JPH0680800U - 作業車の架装物作動装置 - Google Patents

作業車の架装物作動装置

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JPH0680800U
JPH0680800U JP2719293U JP2719293U JPH0680800U JP H0680800 U JPH0680800 U JP H0680800U JP 2719293 U JP2719293 U JP 2719293U JP 2719293 U JP2719293 U JP 2719293U JP H0680800 U JPH0680800 U JP H0680800U
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JP
Japan
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jack
vehicle body
boom
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vehicle
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JP2719293U
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English (en)
Inventor
祐介 山崎
三喜男 細野
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Aichi Corp
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドブレーキが制動操作されていない場合
には、ジャッキ、ブーム等の架装物の作動を行わないよ
うにする作業車の架装物作動装置を得る。 【構成】 ジャッキの接地作動制御用の信号を出力する
ジャッキ操作手段21および車体上に配設されたブーム
の作動制御用の信号を出力するブーム操作手段22から
の信号に基づいてジャッキの接地作動およびブームの作
動の制御を行うコントローラ20とを備えている。そし
て、サイドブレーキが制動操作検出器17aにより制動
操作されていないことが検出された場合には、コントロ
ーラ20による作動の制御を阻止する制御阻止手段17
bを備えている。これにより、サイドブレーキが制動操
作されていない場合にはジャッキ15、16およびブー
ム13等の作業装置は作動しないため車体が勝手に走行
することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業車のジャッキおよび作業装置等の架装物の作動装置に関し、さ らにはサイドブレーキが制動操作されていない場合には架装物の作動を行わない ようにする作業車の架装物作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車やクレーン車のように車体上に起伏旋回等が自在なブーム等の作業 装置を備えた作業車の前後左右にはジャッキが取り付けられている。そして、こ れらのジャッキを適宜伸長させてその下端に取り付けられた接地板を接地させる ことにより、ブームの自重や先端荷重をもとに車体を転倒させる方向に作用する モーメント(以下転倒モーメントと称する)に抗して車体を安定に支持すること ができる。
【0003】 このような高所作業車においては、サイドブレーキは前輪若しくは後輪のいず れか一方にしか作用しない。このため、ジャッキの接地場所が坂道等の斜面であ る場合には、斜面において車両が勝手に走行することを防止するために、サイド ブレーキが作用しない方の車輪を下向きに位置させ、その車輪側に備えられてい るジャッキ(以下下側ジャッキと称する)を先に伸長させて接地させる必要があ る。したがって、各々のジャッキの伸長量を自動的に制御する自動モードを備え た作業車においては、必ず下側ジャッキから接地させるような制御を行い、手動 モードにおいても必ず下側ジャッキから接地させるように作業車の取扱説明書に 記載し、作業者への注意を喚起していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、高所作業車が位置している斜面が、サイドブレーキの制動操作 を行わなくても高所作業車が勝手に走行することがないくらいに緩やかである場 合に、作業者が誤ってサイドブレーキの制動操作を行わず、斜面の上方に位置し ているジャッキを先に伸長作動させてしまうことがある。この場合、斜面の傾斜 角度に加えてジャッキのインナポストのストローク分の傾斜が車体に加わること となり、高所作業車の傾きが大きくなるため、坂道を勝手に走行してしまう場合 があるという問題があった。
【0005】 また、ジャッキの接地時はサイドブレーキが制動操作されていても、作業中に 制動操作が解除された場合には、ジャッキの格納時に車両が斜面を走行してしま うことがあるという問題もあった。さらに、高所作業車を停車させた場所によっ ては、サイドブレーキを制動操作しないでブームの操作を行った場合に、作業車 の重心が移動して車体が動きだしてしまうことがあるという問題を生じる場合も あった。
【0006】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、サイドブレーキが制 動操作されていない場合には、作業車のジャッキあるいはブーム等の架装物の作 動を行わないようにする作業車の架装物作動装置を提供することを目的としてい る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】
