JP2000157569A - 閉鎖装置及び閉鎖装置の汚染低減方法 - Google Patents

閉鎖装置及び閉鎖装置の汚染低減方法

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JP2000157569A
JP2000157569A JP11210748A JP21074899A JP2000157569A JP 2000157569 A JP2000157569 A JP 2000157569A JP 11210748 A JP11210748 A JP 11210748A JP 21074899 A JP21074899 A JP 21074899A JP 2000157569 A JP2000157569 A JP 2000157569A
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tape tab
adhesive
diaper
exposed
tab laminate
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Klaus Loescher
レシャー クラウス
Stefan M Wilhelm
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/58Adhesive tab fastener elements
    • A61F13/581Tab fastener elements combining adhesive and mechanical fastening

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨て吸収性物品用の閉鎖装置の機能を向
上させる。 【解決手段】 閉鎖装置は、機械的閉鎖テープタブ積層
体10と、雌型固着要素100とを備える。テープタブ
積層体10は、接着剤層12と裏材13とを有する固着
テープタブ11を備える。テープタブ積層体10の自由
端18は雄型固着要素15をさらに備える。テープタブ
積層体10は、第2のテープタブ30上に、露出した接
着剤固着面19を有する。雌型固着要素100は、剥離
処理された面103を有する繊維性ウェブ構造102を
第1の主要面に担持する基材101を備える。繊維性ウ
ェブ構造102の露出面103の剥離処理は、修正FI
NAT検査法第2にしたがって測定される場合に、雌型
固着要素100の露出面103からの露出した接着剤固
着面19の90度剥離接着力が、1.2N/25mm未
満であるように選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収性物品用の、
特に使い捨ておむつ用の機械的な閉鎖装置(closure sys
tem)に関する。この閉鎖装置は、機械的閉鎖テープタブ
積層体(mechanical closure tape tab laminate)または
そのようなテープタブ積層体の前駆物質(precursor)
と、雌型固着要素とを具備する。機械的閉鎖テープタブ
積層体は、雄型機械的固着要素を具備し、おむつのウェ
ストバンド部分に取付可能な雌型固着要素は、雄型固着
要素に係合可能である。この閉鎖装置は、 ・使い捨て物品を使用時に人の身体に固定することがで
き(閉鎖特性)、したがってタブ積層体は、 ・使用後の汚れたおむつを廃棄のために固定することが
できる(使い捨て特性)とともに、 ・使用前におむつの内面上に折り込まれているときに突
然開かない(耐部分はがれ特性)ように構成される。
【0002】本発明はまた、上記閉鎖装置を具備する吸
収性物品に関する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】上記
した特徴のいくつかまたはすべてを有する吸収性物品用
の閉鎖装置は、当該技術分野で説明されている。
【0004】欧州特許第0, 324, 578号は、おむ
つ等の使い捨て衣料品用の閉鎖装置を開示する。この閉
鎖装置は、衣料品のウェストバンド部分にあって多数の
ループを具備するループ形固着手段と、衣料品の反対側
の端に取り付けられる一対の細長いポリマー製タブアセ
ンブリとを具備する。ループ形固着手段は、裏材を有
し、ステッチ編み機によってポリマー製ストランドで形
成された複数のスルーステッチを有する。タブアセンブ
リは、ループ形固着手段に係合可能なフック形固着要素
を具備し、使用中に衣料品を着用者の身体に固定するこ
とができる。各タブアセンブリは、一方の端でタブアセ
ンブリに取り付けられる片面感圧接着テープタブをさら
に具備する。内側を向いたそのようなテープタブの感圧
接着剤層は、タブアセンブリに剥離可能に接着される。
衣料品が汚れて廃棄のために丸めるときには、テープタ
ブを折り返して、おむつの外面に接着可能な感圧接着剤
層を露出させることができる。このように、欧州特許第
0, 324, 578号の閉鎖装置は、機械的閉鎖特性と
使い捨て特性とを提供するが、耐部分はがれ特性は提供
しない。
【0005】欧州特許第0, 321, 232号には、お
むつを個人に固定するために取着部材に取り付けること
ができる複数のテープタブを有する閉鎖装置を具備する
使い捨て吸収性物品が開示されている。それらテープタ
ブは、そのいわゆる接続部分に、フック形固着要素等の
機械的固着要素と露出した接着剤固着面とを有する。取
着部材は、テープタブ上のフック形固着要素と協働する
ループ形固着要素を具備する。使用の間に、吸収性物品
は着用者の両脚の間に引き上げられ、テープタブは取着
部材に取り付けられて、機械式及び接着式複合閉鎖機構
を形成する。テープタブ上の露出した接着剤固着面は、
その接続部分を使い捨て吸収性物品の内面に固定して、
製造工程中に半仕上げ吸収性物品を取り扱うときに、ま
たは完成した吸収性物品を保管し、包装しまたは輸送す
るときに、テープタブが突然開くのを防止する。露出し
た接着剤固着面は、このように耐部分はがれ特性を提供
するとともに、廃棄のために丸めるときにおむつの外面
に接着できる(使い捨て特性)。欧州特許第0, 32
1, 232号のテープタブの露出した接着剤固着面は、
他方では、取着部材のループ形固着要素に接着するとき
に繊維群で汚染される可能性があるという不利点を有す
る。このような汚染は、露出した接着剤固着面の粘着性
を低減し、使い捨て特性に悪影響を与える。欧州特許第
0, 321, 232号に使用されるループ材料は、たと
えばナイロン、ポリエステルもしくはプロピレンまたは
それらの組み合わせ等の、繊維群を提供する幅広い材料
群から製造することができる。記載された特定の材料
は、アメリカ合衆国セントポールのミネソタマイニング
アンドマニュファクチャリング(Minnesota Mining and
Manufacturing)(3M)社から入手可能なScotc
hmate(商標名)ナイロン織ループ#SJ3401
である。フック形固着要素と露出した接着剤固着面とを
有するテープタブ積層体と、そのフック形固着要素に係
合可能な雌型固着要素とを具備する閉鎖装置は、199
8年3月13日に本願出願人が出願した欧州特許出願第
98104590.9号または欧州特許第0, 780,
109号にも開示されている。
【0006】したがって、本発明の目的は、当該技術分
野で開示されている閉鎖装置の欠点を有さずに、使い捨
て特性と耐部分はがれ特性との両方を提供し、おむつを
着用者の身体に安全に固定できる使い捨て吸収性物品用
の閉鎖装置を提供することである。本発明の他の目的
は、下記の本発明の説明から明らとなろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、吸収性物品
用、特に使い捨ておむつ1用の、機械的閉鎖テープタブ
積層体10またはそのようなテープタブ積層体の前駆物
質と、雌型固着材料100またはそのような雌型固着要
素の前駆物質と、を具備する閉鎖装置に関し、閉鎖テー
プタブ積層体10は、任意に連続した接着剤層12を備
える裏材13を有する固着テープタブ11を具備し、機
