JP2578041Y2 - 作業機の操作装置 - Google Patents

作業機の操作装置

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JP2578041Y2
JP2578041Y2 JP1991056850U JP5685091U JP2578041Y2 JP 2578041 Y2 JP2578041 Y2 JP 2578041Y2 JP 1991056850 U JP1991056850 U JP 1991056850U JP 5685091 U JP5685091 U JP 5685091U JP 2578041 Y2 JP2578041 Y2 JP 2578041Y2
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actuator
voice
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、クレーンやいわゆる
高所作業車等の、作業機の操作装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】クレーンや高所作業車等の作業機は、フ
ックやバケット等を3次元的に移動させ位置させるもの
であり、それぞれウインチの操作やブームの伸縮、起伏
および旋回等を行なう多数のアクチュエータをそれぞれ
適切に操作することにより所要の動作が行なわれる。
【0003】例えば、図5に示すクレーンの操作装置は
次のように構成されている。
【0004】このクレーンは、油圧モータをアクチュエ
ータとしたウインチを有し、伸縮可能に構成したブーム
の伸縮および起伏はそれぞれアクチュエータとしての油
圧シリンダにより、またブームの旋回はアクチュエータ
としての油圧モータにより調整できるようになってい
る。そして、これらの油圧モータおよび各油圧シリンダ
には油圧ポンプで圧油を供給する油圧回路がそれぞれ独
立に形成されている。
【0005】図5において、1は第1の比例制御弁を示
し、この第1の比例制御弁1は前記ウインチの油圧回路
中に設置され、前記油圧モータへの圧油の供給方向およ
び供給量を適宜制御するものである。
【0006】2は第2の比例制御弁、3は第3の比例制
御弁、4は第4の比例制御弁を示し、これらの比例制御
弁2,3,4はそれぞれ前記伸縮ブームの伸縮用、起伏
用あるいは旋回用油圧回路中に設置され、各油圧シリン
ダへの圧油の供給方向および供給量をそれぞれ制御する
ものである。
【0007】そして、これらの各比例制御弁1,2,
3,4は、いずれも電磁弁により構成されており、これ
らの各比例制御弁1,2,3,4の動作を制御するため
のコイルの電源回路には次のような操作装置Sが構成さ
れている。
【0008】同図において、5はウインチ用スイッチで
あり、このウインチ用スイッチ5には巻き上げ用接点5
aと巻き下げ用接点5bとが設けられている。
【0009】6,7,8はそれぞれ前記伸縮ブームに関
する伸縮用スイッチ、起伏用スイッチ、旋回用スイッチ
であり、これらの各スイッチ6,7,8においても、伸
長用接点6aと縮小用接点6b、起立用接点7aと倒伏
用接点7b、あるいは右旋回用接点8aと左旋回用接点
8bが各スイッチ6,7,8に応じて設置されている。
【0010】これらの各接点5a,5b,6a,6b,
7a,7b,8a,8bには、それぞれリレーR,R
,R,R,R,R,R7,Rが接続されて
おり、スイッチの接続された接点に対応するリレーには
電源11から通電するようになっている。
【0011】そして、この電源11には、前記各スイッ
チ5,6,7,8と並列に、ポテンショメータからなる
起動スイッチ12が接続されている。
【0012】また、前記比例制御弁1,2,3,4の各
コイルへの電力の供給は、変換器Hを介して前記起動
スイッチ12の出力に応じて行なわれる。
【0013】前記比例制御弁1,2,3,4の各コイル
への電源回路には、前記各リレーR,R,R,R
,R,R,R,Rの常開接点Ra,R
a,Ra,Ra,Ra,Ra,Ra,R
aが設置されている。
【0014】なお、これらの常開接点Ra等はそのリ
レーR等の設置された接点5a等の意義に対応するよ
うに、対応する各比例制御弁1等の該当するコイルへの
電源回路中に配置されている。
【0015】そして、これらの常開接点Ra,R
a,Ra,Ra,Ra,Ra,Ra,R
aには、電源11から変換器Hを介して並列に電力が
供給されるが、この電力の大きさは、前記起動スイッチ
12の操作量に応じた大きさに制御されており、前記起
動スイッチ12を操作しない場合には電力の供給は行な
われない。
【0016】すなわち、かかる操作装置Sによりクレー
ンを操作する場合、スイッチ5,6,7,8中の所要の
単一または複数のスイッチをいずれかの接点にオンさ
せ、この後、前記起動スイッチ12を操作して動作速度
の制御を行なう。
【0017】ところが、このように操作すべきスイッチ
数が多く、複数のスイッチを同時にオンした場合等はク
レーンの動作が複雑となるので、クレーンの操作に習熟
していない場合には、取り扱い説明書で確認しながら操
作を行なったり、あるいは前記スイッチ5,6,7,8
を操作して所望の操作設定を行なった後、起動スイッチ
12を微小量だけ操作してクレーンを僅かに動作させて
その設定の確認を行い、その後に本格的に所要の作業を
行なうこととしている。
【0018】また、図6に示す高所作業車の操作装置S
は次のように構成されている。
【0019】なお、この操作装置Sにおける各比例制御
弁1,2,3,4や電源11等は、前記クレーンの場合
と同様であるので同一の参照番号を付与して説明を繰り
返さない。
【0020】この操作装置Sにおいては、高所作業車の
バケット内に設置されたフートスイッチ14を有すると
ともに、バケット旋回用スイッチ15と伸縮ブームに関
連する伸縮用スイッチ16、起伏用スイッチ17および
ブーム旋回用スイッチ18とを有するものである。
【0021】そして、この操作装置Sのバケット旋回用
スイッチ15と伸縮ブームに関連する伸縮用スイッチ1
6、起伏用スイッチ17およびブーム旋回用スイッチ1
8は、前記とは異なり、ジョイスティックやポテンショ
メータにより構成されたものである。
【0022】すなわち、バケット旋回用スイッチ15に
は右旋回用ポテンショメータ15aと左旋回用ポテンシ
ョメータ15bとを有し、伸縮用スイッチ16は伸長用
ボテンショメータ16aと縮小用ポテンショメータ16
bを、起伏用スイッチ17は起立用ポテンショメータ1
7aと倒伏用ポテンショメータ17bを、ブーム旋回用
スイッチ18は右旋回用ポテンショメータ18aと左旋
回用ポテンショメータ18bとを有している。
【0023】そして、フートスイッチ14をオンしたう
え、前記スイッチ15,16,17,18の各ポテンシ
ョメータのうちのいずれかを操作することにより、次の
ように操作対象が選択されるとともに、その操作方向や
操作量の設定が行なわれるとともにその動作が行なわれ
るものである。
【0024】たとえば、右旋回用ポテンショメータ15
aを操作すると、第1の比例制御弁1の当該右旋回機能
に関連するコイルには、電源11から変換器Vを経て
右旋回用ポテンショメータ15aの出力に対応した電力
が供給される。
【0025】したがって、この右旋回用ポテンショメー
タ15aの操作は、操作対象としてバケットの旋回を選
択し、その旋回方向を右方向とするものであり、この右
旋回用ポテンショメータ15aの操作量は動作速度を決
定するものである。
【0026】しかし、前記フートスイッチ14がオフ状
態である場合には、前記ポテンショメータ15aに通電
されないので、高所作業車はその動作を行なわない。
【0027】なお、かかる機能は前記各ポテンショメー
タ15b,16a,16b,17a,17b,18a,
18bにおいても同様であり、これらのポテンショメー
タにそれぞれ対応して同様の変換器V〜Vが設置さ
れている。
【0028】このような高所作業車の操作装置において
も、前記クレーンの場合と同様に多数のスイッチ15,
16,17,18が設置されており、複数のスイッチを
同時にオンした場合等にバケットの動作が複雑となる。
【0029】そのため、高所作業車の操作に習熟してい
ない場合には、取り扱い説明書を参照したり、あるいは
フートスイッチ14をオンとし、所要のスイッチ15,
16,17,18を微小量だけ操作してバケットを僅か
に動作させて設定の確認を行い、その後、所要の作業を
行なうこととしていることも同様である。
