位置するように構成すること
により、測定視野の外側に沿った複数本の可視光線を得
ることができる。つまり、測定対象から放射される赤外
線の外側において、光軸方向に沿う方向に進む2本また
は4本の可視光線を得ることができ、これらの光線によ
って測定対象の表面に形成されるスポットを測定対象に
おける測定領域の外側に位置させることができる。よっ
て、測定対象における測定領域を明確に確認することが
できる。
【0022】また、本考案は、可視光線を発する光源を
唯一つ設ける一方、安価なビームスプリッターおよび反
射体を用いて前記複数本の可視光線を得るようにしたも
のであり、全体の部品コストを低減できる。また、調整
箇所が少なくて済むので取扱が簡単であり、また、小型
でコンパクトに構成できる。特に、可搬タイプまたは遠
距離タイプのものに適用すればより大きな効果が期待で
きる。そして、前記光源は唯一つなので、可視光線の集
光系も一つで済む。このため、集光系の調節も従来に比
して容易である。更に、消費電力や発熱量が少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る放射温度計の構成を概
略的に示す図である。
【図2】前記放射温度計の動作説明のための図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る放射温度計の構成を
概略的に示す図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例に係る放射温度計の
構成を概略的に示す図である。
【図5】従来の放射温度計の構成を概略的に示す図であ
る。
【符号の説明】
1…赤外線検出器、2…測定対象、3…集光レンズ、
…赤外入射面、5…光軸、6…赤外線、7…光源、8…
可視光線、10…ビームスプリッター、14…反射体
19…測定領域

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象から放射される赤外線のうち、
    集光レンズで前記測定対象表面上に形成される赤外線検
    出器の赤外入射面の像に相当する測定領域内から放射さ
    れる赤外線前記集光レンズで集めて赤外線検出器に入
    射させるようにし、入射した赤外線量に基づいて測定対
    象の温度を測定する放射温度計において、前記集光レン
    ズの直径方向の一方の外側に、可視光線を発する一つの
    光源を設けると共に、この光源の照射方向前方かつ前記
    外側に、前記可視光線を、前記一方の外側を集光レンズ
    の光軸方向に沿って進む光線と、前記光軸方向と直交す
    る方向に進む光線とに分割するビームスプリッターを設
    け、さらに、前記集光レンズの直径方向の他方の外側
    に、前記光軸方向と直交する方向に進む前記光線を
    記光軸方向に沿う方向で、かつ測定対象の前記測定領域
    から放射され、前記集光レンズで集光される前記赤外線
    の外側に沿って反射させる反射体を設け、測定対象の前
    記測定領域から放射され、前記集光レンズで集光され
    赤外線が前記ビームスプリッターおよび反射体の内側に
    位置するように構成してあることを特徴とする放射温度
    計。
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