JPH0920362A - 伸長可能な固定用テープ - Google Patents

伸長可能な固定用テープ

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JPH0920362A
JPH0920362A JP7169706A JP16970695A JPH0920362A JP H0920362 A JPH0920362 A JP H0920362A JP 7169706 A JP7169706 A JP 7169706A JP 16970695 A JP16970695 A JP 16970695A JP H0920362 A JPH0920362 A JP H0920362A
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正章 荒川
Katsumi Hori
勝美 堀
Sadaji Sakashita
貞二 阪下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば袋や箱などのパッケージ用
として、又は例えば紙オムツ、生理用ナプキンなどの衛
生用品などを使用後にくるくる丸めて止めて処理する際
に好適に使用される伸長可能な固定用テープに関する。 【構成】 伸長部と実質的に非伸縮部とからなる基材の
少なくとも一端の非伸縮部に固定手段が設けられてなる
固定用テープであって、上記伸長部が200%延伸時の
荷重が5.0kg/25mm 以下で、かつ200%延伸した際
の永久ひずみが30%以上であると共に、上記実質的に
非伸縮部が0.5kg/25mm 以下の荷重下で2倍未満の伸
度を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば袋や箱などのパ
ッケージ用として、又は例えば紙オムツ、生理用ナプキ
ンなどの衛生用品などを使用後にくるくる丸めて止めて
処理する際に好適に使用される伸長可能な固定用テープ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば紙オムツ等の固定用テープ
として、折りたたまれてZ型に構成された種々の粘着テ
ープが知られている(例えば特公昭58−30401
号、特公昭52−47769号、特公平1−56163
号など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの粘着テープ
は、いずれも使用時に伸びるタイプではないため、例え
ば使用済オムツなどをくるくる丸めて処理する際、テー
プの長さが短いことにより十分な止着ができずに外れて
しまったり、またテープを強くひっぱると伸びないため
その力がそのまま物品に伝わり、物品と固定されている
テープ片端部が外れてしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
改良するためになされたものであり、使用の際に弱い力
で容易に伸ばすことができ、かつその伸びた部分は実質
的に縮みにくく、極めて実用的で使いやすい固定用テー
プを提供する。
【0005】即ち、本発明は、伸長部と実質的に非伸縮
部とからなる基材の少なくとも一端の非伸縮部に固定手
段が設けられてなる固定用テープであって、上記伸長部
が200%延伸時の荷重が5.0kg/25mm 以下で、かつ
200%延伸した際の永久ひずみが30%以上であると
共に、上記実質的に非伸縮部が0.5kg/25mm 以下の荷
重下で2倍未満の伸度を有する伸長可能な固定用テープ
に関する。
【0006】以下、本発明の実例を図面にもとづいて説
明する。図1は、本発明の伸長可能な固定用テープの実
例を示す断面図であり、両端部が実質的に非伸縮部A
1、A2で、それらの中央部が伸長部Bである基材1
が、該伸長部Bで2回折りたたまれてZ型に構成されて
いる。 かかる非伸縮部A1の内面及び非伸縮部A2の
外面には、固定手段として粘着剤層2が設けられ、非伸
縮部A1の外面、及び非伸縮部A1内面の粘着剤層2に
対向する伸長部Bの面には、離型剤層3が設けられてい
る。 さらに伸長部Bと非伸縮部A2の内面との間には
これらを仮着してZ型形状を保持するための仮着手段4
(後述)が設けられている。
【0007】図1において、非伸縮部A2の外面に設け
られた固定手段は、固定用テープの一端を被着体に固定
するために必要であり、図1に示したように粘着剤層2
が好ましく用いられるが、被着体に応じてその他例えば
接着剤やフック状の係止物などを採用することも可能で
あり、粘着剤層に限定されるものではない。また、図1
においては、非伸縮部A1の内面に粘着剤層2からなる
