JP2548990Y2 - 作業装置の安全装置 - Google Patents

作業装置の安全装置

Info

Publication number
JP2548990Y2
JP2548990Y2 JP4180592U JP4180592U JP2548990Y2 JP 2548990 Y2 JP2548990 Y2 JP 2548990Y2 JP 4180592 U JP4180592 U JP 4180592U JP 4180592 U JP4180592 U JP 4180592U JP 2548990 Y2 JP2548990 Y2 JP 2548990Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
operating
working device
state
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4180592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0595997U (ja
Inventor
旭 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP4180592U priority Critical patent/JP2548990Y2/ja
Publication of JPH0595997U publication Critical patent/JPH0595997U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548990Y2 publication Critical patent/JP2548990Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンを駆動源とし
て備えた作業装置に関し、さらには、その作業装置によ
る作業開始時における安全を確保する安全装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、油圧を利用して作動する油圧作
動手段を備えた作業装置には、油圧力を発生させる油圧
ポンプを駆動するためのエンジンが駆動源として備えら
れる。そして、油圧ポンプにより発生された油圧は、操
作手段の操作に応じて上記油圧作動手段に対して供給制
御される。これにより、作業者は、操作手段の操作を通
じて作業装置の作動を制御し、所望の作業を行うことが
できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、作業開
始時において、操作手段が操作された状態になっいるに
もかかわらず、それに気付かずにエンジンを始動させて
しまう場合がある。このような場合には、エンジンの始
動とほぼ同時に作業装置が突然作動し、かかる突然の作
動を予想していなかった作業者に危険が及ぶおそれがあ
る。
【0004】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、作業装置のエンジンの始動時における安
全性を確保できるようにした作業装置の安全装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の安全装置は、操作手段が操作状態にある
こと及び非操作状態にあることを検出する操作状態検出
手段と、エンジンが作動状態にあることを検出するエン
ジン作動検出手段とを備えている。そして、操作状態検
出手段により操作手段が操作状態にあることが検出され
ている場合において、エンジン作動検出手段によるエン
ジンの作動状態検出が開始されたときは作業装置の作動
を規制し、この後操作状態検出手段により操作手段が非
操作状態にあることが検出された場合は作業装置の作動
規制を解除する規制処理手段を備えて構成される。
【0006】
【作用】このような安全装置によれば、作業者が操作手
段が操作されていることに気付かずにエンジンを始動さ
せてしまったとき、即ち、操作状態検出手段により操作
手段が操作状態にあることが検出されている場合におい
てエンジン作動検出手段によるエンジンの作動検出が開
始されたときは、規制処理手段による作業装置の作動規
制が働くため、作業装置が突然作動を開始するというよ
うな事態を回避できる。そして、エンジンの始動後、操
作手段が操作状態になっていることに気付いた作業者に
より、その操作手段が一旦非操作手段に戻されることに
よって、操作状態検出手段により操作手段が非操作状態
にあることが検出され、規制処理手段による作業装置の
作動規制が解除される。こうして、作業者が改めて操作
手段を操作することにより、作業装置の作動を開始する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1には、本考案に係
る安全装置を備えた高所作業車(作業装置)10を示し
ている。この高所作業車10の車体11の後部には、車
体11に対して水平旋回作動が自在な旋回台12が取り
付けられている。この旋回台12の上部には、テレスコ
ープ状に伸縮作動が自在に構成されたブーム13が起伏
作動自在に取り付けられている。なお、旋回台12の旋
