JP3735478B2 - 高所作業車の安全装置 - Google Patents

高所作業車の安全装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3735478B2
JP3735478B2 JP37313298A JP37313298A JP3735478B2 JP 3735478 B2 JP3735478 B2 JP 3735478B2 JP 37313298 A JP37313298 A JP 37313298A JP 37313298 A JP37313298 A JP 37313298A JP 3735478 B2 JP3735478 B2 JP 3735478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
moment
allowable
overturning
operating state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP37313298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000198698A (ja
Inventor
典久 高橋
紀好 中島
健司 亀井
英明 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP37313298A priority Critical patent/JP3735478B2/ja
Publication of JP2000198698A publication Critical patent/JP2000198698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3735478B2 publication Critical patent/JP3735478B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、高所作業車の安全装置に関し、さらに詳細には、車体上に伸縮、起伏且つ旋回動自在に設けられたブームに作用するモーメントの大きさにより伸縮ブームの作動範囲を規制する高所作業車の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高所作業を行なうものとして、車体上に起伏自在な作業装置を有する作業車として、例えば、クレーン車や高所作業車等を例示することができる。このうち高所作業車は、車体上に旋回動自在な旋回台と、この旋回台上に油圧シリンダによって起伏動及び伸縮動自在に設けられたブームと、このブームの先端部に作業者が搭乗して常時水平状態が維持される作業台とを有しているものがある。作業台に搭乗した作業者は作業台に設けられた操作装置を使用してブームの作動を操作する。
【0003】
また、高所作業車には、ブームの作動により車両の重心が移動して車両が不安定になるのを防止するためのアウトリガジャッキが車体の幅方向に設けられ、高所作業を行なう際にはこのアウトリガジャッキを張り出して車両を安定支持する。しかしながら、ブームが作動すると車体を転倒させる方向へ作用する転倒モーメントにより車両を転倒させる虞が生じるため、転倒モーメントが許容転倒モーメントを越えないように、ブームの旋回位置や起伏角度やブーム伸長量等に応じたモーメントを検出し、この検出モーメントが許容転倒モーメントを越えたときにブームの作動を規制するモーメントリミッタ(以下、「安全装置」と記す。)が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高所作業中において検出モーメントの値が変動して大きくなり安全装置がブームの全作動を規制した場合、この検出モーメント値の変化の原因が荷物の積み過ぎによるものなのか、又はブームが建造物等に押し付けられたことによるものなのかについて安全装置は判断できない。従って、ブームの作動規制を解消するための手段を作業者が容易に決定できず試行錯誤になる。また、ブームが作動中はその動荷重によるモーメントも検出するので、一時的に検出モーメントが許容転倒モーメントを越えたときでも安全装置がブームの作動を規制して作業効率を低下させる、という問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ブームの作動が規制された場合、作動規制の原因を容易に判定することができ、且つその作動規制の解消手段を容易に特定できる安全装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の高所作業車の安全装置は、車体と、車体上に設けられ少なくとも起伏動自在なブーム(例えば、実施形態における伸縮ブーム9)と、ブームの先端部に作用する荷重により車体を転倒させる方向に作用するモーメントを検出するモーメント検出手段(例えば、実施形態における起伏角センサ33、伸長センサ35、旋回角センサ37、軸力センサ39、モーメントセンサ40)と、ブームの先端部に作用する荷重を受けて車体に作用するモーメントの許容値である許容転倒モーメントを設定する転倒モーメント設定手段(例えば、実施形態における第1メモリ65)と、ブームの先端部に定格荷重を作用させたときに少なくともブーム及び車体の破損強度の許容値である許容強度モーメントを設定する強度モーメント設定手段(例えば、実施形態における第2メモリ67)と、モーメント検出手段により検出された検出モーメントが転倒モーメント設定手段に設定された許容転倒モーメント及び強度モーメント設定手段に設定された許容強度モーメントのいずれかを越えている場合にはブームの転倒モーメント増大方向への作動を規制するブーム作動規制手段(例えば、実施形態におけるコントローラ43)とを有することが好ましい。
【0007】
検出モーメントが許容転倒モーメントを越えている場合にはブーム作動規制手段がブームの転倒モーメント増大方向への作動を規制するので、車両の転倒や伸縮ブーム等の損傷を未然に防止することができる。
【0008】
ブーム作動規制手段はブームが作動状態又は停止状態にあるか否かを判定するブーム作動状態判定手段を有し、転倒モーメント設定手段により設定される許容転倒モーメントとして、順番に大きくなる値を有した第1許容転倒モーメント、第2許容転倒モーメント及び第3許容転倒モーメントを設定することが好ましい。許容強度モーメントについては第1許容モーメント、第2許容モーメントを設定する。また、強度モーメント設定手段により設定される許容強度モーメントは、ブームの先端部の作業半径に対応して設定する。
【0009】
検出モーメントが第1許容転倒モーメントを越えている場合には、ブーム作動状態判定手段により判定されるブームの作動状態に拘わらず、ブーム作動規制手段が転倒モーメントを増加させる方向へのブームの作動を規制することで、車両の転倒や伸縮ブームや車体等の損傷を発生させる方向へのブームの作動を規制することができる。
【0010】
また、ブーム作動状態判定手段によりブームが停止状態にあると判定され、且つ検出モーメントが第1許容強度モーメントを越えている場合、又は第2許容転倒モーメントを越えている場合には、ブーム作動規制手段がブームの全作動を停止させ、ブーム作動状態判定手段によりブームが作動状態にあると判定され、且つ検出モーメントが第2許容強度モーメントを越えている場合、又は第3許容転倒モーメントを越えている場合には、ブーム作動規制手段がブームの縮小作動を除いた全作動を停止させることが好ましい。
【0011】
ブーム作動状態判定手段がブームの停止状態を判定し、且つ検出モーメントが許容強度モーメントを越えている場合、即ち、ブームが停止状態で過積載の状態にある場合は、伸縮ブームの全作動を停止させる。このため、負荷を減少させなければ伸縮ブームが作動しないので、伸縮ブームや車体等の損傷を未然に防止することができる。
【0012】
また、ブームが停止状態を判定し、検出モーメントが第2許容転倒モーメントを越えている場合、ブーム作動規制手段がブームの全作動を停止させる。この場合、ブームの作動を一部許容する(例えば、伸縮ブームの起仰や縮小作動を許容する)と、負荷が過積載の状態のときに伸縮ブームを元の位置に戻すことができなくなる場合があるので伸縮ブームの作動を全停止させ、負荷を減少させる機会を確保した。
【0013】
さらに、ブーム作動状態判定手段がブームの作動状態を判定し、且つ検出モーメントが第2許容強度モーメントを越えている場合には、ブームの縮小作動を除いた全作動が停止する。即ち、ブームが作動中であって過積載の状態にある場合には、検出モーメントを小さくする方向への伸縮ブームの作動(即ち、伸縮ブームの縮小作動)以外の作動を停止する。このため、車両の転倒や伸縮ブーム等の損傷を未然に防止することができる。ここで、ブームが作動中であって過積載の状態とは、例えば、ブームの先端部が構造物等に押し付けられている状態を例示することができる。
【0014】
また、ブーム作動状態判定手段がブームの作動状態を判定し、且つ検出モーメントが第3許容転倒モーメントを越えている場合には、ブーム作動規制手段がブームの縮小作動を除いた全作動を停止させる。即ち、ブームが作動中にその先端部が構造物等に押し付けられて検出モーメントが第3許容転倒モーメントを越えている場合には、ブーム作動規制手段がブームの縮小作動を除いた全作動を停止する。これにより、車両の転倒や伸縮ブーム等の損傷を未然に防止することができる。
【0015】
ブーム作動状態判定手段は、例えば、ブームの作動を指示する作動信号が出力されているか否かによりブームの作動・停止状態を判定することを例示できる。また、ブームが作動状態から停止状態に切り替わったときは、ブーム作動状態判定手段は停止状態になったときから所定時間の経過の時までを作動状態と判定することが好ましい。ブームが作動状態から停止状態に切り替わると、ブームはすぐに停止するわけではなく、所定時間の経過の時まで揺れた後に停止する。このため、ブームが作動状態から停止状態に切り替わったときには所定時間の経過の時まで作動状態にあるとブーム作動状態判定手段が判定する。また、転倒モーメント設定手段に設定される第1許容転倒モーメント、第2許容転倒モーメント及び第3許容転倒モーメントは安全率を考慮して車両が転倒しない限界のモーメントの範囲内で任意の値に設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。本実施の形態は車体上に伸縮動且つ旋回動自在な伸縮ブームを有した高所作業車の態様を示す。
【0017】
最初に本発明の安全装置を説明する前にこの安全装置を有した高所作業車を説明する。高所作業車1は、図1に示すように、トラックをベースとして構成されており、車両の前方に配置された運転キャビン3と、この運転キャビン3よりも後側に延出する車体5と、車体5の後側上部に配置され旋回動自在な旋回台7と、旋回台7の上部に枢結されて伸縮動自在な伸縮ブーム9と、伸縮ブーム9の先端部に上下方向に揺動自在に連結された作業台11とを有している。
【0018】
車体5の前後であってその左右外側には車両を安定支持するアウトリガジャッキ13が設けられ、旋回台7の下方であって車体5の内部には旋回台7を旋回作動させる油圧モータ15が設けられている。伸縮ブーム9の側壁下部と旋回台7の下部との間には起伏シリンダ17が揺動自在に連結されており、この起伏シリンダ17を伸縮作動させることで、伸縮ブーム9が起伏作動するように構成されている。伸縮ブーム9にはこれを伸縮作動させる伸縮シリンダ19が内蔵されている。伸縮ブーム9の先端部には上下方向に揺動自在な垂直ポスト21が設けられ、この垂直ポスト21の先端部に旋回動自在な作業台11が設けられている。垂直ポスト21の上部と伸縮ブーム9の先端部との間にはレベリングシリンダ23が揺動自在に連結されており、レベリングシリンダ23の伸縮作動を制御することで、垂直ポスト21が伸縮ブーム9の起伏角度に係わらず常時垂直状態に保持されて、作業台11が常に水平状態に保持される。作業台11上には伸縮ブーム9の作動を作業者が操作する操作装置25が設けられ、これと同様の操作装置25が旋回台7の側部にも設けられている。このため、作業台11に搭乗した作業者により伸縮ブーム9の作動を操作することができるとともに、車両の下部から伸縮ブーム9を操作することもできる。また、車体5の前側上部には上方へ突出するブーム受け27が設けられており、このブーム受け27に倒伏させた伸縮ブーム9を載置することで、伸縮ブーム9が車体5上に格納される。
【0019】
次に、安全装置を説明する。安全装置29は、図2に示すように、操作装置25と起伏角センサ33と伸長センサ35と旋回角センサ37と軸力センサ39と規制解除スイッチ(SW)41とコントローラ43と作業範囲規制灯(ML規制灯)45と荷重表示器47と過積載ブザー49とを有し、更に、安全装置29には起伏シリンダ17の作動を制御するブーム起伏バルブ51と、伸縮シリンダ19の作動を制御するブーム伸縮バルブ53と、油圧モータ15の作動を制御するブーム旋回バルブ55と、作業台11を旋回させる首振りモータ57の作動を制御する作業台首振りバルブ59が接続されている。尚、起伏角センサ33と伸長センサ35と旋回角センサ37と軸力センサ39とを併せて以下「モーメントセンサ40」と記す。また、ブーム起伏バルブ51とブーム伸縮バルブ53とブーム旋回バルブ55と作業台首振りバルブ59とを併せて以下「バルブ60」と記す。
【0020】
操作装置25は作業台11の位置を所望の位置に移動させるためにバルブ60の作動をコントロールする。起伏角センサ33は伸縮ブーム9の水平レベルに対する起伏角度に対応する信号を出力し、伸長センサ35は伸縮ブーム9の伸長量に対応した大きさの信号を出力する。旋回角センサ37は旋回台7の旋回角度に対応した大きさの信号を出力し、軸力センサ39は起伏シリンダ17の軸方向に作用する力(軸力)に対応した大きさの信号を出力する。規制解除SW41はコントローラ43により規制された伸縮ブーム9の作動を強制的に解除する機能を有し、作業者が規制解除SW41を操作する。
【0021】
また、コントローラ43は伸縮ブーム9が動作中か停止中かを判定するブーム作動判定部61を有し、この作動判定部61はコントローラ43がバルブ60へ駆動信号を出力しているか否かで伸縮ブーム9が動作中か停止中かを判定する。但し、伸縮ブーム9を作動状態から停止状態に切り替えるために、出力していた駆動信号が停止したときには、駆動信号の出力を停止したときから所定時間の経過の時までは伸縮ブームが作動状態であると作動判定部61は判定する。更に、コントローラ43は前述したモーメントセンサ40が故障しているか否かを判定するセンサ異常判定部63と、伸縮ブーム9の先端部に作用する荷重を受けて車体5を転倒させる方向へ作用する転倒モーメントの許容値であり安定度上の限界である許容転倒モーメントを設定する第1メモリ65と、伸縮ブーム9の先端部に定格荷重を作用させたときの少なくとも伸縮ブーム9及び車体5の破損強度の許容値であり強度上の限界である許容強度モーメントを設定する第2メモリ67とを有している。
【0022】
図3は作業台11の作業半径Rに対する車両に作用するモーメントMとの関係を示している。第1メモリ65に設定される安定度上の限界である許容転倒モーメントM0としては、同図に示すように、順番に大きくなる値を有した第1許容転倒モーメントM1、第2許容転倒モーメントM2及び第3許容転倒モーメントM3が設定されている。ここで、第1許容転倒モーメントM1の大きさをA(定数)とすると、第2許容転倒モーメントM2を1.05Aとし、第3許容転倒モーメントM3を1.13Aとすることができる。尚、許容転倒モーメントM0として設定される第1許容転倒モーメント等M1,M2,M3の大きさの関係は前述したものに限られず、車体5が転倒し始める実転倒モーメントを越えない範囲内で安全率を考慮して設定することができる。作業台11はその作業半径Rがr1からr2の範囲内で移動することができるように構成されている。また、第2メモリ67には作業台11の作業半径Rに対応した強度上の限界の許容強度モーメントである第1許容強度モーメントM4と第2許容強度モーメントM5とが設定されている。
【0023】
また、図2に示すコントローラ43は、モーメントセンサ40による検出信号に基づいて車体5を転倒させる方向に作用する転倒モーメントを算出し、この算出された転倒モーメントが第1許容転倒モーメントM1を越えている場合には、伸縮ブーム9の倒伏作動と伸長作動と転倒モーメントを増加させる方向への旋回台7の旋回作動を規制する(以下、この規制を「作業範囲規制(ML規制)」と記す。)。尚、このとき、作業台11の旋回作動は規制しない。
【0024】
更に、ブーム作動判定部61により伸縮ブーム9が停止状態にあると判定され、且つ転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4を越えている場合、又は第2許容転倒モーメントM2を越えている場合には、コントローラ43が伸縮ブーム9の全作動を規制する(以下、この規制を「過荷重規制」と記す。)。即ち、作業台11上に定格荷重を越えた荷重(以下、「過荷重」と記す。)が作用した場合には伸縮ブーム9等が損傷する虞があるので、これを回避するために伸縮ブーム9の全作動を規制して、作業台11に載置された荷物を降ろすことで過荷重状態を解除することができる。ところで、過荷重状態で作業範囲規制により伸縮ブーム9を安全側(転倒モーメントを減少させる方向)への作動を許容すればよいと考えられるが、伸縮ブーム9を安全側に作動させると作業台11が元の位置に戻ることができなくなり、結局、作業台11に搭載された荷物を降ろせず過荷重状態が解消されないので、伸縮ブーム9の全作動を規制して荷物を降ろさなければ伸縮ブーム9の作動規制が解除されないようにした。
【0025】
更に、コントローラ43は、ブーム作動判定部61により伸縮ブーム9が作動状態にあると判定され、且つ転倒モーメントが伸縮ブーム9の作業半径Rに対応した第2許容強度モーメントM5を越えている場合、又は第3許容転倒モーメントM3を越えている場合には伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動を停止させる(以下、この規制を「押し付け規制」と記す。)。即ち、伸縮ブーム9が作動中に作業台11が構造物等に押し付けられて転倒モーメントが強度上の限界である第2許容強度モーメントM5を越えている場合には、伸縮ブーム9等が損傷する虞があるので、伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動を停止させる。尚、作業台11が建造物等に押し付けられたときは車両を転倒させる転倒モーメントは小さくなるので安全率を小さくすることができる。このため、許容転倒モーメントM0の値として,第1許容転倒モーメントM1や第2許容転倒モーメントM2よりも大きな値の第3許容転倒モーメントM3を設定している。そして、転倒モーメントがこの第3許容転倒モーメントM3を越えている場合には、作業台11による建造物等の押し付けを回避するために、伸縮ブーム9を縮小作動させる。ここで、作業台11が建造物等に押し付けられたときに伸縮ブーム9の全作動を停止させることも考えられるが、伸縮ブーム9の縮小作動により作業台11が構造物等をさらに押し付けることは極めて稀であることから伸縮ブーム9の縮小作動のみを許容している。
【0026】
図2に示すML規制灯45は伸縮ブーム9に作用する転倒モーメントが第1許容転倒モーメントM1を越えている状態のときに点灯する。また、転倒モーメントが許容強度モーメントM0を越えている場合には、軸力センサ39が検出した検出信号に基づいて作業台11に搭載された搭載荷重を荷重表示器47が表示し、且つ過積載ブザー49が音を発生する。
【0027】
次に、本発明の安全装置29の作用を図1から図4を使用して説明する。図4は安全装置29の作用の態様を示し、この態様に従って安全装置29の作用を説明する。同図に示す態様1は、伸縮ブーム9が停止状態又は作動状態であって、転倒モーメントの大きさが第1許容転倒モーメントM1のそれ以上のときの態様を示す。最初に、図1に示す作業台11に搭乗した作業者が操作装置25を操作して伸縮ブーム9を作動させ、作業台11を所望の位置に移動させる。これと同時に、図2に示すモーメントセンサ40が作動し、これらの検出信号がコントローラ43に送信される。コントローラ43はこれらの検出信号に基づいて車体5に作用する転倒モーメントを算出する。このとき、検出信号が異常な値であるときには、センサ異常判定部63がモーメントセンサ40のいずれかの異常を検知してコントローラ43がML規制灯45を点滅させて、モーメントセンサ40が故障状態にあることを作業者に知らせる。
【0028】
モーメントセンサ40が正常であるときには、コントローラ43が転倒モーメントと第1メモリ65に設定されている第1許容転倒モーメントM1の大きさを比較し、転倒モーメントが第1許容転倒モーメントM1以上であるときには、伸縮ブーム9の倒伏作動と伸長作動と転倒モーメントを増加させる方向への旋回台7の旋回作動を規制する。即ち、伸縮ブーム9の倒伏作動をコントロールするブーム起伏バルブ51の作動を規制し、伸縮ブーム9の伸長作動をコントロールするブーム伸縮バルブ53の作動を規制し、油圧モータの作動をコントロールする作業台首振りバルブ59を規制する。このとき、コントローラ43がML規制灯45を点灯させて作業台11の位置が第1許容転倒モーメントM1を越える状態にあることを作業者に知らせ、作業台11に搭乗した作業者がこれを認識し、操作装置25を操作して伸縮ブーム9を転倒モーメントを減少させる側(安全側)に移動させる。尚、転倒モーメントが第1許容転倒モーメントM1を越えていないときには、コントローラ43は伸縮ブーム9の作動規制を行なわず、伸縮ブーム9の移動を許容する。
【0029】
次に、図4に示す態様2について説明する。態様2は伸縮ブーム9が停止状態であって、転倒モーメントの大きさが第2許容転倒モーメントM2のそれ以上のときである。即ち、図3に示すように作業台11の作業半径Rがr3以上r2以下であって、転倒モーメントが第2許容転倒モーメントM2よりも大きくしかも強度上の限界ラインである第2許容強度モーメントM5よりも小さい範囲の領域内にあるときである。この領域内では、図2に示すコントローラ43がブーム作動判定部61によりバルブ60へ作動信号を出力していないことを判定し、第1メモリ65に設定されている第2許容転倒モーメントM2と転倒モーメントとの大きさを比較し、転倒モーメントが第2許容転倒モーメントM2以上であるときには伸縮ブーム9の全作動を規制する。これと同時に、コントローラ43がML規制灯45を点灯させ、過積載ブザー49を鳴らし、荷重表示器47に作業台11に搭載されて搭載荷重を表示させる。
【0030】
そして、作業台11に搭乗した作業者は伸縮ブーム9に作用する転倒モーメントが第2許容転倒モーメントM2よりも小さくなるように作業台11から荷物を降ろす。この確認はML規制灯45の消灯や過積載ブザー49の作動停止(音が出なくなる)により行なう。このため、荷物を降ろさなければ伸縮ブーム9が作動しないので、車両の転倒や伸縮ブーム9等の損傷を未然に防止することができる。また、作業台11から荷物を降ろしたがモーメントセンサ40の故障等により転倒モーメントを算出できないときには、ML規制灯45が点滅する。作業者はML規制灯45の点滅を確認すると、規制解除SW41を作動させてコントローラ43による作動規制を強制的に解除させる。そして、伸縮ブーム9を安全側に移動させる。
【0031】
次に、図4に示す態様3について説明する。態様3は伸縮ブーム9が停止状態であって、転倒モーメントの大きさが第1許容強度モーメントM4のそれ以上のときである。即ち、図3に示すように作業台11の作業半径Rがr1以上r3以下であって、転倒モーメントが強度上の限界ラインである第1許容強度モーメントM4よりも大きく第2許容転倒モーメントM2よりも小さい範囲の領域内にあるときである。この領域内では、図2に示すコントローラ43内のブーム作動判定部61がバルブ60へ作動信号を出力していないことを判定し、コントローラ43が転倒モーメントと第2メモリ67に設定され作業半径Rに対応する第1許容強度モーメントM4との大きさを比較して、転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4を越えているときには伸縮ブーム9の全作動を規制する。これと同時に、コントローラ43が過積載ブザー49を鳴らし、荷重表示器47に搭載荷重を表示させる。
【0032】
そして、作業台11に搭乗した作業者が伸縮ブーム9に作用する転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4よりも小さくなるように作業台11から荷物を降ろす。この確認は過積載ブザー49の作動停止(音が出なくなる)や荷重表示器47に表示される搭載荷重が定格荷重よりも小さくなっているか否かで判断する。作業台11に搭載された荷重が定格荷重よりも小さくなったときには、コントローラ43が伸縮ブーム9の作動規制を解除する。従って、荷物を降ろさなければ伸縮ブーム9が作動しないので、伸縮ブーム9等の損傷や車両の転倒を未然に防止することができる。また、作業台11から荷物を降ろしたがモーメントセンサ40の故障等により転倒モーメントを算出できないときには、ML規制灯45が点滅する。そして、作業者がML規制灯45の点滅を確認すると、規制解除SW41を作動させてコントローラ43による全ての作動規制を強制的に解除する。そして、伸縮ブーム9を安全側に移動させる。尚、モーメントセンサ40が故障等していないときに規制解除SW41を作動させると、伸縮ブーム9の起伏作動、伸縮作動、旋回台7の旋回作動、作業台11の旋回作動が解除される。但し、ML規制中は伸縮ブーム9の倒伏作動、伸長作動、転倒モーメントを増加させる方向への旋回台7の旋回作動の規制解除は行なわれない。
【0033】
次に、図4に示す態様4について説明する。態様4は伸縮ブーム9が作動状態であって、転倒モーメントの大きさが第3許容転倒モーメントM3のそれ以上のときである。即ち、図3に示すように作業台11の作業半径がr5以上r2以下であって、作業台11が構造物等に押し付けられており、転倒モーメントが第3許容転倒モーメントM3よりも大きい範囲であり、且つ強度上の限界である第2許容強度モーメントM5よりも小さい領域である。この領域内では、図2に示すコントローラ43内のブーム作動判定部61がバルブ60へ作動信号が出力されていることを判定し、コントローラ43が転倒モーメントと第1メモリ65に設定されている第3許容転倒モーメントM3との大きさを比較して、転倒モーメントが第3許容転倒モーメントM3を越えているときには伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動を規制する。これと同時に、コントローラ43がML規制灯45を点灯させ、過積載ブザー49を鳴らし、荷重表示器47に搭載荷重を表示させる。このため、作業者は伸縮ブーム9の作動中において、ML規制灯45の点灯と搭載荷重の表示とから作業台11が構造物に押し付けられていることを認識することができる。また、作業台11が押し付けられた状態でも伸縮ブーム9を縮小作動させることができるので、この押し付け状態を回避することができる。さらに、伸縮ブーム9が作動中と前述した停止中の各作動規制は大きさが相違する第2許容転倒モーメントM2と第3許容転倒モーメントM3を基準にして伸縮ブーム9の作動が規制され、且つ伸縮ブーム9が停止状態のときは伸縮ブーム9の全作動を規制し、伸縮ブーム9が作動状態のときは伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動を規制するので、伸縮ブーム9を動かそうとしたら作動規制がかかることはなく、伸縮ブーム9の使用勝手を向上させることができる。
【0034】
そして、作業台11に搭乗した作業者が操作装置25を操作して伸縮ブーム9を縮小作動させ、転倒モーメントが第3許容転倒モーメントM3よりも小さくなるようにする。転倒モーメントが第3許容転倒モーメントM3よりも小さくなれば、コントローラ43が伸縮ブーム9の倒伏作動、伸長作動、転倒モーメントの増加させる方向への旋回台7の旋回作動以外の作動規制を解除し、さらに、第1許容転倒モーメントM1よりも小さくなればコントローラ43が伸縮ブーム9の規制を全て解除する。尚、モーメントセンサ40が故障等して転倒モーメントを算出できないときには、作業者が規制解除SW41を作動させることで、伸縮ブーム9の規制を全て解除することができる。また、モーメントセンサ40が正常に作動しているときに規制解除SW41を作動させると、伸縮ブーム9の起伏作動、旋回台7の安全側への旋回作動、作業台11の旋回作動の規制が解除される。尚、伸縮ブーム9を作動状態から停止状態に切り替えた直後は伸縮ブーム9は揺れを生じているので、作動判定部61はこの状態を作動状態にあると判定する。従って、伸縮ブーム9が作動状態から停止状態に切り替えた直後の転倒モーメントも第3許容転倒モーメントM3と比較され、転倒モーメントが第3許容転倒モーメントM3を越えているときには伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動が規制されるので、伸縮ブーム9の停止時における車両の転倒や伸縮ブーム9等の損傷を未然に防止することができる。
【0035】
次に、図4に示す態様5について説明する。態様5は伸縮ブーム9が作動状態であって、転倒モーメントの大きさが第1許容強度モーメントM4のそれ以上のときである。即ち、図3に示すように作業台11の作業半径Rがr1以上r5以下であって、転倒モーメントが強度上の限界ラインである第1許容強度モーメントM4よりも大きく第3許容転倒モーメントM3よりも小さい範囲の領域内であって、作業台11が建造物等に押し付けられている状態である。この領域内では、図2に示すコントローラ43内のブーム作動判定部61がバルブ60へ作動信号が出力されていることを判定し、コントローラ43が転倒モーメントと第2メモリ67に設定され作業半径Rに対応する第1許容強度モーメントM4の大きさを比較して、転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4を越えているときには伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動を規制する。これと同時に、コントローラ43が過積載ブザー49を鳴らし、荷重表示器47に搭載荷重を表示させる。尚、転倒モーメントには伸縮ブーム9が動作中の動荷重を含んだ転倒モーメントも含まれる。このため、動荷重を含んだ転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4を越えれば伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動を規制するので、伸縮ブーム9等を形成する部材の疲労による部材寿命の低下や車両の転倒を未然に防止することができ、また、伸縮ブーム9の縮小作動は規制されないので押し付け状態を回避できる。
【0036】
そして、作業台11に搭乗した作業者が操作装置25を操作して伸縮ブーム9を縮小作動させ、転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4よりも小さくなるようにする。この確認は過積載ブザー49の作動停止(音が出なくなる)や荷重表示器47に表示される搭載荷重が定格荷重よりも小さくなっていることで判断する。作業台11に搭載された荷重が定格荷重よりも小さくなると、コントローラ43が伸縮ブーム9の全作動規制を解除する。尚、モーメントセンサ40が故障等して転倒モーメントを算出できないときには、作業者が規制解除SW41を操作してコントローラ43の全作動規制を解除することができる。また、モーメントセンサ40が正常であるときに規制解除SW41を作動させると、伸縮ブーム9の起伏作動、伸縮作動、旋回台7の旋回作動、作業台11の旋回作動が解除される。但し、ML規制中は伸縮ブーム9の倒伏作動、伸長作動、転倒モーメントを増加させる方向への旋回台7の旋回作動の規制解除は行なわれない。尚、伸縮ブーム9を作動状態から停止状態に切り替えた直後は伸縮ブーム9は揺れを生じているので、作動判定部61はこの状態を作動状態にあると判定する。従って、伸縮ブーム9が作動状態から停止状態に切り替えた直後の転倒モーメントも許容強度モーメントM4と比較され、転倒モーメントが第1許容強度モーメントM4を越えているときには伸縮ブーム9の縮小作動以外の作動が規制されるので、伸縮ブーム9の停止時における伸縮ブーム9等の損傷を未然に防止することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明による高所作業車の安全装置によれば、モーメント検出手段により検出された検出モーメントが転倒モーメント設定手段に設定された許容転倒モーメント及び強度モーメント設定手段に設定された許容強度モーメントのいずれかを越えている場合にはブームの転倒モーメント増大方向への作動を規制することで、車両の転倒や少なくとも伸縮ブーム9や車体等の損傷を未然に防止することができる。
【0038】
また、ブーム作動規制手段はブームが作動状態又は停止状態にあるか否かを判定するブーム作動状態判定手段を有し、転倒モーメント設定手段により設定される許容転倒モーメントとして、順番に大きくなる値を有した第1許容転倒モーメント、第2許容転倒モーメント及び第3許容転倒モーメントが設定され、また、強度モーメント設定手段により設定される許容強度モーメントは、ブームの先端部の作業半径に対応して設定されており、検出モーメントが第1許容転倒モーメントを越えている場合には、ブーム作動状態判定手段により判定されるブームの作動状態に拘わらず、ブーム作動規制手段が転倒モーメントを増加させる方向へのブームの作動を規制することで、車両の転倒を未然に防止することができる。
【0039】
更に、ブーム作動状態判定手段によりブームが停止状態にあると判定され、且つ検出モーメントが許容強度モーメントを越えている場合、又は第2許容転倒モーメントを越えている場合には、ブームの全作動が停止する場合には、ブームに過荷重が作用しているのでブームの全作動を停止させ、荷重を軽くしなければブームが作動しないようにすることで、伸縮ブーム9等の損傷や車両の転倒を未然に防止することができる。
【0040】
また、ブーム作動状態判定手段によりブームが作動状態にあると判定され、且つ検出モーメントが許容強度モーメントを越えている場合、又は第3許容転倒モーメントを越えている場合には、ブームの縮小作動を除いた全作動を停止させることで、ブームの先端部が押し付けられた状態でもブームを縮小作動させることができるのでこの押し付け状態を回避できる。また、ブームが作動中と停止中の各作動規制は大きさの異なる許容転倒モーメントを基準にしてブームの作動を規制し、ブームが停止状態のときはブームの全作動を規制し、伸縮ブームが作動状態のときは伸縮ブームの縮小作動以外の作動を規制するので、ブームを動かそうとしたら作動規制がかかることはなく伸縮ブームの使用勝手を向上させることができる。
【0041】
更に、ブームが作動状態から停止状態に切り替わったときにブーム作動状態判定手段は停止状態になったときから所定時間の経過の時までを作動状態と判定する場合には、ブームの作動状態から停止状態になった直後のブームの揺れに対応したブーム作動の規制を掛けることができ、車両の転倒やブーム等の損傷を未然に防止することができる。また、揺れによる一時的なモーメントの上昇により規制がかかることも防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における安全装置を搭載した高所作業車の正面図を示す。
【図2】本発明の一実施の形態における安全装置のブロック図を示す。
【図3】本発明の一実施の形態における安全装置のメモリに設定された内容を図示したグラフである。
【図4】本発明の一実施の形態における安全装置の作用を説明するための図である
【符号の説明】
1 高所作業車
5 運転キャビン
9 伸縮ブーム(ブーム)
29 安全装置
33 起伏角センサ(モーメント検出手段)
35 伸長センサ(モーメント検出手段)
37 旋回角センサ(モーメント検出手段)
39 軸力センサ(モーメント検出手段)
40 モーメントセンサ(モーメント検出手段)
43 コントローラ(ブーム作動規制手段)
61 ブーム作動判定部(ブーム作動状態判定手段)
65 第1メモリ(転倒モーメント設定手段)
67 第2メモリ(強度モーメント設定手段)
M0 許容転倒モーメント
M1 第1許容転倒モーメント
M2 第2許容転倒モーメント
M3 第3許容転倒モーメント
M4 第1許容強度モーメント(許容強度モーメント)
M5 第2許容強度モーメント(許容強度モーメント)

Claims (2)

  1. 車体と、
    前記車体上に設けられ少なくとも起伏動自在なブームと、
    前記ブームの先端部に作用する荷重により前記車体を転倒させる方向に作用するモーメントを検出するモーメント検出手段と、
    前記ブームの先端部に作用する荷重を受けて前記車体に作用するモーメントの許容値である許容転倒モーメントを設定する転倒モーメント設定手段と、
    前記ブームの先端部に定格荷重を作用させたときに少なくとも前記ブーム及び前記車体の破損強度の許容値である許容強度モーメントを設定する強度モーメント設定手段と、
    前記ブームが作動状態又は停止状態にあるか否かを判定するブーム作動状態判定手段とを有し、
    前記転倒モーメント設定手段により設定される前記許容転倒モーメントとして、順番に大きくなる値を有した第1許容転倒モーメント、第2許容転倒モーメント及び第3許容転倒モーメントが設定され、前記強度モーメント設定手段により設定される前記許容強度モーメントは、前記ブームの先端部の作業半径に対応して設定されており、
    さらに、前記検出モーメントが前記第1許容転倒モーメントを越えている場合には、前記ブーム作動状態判定手段により判定される前記ブームの作動状態に拘わらず、前記ブーム作動規制手段が前記転倒モーメントを増加させる方向への前記ブームの作動を規制し、前記ブーム作動状態判定手段により前記ブームが停止状態にあると判定され、且つ前記検出モーメントが前記許容強度モーメントを越えている場合、又は前記第2許容転倒モーメントを越えている場合には、前記ブーム作動規制手段が前記ブームの全作動を停止させ、前記ブーム作動状態判定手段により前記ブームが作動状態にあると判定され、且つ前記検出モーメントが前記許容強度モーメントを越えている場合、又は前記第3許容転倒モーメントを越えている場合には、前記ブーム作動規制手段が前記ブームの縮小作動を除いた全作動を停止させることを特徴とする高所作業車の安全装置。
  2. 前記ブームが作動状態から停止状態に切り替わったときは、前記ブーム作動状態判定手段は前記停止状態になったときから所定時間の経過の時までを作動状態と判定することを特徴とする請求項1記載の高所作業車の安全装置。
JP37313298A 1998-12-28 1998-12-28 高所作業車の安全装置 Expired - Fee Related JP3735478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37313298A JP3735478B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 高所作業車の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37313298A JP3735478B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 高所作業車の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000198698A JP2000198698A (ja) 2000-07-18
JP3735478B2 true JP3735478B2 (ja) 2006-01-18

Family

ID=18501630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37313298A Expired - Fee Related JP3735478B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 高所作業車の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3735478B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111977567B (zh) * 2020-08-19 2021-04-09 重庆大学 轴类产品举升装置及其转运装置
CN113608464B (zh) * 2021-07-21 2022-11-29 徐州徐工施维英机械有限公司 一种泵车的防倾覆安全控制方法、装置及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000198698A (ja) 2000-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017216945A1 (ja) 移動式クレーン
JP3735478B2 (ja) 高所作業車の安全装置
JPH0873189A (ja) トラック搭載型クレーンの安全装置
JP2802802B2 (ja) ジブ付きクレーンにおけるジブ起仰制限装置
JP2000086194A (ja) ジャッキ自動張出装置
JP2001233587A (ja) 車載式作業機のブーム倒伏規制装置
JP3853146B2 (ja) 高所作業車の作動制御装置
JP3703244B2 (ja) アウトリガを有する作業車の自動水平張り出し方法
JP4152626B2 (ja) 移動式クレーンの過負荷防止装置
JP4199468B2 (ja) クレーン車の安全装置
JP3658183B2 (ja) 高所作業車の規制制御装置
JP3886093B2 (ja) ブーム作業車の安全装置
JP3748582B2 (ja) 自走式クレ−ンにおけるフックブロックの格納解除装置
JP4708698B2 (ja) クレーンのブーム格納装置
JP2548982Y2 (ja) ブーム作業車の安全装置
JP3633974B2 (ja) トラック搭載型クレーンの転倒防止装置
JP3258471B2 (ja) クレーンまたはタワークレーンの過負荷防止装置
JP3401468B2 (ja) 移動式クレーンの安全装置
JP2605954Y2 (ja) ブームを有する移動式作業機のアウトリガ装置
JPH11301996A (ja) ブーム作業車の安全装置
JPH0721699U (ja) ブーム作業車の制御装置
JP2005280952A (ja) 車両搭載用クレーンのブーム自動格納装置
JP3558112B2 (ja) 高所作業車の安全装置
JP2003238092A (ja) 高所作業車の作動制御装置
JP2006036525A (ja) ブーム作業車の安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050915

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081028

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111028

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121028

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131028

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees