JP2000345474A - シリコーン系化合物を塗工した汚れ付着防止効果の高いシート及びその製造方法 - Google Patents

シリコーン系化合物を塗工した汚れ付着防止効果の高いシート及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛋白質を含んだ汚れが付着しにくいシートを
得る、 【解決手段】 基材シートに所定の表面張力を持った第
1のシリコーン系化合物を基材シート側に、前記第1の
シリコーン系化合物より低い表面張力をもった第2のシ
リコーン系化合物を表面側に位置させる。表面にシリコ
ーンが塗工されたこのシートは高い撥水性をもち、且つ
蛋白質を含むような汚れも付着しにくい。また、摩擦に
対する耐性が高いので、効果が長持ちする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚れ付着防止効果
を高めるためにシリコーン系化合物を塗工したシートお
よびその製造方法に関する。さらに詳しくは表面張力の
異なるシリコーン系化合物を塗工した多層構造の汚れ付
着防止効果の高いシートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レインコート、乳児または幼児の
よだれかけ、エプロン、ランチマット、テーブルクロ
ス、長靴、下着、おむつや生理用ナプキン等の衛生用品
のバックシートなど、布、不織布、樹脂シートなどから
なるシートに撥水性処理を施したものが種々存在してい
る。この処理は、これらシートに汚れが付着しないよう
にし、またシートが汚れても洗濯することにより容易に
汚れが落ちるようにしているもの、或いはシートの内側
へ水分や汚れが浸出しないようにするものである。
【0003】これら撥水処理は、例えばシートにゴムや
樹脂やシリコーンオイルを塗工することによって行われ
ている。具体例としては、特開昭60−194183号
公報には、シリコーン系撥水剤で処理された繊維構造物
に、シリコーンゴムからなる皮膜をコーティングした布
帛が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に汚れの
付着(こびりつき)を防止するには、水をはじくだけで
はなく、高い撥水性が必要である。例えば血液は水を溶
媒とする液体であるが、水の表面張力は標準状態で約7
3.0mN/mであるのに対し、血液の表面張力は約5
4.0mN/mである。よって、血液などの汚れの付着
を防止するには、さらに高い撥水性が求められる。ま
た、血液や食事の食べこぼしなどの蛋白質を含有する液
体の場合、表面張力のみでは付着性を評価することはで
きない。例えば、血液中のアルブミンやグロブミン、食
事の食べこぼしなどに含まれる種々の蛋白質は3次元構
造を持ち、さらにアミノ基やカルボキシル基などの種々
の基を持っている。したがって、水素結合の影響による
高い自己凝集力を持つ水分子と比較して、蛋白質を含有
する汚れは非常に付着性が高い。よって、さらに高い撥
水性並びに汚れ付着性防止効果が高いシートが要求され
ている。
【0005】また、従来の撥水剤は摩擦に弱いので、短
期間の使用で撥水剤が脱落したり、表面に裂傷が入るこ
とにより撥水性が低下してしまうという問題点も存在し
ている。この基材へのアンカー性を改善するために、撥
水剤そのものの分子構造を変性させたり、撥水剤へアン
カー剤(ホットメルト接着剤、ウレタン系硬化剤など)
を撥水剤に添加する方法もあるが、撥水剤の撥水性が低
下してしまう。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、高い撥水性を持ち、且つ蛋白質を含有するような
汚れの付着を防止できる処理を施したシートを提供する
ことにある。
【0007】本発明の更なる目的は、シリコーン系化合
物で処理が施された面に対して摩擦が働いても、高い撥
水性及び汚れ付着防止効果を保持できるシートを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材シートの
表面に第1のシリコーン系化合物の層が形成され、さら
に第1のシリコーン系化合物の層の表面に、前記第1の
シリコーン系化合物より表面張力が低い第2のシリコー
ン系化合物の層が形成されていることを特徴とする汚れ
付着防止効果の高いシートである。これは基材シートの
表面に第1のシリコーン系化合物の下地層を形成し、下
地層の硬化後、下地層の表面に第1のシリコーン系化合
物より表面張力の低い第2のシリコーン系化合物の表面
層を形成することを特徴とする汚れ付着防止効果の高い
シートの製造方法によって得ることができる。
【0009】または、本発明は第1のシリコーン系化合
物と、第1のシリコーン系化合物より表面張力の低い第
2のシリコーン系化合物との混合物の層が基材シート表
