JP4225622B2 - 使い捨て清拭具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭で用いられる使い捨て清拭具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清掃用品としては、掃除機、はたき、柄つきタワシ、スポンジ、モップ、雑巾、化学雑巾等があり、目的、あるいはそれぞれの方法の長所、短所に応じて使い分けられてきた。例えば、家具や置物、窓、壁等には、化学雑巾等の使い捨て清拭シートが一般的で、一方、トイレ用としては柄つきタワシ、スポンジ等の外、使用後便器に廃棄できる水解性清拭シートも実用化されている。
しかしながら、これらの使い捨て清拭シートや水解性清拭シートは、手軽で使いやすいものの、シート状であるが故に腰が弱く、家具等の裏側や奥まった場所、あるいはトイレの便器の裏側の拭き取りには困難を伴うことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、使い捨て清拭具において、使用の際に、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された立体状構造体となして、強度を付与するとともに、奥まった場所でも清拭効率が高く、しかも手軽な使い捨て清拭具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、紙、不織布又はプラスチック樹脂からなり、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された立体状構造体の使い捨て清拭具に係る。
【0005】
本発明の使い捨て清拭具は、紙、不織布又はプラスチック樹脂からなる立体状構造体であり、使用後例えばトイレの便器等に廃棄できるように水解性の材質のものが好ましい。但し使用前は、多数枚のシートが積層された形態で、かつ拡げる時に中心軸線となる端縁が接着されているコンパクトなものが一般的である。そして、通常この積層体は、多数枚のシートを適宜の間隔で帯状の接着部分を設けて順次接着しながら積層しているため、使用時に、該積層体を360度拡げ該積層体の表裏面シートを接合すると、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された立体状構造体が形成されるようになっている。
立体状構造体の形状としては、球状、ドーム状、円柱状、円盤状等、種々例示できるが、使いやすさの点から略ドーム状のものが適している。また、大きさ(最大直径)や高さ等についても何ら限定されず、使用用途等に応じて適宜選択することができる。
【0006】
本発明の使い捨て清拭具は、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された立体状構造体となしたことに特徴を有する。このため、シートでは困難な腰の強さが付与され、また使用前のコンパクトな状態から、使用の際に清拭表面積を増大させて清拭効率を高めることが可能となる。
各セルの開口面積等も任意であり、使用性、製造性等を考慮して適宜決定すればよい。
【0007】
本発明では、清拭性の向上を目的として、予め鉱物油やシリコン油、あるいは洗剤、界面活性剤等を積層シートに含浸させてもよい。但し、水解性の使い捨て清拭具を製造する場合には、水解性基材の性状が損なわれないように、含浸薬剤の種類や添加量を考慮する必要がある。
【0008】
また、本発明の使い捨て清拭具は、立体状構造体のまま使用に供してももちろん構わないが、積層体の表裏面シートにつまみ部、もしくは把手又は柄との連結用係止部を設け、積層体を拡げた後にこの部分を接合させて当該目的に使用すれば、使いやすく便利である。つまみ部の形状や大きさ、把手又は柄との連結用係止部の形状や係止方法等は何ら限定されないが、例えば表裏面シートの突出部を把手又は柄の受け部に挿入した後、クリップで係止するようにすれば簡便で着脱も容易である。
【0009】
請求項の発明は、使い捨て清拭具において、紙、不織布又はプラスチック樹脂からなり、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成され、紙、不織布又はプラスチック樹脂シートを、適宜の間隔で帯状の接着部分を設けて順次接着しながら多数枚積層し、得られた積層体の中心軸線側の端縁を接着した後、該積層体を360度拡げて該積層体の表裏面シートを接合することにより形成された立体状構造体を形成したものである。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の使い捨て清拭具において、水解性の材質の紙、不織布又はプラスチック樹脂を用いたものである。
【0011】
請求項の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかの使い捨て清拭具において、略ドーム状の立体状構造体としたものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の使い捨て清拭具において、紙、不織布又はプラスチック樹脂からなり、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成され、紙、不織布又はプラスチック樹脂シートを、適宜の間隔で帯状の接着部分を設けて順次接着しながら多数枚積層し、得られた積層体の表裏面シートに、つまみ部、もしくは把手又は柄との連結用係止部を設けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明による使い捨て清拭具の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明使い捨て清拭具の一例の斜視図である。図2及び図3は使用前の積層体の斜視図を示し、図2は図1に相当するものである。また、図4は本発明使い捨て清拭具の保持具として用いる把手の一例を示す。
【0014】
図1において、1は紙、不織布又はプラスチック樹脂シートからなる立体状構造体で、ハニカム状のセル壁2で構成されている。セル3はセル壁2で囲まれた開口空間を示し、その大きさは隣接するシートとの帯状接着部分4の配列パターン等によって決定される。図1では、立体状構造体は略ドーム状を呈しており、上部に把手との連結用突出部5を有している。
【0015】
図2はシート積層体6を示し、中心軸線側端縁7が接着固定されているため、使用の際に拡げると図1の立体状構造体を形成するようになっている。シート積層体6は、積層された多数枚のシート8とその表裏面シート9からなり、表裏面シート9には、拡げた後に接合させて用いる連結用突出部5が設けられている。
図3は別のタイプのシート積層体6で、使用の際に拡げると半球状の構造体と多数の襞10から構成されることになる。
また、図4は把手11の一例で、連結用突出部5の受け部12と、使い捨て清拭具を容易に着脱させるためのクリップ13を有している。
【0016】
かかる構成の本発明使い捨て清拭具を使用すると、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された立体状構造体の効果で、シート単独では得られない腰の強さが付与されるとともに、拭き取りに活用できる表面積を増大させ、奥まった場所でも清拭効率が向上する。特に、水解性の材質のもので作製し、トイレの便器の清拭具として用いた場合には、便器の裏側等を簡単にしかも効率よく清拭でき、使用後便器に直接廃棄できるので極めてメリットが大きいものである。
【0017】
【実施例】
実施例1.
図2に示すような半分割した楕円状の水解性紙製シート(中心軸線の高さ:6 cm, 最大半径;8 cm)100 枚を積層し、2 cmの間隔で平行に、かつ先の層間と後の層間で段違い状態になるように、2 mm巾の帯状接着部分を施して積層体を作製した。なお、中心軸線側の端縁は全シート接着固定し、積層体の表裏面シートの上部には把手との連結用突出部(巾; 4 cm, 高さ; 2 cm)を付設した。
こうして得られた積層体を中心軸線の周りに360度回転し、表裏面シートを接合させて図1に示すような立体状構造体の本発明使い捨て清拭具を得た。
この清拭具の連結用突出部を図4に示す把手の受け部に挿入してクリップし、便器の裏側で使用したところ、汚れを効率よく拭き取ることができ、手を汚すこともなかった。また、使用後クリップを緩め清拭具を便器の中に落とすだけで手軽に後始末できるため、非常に便利であった。
【0018】
実施例2.
図3に示すような襞つきで鉱物油を 0.5 %含浸させた不織布製シート(上部半球部分の中心軸線の高さ; 8 cm, 半径; 4 cm,襞の長さ; 20 cm ,巾; 3 cm)50枚を積層し、実施例1と同様に(帯状接着部分; 3 mm巾, 3 cm間隔)作製した積層体を用いて、襞つきの本発明使い捨て清拭具を得た。
この清拭具を柄に連結して、家具や置物の奥まった場所で使用したところ、腰が強い上、埃等がセル内に捕捉されて清拭効率が高く、また、はたきとしても活用できて極めて実用的であった。
【0019】
【発明の効果】
本発明の使い捨て清拭具は、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された立体状構造体の効果で、シート単独では得られない腰の強さが付与されるとともに、拭き取りに活用できる表面積を増大させ、奥まった場所でも清拭効率が向上する。特に、水解性の材質のもので作製し、トイレの便器の清拭具として用いた場合には、便器の裏側等を簡単にしかも効率よく清拭でき、使用後便器に直接廃棄できるので極めてメリットが大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の使い捨て清拭具の一例の斜視図である。
【図2】 図1の使用前の積層体の斜視図である。
【図3】 別の使い捨て清拭具の使用前積層体の斜視図である。
【図4】本発明使い捨て清拭具の保持具として用いる把手の一例である。
【符号の説明】
1 立体状構造体
2 セル壁
3 セル
4 帯状接着部分
5 連結用突出部
6 シート積層体
7 中心軸線側端縁
8 シート
9 表裏面シート
10 襞
11 把手
12 受け部
13 クリップ

Claims (4)

  1. 紙、不織布又はプラスチック樹脂からなり、ハニカム状、格子状等のセル壁で構成された使い捨て清拭具であって、紙、不織布又はプラスチック樹脂シートを、適宜の間隔で帯状の接着部分を設けて順次接着しながら多数枚積層し、得られた積層体の中心軸線側の端縁を接着した後、該積層体を360度拡げて該積層体の表裏面シートを接合することにより形成された立体状構造体の使い捨て清拭具。
  2. 紙、不織布又はプラスチック樹脂が水解性である請求項1に記載の使い捨て清拭具。
  3. 立体状構造体が略ドーム状である請求項1又は請求項2に記載の使い捨て清拭具。
  4. 前記積層体の表裏面シートに、つまみ部、もしくは把手又は柄との連結用係止部を設けた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の使い捨て清拭具。
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