【0030】このように、従来のこの種の作業機の操作
装置においては、その操作に習熟していない場合には、
取り扱い説明書を参照したり、あるいは所要の操作設定
をして、微小量の動作を行なってその設定が適切である
ことを確認の後、作業を行なうこととされているので作
業が煩雑である。
【0031】そこで、オペレータが操作装置上のあるス
イッチを選択したときに、その選択したスイッチに対応
する作業機の動作内容を音声で出力して操作者に知らせ
るようにしたものが提案されている(例えば、実開昭5
8−5862号公報)。
【0032】
【考案が解決しようとする課題】上記のように従来の技
術は、スイッチが選択されたときに作業機の動作内容が
音声出力されるため、作業機の操作に習熟していない者
にとっては非常に便利である。しかし、操作に習熟して
いる者にとっては、スイッチを選択する度に音声出力が
なされるので非常に煩わしいものとなる。
【0033】この考案は、このような背景に基づいてな
されたもので、この種の作業機の操作に習熟しない者に
とっては操作を効率的に行うことができ、習熟した者に
とっては煩わしさを感じることのないようにすることを
目的としている。
【0034】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、各々異なる作業を行う複数
の油圧アクチュエータが作業機に設けられ、前記複数の
油圧アクチュエータの中から少なくとも1つのアクチュ
エータが選択されたとき、その選択されたアクチュエー
タによって行われる前記作業機の動作内容を、当該アク
チュエータの駆動以前に音声出力する機能を備えた作業
機の操作装置において、前記アクチュエータが選択され
てから所定時間経過したときに前記音声出力を行ない、
前記所定時間内に前記アクチュエータを駆動する操作が
なされたときは前記音声出力を中止する音声出力制御手
段を設けたことを特徴としている。
【0035】
【作用】請求項1記載の考案によれば、アクチュエータ
が選択されてから所定時間経過すると、選択されたアク
チュエータによって行われる作業機の動作内容が音声で
出力されるので、作業機の操作に習熟しない者はその動
作内容を容易に知ることができ、操作を効率的に行うこ
とができる。
【0036】また、所定時間内にアクチュエータを駆動
する操作がなされると音声出力が中止されるので、習熟
した者にとっては煩わしさを感じることがない。習熟し
た者は操作が迅速であるから、アクチュエータを駆動す
る操作を所定時間以内に行うことはたやすいことであ
る。
【0037】
【実施例】以下、本願考案の実施例を図面にしたがって
説明する。
【0038】まず、図1により、本考案が適用されるク
レーンの操作装置の概要を示した参考例を説明するが、
この参考例は前記図5に示した従来例に音声出力機能を
付加したものである。なお、以下の説明においては図5
と共通のものについては図中に同一の参照番号を付与し
てその説明は繰り返さない。
【0039】図1において、21は音声装置部を示すも
のである。
【0040】音声装置部21は、アンド回路A〜A
と、音声合成装置22と、音声メモリー23と、音声出
力装置24とを有し、この音声装置部21の電源25と
不図示の音声出力選択スイッチにより作動するリレーR
の常開接点Raを有するものである。
【0041】この音声装置部21は、信号線26と変換
器Hとを介して図1に示した従来例の起動スイッチ1
2に接続されており、またこの参考例の場合には前記常
開接点Ra,Ra,Ra,Ra,Ra,R
a,Ra,Raを経て加えられる電源は音声装置部
21の電源25に変更されている。
【0042】そして、前記常開接点Ra,Ra,R
a,Ra,Ra,Ra,Ra,Raと音声
合成装置22との間には、それぞれアンド回路A〜A
が介装されている。
【0043】これらのアンド回路A〜Aのそれぞれ
には、前記の他、前記起動スイッチ12からの信号線2
6と、前記電源25から音声出力選択スイッチの常開接
点Raを経て延びる信号線が接続されている。
【0044】したがって、音声出力選択スイッチを操作
して音声出力を選択して常開接点Raを閉とし、その
うえで起動スイッチ12をオフの状態のまま、例えばウ
インチ用スイッチ5を巻き上げ用接点5aにオンする
と、アンド回路Aが出力する。
