JP2767235B2 - 環状光線拡がり角制御光学装置 - Google Patents

環状光線拡がり角制御光学装置

Info

Publication number
JP2767235B2
JP2767235B2 JP8141211A JP14121196A JP2767235B2 JP 2767235 B2 JP2767235 B2 JP 2767235B2 JP 8141211 A JP8141211 A JP 8141211A JP 14121196 A JP14121196 A JP 14121196A JP 2767235 B2 JP2767235 B2 JP 2767235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
optical axis
annular
face
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8141211A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0954278A (ja
Inventor
健一 伊賀
伸一 桂
裕三 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawaguchi Kogaku Sangyo KK
Original Assignee
Kawaguchi Kogaku Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawaguchi Kogaku Sangyo KK filed Critical Kawaguchi Kogaku Sangyo KK
Priority to JP8141211A priority Critical patent/JP2767235B2/ja
Priority to PCT/JP1996/001505 priority patent/WO1996042031A1/ja
Priority to EP96920041A priority patent/EP0790515B1/en
Priority to DE69615148T priority patent/DE69615148T2/de
Priority to US08/727,416 priority patent/US5764828A/en
Publication of JPH0954278A publication Critical patent/JPH0954278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2767235B2 publication Critical patent/JP2767235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/255Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures for measuring radius of curvature
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C15/00Surveying instruments or accessories not provided for in groups G01C1/00 - G01C13/00
    • G01C15/002Active optical surveying means
    • G01C15/004Reference lines, planes or sectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • G02B6/0008Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type the light being emitted at the end of the fibre

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置さらには
均一な光強度分布を有する円環状光線束を出射可能な装
置に関し、特に強度分布の均一な幅の狭い光(スリット
ビーム)を光軸に対して任意の拡がり角でもって360
°の方向に同時に照射可能な環状光線拡がり角制御光学
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、360°の方向にスリットビ
ームを照射する光学装置として、レーザー光源から出射
されるレーザービームを、円錐状の反射面または光透過
面を有する円錐プリズム等に入射させて反射または透過
させることにより、円環状のビームに変換させるように
したものが知られている。また、建築土木において使用
される水準器などにおいては、レーザービームを反射ま
たは透過させてその照射方向を変えるためのプリズム等
の光学素子をモーター等の回転機構により回転させるこ
とにより、レーザービームを360°の方向に走査させ
るようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記円
錐プリズム等を用いる技術では、半導体レーザー等から
出射されるビームは、その断面強度分布が縦方向と横方
向とで異なる異方性を有するものであるため、円錐プリ
ズム等を介して円環状のビームに変換させただけでは、
360°の方向に均一な強度分布を有する円環状ビーム
を得ることは極めて困難であるということが本発明者等
によって明らかとされた。さらに、円錐プリズム等の頂
角部に入射した光の回折により、均一なスリットビーム
を得難いという欠点があることも明らかとなった。ま
た、プリズム等を回転させる技術では、レーザービーム
の照射方向を走査させているため、同時に2以上の方向
においてレーザービームを受光することができず、例え
ば水準器の場合にレーザービームを複数箇所で受光する
ことにより水平レベル出しを行う際の精度があまり高く
ならないという欠点があった。さらに、回転機構の経年
劣化によっても測定の精度が低下する、モーター等に駆
動力を付与する動力源が必要となるなどの欠点もあっ
た。
【0004】本発明は、上記問題点等を解決するために
なされたもので、均一な光強度分布を有する円環状光線
束を出射することのできる環状光線拡がり角制御光学装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した環状
光線拡がり角制御光学装置は、平行光線束を出射可能な
平行光線生成手段と、該平行光線生成手段から出射され
た平行光線束が入射され、かつその入射光線束を、光軸
に対して垂直な仮想平面への照射形状が円環状もしくは
円環の一部の形状をなし、かつ光軸に対して所定の拡が
り角でもって拡がるような環状光線束に変換して出射可
能なステップインデックス型光ファイバーと、該ファイ
バーから出射された環状光線束の出射端面からの距離に
対する照射形状の拡大率が途中で変化するように前記拡
がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円錐プリズ
を備え、前記平行光線生成手段及び前記ファイバーは
光源の光軸に一致して配置され、また前記円錐プリズム
は、その頂角部が前記ファイバーに対向すると共に、フ
ァイバーから出射された環状光線束が前記頂角部に当た
らないように、且つその頂点を通る軸が前記光軸と重な
るように配置され、光軸に対し平行な平行光線束が入射
する前記ファイバーの入射端面は、光軸に対して斜めに
傾いて成形され、前記出射端面は、光軸に対し垂直に成
形され、一方、前記円錐プリズムの頂角は、90度に前
記環状光線束の拡がり角を加算した角度よりも小さく成
形され、前記ファイバーの出射端面から出射される環状
光線束は、同一のリング幅で進み、前記円錐プリズムの
反射面により反射して、光軸に沿って進むことを特徴と
する。
【0006】この発明によれば、円錐プリズムの頂角の
大きさを適宜選択することによって、任意の拡がり角で
もって光軸に沿って進む円環状のスリットビームが得ら
れる。
【0007】請求項2に記載した環状光線拡がり角制御
光学装置は、平行光線束を出射可能な平行光線生成手段
と、該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入
射され、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮
想平面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状
をなし、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡が
るような環状光線束に変換して出射可能なステップイン
デックス型光ファイバーと、該ファイバーから出射され
た環状光線束の出射端面からの距離に対する照射形状の
拡大率が途中で変化するように前記拡がり角を変化させ
る円錐状の反射面を有する円錐プリズムを備え、前記平
行光線生成手段及び前記ファイバーは光源の光軸に一致
して配置され、また前記円錐プリズムは、その頂角部が
前記ファイバーに対向すると共に、そのファイバーから
出射された環状光線束が前記頂角部に当たらないよう
に、且つその頂点を通る軸が前記光軸と重なるように配
置され、光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記フ