械的閉鎖テープタブ積層体10は、おむつ1の第1端領
域7の外面3に取り付けることができるか、またはその
自由端18に隣接するその基端17を介して外面3とお
むつ1の第1端領域7の内面2との間に取り付けること
ができ、機械的閉鎖テープタブ積層体10の自由端18
は雄型固着要素15をさらに具備し、機械的閉鎖テープ
タブ積層体10は、任意に連続した接着剤層32を担持
する裏材31を有する第2のテープタブ30を選択的に
さらに具備し、第2のテープタブ30は、存在する場合
には、接着剤層32によって、および/または接着剤層
14によって、および/または任意に連続した接着剤層
42を備える裏材41を有する1つ以上の第3のテープ
タブ40によって、機械的閉鎖テープタブ積層体10の
自由端18に取り付けられ、第2のテープタブ30は、
接着剤層32によって、および/または1つ以上の第3
のテープタブ40によって、おむつ1の内面2に取り付
けることができ、機械的閉鎖テープタブ積層体10は、
固着テープタブ11の自由端18に、および/または第
2のテープタブ30上に、および/またはもしあれば1
つ以上の第3のテープタブ40上に、少なくとも1つの
露出した接着剤固着面19を有し、雌型固着要素100
は剥離処理された面103を有する繊維性ウェブ構造1
02を第1の主要面に担持する基材101を具備し、繊
維性ウェブ構造102は機械的閉鎖テープタブ積層体1
0の雄型固着要素15に係合することができ、雌型固着
要素100は、基材101の第2の主要面を介して第1
端領域7の反対側のおむつ1の第2端領域8の外面3に
取り付けられて、機械的閉鎖テープタブ積層体10の雄
型固着要素15用の取着部位を形成でき、繊維性ウェブ
構造102の露出面103の剥離処理は、下記検査項目
に記載された修正FINAT検査法第2にしたがって測
定される場合に、雌型固着要素100の露出面103か
らの露出した接着剤固着面19の90度剥離接着力が、
1.2N/25mm未満であるように選択される。
【0008】本発明はさらに、そのような閉鎖装置を具
備する使い捨て吸収性物品を提供する。
【0009】本発明はさらに、機械的閉鎖テープタブ積
層体10またはそのようなテープタブ積層体の前駆物質
と、雌型固着要素100またはそのような雌型固着材料
の前駆物質とを具備し、このテープタブ積層体10が少
なくとも1つの露出した接着剤固着面19を有し、この
雌型固着要素100が露出面103を備えた繊維性ウェ
ブ構造102を有してなる閉鎖装置において、機械的閉
鎖テープタブ積層体10を雌型固着要素100に接着す
るときにこの露出した接着剤固着面19が繊維群で汚染
されることを減少するための方法を提供し、閉鎖テープ
タブ積層体10は、任意に連続した接着剤層12を備え
る裏材13を有する固着テープタブ11を具備し、機械
的閉鎖テープタブ積層体10は、おむつ1の第1端領域
7の外面3に取り付けることができるか、または自由端
18に隣接するその基端17を介して外面3とおむつ1
の第1端領域7の内面2との間に取り付けることがで
き、機械的閉鎖テープタブ積層体10の自由端18は、
雄型固着要素15をさらに具備し、機械的閉鎖テープタ
ブ積層体10は、任意に連続した接着剤層32を担持す
る裏材31を有する第2のテープタブ30を選択的にさ
らに具備し、第2のテープタブ30は、存在する場合に
は、接着剤層32によって、および/または接着剤層1
2によって、および/または裏材41と任意に連続した
接着剤層42とを有する1つ以上の第3のテープタブ4
0によって、機械的閉鎖テープタブ積層体10の自由端
18に取り付けられ、第2のテープタブ30は、接着剤
層22によって、および/または1つ以上の第3のテー
プタブ40によって、おむつ1の内面2に取り付けるこ
とができ、機械的閉鎖テープタブ積層体10は、固着テ
ープタブ11の自由端18に、および/または第2のテ
ープタブ30上に、および/またはもしあれば1つ以上
の第3のテープタブ40上に、少なくとも1つの露出し
た接着剤固着面19を有し、雌型固着要素100は、露
出面103を有する繊維性ウェブ構造102を第1の主
要面に担持する基材101を具備し、繊維性ウェブ構造
102は機械的閉鎖テープタブ積層体10の雄型固着要
素15に係合することができ、雌型固着要素100は基
材101の第2の主要面を介して第1端領域7の反対側
のおむつ1の第2端領域8の外面3に取り付けられ、機
械的閉鎖テープタブ積層体10の雄型固着要素15用の
取着部位を形成でき、雌型固着要素100に機械的閉鎖
テープタブ積層体10を接着するときにこの露出した接
着剤固着面19が繊維群で汚染されることを減少するた
めのこの方法は、繊維性ウェブ構造102の露出面10
3を剥離処理することを具備し、そのような剥離処理の
間に繊維性ウェブ構造102に付与される剥離制御要素
は、下記検査項目に記載された修正FINAT検査法第
2にしたがって測定される場合に、雌型固着要素100
の露出面103の剥離処理からの露出した接着剤固着面
19の90度剥離接着力が、1.2N/25mm未満で
あるように選択される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の機械的閉鎖装置は、使い
捨て吸収性物品に取り付けられるときに有用であり、利
益がある。本明細書に使用されているように、「使い捨
て吸収性物品」という用語は、着用者の身体に対してま
たは身体に近接して置かれて、身体から排出される様々
な滲出物を吸収して含み、1回使用した後に処分するよ
う意図された(すなわち、洗濯されたり、別の方法で修
復されたり再使用されたりすることは意図されていな
い)物品をさす。
【0011】図1は、内面2と外面3との間の吸収性コ
ア4と、おむつ1の第1端領域7の両縁部分6に固定さ
れた機械的閉鎖テープタブ積層体10と、おむつの第2
端領域8の外面3に固定されて機械的閉鎖テープタブ積
層体の雄型固着要素15のための取着部位を形成する雌
型固着要素100とを有するおむつ1の斜視図である。
【0012】図2は、おむつ1の第1端領域7の縁部分
6に取着された本発明で有用な機械的閉鎖テープタブ積
層体10の断面図であり、機械的閉鎖テープタブ積層体
10は、連続した接着剤層12を担持する裏材13と、
カバーフィルム16と、フック形固着要素15と、フィ
ンガリフト14と、第2のテープタブ30とを具備し、
第2のテープタブ30は、末端でその接着剤層32によ
り接着剤層12に接着され且つ基端で第3のテープタブ
40を介しておむつ1の内面2に接着され、第2のテー
プタブ30がおむつ1の内面2上に露出した接着剤固着
面19を提供する。
【0013】図3は、おむつ1の第1端領域7の縁部分
6に取着された本発明で有用な機械的閉鎖テープタブ積
層体10の断面図であり、機械的閉鎖テープタブ積層体
10は、連続した接着剤層12を担持する裏材13と、
フック形固着要素15と、フィンガリフト14と、第2
のテープタブ30とを具備し、第2のテープタブ30
は、末端でその接着剤層32により接着剤層12に接着
され且つ基端でその接着剤層32によりおむつ1の内面
2に接着され、接着剤層12が第2のテープタブ30の
末端とフック形固着要素15の基端との間に露出した接
着剤固着面19を提供する。
【0014】図4は、基材101の第1の主要面に固定
されて突出する複数の直立ループ104を具備する繊維
性ウェブ構造を具備する雌型固着要素100の断面図で
あり、この基材101は、第1の主要面の反対側の第2
の主要面上に接着剤層105を呈する。
【0015】本発明の使い捨て吸収性物品の好適な実施
例はおむつ1である。本明細書に使用されているよう
に、「おむつ」という用語は、通常、乳児または失禁者
が着用する衣料品であり、両脚の間につけて、着用者の
胴のまわりに締めるものをさす。
【0016】図1は、使い捨ておむつ1の一部破断斜視
図である。おむつは、内面2(通常、不織トップシート
とも称される)と外面3(通常、不織バックシートとも
称される)との間に吸収性コア4を具備する。吸収性コ
ア4は、一般に、圧縮可能で、適合可能であり、着用者
