JP2001341996A - 作業用車両のジャッキ作動制御装置 - Google Patents

作業用車両のジャッキ作動制御装置

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JP2001341996A
JP2001341996A JP2000168693A JP2000168693A JP2001341996A JP 2001341996 A JP2001341996 A JP 2001341996A JP 2000168693 A JP2000168693 A JP 2000168693A JP 2000168693 A JP2000168693 A JP 2000168693A JP 2001341996 A JP2001341996 A JP 2001341996A
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wheel
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control valve
operated
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JP2000168693A
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Kazuhisa Takano
和久 高野
Yutaka Ito
裕 伊藤
Taeko Ajiki
多恵子 安食
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜地でジャッキの張り出し作業等を行なう
場合、車両を停止状態のままでジャッキの張り出し作業
等を行なう。 【解決手段】 ジャッキ作動制御装置50は、前輪7及
び後輪8を制動させるために操作されるブレーキペダル
13と、ジャッキシリンダ17を伸縮動させるために操
作されるジャッキ操作装置19と、ブレーキペダル13
が操作されて前輪7及び後輪8がロック状態にあること
を検出する四輪ロック検出センサ51と、四輪ロック検
出センサ51により車輪7,8がロック状態にあると検
出されているときのみインターロックS/V55を切り
換えて作動油をジャッキシリンダ17の作動を制御する
ジャッキ作動制御弁57に供給するコントローラ53
と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業用車両のジャ
ッキ作動制御装置に関し、更に詳細には、車体の前後に
制動可能に設けられた前輪及び後輪と、車体の左右両端
部に配設され車体を持ち上げ支持するジャッキとを有す
る作業用車両のジャッキ作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業を行なう場合、一般に、車体に
伸縮ブーム等の作業装置を搭載した高所作業車が使用さ
れている。高所作業車の車体の左右両端部における前側
と後側には車両走行用の一対の前輪及び後輪が制動可能
に設けられ、また、伸縮ブームは車体上に旋回動且つ起
伏動自在に設けられ、伸縮ブームの先端部には作業者が
搭乗可能な作業台が取り付けられている。
【0003】ところで、この伸縮ブームが作動すると車
体を転倒させる方向のモーメントが車体に作用して車両
を不安定な状態にさせる。そこで、伸縮ブームが作動し
ても車体を常時安定に支持させるため、車体の左右両側
部には下端を地面に当接させて車体を持ち上げ支持する
複数のジャッキが設けられている。これらのジャッキは
車体後部に設けられたジャッキ操作装置の操作レバーを
作業者が操作することでこれらを作動させることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾斜地
に車両を移動させてジャッキの張り出し作業を行なう場
合、車両を予め定められた設置方法で設置しなかった
り、パーキングブレーキの作動が不十分である場合に
は、傾斜地に車両を停止させた状態でジャッキの張り出
し作業をすることができない虞がある。
【0005】そこで、傾斜地に載置された車両の移動を
防止するため、運転キャビン内に配設されたフットブレ
ーキを押圧する代わりにバキューム圧によりフットブレ
ーキを押圧させた状態と同じ状態にして車輪をロックさ
せるインターロック機構を車両に搭載するという提案が
されているが、インターロック機構を搭載すると車両が
高価になる、という問題が発生する。また、傾斜地にお
いてジャッキの格納作業を行なう場合もジャッキ張り出
し作業を行なう場合と同様の問題が発生する。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、傾斜地においてジャッキの張り出し作業
や格納作業を行なう場合、車両を停止状態のままでジャ
ッキの張り出し作業等を行なうことができ、且つコスト
の安いジャッキ作動制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の作業用車両のジャッキ作動制御装置は、車体
の前後に制動可能に設けられた前輪及び後輪と、車体の
左右両端部に複数配設されて伸縮動可能であり下端部を
接地させて車体を持ち上げ支持するジャッキ(例えば、
実施形態におけるアウトリガジャッキ15)と、を有す
る作業用車両(例えば、実施形態における高所作業車
1)のジャッキ作動制御装置であって、前輪及び後輪を
制動させるために操作される車輪制動操作手段(例え
ば、実施形態におけるブレーキペダル13)と、ジャッ
キを伸縮動させるために操作されるジャッキ操作手段
(例えば、実施形態におけるジャッキ操作装置19)
と、車輪制動操作手段が操作されて前輪及び後輪が制動
状態にあるときのみジャッキ操作手段の操作を可能にし
てジャッキの作動を許容するジャッキ作動許容手段(例
えば、実施形態におけるコントローラ53、インターロ
ックソレノイドバルブ55)とを有して構成する。
【0008】上記構成のジャッキ作動制御装置によれ
ば、車輪制動操作手段が操作されて前輪及び後輪が制動
状態にあるときのみジャッキ作動許容手段がジャッキ操
作手段の操作を可能にしてジャッキの作動を許容する。
このように、ジャッキ操作手段が操作することができる
ときは前輪及び後輪が必ず制動状態にあるので、傾斜地
に車両が載置されている状態でジャッキの張り出し作業
や格納作業を行なう場合には、車両を傾斜地に停止させ
た状態のままでジャッキの張り出し作業等を行なうこと
ができる。また、前輪及び後輪を制動状態にさせるには
作業者が車輪制動操作手段を操作して行なうので、バキ
ューム圧により車輪制動操作手段を操作したのと同じ状
態にする特別な装置を車両に設ける必要性が無く、車両
コストの増加を抑制することができる。
【0009】また、上記構成のジャッキ作動制御装置に
おいて、ジャッキ作動許容手段は、車輪制動操作手段に
より前輪及び後輪が制動状態にあるか否かを検出する車
輪制動検出手段(例えば、実施形態における四輪ロック
検出センサ51)と、ジャッキ操作手段の操作に応じて
ジャッキへの作動油の給排制御を行なう第1制御バルブ
(例えば、実施形態におけるジャッキ作動制御弁57)
と、第1制御バルブへの作動油の給排制御を行なう第2
制御バルブ(例えば、実施形態におけるインターロック
ソレノイドバルブ55)とを有し、ジャッキ作動許容手
段は、車輪制動検出手段により前輪及び後輪が制動状態
にあると検出されているときのみ第2制御バルブにより
作動油を第1制御バルブに供給させてジャッキ操作手段
の操作を可能な状態にするように構成されていることが
好ましい。
【0010】上記構成のジャッキ作動制御装置によれ
ば、車輪制動検出手段により前輪及び後輪が制動状態に
あると検出されているとき、ジャッキ作動許容手段は、
第2制御バルブを切り換えて作動油を第1制御バルブに
供給させてジャッキ操作手段の操作を可能な状態にす
る。このように、前輪及び後輪が制動状態にあるときだ
けジャッキ操作手段の操作が可能な状態になるので、車
両が傾斜地に載置されている状態でジャッキの張り出し
作業や格納作業を行なう場合、車両を傾斜地に停止させ
た状態のままでジャッキの張り出し作業等を行なうこと
ができる。また、第1制御バルブよりも上流側に第2制
御バルブを配設し、車輪制動検出手段により車輪が制動
状態にあると検出しているときのみ第2制御バルブによ
り作動油を第1制御バルブに供給させることで、車輪が
制動状態であるときのみ第1制御バルブに作動油を供給
してジャッキ操作手段を操作可能な状態にすることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図3に基づいて説明する。本実施の形態
は、車体上に旋回動且つ起伏動自在に設けられた伸縮ブ
ームの先端に作業者が搭乗可能な作業台を備えた高所作
業車の態様を示す。最初に、本発明のジャッキ作動制御
装置を説明する前に、このジャッキ作動制御装置を搭載
した高所作業車を説明する。高所作業車1は、図1に示
すように、トラックをベースとして構成されており、車
体3の前部に運転キャビン5を有し、運転キャビン5の
下部における車両左右方向の両端部には回転自在な一対
の前輪7が設けられている。また、車体後部の左右両端
部には回転自在な一対の後輪8が設けられている。前輪
7及び後輪8(以下、これらをまとめて「車輪7,8」
と記す)には、これらの回転を制動させるフロントブレ
ーキ9及びリヤブレーキ11が取り付けられている。運
転キャビン5内には車輪7,8を制動させる場合に押圧
操作されるブレーキペダル13が前後方向に揺動自在に
設けられている。
【0012】運転キャビン5よりも車両後方側の車体3
の前後両側部には外側に張り出して車体3を持ち上げ支
持する4本のアウトリガジャッキ15が配設されてい
る。各アウトリガジャッキ15にはジャッキシリンダ1
7が内蔵されており、車体3の後端に配設されたジャッ
キ操作装置19の操作レバー19aを手動操作すること
で各ジャッキシリンダ17の伸縮動を操作することがで
きるように構成されている。
【0013】車体3の後部には上方へ突出した旋回台2
1が旋回動自在に設けられ、旋回台21の下方の車体3
内には旋回台21を旋回動させる旋回モータ23が設け
られている。旋回台21の上部には入れ子式に構成され
た伸縮ブーム25の基部が枢結されており、伸縮ブーム
25内には伸縮シリンダ27が内蔵され、この伸縮シリ
ンダ27が伸縮動すると伸縮ブーム25が伸縮動するよ
うに構成されている。また、伸縮ブーム25の底面と旋
回台21の下部間には起伏シリンダ29が揺動自在に枢
結されており、この起伏シリンダ29の伸縮動により伸
縮ブーム25が起伏動するように構成されている。
【0014】伸縮ブーム25の先端部には垂直ポスト3
1が上下方向に揺動自在に枢結され、この垂直ポスト3
1の先端部には水平方向へ突出する水平アーム33が首
振り動自在に設けられている。水平アーム33の先端に
は作業者が搭乗可能な作業台35が取り付けられてい
る。伸縮ブーム25の先端部と垂直ポスト31の下端間
には図示しないレベリングシリンダが枢結されており、
このレベリングシリンダの伸縮動により、伸縮ブーム2
5の起伏角度に拘わらず垂直ポスト31を常時垂直状態
に保持して作業台35が常に水平状態に保持されてい
る。
【0015】車体3の略中央部には、伸縮ブーム25を
駆動させ及び作業台35を旋回動させる場合の駆動源と
なる油圧モータ(図示せず)や油圧モータを回転駆動さ
せる電動式の駆動モータ(図示せず)や駆動モータに接
続されたバッテリ(図示せず)とを有して構成されたパ
ワーユニット装置37が搭載されている。運転キャビン
5内にはパワーユニット装置37を駆動させる場合に操
作されるユニット操作スイッチ39が設けられている。
【0016】次に、本発明のジャッキ作動制御装置を説
明する。ジャッキ作動制御装置50は、図2に示すよう
に、ブレーキペダル13とジャッキ操作装置19と四輪
ロック検出センサ51とコントローラ53とインターロ
ックソレノドバルブ(インターロックS/V)55とジ
ャッキ作動制御弁57とを有して構成されている。ブレ
ーキペダル13は前述したのでその説明は省略する。ブ
レーキペダル13には作業者によるブレーキペダル13
の押圧操作により作動するマスターシリンダ59が油圧
管路61を介して接続されている。
【0017】マスターシリンダ59にはこれから供給さ
れる圧油により作動して圧油を吐出させるハイドロマス
タ63が油圧管路62を介して接続され、ハイドロマス
タ63から吐出された圧油は油圧管路64を介してフロ
ントブレーキ9及びリヤブレーキ11に接続されてい
る。マスターシリンダ59には、ブレーキペダル13が
押圧操作されてフロントブレーキ9及びリヤブレーキ1
1を作動させて前輪7及び後輪8がロック状態であるこ
とを検出する四輪ロック検出センサ51が取り付けられ
ている。四輪ロック検出センサ51はマスターシリンダ
59内の作動油の油圧が所定値を越えているときに車輪
7,8がロックされた状態にある旨のロック信号を出力
する。四輪ロック検出センサ51は電源供給装置65に
電気的に接続されている。
【0018】電源供給装置65は四輪ロック検出センサ
51からのロック信号を受け取ったときに車体3の後端
に設けられた一対のテールランプ67に電力を供給して
一対のテールランプ67を点灯させるとともに、テール
ランプ67に送る電力(電流)をロック信号に再び変換
してコントローラ53に送る機能を有している。即ち、
電源供給装置65は電力(電流)をロック信号に変換す
る信号変換器69を備えている。コントローラ53はジ
ャッキ操作装置19と電源供給装置69が電気的に接続
されており、ジャッキ操作装置19の操作内容に応じて
ジャッキシリンダ17の作動を制御するジャッキ作動制
御弁57の作動をコントロールし、また、四輪ロック検
出センサ51により車輪7,8がロック状態にあると検
出されて電源供給装置65が一対のテールランプ67に
電力を供給している状態にあるときに、ジャッキシリン
ダ17の作動を制御するジャッキ作動制御弁57に作動
油が供給されるようなインターロックS/V55の作動
をコントロールする機能を有する。
【0019】尚、前述した実施の形態では、四輪ロック
検出センサ51からの検出信号は電源供給装置65にの
み送られる例を示したがこれに限るものではなく、この
検出信号を電源供給装置65の他にコントローラ53に
送るように構成することもできる。この場合、信号変換
器69は不要となる。また、四輪ロック検出センサ51
は前輪7及び後輪8がロック状態にあるときにロック信
号を出力するものを示したが、フットブレーキ13の押
圧量が小さいときは前輪7及び後輪8は非ロック状態に
なる場合がある。この場合には四輪ロック検出センサ5
1はロック信号を出力しないので、一対のテールランプ
67は点灯しない。
【0020】そこで、フットブレーキ13の押圧量が小
さいときでも、一対のテールランプ67を点灯させたい
場合には、マスタシリンダ59に四輪ロック検出センサ
51の他にマスタシリンダ59内の油圧を検出する油圧
検出センサ(図示せず)を別に設け、この油圧検出セン
サにより検出された検出値が所定値を越えているときに
油圧検出センサがテールランプ67を点灯させる点灯信
号を出力するように構成する。このように構成すること
で、フットブレーキ13の押圧操作量に拘わらずフット
ブレーキ13が押圧されれば一対のテールランプ67を
必ず点灯させることができるとともに、前輪7及び後輪
8がロック状態にあるときのみジャッキ操作装置19の
操作を可能にすることができる。
【0021】コントローラ53に電気的に接続されたイ
ンターロックS/V55は、図3に示すように、油圧ポ
ンプPの下流側に油圧管路を介して接続された4ポート
3位置の電磁式切換弁である。インターロックS/V5
5はソレノイド55aに供給される電流をON・OFF
制御することで、油圧ポンプPから供給される作動油を
ジャッキシリンダ17に接続されたジャッキ作動制御弁
57又は伸縮シリンダ27に接続されたブーム作動制御
弁71に供給し、及び中立位置ではポンプPとタンクT
間を連通させる機能を有する。
【0022】次に、本発明のジャッキ作動制御装置50
の作用を、アウトリガジャッキ15を張り出して車体3
を持ち上げ支持させる張り出し作業について説明する。
最初に、図1に示す車体3に伸縮ブーム25とアウトリ
ガジャッキ15を格納した状態で、車両を傾斜地41の
上方にある作業現場の近くに移動させる。車両が作業現
場の近くである傾斜地41に到着すると、運転キャビン
5内に搭乗した図示しない作業者がベレーキペダル13
を大きく踏み込んで、車両を傾斜地41上に停止させ
る。更に詳細には、ベレーキペダル13が大きく踏み込
まれると、図2に示すように、マスタシリンダ59が作
動してその内部にある作動油が押圧されて油圧が上昇す
るとともに、油圧管路62を介して圧油がハイドロマス
タ63に供給される。ハイドロマスタ63に供給された
圧油は油圧管路64を介してフロントブレーキ9及びリ
ヤブレーキ11に供給されて前輪7と後輪8をロック状
態にする。
【0023】これと同時に、四輪ロック検出センサ51
によりマスタシリンダ59内の油圧が所定値を越えてい
ることを検出され、車輪7,8がロック状態である旨の
ロック信号を出力する。このロック信号は電源供給装置
65に送られ、ロック信号を受け取った電源供給装置6
5は一対のテールランプ67に電力を供給して点灯させ
る。また、ロック信号を受け取った電源供給装置65は
テールランプ67に供給する電力を信号変換器69を介
してロック信号に変換させ、このロック信号をコントロ
ーラ53に送る。ロック信号を受け取ったコントローラ
53は、図3に示すように、インターロックS/V55
のソレノイド55aを励磁させて油圧ポンプPから供給
される作動油の供給方向をジャッキ作動制御弁57に供
給する方向に切り換える。この結果、ジャッキ作動制御
弁57には作動油が供給された状態になって、図2に示
すジャッキ操作装置19の操作が可能な状態になる。
【0024】そして、図2に示すように、作業者がジャ
ッキ操作装置19を手動で操作すると、その操作内容に
応じてコントローラ53がジャッキ作動制御弁57の作
動を制御してジャッキシリンダ17が伸縮動して、図1
に示すアウトリガジャッキ15の下端が傾斜地41に当
接して車体3を持ち上げ支持する。このように、図1に
示すジャッキ操作装置19を介してジャッキシリンダ1
7が伸縮動するときには前輪7及び後輪8が必ずロック
状態にあるので、アウトリガジャッキ15の張り出し作
業において傾斜地41において車両が移動することを未
然に防止することができる。そして、ジャッキ張り出し
作業が終了すると、運転キャビン5にいる作業者がユニ
ット操作スイッチ39をON操作してパワーユニット装
置37に電力を供給して、伸縮ブーム25や作業台35
を作動可能な状態にする。
【0025】尚、傾斜地41に張り出されたアウトリガ
ジャッキ15を車体3に格納する場合もジャッキ張り出
し作業と同様に、図示しない作業者が運転キャビン5に
搭乗してブレーキペダル13を大きく押し込んだ状態に
して前輪7及び後輪8をロック状態にしなければ、ジャ
ッキ操作装置19は操作可能な状態にならない。このた
め、アウトリガジャッキ15の格納作業においても、ジ
ャッキ操作装置19の操作が可能な状態にあるときには
前輪7及び後輪8が必ずロック状態にあるので、ジャッ
キシリンダ17が縮小動して車輪7,8が傾斜地41に
接触しても車両を傾斜地41に停止させた状態でアウト
リガジャッキ15を車体3に格納させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における作
業用車両のジャッキ作動制御装置によれば、車輪制動操
作手段が操作されて前輪及び後輪が制動状態にあるとき
のみジャッキ作動許容手段がジャッキ操作手段の操作を
可能にしてジャッキの作動を許容することで、ジャッキ
操作手段が操作可能な状態のときは前輪及び後輪が必ず
制動状態にあるので、傾斜地に車両が載置されている状
態でジャッキの張り出し作業や格納作業を行なう場合、
車両を傾斜地に停止させた状態のままでジャッキの張り
出し作業等を行なうことができる。また、前輪及び後輪
を制動状態にさせるには作業者が車輪制動操作手段を操
作して行なうので、バキューム圧により車輪制動操作手
段を操作したのと同じ状態にする特別な装置を車両に設
ける必要性が無くなり、車両コストの増加を抑制するこ
とができる。
【0027】また、車輪制動検出手段により前輪及び後
輪が制動状態にあると検出されているとき、ジャッキ作
動許容手段により第2制御バルブが作動油を第1制御バ
ルブに供給するようにしてジャッキ操作手段の操作を可
能な状態にする場合には、車輪が制動状態にあるときだ
けジャッキ操作手段の操作を可能な状態にすることがで
き、車両が傾斜地に載置されている状態でジャッキの張
り出し作業や格納作業を行なう場合には車両を傾斜地に
停止させた状態のままでジャッキの張り出し作業等を行
なうことができる。また、第1制御バルブよりも上流側
に第2制御バルブを配設し、車輪制動検出手段により車
輪が制動状態にあると検出しているときのみ第2制御バ
ルブにより作動油を第1制御バルブに供給する場合に
は、車輪が制動状態であるときだけ第1制御バルブに作
動油を供給してジャッキ操作手段を操作可能な状態にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけジャッキ作動制御
装置を搭載した高所作業車の正面図を示す。
【図2】本発明の一実施の形態におけるジャッキ作動制
御装置の概略構成図を示す。
【図3】本発明の一実施の形態におけるジャッキ作動制
御装置の一部である油圧回路図を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車(作業用車両) 3 車体 7 前輪 8 後輪 13 ブレーキペダル(車輪制動操作手段) 15 アウトリガジャッキ(ジャッキ) 19 ジャッキ操作装置(ジャッキ操作手段) 50 ジャッキ作動制御装置 51 四輪ロック検出センサ(車輪制動検出手段) 53 コントローラ(ジャッキ作動許容手段) 55 インターロックソレノイドバルブ(ジャッキ作動
許容手段、第2制御バルブ) 57 ジャッキ作動制御弁(第1制御バルブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安食 多恵子 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 3D026 EA07 EA54 EA74 EA76 3F205 AA20 CA03 CB02 DA04 FA01 FA10 KA10 3F333 AA08 AB04 CA15 FA10 FA17 FA34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後に制動可能に設けられた前輪
    及び後輪と、前記車体の左右両端部に複数配設されて伸
    縮動可能であり下端部を接地させて前記車体を持ち上げ
    支持するジャッキと、を有する作業用車両のジャッキ作
    動制御装置であって、 前記前輪及び前記後輪を制動させるために操作される車
    輪制動操作手段と、 前記ジャッキを伸縮動させるために操作されるジャッキ
    操作手段と、 前記車輪制動操作手段が操作されて前記前輪及び前記後
    輪が制動状態にあるときのみ前記ジャッキ操作手段の操
    作を可能にして前記ジャッキの作動を許容するジャッキ
    作動許容手段とを有することを特徴とする作業用車両の
    ジャッキ作動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ジャッキ作動許容手段は、前記車輪
    制動操作手段により前記前輪及び前記後輪が制動状態に
    あるか否かを検出する車輪制動検出手段と、前記ジャッ
    キ操作手段の操作に応じて前記ジャッキへの作動油の給
    排制御を行なう第1制御バルブと、前記第1制御バルブ
    への作動油の給排制御を行なう第2制御バルブとを有
    し、 前記ジャッキ作動許容手段は、前記車輪制動検出手段に
    より前記前輪及び前記後輪が制動状態にあると検出され
    ているときのみ前記第2制御バルブにより前記作動油を
    前記第1制御バルブに供給させて前記ジャッキ操作手段
    の操作を可能な状態にするように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の作業用車両のジャッキ作動制
    御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007119133A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Tadano Ltd 作業車のエンジン停止制御装置
CN103754797A (zh) * 2014-02-08 2014-04-30 胥传明 带路障扶助装置的叉车
JP2015074505A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 株式会社光秀 アウトリガー装備車両

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