ァイバーの入射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形
され、前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、一
方、前記円錐プリズムの頂角は、90度に前記環状光線
束の拡がり角を加算した角度に成形され、前記ファイバ
ーの出射端面から出射される環状光線束は、同一のリン
グ幅で進み、前記円錐プリズムの反射面により反射し
て、光軸に対し垂直に進むことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、光軸に対して垂直でか
つ360゜の方向にスリットビームを同時に出射させる
ことができる。
【0009】請求項3に記載した環状光線拡がり角制御
光学装置は、平行光線束を出射可能な平行光線生成手段
と、該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入
射され、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮
想平面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状
をなし、かつ光軸に対して一定の拡がり角でもって拡が
るような環状光線束に変換して出射可能なステップイン
デックス型光ファイバーと、該ファイバーから出射され
た環状光線束の出射端面からの距離に対する照射形状の
拡大率が途中で変化するように前記拡がり角を変化させ
る凹面を有するプリズムを備え、前記平行光線生成手段
及び前記ファイバーは光源の光軸に一致して配置され、
また前記プリズムは、相補形状をなす仮想の円錐体の母
線により形成される外周面に丁度当接し得る形状となっ
ている前記凹面が前記ファイバーに対向すると共に、そ
の仮想円錐体の軸が光軸と重なるように配置され、光軸
に対し平行な平行光線束が入射する前記ファイバーの入
射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、一方、
前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、前記ファ
イバーの出射端面から出射される環状光線束は、同一の
リング幅で進み、前記プリズムを透過することにより、
光軸に沿って進むことを特徴とする。
【0010】この発明によれば、凹面を有するプリズム
の凹面の傾斜の緩急、すなわち前記プリズムと相補形状
なす仮想円錐体の頂角の大きさを適宜選択することによ
って、任意の拡がり角でもって光軸に沿って進む円環状
のスリットビームが得られる。
【0011】請求項4に記載した環状光線拡がり角制御
光学装置は、平行光線束を出射可能な平行光線生成手段
と、該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入
射され、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮
想平面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状
をなし、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡が
るような環状光線束に変換して出射可能な円柱状ロッド
と、該ロッドから出射された環状光線束の出射端面から
の距離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するよう
に前記拡がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円
錐プリズムを備え、前記平行光線生成手段及び前記ロッ
ドは光源の光軸に一致して配置され、また前記円錐プリ
ズムは、その頂角部が前記ロッドに対向すると共に、ロ
ッドから出射された環状光線束が前記頂角部に当たらな
いように、且つその頂点を通る軸が前記光軸と重なるよ
うに配置され、光軸に対し平行な平行光線束が入射する
前記ロッドの入射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成
形され、前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、
一方、前記円錐プリズムの頂角は、90度に前記環状光
線束の拡がり角を加算した角度よりも小さく成形され、
前記ロッドの出射端面から出射される環状光線束は、同
一のリング幅で進み、前記円錐プリズムの反射面により
反射して、光軸に沿って進むことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、円錐プリズムの頂角の
大きさを適宜選択することによって、任意の拡がり角で
もって光軸に沿って進む円環状のスリットビームが得ら
れる。
【0013】請求項5に記載した環状光線拡がり角制御
光学装置は、平行光線束を出射可能な平行光線生成手段
と、該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入
射され、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮
想平面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状
をなし、かつ光軸に対して一定の拡がり角でもって拡が
るような環状光線束に変換して出射可能な円柱状ロッド
と、該ロッドから出射された環状光線束の出射端面から
の距離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するよう
に前記拡がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円
錐プリズムを備え 前記平行光線生成手段及び前記ロッ
ドは光源の光軸に一致して配置され、また前記円錐プリ
ズムは、その頂角部が前記ロッドに対向すると共に、そ
のロッドから出射された環状光線束が前記頂角部に当た
らないように、且つその頂点を通る軸が前記光軸と重な
るように配置され、光軸に対し平行な平行光線束が入射
する前記ロッドの入射端面は、光軸に対して斜めに傾い
て成形され、前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形さ
れ、一方、前記円錐プリズムの頂角は、90度に前記環
状光線束の拡がり角を加算した角度に成形され、前記ロ
ッドの出射端面から出射される環状光線束は、同一のリ
ング幅で進み、前記円錐プリズムの反射面により反射し
て、光軸に対し垂直に進むことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、光軸に対して垂直でか
つ360°の方向にスリットビームを同時に出射させる
ことができる。
【0015】請求項6に記載した環状光線拡がり角制御
光学装置は、平行光線束を出射可能な平行光線生成手段
と、該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入
射され、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮
想平面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状
をなし、かつ光軸に対して一定の拡がり角でもって拡が
るような環状光線束に変換して出射可能な円柱状ロッド
と、該ロッドから出射された環状光線束の出射端面から
の距離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するよう
に前記拡がり角を変化させる凹面を有するプリズムを備
え、前記平行光線生成手段及び前記ロッドは光源の光軸
に一致して配置され、また前記プリズムは、相補形状を
なす仮想の円錐体の母線により形成される外周面に丁度
当接し得る形状となっている前記凹面が前記ロッドに対
向すると共に、その仮想円錐体の軸が光軸と重なるよう
に配置され、光軸に対し平行な平行光線束が入射する前
記ロッドの入射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形
され、一方、前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形さ
れ、前記ロッドの出射端面から出射される環状光線束
は、同一のリング幅で進み、前記プリズムを透過するこ
とにより、光軸に沿って進むことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、凹面を有するプリズム
の凹面の傾斜の緩急、すなわち前記プリズムと相補形状
なす仮想円錐体の頂角の大きさを適宜選択することによ
って、任意の拡がり角でもって光軸に沿って進む円環状
のスリットビームが得られる。
【0017】請求項7に記載した環状光線拡がり角制御
光学装置は、請求項1〜6に記載の発明において、光源
としてレーザー光線を発するレーザー光源を用いるよう
にしたものである。本発明によれば、レーザー光源を用
いても、環状の出射光はレーザービームの光強度分布の
不均一性の影響を受けずに済む。
【0018】
【実施の形態】以下に、本発明に係る環状光線拡がり角
制御光学装置(以下、単に光学装置ともいう)の実施形
態を図1乃至図14を参照しつつ説明する。なお、図1
〜図14において同一の構成要素については同一の符号
を付した。
【0019】図1は、本発明に係る光学装置における光
