JPH0570392U - 便座カバー - Google Patents
便座カバーInfo
- Publication number
- JPH0570392U JPH0570392U JP011162U JP1116292U JPH0570392U JP H0570392 U JPH0570392 U JP H0570392U JP 011162 U JP011162 U JP 011162U JP 1116292 U JP1116292 U JP 1116292U JP H0570392 U JPH0570392 U JP H0570392U
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- toilet seat
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- seat cover
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 便座への着脱が容易であり、取外した際に便
座に何も残存せず、洗濯を繰り返しても密着力の劣化が
ない便座カバーを提供する。 【構成】 便座上面の形状に合わせた布地層の裏側に多
孔性緩衝層12が設けられ、これに含浸防止層13, 装着層
14が積層形成されている。
座に何も残存せず、洗濯を繰り返しても密着力の劣化が
ない便座カバーを提供する。 【構成】 便座上面の形状に合わせた布地層の裏側に多
孔性緩衝層12が設けられ、これに含浸防止層13, 装着層
14が積層形成されている。
Description
【0001】
本考案は洋式便器の便座に装着させる便座カバーに関する。
【0002】
洋式便器のU型便座用のカバーとしては図5に模式的平面図を示したものが知 られている(実開昭63-140294 号) 。このカバーはズボン状をなし、図中1,2 は脚部であり、3は胴部、4は弾性環部、5は補強縁部を示している。脚部1, 2は相互の間に所要の間隔を隔てて夫々便座の大きさ及び形状に合わせて筒状に 形成され、先端部は若干丸みをもたせて編みとじされ、また基端はその全周を脚 部1,2より太い筒状をなす胴部3に連ねるようにして一連に編成してある。
【0003】 そしてこの胴部3に引き続いてこの胴部3よりも強い弾性を備えた弾性環部4 を編成し、更にこの弾性環部4の口縁部全周にわたって補強縁部5を編成してあ る。この便座カバーは、便座を補強縁部5から装入させ、便座の先端部を脚部1 ,2の先端部に夫々装入させ、補強縁部5を便座枢支部まで移動させて便座に装 着させるものである。ところが弾性環部4が強い弾性を備えているので洗濯をす るとき取り外したり、その後装着させることが面倒であるという問題点があった 。
【0004】 洋式便器のO型便座の便座カバーとしては図6に裏面図を示したものが知られ ている。図中91は筒編みした伸縮性を有する筒状布地からなる便座カバー本体で ある。便座カバー本体91の一縁は折り返されて筒状に枠芯挿入部92が設けられて おり、該枠芯挿入部92には、周長が便座の内周縁より少し長い枠芯94が挿入され ている。そして他縁も折り返されて筒状に弾性部材挿通部93が設けられており、 該弾性部材挿通部93にはゴム紐などの弾性部材95が挿通されている。
【0005】 該弾性部材95の両端は弾性部材挿通部93の周方向の所定箇処から外側に引き出 されており、夫々S字型フック96,96 が取り付けられている。このように構成さ れた便座カバーをO型便座に装着させる場合は、まず枠芯挿入部92を便座の内周 縁に沿って合わせるようにして便座カバー本体91の裏面を便座の下側に重ねる。
【0006】 次に便座カバー本体91の前記他縁の弾性部材挿通部93を便座の穴から便座の上 側へ引き出す。そして前記弾性部材挿通部93を引っ張りながら便座カバー本体91 を外側へ展延し、弾性部材挿通部93を便座の外周縁から下側へ引き込み、便座枢 支部の裏側でS字型フック96,96 を係合させる。
【0007】 この便座カバーは洗濯をするときには枠芯94を取り出さなければならないので 面倒であるという問題点があった。 そこで図7及び図8に示す如き便座カバーが提案された (実開昭63-144098 号 ) 。図7は便座及び面ファスナの平面図であり、図8は便座カバー本体の裏面図 である。図7中21は便座であり、便座21の上面には短冊状の面ファスナ22が複数 個その長手方向を周方向に沿わせて貼着されている。
【0008】 図8中23は適宜素材からなる便座カバー本体であり、便座21の上面の形状と同 一の形状をなし、裏面に便座22に接着された面ファスナ22と対向するように面フ ァスナ24が縫着されている。そして前記面ファスナ22と24とを合わせることによ り便座カバー23は便座21に装着される。この便座カバー本体23は着脱が簡単であ るが、洗濯等をするために取り外した場合、便座21の上面に設けられた面ファス ナ22は残存するので、これが汚れ、またこの上に座ると体に面ファスナ22が触れ て痛いという問題点があった。
【0009】 本考案はかかる事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところは便座 に直接接着させ得る装着層を一面に備えた構成にすることにより便座に対する着 脱が容易であり、取り外した場合に便座に何も残存せず、しかも着座感に優れた 便座カバーを提供することにある。
【0010】
本考案に係る便座カバーは、便座の上面形状に応じた形状をなすシートが多孔 性緩衝層を有し、該多孔性緩衝層に含浸防止層と、装着層とを積層形成してある ことを特徴とする。
【0011】
本考案の便座カバーは、装着層を便座に接触させることで便座に装着でき、ま たこれを剥がすことで便座から離脱させることができる。 また多孔性緩衝層の存在により、心地良い着座感と断熱効果とが得られる。そ して装着層と多孔性緩衝層との間に含浸防止層を形成してあるので、装着層の材 料が緩衝層の孔へ浸み込むことによる無駄が防止される。
【0012】
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づき具体的に説明する。 図1は本考案に係る第1実施例の便座カバーの斜視図であり、図2はその拡大 断面図、図3は該便座カバーの使用態様を示す斜視図である。
【0013】 この便座カバーAはU型の便座の平面視形状に合せた形状を有し、便座のサイ ズ違いに対応できるように左右対称に2分割されてなる。即ち、右シートAr, 左 シートAlとも略1/2 楕円形状をなしている。 右シートAr, 左シートAlは共に4層構造をなし、上側から布地層11, 多孔性緩 衝層12, 含浸防止層13及び装着層14からなる。多孔性緩衝層12は例えば発泡ポリ ウレタンからなり、布地層と熱融着又は接着剤により接着されている。
【0014】 多孔性緩衝層12の他方の面には、不織布, 合成樹脂フィルム等からなる含浸防 止層13が熱融着又は接着剤によって接着されている。これは装着層14が多孔性緩 衝層12中へ含浸するのを防止できる程度に密な組織を有するものであればよい。
【0015】 装着層14としては表1の組織を有し、具体的には合成樹脂(エマルジョン状) としてウレタン系の商品「DICFOAM F-520 」,発泡剤として「F-1 」,界面活性 剤として濃度4%の「CMC 」,助剤(1) として「VONCOAT 3750」,助剤(2) とし て「CR-5L 」,助剤(3) として「VONDIC NBA-1」,触媒として「CATALYST PA-20 」を使用した。「CMC」は第1工業製薬(株)製であり、それ以外の商品は大日 本インキ化学工業(株)製である。
【0016】
【表1】
【0017】 このような材料による装着層14の便座に対する接着メカニズムには、ここに形 成された多数の気孔による真空吸着力である。即ちこれを少し抑えると気孔中の 空気が排出されて減圧状態となり、これにより便座に接着するのである。
【0018】 含浸防止層13に装着層14を塗布形成する場合は、まず表1に示した装着材12の 組成物を配合し、ミキサーにより発泡させる。次にこの発泡した組成物をコーテ ィング装置によりシート11の一面に塗布する。そしてこれを乾燥機に入れ、 120 〜160 ℃で5分間乾燥させる。
【0019】 このとき発泡倍率及び塗布厚を変えて装着材12を塗布したときの装着材12の物 性試験を行った結果を表2に示す。表2より発泡倍率が小さい場合は剥離性が良 好であり、発泡倍率が大きい場合は接着性が良好になり、また塗布厚が増加する といずれもが向上することがわかる。
【0020】 発泡倍率及び塗布厚は表2の結果より要求される性能のバランスを考慮して決 定すればよい。
【0021】
【表2】
【0022】 なお、表2に示す結果の測定方法は具体的には以下の通りである。 層間剥離強度:試料作成 綿布に接着剤(F-520増粘液) を塗布しフォーム面と 貼合せ、熱処理し2cm幅にカット。 オートグラフによりフォーム破壊強度を測る。 セロテープ剥離強度:フォーム面にセロファンテープ(1.8mm) を手で強く貼付 け直角方向に瞬時に剥がし、破損の有無をチェックする。 〇は異常なし ×は破損 表面摩擦強度:学振型摩擦試験機(フラット500g) でフォーム面を摩擦し破損 までの回数を読む。 密着力:フォームシート2cm幅をガラス板に圧着し1日後、90度剥離強度を測 る。 なお洗濯を20回繰り返した場合にも装着材12の密着力に何ら変化が見られなか った。
【0023】 また上述の実施例では、装着層14に真空吸着をするものを用いたが粘着性を有 する材料を用いてもよい。更に、図1〜3に示す実施例のものはO型便座に装着 してもよいことは勿論であるが、図4に示すように環状帯状に形成したO型便座 専用のものに構成してもよいことは勿論である。 なお、多孔性緩衝層の側周面に亘って空気の出入を防ぐ層を設けると一層保温 性が高まる。 また本考案の便座カバーは布地層なしとして、多孔性緩衝層が最上層にある構 造をとることも可能である。
【0024】
以上の如き本考案による場合は便座への装着,便座からの離脱が極めて容易で あり、しかも十分な接着性を有し、耐洗濯性も優れている。また多孔性緩衝層を 設けたことで着座感が優れ、断熱性も高い。 更に含浸防止層を設けたことで接着層の樹脂が多孔性緩衝層へ入り、材料の無 駄を生じることがなく、一方多孔性緩衝層においてはその気孔が塞がれることに よる機能低下がない。
【図1】本考案の第1実施例の便座カバーの斜視図であ
る。
る。
【図2】シートの拡大断面図である。
【図3】本考案の第1実施例の便座カバーの使用態様を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例の便座カバーの斜視図であ
る。
る。
【図5】従来の便座カバーの模式的平面図である。
【図6】従来の他の便座カバーの裏面図である。
【図7】便座及び面ファスナの平面図である。
【図8】従来の他の便座カバー本体の裏面図である。
11 布地層 12 多孔性緩衝層 13 含浸防止層 14 装着層
Claims (1)
- 【請求項1】 便座の上面形状に応じた形状をなすシー
トが多孔性緩衝層を有し、該多孔性緩衝層に含浸防止層
と、装着層とを積層形成してあることを特徴とする便座
カバー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992011162U JP2578011Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 便座カバー |
DE4223104A DE4223104C2 (de) | 1991-07-19 | 1992-07-14 | Toilettensitzauflage |
KR1019920012756A KR960005702B1 (ko) | 1991-07-19 | 1992-07-16 | 변기시이트커버 |
US08/201,479 US5987656A (en) | 1991-07-19 | 1994-02-23 | Toilet seat cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992011162U JP2578011Y2 (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 便座カバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570392U true JPH0570392U (ja) | 1993-09-24 |
JP2578011Y2 JP2578011Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=11770346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992011162U Expired - Fee Related JP2578011Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1992-03-05 | 便座カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578011Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012217464A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Oka Kk | 便座シート |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3031394U (ja) * | 1996-05-20 | 1996-11-22 | チュ−チェン・パン | クロークスタンド |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP1992011162U patent/JP2578011Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3031394U (ja) * | 1996-05-20 | 1996-11-22 | チュ−チェン・パン | クロークスタンド |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012217464A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Oka Kk | 便座シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2578011Y2 (ja) | 1998-08-06 |
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