【0045】このアンド回路Aの出力信号により、音
声合成装置22は音声メモリー23から「ウインチ巻き
上げします。」という音声を取り出し、音声出力装置2
4に出力し、音声出力装置24がその音声を発する。
【0046】なお、その他の接点5b,6a,6b,7
a,7b,8a,8bについても同様に作業機のその機
能に適合した音声が取り出され、その音声が発せられ
る。
【0047】また、複数のスイッチについて同時に複数
の接点がオンされた場合には、予め音声メモリー23に
記憶した複数の操作内容の音声からその操作に適した音
声を取り出してその音声が発せられる。すなわち、例え
ば、伸縮用スイッチ6が伸長用接点6aにオンされ、か
つウインチ用スイッチ5が巻き下げ用接点5bにオンさ
れた場合には、「ブームを伸長し、ウインチを巻き下げ
ます。」との音声が選択され、発せられる。
【0048】かかる機能は、前記以外の接点の組み合せ
であっても同様である。
【0049】このように、起動スイッチ12が操作され
ず、作動機が動作しない状態において、ウインチ用スイ
ッチ5等の操作設定を行なうスイッチが巻き上げ用接点
5a等の所要の接点にオンすることにより、そのオンと
された接点による作業機の動作内容を音声出力するの
で、その設定確認作業を省略することができ、作業機の
操作に習熟しない者であっても作業機の操作を効率的に
行うことができる。
【0050】なお、かかる音声出力機能が不要である場
合には、前記音声出力選択スイッチを開としてその常開
接点Raを開放状態としておくことにより、この音声
出力を停止することができる。
【0051】この参考例においては、前記の音声出力は
前記条件が具備すると同時に行なわれるものであり、作
業機の操作に習熟していない者には重宝であるが、その
操作に習熟している者にはわずらわしいものとなること
も考えられる。
【0052】そこで、本考案の第1実施例では作業機の
操作装置が図2のように構成されている。すなわち、図
2に示すように、前記起動スイッチ12から延びる信号
線26に接続された前記各アンド回路A〜Aと音声
合成装置22との間に、音声出力制御手段としてタイマ
〜Tがそれぞれ設置されている。
【0053】これにより、起動スイッチ12からの出力
がなく、常開接点Ra等が閉止することによりアンド
回路A等に信号が入力すると同時にタイマT等の作
動が開始し、所定の時間(例えば、0.5〜2.0秒程
度)の経過後にアンド回路A等からの出力はタイマT
等を経て音声合成装置22に入力される。
【0054】この後は、前記と同様に音声が取り出され
それが発せられる。
【0055】このように、タイマT〜Tが設置され
ることにより、音声出力が遅くなり、この音声出力が行
なわれるまでの間に起動スイッチ12が操作されると、
音声出力は実行されない。
【0056】したがって、このようにタイマT〜T
を設置した操作装置Sで作業機の操作を行なう場合に
は、作業機の操作に習熟した者の操作は迅速であるので
音声出力は概ね行なわれず、騒音としてのわずらわしさ
を作業者に感じさせない。また、操作習熟していない者
の場合には、その操作が迅速でないので、前記のような
情報を与えることができる。
【0057】そしてこの際、とくにオペレータが音声出
力選択スイッチの操作を行なわずとも、前記のように必
要に応じて音声出力し、不要となる場合には音声出力が
行なわれないので好都合である。
【0058】ところで、このクレーンの操作装置Sには
自動操作装置が設置されており、この自動操作装置での
クレーン操作についても次のような音声出力が行なわれ
るようになっている(図3参照)。
【0059】すなわち、自動操作装置31は、アンド回
路A〜A14およびA15〜A20と自動変換器H
〜Hとを有し、自動操作選択スイッチ32とを有する
ものである。
【0060】この自動操作装置31は、前記巻き上げ用
接点5a、巻き下げ用接点5b、伸長用接点6a、縮小
用接点6b、起立用接点7aおよび倒伏用接点7bに接
続されており、これらの接点の組み合せにより自動変換
器H〜Hにより予め定められた自動操作が行なわれ
るものである。
【0061】自動変換器Hは吊荷の後方水平移動を、
自動変換器Hは吊荷の前方水平移動を、自動変換器H
はブーム先端の前方水平移動を、自動変換器Hはブ
ーム先端の後方水平移動を、自動変換器Hはブーム先
端の上方垂直移動を、自動変換器Hはブーム先端の下
方垂直移動を行なわせるものである。
【0062】そして、これらの自動変換器H〜H
それぞれに対応して、アンド回路A〜A14が設置さ
れている。
【0063】例えば、前記自動変換器Hに対応するア
ンド回路Aには、巻き上げ用接点5aからの信号線が
接続されるとともに、縮小用接点6bからの信号線が接
続されており、これらとともに電源11から自動操作選
択スイッチ32を経る信号線も接続されている。
【0064】そして、自動操作選択スイッチ32がオン
され、ウインチ用スイッチ5が巻き上げ用接点5aにオ
ンされるとともに、伸縮用スイッチ6が縮小用接点6b
にオンされると、アンド回路Aは自動変換器Hに信
号を出力する。
【0065】自動変換器Hには、前記アンド回路A
からの出力信号が入力されるとともに、前記起動スイッ
チ12からの信号線33が接続されて、起動信号が入力
されるようになっている。
【0066】この自動変換器Hにおいては、前記信号
線33により入力される起動信号を予め記憶したデータ
を参照しつつ演算し、その結果を前記第1の比例制御弁
1の巻き上げ動作用のコイルと第2の比例制御弁2の縮
小動作用のコイルとにそれぞれ出力して作業機による吊
荷の後方水平移動が自動的に行なわれるようになってい
る。
【0067】かかる機能は、その他の自動変換器H
についても同様に自動的に行なわれるようになって
いる。
【0068】ところで、このような自動操作装置31の
各アンド回路A〜A14と各自動変換器H〜H
の間から信号線が分岐されており、これらの信号線はそ
れぞれアンド回路A15〜A20を介して音声合成装置
22に接続されている。
【0069】これらのアンド回路A15〜A20には、
それぞれに対応する前記アンド回路A〜A14からの
出力信号が入力されるとともに、前記起動スイッチ12
からの信号線34が接続されており、これらのアンド回
路A15〜A20は前記アンド回路A〜A14からの
出力信号が入力され、かつ前記起動スイッチ12がオフ
である場合に直ちに音声合成装置22にその出力が入力
されるものである。
【0070】そのため、この自動操作装置31において
も、自動操作選択スイッチ32がオンで起動スイッチ1
2がオフである場合、ウインチ用スイッチ5、伸縮用ス
イッチ6および起伏用スイッチ7を操作して前記自動変
換器H〜Hのうちのいずれかにの条件に合致すれ
ば、前記と同様に予め音声メモリー23に記憶させてあ
る、その動作に相当する音声出力が行なわれる。
【0071】すなわち、例えば先に示した場合には、予
め音声メモリー23に記憶されている自動操作に関する
音声から「吊荷を後方水平移動します。」との音声を取
り出して、音声出力装置24から音声を発する。
【0072】このように自動操作装置31による操作に
際しても、クレーンの動作に該当する音声がクレーンが
動作する前に発せられるので、操作に習熟しない者にそ
の設定の情報を提供することができ、本格的作業前に行
なっていた設定確認作業を省略することができる。
【0073】とくに、かかる自動操作の場合には、駆動
されるアクチュエータの駆動比率が特定の係数の下にそ
れぞれ駆動されるので、クレーン等の作業機は特殊な動
作を行なうものとなるので十分な配慮が必要であるが、
このように音声で動作内容を出力するのでオペレータに
事前に確実に注意を喚起することができ高い実用性を有
する。
【0074】そして、自動操作装置31には図示してな
いがタイマーが設置されている。そのために、信号線3
4上の起動スイッチ12が直ちに操作されたときは、音
声出力が中止され、クレーンの操作に習熟した者にとっ
ては煩わしさを感じることがない。
【0075】次に、図4により第2実施例について説明
する。
【0076】この第2実施例は、先に図6で説明した高
所作業車の操作装置について行なった改良である。
【0077】以下においては図6の従来例と共通のもの
および前記第1実施例と共通のものについては、図中に
それぞれと同一の参照番号を付与して説明を繰り返さな
い。図4において、アンド回路A〜Aは、前記ポテ
ンショメータ15a,15b,16a,16b,17
a,17b,18a,18bにそれぞれ対応して設けら
れた変換器V〜Vにそれぞれ対応させて設けたもの
である。
【0078】そして、これらのアンド回路A〜A
は、前記変換器V〜Vからの出力信号が入力される
とともに、フートスイッチ14から延びる信号線41を
介してフートスイッチ14のオン・オフ信号が入力され
るようになっている。
【0079】そして、信号線41からの信号がオフであ
る場合に、これらのアンド回路A〜Aから音声合成
装置22に出力するようになっている。
【0080】したがって、前記バケット旋回用スイッチ
15等の設定状態を音声で確認する場合には、フートス
イッチ14を開の状態のままバケット旋回用スイッチ1
5等を操作することにより、高所作業車は作動せず、該
当するアンド回路A−Aから音声合成装置22に出
力が行なわれる。
【0081】この音声合成装置22への出力に伴い、該
当する音声が取り出され音声が発せられるのは前記第1
実施例と同様である。
【0082】音声出力装置24で発した音声によりスイ
ッチの設定を確認した後、当該スイッチを一旦中立位置
に戻し、フートスイッチ14をオンとして当該スイッチ
を適宜操作すれば高所作業車を所望の状態に確実に操作
することができる。
【0083】そして、この第2実施例にも図示してない
がタイマーが設置されている。そのため、フートスイッ
チ14が直ちに操作されたときは、音声出力が中止さ
れ、高所作業車の操作に習熟した者にとっては煩わしさ
を感じることがない。
【0084】
【考案の効果】以上説明したように請求項1記載の考案
によれば、アクチュエータが選択されてから所定時間経
過したときは、選択されたアクチュエータによって行わ
れる作業機の動作内容が音声で出力されるので、オペレ
ータが作業機の操作に習熟しない場合はアクチュエータ
の動作内容を容易に知ることができ、操作を効率的に行
うことができる。
【0085】また、オペレータが作業機に操作に習熟し
ていて所定時間内にアクチュエータを駆動する操作を行
ったときは、音声出力が中止されるので、オペレータが
煩わしさを感じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されるクレーンの操作装置の説明
図である。
【図2】本考案の第1実施例の要部説明図である。
【図3】第1実施例の自動操作装置での説明図である。
【図4】第2実施例の操作装置の要部説明図である。
【図5】従来のクレーンにおける操作装置の説明図であ
る。
【図6】従来の高所作業車における操作装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
S 操作装置 1 第1の比例制御弁 2 第2の比例制御弁 3 第3の比例制御弁 4 第4の比例制御弁 5 ウインチ用スイッチ 6,16 伸縮用スイッチ 7,17 起伏用スイッチ 8,18 ブーム旋回用スイッチ 12 起動スイッチ 14 フートスイッチ 15 バケット旋回用スイッチ 21 音声装置部 22 音声合成装置 23 音声メモリー 24 音声出力装置 T〜T タイマー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66F 11/04 B66F 11/04 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/20 B66C 13/00 B66C 13/16 B66F 9/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々異なる作業を行う複数の油圧アクチ
    ュエータが作業機に設けられ、前記複数の油圧アクチュ
    エータの中から少なくとも1つのアクチュエータが選択
    されたとき、その選択されたアクチュエータによって行
    われる前記作業機の動作内容を、当該アクチュエータの
    駆動以前に音声出力する機能を備えた作業機の操作装置
    において、 前記アクチュエータが選択されてから所定時間経過した
    ときに前記音声出力を行ない、前記所定時間内に前記ア
    クチュエータを駆動する操作がなされたときは前記音声
    出力を中止する音声出力制御手段を設けたことを特徴と
    する作業機の操作装置。
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