上記の目的を達成するために、本考案の架装物作動装置では、車体に備えられ たサイドブレーキが制動操作検出器により制動操作されていないことが検出され た場合には、車体に備えられたジャッキの接地作動制御用の信号を出力するジャ ッキ操作手段および車体上に配設された作業装置の作動制御用の信号を出力する 作業装置操作手段からの信号に基づいてジャッキの接地作動および作業装置の作 動の制御を行うコントローラによる作動の制御を阻止する制御阻止手段とを備え ている。したがって、このような架装物作動装置では、車体に備えられたサイド ブレーキを制動操作しない場合には、作業車のジャッキあるいはブーム等の架装 物が作動することがない。このため、サイドブレーキを操作し忘れた場合でも、 車体が勝手に走行することを防止することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。まず、 図2は、本考案に係る架装物作動装置を備えた高所作業車を示している。この高 所作業車10の車体11の後部には、車体11に対して水平旋回が自在な旋回台 12が配設されている。この旋回台12の上部には、テレスコピックに(入れ子 式に)伸縮自在に構成されたブーム13が起伏自在に取り付けられている。さら に、ブーム13の先端には、作業台14が水平に取り付けられており、この作業 台14に搭乗した作業者は、旋回台12やブーム13の作動を通じて任意の高所 に移動することができる。ここで、この旋回台12およびブーム13等は請求項 に記載の作業装置に相当するものである。
【0009】 ここで、ブーム13が起仰、伸長作動すると、車体11にはブーム13や作業 台14の重量に基づくモーメントが車体11を転倒させる方向に作用する。そし て、車体11を地面に対して支持するために、車体11の前部の左右にはジャッ キ15(以下前ジャッキと称する)が取り付けられ、車体11の後部の左右には ジャッキ16(以下後ジャッキと称する)が車体11の前後左右の4箇所に取り 付けられている。
【0010】 このジャッキ15、16は、車体11の側面に取り付けられたアウタポスト1 5a、16aと、このアウタポスト15a、16aに上下方向に伸縮自在に挿入 されたインナポスト15b、16bと、両ポスト15a、16a、15b、16 bに内蔵されたジャッキシリンダ(図示せず)とから構成されている。ジャッキ シリンダの上端はアウタポスト15a、16aに取り付けられ、下端はインナポ スト15b、16bに取り付けられている。
【0011】 そして、その下端部に取り付けられた接地板15c、16cが接地反力を受け るまでジャッキシリンダを伸長させることによりインナポスト15b、16bを 下方に伸長させると、車体11を地面に対して支持することができる。また、こ のジャッキ15、16には、接地板15c、16cが十分な接地反力を受けたこ と(ジャッキが伸長操作されたこと)を検出するために、リミットスイッチ等か ら構成される接地検出器15e、16eが各々のジャッキ15、16に備えられ ている。
【0012】 このように構成された作業車において、旋回台12の旋回作動やブーム13の 起伏、伸縮作動並びにジャッキ15、16の伸縮作動は、油圧モータ、油圧シリ ンダ等の油圧機器によってなされる。これらの油圧機器の作動は、図1に示すよ うに、油圧ポンプ19から供給される油圧の給排制御を行う切換バルブ18を介 して送られる油圧によってなされる。この切換バルブ18の作動制御は、ジャッ キ接地作動制御用の信号を出力するジャッキ操作手段21と、ブーム作動制御用 の信号を出力するブーム操作手段22からの制御信号に基づいて、コントローラ 20から送信される制御信号によってなされる。
【0013】 また、車体11にはサイドブレーキが制動操作されたことを検出する制動操作 検出器17aが備えられ、この制動操作検出器17aによってサイドブレーキが 制動操作されていないことが検出された場合には、コントローラ20からの制御 信号の送信を阻止する制御阻止手段17bが備えられている。ここで、この制動 操作検出器17aおよび制御阻止手段17bは、それぞれ独立したスイッチ等に より構成してもよいが、サイドブレーキが制動操作されたときにオン状態となる ような単体の制動検出スイッチ17によって構成してもよい。
【0014】 切換バルブ18の制御は、電源25からの操作制御用の電力が、ジャッキ操作 手段21およびブーム操作手段22を操作することにより、コントローラ20を 介して供給されることによってなされる。そして、制動検出スイッチ17は、電 源25とジャッキ操作手段21との間に備えられており、接地検出器15e、1 6eは、制動検出スイッチ17を介して電源25とブーム操作手段22との間に 備えられている。
【0015】 ここで、上記のように構成され、サイドブレーキが後輪に作用する高所作業車 において傾斜地でのジャッキ操作について説明する。ジャッキ操作は、ジャッキ 操作手段21に備えられた複数の操作レバーを操作することにより行われる。こ の場合、車体11の後輪に作用しているサイドブレーキ(図示せず)の制動力を 維持させて車体11の移動を防止するために、まず、前ジャッキ15のジャッキ シリンダを伸長させ、インナポスト15bを伸長させることにより接地板15c を接地させる。そして、さらに車体11が水平になるまで前ジャッキ15のジャ ッキシリンダを伸長させる。その後、後ジャッキ16のジャッキシリンダを伸長 させ、接地板16cが接地反力を受けるまでインナポスト16bを伸長させるこ とにより車体11を水平に支持する。
【0016】 しかしながら、高所作業車が位置している斜面が、サイドブレーキの制動操作 を行わなくても高所作業車が勝手に走行することがないくらいに緩やかである場 合に、作業者が誤ってサイドブレーキの制動操作を行わず、斜面の上方に位置し ているジャッキを先に伸長作動させてしまうことがある。この場合、斜面の傾斜 角度に加えてジャッキのインナポストのストローク分の傾斜が車体11に加わる こととなり、高所作業車10の傾きが大きくなるため、坂道を勝手に走行してし まう場合がある。また、この場合に、ブーム13および旋回台12の操作を行っ たことにより高所作業車10の重心が移動し、走行してしまう場合もある。そこ で、本考案に係る作業車の架装物作動装置によって高所作業車10が坂道を勝手 に走行しないような制御を行う。
【0017】 この架装物作動装置は、サイドブレーキが制動操作されていない場合には、制 動検出スイッチ17はオフ状態であるためジャッキ操作手段21およびブーム操 作手段22への電源25からの電力の供給は阻止されている。したがって、サイ ドブレーキが制動操作されていない場合には、ジャッキ操作手段21およびブー ム操作手段22を操作してもジャッキ15、16、ブーム13および旋回台12 等の作動は行われない。
【0018】 また、サイドブレーキを制動操作した後にジャッキ15、16の接地作動を行 った場合であっても、ジャッキ15、16によって車体11を支持している間に 誤って作業者がサイドブレーキを解除してしまう場合がある。この場合には、作 業終了後にジャッキ15、16を縮小作動させた場合に、接地板15c、16c の接地反力がなくなった時点で高所作業車10は斜面を勝手に走行することとな る。しかしながら、本考案に係る架装物作動装置によれば、サイドブレーキが制 動操作されていない場合には、ジャッキ15、16の縮小作動も行うことができ ない。したがって、ジャッキによって車体を支持し続けるため、高所作業車10 が斜面を勝手に走行することを防止することができる。
【0019】 なお、上記の実施例においては、ブーム13の起伏、伸縮等の作動を行う場合 は、サイドブレーキを制動操作して制動検出スイッチ17をオン状態にし、ジャ ッキ15、16を接地作動させて接地検出器15e、16eをオン状態にした後 でなければブーム13の各作動を行うことができない。したがって、ジャッキ1 5、16が未接地状態でブーム13の作動を行うことにより、車体11に転倒モ ーメントが作用して車体11が不安定になることも防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る作業車の架装物作動装置は、車体に備えられたジ ャッキの接地作動制御用の信号を出力するジャッキ操作手段および車体上に配設 された作業装置の作動制御用の信号を出力する作業装置操作手段からの信号に基 づいてジャッキの接地作動および作業装置の作動の制御を行うコントローラとを 備えている。そして、サイドブレーキが制動操作検出器により制動操作されてい ないことが検出された場合には、コントローラによる作動の制御を阻止する制御 阻止手段を備えている。これにより、サイドブレーキが制動操作されていない場 合にはジャッキおよびブーム等の作業装置は作動しないため車体が勝手に走行す ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る作業車の架装物作動装置のブロッ
ク図である。
【図2】上記架装物作動装置を備えた高所作業車の側面
図である。
【符号の説明】
10 高所作業車 11 車体 12 旋回台 13 ブーム 14 作業台 15 前ジャッキ 16 後ジャッキ 15e、16e 接地検出器 17 制動検出スイッチ(制動操作検出器、制御阻止手
段) 19 油圧ポンプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に備えられたサイドブレーキと、 前記サイドブレーキが制動操作されたことを検出する制
    動操作検出器と、 前記車体の前後左右に、この車体を安定支持するために
    備えられたジャッキと、 前記車体上に配設された作業装置と、 作業者によって操作され前記ジャッキの接地作動制御用
    の信号を出力するジャッキ操作手段と、 作業者によって操作され前記作業装置の作動制御用の信
    号を出力する作業装置操作手段と、 前記ジャッキ操作手段および前記作業装置操作手段から
    の信号に基づいて前記ジャッキの接地作動および前記作
    業装置の作動の制御を行うコントローラと、 前記サイドブレーキが制動操作されていないことが前記
    制動操作検出器により検出された場合には、前記コント
    ローラによる前記ジャッキの接地作動および前記作業装
    置の作動の制御を阻止する制御阻止手段とを備えたこと
    を特徴とする作業車の架装物作動装置。
JP2719293U 1993-04-26 1993-04-26 作業車の架装物作動装置 Pending JPH0680800U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015048028A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 株式会社タダノ 作業車のジャッキ操作制御装置
JP2015209149A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 日野自動車株式会社 電動パーキングブレーキ制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0233162B2 (ja) * 1981-06-06 1990-07-25 Dokutoru Yohanesu Haidenhain Gmbh

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