面に形成されており、第2のシリコーン系化合物が前記
層の表面に第1のシリコーン系化合物より多く現れてい
ることを特徴とする汚れ付着防止効果の高いシートであ
る。すなわち、前記層の表面に第2のシリコーン系化合
物が主として現れている。これは、第1のシリコーン系
化合物と、第1のシリコーン系化合物より表面張力の低
い第2のシリコーン系化合物との混合物の層を基材シー
トの表面に形成し、第2のシリコーン系化合物が前記層
の表面側へ移行し、第1のシリコーン系化合物が前記層
の基材シート側へ移行した状態で、それぞれのシリコー
ン系化合物を架橋させることを特徴とする汚れ付着防止
効果の高いシートの製造方法によって得ることができ
る。または、第1のシリコーン系化合物と、第1のシリ
コーン系化合物より表面張力の低い第2のシリコーン系
化合物との混合物の層を基材シート表面に形成し、架橋
後、ブリーディングさせることにより第2のシリコーン
系化合物が前記層の表面に第1のシリコーン系化合物よ
り多く現れることを特徴とする汚れ付着防止効果の高い
シートの製造方法によって得ることができる。
【0010】このような本発明のシートは表面にシリコ
ーンが塗工されており、撥水性が高く、また蛋白質を含
んだ汚れが付着しにくい。さらに、このシートは、シリ
コーンが塗工された表面が摩擦されても、前記効果が低
下することがない。
【0011】なお、本発明においてシリコーン系化合物
の表面張力は液体状態の表面張力を意味する。ただし、
シリコーン系化合物の固定後(固体化後)においても、
第1のシリコーン系化合物の表面張力が第2のシリコー
ン系化合物の表面張力より大きいことが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明では、基材シートに所定の
表面張力を持った第1のシリコーン系化合物を基材シー
ト側に、前記第1のシリコーン系化合物より低い表面張
力をもった第2のシリコーン系化合物を表面側に位置さ
せることにより、シート表面の汚れ付着防止効果を高く
することができる。本発明の汚れ付着防止効果の高いシ
ートは、次の3つの方法のいずれかにより得ることがで
きる。
【0013】(1)基材シートの表面に第1のシリコー
ン系化合物を塗工して架橋させ、下地層を形成し、下地
層の固定後、下地層の表面に第1のシリコーン系化合物
より表面張力の低い第2のシリコーン系化合物を塗工し
て表面層を形成する方法。
【0014】(2)第1のシリコーン系化合物と、第1
のシリコーン系化合物より表面張力の低い第2のシリコ
ーン系化合物との混合物を基材シートの表面に塗工して
シリコーン層を形成し、第2のシリコーン系化合物がシ
リコーン層の表面側へ移行し、第1のシリコーン系化合
物が基材シート側へ移行した状態でそれぞれのシリコー
ン系化合物を架橋させる方法。
【0015】(3)第1のシリコーン系化合物と、第1
のシリコーン系化合物より表面張力の低い第2のシリコ
ーン系化合物との混合物を基材シートの表面に塗工して
シリコーン層を形成し、架橋後、ブリーディングさせる
ことにより第2のシリコーン系化合物が主にシリコーン
層の表面に現れるようにする方法。
【0016】前記(1)では、基材シートに第1のシリ
コーン系化合物を塗工・固定後、第2のシリコーン系化
合物系を塗工して2層構造を形成するので、第1のシリ
コーン系化合物と第2のシリコーン系化合物は、反応性
ポリマーと非反応性化合物のどちらを使用しても良い。
【0017】前記(2)(3)においては、第1のシリ
コーン系化合物として反応性ポリマーを、第2のシリコ
ーン系化合物として非反応性化合物を好ましく使用す
る。前記(2)においては、第1のシリコーン系化合物
と第2のシリコーン系化合物とを混合したものを塗工し
た状態でしばらく放置すると、第1のシリコーン系化合
物が基材シート側に移行し、また第2のシリコーン系化
合物が表面側に移行する。この状態で架橋処理を行な
い、シリコーンを基材シートに固定する。
【0018】また、前記(3)においては、第1と第2
のシリコーン系化合物を混合したものを塗工した直後、
すぐに加熱などの架橋処理を行なう。すると、第2のシ
リコーン系化合物が表面側にブリーディングする。これ
は、非反応性の第2のシリコーン系化合物の表面張力が
第1のシリコーン系化合物より小さいために起こると思
われる。(3)で得られる本発明のシートでは、基材シ
ートから表面に向かって第2のシリコーン系化合物の量
が徐々に多くなっている。
【0019】次に、第1のシリコーン系化合物について
説明する。シートの汚れ付着防止効果を高めるために
は、第1のシリコーン系化合物は表面張力が30.0m
N/m以下であることが好ましい。なお、本発明でいう
表面張力は、標準状態(気温20℃)で測定されたもの
とする。
【0020】例えば、第1のシリコーン系化合物はシロ
