JP4243438B2 - 作業車のジャッキ作動制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、前輪および後輪を有して走行可能な車両上に作業装置を配設し、これら前後輪に隣接して車両を持ち上げ支持する複数のジャッキを備え、前後輪のいずれか一方が駐車ブレーキにより制動されるようになった作業車に関し、さらに詳しくは、上記複数のジャッキの作動を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記作業車として例えば高所作業車がある。高所作業車等の作業車においては、車体の前後左右にジャッキを設け、作業時にはジャッキを伸長させて車体を持ち上げ支持するように構成することが一般的に知られている。このような作業車はトラック車両を用いて構成されることが多く、前輪もしくは後輪のいずれか(通常は後輪)が駐車ブレーキにより制動されるようになっている。このため、ジャッキを伸長させて車体を持ち上げ支持するときには、駐車ブレーキにより後輪等を制動して停車させた状態でジャッキを伸長させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようにジャッキを伸長させる場合に、駐車ブレーキにより制動されている後輪側を先にジャッキにより持ち上げ支持させると、制動されていない前輪により車体前部が支持される状態になる。このため、坂道などの傾斜地において後輪側のジャッキを先に伸長させると非制動状態の前輪のみが設置して回転され、坂道に沿って車両が勝手に移動するおそれがあるという問題がある。また、逆に、全ジャッキを伸長させて車体を持ち上げ支持している状態で、ジャッキを縮小させて格納するときに非制動側にある前輪側のジャッキを先に縮小させて前輪を先に接地させた場合も、上記と同様に坂道に沿って車両が勝手に移動するおそれがあるという問題がある。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みたもので、ジャッキにより車両を持ち上げ支持したり、ジャッキにより持ち上げ支持した車両を地面に降ろしたりするときに、駐車ブレーキにより制動されていない車輪のみが接地して車両が移動するような事態の発生を確実に防止できるような構成の作業車のジャッキ作動制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明のジャッキ作動制御装置は、前輪および後輪を有して走行可能な車両上に作業装置を配設し、これら前輪および後輪にそれぞれ隣接して車両を持ち上げ支持する複数のジャッキを配設し、前輪および後輪のいずれか一方が駐車ブレーキにより制動される駐車制動輪からなるとともに他方が駐車ブレーキによる制動が行われない駐車非制動輪からなる作業車において、上記複数のジャッキのうちの駐車非制動輪に隣接して配設された非制動側ジャッキを伸長させて前記駐車非制動輪を持ち上げ支持して前記駐車非制動輪の接地荷重がジャッキの支持がないときの接地荷重より小さな値となるとともに前記非制動側ジャッキの支持荷重が大きくなって、坂道においても前記非制動側ジャッキにより安定した車体支持が行える状態となるときの前記非制動側ジャッキの伸長位置を第1持ち上げ位置として設定し、上記複数のジャッキのうちの駐車制動輪に隣接して配設された制動側ジャッキを伸長させて前記駐車制動輪を持ち上げ支持して、前記駐車制動輪の接地荷重がジャッキの支持がないときの接地荷重より小さな値となるとともに前記制動側ジャッキの支持荷重が大きくなった状態において、前記駐車ブレーキにより制動された前記駐車制動輪と地面との摩擦力により坂道においても前記駐車制動輪の制動力が作用する程度の接地荷重が前記駐車制動輪に作用する前記制動側ジャッキの伸長位置を第2持ち上げ位置として設定し、前記非制動側ジャッキが、前記第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるか、全縮位置から前記第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあるかを検出する第1検出器と、前記制動側ジャッキが、前記第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるか、全縮位置から前記第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあるかを検出する第2検出器とを備えて構成される。
そして、第1検出器により非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出され、且つ第2検出器により制動側ジャッキが全縮位置から第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出されているときには、制動側ジャッキの伸作動を規制するが、制動側ジャッキの縮作動および非制動側ジャッキの伸作動および縮作動を許容し、
第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出され、且つ第2検出器により制動側ジャッキが全縮位置から第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出されているときには、制動側ジャッキの伸作動および縮作動並びに非制動側ジャッキの伸作動および縮作動を全て許容し、
第1検出器により非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出され、且つ第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されているときには、制動側ジャッキの伸作動および非制動側ジャッキの縮作動を規制するが、制動側ジャッキの縮作動および非制動側ジャッキの伸作動を許容し、
第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出され、且つ第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されているときには、制動側ジャッキの伸作動および縮作動並びに非制動側ジャッキの伸作動および縮作動を全て許容する。
【0006】
なお、上記第1持ち上げ位置とは、非制動側ジャッキを伸長させて駐車非制動輪を持ち上げ支持するときに、駐車非制動輪の接地荷重が所定値(この値はジャッキの支持がないときの接地荷重より小さな値である)となるとともに非制動側ジャッキの支持荷重が十分大きくなって、坂道においても非制動側ジャッキにより安定した車体支持が行える状態となるときの非制動側ジャッキの伸長位置である。また、上記第2持ち上げ位置とは、後輪が接地してその接地荷重が第2の所定値となる位置を意味し、これにより後輪と地面との摩擦力が得られて駐車ブレーキ等による後輪の制動力が作用する程度の接地荷重が後輪に作用する位置を意味する。
【0007】
このような構成のジャッキ作動制御装置を用いて車両を持ち上げ支持する場合に、車輪接地状態から駐車非制動輪を先に持ち上げる作動と、全車輪が持ち上げられた状態から駐車制動輪を先に接地させる作動とが上記第1および第2検出器による検出の組み合わせに基づいて確実に行われる。このため、駐車非制動輪のみが接地して、坂道駐車等の場合に坂道に沿って車両が移動するようなことを確実に防止できる。
【0008】
なお、第1検出器により非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置までの間にあることが検出され且つ第2検出器により制動側ジャッキが全縮位置から第2持ち上げ位置までの間にあることが検出されている状態(例えば、全てのジャッキが未接地の状態)からジャッキを伸作動させる場合に、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで伸長したことが検出されるまで非制動側ジャッキの伸作動を許容して制動側ジャッキの伸作動を規制し、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで伸長したことが検出されたときには、制動側ジャッキおよび非制動側ジャッキの伸作動をともに許容する。
【0009】
このようにしてジャッキを伸作動させて車両を持ち上げ支持する場合には、最初は駐車非制動輪に隣接するジャッキの伸作動のみが可能(このとき制動側ジャッキの伸作動は規制されている)であり、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで伸長したことが検出されるまでこのジャッキを伸作動させる。このように非制動側ジャッキを伸作動させている間は、駐車制動輪は接地状態であり、駐車ブレーキにより制動された駐車制動輪が接地しているため坂道等においても車両が移動することなく非制動側ジャッキの伸長作動が可能である。この後において第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで伸長したことが検出されたときには、制動側ジャッキおよび非制動側ジャッキの伸作動をともに許容するので、両ジャッキの伸長量を調整して車体を水平にした状態で持ち上げ支持することができる。
【0010】
また、全てのジャッキが接地して車両を持ち上げ支持した状態のように、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出され且つ第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されている状態からジャッキを縮作動させる場合には、非制動側ジャッキの縮作動を、第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されている限りにおいて第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで縮小されたことが検出されるまで許容し、一方、制動側ジャッキの縮作動を第2検出器による検出の如何に拘わらず許容する。そして、制動側ジャッキの縮作動に応じて第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置まで縮作動されたことが検出されたときには、非制動側ジャッキの縮作動を第1検出器による検出の如何に拘わらず許容する。
【0011】
このようにして、車両を持ち上げ支持した状態のジャッキを縮作動させて車両を地面に降ろす場合には、駐車非制動輪側のジャッキは駐車非制動輪が第1持ち上げ位置まで縮作動した後はその縮作動ができなくなり、一方、駐車制動輪側のジャッキは継続して縮作動を行わせて駐車制動輪を接地させることができる。すなわち、必ず駐車制動輪を先に接地することになり、駐車非制動輪が先に接地して坂道に沿って車両が移動するようなことを確実に防止できる。但し、第2検出器により駐車制動輪が接地したことが検出された後は、駐車非制動輪側のジャッキの縮作動が再び可能となり、これにより全ジャッキを全縮位置まで縮作動させて格納することができる。
【0012】
ところで、前輪および後輪をともに制動するフートブレーキと、このフートブレーキの作動を検出するフートブレーキ作動検出器とを備え、フートブレーキ作動検出器によりフートブレーキの作動が検出されているときには、全ての車輪が制動状態となるので、第1および第2検出器による検出の如何に拘わらず全てのジャッキの作動を許容する。
【0013】
以上の構成において、第1検出器を、非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置までの間にあるときと、第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるときとでオン・オフが逆転する第1スイッチから構成することができる。同様に、第2検出器を、制動側ジャッキが全縮位置から第2持ち上げ位置までの間にあるときと、第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるときとでオン・オフが逆転する第2スイッチから構成することかできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係るジャッキ作動制御装置を有した高所作業車の一例を図2に示している。この高所作業車1は、それぞれ左右一対の前輪10および後輪11を有して走行可能であり、運転キャビン2aを有した車両の車体2に高所作業装置を搭載して構成される。この車両には、走行中に運転者が足踏み操作するフートブレーキと、駐車時に操作する駐車ブレーキとが設けられており、フートブレーキは前輪10および後輪11をともに制動するが、駐車ブレーキは後輪11のみを制動する。このため、この例においては、前輪10が駐車非制動輪に対応し、後輪11が駐車非制動輪に対応する。
【0015】
高所作業装置は、図示しない旋回モータの作動により車体2に対して水平旋回自在に配設された旋回台3を備え、旋回台3には起伏シリンダ12により起伏動されるブーム4が枢着されている。ブーム4は入れ子式に構成された基端ブーム4a、中間ブーム4bおよび先端ブーム4cから構成され、内蔵の伸縮シリンダ13により伸縮動される。なお、基端ブーム4aの基端部が旋回台3に枢結されている。先端ブーム4cの先端には図示しないレベリングシリンダにより常時垂直に保持される垂直ポスト6が枢結されており、この垂直ポスト6に首振りアーム7を介して作業台8が水平旋回自在(首振り自在)に取り付けられている。先端ブーム4cの上端には吊り上げ装置9が設けられており、重量物の吊り上げを行うことができる。
【0016】
作業台8には上部操作装置20が設けられ、車体2の後部には下部操作装置21が設けられている。このため、作業台8に搭乗した作業者が上部操作装置20を操作して旋回台3の旋回作動、ブーム4の起伏および伸縮作動操作、吊り上げ装置9の作動操作等を行うことができ、さらに、地上の作業者が下部操作装置21を操作して同様な作動操作を行うことができる。
【0017】
上記のように高所作業装置を有した車体2の前後には、それぞれ前輪10および後輪12に隣接して各一対の前ジャッキ15および後ジャッキ17が設けられており、高所作業時にはこれら前後ジャッキ15,17内の油圧シリンダ(図示せず)によりジャッキポスト16,18が下方に伸長されて車体2を持ち上げて安定支持する。なお、前輪10に隣接する前ジャッキ15が非制動側ジャッキに対応し、後輪11に隣接する後ジャッキ17が制動側ジャッキに対応する。また、車体2の後部にはジャッキ操作装置22が設けられており、これにより前後ジャッキ15,17の作動操作を行う。このため、ジャッキ操作装置22の操作に応じて前後ジャッキ15,17の作動を行わせるためのジャッキ作動制御装置が設けられている。
【0018】
このジャッキ作動制御装置は、基本的には、作業者による操作レバーの操作に応じて対応する前後ジャッキ15,17を作動させるのであるが、駐車ブレーキによる制動がなされない前輪10(駐車非制動輪)が接地した状態で後輪11のみが持ち上げられた状態となるような作動を規制するように構成される。このため、前ジャッキ15には、ジャッキポスト16が全縮となる全縮位置から前輪を所定量だけ持ち上げ支持する第1持ち上げ位置に至るまでの間においてオフとなり、ジャッキポスト16が第1持ち上げ位置まで伸長したときにオンとなるとともに第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間においてオン状態となる第1スイッチ25が設けられている。
【0019】
なお、この第1持ち上げ位置とは、後輪11が持ち上げられた状態であっても前ジャッキ15による支持が十分に行われ、坂道等に沿って前輪10が回転して車両が移動するおそれがなくなるような持ち上げ位置を意味する。すなわち、第1持ち上げ位置とは、前ジャッキ15を伸長させて前輪10を持ち上げ支持するときに、前輪10の接地荷重が第1の所定値(この値はジャッキの支持がないときの接地荷重より小さな値である)となるとともに前ジャッキ15の支持荷重が十分大きくなって、坂道においても前ジャッキ15により安定した車体支持が行える状態となるときの前ジャッキ15の伸長位置を意味する。但し、この第1持ち上げ位置の意味から分かるように、この第1持ち上げ位置を前輪10が完全に持ち上げられて地面から離れる位置に設定しても良い。
【0020】
一方、後ジャッキ17には、ジャッキポスト18が全縮となる全縮位置からジャッキポスト18の下端が接地する第2持ち上げ位置に至るまでの間においてオフとなり、ジャッキポスト18が第2持ち上げ位置まで伸長したときにオンとなるとともに第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間においてオン状態となる第2スイッチ26が設けられている。この第2持ち上げ位置とは、後輪11が接地してその接地荷重が第2の所定値となる位置を意味し、これにより後輪11と地面との摩擦力が得られて駐車ブレーキ等による後輪11の制動力が作用する程度の接地荷重が後輪11に作用する位置を意味する。
【0021】
これら第1および第2スイッチ25,26のオン、オフ状態と、前および後ジャッキ15,17の伸縮作動との関係を図3に示している。なお、図3において、○印が対応する作動を許容し、×印が対応する作動を規制することを意味する。この図に示すように、第1および第2スイッチ25,26がともにオフ(非作動)のときには後ジャッキ17の伸作動を規制し、第1スイッチ25がオン作動されて第2スイッチ26がオフのときには前後ジャッキ15,17の全作動を許容し、第1スイッチ25がオフで第2スイッチ26がオンのときには前ジャッキ15の縮作動と後ジャッキ17の伸作動を規制し、第1スイッチ25および第2スイッチ26がともにオンのときには前後ジャッキ15,17の全作動を許容する。
【0022】
このように前および後ジャッキ15,17の伸縮作動を許容もしくは規制することにより、前輪10のみが接地した状態となることを確実に防止し、坂道駐車時において車両を持ち上げ支持するときに車両が坂道に沿って移動するようなことを防止する。なお、上記第1スイッチ25および第2スイッチ26のオンオフ関係を逆転させた設定を行っても良い。
【0023】
このような前および後ジャッキ15,17の伸縮作動を許容および規制について、ジャッキ張出による車両の持ち上げ支持を行う場合を例にして、図4に基づいて説明する。この場合には、まず第1および第2スイッチ25,26がともにオフか否かを判断する(ステップS1)。両スイッチ25,26がともにオフの場合には、前後ジャッキ15,17が縮小された状態で前後輪10,11がともに接地して車体2を支持した状態であり、この場合には、ステップS2に進んで、前ジャッキ15の伸作動を許容し、後ジャッキ17の伸作動は規制する。これにより、ジャッキ操作レバーにより、前ジャッキ15を伸長させる作動は可能であるが、後ジャッキ17を伸長させる作動はできなくなる。なお、自動張り出しを行う場合には、前ジャッキ15のみを伸長させる制御を行う。
【0024】
このようにして前ジャッキ15を伸長作動させると、前ジャッキ15により前輪10を持ち上げられるが、これが所定量だけ持ち上げられて前ジャッキ15のジャッキポスト16が第1持ち上げ位置に達すると、第1スイッチ25がオン作動される。このようにして第1スイッチ25がオンとなったことがステップS3において検出されると、ステップS4に進み、前後両ジャッキ15,17の伸長作動を許容する。これにより、両ジャッキ15,17の伸長量を調整して車体2を水平にした状態で持ち上げ支持させる。
【0025】
以上説明したようなジャッキ張出制御を行うことにより、まず図1に示すように、前ジャッキ15を伸長作動させて前輪10を持ち上げた後でないと後ジャッキ17による後輪11の持ち上げができない。これにより、坂道駐車のときに、車体を持ち上げ支持するためジャッキを伸長作動させるときに前輪10を接地させたまま後輪11を持ち上げるという作動が起こることがなく、坂道に沿って車両が移動するということを確実に防止できる。
【0026】
次に、このようにしてジャッキ張出を行って車両を持ち上げ支持した状態からジャッキを縮小作動させて格納する場合を例にして、図5に基づいて説明する。この場合には、まず第1および第2スイッチ25,26がともにオンか否かを判断する(ステップS11)。両スイッチ25,26がともにオンの場合には、前後ジャッキ15,17が張り出された状態で前後輪10,11がともに地面から離れてジャッキ15,17により車体2を支持した状態であり、この場合には、ステップS12に進んで、前ジャッキ15および後ジャッキ17の縮作動を許容する。すなわち、ジャッキ操作レバーにより、前ジャッキ15および後ジャッキ17をともに縮小させる作動が可能となる。
【0027】
このようにして前後ジャッキ15,17を縮小作動させ、前ジャッキ15による前輪10の持ち上げ量が所定量まで小さくなると第1スイッチ25がオフとなる。このとき、第2スイッチ26がまだオンのときにはステップS13からステップS15に進み、前ジャッキ15の縮作動を規制し、後ジャッキ17の縮作動を許容する。これにより、ジャッキ操作レバーにより、前ジャッキ15を縮小させる作動はできなくなるが、後ジャッキ17を縮小させる作動が可能となる。すなわち、前ジャッキ15が第1持ち上げ位置まで縮小されるとこの状態からは後ジャッキ17を縮小させる作動のみが可能となる。そして、後ジャッキ17のジャッキポスト18が第2持ち上げ位置まで縮小移動して第2スイッチ26もオフとなると、ステップS16からステップS17に進み、前ジャッキ15および後ジャッキ17の縮作動を許容する。すなわち、後輪10が完全に接地した状態で初めて前ジャッキ15が再び縮小作動可能となる。
【0028】
なお、ステップS12の状態から後ジャッキ17の縮作動が先行して行われ、第1スイッチ25より先に第2スイッチ26がオフになった場合には、ステップS14からステップS17に進み、前後両ジャッキ15,17の縮作動を許容する。すなわち、後輪10が先に完全に接地した状態となったときには、前後両ジャッキ15,17を自由に縮小作動させることが可能となる。
【0029】
以上説明したようなジャッキ格納制御を行うことにより、前ジャッキ15は第1持ち上げ位置まで縮小作動させることができるが、この後は、後ジャッキ17を縮小させて後輪11を完全に接地させない限りは前ジャッキ15を縮小させて前輪10を地上に降ろすことができない。これにより、坂道において車体2を持ち上げ支持した状態のときに、車体を地面に降ろすためにジャッキを縮小作動させるときに後輪11を持ち上げたまま前輪10を先に接地させるという作動が起こることがなく、坂道に沿って車両が移動するということを確実に防止できる。なお、これは後輪11が駐車ブレーキにより制動されているということが前提であり、駐車ブレーキの作動を検知して、駐車ブレーキが作動されていないときには、全ジャッキの作動を規制するように構成するのが好ましい。
【0030】
また、以上の制御において、前後輪全てを制動するフートブレーキの作動を検出する装置を設けて、フートブレーキが作動されて前輪および後輪がともに制動された状態であることが検出されているときには、前後ジャッキをともに自由に伸縮作動させることができるようにしても良い。
【0031】
さらに、上記実施形態においては、第1スイッチ25により前ジャッキ15が全縮位置から第1持ち上げ位置に至るまでの間にあるか、第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるかを検出し、第2スイッチ26により後ジャッキ17が全縮位置から第2持ち上げ位置に至るまでの間にあるか、第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるかを検出しているが、この検出を別の手段により行っても良い。例えば、ジャッキポスト16,18の位置をそのまま検出する長さ検出器のようなもので位置を検出したり、ジャッキの伸縮作動を行わせる油圧シリンダ(ジャッキシリンダ)の作動油圧に基づいて位置を検出したり、車体に対する前輪および後輪の上下位置を検出して位置を求めたり、前輪および後輪を支持するサスペンション装置の位置に基づいて位置を検出したりしても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるか全縮位置から第1持ち上げ位置の間にあるかを検出する第1検出器と、制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるか全縮位置から第2持ち上げ位置までの間にあるかを検出する第2検出器とを備え、第1検出器により非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置までの間にあることが検出されているときには制動側ジャッキの伸作動を規制し、第1検出器により非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置までの間にあることが検出されており、且つ第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されているときには非制動側ジャッキの縮作動を規制するようになっているので、車輪接地状態から駐車非制動輪を先に持ち上げる作動と、全車輪が持ち上げられた状態から駐車制動輪を先に接地させる作動とが上記第1および第2スイッチの作動の組み合わせに基づいて確実に規制される。このため、駐車非制動輪のみが接地して、坂道駐車等の場合に坂道に沿って車両が移動するようなことを確実に防止できる。
【0033】
なお、第1検出器により非制動側ジャッキが全縮位置から第1持ち上げ位置までの間にあることが検出され且つ第2検出器により制動側ジャッキが全縮位置から第2持ち上げ位置までの間にあることが検出されている状態(例えば、全てのジャッキが未接地の状態)からジャッキを伸作動させる場合に、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで伸長したことが検出されるまで非制動側ジャッキの伸作動を許容して制動側ジャッキの伸作動を規制し、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで伸長したことが検出されたときには、制動側ジャッキおよび非制動側ジャッキの伸作動をともに許容するのが好ましい。このようにしてジャッキを伸作動させて車両を持ち上げ支持する場合には、最初は駐車非制動輪に隣接するジャッキの伸作動を第1持ち上げ位置まで行うことのみが可能である。駐車非制動輪が第1持ち上げ位置まで持ち上げられるまでの間は駐車制動輪は接地状態であり、駐車ブレーキにより制動された駐車制動輪が接地しているため坂道等においても車両が移動することなくジャッキの伸長作動が可能である。
【0034】
また、全てのジャッキが接地して車両を持ち上げ支持した状態のように、第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出され且つ第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されている状態からジャッキを縮作動させる場合には、非制動側ジャッキの縮作動を、第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されている限りにおいて第1検出器により非制動側ジャッキが第1持ち上げ位置まで縮小されたことが検出されるまで許容し、一方、制動側ジャッキの縮作動を第2検出器による検出の如何に拘わらず許容する。そして、制動側ジャッキの縮作動に応じて第2検出器により制動側ジャッキが第2持ち上げ位置まで縮作動されたことが検出されたときには、非制動側ジャッキの縮作動を第1検出器による検出の如何に拘わらず許容するように構成される。このようにして、車両を持ち上げ支持した状態のジャッキを縮作動させて車両を地面に降ろす場合には、駐車非制動輪側のジャッキは駐車非制動輪が第1持ち上げ位置まで縮作動した後はその縮作動ができなくなり、一方、駐車制動輪側のジャッキは継続して縮作動を行わせて駐車制動輪を接地させることができる。すなわち、必ず駐車制動輪を先に接地することになり、駐車非制動輪が先に接地して坂道に沿って車両が移動するようなことを確実に防止できる。但し、第2検出器により駐車制動輪が接地したことが検出された後は、駐車非制動輪側のジャッキの縮作動が再び可能となり、これにより全ジャッキを全縮位置まで縮作動させて格納することができる。
【0035】
ところで、前輪および後輪をともに制動するフートブレーキが作動されていることがフートブレーキ作動検出器により検出されているときには、全ての車輪が制動状態となるので、第1および第2検出器による検出の如何に拘わらず全てのジャッキの作動を許容する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジャッキ作動制御装置を備えた高所作業車の車体およびジャッキを示す正面図である。
【図2】本発明に係るジャッキ作動制御装置を有した高所作業車の斜視図である。
【図3】ジャッキ作動制御装置を構成する第1および第2スイッチのオン、オフ状態と前後ジャッキの伸縮作動可能状態の関係を示す表図である。
【図4】本発明に係るジャッキ作動制御装置を用いて行われるジャッキ張出制御内容を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るジャッキ作動制御装置を用いて行われるジャッキ格納制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 車体
10 前輪
11 後輪
15 前ジャッキ
17 後ジャッキ
20 上部操作装置
21 下部操作装置
22 ジャッキ操作装置
25 第1スイッチ
26 第2スイッチ
Claims (3)
- 前輪および後輪を有して走行可能な車両と、この車両上に配設された作業装置と、前記前輪および前記後輪にそれぞれ隣接して設けられて前記車両を持ち上げ支持する複数のジャッキとを備え、
前記前輪及び後輪のいずれか一方が駐車ブレーキにより制動される駐車制動輪からなるとともに他方が駐車ブレーキによる制動が行われない駐車非制動輪からなる作業車のジャッキ作動制御装置であって、
前記ジャッキのうちの前記駐車非制動輪に隣接して配設された非制動側ジャッキを伸長させて前記駐車非制動輪を持ち上げ支持して前記駐車非制動輪の接地荷重がジャッキの支持がないときの接地荷重より小さな値となるとともに前記非制動側ジャッキの支持荷重が大きくなって、坂道においても前記非制動側ジャッキにより安定した車体支持が行える状態となるときの前記非制動側ジャッキの伸長位置を第1持ち上げ位置として設定し、
前記ジャッキのうちの前記駐車制動輪に隣接して配設された制動側ジャッキを伸長させて前記駐車制動輪を持ち上げ支持して、前記駐車制動輪の接地荷重がジャッキの支持がないときの接地荷重より小さな値となるとともに前記制動側ジャッキの支持荷重が大きくなった状態において、前記駐車ブレーキにより制動された前記駐車制動輪と地面との摩擦力により坂道においても前記駐車制動輪の制動力が作用する程度の接地荷重が前記駐車制動輪に作用する前記制動側ジャッキの伸長位置を第2持ち上げ位置として設定し、
前記非制動側ジャッキが、前記第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるか、全縮位置から前記第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあるかを検出する第1検出器と、
前記制動側ジャッキが、前記第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあるか、全縮位置から前記第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあるかを検出する第2検出器とを備え、
前記第1検出器により前記非制動側ジャッキが全縮位置から前記第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出され、且つ前記第2検出器により前記制動側ジャッキが全縮位置から前記第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出されているときには、前記制動側ジャッキの伸作動を規制するが、前記制動側ジャッキの縮作動および前記非制動側ジャッキの伸作動および縮作動を許容し、
前記第1検出器により前記非制動側ジャッキが前記第1持ち上げ位置から前記全伸長位置までの間にあることが検出され、且つ前記第2検出器により前記制動側ジャッキが全縮位置から前記第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出されているときには、前記制動側ジャッキの伸作動および縮作動並びに前記非制動側ジャッキの伸作動および縮作動を全て許容し、
前記第1検出器により前記非制動側ジャッキが全縮位置から前記第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあることが検出され、且つ前記第2検出器により前記制動側ジャッキが前記第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されているときには、前記制動側ジャッキの伸作動および前記非制動側ジャッキの縮作動を規制するが、前記制動側ジャッキの縮作動および前記非制動側ジャッキの伸作動を許容し、
前記第1検出器により前記非制動側ジャッキが前記第1持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出され、且つ前記第2検出器により前記制動側ジャッキが前記第2持ち上げ位置から全伸長位置までの間にあることが検出されているときには、前記制動側ジャッキの伸作動および縮作動並びに前記非制動側ジャッキの伸作動および縮作動を全て許容することを特徴とする作業車のジャッキ作動制御装置。 - 前記前輪および後輪をともに制動するフートブレーキと、前記フートブレーキの作動を検出するフートブレーキ作動検出器とを備え、前記フートブレーキ作動検出器により前記フートブレーキの作動が検出されているときには前記第1および第2検出器による検出の如何に拘わらず全ての前記ジャッキの作動を許容することを特徴とする請求項1に記載のジャッキ作動制御装置。
- 前記第1検出器が、前記非制動側ジャッキが前記全縮位置から前記第1持ち上げ位置に至る直前までの間にあるときと、前記第1持ち上げ位置から前記全伸長位置までの間にあるときとでオン・オフが逆転する第1スイッチから構成され、前記第2検出器が、前記制動側ジャッキが前記全縮位置から前記第2持ち上げ位置に至る直前までの間にあるときと、前記第2持ち上げ位置から前記全伸長位置までの間にあるときとでオン・オフが逆転する第2スイッチから構成されることを特徴とする請求項1もしくは2に記載のジャッキ作動制御装置。
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