再剥離用の固定手段を設けた実例を示したが、その使用
形態(例えば図18)によっては、かかる固定手段を必
要としない場合もあり、また上記と同様に固定手段とし
て粘着剤層2以外にも被着体に応じてその他例えば接着
剤やフック状の係止物などを採用することも可能であ
る。
【0008】図2は、図1の固定用テープを使用の際に
展開し伸ばした状態を示す概略図であり、例えば非伸縮
部A1を引っ張ることにより仮着手段4を開放してZ型
を展開と共に、さらにA1を引っ張ることにより伸長部
Bを必要長さまで伸ばして相手側に固定することができ
る。
【0009】この伸長部Bは、固定用テープの全長を長
くして(少なくとも2倍以上)物品をくるくる丸めて止
着するために必要で、手でひっぱって伸ばそうとする力
を伸長することで応力を減衰させ、予め物品に固定され
ているテープ片端部と物品との外れを防止し、かつ物品
を丸めた後若干の物品の膨張に対する応力も軽減すると
いう目的のためには、使用の際に小さい力で伸びること
が必要である。 具体的には200%延伸時の荷重が
5.0kg/25mm 以下で、好ましくは200%延伸時の荷
重が3.0kg/25mm 以下であることが望ましい。 かか
る伸長部Bの伸長性が上記範囲外の場合は、所定の長さ
に伸ばすために大きい力が必要となって、予め固定され
てあるテープ片端部が外れたり、テープが伸びにくく使
用しずらいというという欠点があり好ましくない。
【0010】さらにこの伸長部Bは、テープ全長を手で
自由に調節したりして、テープ長さの3倍以上の外周を
有する物品を丸めて処理(廃棄など)するという目的の
ためには、伸ばした後にあまり縮まないことが必要で、
具体的には200%延伸した際の永久ひずみが30%以
上、特に50%以上と、力を除いた後完全に元に戻らな
いことが望ましい。 伸長後に大きく縮んで元に戻って
しまうと、その戻る力が大きいことで、予め本テープが
物品と固定されてある端部もしくは丸めたあと物品を止
着もしくは固定する部分が外れてしまうという欠点があ
り好ましくない。 しかし、若干の縮みは、物品を緊張
させて丸めることができる点でむしろ好ましい。
【0011】また実質的に非伸縮部A1及び/又はA2
は、それに物品に予め固定するための粘着剤、接着剤、
係止物(フック状物など)などの固定手段を設けるた
め、あまり伸縮性が大きいと固定部分が伸長によって外
れてしまうおそれがあるため、実質的に伸縮しにくいこ
とが好ましく、具体的には0.5kg/25mm 以下の荷重下
で2倍未満、特に1.5倍未満の伸度しか有さないこと
が望ましい。 しかし、若干の伸びは、伸長部と非伸縮
部との結合部における応力集中を非伸縮部の若干の伸び
が吸収して、強度を保持できるという点から好ましい。
【0012】また本発明においては、中央部の伸長部の
厚さが、両端部の非伸縮部と伸長部との境界付近の厚さ
より薄いことが、中央部から伸長が始まることで伸長を
容易にし、スムーズな伸長を生じさせる点から好まし
い。 各部の厚さは、特に限定されないが、実質的に非
伸縮部は40〜300μm程度、伸長部は30〜280
μm程度が、本テープを巻回状で長く巻回し長尺化でき
るという点から好ましい。
【0013】図3は、本発明の伸長可能な固定用テープ
の他例を示す断面図であり、両端部が実質的に非伸縮部
A1、A2、それらの中央部が伸長部Bである基材1
が、該伸長部Bで1回折りたたまれてくの字型に構成さ
れている。 かかる非伸縮部A1の内面及び非伸縮部A
2の外面には粘着剤層2が設けられ、非伸縮部A1の外
面及び非伸縮部A2の内面には離型剤層3が設けられて
いる。
【0014】図4は、伸長性の基材1の両端部が実質的
に非伸縮性材料(フィルムなど)4で積層されて非伸縮
部A1、A2とされ、それらの中央部が伸長部Bである
基材1が、2回折りたたまれてZ型に構成されている。
かかる非伸縮部A1の内面(非伸縮性材料4側)、非
伸縮部A2の外面には固定用の粘着剤層2が、伸長部B
の下面には仮着用の粘着剤層2が設けられ、また非伸縮
部A1の外面には離型剤層3が設けられている。
【0015】図5は、それぞれ別々に分割された実質的
に非伸縮部A1及びA2、及び伸長部Bが例えばヒート
シールや接着剤などにより結合されて基材1が構成さ
れ、伸長部Bが一回折りたたまれてくの字型に構成され
ている。 かかる非伸縮部A1の内面及び非伸縮部A2
の外面には粘着剤層2が設けられ、非伸縮部A1の外面
及び非伸縮部A2の内面には離型剤層3が設けられてい
る。
【0016】図6は、両端部が実質的に非伸縮部A1、
A2、それらの中央部が伸長部Bである基材1が、A1
部で1回折りたたまれてくの字型に構成されている。
かかる非伸縮部A1の内面及びA2の外面には粘着剤層
2が設けられている。
【0017】図7は、両端部が実質的に非伸縮部A1、
A2、それらの中央部が伸長部Bである基材1が、該伸
長部Bで1回折りたたまれてくの字型に構成されてい
る。かかる非伸縮部A2の外面には粘着剤層2が設けら
れ、非伸縮部A1の先端部にはテープのつまみ易さを向
上させるためにつまみ片5が設けられている。
【0018】図8は、分割された実質的に非伸縮部A1
及び伸長部Bが例えばヒートシールや接着剤などにより
結合され、伸長部Bの一端部には非伸縮性材料4が積層
されて非伸縮部A2が形成されて基材1が構成され、伸
長部Bが2回折りたたまれてZ型に構成されている。
かかる非伸縮部A2の外面(非伸縮性材料4側)には粘
着剤層2が設けられている。 また、非伸縮部A1の内
面には、係止用フックからなる固定手段が設けられてい
る。
【0019】図9は、両端部が実質的に非伸縮部A1、
A2、それらの中央部が伸長部Bである基材1が折りた
たまれていないテープであり、非伸縮部A1には物品と
の仮止め用の再剥離性粘着剤層21が設けられている。
かかる再剥離性粘着剤層21により、使用前は仮止め
でき使用時に剥がして再接着させることができる。ま
た、非伸縮部A2には物品に予め固定しておくための固
定用粘着剤層22が設けられている。
【0020】図10は、基材1が、中央部としての伸縮
フィルム7からなる伸長部Bと、この両端部がこの伸縮
フィルム7と非伸縮フィルム8との複合体で構成された
実質的に非伸縮部A1及びA2とからなり、非伸縮部A
1及びA2の片面には粘着剤層2が設けられ、他面には
離型剤層3が設けられている。 さらに、非伸縮部A1
の粘着剤層2には、基材9の片面に離型剤層10、他面
に粘着剤層11を設けてなるリリーステープCが、本発
明の固定用テープの粘着剤層2とリリーステープCの離
型剤層10とが接するように設けられてなる。 図11
に示す如く、かかるリリーステープCは、非伸縮部A1
の粘着剤層2面を使用するまで保護するためのもので、
リリーステープCは、本発明の固定用テープとともに物
品Dに粘着剤層11を介して固定できる。
【0021】図12では、図10におけるリリーステー
プCが、非伸縮部A2の粘着剤層2も保護できるように
基材1とほぼ同じ長さとされており、非伸縮部A1の粘
着剤層2と接する部分には再剥離できるように離型剤層
10が設けられており、非伸縮部A2の粘着剤層2と接
する部分には離型剤層はなく接着固定されている。この
構造とすることにより、本発明の固定用テープをリリー
ステープCと共にロール状に巻回した場合の段差を吸収
できるという効果がある。
【0022】図13は、本発明の伸長可能な固定用テー
プの他例を示す断面図であり、伸長部Bとしてのウレタ
ン製不織布12の両端に、例えばエチレン−酢酸ビニル
共重合体などの非伸縮性材料13を含浸させて、両端部
が実質的に非伸縮部A1、A2となるように形成し、こ
の非伸縮部A1及びA2に粘着剤層2が設けられてい
る。
【0023】本発明においては、図1の如くZ型に折り
たたまれた固定用テープの、伸長部Bの下面とそれと対
向する非伸縮部A2の内面とを仮着することにより、テ
ープ使用前にZ型が開かないようにすることもできる。
かかる仮着手段4は特に限定されないが、例えばヒー
トシール、ホットメルト系やメルトブロー状や繊維状の
粘着剤もしくは接着剤、プレスによるエンボス方式など
により仮着することができる。
【0024】本発明の伸長可能な固定用テープの各部材
は、上記特性を有する限り特に限定されないが、実質的
に非伸縮部としては、例えばポリオレフィン系プラスチ
ックフィルムが好ましく、例えばポリプロピレン、ある
いはこれとポリエチレンとのブレンド物が挙げられる。
また、後述の伸長部に、例えばポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、紙などの非伸縮性材料をラミネート(図4)もしく
は含浸(図13)等して複合化することにより実質的に
非伸縮部とすることもできる。
【0025】また伸長部としては、伸びた後の縮み(ス
トレッチバック)が実質的にないものが好ましく、ネッ
キングしてひも状になるものでもよい。 材質として
は、特にランダムポリプロピレン、低密度ポリエチレ
ン、リニヤ−低密度ポリエチレン(L-LDPE)などの単独
もしくはブレンド物からなるポリオレフィン系プラスチ
ックフィルムが好ましく、その他スチレン系、ポリエス
テル系、ウレタン系のエラストマーフィルムやこれらの
繊維状織布や不織布なども好ましい。
【0026】これら実質的に非伸縮部と伸長部とから構
成される基材は、上記各材料の含浸やラミネートによる
複合タイプ、その他共押し出しなどにより得ることがで
きるが、生産性の面からは特に共押し出しタイプが好ま
しい。
【0027】本発明において、基材1の実質的に非伸縮
部A1及びA2と伸長部Bとが、一体成型にて幅方向の
異型押出法で例えば図9の如く一体形成される場合は、
それらの結合部分の構造は、強度の点から、例えば図1
4の如く非伸縮部A1又はA2と伸長部Bとが互いにく
さび状、もしくは図15の如く少なくとも片面が重なり
合うような構造とすることが好ましい。 かかる構造と
するより、非伸縮部A1又はA2の界面と伸長部Bの界
面の接触面積を大きくでき、そのため応力集中を減少さ
せることができるという効果がある。 さらに図14の
構造は、伸長部Bが伸びきった後で重ね合わせ部が若干
伸びて、次いで非伸縮部A1又はA2をひきづられて伸
びるような破断モードである構成においては、特に好ま
しい構造である。
【0028】また粘着剤層は特に限定されず、例えばゴ
ム系、アクリル系などが挙げられ、離型剤層も特に限定
されず、シリコーン系、非シリコーン系(長鎖アルキル
系など)などが挙げられる。
【0029】本発明の伸長可能な固定用テープは、図1
7に示す如く、例えばオムツEの表面に粘着剤層2で非
伸縮部A2を固定し、図18に示すようにオムツ使用後
にくるくる丸めて処理する際に、図2の如く非伸縮部A
1を引き出しさらに伸長部Bを伸ばしてオムツDへ止着
固定することができる。
【0030】また、本発明の伸長可能な固定用テープ
は、図19に示すように、非伸縮部A1が非粘着で固定
手段を有さないタイプとして、伸長部Bを物品の周りに
巻いた後非伸縮部A1を差し込んで止めることもでき
る。
【0031】また、本発明の伸長可能な固定用テープ
は、袋のパッケージ用として(図20)、箱のパッケー
ジ用として(図21)も用いることができる。
【0032】
【実施例】
実施例1 中央部としてリニアー低密度ポリエチレン、両端部とし
てポリエチレン/ポリプロピレン(30/70)のブレ
ンド物を用い、160〜200℃で共押し出し法によ
り、中央部(=伸長部)(60mm幅、50μm厚)及び
両端部(=実質的に非伸縮部)(50mm幅、60μm
厚)からなる基材フィルム(160mm幅)を得た。この
基材フィルムの両端部(=実質的に非伸縮部)に40μ
m厚のゴム系粘着剤を塗布し、該粘着剤と接する基材部
分に離型剤を塗布し、図1の如くZ型に折りたたみ、本
発明の固定用テープのサンプルとした。
【0033】実施例2 リニアー低密度ポリエチレンを用い160〜200℃で
押し出し法により、フィルム(160mm幅、100μm
厚)を得、該フィルムの両端部にポリエステルフィルム
(50mm幅、38μm厚)を粘着剤により設け、実質的
に非伸縮部として基材フィルムを得た。 この実質的に
非伸縮部に40μm厚のアクリル系粘着剤を設け、図4
の如くZ型に折りたたみ、本発明の固定用テープのサン
プルとした。
【0034】実施例3 ウレタン製不織布(160mm幅、坪量80g/m2)の両端
にエチレン−酢酸ビニル共重合体(50mm幅)を含浸さ
せ、実質的に非伸縮部とした。 この非伸縮部に40μ
m厚のゴム系粘着剤を塗布し、図13の如き、本発明の
固定用テープのサンプルとした。
【0035】比較例1 基材フィルムの全体厚さを300μmとした以外は,、
実施例1と同様にして固定用テープのサンプルを得た。
【0036】比較例2 中央部と両端部を共にリニアー低密度ポリエチレン(2
0μm)とした以外は、実施例2と同様にして固定用テ
ープのサンプルを得た。
【0037】比較例3 ナイロン製不織布(160mm幅、坪量80g/m2)の両端
に、40μm厚のゴム系粘着剤を塗布し、固定用テープ
のサンプルを得た。
【0038】実施例及び比較例で得た固定用テープサン
プルを、表1に示す条件下で以下の方法により、各部の
物性を測定し、その結果を表1に示した。 〔伸長部の伸長性〕各サンプルをテンシロンで23℃の
雰囲気下で300mm/分の引張速度で200%に延伸
し、その時の荷重を測定した。 〔非伸縮部の伸長性〕各サンプルを25mm幅に切断し、
23℃の雰囲気下で垂直方向に各重さの荷重をつり下
げ、その時の伸びを測定し、伸長後長さL2 /初期長さ
1 (倍)により算出した。
【0039】〔永久ひずみ〕各サンプルを23℃の雰囲
気下でテンシロンで300mm/分の引張速度で200%
延伸し、3分放置後その力を解除して、残留歪みを測定
し、(放置後長さa 2 −初期長さa1 )/a1 ×100
(%)により算出した。
【0040】
【表1】
【0041】〔モニターテスト〕実施例及び比較例で得
た固定用テープサンプルを、男性20人、女性20人の
人に実際に、パンツタイプの紙オムツをくるくる丸める
使用方法に本サンプルを使用してもらい(図17の如
く)、その実用性を以下の基準で評価してもらった結果
を表2に示した。 ○ 40人中30人以上が良好と回答 △ 40人中10人以上30人未満が良好と回答 × 40人中10人未満が良好と回答
【0042】
【表2】
【0043】〔基材の破断強度テスト〕実施例1で用い
た基材の伸長部と非伸縮部との結合部の構造を図14〜
16で示す如く変えたサンプル(幅25mm)を作成し、こ
のサンプルをテンシロンにて300mm/分の引張速度で
チャック間距離100mmで破断試験を行い、その結果を
表3に示した。この結果から、伸長部と非伸縮部の結合
部の重ね合わせ部は、0.5mm以上あれば、十分な破断
強度を有することがわかる。
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】本発明の伸長可能な固定用テープは、使
用の際に弱い力で容易に伸ばすことができ、かつその伸
びた部分は縮みにくいため、初期の長さの3倍以上の外
周長さを有する物品を丸めたりして止着や包装などする
ことができ、さらに任意にその長さを調整して梱包など
することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図2】図1の固定用テープを展開した際の概略図であ
る。
【図3】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の固定用テープの実例を示す断面図であ
る。
【図10】本発明の固定用テープの実例を示す断面図で
ある。
【図11】本発明の固定用テープの使用形態を示す説明
図である。
【図12】本発明の固定用テープの実例を示す断面図で
ある。
【図13】本発明の固定用テープの実例を示す断面図で
ある。
【図14】本発明の固定用テープの基材の結合部を示す
ための一部拡大断面図である。
【図15】本発明の固定用テープの基材の結合部を示す
ための一部拡大断面図である。
【図16】本発明の固定用テープの基材の結合部を示す
ための一部拡大断面図である。
【図17】本発明の固定用テープの使用形態を示す説明
図である。
【図18】本発明の固定用テープの使用形態を示す説明
図である。
【図19】本発明の固定用テープの使用形態を示す説明
図である。
【図20】本発明の固定用テープの使用形態を示す説明
図である。
【図21】本発明の固定用テープの使用形態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 基材 A1,A2 実質的に非伸縮部 B 伸長部 2 粘着剤層 21 再剥離用粘着剤層 22 固定用粘着剤層 3 離型剤層 4 仮着手段 5 つまみ片 6 係止用フック C リリーステープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61F 13/15 A41B 13/02 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸長部と実質的に非伸縮部とからなる基
    材の少なくとも一端の非伸縮部に固定手段が設けられて
    なる固定用テープであって、上記伸長部が200%延伸
    時の荷重が5.0kg/25mm 以下で、かつ200%延伸し
    た際の永久ひずみが30%以上であると共に、上記実質
    的に非伸縮部が0.5kg/25mm 以下の荷重下で2倍未満
    の伸度を有する伸長可能な固定用テープ。
  2. 【請求項2】 固定手段が、粘着剤もしくは係止物であ
    る請求項1記載の伸長可能な固定用テープ。
  3. 【請求項3】 基材の両端の実質的非伸縮部に固定手段
    が設けられており、該固定手段が粘着剤もしくは係止物
    である請求項1記載の伸長可能な固定用テープ。
  4. 【請求項4】 Z型もしくはくの字型に折りたたまれた
    請求項1記載の伸長可能な固定用テープ。
  5. 【請求項5】 折りたたまれた状態が、仮着手段により
    保持されている請求項4記載の伸長可能な固定用テー
    プ。
  6. 【請求項6】 基材の両端部が実質的に非伸縮部で、中
    央部が伸長部であって、該伸長部の厚さが、非伸縮部と
    伸長部との境界付近の厚さより薄いことを特徴とする請
    求項1記載の伸長可能な固定用テープ。
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