キサン構造を基本骨格とする反応性をもつシリコーンオ
イルであることが好ましい。例えば、メチルハイドロジ
エンシリコーンオイル、ポリジメチルシロキサンジオー
ル、エポキシ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性
シリコーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、
アルコール変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリ
コーンオイル、ビニル変性シリコーンオイル及びアミノ
変性シリコーンオイルからなる群より選ばれる少なくと
も一種の化合物であることが好ましい。これらは、塗工
後、乾燥・加熱等の処理により、基材シートに固着す
る。
【0021】また、前記(1)においては、第1のシリ
コーン系化合物として非反応性のシリコーン系化合物も
使用できる。その場合、非反応性のシリコーン系化合物
を塗工し、UV・EB照射によるラジカル重合による架
橋処理を行なうことによって基材シートに固着させ、そ
の後、第2のシリコーン系化合物を塗工する。非反応性
のシリコーン系化合物としては、非反応性シリコーンオ
イル、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェ
ニルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイ
ル、アラルキル変性シリコーンオイル、ポリエーテル変
性シリコーンオイル、フルオロアルキル変性シリコーン
オイル及び脂肪酸エステル変性シリコーンオイルからな
る群より選ばれる少なくとも一種の化合物であることが
好ましい。
【0022】その他、前記(1)においては、第1のシ
リコーン系化合物として、ポリシロキサン、シリコーン
アルキドワニス、シリコーンエポキシワニス、シリコー
ンポリエステルワニス、シリコーンアクリルワニス、シ
リコーンフェノールワニス、シリコーンウレタンワニ
ス、シリコーンメラミンワニスなどのシリコーンワニス
や、ジメチルシリコーンゴム、メチルビニルシリコーン
ゴム、メチルフェニルビニルシリコーンゴム及びメチル
フルオロアルキルシリコーンゴムなどのシリコーンゴム
も用いることができる。
【0023】次に、第2のシリコーン系化合物について
説明する。第2のシリコーン系化合物の表面張力は、第
1のシリコーン系化合物の表面張力より低いことが好ま
しい。第2のシリコーン系化合物の表面張力は、第1の
シリコーン系化合物の表面張力より、5.0mN/m以
上小さいことが好ましい。また、汚れ付着防止効果を高
めるため、第1のシリコーン系化合物として表面張力が
30.0mN/m以下のものを使用する場合、第2のシ
リコーン系化合物の表面張力は21.0mN/m以下で
あることが好ましい。
【0024】前記(1)においては、第2のシリコーン
系化合物が非反応性シリコーンオイルであることが好ま
しく、例えば、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェ
ニルシリコーンオイル、メチルハイドロジエンシリコー
ンオイル、ポリジメチルシロキサンジオール、アルキル
変性シリコーンオイル、アラルキル変性シリコーンオイ
ル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、フルオロアル
キル変性シリコーンオイル、脂肪酸エステル変性シリコ
ーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変
性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイ
ル、メタクリル変性シリコーンオイル、アルコール変性
シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル及
びビニル変性シリコーンオイルからなる群より選ばれる
少なくとも一種の化合物であることが好ましい。
【0025】また、前記(2)(3)の場合、第2のシ
リコーン系化合物は非反応性シリコーン系化合物である
ことが好ましく、例えばポリシロキサン、シリコーンア
ルキドワニス、シリコーンアクリルワニス、シリコーン
フェノールワニス、シリコーンウレタンワニス、シリコ
ーンメラミンワニス及びジメチルシリコーンゴムからな
る群より選ばれる少なくとも一種の化合物であることが
好ましい。
【0026】本発明においてシリコーン系化合物が塗工
される基材シートは、どのようなものも使用できるが、
例えばキュプラ、レーヨン、アセテートなどのセルロー
ス系化合物、ナイロン6、ナイロン66、芳香族ナイロ
ンなどのポリアミド系化合物、ビニロンなどのポリビニ
ルアルコール系化合物、ビニリデンなどのポリ塩化ビニ