学系及びその光学系における光路の第1実施形態を示す
概略図である。この光学装置は、光源1から出射された
光L1 が入射され、かつその入射光L2 を平行光線束L
3 に変換して出射する平行光線生成手段2と、その平行
光線生成手段2から出射された平行光線束L3 が入射さ
れ、かつその入射光L4 を光軸A−Aに対して垂直な仮
想平面(図示せず)への照射形状が円環状をなす環状光
線束L5 に変換して出射する環状光線生成手段3と、そ
の環状光線生成手段3から出射された環状光線束L5 の
拡がり角(光軸A−Aと環状光線束L5 の伝播方向との
なす角度)θ3 を途中で変化させる拡がり角変換手段4
とを備えている。それら光源1と平行光線生成手段2と
環状光線生成手段3と拡がり角変換手段4は結合効率が
できるだけよくなるように光軸調整されている。
【0020】前記光源1は半導体レーザー、固体レーザ
ー、気体レーザー、色素レーザー、エキシマーレーザー
もしくは自由電子レーザーなどの各種レーザー光源、ま
たはLED(発光ダイオード)やその他の単色光などの
光源である。
【0021】前記平行光線生成手段2は、例えばコリメ
ータレンズ20であり、光源1から発散して広がるよう
に出射される光L1 を平行光線束L3 に変換する。
【0022】前記環状光線生成手段3は、光ファイバ
ー、特にステップインデックス型の光ファイバー(以
下、単に光ファイバーと称する。)30または透明な円
柱状ロッド31よりなる光学素子などである。
【0023】光ファイバー30または円柱状ロッド31
の、前記コリメータレンズ20から出射された平行光線
束L3 が入射する側の端面(入射端面)は、光軸A−A
に対して斜めに傾いて成形されている。光ファイバー3
0または円柱状ロッド31の、環状光線束L5 を出射す
る側の端面(出射端面)は、光軸A−Aに対して垂直に
成形されている。このように光ファイバー30または円
柱状ロッド31の入射端面が傾斜していることにより、
光ファイバー30または円柱状ロッド31に入射した光
L4 はその内部で数回反射しながら出射端面に向かって
伝播することとなる。それによって、その入射光L4 は
スパイラル方向にミキシングされて出射端面から環状光
線束L5 として出射する。このときの環状光線束L5 は
照射幅の狭いスリットビームとなっている。
【0024】光ファイバー30または円柱状ロッド31
に光が入射する際の入射角θ1 (すなわち、光ファイバ
ー30または円柱状ロッド31の入射端面の法線B−B
と光軸A−Aとのなす角)と屈折角θ2 との間にはフレ
ネルの公式:
【数1】 ‥‥(1) で表される関係が成り立つ。但し、nは光ファイバー3
0または円柱状ロッド31の屈折率である。また、環状
光線束L5 の拡がり角θ3 と前記入射角θ1 及び前記屈
折角θ2 との間には次式:
【数2】 ‥‥(2) で表される関係が成り立つ。従って、上記(1)式及び
(2)式より、環状光線束L5 の拡がり角θ3 は、光フ
ァイバー30または円柱状ロッド31の入射端面の傾斜
角(前記入射角θ1 に等しい。)及び屈折率により決ま
る。つまり、光ファイバー30または円柱状ロッド31
の入射端面の傾斜角については、環状光線束L5 の拡が
り角θ3 に応じて決めればよい。
【0025】具体的には環状光線生成手段3として光フ
ァイバー30を用いる場合には、例えばコア径が0.5
mmであるものや1.0mmであるものを用いることができ
る。また、光ファイバー30の長さは、光ファイバー3
0内での入射光L4 の反射回数が3回よりも多くなるよ
うな長さ、好ましくは3.9回〜10.8回となるよう
な長さであるとよい。さらに、光ファイバー30の入射
端面の傾斜角は、コアの屈折率にもよるが、略10°〜
略20°程度であるのが適当である。それらの理由は、
図6に示す光学系を用いて本発明者等が行った実験に基
づいている。その実験の内容については後述する。
【0026】或は、環状光線生成手段3として円柱状ロ
ッド31を用いる場合には、特に限定されないが、例え
ば直径が略4mm〜略6mmであるものを用いることができ
る。また、円柱状ロッド31の長さは、ロッド31内で
の入射光L4 の反射回数が4回以上になるような長さ、
好ましくは4.2回〜7.6回となるような長さである
とよい。さらに、円柱状ロッド31の入射端面の傾斜角
は、コアの屈折率にもよるが、略30°〜略45°程度
であるのが適当である。それらの理由は、図6に示す光
学系を用いて本発明者等が行った実験に基づいている。
その実験の内容については後述する。
【0027】前記拡がり角変換手段4は、例えばその外
表面が光を反射可能な円錐状の反射面となっている円錐
プリズム40である。円錐プリズム40は、その頂角部
が前記光ファイバー30或は前記円柱状ロッド31に対
向しかつ光ファイバー30または円柱状ロッド31から
出射された環状光線束L5 がその頂角部(頂点)にあた
らないように配置される。例えば、円錐プリズム40の
頂角部が環状光線束L5 の断面形状(円環状)の中心点
(仮想の点であり、特に図示しない。)に丁度一致する
ように配置される。また、円錐プリズム40は、その頂
点を通る軸(図示せず)が光軸A−Aと重なるように配
置される。この円錐プリズム40にて環状光線束L5 を
反射させることによって、環状光線束L5 の拡がり角θ
3 を変化させたのと同等の効果が得られる。特に限定さ
れないが、図1の例では、円錐プリズム40の円錐状の
反射面により、光ファイバー30または円柱状ロッド3
1から出射された環状光線束L5 を光軸A−Aに対して
垂直な方向に発散させている。これによって、光軸A−
Aに対して垂直でかつ360°の方向にスリットビーム
を同時に出射させることができる。この場合の円錐プリ
ズム40の頂角αの大きさは[90°+θ3 ]である。
【0028】図2は、本発明に係る光学装置における光
学系及びその光学系における光路の第2実施形態を示す
概略図である。この第2実施形態の光学装置が上記第1
実施形態と異なるのは、以下の2点である。第1の点
は、光ファイバー30または円柱状ロッド31の入射端
面を光軸A−Aに対して傾斜させずに垂直な面とし、そ
の面にコリメータレンズ20から出射された平行光線束
L3 を斜めに入射させている点である。第2の点は、光
ファイバー30または円柱状ロッド31と円錐プリズム
40との間に、別の円錐プリズム41を、逆向きすなわ
ち2個の円錐プリズム40,41の両頂角部を対向させ
るように配置した点である。円錐プリズム41は、その
頂点を通る軸(図示せず)が光軸A−Aと重なるように
配置される。なお、その他の構成等については上記第1
実施形態と同じであるので、説明を省略する。
【0029】光源1及びコリメータレンズ20は、光軸
A−Aに対してθ1 の角度をなす光軸C−C上に配置さ
れている。従って、平行光線束L3 の光ファイバー30
または円柱状ロッド31の入射端面への入射角はθ1 と
なる。この第2実施形態では、光ファイバー30または
円柱状ロッド31から出射された環状光線束L5 の拡が
り角θ3 は入射角θ1 に等しくなる。
【0030】円錐プリズム41は、拡がり角θ3 で出射
される環状光線束L5 を透過させることによって環状の
平行光線束L6 に変換するものである。従って、円錐プ
リズム40の反射面では、上記第1実施形態と異なり、
環状の平行光線束L6 が反射される。この場合の円錐プ
リズム40の頂角αの大きさは90°である。また、円
錐プリズム41の頂角βの大きさは、平行光線束L6 が
出射されるように適宜選択される。
【0031】図3は、本発明に係る光学装置における光
学系及びその光学系における光路の第3実施形態を示す
概略図である。この第3実施形態の光学装置が上記第1
実施形態と異なるのは、拡がり角変換手段4として頂角
αが上記第1実施形態のプリズムの頂角([90°+θ
3 ])よりも小さい円錐プリズム40を用いている点で
ある。なお、その他の構成等については上記第1実施形
態と同じであるので、説明を省略する。
【0032】この第3実施形態で用いた円錐プリズム4
0の外周の反射面で環状光線束L5を反射させることに
よって、環状光線束L5 の拡がり角θ3 は、θ3 よりも
大きく90°よりも小さい拡がり角θ4 に変換される。
つまり、光ファイバー30または円柱状ロッド31から
出射された環状光線束L5 は、まず光軸A−Aに対して
拡がり角θ3 で拡がるように光軸A−Aに沿って進み、
円錐プリズム40により光軸A−Aに対して拡がり角θ
4 で拡がるように光軸A−Aに沿って進むことになる。
円錐プリズム40の頂角αの大きさを適宜選択すること
によって、任意の拡がり角θ4 でもって光軸A−Aに沿
って進む円環状のスリットビームが得られる。なお、こ
の第3実施形態では円錐プリズム40を1個用いたが、
2個以上の円錐プリズムを組み合わせて用いても良い。
そうすれば、光軸A−Aに対する拡がり角の変換を複数
段で行うことができる。
【0033】図4は、本発明に係る光学装置における光
学系及びその光学系における光路の第4実施形態を示す
概略図である。この第4実施形態の光学装置が上記第1
実施形態と異なるのは、拡がり角変換手段4として、環
状光線束L5 が入射する端面を凹状に成形してなるプリ
ズム42を用い、該プリズム42を透過することにより
環状光線束L5 の拡がり角をθ3 からそれよりも大きい
角度のθ4 (<90°)に変えるようにした点である。
なお、その他の構成等については上記第1実施形態と同
じであるので、説明を省略する。
【0034】プリズム42の凹面(環状光線束L5 の入
射端面)42aは、その周縁から凹面42aの中心点に
向かって均等かつ徐々に後退するような形状になってい
る。すなわち、凹面42aは、相補形状をなす仮想の円
錐体(図示せず)の母線により形成される外周面に丁度
当接し得る形状となっている。従って、これ以降、本明
細書においては、このような凹面を有するプリズムを凹
円錐プリズムと称することにする(なお、特に「凹円
錐」と記さない限り一般的な凸形状の円錐とする)。凹
円錐プリズム42の凹面42aの中心点は、仮想円錐体
の頂点に対応する点であり、光軸A−A上に位置され
る。また、凹円錐プリズム42は、仮想円錐体の軸(図
示せず)が光軸A−Aと重なるように配置される。
【0035】光ファイバー30または円柱状ロッド31
から出射された環状光線束L5 は、まず光軸A−Aに対
して拡がり角θ3 で拡がるように光軸A−Aに沿って進
み、凹円錐プリズム42を透過することにより、光軸A
−Aに対して拡がり角θ4 で拡がるように光軸A−Aに
沿って進むことになる。凹円錐プリズム42の凹面42
aの傾斜の緩急、すなわち凹円錐プリズム42と相補形
状なす仮想円錐体の頂角の大きさを適宜選択することに
よって、任意の拡がり角θ4 でもって光軸A−Aに沿っ
て進む円環状のスリットビームが得られる。なお、この
第4実施形態では凹円錐プリズム42を1個用いたが、
2個以上の凹円錐プリズムを組み合わせたり凹円錐プリ
ズム42と1個以上の円錐プリズムとを組み合わせても
良い。そうすれば、光軸A−Aに対する拡がり角の変換
を複数段で行うことができる。
【0036】図5は、本発明に係る光学装置における光
学系及びその光学系における光路の第5実施形態を示す
概略図である。この第5実施形態の光学装置が上記第1
実施形態と異なるのは、拡がり角変換手段4として、上
記第2実施形態で用いた円錐プリズム41(但し、頂角
βは第2実施形態の角度よりも大きい)を用い、該プリ
ズム41を透過することにより環状光線束L5 の光軸A
−Aに対する拡がり角を変えて、光軸A−Aに沿って進
むにつれて環状光線束L5 の半径が徐々に小さくなるよ
うにした点である。なお、その他の構成等については上
記第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
【0037】プリズム41は、その頂角部が光ファイバ
ー30及び円柱状ロッド31の出射端面の反対側に向く
ように配置される。また、円錐プリズム41は、その頂
点を通る軸(図示せず)が光軸A−Aと重なるように配
置される。円錐プリズム41の頂角βの大きさを適宜選
択することによって、任意の角度で狭まるように光軸A
−Aに沿って進む円環状のスリットビームが得られる。
なお、この第5実施形態では円錐プリズム41を1個用
いたが、2個以上の円錐プリズムを組み合わせたり円錐
プリズム41と1個以上の凹円錐プリズムとを組み合わ
せても良い。そうすれば、光軸A−Aに対する拡がり角
の変換を複数段で行うことができる。
【0038】以上の各実施形態において明らかなよう
に、拡がり角変換手段4を構成する円錐プリズム40,
41や凹円錐プリズム42は、環状光線束を収束した
り、発散させる機能を果たすもので、円錐レンズと称す
ることができる。
【0039】次に、光ファイバー30及び円柱状ロッド
31の仕様を決めるにあたって本発明者等が行った実験
の内容について説明する。用いた光学系を図6に示す。
L3は図示しない半導体レーザーから出射されたレーザ
ー光をコリメータレンズ等により平行光線に変換した平
行光線束である。この平行光線束L3 は断面が楕円形状
(長軸の長さ:4.2mm、短軸の長さ:1.2mm)のビ
ームであった。光源として、波長が635nmの赤色半導
体レーザーを用いた。また、コア径が0.5mmもしくは
1.0mmのステップインデックス型の光ファイバー3
0、または波長が635nmの光に対する屈折率が1.4
7である石英製の円柱状ロッド31を用いた。円柱状ロ
ッド31の直径は4mmと6mmであった。
【0040】光ファイバー30または円柱状ロッド31
の長さammと入射端面の傾斜角θとを変えることによ
り、光ファイバー30または円柱状ロッド31内におけ
る入射光L4 の反射回数を変化させて、出射される環状
光線束L5 の強度分布の均一性を観察した。コア径が
0.5mmの光ファイバー30を用いた場合の実験結果を
表1に、コア径が1.0mmの光ファイバー30を用いた
場合の実験結果を表2に、直径が4mmの円柱状ロッド3
1を用いた場合の実験結果を表3に、直径が6mmの円柱
状ロッド31を用いた場合の実験結果を表4に、それぞ
れ示す。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 それらの表において、○印は360°の方向にムラがな
く強度分布が均一であったもの、△印は360°の方向
にほとんどムラはないが光軸調整による変化が大きいも
の、×印は360°の方向のうち一部が欠けてしまった
ものである。△印及び○印のものは実用可能な程度に光
強度分布は十分均一であった。また、表内に括弧で括っ
た数値は入射光L4 の反射回数(R)であり、以下の
(3)式より求めた。
【数3】 ‥‥(3) 但し、Dは光ファイバー30または円柱状ロッド31の
直径、aは光ファイバー30または円柱状ロッド31の
長さ、θは入射角、nは屈折率である。
【0041】表1及び表2より、上述したように、光フ
ァイバー30のコア径は0.5mm〜1.0mmであり長さ
は入射光L4 の反射回数が3回よりも多くなるような長
さ、好ましくは3.9回〜10.8回となるような長さ
であり、入射端面の傾斜角は略10°〜略20°程度で
あるのが適当であることがわかる。表3及び表4より、
円柱状ロッド31の場合には、上述したように、直径が
略4mm〜略6mmであり長さは入射光L4 の反射回数が4
回以上になるような長さ、好ましくは4.2回〜7.6
回となるような長さであり、入射端面の傾斜角は略30
°〜略45°程度であるのが適当であることがわかる。
【0042】次に、本発明に係る光学装置の好適な応用
例について説明する。図7には、本発明に係る光学装置
を、物体の曲面の曲率を測定する装置の発光器に応用し
た例が示されている。発光器として、例えば図5に示す
ように環状光線束をその半径が徐々に小さくなるように
出射可能な光学装置を用いる。この曲率測定装置は、発
光器(図示省略)から出射された環状光線束Lを被測定
物50の曲面に当て、その曲面で反射された光線束をス
プリッタープレート60を介して集光レンズ61に入射
させ、そのレンズ61で集光させて受光器62で受ける
ように構成されている。環状光線束Lを照射したまま被
測定物50を矢印イのように前後に移動させると、環状
光線束Lが光軸上で点状に収束する収束点に、被測定物
50の表面が位置した時(その時の表面位置をA点とす
る)及びその表面の曲率の中心が位置した時(その時の
表面位置をB点とする)に、それぞれ点状の受光像が受
光器62で得られる。それ以外の時には受光像は環状に
なる。従って、A−B間の距離から曲率半径rを求める
ことができる。この曲率測定装置によれば、光学レン
ズ、コンタクトレンズ、眼球及びボールベアリング等の
曲率を簡便に測定することができる。
【0043】図8には、本発明に係る光学装置を、管状
体の内面のきず等を検出する装置の発光器に応用した例
が示されている。発光器として、例えば図3または図4
に示すように光軸に沿って徐々に拡がるような環状光線
束を出射可能な光学装置を用いる。この検出装置は、発
光器(図示省略)から出射された環状光線束Lを円錐プ
リズム65により光軸に対して略垂直な方向に発散さ
せ、その発散光を管状体51の内面51aで反射させ、
その反射光線束を集光レンズ68に入射させ、そのレン
ズ68で集光して受光器69で受けるように構成されて
いる。発光器から出射された光線束の光軸と受光器69
に入射する光線束の光軸とは、スプリッタープレート6
6及び反射鏡67により相互にずれるようになっている
ので、光学式三角測量を行うことができ、図9に一例と
して示すような受光像52が得られる。この受光像52
は、管状体51の内面51aの任意の位置での断面形状
を表している。従って、管状体51の内面51aの照射
位置を軸方向に走査することにより得られる連続した受
光像に基づいて、管状体51の内面形状の検査及び内面
51aのきず等の検出並びに管状体51の中心軸の位置
だしを行うことができる。
【0044】図10には、本発明に係る光学装置を、防
犯センサシステムの発光器に応用した例が示されてい
る。発光器として、例えば図1または図2に示すように
環状光線束を光軸に対して垂直な方向に発散するような
光線束に変換して出射可能な光学装置を用いる。この防
犯センサシステムの発光器70は、出射光が例えば家屋
の壁53やドア54等の手前を覆うように、壁53等の
上部に取り付けられる。受光器71は、例えば壁53や
ドア54に沿って直線状に床や地面や壁に複数配置され
る。それによって、1個の発光器70と複数の受光器7
1,71,…を用いて多方向の防犯センサを備えたシス
テムが得られる。
【0045】図11には、本発明に係る光学装置を、防
犯センサシステムの発光器に応用した他の例が示されて
いる。発光器として、例えば図3または図4に示すよう
に光軸に沿って徐々に拡がるような環状光線束を出射可
能な光学装置を用いる。この防犯センサシステムの発光
器75は、出射光が例えば展示物等55を覆い囲むよう
に、天井(図示せず)に取り付けられる。受光器76
は、展示物等55の回りの床に複数配置される。この実
施形態でも、1個の発光器75と複数の受光器76,7
6,…を用いて多方向の防犯センサを備えたシステムが
得られる。
【0046】図12には、本発明に係る光学装置を事務
所や工場等の光LAN(LocalArea Netw
ork)システムの発光器に応用した例が示されてい
る。発光器として、例えば図1もしくは図2に示すよう
な光学装置または図3もしくは図4に示すような光学装
置を用いる。この光LANシステムの発光器80は、例
えば図示しない天井に取り付けられる。受光器81は、
発光器80から出射される光線束を受光可能な高さ位置
(できるだけ高い方が好ましい)に設けられる。受光器
81は、例えば図13に示すように、側方から入射する
光線束を円錐プリズム82の外周面で反射させて集光レ
ンズ83に入射させ、そのレンズ83で集光して受光素
子84で受けるように構成されている。
【0047】図14には、本発明に係る光学装置を、形
状検査装置等の平行光を出射する発光器に応用した例が
示されている。発光器として例えば図1に示す構成の光
学装置を用いる。光軸に対して垂直でかつ360°の方
向に発散する光線束の一部がシリンドリカルレンズ90
に入射され、そのレンズ90により平行光線束L0 に変
換されて出射される。
【0048】上記各実施形態によれば、光軸A−Aに対
して垂直もしくは光軸に対して任意の拡がり角をなしか
つ360°の方向に幅の狭い光を同時に出射することが
できるので、従来のような回転機構等を設けなくても済
み、経年劣化による回転機構等のがたつきなどの影響が
除かれる。また、建築土木の施工時に使用される水準器
のように複数箇所で照射光を測定する必要がある場合
に、その複数の測定点にそれぞれ受光装置を設置するこ
とにより照射光を同時に測定することができるので、よ
り精度の高い測定を行うことが可能となる。さらに、本
発明は、光通信における光分波器や光合波器、或は防犯
センサなどのように光センサを使用する各種センサなど
に応用することにより優れた効果が得られる。さらにま
た、本発明を光LANシステムに応用すれば発光器の数
を著しく減らすことができるので、経済的効果が大であ
る。
【0049】なお、本発明は上記各実施形態に限らず、
種々変更可能である。例えば光源1は半導体レーザーに
限らずその他のレーザー光源やLEDなどでもよい。ま
た、光ファイバー30及び円柱状ロッド31の仕様は上
記実施形態のものに限定されない。さらに、拡がり角変
換手段4は上述した円錐プリズム40,41及び凹円錐
プリズム42と同等の機能を有するものであれば、円錐
プリズム以外の光学素子でもよい。さらにまた、環状光
線生成手段3から出射される光線束は円環状の一部の形
状をなすような光線束であってもよい。また、本発明を
適用して好適な装置等は、上記各応用例に限定されない
のはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、円錐プリ
ズムの頂角の大きさを適宜選択することによって、任意
の拡がり角でもって光軸に沿って進む円環状のスリット
ビームが得られる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、光軸に対し
て垂直でかつ360°の方向にスリットビームを同時に
出射させることができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、凹面を有す
るプリズムの凹面の傾斜の緩急、すなわち前記プリズム
と相補形状なす仮想円錐体の頂角の大きさを適宜選択す
ることによって、任意の拡がり角でもって光軸に沿って
進む円環状のスリットビームが得られる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、円錐プリズ
ムの頂角の大きさを適宜選択することによって、任意の
拡がり角でもって光軸に沿って進む円環状のスリットビ
ームが得られる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、光軸に対し
て垂直でかつ360°の方向にスリットビームを同時に
出射させることができる。
【0055】請求項6記載の発明によれば、凹面を有す
るプリズムの凹面の傾斜の緩急、すなわち前記プリズム
と相補形状なす仮想円錐体の頂角の大きさを適宜選択す
ることによって、任意の拡がり角でもって光軸に沿って
進む円環状のスリットビームが得られる。
【0056】請求項7記載の発明によれば、レーザー光
源を用いても、環状の出射光はレーザービームの光強度
分布の不均一性の影響を受けずに済む。
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学装置における光学系及びその
光学系における光路の第1実施形態を示す概略図であ
る。
【図2】本発明に係る光学装置における光学系及びその
光学系における光路の第2実施形態を示す概略図であ
る。
【図3】本発明に係る光学装置における光学系及びその
光学系における光路の第3実施形態を示す概略図であ
る。
【図4】本発明に係る光学装置における光学系及びその
光学系における光路の第4実施形態を示す概略図であ
る。
【図5】本発明に係る光学装置における光学系及びその
光学系における光路の第5実施形態を示す概略図であ
る。
【図6】本発明者等が行った実験において使用した光学
系を示す概略図である。
【図7】本発明に係る光学装置を曲率測定装置に応用し
た例を示す概略図である。
【図8】本発明に係る光学装置を管の内面のきず等の検
出装置に応用した例を示す概略図である。
【図9】その管の内面形状の計測により得られる受光像
の一例を示す概略図である。
【図10】本発明に係る光学装置を防犯システムに応用
した一例を示す概略図である。
【図11】本発明に係る光学装置を防犯システムに応用
した他の例を示す概略図である。
【図12】本発明に係る光学装置を光LANシステムに
応用した例を示す概略図である。
【図13】その光LANシステムの受光器の一例を示す
概略図である。
【図14】本発明に係る光学装置を平行なスリットビー
ムを出射する発光器に応用した例を示す概略図である。
【符号の説明】
A−A,C−C 光軸 B−B 入射端面の法線 L 環状光線束 L0 平行光線束 L1 光源から出射された光 L2 入射光 L3 平行光線束 L4 入射光 L5 環状光線束 L6 環状の平行光線束 α,β 円錐プリズムの頂角 θ1 入射角 θ2 屈折角 θ3 環状光線束の拡がり角 θ4 環状光線束の変換後の拡がり角 1 光源 2 平行光線生成手段 3 環状光線生成手段 4 拡がり角変換手段 20 コリメータレンズ 30 ステップインデックス型光ファイバー 31 円柱状ロッド 40,41 円錐プリズム 42 凹円錐プリズム 42a 凹面 50 被測定物 51 管状体 51a 内面 52 受光像 53 壁 54 ドア 55 展示物等 60,66 スプリッタープレート 61,68,83 集光レンズ 62,69,71,76,81 受光器 65,82 円錐プリズム 67 反射鏡 70,75,80 発光器 84 受光素子 90 シリンドリカルレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−208821(JP,A) 特開 昭63−157123(JP,A) 特開 平6−95027(JP,A) 特開 昭58−159514(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 27/09 G02B 6/00 F21V 8/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行光線束を出射可能な平行光線生成手
    段と、 該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入射さ
    れ、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮想平
    面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状をな
    し、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡がるよ
    うな環状光線束に変換して出射可能なステップインデッ
    クス型光ファイバーと、該ファイバー から出射された環状光線束の出射端面から
    の距離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するよう
    に前記拡がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円
    錐プリズムを備え、前記平行光線生成手段及び前記ファイバーは光源の光軸
    に一致して配置され、また前記円錐プリズムは、その頂
    角部が前記ファイバーに対向すると共に、ファイバーか
    ら出射された環状光線束が前記頂角部に当たらないよう
    に、且つその頂点を通る軸が前記光軸と重なるように配
    置され、 光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記ファイバー
    の入射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、前
    記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、一方、前記
    円錐プリズムの頂角は、90度に前記環状光線束の拡が
    り角を加算した角度よりも小さく成形され、 前記ファイバーの出射端面から出射される環状光線束
    は、同一のリング幅で進み、前記円錐プリズムの反射面
    により反射して、光軸に沿って進むこと を特徴とする環
    状光線拡がり角制御光学装置。
  2. 【請求項2】 平行光線束を出射可能な平行光線生成手
    段と、 該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入射さ
    れ、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮想平
    面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状をな
    し、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡がるよ
    うな環状光線束に変換して出射可能なステップインデッ
    クス型光ファイバーと、 該ファイバーから出射された環状光線束の出射端面から
    の距離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するよう
    に前記拡がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円
    錐プリズムを備え、 前記平行光線生成手段及び前記ファイバーは光源の光軸
    に一致して配置され、 また前記円錐プリズムは、その頂
    角部が前記ファイバーに対向すると共に、そのファイバ
    ーから出射された環状光線束が前記頂角部に当たらない
    ように、且つその頂点を通る軸が前記光軸と重なるよう
    に配置され、 光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記ファイバー
    の入射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、前
    記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、一方、前記
    円錐プリズムの頂角は、90度に前記環状光線束の拡が
    り角を加算した角度に成形され、 前記ファイバーの出射端面から出射される環状光線束
    は、同一のリング幅で進み、前記円錐プリズムの反射面
    により反射して、光軸に対し垂直に進むことを特徴とす
    る環状光線拡がり角制御光学装置。
  3. 【請求項3】 平行光線束を出射可能な平行光線生成手
    段と、 該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入射さ
    れ、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮想平
    面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状をな
    し、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡がるよ
    うな環状光線束に変換して出射可能なステップインデッ
    クス型光ファイバーと、 該ファイバーから出射された環状光線束の出射端面から
    の距離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するよう
    に前記拡がり角を変化させる凹面を有するプリズムを備
    え、 前記平行光線生成手段及び前記ファイバーは光源の光軸
    に一致して配置され、また前記プリズムは、相補形状を
    なす仮想の円錐体の母線により形成される外周面に丁度
    当接し得る形状となっている前記凹面が前記ファイバー
    に対向すると共に、その仮想円錐体の軸が光軸と重なる
    ように配置され、 光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記ファイバー
    の入射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、一
    方、前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、 前記ファイバーの出射端面から出射される環状光線束
    は、同一のリング幅で進み、前記プリズムを透過するこ
    とにより、光軸に沿って進むことを特徴とする環状光線
    拡がり角制御光学装置。
  4. 【請求項4】 平行光線束を出射可能な平行光線生成手
    段と、 該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入射さ
    れ、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮想平
    面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状をな
    し、かつ光軸に対して一定の拡がり角でもって拡がるよ
    うな環状光線束に変換して出射可能な円柱状ロッドと、 該ロッドから出射された環状光線束の出射端面からの距
    離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するように前
    記拡がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円錐プ
    リズム を備え、前記平行光線生成手段及び前記ロッドは光源の光軸に一
    致して配置され、また前記円錐プリズムは、その頂角部
    が前記ロッドに対向すると共に、ロッドから出射された
    環状光線束が前記頂角部に当たらないように、且つその
    頂点を通る軸が前記光軸と重なるように配置され、 光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記ロッドの入
    射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、前記出
    射端面は、光軸に対し垂直に成形され、一方、前記円錐
    プリズムの頂角は、90度に前記環状光線束の拡がり角
    を加算した角度よりも小さく成形され、 前記ロッドの出射端面から出射される環状光線束は、同
    一のリング幅で進み、前記円錐プリズムの反射面により
    反射して、光軸に沿って進むこと を特徴とする環状光線
    拡がり角制御光学装置。
  5. 【請求項5】 平行光線束を出射可能な平行光線生成手
    段と、 該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入射さ
    れ、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮想平
    面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状をな
    し、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡がるよ
    うな環状光線束に変換して出射可能な円柱状ロッドと、 該ロッドから出射された環状光線束の出射端面からの距
    離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するように前
    記拡がり角を変化させる円錐状の反射面を有する円錐プ
    リズムを備え、 前記平行光線生成手段及び前記ロッドは光線の光軸に一
    致して配置され、また前記円錐プリズムは、その頂角部
    が前記ロッドに対向すると共に、そのロッドから出射さ
    れた環状光線束が前記頂角部に当たらないように、且つ
    その頂点を通る 軸が前記光軸と重なるように配置され、 光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記ロッドの入
    射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、前記出
    射端面は、光軸に対し垂直に成形され、一方、前記円錐
    プリズムの頂角は、90度に前記環状光線束の拡がり角
    を加算した角度に成形され、 前記ロッドの出射端面から出射される環状光線束は、同
    一のリング幅で進み、前記円錐プリズムの反射面により
    反射して、光軸に対し垂直に進むことを特徴とする環状
    光線拡がり角制御光学装置。
  6. 【請求項6】 平行光線束を出射可能な平行光線生成手
    段と、 該平行光線生成手段から出射された平行光線束が入射さ
    れ、かつその入射光線束を、光軸に対して垂直な仮想平
    面への照射形状が円環状もしくは円環の一部の形状をな
    し、かつ光軸に対して所定の拡がり角でもって拡がるよ
    うな環状光線束に変換して出射可能な円柱状ロッドと、 該ロッドから出射された環状光線束の出射端面からの距
    離に対する照射形状の拡大率が途中で変化するように前
    記拡がり角を変化させる凹面を有するプリズムを備え、 前記平行光線生成手段及び前記ロッドは光源の光軸に一
    致して配置され、また前記プリズムは、相補形状をなす
    仮想の円錐体の母線により形成される外周面に丁度当接
    し得る形状となっている前記凹面が前記ロッドに対向す
    ると共に、その仮想円錐体の軸が光軸と重なるように配
    置され、 光軸に対し平行な平行光線束が入射する前記ロッドの入
    射端面は、光軸に対して斜めに傾いて成形され、一方、
    前記出射端面は、光軸に対し垂直に成形され、 前記ロッドの出射端面から出射される環状光線束は、同
    一のリング幅で進み、前記プリズムを透過することによ
    り、光軸に沿って進むことを特徴とする環状光線拡がり
    角制御光学装置。
  7. 【請求項7】 光源としてレーザー光を発するレーザー
    光源を用いることを特徴とする請求項1乃至請求項6に
    記載の環状光線拡がり角制御光学装置。
JP8141211A 1995-06-09 1996-05-13 環状光線拡がり角制御光学装置 Expired - Fee Related JP2767235B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8141211A JP2767235B2 (ja) 1995-06-09 1996-05-13 環状光線拡がり角制御光学装置
PCT/JP1996/001505 WO1996042031A1 (fr) 1995-06-09 1996-06-04 Instrument d'optique permettant de faire varier l'angle de divergence de rayons annulaires
EP96920041A EP0790515B1 (en) 1995-06-09 1996-06-04 Optical apparatus for controlling divergence angle of ring-like ray
DE69615148T DE69615148T2 (de) 1995-06-09 1996-06-04 Optische vorrichtung zur kontrolle des divergenzwinkels eines ringförmigen strahls
US08/727,416 US5764828A (en) 1995-06-09 1996-06-04 Optical apparatus for controlling angle of divergence of ring beam

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16712495 1995-06-09
JP7-167124 1995-06-09
JP8141211A JP2767235B2 (ja) 1995-06-09 1996-05-13 環状光線拡がり角制御光学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0954278A JPH0954278A (ja) 1997-02-25
JP2767235B2 true JP2767235B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=26473498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8141211A Expired - Fee Related JP2767235B2 (ja) 1995-06-09 1996-05-13 環状光線拡がり角制御光学装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5764828A (ja)
EP (1) EP0790515B1 (ja)
JP (1) JP2767235B2 (ja)
DE (1) DE69615148T2 (ja)
WO (1) WO1996042031A1 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3227106B2 (ja) * 1997-04-23 2001-11-12 株式会社ミツトヨ 内径測定方法および内径測定装置
AU1295799A (en) * 1997-11-07 1999-05-31 Gore Enterprise Holdings, Inc. Optical subassembly for transmitting an optical signal with a controlled divergence angle and output power
JP2001034496A (ja) 1999-07-22 2001-02-09 Nec Corp 自己修復回路
US6470578B1 (en) * 1999-09-28 2002-10-29 P&G Development Group, Inc. Method and apparatus for indicating a pattern of intersection using a light column
CN1316289C (zh) * 2000-08-16 2007-05-16 株式会社扫佳 激光投影器
US7083315B2 (en) * 2001-03-26 2006-08-01 Siemens Airfield Solutions Elevated airfield runway and taxiway edge-lights utilizing light emitting diodes
WO2003050581A1 (en) * 2001-12-06 2003-06-19 Florida Institute Of Technology Method and apparatus for spatial domain multiplexing in optical fiber communications
US20030156819A1 (en) * 2002-02-15 2003-08-21 Mark Pruss Optical waveguide
JP2004047351A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具
KR20040043251A (ko) * 2002-11-18 2004-05-24 차연선 선형레이져 조사장치
US7466229B2 (en) 2003-04-23 2008-12-16 Korea Advance Institute Of Science And Technology Device for generating plane beam/conical shape beam and security device using generated plane beam/cone beam
US20050135761A1 (en) * 2003-12-23 2005-06-23 Cannon Bruce L. Optical element for uniform illumination and optical system incorporating same
DE102004015148B4 (de) * 2004-03-27 2007-04-19 Fuhrberg, Teichmann, Windolph LISA laser products oHG Faserlaser mit einer Optischen Vorrichtung zur Formung der Intensitätsverteilung eines Lichtstrahlenbündels
DE102005017528A1 (de) * 2004-08-27 2006-03-09 Osram Opto Semiconductors Gmbh Leuchtmittel mit vorgegebener Abstrahlcharakteristik und Primäroptikelement für ein Leuchtmittel
DE102005009642B4 (de) * 2005-03-03 2010-01-21 Schott Ag Optischer Signalaufnehmer mit Strahlformungseinrichtung
US9049412B2 (en) 2005-03-30 2015-06-02 Tte Technology, Inc. System and method for projecting video onto a screen
JP5184775B2 (ja) * 2006-11-28 2013-04-17 リコー光学株式会社 光加工装置
DE102007044301A1 (de) * 2007-09-17 2009-03-26 Eads Deutschland Gmbh Optische Vorrichtung
US8167469B2 (en) * 2008-03-20 2012-05-01 Panasonic Corporation Surface light emitting apparatus emitting laser light
FR2943400B1 (fr) * 2009-03-17 2013-06-14 Valeo Vision Sas Dispositif d'eclairage ou de signalisation pour vehicule automobile
CN102052919B (zh) * 2009-11-02 2012-09-12 西安华科光电有限公司 一种薄壁支撑锥反激光投线模块