の皮膚に対して刺激がなく、液体および身体滲出物を吸
収して保持することができるあらゆる手段であることが
できる。
【0017】おむつの外面3は、液体を通過させず、薄
いプラスチックフィルムまたはフィルム積層体から製造
されることが好ましいが、他の可撓性のある液体不透過
材料を使用してもよい。外面3は、吸収性コア4に吸収
されて含まれた滲出物が、ベッドシーツや下着等のおむ
つ1に接触する物品を汚すことを防止する。
【0018】おむつの内面2は、可撓性があり、手触り
が柔らかく、着用者の皮膚に対して刺激がない。さら
に、内面2は、液体透過性であり、液体はその厚みを容
易に通ることができる。適切な内面2は、多孔性発泡
体、網状発泡体、有孔フィルム、天然繊維(たとえば、
木繊維または綿繊維)、合成繊維(たとえば、ポリエス
テル繊維またはポリプロピレン繊維)等の広範囲の材料
から、または天然繊維と合成繊維との組み合わせから製
造されてもよい。これは、疎水性材料から製造されて、
着用者の皮膚を吸収性コア4に保持された液体から分離
することが好ましい。適切な内面2として、たとえば、
坪量がおよそ15〜25g/m2 であるスパンボンドの
または梳毛されたポリプロピレン不織布を挙げることが
できる。
【0019】吸収性コア4は、たとえば、感圧接着剤、
ホットメルト接着剤または他の接着剤、超音波結合また
は熱/圧力シールによって、外面3および/または内面
2に固定されてもよい。外面3および内面2は、外面3
および内面2が貼付される中間固定部材を使用すること
によって、互いに直接または間接に接合されてもよい。
内面2および外面3は、たとえば、感圧接着剤、ホット
メルト接着剤または他の接着剤、超音波結合および/ま
たは熱および/または圧力を含む様々な手段によって、
互いに結合されてもよい。
【0020】おむつ1の上記記載は、説明のみを意味
し、限定的なものではない。おむつおよびその構造に関
するさらなる詳細は、文献に記載されており、たとえ
ば、欧州特許第0, 529, 681号、米国特許第4,
036, 233号、欧州特許第0, 487, 758号、
国際特許公開第96/10, 382号、米国特許第3,
800, 796号、欧州特許第0, 247, 855号ま
たは米国特許第4, 857, 067号から引用すること
ができる。
【0021】おむつは、 ・雄型固着要素15を具備して、おむつの第1端領域7
の両部分6の縁に取り付けられた一対の機械的閉鎖テー
プタブ積層体10と、 ・第1端領域7の反対側のおむつ1の第2端領域8の外
面3に取り付けられて、機械的閉鎖テープタブ積層体1
0の雄型固着要素15用の取着部位(landing zone)を提
供する雌型固着材100と、を具備する閉鎖装置を有す
る。
【0022】本発明で有用な機械的閉鎖テープタブ積層
体10は、接着剤層12を担持する裏材13を有する固
着テープタブ11を具備する。
【0023】裏材13は、本質的に非弾性の、テープタ
ブ積層体10に所望のこしを与える材料の群から選択さ
れることが好ましい。
【0024】裏材13は、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポ
リオレフィンコポリマーまたはたとえばポリプロピレン
とLPDE(低密度ポリエチレン)との混合物等のポリ
オレフィンの混合物、不織布、発泡材料、及びそれらの
積層体を含む材料の群から選択されることが好ましい。
弾性材料を含む積層体を使用してもよい。裏材13の厚
さは、50μm〜500μmの間が好ましく、80μm
〜350μmの間がより好ましい。
【0025】裏材13の露出面は、剥離特性を有し、且
つ/または、剥離コーティングで処理されることが好ま
しい。それにより、接着剤層12を担持する裏材13
は、剥離ライナーを必要とせずに容易にロール状に巻か
れることが可能になる。剥離コーティングは、接着剤の
剥離特性のために使用されるあらゆる公知の材料から形
成できる。好適な形態は、シリコーンおよび変性シリコ
ーンであり、この変性は、シリコーンを非剥離化学剤で
共重合すること、また剥離原紙に添着する前にシリコー
ンコーティング溶液に非シリコーン材料を加えることを
含む。フルオロカーボンおよびポリビニルオクタデシル
カルバメート等の他の剥離剤を使用してもよい。剥離コ
ーティングの選択は、接着剤層12の粘着接着レベルお
よび化学的性質に依存する。
【0026】裏材13は、固着テープタブ11の長さ全
体に好ましくは延在する接着剤層12を担持する。しか
し接着剤層12は、裏材13の一部のみをカバーしても
よい。たとえば、図2の機械的閉鎖テープタブ積層体1
0の実施例において、カバーフィルム16とカバーフィ
ルム16の領域内にある接着剤層12とは省略すること
が可能である。たとえば、接着剤を裏材13にストリッ
プコーティングすることによって、不連続な接着剤層1
2を得ることができる。接着剤層12の接着剤は、裏材
13の基端17をおむつ1の外面3に恒久的に取り付け
るよう選択されることが好ましい。同様に、接着剤層1
2の接着剤は、たとえば、雄型固着要素15を裏材に恒
久的に取り付けるよう選択されることが好ましい。接着
剤層12に有用な接着剤として、感圧ホットメルト接着
剤を含む感圧接着剤および非感圧接着剤が挙げられる。
【0027】適切な感圧接着剤として、天然ゴム材料ま
たは合成ゴム材料を含み、ゴム材料を粘着性にするため
に粘着性付与樹脂を典型的に含むゴム系接着剤(ゴム樹
脂接着剤とも呼ばれる)が挙げられる。ゴム樹脂系感圧
接着剤の好適な例は、合成ポリテルペン樹脂または炭化
水素樹脂で粘着性付与されたポリスチレンポリイソピレ
ンブロックコポリマーである。適切な感圧接着剤は、さ
らに、たとえば、米国再発行特許第24, 906号また
は米国特許第4, 710, 536号に開示されたような
アクリレート系感圧接着剤を含む。上記の接着剤は、例
のためにのみ挙げたものであり、当業者は技術上公知の
他の接着剤を選択することもできる。接着剤層12の厚
さは、10μm〜200μmの間であることが好まし
く、20μm〜100μmの間であることがより好まし
い。
【0028】本発明で有用な雄型固着要素15は、基材
15bから突出する複数の可撓性のあるフック要素15
aを具備する。フック要素15aは、基材15bで支持
されるステムと、基材15bに向かい合ったステムの端
に位置決めされた出現フックヘッドとを具備することが
好ましい。フック要素の幾何学的形状は特に限定的なも
のではなく、文献に記載されている様々な形状を含む。
【0029】マッシュルーム型フック形固着要素は、た
とえば、国際特許公開第94/23, 610号、米国特
許第5, 077, 870号および第3, 718, 725
号に記載されており、一方、米国特許第3, 594, 8
65号、米国特許第4, 884, 339号、米国特許第
5, 315, 740号、米国特許第4, 794, 028
号および米国特許第5, 620, 769号には、J型フ
ック固着要素が開示されている。様々なサイズおよび形
状のフック要素は、国際特許公開第94/23, 610
号、国際特許公開第92/04, 839号および本願出
願人が出願した米国特許出願第08/723, 632号
に記載されている。米国特許第4, 984, 060号に
は、J型フックおよびT型フックと、さらに複雑な幾何
学形態のフックとが記載されている。上記のフック要素
15の形状は例としてのみ挙げたものであり、他の形状
を使用してもよい。
【0030】フック要素15aのサイズは広範囲にわた
って変動することができる。おむつ等の使い捨て物品に
使用するために、フック要素15aは本質的に均一な高
さであることが好ましく、高さ約0.10〜1.3mm
であることが好ましく、高さ約0.2〜0.5mmであ
ることがより好ましい。フック要素15aのステムは、
フックヘッドに隣接する直径が約0.07〜0.7mm
であることが好ましく、約0.1〜0.3mmであるこ
とがより好ましい。フックヘッドは、ステムを少なくと
も1方向に径方向へ越えて、平均して約0.02〜0.
25mm、突出することが好ましい。フックヘッドの最
大厚は、その外面と内面との間でステムの軸線に平行な
方向で測定して、約0.01〜0.3mmであることが
好ましく、約0.02〜0.1mmであることがより好
ましい。フックヘッドは、平均最大直径の平均最大厚に
対する比が1.5:1〜12:1であることが好まし
く、2.5:1〜6:1であることがより好ましい。フ
ック密度は、100〜500フック要素/cm2 である
ことが好ましい。
【0031】本発明で有用な雄型固着要素15は、織り
技術または押出成形によって準備することができるが、
押出成形が好ましい。実際には、押出成形に適切なあら
ゆる配向可能な熱可塑性樹脂を使用できる。好ましい熱
可塑性樹脂として、たとえば、ポリ(エチレンテレフタ
レート)等のポリエステル、ナイロン等のポリアミド、
ポリ(スチレン−アクリロニトリル)、ポリ(アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン)、ポリプロピレン等
のポリオレフィン、ポリオレフィンコポリマーおよび可
塑化ポリ塩化ビニルが挙げられる。良好な可撓性および
強度を有するために、雄型固着要素15の基材層15b
は、厚さ20μm〜500μmのフィルムであることが
好ましく、特に雄型固着要素15がポリプロピレン製で
あるかまたはプロピレンとエチレンとのコポリマー製で
あるときには、厚さ60μm〜300μmのフィルムで
あることがより好ましい。用途によっては、さらにこし
の強い基材を使用することもできる。本発明で使用する
のにふさわしい雄型固着要素15の一例は、アメリカ合
衆国セントポールの3M社から商品名「KN−239
6」として商業的に入手可能である。
【0032】本発明で有用な機械的閉鎖テープタブ積層
体10は、任意にフィンガリフト14を具備することが
できる。フィンガリフト14は、機械的閉鎖テープタブ
積層体10の自由端18の末端部分に取り付けられ、容
易な取り扱いを可能にする。フィンガリフト14は、た
とえば図2に示されるように、裏材13の末端を越えて
部分的に延出してもよい。別の実施例において、裏材1
3は接着剤層12の末端を越えて延出してもよく、また
フィンガリフト14を提供するために任意に接着剤層上
に折り返されてもよい。フィンガリフト14は、存在す
る場合には、横方向に一般に3mm〜10mmの延長部
を有することが好ましく、厚さは5μm〜200μmで
あることが好ましく、ポリマーフィルム、不織布および
その積層体を含む材料の群から準備されることが好まし
い。
【0033】機械的閉鎖テープタブ積層体10の固着テ
ープタブ11は、おむつの第1端領域7の縁部分6に基
端17を介して固定され、それによっていくつかの構成
が可能である。剥離モード型取付と称する第1の定着モ
ードにおいて、固着テープタブ11は、接着剤層12の
基端を介しておむつの外面3に接着される。剥離モード
型で定着されたタブ積層体10は、おむつを着用者の身
体に取り付けるとき、および使用中に、ゆるむ可能性が
あり、そのためこの型の取付は通常あまり好まれない。
【0034】タブ積層体10のおむつ1へのさらなる定
着は、選択的に連続した接着剤層32を担持する裏材3
1を有する第2のテープタブ30を使用することによっ
て得られる。第2のテープタブ30は、 ・その接着剤層32によって、および/または固着テー
プタブ11の接着剤層12によって、および/または1
つ以上の第3のテープタブ40によって、機械的閉鎖テ
ープタブ積層体10の自由端18に取り付けられ、 ・接着剤層32によって、および/または1つ以上の第
3のテープタブ40によって、おむつ1の内面2に取り
付けることが可能である。
【0035】第2のテープタブ30を加えることによ
り、好ましい、いわゆるY結合定着モードが得られ、特
に、テープタブ積層体10をおむつに信頼性のもとに固
定することができる。あるいは、固着テープタブ11の
基端17は、おむつの第1端領域7の縁部分の外面3と
内面2との間に結合できる。
【0036】第2のテープタブ30は、選択的に連続し
た接着剤層32と裏材31とを具備する。裏材31は、
ポリマーフィルムまたはペーパーフィルム等の幅広い材
料から製造することができる。裏材は、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレン、ポリオレフィンコポリマーまたはたとえば
ポリプロピレンとLDPE(低密度ポリエチレン)との
混合物等のポリオレフィンの混合物、不織布、発泡材料
およびそれらの積層体を含む材料の群から選択されるこ
とが好ましい。接着剤層32の接着剤は、前述した接着
剤層12に適切な接着剤から選択することができるが、
接着剤層32の接着剤は接着剤層12の接着剤よりも強
力でないことが好ましい。
【0037】本発明の閉鎖装置では、機械的閉鎖テープ
タブ積層体10が露出した接着剤固着面19を具備する
ことが必須である。これは様々な方法で行うことができ
るが、いくつかの好適な非限定的な構造を下記に詳述す
る。
【0038】図2に示される機械的閉鎖テープタブ積層
体10は、1998年3月13日に本願出願人が出願し
た欧州特許出願第98104590.9号に詳細に記載
されている。機械的閉鎖テープタブ積層体10は、接着
剤層12を担持する裏材13を具備する固着テープタブ
11を具備する。固着テープタブ11は基端で、接着剤
層12を介しておむつ1の第1端領域7の縁部分6の外
面3に接着される。テープタブ積層体10は、おむつ1
の内面2に位置決めされて、その接着剤層32を露出す
る第2のテープタブ30を具備する。第2のテープタブ
30は基端で、裏材41と接着剤層42とを具備する第
3のテープタブ40によって、おむつ1の内面2に接着
される。おむつ1の長手方向縁部20を越えて延出する
第2のテープタブ30の末端部分は、それ自体の上に折
り返されて、第2のテープタブ30の裏材31が末端
で、接着剤層12を介して固着テープタブ11に接着さ
れる。機械的閉鎖テープタブ積層体10は、その末端
に、固着テープタブ11の接着剤層12に積層される雄
型固着要素15とフィンガリフト14とをさらに具備す
る。第2のテープタブ30の末端と雄型固着要素15の
基端との間にある接着剤層12の部分は、カバーフィル
ム16によって覆われる。
【0039】図2のタブ積層体10において、露出した
接着剤固着面19は、第2の接着剤テープタブ30の接
着剤層32によって提供される。使用前の保管のため
に、機械的タブ積層体10の自由端18をおむつの内面
2上に折り込むときに、露出した接着剤固着面19はカ
バーフィルム16に剥離可能に接着し、それにより耐部
分はがれ特性を提供する。使用後におむつを丸めるとき
に、露出した接着剤固着面19は、おむつ1の外面3に
接着でき、それにより廃棄のためにおむつ1を固定でき
る。
【0040】カバーフィルム16および/または第2の
テープタブの接着剤層32の接着剤は、タブ積層体10
の自由端18が、露出した接着剤固着面19に剥離可能
に接着して耐部分はがれ特性を提供できるように選択さ
れる。カバーフィルム16は、たとえば、エチレンおよ
び/またはプロピレンのホモポリマーまたはコポリマー
等のポリオレフィンのホモポリマーまたはコポリマー、
ポリエステルまたはそのようなポリマーを含む混合物を
含む材料の群から選択されることが好ましい。カバーフ
ィルム16の厚さは、50〜100μmの間であること
が好ましく、10〜40μmの間であることがより好ま
しい。
【0041】裏材41の材料および第3のテープタブ4
0の接着剤層42の材料は、それぞれ裏材13および接
着剤層12用に与えられた上記のガイドラインを使用し
て選択されることが好ましい。
【0042】欧州特許出願第98104590.9号に
は、おむつの内面上に露出した接着剤固着面19を具備
する様々な関連のテープ構造が記載されている。欧州特
許出願第98104590.0号の図13に示される構
造は、たとえば、それぞれ、第1および第2の、第3の
テープタブ40を使用する。
【0043】本発明で有用な機械的閉鎖テープタブ積層
体10の別の種類が欧州特許第0,321, 232号に
開示されている。本明細書の図3は、接着剤層12を備
える裏材13を有する固着テープタブ11と、接着剤層
32と裏材31とを有する第2のテープタブ30とを具
備するそのような機械的閉鎖テープタブ積層体の一例の
構造を示す。固着テープタブ11は、その基端17の接
着剤層12を介しておむつ1の外面3に接着される。第
2のテープタブ30は、その接着剤層32の基端部分を
介しておむつの内面2に接着されるとともに、その接着
剤層32の末端部分を介して固着テープタブの接着剤層
12に接着され、それによりY結合定着モードを提供す
る。雄型固着要素15およびフィンガリフト14は、固
着テープタブ11の末端部分に積層される。第2のテー
プタブ30の末端と雄型固着要素15の基端との間にあ
る接着剤層12は、露出されて、露出した接着剤固着面
19を形成する。
【0044】第2のテープタブ30の裏材31は、図3
の機械的閉鎖テープタブ積層体10の自由端18がおむ
つ1の内面2上に折り込まれるときに、露出した接着剤
固着面19が第2のテープタブ30の裏材31に剥離可
能に接着し、タブ積層体10の自由端18が突然開くの
を防止する(耐部分はがれ特性)。裏材31は、任意に
剥離処理されてもよい。露出した接着剤固着面19を使
用して、汚れたおむつを処分のために丸めるときに固定
することもできる(使い捨て特性)。
【0045】欧州特許第0, 321, 232号には、修
正したタブ積層体構造も記載されている。たとえば、露
出した接着剤固着面19を、それぞれ雄型固着要素15
から基端および末端に配列される2つの部分に分割する
ことも提案されている。
【0046】上記したテープタブ積層体10の実施例
は、例としてのみ挙げられており、他の構造を使用する
ことも可能である。本発明で有用なテープタブ積層体1
0は、たとえば、欧州特許第0, 780, 109号にも
記載されている。
【0047】本発明の閉鎖装置は、機械的閉鎖テープタ
ブ積層体10の雄型固着要素15に係合できるシート状
繊維性ウェブ構造102を具備する雌型固着材料100
を、第2の部分として具備する。このウェブ構造102
は、基材101の第1の主要面に固定される。基材10
1の第2の主要面は、雌型固着材をおむつ1の第2端領
域8に取り付けて、雄型固着要素15の取着部位を形成
するための接着剤層105を任意に備える。
【0048】図1に示すように、雌型固着要素100は
通常、おむつ1の外面3の第2端領域8に添着される。
したがって、雌型固着要素100は第2端領域8の主要
部分にわたって延在することが好ましい。それにより、
機械的閉鎖テープタブ積層体10は、テープタブ積層体
10の露出した接着剤固着面19が雌型固着要素100
に接触するように、通常の使用の間に、雄型固着要素1
5を介して雌型固着要素100に取り付けられる。「通
常の使用の間に」という用語は、おむつ1のサイズが、
着用者のサイズに調節され、おむつが着用者の脚の間に
適切に引き上げられることを意味する。テープタブ積層
体10の露出した接着剤固着面19が雌型固着要素10
0に取り付けられるので、おむつ1の外面3とテープタ
ブ積層体10の露出した接着剤固着面19との間に接着
剤による閉着構造が形成されることは避けられる。テー
プタブ積層体10の雄型固着要素15を雌型固着要素1
00からはがすときに、そのような接着剤による閉着構
造があるとすると、たとえばポリオレフィンフィルム等
の、おむつ1の外面3を形成する材料が変形し、且つ/
または裂けることになることが多いため、これは望まし
い。
【0049】図4の断面図に示されるシート状繊維性ウ
ェブ構造102は、繊維性基層の第1の主要面に固定さ
れて突出する複数の直立ループ104を具備することが
できる。このウェブ構造は、たとえば、補充糸群を含む
基布を織ってループを形成することによって、またはル
ープを布帛に編み込むことによって、準備することがで
きる。複数の直立ループを含むシート状繊維性ウェブ構
造102を準備する他の方法として、たて編、よこ糸挿
入編、丸編、ステッチ、または、たとえばプリーツ成
形、波形成形またはエンボス成形等の不織構造物を製造
するための方法が挙げられる。
【0050】本発明に有用な、複数のループ要素104
を含むシート状繊維性ウェブ構造102の例示的な例
は、たとえば、トリコット編物、たて編物、よこ糸挿入
編物または丸編物、ステッチ材料、または不織材料を含
む。繊維性ウェブ構造102は一般に、坪量が約20〜
80g/m2 であり、約2〜20デニール/フィラメン
トを有するヤーンまたは繊維から製造されることが好ま
しい。シート状繊維性ウェブ構造102を準備するのに
適切な材料として、たとえば、ポリオレフィン、ポリエ
ステル、またはナイロンが挙げられる。
【0051】ループ要素104のサイズは、幅広く変動
することができ、所与の形状を備えた雄型固着要素15
に対して安全な機械的閉鎖構造を提供するよう選択され
ることが好ましい。繊維性ウェブ構造102のフック要
素104は高さが大幅に変わることが可能であるが、本
質的に均一な高さであることが好ましい。
【0052】繊維性ウェブ構造102の繊維性基層は、
基材101を形成することができるが、基材101は、
雌型固着要素100にシート状特性を与えるために、且
つ、たとえばその引裂強さ、引張強さおよび/または可
撓性を向上させるために、外側を向いた第1の主要露出
面103の反対側の繊維性基層の第2の主要面に取り付
けられた(すなわち、ループ構造の裏側に取り付けられ
た)1つ以上の追加層を具備することが好ましい。接着
剤層105とループ要素104との間にバリアを設けて
接着剤がループの機能を妨害するのを防止するために、
1つ以上の追加基材層101も望ましい。繊維性基層に
取り付けることができる適切な追加基材層101とし
て、たとえば、ポリオレフィンフィルムまたはポリエス
テルフィルム等のポリマーフィルム、ペーパーシートま
たは不織ウェブが挙げられる。米国特許第4, 761,
318号には、軟化可能な熱可塑性樹脂層を繊維性基層
に添着して一体的に結合し、ループ要素104を定着す
るために繊維性ウェブ構造のフィラメント群を固定する
こと、および十分な内部強度と結合力とを雌型固着要素
100に付加して、きわめて多孔性の不織構造物でも使
用できるようにすることが開示されている。所望によ
り、多層基材層または発泡基材層を使用してもよい。そ
のような単数または複数の追加基材層は、たとえば、繊
維性基層に積層されてもよくまたは押出塗布されてもロ
ール塗布されてよい。
【0053】複数のループ要素104を含むシート状繊
維性ウェブ構造102は、たとえば、米国特許第4, 6
24, 116号、米国特許第4, 761, 318号、米
国特許第4, 931, 343号、米国特許第4, 97
3, 326号、米国特許第5,032, 122号、国際
特許公開第92/01, 401号、米国特許第5, 50
5, 729号および米国特許第5, 616, 394号に
開示されている。
【0054】本発明で有用な雌型固着要素の他の好適な
種類は、たとえば、米国特許第5,326, 612号に
開示されているもの等の、本質的にループのないシート
状繊維性ウェブ構造102を含む。この材料は、ファイ
バ相互結合によって接着される複数のファイバを具備
し、それらファイバが個別の結合サイトによって基材1
01へ取り付けられる。繊維性ウェブ構造は、本質的に
平坦な外側を向いた面を呈し、相手方のフック形固着要
素がウェブを貫通できるように十分に多孔性である。
【0055】雌型固着要素は、雌型固着要素100をお
むつ1の第2端領域8へ接着できるように、接着剤層1
05を具備することが好ましい。適切な接着剤として、
感圧ホットメルト接着剤を含む感圧接着剤および非感圧
接着剤が挙げられる。本発明で有用な感圧接着剤は、た
とえば、テープタブ積層体10の接着剤層12に関連し
て前述した接着剤の群から選択することができる。適切
な非感圧接着剤として、たとえば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、それらのブレンドおよびコポリマー、アク
リル酸エチレンコポリマー、ナイロンコポリマーまたは
酢酸ビニルエチレンコポリマー等の軟化可能な熱可塑性
樹脂が挙げられる。
【0056】雌型固着要素100の接着剤層105は任
意である。たとえば、米国特許第4, 761, 318号
には、基材層101として軟化可能な熱可塑性樹脂を繊
維性ウェブ構造102に添着し、この基材101を使用
して、ループ面の反対側の熱可塑性樹脂層の表面を熱に
さらすことによって軟化して、この軟化した表面をおむ
つに接触させることによって、おむつ1の外面3に雌型
固着要素を接着することが開示されている。また、接着
剤層105をおむつの外面に添着すること、および雌型
固着要素100をそのような接着剤層に添着することも
可能である。雌型固着要素100を、おむつの不織外面
3に直接組み込むこともできる。
【0057】本発明においては、下記の検査項目に記載
された修正FINAT検査法第2(modified FINAT test
method no.2) にしたがって測定したときに、テープタ
ブ積層体10の露出した接着剤固着面19の露出面10
3からの90度剥離接着力が、1.2N/25mm未満
であり、より好ましくは1N/25mm以下であり、特
に0.8N/25mm以下であるように、繊維性ウェブ
構造102の外側を向いた露出面103が剥離処理され
ることが必須である。
【0058】本願発明者らは、露出した接着剤固着面1
9からの1.2N/25mmを超える90度剥離接着力
を有する繊維性ウェブ構造102を使用するときに、テ
ープタブ積層体10の露出した接着剤固着面19が、繊
維性ウェブ構造102に接触することで、繊維群によっ
て許容しがたい高程度に汚染される傾向になることを見
出した。そのような汚染は、露出した接着剤固着面19
の接着力を低減し、使い捨て特性に悪影響を与えるおそ
れがある。すなわち、おむつ1を廃棄のために丸めた後
に形成される露出した接着剤固着面19とおむつ1の外
面3との間の接着剤による廃棄構造に悪影響を与えるお
それがある。
【0059】さらに、露出した接着剤固着面19からの
1.2N/25mmを超える90度剥離接着力を有する
繊維性ウェブ構造102を使用するときに、テープタブ
積層体10を雌型固着要素100に繰り返し貼ると、繊
維性ウェブ構造102の「毛羽立ち」または「糸曳き」
が生じることが観察された。これは、テープタブ積層体
10の雄型固着要素15と雌型固着要素100との間の
機械的閉鎖機構に悪影響を与え、また、審美的な観点か
らも受け入れられないことである。おむつを着用者の身
体に固定するときに適切な適合を得るために、およびお
むつに滲出物があるかどうかをチェックするときに、テ
ープタブ積層体10を開放して雌型固着要素100に再
度貼ることはしばしば必要である。
【0060】剥離処理された外向き露出面103を有す
る雌型固着要素100を使用して、下記検査項目に記載
された修正FINAT検査法第2にしたがって測定され
た、露出した接着剤固着面19と雌型固着要素100の
外向き露出面103との間の1.2N/25mm未満の
90度剥離接着力を提供するときに、フック形固着要素
15と雌型固着要素100との間の機械的閉鎖機構を繰
り返して開放して再貼りつけするときにも、露出した接
着剤固着面19の繊維による汚染は効果的に抑制され
る。これによって、本発明のテープタブ積層体10の露
出した接着剤固着面19を提供するのに使用される接着
剤の強さ(aggressiveness)を、先行技術の閉鎖装置のテ
ープタブ積層体の露出した接着剤固着面に使用される接
着剤の強さに比較して、低減することができる。そのよ
うな接着剤固着面19と繊維性ウェブ構造102の外向
き露出面103との間の90度剥離接着力が、下記検査
項目に記載された修正FINAT検査法第2にしたがっ
て測定されたときに、0.75N/25mm未満であ
り、より好ましくは0.5N/25mm以下であり、特
に好ましくは0.25N/25mm以下であるように、
露出した接着剤固着面19の接着剤が選択されることが
好ましい。
【0061】露出した接着剤固着面19を提供する接着
剤の強さを低減することは望ましい。おむつ1を着用者
の身体に固定するときに不注意におむつ1の位置がずれ
た場合、この位置ずれは、露出した接着剤固着面19と
おむつ1の外面3との間に接着剤による結合構造を生じ
るが、強さの低減した接着剤を使用するときには、おむ
つ1の外面3を形成する材料の裂けを生じさせることは
ほとんど観察されない。
【0062】本発明の閉鎖装置に使用される機械的閉鎖
テープタブ積層体10は、テープタブ積層体10をおむ
つ1に添着するときに、露出した接着剤固着面19がお
むつの内面2の本質的に上方にあるとともに、雄型固着
要素15がテープタブ積層体10の末端に本質的に位置
決めされて、露出した接着剤固着面19と雄型固着要素
15とが互いに直接隣接しないようにするべく選択され
ることが好ましい。本発明の閉鎖装置に使用されるのに
特に適切なテープタブ積層体10の一例は、図2に示さ
れる。この例では、露出した接着剤固着面19の末端と
雄型固着要素15の基端とは、カバーフィルム16によ
って分離される。おむつ1を取り扱い、テープタブ積層
体10を雌型固着要素100に接着しておむつ1を着用
者の身体に固定するときに、おむつ1を取り付ける人の
油じみたまたは粉まみれの指による露出した接着剤固着
面19の汚染は、露出した接着剤固着面19の末端と雄
型固着要素15の基端との間に一定の距離を有する好適
なテープタブ積層体10を使用することによって一般に
回避することができる。これとは対照的に図3に示すよ
うなテープタブ積層体10の構造では、露出した接着剤
固着面19の末端と雄型固着要素15の基端とが互いに
直接隣接しており、おむつを取り扱うときに、露出した
接着剤固着面19が油および/または粉によって汚染さ
れることが時折観察される。露出した接着剤固着面19
と雄型固着要素15との間に距離を有するテープタブ積
層体を使用することは、露出した接着剤固着面19の接
着剤の粘着性を、そのような露出した接着剤固着面19
と繊維性ウェブ構造102の露出した剥離処理面103
との間の90度剥離接着力が、下記検査項目に記載され
た修正FINAT検査法第2にしたがって測定したとき
に、0.75N/25mm未満であり、より好ましくは
0.5N/25mm以下であり、特に好ましくは0.2
5N/25mm以下であるように低減したテープタブ積
層体10で特に好適である。
【0063】剥離処理した露出面103を有する雌型固
着要素100は公知である。たとえば、米国特許第5,
605, 729号において、剥離制御要素を繊維性ウェ
ブ構造102の材料に添加剤として組み込み込んでもよ
く、またはグラフト重合によってそのような繊維性ウェ
ブ構造に加えてもよいと開示されている。あるいは、剥
離制御要素は、雌型固着要素100の露出面103に任
意の溶剤含有コーティングとして加えられてもよい。
【0064】剥離制御要素は、1種類以上の剥離制御剤
を含んでもよい。組込型剥離制御剤の例示的な例は、国
際特許公開第92 15, 626号に開示されたフルオ
ロケミカルグラフトポリマー等のメルト添加剤を含む。
表面処理型(すなわち局所的な)剥離剤の例示的な例と
して、米国特許第2, 532, 011号に開示されたウ
レタン、米国特許第4, 313, 988号および米国特
許第4, 482, 687号に開示されたような反応性シ
リコーン、フルオロケミカルポリマー、エポキシシリコ
ーン、または、欧州特許第0, 250, 248号に開示
されたような放射線硬化可能ポリオルガノシロキサンポ
リウレタンブロックコポリマー等が挙げられる。ここに
挙げた材料は、例示的なものであり限定的な意味はない
ものとする。
【0065】剥離制御要素のコーティングは好適であ
る。剥離制御要素は、1種類以上の剥離剤を1〜25重
量%、より好ましくは2〜15重量%含む溶液として塗
布されることが好ましい。本発明に適切な溶剤として、
たとえば、メチルエチルケトンまたはヘプタンが挙げら
れる。繊維性ループ構造102の面103上の剥離コー
ティングは、乾燥剥離コーティング重量が0.05〜5
g/m2 、より好ましくは0.2〜2g/m2 を呈する
ことが好ましい。
【0066】本発明で適切である剥離処理された露出面
103を有する雌型固着要素100は、米国特許第5,
605, 729号に詳しく記載されている。好適な剥離
処理された雌型固着要素100は、アメリカ合衆国セン
トポールのミネソタマイニングアンドマニュファクチャ
リング社(Minnesota Mining and Manufacturing Compa
ny)から、編みループテープ(Knitted Loop Tape )と
して商業的に入手可能である。
【0067】欧州特許第0, 321, 232号および欧
州特許第0, 780, 109号に記載された機械的閉鎖
テープタブ積層体10は、このテープタブ積層体10を
雌型固着要素100に添着するときに機械式閉鎖構造と
接着剤式閉鎖構造との組み合わせが生じるように構成さ
れている。機械式閉鎖構造と接着剤式閉鎖構造とのこの
ような組み合わせは、2点閉鎖構造とも称されることが
ある。しかし、2点閉鎖構造を提供する閉鎖装置も一般
に、機械的閉鎖テープタブ積層体10の露出した接着剤
固着面19がテープタブ積層体10を雌型固着要素10
0に接着するときに繊維群によって汚染される特徴があ
ることが、本願発明者によって認識された。そのような
汚染は、テープタブ積層体10の使い捨て特性に悪影響
を与える可能性があり、一般に、繊維性ウェブ構造10
2の非剥離露出面103の「毛羽立ち」または「糸曳
き」を生じる。先行技術の欠点を克服するために、本発
明は、機械的閉鎖テープタブ積層体10またはそのよう
なテープタブ積層体の前駆物質と、雌型固着要素100
またはそのような雌型固着要素100の前駆物質とを具
備し、このテープタブ積層体10が少なくとも1つの露
出した接着剤固着面19を有し、この雌型固着要素10
0が露出面103を備えた繊維性ウェブ構造102を有
してなる閉鎖装置において、機械的閉鎖テープタブ積層
体を雌型固着要素に接着するときに露出した接着剤固着
面19が繊維群で汚染されることを減少するための方法
を提供する。本発明による方法は、上述のように1種類
以上の剥離剤を含む剥離制御要素で繊維性ウェブ構造1
02を処理して繊維性ウェブ構造102の剥離処理され
た露出面103を得ることを有する。本発明による方法
の好適な実施例において、露出した接着剤固着面19の
接着剤および/または剥離制御要素は、2点閉鎖構造の
形成を効果的に抑制するように選択されることが好まし
い。露出した接着剤固着面19の接着剤および/または
剥離制御要素は、そのような露出した接着剤固着面19
と繊維性ループ構造102の露出した剥離処理面103
との間の90度剥離接着力が、下記検査項目に記載され
た修正FINAT検査法第2にしたがって測定したとき
に、0.75N/25mm未満であり、より好ましくは
0.5N/25mm以下であり、特に好ましくは0.2
5N/25mm以下であるように選択されることがより
好ましい。
【0068】本発明の閉鎖装置は、機械的閉鎖テープタ
ブ積層体10と雌型固着要素100とを具備するパーツ
キットとして供給されることが好ましい。テープタブ積
層体10は、予め積層された貼る準備のできた物品とし
て供給されることが好ましいが、パーツキットはテープ
タブ積層体10の前駆物質を具備することも可能であ
る。そのような前駆物質は、たとえば、接着剤層12を
備える裏材13を有する固着テープタブ11、フック形
固着要素15、フィンガリフト14、第2のテープタブ
30、および1つ以上の第3のテープタブ等の、テープ
タブ積層体10の単独の構成要素であることができる。
そのような構成要素は、おむつの製造工程中に同期して
積層される。予め積層されたテープタブ積層体10を準
備する方法は、たとえば、1998年3月13日に本願
出願人が出願した欧州特許出願第98104590.9
号に開示されている。同様に、雌型固着要素100は予
め積層された物品として供給できる。またはパーツキッ
トが雌型固着要素100の前駆物質を具備してもよい。
【0069】本発明は、説明のためのものであって、限
定的なものではない下記実施例によって例示される。そ
の前に、実施例に使用される検査方法について説明す
る。
【0070】検査方法 露出した接着剤固着面19を形成する接着剤の90度剥
離接着力 a)ポリエチレンフィルムから露出した接着剤固着面を
形成する接着剤の、ポリエチレン面からの90度剥離接
着力は、部分修正された標準90度剥離検査方法FIN
AT検査法第2(Federation Internationale des Fabr
icants Europeens et Transformateurs d' Adhesifs et
Thermocollants sur Papiers et autres Supportsから
入手できる)にしたがって測定される。修正は下記の通
りである。
【0071】1)FINAT2は、ガラス支持体を必要
とするが、下記に特記されるように、それぞれポリエチ
レンフィルムと雌型固着要素とに置き換えられた。 2)「標準FINAT検査ローラ」は、2kgローラに
置き換えられた。 3)サンプルは、FINAT2方法で必要とされる20
0mm/分で2回ではなく、300mm/分の速度で各
方向に1回、ローラ押圧された(rolled down)。
【0072】4)停止時間は、それぞれFINAT2方
法で必要とされる20分および24時間ではなく、本質
的にゼロであった。
【0073】本発明で使用された検査方法は、下記のよ
うに簡単に記述できる。
【0074】艶消し表面仕上げを施した厚さ25μmの
ポリエチレンフィルム(ドイツ、WasserburgのBPから
商業的に入手可能)を、両面塗布接着テープ(ミネソタ
マイニングアンドマニュファクチャリング社(3M社)
からテープ410として入手可能)を使用して、5.1
×12.5cmの鋼パネルに固定的に接着した。次い
で、片面接着テープの2.5cm幅の検査ストリップを
艶消しポリエチレン面に接着し、およそ300mm/分
の速度で2000gローラを使用して、各方向に1回自
動ローラでローラ押圧された。
【0075】パネルをすぐに(滞留時間は1分未満)、
InstronTMモデル1122引張テスターの底部ジ
ョーに置き、一方、検査ストリップの端を上部ジョーに
よって保持した。上部ジョーを300mm/分で動くよ
うに設定し、一方、鋼パネルを、検査ストリップをパネ
ルに対して90度の角度に保つように側方に動かした。
【0076】検査ストリップを艶消しポリエチレン面か
ら取り外すのに要した力が記録され、90度剥離接着力
は、検査ストリップの力/幅としてN/25mmで報告
された。検査は4回繰り返され、結果は平均された。
【0077】さらなる詳細は、FINAT検査法第2か
ら引用することができる。
【0078】b)雌型固着要素からa)に記載した手順
を繰り返した。ただし、ポリエチレンフィルム支持体
は、剥離処理された面103を露出した形態に保持され
た雌型固着要素100のストリップに置き換えられた。
固着要素の剥離処理された面から片面接着テープの検査
ストリップを取り外すのに要した力が記録され、90度
剥離接着力は、検査ストリップの力/幅としてN/25
mmで報告された。検査は4回行われ、結果は平均され
た。
【0079】実施例1 ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリング社
(3M社)からメカニカルクロージャーラミネートM−
202(Mechanical Closure Laminate M-202 )として
商業的に入手可能な、ポリプロピレン裏材(厚さ115
μm)と厚さ25μmの接着剤層とを具備する本願図1
記載の機械的閉鎖テープタブ積層体10と、3M社から
EKLT−1256編みループテープ(EKLT-1256 Knit
ted Loop Tape )として商業的に入手可能な本願図4に
記載の雌型固着要素と、を具備する閉鎖装置を使用し
た。
【0080】テープ積層体は、幅が25mmであり、長
さは、固着テープタブの基端からフィンガリフトの末端
までを測定して、70mmであった。マッシュルーム型
フックを具備する機械的フック形固着要素(140フッ
ク/cm2 )は、幅26mm、長さ20mmであった。
第2のテープタブによって形成された露出した接着剤固
着面は、末端で固着テープタブの接着剤層に接着され且
つ基端で第3のテープタブを介しておむつの内面に接着
されたが、幅25mm、長さ12mmであった。粘着性
合成ゴム感圧接着剤を担持するポリプロピレン裏材を具
備する第2のテープタブは、3M社から剥離テープER
T−1155(Release Tape ERT-1155)として商業的
に入手可能である。
【0081】雌型固着要素の幅は40mmであった。雌
型固着要素の長さは、おむつのサイズに対応して選択さ
れたので、タブ積層体の露出した接着剤面は、通常の使
用中におむつの外面に対し接着剤による閉鎖構造を形成
しなかった。雌型固着要素は、ループ要素を具備するた
て編みよこ糸挿入式の織目付きポリエステル繊維性ウェ
ブ構造を具備し、そのループ面は、シリコーンポリ尿素
系剥離コーティング溶液で処理されて、乾燥コーティン
グ重量が0.7g/m2 であった。ポリプロピレン裏材
層は繊維性ウェブ構造の基層上に塗布され、次いで感圧
接着剤層を塗布された。
【0082】第2のテープタブの接着剤層の、EKLT
−1256編みループテープの剥離処理されたループ面
からの90度剥離接着力、および艶消しポリエチレン面
からの90度剥離接着力は、それぞれ、検査項目に記載
されており、上記のようにして測定された。結果を下記
に要約する。面 90度剥離接着力(N/25mm) 艶消しポリエチレン 7.0 EKLT−1256編みループテープ 1.0
【0083】実施例2 実施例1を繰り返した。ただし、3M社から剥離テープ
ERT−1155として入手可能な第2のテープタブ
は、3M社からERT−1284として入手可能な他の
テープに置き換えられた。剥離テープERT−1284
は、ERT−1155に比較して強さの弱い(less aggr
essive) 感圧接着剤を担持する。剥離接着値(90度)
は、実施例1に記載したようにポリエチレンおよび剥離
処理されたループ材料の両方から、上記のようにして測
定された。面 90度剥離接着力(N/25mm) 艶消しポリエチレン 7.0 EKLT−1256編みループテープ 0.15
【0084】比較例1 ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリング社
(3M社)がメカニカルクロージャーラミネートM−2
02(Mechanical Closure Laminate M-202 )として商
業的に入手可能な本願図1記載の機械的閉鎖テープタブ
積層体10と、ドイツ、SchwalbachのProcter & Gamble
Deutschland GmbH 商業的に入手可能なパンパースTM
レミアム(Pampers (TM) Premiums )使い捨ておむつに
使用される本願図4記載の剥離処理されていない雌型固
着要素と、を具備する閉鎖装置。
【0085】第2のテープタブの接着剤層の、剥離処理
されていないループ表面からの90度剥離接着力を、上
記のようにして測定した。下記の結果が得られた。面 90度剥離接着力(N/25mm) パンパースTMプレミアムおむつに使用 4.0 される剥離処理されていないループテープ
【0086】比較例2 比較例1を繰り返した。ただし、ERT−1155(実
施例1に記載したM202の一構成要素)は、ERT−
1155に比較して強さの弱い粘着性合成ゴム感圧接着
剤を担持するERT−1284に置き換えられた。
【0087】第2のテープタブの接着剤層の剥離処理さ
れていないループ表面からの90度剥離接着力を、上記
のようにして測定した。下記の結果が得られた。面 90度剥離接着力(N/25mm) パンパースTMプレミアムおむつに使用 1.6 される剥離処理されていないループテープ
【図面の簡単な説明】
【図1】使い捨ておむつの一部破断斜視図である。
【図2】機械的閉鎖テープタブ積層体の断面図である。
【図3】機械的閉鎖テープタブ積層体の断面図である。
【図4】雌型固着要素の断面図である。
【符号の説明】
1…おむつ 2…おむつの内面 3…おむつの外面 4…吸収性コア 6…おむつの縁部分 7…おむつの第1端領域 8…おむつの第2端領域 10…機械的閉鎖テープタブ積層体 11…固着テープタブ 12…接着剤層 13…裏材 14…フィンガリフト 15…雄型機械的固着要素 15a…フック要素 15b…基材 16…カバーフィルム 19…露出した接着剤固着面 20…おむつの長手方向縁 30…第2のテープタブ 31…裏材 32…接着剤層 40…第3のテープタブ 41…裏材 42…接着剤層 100…雌型固着要素 101…基材 102…繊維性ウェブ構造 103…繊維性ウェブ構造の外向き露出面 104…ループ要素 105…接着剤層
フロントページの続き (72)発明者 シュテファン エム.ビルヘルム ドイツ連邦共和国,デー−41453 ノイス, ハンザシュトラーセ 9,スリーエム ラ ボラトリーズ(オイローパ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収性物品用、特に使い捨ておむつ
    (1)用の、機械的閉鎖テープタブ積層体(10)また
    はそのようなテープタブ積層体の前駆物質と、雌型固着
    要素(100)またはそのような雌型固着要素の前駆物
    質と、を具備する閉鎖装置であって、該機械的閉鎖テー
    プタブ積層体(10)は、任意に連続した接着剤層(1
    2)を備える裏材(13)を有する固着テープタブ(1
    1)を具備し、該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)
    は、該おむつ(1)の第1端領域(7)の外面(3)に
    取り付けることができるか、またはその自由端(18)
    に隣接するその基端(17)を介して該外面(3)と該
    おむつ(1)の該第1端領域(7)の縁部分(6)の内
    面(2)との間に取り付けることができ、該機械的閉鎖
    テープタブ積層体(10)の該自由端(18)は、雄型
    機械的固着要素(15)をさらに具備し、該機械的閉鎖
    テープタブ積層体(10)は、任意に連続した接着剤層
    (32)を担持する裏材(31)を有する第2のテープ
    タブ(30)を選択的にさらに具備し、該第2のテープ
    タブ(30)は、存在する場合には、該接着剤層(3
    2)によって、および/または該接着剤層(12)によ
    って、および/または裏材(41)と任意に連続した接
    着剤層(42)とを有する1つ以上の第3のテープタブ
    (40)によって、該機械的閉鎖テープタブ積層体(1
    0)の該自由端(18)に取り付けられ、該第2のテー
    プタブ(30)は、接着剤層(32)によって、および
    /または該1つ以上の第3のテープタブ(40)によっ
    て、該おむつ(1)の該内面(2)に取り付けることが
    でき、該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)は、該固
    着テープタブ(11)の該自由端(18)に、および/
    または該第2のテープタブ(30)上に、および/また
    はもしあれば該1つ以上の第3のテープタブ(40)上
    に、少なくとも1つの露出した接着剤固着面(19)を
    有し、該雌型固着要素(100)は、剥離処理された露
    出面(103)を有する繊維性ウェブ構造(102)を
    第1の主要面に担持する基材(101)を具備し、該繊
    維性ウェブ構造(102)は該機械的閉鎖テープタブ積
    層体(10)の該雄型固着要素(15)に係合すること
    ができ、該雌型固着要素は、該基材(101)の第2の
    主要面を介して該第1端領域(7)の反対側の該おむつ
    (1)の第2端領域(8)の該外面(3)に取り付けら
    れて、該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)の該雄型
    固着要素(15)用の取着部位を形成でき、該繊維性ウ
    ェブ構造(102)の該露出面(103)の剥離処理
    は、検査項目に記載された修正FINAT検査法第2に
    したがって測定される場合に、該雌型固着要素(10
    0)の該露出面(103)からの該露出した接着剤固着
    面(19)の90度剥離接着力が、1.2N/25mm
    未満であるように選択される閉鎖装置。
  2. 【請求項2】 前記剥離処理された露出面(103)
    は、剥離コーティング溶液を塗着することによって得ら
    れる請求項1記載の閉鎖装置。
  3. 【請求項3】 前記剥離コーティング溶液は、反応性シ
    リコーン、フルオロケミカルポリマー、エポキシシリコ
    ーン、放射線硬化可能ポリオルガノシロキサンポリウレ
    タンブロックコポリマーからなる群から選択される1種
    類以上の剥離剤を含む請求項2記載の閉鎖装置。
  4. 【請求項4】 乾燥剥離コーティング重量が0.05〜
    5g/m2 である請求項2または3に記載の閉鎖装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離コーティング溶液は、1〜25
    重量%の1種類以上の剥離剤を含む請求項2〜4のいず
    れか1項に記載の閉鎖装置。
  6. 【請求項6】 前記機械的閉鎖テープタブ積層体(1
    0)の前記露出した接着剤固着面(19)は、前記おむ
    つ(1)の前記内面(2)の本質的に上方にあり、前記
    雄型固着要素(15)は該テープタブ積層体(10)の
    本質的に末端にあり、それにより、該露出した接着剤固
    着面(19)の末端と該雄型固着要素(15)の基端と
    が互いに直接には隣接しないようになっている請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の閉鎖装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6に記載の閉鎖装置を具備す
    る特におむつ(1)からなる使い捨て吸収性物品。
  8. 【請求項8】 機械的閉鎖テープタブ積層体(10)ま
    たはそのようなテープタブ積層体の前駆物質と、雌型固
    着要素(100)またはそのような雌型固着材料の前駆
    物質とを具備し、該テープタブ積層体(10)が少なく
    とも1つの露出した接着剤固着面(19)を有し、該雌
    型固着要素(100)が露出面(103)を備えた繊維
    性ウェブ構造(102)を有してなる閉鎖装置におい
    て、該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)を該雌型固
    着要素(100)に接着するときに該露出した接着剤固
    着面(19)が繊維群で汚染されることを減少するため
    の方法であって、 該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)は、任意に連続
    した接着剤層(12)を備える裏材(13)を有する固
    着テープタブ(11)を具備し、該機械的閉鎖テープタ
    ブ積層体(10)は、おむつ(1)の第1端領域(7)
    の外面(3)に取り付けることができるか、またはその
    自由端(18)に隣接するその基端(17)を介して該
    外面(3)と該おむつ(1)の該第1端領域(7)の縁
    部分(6)の内面(2)との間に取り付けることがで
    き、該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)の該自由端
    (18)は、雄型機械的固着要素(15)をさらに具備
    し、該機械的閉鎖テープタブ積層体(10)は、任意に
    連続した接着剤層(32)を担持する裏材(31)を有
    する第2のテープタブ(30)を選択的にさらに具備
    し、該第2のテープタブ(30)は、存在する場合に
    は、該接着剤層(32)によって、および/または該接
    着剤層(12)によって、および/または裏材(41)
    と任意に連続した接着剤層(42)とを有する1つ以上
    の第3のテープタブ(40)によって、該機械的閉鎖テ
    ープタブ積層体(10)の該自由端(18)に取り付け
    られ、該第2のテープタブ(30)は、接着剤層(2
    2)によって、および/または該1つ以上の第3のテー
    プタブ(40)によって、該おむつ(1)の該内面
    (2)に取り付けることができ、該機械的閉鎖テープタ
    ブ積層体(10)は、該固着テープタブ(11)の該自
    由端(18)に、および/または該第2のテープタブ
    (30)上に、および/またはもしあれば該1つ以上の
    第3のテープタブ(40)上に、少なくとも1つの該露
    出した接着剤固着面(19)を有し、該雌型固着要素
    (100)は、該露出面(103)を有する該繊維性ウ
    ェブ構造(102)を第1の主要面に担持する基材(1
    01)を有し、該繊維性ウェブ構造(102)は該機械
    的閉鎖テープタブ積層体(10)の該雄型固着要素(1
    5)に係合することができ、該雌型固着要素(100)
    は、該基材(101)の第2の主要面を介して該第1端
    領域(7)の反対側の該おむつ(1)の第2端領域
    (8)の外面(3)に取り付けられて、該機械的閉鎖テ
    ープタブ積層体(10)の該雄型固着要素(15)用の
    取着部位を形成でき、 該雌型固着要素(100)に該機械的閉鎖テープタブ積
    層体(10)を接着するときに該露出した接着剤固着面
    (19)が繊維群で汚染されることを減少するためのこ
    の方法は、該繊維性ウェブ構造(102)の該露出面
    (103)を剥離処理することを具備し、そのような剥
    離処理の間に該繊維性ウェブ構造(102)に付与され
    る剥離制御要素は、検査項目に記載された修正FINA
    T検査法第2にしたがって測定される場合に、該雌型固
    着要素(100)の剥離処理された該露出面(103)
    と該露出した接着剤固着面(19)との間の90度剥離
    接着力が、1.2N/25mm未満であるように選択さ
    れる方法。
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