リデン系化合物、ポリ塩化ビニルなどのポリ塩化ビニル
系化合物、ポリエチレンテレフタレートやポリアクリレ
ートなどのポリエステル系化合物、アクリルなどのポリ
アクリロニトリル系化合物、低密度系ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポ
リエチレン系化合物、ポリプロピレンなどのポリプロピ
レン系化合物、ポリウレタンなどのポリウレタン系化合
物及びベンゾエートなどのポリアルキレンパラオキシベ
ンゾエート系化合物からなる群より選ばれる少なくとも
一種の化合物から形成されている樹脂シートやネット、
またはこれら化合物から形成されている繊維或いは天然
繊維(コットン、麻、絹、パルプなど)により構成され
たシート、ネット、不織布、布帛(織物、編物)など、
または上記化学繊維と天然繊維を混合して形成したシー
ト、ネット、不織布、布帛(織物、編物)などである。
【0027】ただし、塗工されるシリコーン系化合物の
架橋を阻害するものや、シリコーン系化合物に変性を生
じさせるような樹脂からなる基材シート、並びに酸化防
止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、顔料などのシリコーン系
化合物に変性を生じさせるような添加物を含有する基材
シート以外のものを使用することが好ましい。
【0028】また、シリコーン系化合物を均一に薄く塗
工するために、基材シートは濡れ性が高いことが好まし
い。また、シリコーン系樹脂の塗工に先立ち、ポリエチ
レンフィルムなどからなる基材シートの場合、コロナ放
電処理を施して濡れ性を向上させることもできる。
【0029】本発明では、第1のシリコーン系化合物、
第2のシリコーン系化合物、または第1と第2のシリコ
ーン系化合物の混合物を基材シートに塗工する場合、エ
アドクタコータ、ブレードコータ、ロッドコータ、ナイ
フコータ、スクイズコータ、含浸コータ、リバースロー
ルコータ、トランスファロールコータ、グラビアコー
タ、キスロールコータ、キャストコータ、スプレーコー
タ、カーテンコータ、カレンダコータまたは押出コータ
などの塗工方法を用いることができる。
【0030】なお、優れた汚れ付着防止効果を得るた
め、前記(1)においては、第1のシリコーン系化合物
で形成される下地層の厚みが少なくとも0.1μm以上
であることが好ましい。さらに好ましくは0.3μmで
ある。また、第2のシリコーン系化合物で形成される表
面層の厚みが少なくとも0.1μm以上であることが好
ましい。さらに好ましくは0.2μmである。なお、前
記(2)(3)の場合も分離した後の各層の厚みがこの
程度になることが好ましい。
【0031】また本発明において、第1のシリコーン系
化合物の基材シートへの固定や、第1と第2のシリコー
ン系化合物の基材シートへの固定は、シリコーン系化合
物を架橋させる方法として一般に用いられている方法に
より行なうことができる。例えば、加熱による縮合架橋
・付加架橋や、UVによるカチオン重合・ラジカル重合
や、EBによるラジカル重合である。ただし、架橋剤、
反応開始剤、反応停止剤、その他の添加剤の混入によ
り、汚れ付着防止効果が低下することがあるので、これ
らの物質の添加は極力低量であることが好ましい。
【0032】以上のべた本発明のシリコーン系化合物が
塗工されたシートは、例えば、レインコート、乳児また
は幼児のよだれかけ、エプロン、ランチマット、テーブ
ルクロス、長靴、下着、おむつや生理用ナプキン等の衛
生用品のバックシートなど様々な用途に使用され、特に
蛋白質を含有する汚れが付着する可能性が高いものに対
して有用である。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 〔実施例A〕基材シートとして、表面張力が31.0m
N/mのポリエチレンフィルム23g/m2に、コロナ
放電処理を施して表面の濡れ性を向上させた。また、表
面張力が24.9mN/mであるラジカル重合型紫外線
架橋シリコーンを第1のシリコーン系化合物とし、この
シリコーンに重合開始剤に2.0重量%添加したものを
IPA(イソプロピールアルコール)で希釈した。希釈
率はIPA:シリコーン=3:1である。そして、この
溶液を前記基材シートの表面にバーコーターを用いて
2.0g/m2塗工した(厚み2μm)。塗工後、紫外
線を照射して基材表面上の第1のシリコーン系化合物を
硬化させて下地層を形成する。
【0034】第2のシリコーン系化合物として、実施例
1としてジメチルシリコーンオイル、また、実施例2と
してメチルハイドロジエンシリコーンオイルそれぞれを
IPAで希釈した。希釈率はIPA:シリコーン=3:
2である。この溶液をバーコーターを用いて5.0g/
2塗工した(厚み5μm)。その後、70℃で5分間
乾燥させ、IPAを蒸発させる。以上のようにして得ら
れた本発明のシートは、第1のシリコーン系化合物の厚
みがほぼ0.5μmであり、第2のシリコーン系化合物
の厚みがほぼ2.0μmである。得られた実施例1及び
実施例2について撥血性試験を行なった。
【0035】(撥血性試験)試験対象シートの表面(シ
リコーンが塗工された面)を、スパンレース不織布を用
いて50g/m2の荷重をかけた状態にて、速度150
m/minで摩擦した。この試験は生理用ナプキンの不
透液性バックシートに本発明のシートを用いた場合を想
定しているので、60Kg程度の体重をもつ人のお尻に
かかる圧力として50g/m2の荷重を掛け、やや早足
で歩いたときの脚が前後する速度として150m/mi
nとした。なお、摩擦回数は表1に示す。シートを9m
m×110mmに切断し、摩擦が施された試験対象シー
トの表面(シリコーンが塗工された面)に0.2mlの
模擬血を滴下した。模擬血は、血清蛋白にて最も含有量
の多いアルブミンを含有し、且つ表面張力を54.0m
N/m程度に調整した水溶液を用いた。その後、シート
を2°/secにて傾け、模擬血がシート表面を流れき
った後、シート重量を測定した。模擬血を滴下する前の
シート重量を、模擬血が流れきった後のシート重量から
引いて、付着した模擬血の量を計算した。
【0036】また、比較例として以下に記載のシートを
実施例1と同様にして得て、実施例Aと同様にして汚れ
の付着防止効果について試験を行なった。 ・比較例1:シリコーンを塗工していない基材シート ・比較例2:基材シートにラジカル重合型紫外線架橋シ
リコーン(厚さ2.0μm)を塗工したシート ・比較例3:基材シートにジメチルシリコーンオイル
(厚さ2.0μm)を塗工したシート ・比較例4:基材シートにメチルハイドロジエンシリコ
ーンオイル(厚さ2.0μm)を塗工したシート ・比較例5:基材シートに、ゴム系ホットメルトとジメ
チルシリコーンオイル(厚さ2.0μm)とを塗工した
2層構造のシート ・比較例6:基材シートに、ゴム系ホットメルトとメチ
ルハイドロジエンシリコーンオイル(厚さ2.0μm)
とを塗工した2層構造のシート ・比較例7:基材シートに、エポキシ樹脂とジメチルシ
リコーンオイル(厚さ2.0μm)とを塗工した2層構
造のシート ・比較例8:基材シートに、エポキシ樹脂とメチルハイ
ドロジエンシリコーンオイル(厚さ2.0μm)とを塗
工した2層構造のシート 結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】表1からもわかるように、本発明のシート
は、他の1層構造や2層構造の撥水処理が施された比較
例と比べて、撥血性が高い。また、比較例は摩擦により
表面の撥水剤が裂傷・脱離して撥血性が極端に低下して
いるが、本発明のシートは摩擦がおきても撥血性がさほ
ど低下していないことがわかる。よって、例えば本発明
のシートを生理用ナプキンのトップシートに用いた場
合、体毛を介する皮膚との摩擦が生じても撥血性の低下
が起きにくいことがわかる。
【0039】〔実施例B〕 実施例3:実施例1の第2のシリコーン系化合物として
用いたジメチルシリコーンオイルの代わりに、表面張力
が20.0mN/mのメチルハイドロジエンシリコーン
オイルを用いて実施例1と同様にしてシートを得た。
【0040】実施例4:実施例1の第1のシリコーン系
化合物と、第2のシリコーン系化合物と、重合開始剤
を、ラジカル重合型紫外線架橋シリコーン:ジメチルシ
リコーンオイル:重合開始剤=49:50:1の割合で
混合し、実施例1と同様に基材シートの表面に塗工し、
基材シートが変形・融解しない程度の温度(70℃)で
30分ほど処理して架橋させてシートを得た。
【0041】実施例5:実施例1と同様にして、基材シ
ートの表面に、第1のシリコーン系化合物として表面張
力22.0mN/mのメチルフェニルシリコーンオイル
を実施例1と同様に塗工・架橋させて下地層を形成す
る。その下地層の表面に、表面張力19.7mN/mの
第2のシリコーン系化合物としてジメチルシリコーンオ
イルを塗工・架橋させてシートを得た。 (結果)上記実施例3〜5のシートについても、蛋白質
を含有した汚れに対しても優れた汚れ付着防止効果が見
られた。
【0042】
【発明の効果】以上の結果からもわかるように、2層構
造もしくはほぼ2層構造のシリコーン系化合物層をもつ
本発明のシートでは、蛋白質を含んだ汚れが付着しにく
いシートを得ることができる。また、摩擦に対しても剥
離や脱離や裂傷がおきにくく、よって撥水効果並びに汚
れ付着防止効果が著しく低下することがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ04A AK04A AK07A AK16A AK21A AK27A AK41A AK45A AK46A AK51A AK52B AK52C AK52K AL06B AL06C AN02B AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C BA13 BA26B BA26C EH461 EH462 EJ052 GB72 GB90 JA20B JA20C JB04B JB06 JL06 YY00B YY00C 4L033 AC03 AC04 BA99 CA59 CA70

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの表面に第1のシリコーン系
    化合物の層が形成され、さらに第1のシリコーン系化合
    物の層の表面に、前記第1のシリコーン系化合物より表
    面張力が低い第2のシリコーン系化合物の層が形成され
    ていることを特徴とする汚れ付着防止効果の高いシー
    ト。
  2. 【請求項2】 第1のシリコーン系化合物の表面張力が
    30.0mN/m以下である請求項1記載のシート。
  3. 【請求項3】 第1のシリコーン系化合物は反応性シリ
    コーンオイルであり、メチルハイドロジエンシリコーン
    オイル、ポリジメチルシロキサンジオール、エポキシ変
    性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオイ
    ル、メタクリル変性シリコーンオイル、アルコール変性
    シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイル、
    ビニル変性シリコーンオイル及びアミノ変性シリコーン
    オイルからなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物
    である請求項1または2記載のシート。
  4. 【請求項4】 第1のシリコーン系化合物が非反応性シ
    リコーンオイルであり、ジメチルシリコーンオイル、メ
    チルフェニルシリコーンオイル、アルキル変性シリコー
    ンオイル、アラルキル変性シリコーンオイル、ポリエー
    テル変性シリコーンオイル、フルオロアルキル変性シリ
    コーンオイル及び脂肪酸エステル変性シリコーンオイル
    からなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物である
    請求項1または2記載のシート。
  5. 【請求項5】 第1のシリコーン系化合物が、ポリシロ
    キサン、シリコーンアルキドワニス、シリコーンエポキ
    シワニス、シリコーンポリエステルワニス、シリコーン
    アクリルワニス、シリコーンフェノールワニス、シリコ
    ーンウレタンワニス、シリコーンメラミンワニス、ジメ
    チルシリコーンゴム、メチルビニルシリコーンゴム、メ
    チルフェニルビニルシリコーンゴム及びメチルフルオロ
    アルキルシリコーンゴムからなる群より選ばれる少なく
    とも一種の化合物である請求項1または2記載のシー
    ト。
  6. 【請求項6】 第2のシリコーン系化合物が非反応性シ
    リコーンオイルであり、ジメチルシリコーンオイル、メ
    チルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジエン
    シリコーンオイル、ポリジメチルシロキサンジオール、
    アルキル変性シリコーンオイル、アラルキル変性シリコ
    ーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、フル
    オロアルキル変性シリコーンオイル、脂肪酸エステル変
    性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エ
    ポキシ変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコ
    ーンオイル、メタクリル変性シリコーンオイル、アルコ
    ール変性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーン
    オイル及びビニル変性シリコーンオイルからなる群より
    選ばれる少なくとも一種の化合物である請求項1〜5の
    いずれかに記載のシート。
  7. 【請求項7】 第1のシリコーン系化合物で形成される
    下地層の厚みが0.1μm以上である請求項1〜6のい
    ずれかに記載のシート。
  8. 【請求項8】 第2のシリコーン系化合物で形成される
    表面層の厚みが0.1μm以上である請求項1〜7のい
    ずれかに記載のシート。
  9. 【請求項9】 第1のシリコーン系化合物と、第1のシ
    リコーン系化合物より表面張力の低い第2のシリコーン
    系化合物との混合物の層が基材シート表面に形成されて
    おり、第2のシリコーン系化合物が前記層の表面に第1
    のシリコーン系化合物より多く現れていることを特徴と
    する汚れ付着防止効果の高いシート。
  10. 【請求項10】 第1のシリコーン系化合物の表面張力
    が30.0mN/m以下である請求項9記載のシート。
  11. 【請求項11】 第1のシリコーン系化合物は反応性シ
    リコーンオイルであり、メチルハイドロジエンシリコー
    ンオイル、ポリジメチルシロキサンジオール、エポキシ
    変性シリコーンオイル、カルボキシル変性シリコーンオ
    イル、メタクリル変性シリコーンオイル、アルコール変
    性シリコーンオイル、メルカプト変性シリコーンオイ
    ル、ビニル変性シリコーンオイル及びアミノ変性シリコ
    ーンオイルからなる群より選ばれる少なくとも一種の化
    合物である請求項9または10記載のシート。
  12. 【請求項12】 第2のシリコーン系化合物が非反応性
    シリコーン系化合物であり、ポリシロキサン、シリコー
    ンアルキドワニス、シリコーンアクリルワニス、シリコ
    ーンフェノールワニス、シリコーンウレタンワニス、シ
    リコーンメラミンワニス及びジメチルシリコーンゴムか
    らなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物である請
    求項9〜11のいずれかに記載のシート。
  13. 【請求項13】 基材シートが、セルロース系化合物、
    ポリアミド系化合物、ポリビニルアルコール系化合物、
    ポリ塩化ビニリデン系化合物、ポリ塩化ビニル系化合
    物、ポリエステル系化合物、ポリアクリロニトリル系化
    合物、ポリエチレン系化合物、ポリプロピレン系化合
    物、ポリウレタン系化合物及びポリアルキレンパラオキ
    シベンゾエート系化合物からなる群より選ばれる少なく
    とも一種の化合物から形成されている請求項1〜12の
    いずれかに記載のシート。
  14. 【請求項14】 請求項1〜8のいずれかに記載のシー
    トの製造方法であって、基材シートの表面に第1のシリ
    コーン系化合物の下地層を形成し、下地層の硬化後、下
    地層の表面に第1のシリコーン系化合物より表面張力の
    低い第2のシリコーン系化合物の表面層を形成すること
    を特徴とする汚れ付着防止効果の高いシートの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 第1のシリコーン系化合物を基材シー
    トへ固定する手段が、加熱による縮合架橋・付加架橋、
    UVによるカチオン重合・ラジカル重合またはEBによ
    るラジカル重合である請求項14記載のシートの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項9〜12のいずれかに記載のシ
    ートの製造方法であって、第1のシリコーン系化合物
    と、第1のシリコーン系化合物より表面張力の低い第2
    のシリコーン系化合物との混合物の層を基材シートの表
    面に形成し、第2のシリコーン系化合物が前記層の表面
    側へ移行し、第1のシリコーン系化合物が前記層の基材
    シート側へ移行した状態で、それぞれのシリコーン系化
    合物を架橋させることを特徴とする汚れ付着防止効果の
    高いシートの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜12のいずれかに記載のシ
    ートの製造方法であって、第1のシリコーン系化合物
    と、第1のシリコーン系化合物より表面張力の低い第2
    のシリコーン系化合物との層を基材シート表面に形成
    し、架橋後、ブリーディングさせることにより第2のシ
    リコーン系化合物が前記層の表面に第1のシリコーン系
    化合物より多く現れることを特徴とする汚れ付着防止効
    果の高いシートの製造方法。
  18. 【請求項18】 シリコーン系化合物の層を基材シート
    の表面に形成する手段が、エアドクタコータ、ブレード
    コータ、ロッドコータ、ナイフコータ、スクイズコー
    タ、含浸コータ、リバースロールコータ、トランスファ
    ロールコータ、グラビアコータ、キスロールコータ、キ
    ャストコータ、スプレーコータ、カーテンコータ、カレ
    ンダコータまたは押出コータを用いた塗工である請求項
    14〜17のいずれかに記載のシートの製造方法。
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