DE102010063938A1 (de) * 2010-12-22 2012-06-28 Hilti Aktiengesellschaft Optisches System zur Strahlformung eines Laserstrahls sowie Lasersystem mit einem solchen optischen System
DE102011089557A1 (de) 2011-12-22 2013-06-27 Hilti Aktiengesellschaft Lasersystem zur Erzeugung einer linienförmigen Lasermarkierung
DE102012003815A1 (de) * 2012-02-27 2013-08-29 Rosenberger-Osi Gmbh & Co. Ohg Beleuchtungssystem und Luftfahrthindernis
JP6123163B2 (ja) * 2012-03-21 2017-05-10 株式会社豊田中央研究所 距離測定装置
US9020641B2 (en) * 2012-06-07 2015-04-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Obstacle sensing module and cleaning robot including the same
EP3022484B1 (en) 2013-07-18 2017-09-06 Quarkstar LLC Modular light guide luminaires
EP2867710B1 (en) 2013-07-18 2016-06-29 Quarkstar LLC Illumination device in which source light injection is non-parallel to device's optical axis
US9983345B2 (en) * 2013-09-17 2018-05-29 Quarkstar Llc Luminaire with luminaire module
CN205537641U (zh) * 2015-11-16 2016-08-31 青岛镭创光电技术有限公司 三维环形光线系统
US10598490B2 (en) 2017-05-03 2020-03-24 Stanley Black & Decker Inc. Laser level
CN106990540A (zh) * 2017-05-26 2017-07-28 北京华岸科技有限公司 光束变换装置及激光装置
CN108931855B (zh) * 2018-09-27 2023-06-30 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种环形光束变换装置及变换方法
CN109167248B (zh) * 2018-11-15 2019-09-10 云南大学 一种非均匀正交偏振空心圆环激光器
DE102019002516A1 (de) * 2019-04-07 2020-10-08 Androtec Gmbh Messanordnung und Verfahren zur optischen oder quasioptischen Positionsbestimmung
CN110966993B (zh) * 2019-11-12 2021-09-14 广东博智林机器人有限公司 准直标记装置
EP3839609A1 (de) * 2019-12-16 2021-06-23 Hilti Aktiengesellschaft Lasersystem zur erzeugung einer linienförmigen lasermarkierung
DE102021121947B3 (de) 2021-08-24 2023-01-26 Holochrom Gmbh Vorrichtung, System und Verfahren zur Erzeugung beweglicher räumlicher visueller Effekte mittels Laserlicht

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4111564A (en) * 1973-02-08 1978-09-05 Trice Jr James R Reference plane production
DE2938649A1 (de) * 1978-09-28 1980-04-10 Australian Telecomm Vorrichtung und verfahren zur signaluebertragung in lichtleitern
JPS63157123A (ja) * 1986-12-22 1988-06-30 Hitachi Ltd 線状ビ−ム光学系
JPS63208821A (ja) * 1987-02-25 1988-08-30 Derufuai:Kk 可変型光束変換装置
US4834484A (en) * 1987-07-09 1989-05-30 University Of Houston-University Park Optical fiber coupler including refractive means for producing an annular beam
US4961622A (en) * 1988-02-25 1990-10-09 University Of Houston - University Park Optical coupler and refractive lamp
JPH02222918A (ja) * 1989-02-23 1990-09-05 Fuji Photo Film Co Ltd ビーム形状変換装置
US5113244A (en) * 1991-02-06 1992-05-12 General Dynamics Corporation, Electronics Division Fiber optic combiner/splitter
JPH0695027A (ja) * 1992-09-11 1994-04-08 Nikon Corp 均一照明用光学系

Also Published As

Publication number Publication date
WO1996042031A1 (fr) 1996-12-27
DE69615148D1 (de) 2001-10-18
EP0790515A4 (en) 1998-08-19
JPH0954278A (ja) 1997-02-25
US5764828A (en) 1998-06-09
EP0790515A1 (en) 1997-08-20
EP0790515B1 (en) 2001-09-12
DE69615148T2 (de) 2002-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2767235B2 (ja) 環状光線拡がり角制御光学装置
US6894767B2 (en) Light wave distance-measuring system
US4758729A (en) Apparatus and method for measuring the included angle of a reflective cone
US5760905A (en) Distance measuring apparatus
US4054364A (en) Apparatus for transmitting light through Cassegrain optics
CN109358435B (zh) 一种双远心镜头垂直度的调整装置和调整方法
JPH0364818B2 (ja)
US6285451B1 (en) Noncontacting optical method for determining thickness and related apparatus
KR19980081410A (ko) 물체의 형태를 비접촉식으로 측정하는 방법 및 장치
JP2580148B2 (ja) 光ミキサ−
JP2862715B2 (ja) 光切断計測用平板状光束投光装置
JPH07168122A (ja) 投光光学系及び受光光学系
JPH08261734A (ja) 形状測定装置
JP2788281B2 (ja) 遠隔変位測定装置
WO2023210793A1 (ja) ベッセルビーム発生装置及びそれを用いた光走査装置
JP2873454B2 (ja) レーザーセオドライト
JPH07244208A (ja) 光反射装置、光反射装置の測定方法、および光反射装置を用いた光学系システム
JPH06249648A (ja) 変位計
RU2179789C2 (ru) Лазерный центратор для рентгеновского излучателя
JPH0643700Y2 (ja) 光源ランプ内蔵型円環照射式測光プローブ
JP2587021B2 (ja) シュリーレン法装置
JPH11257959A (ja) レーザー光投影光学系
JP2578104Y2 (ja) 放射温度計
RU2293453C1 (ru) Лазерный центратор для рентгеновского излучателя
RU2224243C1 (ru) Лазерный автоколлимационный центратор для рентгеновского излучателя

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees