JP3078468B2 - 路上作業車のジャッキ装置および軌道作業車のジャッキ装置 - Google Patents

路上作業車のジャッキ装置および軌道作業車のジャッキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業時に作業車の車体
を支持するジャッキ装置に関し、さらには、車体に設け
られた走行用車輪が地面もしくは軌道から離れることの
ない路上作業車および軌道作業車のジャッキ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車体上に作業装置を備える作業車として
は、一般の路上を走行可能ないわゆる路上作業車や、鉄
道のレール(軌道)上を走行可能ないわゆる軌道作業車
等があり、これらの各作業車には作業時に車体を支持す
るためのジャッキ装置が設けられている。
【0003】車体の後部に作業装置を設けている路上作
業車においては、作業を行うことにより車体を転倒させ
る方向や、車体を下方に押し下げる方向にモーメント
(以下、単に「転倒モーメント」と称する)が作用する
ことがある。このようなモーメントが車体に作用する
と、車体を不安定にさせるとともに、後輪を支持する車
軸に大きな力が加わることとなる。このため、このよう
な作業車においては車体の後輪近傍にジャッキ装置を設
け、接地反力が得られるまでジャッキの伸張作動を行う
ことにより転倒モーメントに抗して車体を安定支持する
とともに、車軸を保護することとしている。
【0004】また、軌道作業車においては、車軸を保護
することは主な目的とせずに、作業時(特に車体上の作
業装置が高所に移動可能に構成されているものを用いて
作業を行う時)に生ずる大きな転倒モーメントに抗し
て、車体を安定支持させることを主な目的としてジャッ
キを設けることが多い。このような軌道作業車において
は、車体の前後左右の四箇所にジャッキ装置を設け、前
記と同様に接地反力が得られるまでジャッキの伸張作動
を行うことにより、車体を安定支持する。
【0005】上記のように構成された路上作業車により
作業を行う場合には、後輪が道路から離れるまでジャッ
キ装置の接地作動(ジャッキの伸張作動)を行うことに
よりジャッキ装置が接地反力を得ていることを確認して
いた。また、軌道作業車により作業を行う場合には、全
輪が軌道から離れるまでジャッキ装置の接地作動を行う
ことにより、ジャッキ装置が接地反力を得ていることを
確認していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、路上作業車を
用いて作業を行う場所が坂道である場合、作業車を停車
させていても坂道を下らせる方向に力が作用するが、ジ
ャッキ装置と路面との摩擦により作業車が坂道を下って
いくことはない。しかしながら、坂道が急である場合、
車両を下らせる力が大きくなるため、車両の移動をより
確実に防止するためには、パーキングブレーキによる制
動が行われている後輪は道路から離さないようにしてお
くことが望ましい。
【0007】また、軌道作業車用いて作業を行う場合、
軌道の道床にはバラストが敷いてあるとともに、この道
床が傾斜していることもある。このため、ジャッキ装置
を接地させて作業を行っているときに作業中の振動によ
り車両全体が移動し、作業終了後にジャッキを縮小させ
たときの軌道走行用車輪の位置とレール位置との間にず
れが生じ、車輪をレール上に戻せなくなるおそれがある
という問題があった。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、停車させた路面の傾斜角度の如何に拘ら
ず、作業時の車体の移動を確実に防止することのできる
路上作業車のジャッキ装置を提供することを目的とする
とともに、作業中の振動等を受けても車輪とレールとの
位置ずれが生じないような軌道作業車のジャッキ装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するために、本発明の路上作業車のジャッキ装置で
は、路上走行用車体の前後左右に路上走行用車輪を設け
ることにより路上の走行が自在な構成とし、この車体に
おける車輪のうちパーキングブレーキが作用する車輪の
近傍の左右に車体を支持するジャッキ装置を配設してい
る。このジャッキ装置はジャッキ操作手段により接地作
動制御を行うが、車輪が路上に接地した状態のままジャ
ッキ装置が接地状態に達したときに伸張作動阻止手段に
よりジャッキ装置の伸張作動を阻止する。
【0010】なお、ここでジャッキ装置の接地状態と
は、ジャッキ装置の伸長作動を行ってジャッキ装置に接
地反力が作用し始めたときの状態であって、車体が左右
方向に水平な状態において車輪に作用する車重は変化し
ない、もしくは若干軽減される程度にとどめられるジャ
ッキ装置の状態をいう。すなわち、ジャッキ装置が接地
状態にある場合には、ジャッキ装置には車重が若干作用
する程度である。但し、作業時に車体に転倒モーメント
が作用したときには、このジャッキ装置が転倒モーメン
トを受け止め車体を安定支持する。
【0011】このように構成された路上作業車のジャッ
キ装置によれば、作業を行う前にジャッキ装置を接地状
態とさせるが、作業に伴って転倒モーメントが生じたと
きはジャッキ装置によってその力を受けることができる
ため、車輪を支持する車軸に車重以上の大きな力が作用
することを防止するとともに車体を安定支持することが
できる。さらに、ジャッキ装置が接地状態である場合に
は、作業車の車重は車輪によって受けているため、車輪
をパーキングブレーキにより制動しておけば、傾斜路面
上における作業の場合にも車両を作業位置に確実に停車
させておくことができる。
【0012】また、上記の目的を達成するために、本発
明の軌道作業車のジャッキ装置では、軌道走行用車輪を
有して軌道上の走行が自在な軌道走行用車体の左右に車
体を支持するジャッキ装置を配設している。このジャッ
キ装置も前記と同様にジャッキ操作手段により接地作動
制御を行うが、ジャッキ装置が接地状態に達したときに
伸張作動阻止手段によりジャッキ装置の伸張作動を阻止
する。この接地状態では、車体重量はほとんど車輪に作
用しており、車輪が軌道上に接触した状態のままであ
る。
【0013】このように構成された軌道作業車のジャッ
キ装置によれば、前記路上作業車のジャッキ装置と同様
に、軌道作業車の車重は車輪によって受けており、ジャ
ッキ装置は転倒モーメントを支持するだけとなる。これ
によりジャッキ装置が接地する場所が、バラストが敷い
てある軌道の道床であっても、常に車輪はレール上にあ
り、作業時に生じる振動によって車輪が軌道上から外れ
なくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図1を参照しながら路
上作業車の一種であるケーブル工事車に、本発明に係る
路上作業車のジャッキ装置を設けたケーブル工事車1に
ついて説明する。このケーブル工事車1は、後輪Rを駆
動することにより走行自在なトラックをベースにして製
作されており、車体21の後部には、ケーブル繰出・巻
取装置22が配設されている。
【0015】このケーブル繰出・巻取装置22は、車幅
方向に分かれて配設された一対のスイングアーム13
と、このスイングアーム23に回転自在に保持されたケ
ーブルドラム28から構成されている。スイングアーム
23は、車体21の前後方向に揺動自在に構成されてお
り、この揺動作動は、車体21上に配設された揺動シリ
ンダ26の伸縮作動によって行われる。
【0016】このように構成されたケーブル繰出・巻取
装置22は、鎖線で示すように、スイングアーム23を
車体21の前方に倒伏させ、ケーブルドラム28を車体
21上に載置させた状態で格納される。そして、ケーブ
ルの繰出・巻取作業を行う場合には、実線で示すように
揺動シリンダ26の伸張作動を行ってスイングアーム2
3を起仰させ、ケーブルドラム28を回転させてケーブ
ルKの繰り出しや巻き取りを行う。
【0017】ここで、ケーブルの繰出・巻取作業を行う
場合、作業時に車体21を下方に押し下げたり、傾けた
りする力である転倒モーメントが作用する場合があるた
め、ケーブル工事車1には、後輪Rの車軸(図示せず)
を保護するために、後輪Rの近傍(すぐ後方)における
車体21の左右にジャッキ装置10,110(図1にお
いては左側ジャッキ装置10のみが表されている)が配
設されている。
【0018】左側ジャッキ装置10は、詳細を図2およ
び図3に示すように、油圧により伸縮自在な左側伸縮シ
リンダ11と、車体21に取り付けられて、左側伸縮シ
リンダ11を支持する支持部材15とから構成されてい
る。左側伸縮シリンダ11は、アウターチューブ11a
に対してロッド11bが伸縮自在に配設されており、車
体21上に配設されたジャッキ操作装置40(図4参
照)の作動制御を行うことにより伸縮作動制御がなされ
る。
【0019】アウターチューブ11aのボトム側端部1
2には円柱状に形成された支持軸13が水平に取り付け
られており、この支持軸13は、車体21における支持
部材取付面21a上に固着された支持部材15に上下方
向に延びて形成された長穴15a内を上下に移動自在に
配設されている。支持軸13の端面にはスイッチ押し板
14が取り付けられている。
【0020】支持部材15の外側面には左側リミットス
イッチ16が取り付けられており、支持軸13が長穴1
5a内を上昇して上端面と当接接触したときにスイッチ
押し板14によって左側リミットスイッチ16のアクチ
ュエーターを押し上げ、左側リミットスイッチ16のオ
ン作動を行うようになっている。
【0021】なお、右側ジャッキ装置110も、右側伸
縮シリンダ111および右側リミットスイッチ116が
設けられて左側ジャッキ装置10と同様に構成されてい
る。
【0022】ここで左側ジャッキ装置10の接地作動を
例にとって説明する。左側ジャッキ装置10のロッド1
1bが縮小(上昇)している状態(ロッド11bの下端
面に配設された接地板12が地面Gと接触していない状
態)において、ケーブル作業車1が停車している地面G
から支持部材取付面21aまでの距離をHとする。な
お、この状態においては、左側伸縮シリンダ11の自重
によって支持軸13は長穴15aの下端部に位置してい
る。
【0023】ジャッキ操作装置40の操作を行って左側
伸縮シリンダ11の伸長作動を行わせてロッド11bを
下降させると、まず、接地板12が地面Gに当接接触
し、左側伸縮シリンダ11の自重分の接地反力を受け
る。その後、さらに伸張作動を行うことによりこのシリ
ンダ11の自重分の接地反力に抗してシリンダ11が上
昇し、支持軸13が長穴15a内を上昇する。
【0024】そして、図3に示すように、支持軸13が
長穴15aの上端面に当接し、ジャッキ装置10で若干
の荷重を受けて車体21を支持した状態(接地状態)と
なったとき、左側リミットスイッチ16がオン作動す
る。左側リミットスイッチ16の作動信号は、コントロ
ーラ30内の伸張作動阻止手段31に送信され、この伸
張作動阻止手段31は、ジャッキ操作装置40の操作信
号の如何に拘らず、左側伸縮シリンダ11の伸張作動を
停止させる。
【0025】ここで、左側リミットスイッチ16がオン
作動した状態において、左側伸縮シリンダ11の伸張作
動が停止した状態における地面Gから支持部材取付面2
1aまでの距離は、左側シリンダ11の伸張前の距離H
と同じ距離Hを維持する(後輪Rが地面Gに接地したま
まの状態を維持する)こととなる。
【0026】このようにして左側ジャッキ装置10の接
地作動が行われた後は、同様に右側リミットスイッチ1
16がオン作動するまで右側伸縮シリンダ111の伸長
作動を行わせて、右側ジャッキ装置110の伸長作動を
行う。なお、むろん左右ジャッキ装置10,110の伸
長作動を同時に行ってもよい。
【0027】このように構成された左右ジャッキ装置1
0,110においては、左右ジャッキ装置10,110
には接地反力が作用しているが、車体21等の重量のほ
とんどは路上走行用車輪F,Rによって受けており、左
右ジャッキ装置10,110には車重は余り作用してい
ない。具体的には、車体21等の総重量が4tであると
すると、左右のジャッキ装置10,110に作用する重
量(支持している重量)は100kg程度である。
【0028】これにより、上記のジャッキ装置10,1
10を設けたケーブル工事車1においては、車体21等
の重量のほとんどを受けている路上走行用車輪F,Rは
しっかりと地面Gに接地している。このため、後輪Rに
パーキングブレーキによる制動を行わせておくことによ
り、作業中にケーブル工事車1が移動してしまうことが
なく、ケーブル工事車1を停車させた場所が角度θだけ
傾斜している場合であっても、矢印Bで示すように後方
に移動してしまうことがない。
【0029】次に、図5および図6を参照しながら他方
の本発明の実施例である軌道作業車のジャッキ装置につ
いて説明する。軌道作業車5は、軌道走行用車体51上
に垂直方向の伸縮が自在に構成された垂直昇降装置52
を設けるとともに、この垂直昇降装置52の上端部に作
業者が搭乗可能な作業台53を設けた高所作業車であ
る。軌道走行用車体51の下部には、鉄輪支持部材53
に回転自在に鉄輪支持軸54が支持され、この鉄輪支持
軸54の左右端部に鉄輪(軌道走行用車輪)55,55
が取り付けられている。なお、この鉄輪支持軸54は、
軌道走行用車体51の前後に配設されている。
【0030】また、軌道走行用車体51の前後左右に
は、四つのジャッキ装置60,160,260(図5に
おいては、右後側のジャッキ装置は表されていない)が
配設されている。なお、これら各ジャッキ装置60等の
構成は、前記のジャッキ装置10と同一の構成であるた
め、詳細な説明は省略する。
【0031】このように構成された軌道作業車5におけ
るジャッキ装置60等の接地作動制御について図7を加
えて説明する。なお、図7においては、説明の便宜上、
軌道走行用車体51の前方の左右に配設されたジャッキ
装置60,160の作動制御を行う部分のみを表してい
る。したがって、実際には図7に表されている回路と同
様に構成された、後方のジャッキ装置260等のための
制御回路が繋がれることとなる。
【0032】例えば、左前方のジャッキ装置60の接地
作動を行う場合には、制御バルブ91の操作レバーを作
動させ、ポンプPによって供給されるタンクT内の作動
油を左前側伸縮シリンダ61のボトム側油室に供給する
ことにより、ロッド61bの伸長作動を行わせる。そし
て、ロッド61bの下端部に配設された接地板62が接
地し、リミットスイッチ66がオン作動すると、ジャッ
キ伸長規制ソレノイドバルブ68を励磁させ左前側伸縮
シリンダ61のボトム側油室への作動油の供給を遮断
し、左前方のジャッキ装置60の接地作動を停止させ
る。
【0033】また、右前方のジャッキ装置160の接地
作動は、制御バルブ191の作動を行うことにより、リ
ミットスイッチ166の信号を受けたジャッキ伸長規制
ソレノイドバルブ168によって右前側伸縮シリンダ6
1の作動制御がなされる。なお、軌道走行用車体51の
支持を行う場合には、軌道走行用車体51の水平状態を
維持するために、四つのジャッキ装置の作動を同時に行
うことが望ましい。
【0034】そして、各ジャッキ装置60等の作動制御
が行われた状態においても、前記ケーブル作業車1の場
合と同様に、各鉄輪55がレールRに接触した状態のま
まで、各ジャッキ装置を接地状態とすることができる。
【0035】このように構成された軌道作業車5におい
ては、作業台53を上昇させて架線の補修作業等の高所
における作業を行う場合、軌道走行用車体51に転倒モ
ーメントが作用していない状態においては、ほとんどの
荷重を鉄輪55によって受けており、転倒モーメントが
作用した場合には、転倒モーメントが作用した側のジャ
ッキ装置によっても荷重を受けるようになる。
【0036】これにより、常に鉄輪55はレールR上に
あるため、各ジャッキ装置60等を接地させる道床がバ
ラストBである場合でも作業中に生じた振動等により軌
道作業車5が移動してしまうこともなく、かつ、しっか
りと軌道走行用車体51を転倒モーメントに抗して支持
することができる。
【0037】なお、軌道作業車5においては、鉄輪55
の内側にフランジ55aが形成されているため、軌道走
行車体51の左右方向の移動を防止することが目的であ
る場合には、鉄輪55にほとんど荷重がかからなくなる
までジャッキ装置60等の伸長作動を行なわせてもよ
い。
【0038】なお、各リミットスイッチ16,66等の
作動方法は、上記の各実施例において示した方法に限ら
れるものではなく、本出願人が、実公昭61−1618
9号公報において開示しているように、車体がジャッキ
装置によって支持されたときに、伸縮シリンダに作用す
る反力によって回転する偏心シャフトに取り付けた作動
片により感知器を作動させることによりジャッキの接地
を検出するように構成してもよい。
【0039】また、上記の各実施例においては、各リミ
ットスイッチがオン作動したときに伸縮シリンダの伸長
作動を停止させることとしているが、シリンダの伸長作
動を停止させるまでの時間を調節することにより、ジャ
ッキ装置で受ける荷重の割合を調節することができる。
【0040】さらに、各ジャッキ装置が接地状態に達し
たか否かを検出する検出手段としては、上記のようにリ
ミットスイッチを用いた構成とする他、車体と伸縮シリ
ンダとの間にロードセルを配設し、このロードセルに作
用する荷重の検出を行うことにより、接地状態に達した
か否かを検出するように構成してもよい。なお、この場
合ロードセルによって検出する荷重は、ジャッキ装置に
接地反力が作用し始めたときの荷重であり、車体の重量
等に比べてごく少ない荷重であるため、用いられるロー
ドセルは小荷重の検出が可能に構成されたものを用いる
必要がある。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の路上作業車のジ
ャッキ装置は、路上走行用車輪が路上に接地した状態の
まま、パーキングブレーキが作用する車輪の近傍に配設
されたジャッキ装置が接地状態に達したときに、伸張作
動阻止手段によりジャッキ装置の伸張作動を阻止するよ
うに構成している。これにより、ジャッキ装置の伸長作
動を行って接地状態とした場合には、路上走行用車輪お
よびジャッキ装置によって車体を安定支持させることが
できる。そして、ジャッキ装置を接地させた路上が傾斜
している場合であっても、パーキングブレーキによって
制動状態となっている路上走行用車輪がしっかりと接地
しているため、路上作業車が傾斜している路面を下って
しまうようなことがない。
【0042】また、本発明に係る軌道作業車において
は、軌道走行用車輪がレール上に接触した状態のまま、
軌道走行用車体に配設されたジャッキ装置が接地状態に
達したときに、伸張作動阻止手段によりジャッキ装置の
伸張作動を阻止するように構成している。これにより、
ジャッキ装置の伸長作動を行って接地状態とした場合に
は、軌道走行用車輪およびジャッキ装置によって車体を
安定支持させることができる。そして、軌道作業車を用
いて作業を行っているときに生じる振動等によって軌道
作業車を移動させる力が作用した場合であっても、軌道
走行用車輪はレール上にしっかりと接触しているため、
作業中の振動等によって車輪とレールとの位置ずれを生
じてしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る路上作業車のジャッキ装置を備え
た路上作業車の側面図である。
【図2】上記路上作業車のジャッキ装置に用いられるジ
ャッキ装置の断面図である。
【図3】上記路上作業車のジャッキ装置に用いられるジ
ャッキ装置の断面図である。
【図4】上記路上作業車のジャッキ装置の作動制御回路
のブロック図である。
【図5】本発明に係る軌道作業車のジャッキ装置を備え
た軌道作業車の斜視図である。
【図6】上記軌道作業車の図5における矢印VI方向か
らの矢視図である。
【図7】上記軌道作業車のジャッキ装置の作動制御を行
う油圧回路の回路図である。
【符号の説明】
1 路上作業車 10,60 ジャッキ装置 11,111 伸縮シリンダ 16,116 リミットスイッチ 21 路上走行用車体 5 軌道作業車 51 軌道走行用車体 55 鉄輪(軌道走行用車輪)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−23994(JP,U) 実開 平3−40275(JP,U) 実開 平6−80800(JP,U) 実開 平7−8398(JP,U) 実公 昭61−16189(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 7/24,9/24 B66C 23/78

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後左右に設けられた路上走行用車輪に
    よって路上の走行が自在な路上走行車体と、 前記路上走行用車輪のうちパーキングブレーキが作用す
    る車輪の近傍において前記路上走行用車体の左右に配設
    されて前記路上走行用車体を支持するジャッキ装置と、 前記ジャッキ装置の接地作動制御を行うジャッキ操作手
    段と、 前記路上走行用車輪が前記路上に接地した状態のまま、
    前記ジャッキ装置が接地状態に達したときに前記ジャッ
    キ装置の伸張作動を阻止する伸張作動阻止手段とから構
    成されていることを特徴とする路上作業車のジャッキ装
    置。
  2. 【請求項2】 前後左右に設けられた軌道走行用車輪に
    よって鉄道用レール上の走行が自在な軌道走行車体と、 前記軌道走行用車体の左右に配設されて前記軌道走行車
    体を支持するジャッキ装置と、 前記ジャッキ装置の接地作動制御を行うジャッキ操作手
    段と、 前記軌道走行用車輪が前記鉄道用レール上に接触した状
    態のまま、前記ジャッキ装置が接地状態に達したときに
    前記ジャッキ装置の伸張作動を阻止する伸張作動阻止手
    段とから構成されていることを特徴とする軌道作業車の
    ジャッキ装置。
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