回作動は、車体11に内蔵された油圧旋回モータ14の
作動により行われる。また、ブーム13の起伏・伸縮作
動はそれぞれ、旋回台12とブーム13間に取り付けら
れた油圧起伏シリンダ15およびブーム13に内蔵され
た油圧伸縮シリンダ16(以下、これらをまとめて油圧
アクチュエータという)の作動により行われる。また、
ブーム13の先端には作業台17が水平に取り付けられ
ており、この作業台17には操作装置18が取り付けら
れている。
【0008】ところで、上記油圧アクチュエータ14〜
16に供給される作動油は、車体11の中央部に搭載さ
れた油圧パワーユニット30に内蔵された油圧ポンプ3
1から吐出される。この油圧ポンプ31は同じく油圧パ
ワーユニット30に内蔵されたエンジン32により駆動
される。そして、油圧ポンプ31から吐出された作動油
は、図2に示すように、油圧制御バルブ(ソレノイドバ
ルブ)33によりその流量と流れ方向とが制御されつつ
油圧アクチュエータ14〜16(ただし、図には油圧起
伏シリンダ15のみ示している)に供給される。
【0009】ここで、油圧制御バルブ33はソレノイド
の励磁・非励磁により切換え制御が行われるのである
が、そのソレノイドには、上記操作装置18からその操
作に応じて出力された操作信号が操作信号出力制御回路
35において所定の処理がなされた後、励磁信号として
入力される。このため、操作装置18の操作を通じて油
圧アクチュエータ14〜16に対する作動油の供給制
御、つまりはブーム13等の作動制御を行うことができ
る。
【0010】このように構成された高所作業車10で
は、通常、作業者はまずエンジン32を始動して油圧ポ
ンプ31を作動させ、その後、非操作状態にある操作装
置18を任意に操作して油圧制御バルブ33を切換え制
御する。これにより、各油圧アクチュエータ14〜16
に対して作動油を供給し、旋回台12やブーム13を作
動させて作業台17を高所に移動させることができる。
【0011】ただし、エンジン32を始動する前から操
作装置18が操作状態になっていた場合には、エンジン
32の始動直後に突然ブーム13等が作動してしまうこ
とになる。そして、作業者は、そのように操作装置18
が当初から操作状態にあってもそれに気付かない場合が
多いため、突然のブーム13等の作動により作業台17
上において不安定な状態になるおそれもある。そこで、
この高所作業車10には本考案に係る安全装置が備えら
れている。以下、その安全装置について、図2を用いて
説明する。
【0012】安全装置20は、操作状態検出器21と、
エンジン作動検出器22と、規制処理器23とから構成
されている。操作状態検出器21は、操作装置18から
の操作信号の出力の有無により、操作装置18が操作状
態にあること及び非操作状態にあることを検出する。そ
して、操作装置18が操作状態にあることを検出したと
きはHレベルの検出信号を出力し、非操作状態にあるこ
とを検出したときはLレベルの検出信号を出力する。エ
ンジン作動検出器22は、エンジン32の回転信号をピ
ックアップすることによりエンジン32が作動状態にあ
ることを検出して、検出信号を出力する。
【0013】規制処理器23には、操作状態検出器21
およびエンジン作動検出器22から出力された検出信号
が入力される。そして、操作状態検出器21からHレベ
ルの検出信号が入力されている場合において、エンジン
作動検出器22からの検出信号の入力が開始されたとき
(即ち、エンジン32が始動されたとき)は、たとえ操
作信号出力制御回路35に対して操作装置18からの操
作信号が入力されていても、その出力制御回路35から
の励磁信号の出力を規制する。さらに、その後(エンジ
ン作動検出器22からの検出信号の入力が開始された
後)に、操作状態検出器21からLレベルの検出信号が
入力されたときは、出力制御回路35における励磁信号
の出力規制を解除する。
【0014】このように構成された安全装置20では、
作業者が操作装置18が操作状態になっていることに気
付かずにエンジン32を始動した場合でも、規制処理器
23による操作信号出力制御回路35からの励磁信号の
出力規制が働くため、油圧制御バルブ33は中立位置に
戻り、油圧アクチュエータ14〜16には作動油供給が
行われない。このため、ブーム13等がエンジン32の
始動とともに突然動き出すような事態を防止することが
できる。そして、エンジン32を始動した後に、操作装
置18が操作状態になっていることに気付いた作業者
が、一旦これを非操作状態に戻すことにより上記励磁信
号の出力規制が解除され、次に操作装置18を操作すれ
ば、その操作に応じてブーム13等を作動させることが
できる。
【0015】なお、上記実施例では、作業装置として高
所作業車を例に説明したが、本考案に係る安全装置はこ
れ以外の作業装置にも採用することができる。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案の安全装置では、
操作手段が操作状態にあることが検出されている場合に
おいてエンジンが始動したことが検出されたときは、作
業装置の作動規制が行われる。このため、作業者が、操
作手段が操作されていることに気付かずにエンジンを始
動させてしまった場合でも、作業装置が突然作動を開始
