JPH08212U - 便座カバー - Google Patents

便座カバー

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Publication number
JPH08212U
JPH08212U JP755295U JP755295U JPH08212U JP H08212 U JPH08212 U JP H08212U JP 755295 U JP755295 U JP 755295U JP 755295 U JP755295 U JP 755295U JP H08212 U JPH08212 U JP H08212U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
mounting layer
seat cover
sheet
present
Prior art date
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Pending
Application number
JP755295U
Other languages
English (en)
Inventor
勝義 角谷
Original Assignee
エムエイシイサンコー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by エムエイシイサンコー株式会社 filed Critical エムエイシイサンコー株式会社
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Publication of JPH08212U publication Critical patent/JPH08212U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便座への着脱が容易であり、取外した際に便
座に何も残存せず、洗濯を繰り返しても接着力の劣化が
ない便座カバーを提供する。 【構成】 便座上面の形状に合わせた不織布からなるシ
ート11の一面に合成樹脂からなる装着層12を塗布した便
座カバー。装着層12は表面に気泡を有し、これの真空吸
着力で接着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は洋式便器の便座に装着させる便座カバーに関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
洋式便座カバーとしてはメリヤス編で筒状にして、これを便座に被嵌するよう に使用するものが一般的であるが、洗濯の都度の便座からの取外し、また取付け が煩わしい。そこで実開平1−141697号公報,実開昭62−166799 号公報,実開平2−28696号公報,実公昭44−26283号公報などに使 い捨てのものが提案されている。これは紙等で便座の形になしたシートの裏面に 接着剤を部分的に塗布した如きものであり、装着は簡単であるが、使い捨てとい う無駄がある。
【0003】 本考案は斯かる問題に鑑みてなされたものであり、便座に対し簡単に着脱でき 、更に洗濯による反復使用が可能であり、反復使用のために洗濯しても接着力が 低減しない便座カバーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の便座カバーは、便座の上面形状に応じた形状をなすシートの一面に、 合成樹脂からなり、表面に開口する気泡を有する装着層を形成してあり、該装着 層を便座上面に接着させるべくなしてあることを特徴とする。
【0005】 本考案の便座カバーを便座上面に置き、これを軽く押しつつなでると気泡が便 座上面に真空吸着する作用を営み、便座に固定されることになり、その上に座っ ても移動しないことは勿論、便座を立ててもずり落ちることがない。またこの接 着作用は、樹脂の化学的性質によるものではなく、真空吸着という物理的性質に よるので洗濯の反復によっても吸着力低下は殆どない。
【0006】
【実施例】
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づき具体的に説明する。
【0007】 図1は本考案に係る第1実施例の便座カバーの斜視図であり、図2は該便座カ バーの使用態様を示す斜視図である。図中11はO型便座の上面形状と略等しい形 状の不織布からなるシートであり、裏面には下記表1に示した成分を配合した装 着層12が形成されている。なお、図示省略するが、U型便座の上面形状と略等し い形状からなるシートの裏面に装着層を形成すれば、U型便座にも同様に使用で きることは勿論である。
【0008】 また、図3は本考案に係る第2実施例の便座カバーの斜視図であり、図4は該 便座カバーの使用態様を示す斜視図である。図中11はO型便座の上面の一部の形 状と略等しい形状の不織布からなるシートであり、Oの字を縦に2分割した如き 形状を有している。裏面には下記表1に示した成分を配合した装着層12が塗布形 成されている。第1実施例では便座上面の全域を覆う構成としているが、第2実 施例では便座上面の一部の領域を覆う構成としている。第2実施例ではこのよう に一部の領域のみを覆うので、第1実施例のようにO型便座とU型便座とでその 形状を変える必要はなく、どのようなタイプの便座に対しても適用可能である。
【0009】
【表1】
【0010】 本実施例では主成分として合成樹脂(エマルジョン状)としてウレタン系の商 品「DICFOAM F-520 」、発泡剤として「F-1 」、界面活性剤として濃度4%の「 CMC 」、助剤(1) として「VONCOAT 3750」、助剤(2) として「CR-5L 」、助剤(3 ) として「VONDIC NBA-1」、触媒として「CATALYST PA-20」を使用した。「CMC 」は第1工業製薬(株)製であり、それ以外の商品は大日本インキ化学工業(株 )製である。
【0011】 シート11に装着層12を塗布形成する場合はまず表1に示した装着層12用の組成 物を配合し、ミキサーにより発泡させる。次にこの発泡した組成物をコーティン グ装置によりシート11の一面に塗布する。そしてこれを乾燥機に入れ、 120〜16 0 ℃で5分間乾燥させる。
【0012】 このとき発泡倍率及び塗布厚を変えて装着層12用織物を塗布したときの装着層 12の物性試験を行った結果を表2に示す。表2より発泡倍率が小さい場合は剥離 性が良好であり、発泡倍率が大きい場合は密着性が良好になり、また塗布厚が増 加するといずれもが向上することがわかる。
【0013】 発泡倍率及び塗布厚は表2の結果より要求される性能のバランスを考慮して決 定すればよい。
【0014】
【表2】
【0015】 なお、表2に示す結果の測定方法は具体的には以下の通りである。 層間剥離強度:試料作成 綿布に接着剤(F-520増粘液) を塗布しフォーム面と 貼合せ、熱処理し2cm幅にカット。 オートグラフによりフォーム破壊強度を測る。 セロファンテープ剥離強度:フォーム面にセロファンテープ(1.8mm) を手で強 く貼付け直角方向に瞬時に剥がし、破損の有無を チェックする。 〇は異常なし ×は破損 表面摩擦強度:学振型摩擦試験機(フラット500g) でフォーム面を摩擦し破損 までの回数を読む。 密着力:フォームシート2cm幅をガラス板に圧着し1日後、90度剥離強度を測 る。
【0016】 上述の如くこの便座カバーは裏面に塗布された装着層12の密着力が大きいので 便座上に載置し、軽く圧すると発泡剤によって形成された表面気泡により真空吸 着されて便座に密着され、便座を立てたときにも動くことがない。
【0017】 また剥離性が良好であるので容易に取り外すことができ、便座上に成分が残存 することもない。そして洗濯を20回繰り返した場合にも装着層12の密着力に何ら 変化が見られなかった。
【0018】 この実施例ではシート11として不織布を使用した場合につき説明しているが、 何らこれに限定されるものではなく、ニット又はパイルなどの織布を使用しても よいし、材質も綿などの繊維、ナイロンなどの合成繊維、ポリエステルフィルム などの合成樹脂フィルムなど広範囲に選択できる。
【0019】 次に、装着層12の材料として表3に示した成分を配合した実施例を示す。表3 の成分として使用した商品は表1の成分として使用した商品と同一である。
【0020】
【表3】
【0021】 シート11に装着層12を塗布形成する場合は、まず表3に示した装着層12用の組 成物を配合し、発泡機により3.3 倍に発泡させる。次にこの発泡した組成物をナ イフコーターなどのコーティング装置によりシート11の一面に塗布する。そして これを乾燥機に入れ 120℃で5分間、 140℃で2分間乾燥させる。
【0022】 この場合も前述の実施例と同様に便座に対する密着性が良好である便座カバー が得られた。
【0023】 前述の実施例では共に、合成樹脂としてウレタン系合成樹脂である「DICFOAM F-520 」を含む装着層12を用いているが、何らこれに限定されるものではない。
【0024】
【考案の効果】
以上の如く本考案の便座カバーはシートの一面に形成された装着層の接着力が 大きく、前記一面を便座に向けて軽く圧すると便座に密着し、ずれることなく固 定され、便座を立てたときにも動かない。また装着層の剥離性も良好であるので 、容易に取り外すことができ、後に成分が残存することがない。また気泡による 真空吸着を行うので、何回洗濯しても気泡のつぶれもなくその物性がほとんど劣 化せず、汚れる度に繰り返して洗濯できるので、常に綺麗で清潔に保つことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の便座カバーの斜視図であ
る。
【図2】本考案の第1実施例の便座カバーの使用態様を
示す斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例の便座カバーの斜視図であ
る。
【図4】本考案の第2実施例の便座カバーの使用態様を
示す斜視図である。
【符号の説明】
11 シート 12 装着層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座の上面形状に応じた形状をなすシー
    トの一面に、合成樹脂からなり、表面に開口する気泡を
    有する装着層を形成してあり、該装着層を便座上面に接
    着させるべくなしてあることを特徴とする便座カバー。
JP755295U 1995-07-21 1995-07-21 便座カバー Pending JPH08212U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP755295U JPH08212U (ja) 1995-07-21 1995-07-21 便座カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP755295U JPH08212U (ja) 1995-07-21 1995-07-21 便座カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08212U true JPH08212U (ja) 1996-02-06

Family

ID=11668968

Family Applications (1)

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JP755295U Pending JPH08212U (ja) 1995-07-21 1995-07-21 便座カバー

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JP (1) JPH08212U (ja)

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