JP2578011Y2 - 便座カバー - Google Patents

便座カバー

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JP2578011Y2
JP2578011Y2 JP1992011162U JP1116292U JP2578011Y2 JP 2578011 Y2 JP2578011 Y2 JP 2578011Y2 JP 1992011162 U JP1992011162 U JP 1992011162U JP 1116292 U JP1116292 U JP 1116292U JP 2578011 Y2 JP2578011 Y2 JP 2578011Y2
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勝義 角谷
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エムエイシイサンコー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は洋式便器の便座に装着さ
せる便座カバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】洋式便
器のU型便座用のカバーとしては図5に模式的平面図を
示したものが知られている(実開昭63-140294 号) 。こ
のカバーはズボン状をなし、図中1,2は脚部であり、
3は胴部、4は弾性環部、5は補強縁部を示している。
脚部1,2は相互の間に所要の間隔を隔てて夫々便座の
大きさ及び形状に合わせて筒状に形成され、先端部は若
干丸みをもたせて編みとじされ、また基端はその全周を
脚部1,2より太い筒状をなす胴部3に連ねるようにし
て一連に編成してある。
【0003】そしてこの胴部3に引き続いてこの胴部3
よりも強い弾性を備えた弾性環部4を編成し、更にこの
弾性環部4の口縁部全周にわたって補強縁部5を編成し
てある。この便座カバーは、便座を補強縁部5から装入
させ、便座の先端部を脚部1,2の先端部に夫々装入さ
せ、補強縁部5を便座枢支部まで移動させて便座に装着
させるものである。ところが弾性環部4が強い弾性を備
えているので洗濯をするとき取り外したり、その後装着
させることが面倒であるという問題点があった。
【0004】洋式便器のO型便座の便座カバーとしては
図6に裏面図を示したものが知られている。図中91は筒
編みした伸縮性を有する筒状布地からなる便座カバー本
体である。便座カバー本体91の一縁は折り返されて筒状
に枠芯挿入部92が設けられており、該枠芯挿入部92に
は、周長が便座の内周縁より少し長い枠芯94が挿入され
ている。そして他縁も折り返されて筒状に弾性部材挿通
部93が設けられており、該弾性部材挿通部93にはゴム紐
などの弾性部材95が挿通されている。
【0005】該弾性部材95の両端は弾性部材挿通部93の
周方向の所定箇処から外側に引き出されており、夫々S
字型フック96,96 が取り付けられている。このように構
成された便座カバーをO型便座に装着させる場合は、ま
ず枠芯挿入部92を便座の内周縁に沿って合わせるように
して便座カバー本体91の裏面を便座の下側に重ねる。
【0006】次に便座カバー本体91の前記他縁の弾性部
材挿通部93を便座の穴から便座の上側へ引き出す。そし
て前記弾性部材挿通部93を引っ張りながら便座カバー本
体91を外側へ展延し、弾性部材挿通部93を便座の外周縁
から下側へ引き込み、便座枢支部の裏側でS字型フック
96,96 を係合させる。
【0007】この便座カバーは洗濯をするときには枠芯
94を取り出さなければならないので面倒であるという問
題点があった。そこで図7及び図8に示す如き便座カバ
ーが提案された (実開昭63-144098 号) 。図7は便座及
び面ファスナの平面図であり、図8は便座カバー本体の
裏面図である。図7中21は便座であり、便座21の上面に
は短冊状の面ファスナ22が複数個その長手方向を周方向
に沿わせて貼着されている。
【0008】図8中23は適宜素材からなる便座カバー本
体であり、便座21の上面の形状と同一の形状をなし、裏
面に便座22に接着された面ファスナ22と対向するように
面ファスナ24が縫着されている。そして前記面ファスナ
22と24とを合わせることにより便座カバー23は便座21に
装着される。この便座カバー本体23は着脱が簡単である
が、洗濯等をするために取り外した場合、便座21の上面
に設けられた面ファスナ22は残存するので、これが汚
れ、またこの上に座ると体に面ファスナ22が触れて痛い
という問題点があった。
【0009】本考案はかかる事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは便座に直接接着させ得る
装着層を一面に備えた構成にすることにより便座に対す
る着脱が容易であり、取り外した場合に便座に何も残存
せず、しかも着座感に優れた便座カバーを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決ための手段】本考案に係る便座カバーは、
便座の上面形状に応じた形状をなすシートが多孔性緩衝
及び押圧により内部の空気が外部へ排出されて真空吸
着が可能となる気孔が複数個設けられた装着層を備え、
これら多孔性緩衝層及び装着層間に、装着層の材料が多
孔性緩衝層へ含浸されるのを防止する含浸防止層を設け
てあることを特徴とする。
【0011】
【作用】本考案の便座カバーは、装着層を便座に接触さ
て、多孔性緩衝層の上側から押圧することにより、装
着層の気孔内の空気が外部へ排出されて真空状態とな
り、真空吸着することができ、便座に容易に装着でき、
またこれを剥がすことで便座から容易に離脱させること
ができる。また、複数の気孔の真空吸着作用により便座
に接着させることができるから、洗濯を繰り返した場合
にも装着層の劣化が可及的に少なく、繰り返し便座に良
好に接着することができる。また多孔性緩衝層の存在
により、心地良い着座感と断熱効果とが得られる。そし
て、多孔性緩衝層及び装着層間には、装着層の材料が
孔性緩衝層へ含浸されるのを防止する含浸防止層が設け
てあるから、装着層の材料が多孔性緩衝層へ浸み込むこ
とによる無駄が防止されるのであり、また、多孔性緩衝
層の多孔構造を良好に保持でき多孔性緩衝層の断熱性を
良好に保つことができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図1は本考案に係る第1実施例の
便座カバーの斜視図であり、図2はその拡大断面図、図
3は該便座カバーの使用態様を示す斜視図である。
【0013】この便座カバーAはU型の便座の平面視形
状に合せた形状を有し、便座のサイズ違いに対応できる
ように左右対称に2分割されてなる。即ち、右シートA
r, 左シートAlとも略1/2 楕円形状をなしている。右シ
ートAr, 左シートAlは共に4層構造をなし、上側から布
地層11, 多孔性緩衝層12, 含浸防止層13及び装着層14か
らなる。多孔性緩衝層12は例えば発泡ポリウレタンから
なり、布地層と熱融着又は接着剤により接着されてい
る。
【0014】多孔性緩衝層12の他方の面には、不織布,
合成樹脂フィルム等からなる含浸防止層13が熱融着又は
接着剤によって接着されている。これは装着層14が多孔
性緩衝層12中へ含浸するのを防止できる程度に密な組織
を有するものであればよい。
【0015】装着層14としては表1の組織を有し、具体
的には合成樹脂(エマルジョン状)としてウレタン系の
商品「DICFOAM F-520 」,発泡剤として「F-1 」,界面
活性剤として濃度4%の「CMC 」,助剤(1) として「VO
NCOAT 3750」,助剤(2) として「CR-5L 」,助剤(3) と
して「VONDIC NBA-1」,触媒として「CATALYST PA-20」
を使用した。「CMC」は第1工業製薬(株)製であり、
それ以外の商品は大日本インキ化学工業(株)製であ
る。
【0016】
【表1】
【0017】このような材料による装着層14の便座に対
する接着メカニズムには、ここに形成された多数の気孔
による真空吸着力である。即ちこれを少し抑えると気孔
中の空気が排出されて減圧状態となり、これにより便座
に接着するのである。
【0018】含浸防止層13に装着層14を塗布形成す
る場合は、まず表1に示した装着層14の組成物を配合
し、ミキサーにより発泡させる。次にこの発泡した組成
物をコーティング装置により含浸防止層13の一面に塗
布する。そしてこれを乾燥機に入れ、120〜160℃
で5分間乾燥させる。
【0019】このとき発泡倍率及び塗布厚を変えて前記
組成物を塗布したときの装着層14の物性試験を行った
結果を表2に示す。表2より発泡倍率が小さい場合は剥
離性が良好であり、発泡倍率が大きい場合は接着性が良
好になり、また塗布厚が増加するといずれもが向上する
ことがわかる。
【0020】発泡倍率及び塗布厚は表2の結果より要求
される性能のバランスを考慮して決定すればよい。
【0021】
【表2】
【0022】なお、表2に示す結果の測定方法は具体的
には以下の通りである。 層間剥離強度:試料作成 綿布に接着剤(F-520増粘液)
を塗布しフォーム面と貼合せ、熱処理し2cm幅にカッ
ト。 オートグラフによりフォーム破壊強度を測る。 セロテープ剥離強度:フォーム面にセロファンテープ
(1.8mm) を手で強く貼付け直角方向に瞬時に剥がし、破
損の有無をチェックする。 〇は異常なし ×は破損 表面摩擦強度:学振型摩擦試験機(フラット500g) でフ
ォーム面を摩擦し破損までの回数を読む。 密着力:フォームシート2cm幅をガラス板に圧着し1日
後、90度剥離強度を測る。 なお洗濯を20回繰り返した場合にも装着材12の密着力に
何ら変化が見られなかった。
【0023】また、図1〜図3に示す実施例のものはO
型便座に装着してもよいことは勿論であるが、図4に示
すように環状帯状に形成したO型便座専用のものに構成
してもよいことは勿論である。なお、多孔性緩衝層の側
周面に亘って空気の出入を防ぐ層を設けると一層保温性
が高まる。また本考案の便座カバーは布地層なしとし
て、多孔性緩衝層が最上層にある構造をとることも可能
である。
【0024】
【考案の効果】以上の如本考案によれば、複数の気孔
の真空吸着作用により便座に接着させることができるか
ら、洗濯を繰り返した場合にも装着層の劣化が可及的に
少なく、繰り返し便座に良好に接着することができる。
しかも、多孔性緩衝層及び装着層間には、装着層の材料
が多孔性緩衝層へ含浸されるのを防止する含浸防止層を
設けているから、装着層を形成する材料が多孔性緩衝層
へ浸み込むのを良好に防止することができる。従って、
多孔性緩衝層の多孔構造を良好に保持でき多孔性緩衝層
の断熱性を良好に保つことができ、また、装着層の材料
の損失を少なくすることができる。 また、多孔性緩衝層
を設けたことで着座感が優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の便座カバーの斜視図であ
る。
【図2】シートの拡大断面図である。
【図3】本考案の第1実施例の便座カバーの使用態様を
示す斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例の便座カバーの斜視図であ
る。
【図5】従来の便座カバーの模式的平面図である。
【図6】従来の他の便座カバーの裏面図である。
【図7】便座及び面ファスナの平面図である。
【図8】従来の他の便座カバー本体の裏面図である。
【符号の説明】
11 布地層 12 多孔性緩衝層 13 含浸防止層 14 装着層

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座の上面形状に応じた形状をなすシー
    トが多孔性緩衝層及び押圧により内部の空気が外部へ排
    出されて真空吸着が可能となる気孔が複数個設けられた
    装着層を備え、これら多孔性緩衝層及び装着層間に、装
    着層の材料が多孔性緩衝層へ含浸されるのを防止する含
    浸防止層を設けてあることを特徴とする便座カバー。
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