するような事態を確実に回避できる。そして、エンジン
の始動後は、操作手段が一旦非操作状態に戻されること
により作業装置の作動規制が解除されるため、作業者は
次に操作手段を操作した時点から安全に作業を開始する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る安全装置を備えた高所作業車の斜
視図である。
【図2】上記安全装置の構成図である。
【符号の説明】
10 高所作業車 18 操作装置 31 油圧ポンプ 32 エンジン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを駆動源として備え、操作手段
    の操作に応じて作動制御される作業装置の安全装置であ
    って、 前記操作手段が操作状態にあること及び非操作状態にあ
    ることを検出する操作状態検出手段と、 前記エンジンが作動状態にあることを検出するエンジン
    作動検出手段と、 前記操作状態検出手段により前記操作手段が操作状態に
    あることが検出されている場合において、前記エンジン
    作動検出手段による前記エンジンの作動状態の検出が開
    始されたときは前記作業装置の作動を規制し、この後前
    記操作状態検出手段により前記操作手段が非操作状態に
    あることが検出されたときは前記作業装置の作動規制を
    解除する規制処理手段とから構成されることを特徴とす
    る作業装置の安全装置。
JP4180592U 1992-05-26 1992-05-26 作業装置の安全装置 Expired - Fee Related JP2548990Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180592U JP2548990Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 作業装置の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180592U JP2548990Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 作業装置の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0595997U JPH0595997U (ja) 1993-12-27
JP2548990Y2 true JP2548990Y2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=12618550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4180592U Expired - Fee Related JP2548990Y2 (ja) 1992-05-26 1992-05-26 作業装置の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548990Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0595997U (ja) 1993-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0721510Y2 (ja) 作業車の操作装置
JP2548990Y2 (ja) 作業装置の安全装置
JP4282119B2 (ja) 作業機の油圧駆動制御装置
JPH04133699U (ja) 作業装置の安全装置
JP2004262629A (ja) 作動制御装置
JP2548982Y2 (ja) ブーム作業車の安全装置
JP2002046997A (ja) 作業用車両の安全装置
JP2580018Y2 (ja) 高所作業車の格納装置
JPH075120Y2 (ja) 高所作業車のブーム作動規制装置
JPH0721699U (ja) ブーム作業車の制御装置
JP2550371Y2 (ja) ブーム旋回装置の旋回駆動制御装置
JP2006027778A (ja) 高所作業車の作業台レベリング装置
JPS5816445Y2 (ja) 車載油圧作動装置の安全装置
JPH1192096A (ja) 高所作業車の干渉防止装置
JP2554597Y2 (ja) 油圧作業装置のオートアクセル装置
JP2550360Y2 (ja) 作業装置の安全装置
JPH0628554Y2 (ja) 高所作業車における吊上装置の安全装置
JPH11209097A (ja) 作業車のブーム作動制御装置
JPH0721506Y2 (ja) ブーム作業車の作動規制装置
JP3763618B2 (ja) ブ−ム式作業機の自動制御装置
JPH0680800U (ja) 作業車の架装物作動装置
JP2538945Y2 (ja) ブーム作業車の安全装置
JP2001341982A (ja) 作業車両のアウトリガ制御装置
JP2510313Y2 (ja) ブ―ム付き作業車の安全装置
JPH0575296U (ja) 油圧作業装置の安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees