JP2577536Y2 - 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル - Google Patents

湯水混合水栓の温度調整用ハンドル

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JP2577536Y2
JP2577536Y2 JP1991106473U JP10647391U JP2577536Y2 JP 2577536 Y2 JP2577536 Y2 JP 2577536Y2 JP 1991106473 U JP1991106473 U JP 1991106473U JP 10647391 U JP10647391 U JP 10647391U JP 2577536 Y2 JP2577536 Y2 JP 2577536Y2
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handle
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JP1991106473U
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Inventor
善正 河村
Original Assignee
株式会社ケーブイケー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、浴室,洗面,流し台等
に設けられる湯水混合水栓の温度調整用ハンドルに関
し、さらに詳しくは、安全のために該ハンドルの不用意
な高温側への回転を制限するストッパ機構の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】湯水混合水栓において、吐出する湯温度
を調節する温度調整用ハンドルが操作中に不用意に高温
側に回転してしまうのを防止し火傷等の事故を防ぐため
に従来から該温度調整用ハンドルにストッパ機構を組込
んだものが、例えば実公昭61−26696号公報に示
されている。
【0003】また、図9〜図11に従来のストッパ機構
を有した温度調整用ハンドルの一例を示す。同図中、a
はこの水栓本体、bは該水栓本体a内に螺合固着された
ボンネットケースで、該ボンネットケースb中に回転軸
cが回転自在に軸支されている。dは回転軸cの突出端
にビスeにより固着された温度調整用ハンドル、fはボ
ンネットケースbの水栓本体開口端より突出した部分に
ビスgにより固着されたストッパリングである。
【0004】温度調整用ハンドルdは水栓本体側が開口
した碗状に形成され、その内側に突設された係合部hに
板バネiの両端を係止し、該板バネiの中間部にビス
j,Eリングkによってストッパ片lおよび押釦mを固
着し、押釦mはその頭部を温度調整用ハンドルdの周壁
に開設した丸孔から外に突出させると共に、ストッパ片
lは前記ストッパリングfの温度調整用ハンドルd内突
出部分oに相対し、該突出部分oの一部に切欠形成され
た係止段部nに板バネiの弾性により係合し得るように
構成されている。
【0005】pはストッパリングfの一部に固植した指
標ピンで、該指標ピンpの頭部が水栓本体aと温度調整
用ハンドルdの間に露呈している。また、該指標ピンp
と相対する温度調整用ハンドルdの外周には図11に示
したように温度表示がされていて、該温度調整用ハンド
ルdを回転操作して指標ピンpにその温度表示を合わせ
ることにより所望温度の湯水が吐出できるようにしてい
る。
【0006】そして温度調整用ハンドルdを回転操作し
たとき押釦mを押さない限りストッパ片lが係止段部n
に係合し、温度調整用ハンドルdが例えば40℃以上の
高温域に回転できないようにしており、40℃以上の湯
水を得たい場合は押釦mを押すことによりストッパ片l
を係止段部nから外し温度調整用ハンドルdを回転させ
るものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】さて上記構成の従来の
湯水混合水栓の温度調整用ハンドルでは、温度調整用ハ
ンドルd内の狭い空間に指を入れて押釦m,ビスj,板
バネi,ストッパ片l,Eリングkを組立てねばならな
いために非常に作業性が悪いという問題点があった。
【0008】また、温度調整用ハンドルd内に上記組立
に必要な空間を確保する必要があるために温度調整用ハ
ンドルdを小型化することが困難であり、形状,意匠も
その制約を受けて自由にハンドルデザインを創作できな
いという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の湯水混合水栓の
温度調整用ハンドルは上記問題点を解決しようとするも
ので、湯水混合水栓の混合水温度を設定する回転軸に固
着され、高温域へ回動させる任意回動位置で水栓本体側
に設けた係止部に係合し回動を規制し、押釦の押圧によ
り係合を解除可能なるように係合片を設けた湯水混合水
栓の温度調整用ハンドルにおいて、環状ストッパ部材を
ハンドル本体よりも少し小径に形成し、該環状ストッパ
部材の外周に一体に形成した押釦部をハンドル本体の周
壁に開設した貫通孔にハンドル本体の内側より挿入して
該ハンドル本体の外部に突出させ、さらに該環状ストッ
パ部材に弾性片、および前記係止部に係合し得る係合片
を夫々一体に形成し、該弾性片がハンドル本体の内周面
に当接して該係合片が前記係止部に係合し得る位置に押
圧されるように該環状ストッパ部材をハンドル本体内に
収容してなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】押釦部をハンドル本体の貫通孔に内側から挿入
して弾性片押し縮めるだけで何ら特別な工具も要さず簡
単に組込みでき、所要部品点数が少なくなると共に、ハ
ンドル本体を小型化できる。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を図1〜図8を参照し
つつ説明する。この実施例に示した湯水混合水栓1はサ
ーモスタットミキシングバルブであって、水栓本体2内
に湯室3,水室4,混合室5が区画形成され、この湯室
3内に給湯管3aを介し供給される湯と水室4内に給水
管4aを介し供給される水が夫々混合弁6を通して混合
室5内で混合する。混合弁6は、サーモスタットエレメ
ント8の温度感知による膨張収縮作用、及び、水栓本体
2の一端に突出する回転軸10の回転動に伴って左右に
移動し、湯と水との混合比率を調整し得る。回転軸10
の突出端にはハンドル本体11がビス12により固着さ
れていて、該ハンドル本体11を回転操作することによ
って回転軸10を回転し得る。なお、9は混合室5の混
合湯水を吐水管7に吐出させる際に開閉操作する吐水ハ
ンドルである。
【0012】13は水栓本体2内に螺合固着され回転軸
10を回転自在に支持しているボンネットケースで、該
ボンネットケース13の水栓本体2外突出部分の外周に
スプライン溝14が形成されている。
【0013】15は図8にも示したように大径部15a
と小径部15bとよりなる筒状のストッパリングで、該
ストッパリング15の大径部15a外周に鉤状の指標片
16を一体に形成すると共に、小径部15bの外周には
段状の係止部17を一体に形成している。そして該スト
ッパリング15の内周面に形成されたスプライン溝18
を前記ボンネットケース13のスプライン溝14に噛合
させることにより該ストッパリング15をボンネットケ
ース13の突出部分に回転不能に固着でき、そのとき前
記指標片16は水栓本体2とハンドル本体11の隙間よ
り突出し水栓本体2の開口縁の外周面上に重合状に位置
する。
【0014】ハンドル本体11はその周壁に貫通孔19
が開設されていると共に、水栓本体側と相対する開口縁
の外周に温度表示20が刻印されている。21は該ハン
ドル本体11の外周に突設された指掛片である。また、
貫通孔19と反対側のハンドル本体11内底部には図6
に示したようにガイドリブ22,22が形成されてい
る。
【0015】23はハンドル本体11内に装入し得るよ
うに該ハンドル本体11の内径よりも少し小径なるよう
にプラスチックで形成された環状ストッパ部材で、該環
状ストッパ部材23には前記貫通孔19より外部に突出
する押釦部24が外周に一体に形成され、該押釦部24
と相対する環状ストッパ部材23の外周面に羽根状の一
対の弾性片25,25が一体に形成され、さらに、該環
状ストッパ部材23の内周面に前記ストッパリング15
の係止部17に係合し得る係合片26が一体に形成され
ている。なお、環状ストッパ部材23の押釦部24と反
対側部の一側に形成された突片27は前記ガイドリブ2
2,22間に遊嵌し得る。
【0016】しかしてこの湯水混合水栓の温度調整用ハ
ンドルでは、常態では環状ストッパ部材23の弾性片2
5,25がハンドル本体11の内周面を弾発することに
より図3に示されるように環状ストッパ部材23がハン
ドル本体11内にて貫通孔19側に押圧され係合片26
が係止部17に係合し得るためにハンドル本体11を矢
印の方向(吐水温度を高くする方向)に回転させてもそ
の係合片26と係止部17との係合によりハンドル本体
11の回転が制限され熱湯の吐水を防ぐことにより火傷
事故を未然に防止し得る。
【0017】そこでさらに熱い湯を得たい場合は押釦部
24を指で押圧すれば図4に示したように弾性片25,
25が弾性変形し係合片26と係止部17との係合が外
されるためにハンドル本体11を図5に示したようにさ
らに矢印の方向に回転することができ高温の湯を吐水で
きるようになる。
【0018】なお、図5の状態からハンドル本体11を
逆転させたときは係合片26は係止段部17の背面傾斜
部を弾性移動により乗り越えるので押釦部24を押さな
いでも元の回転位置に戻すことができる。上記突片27
は押釦部24が押圧されたときガイドリブ22,22に
真直にガイドされることにより環状ストッパ部材23の
偏移動を防いでいる。
【0019】ハンドル本体11内に環状ストッパ部材2
3を組込むには、押釦部24をハンドル本体11の貫通
孔に内側から挿入して弾性片25,25を押し縮めるだ
けで何ら特別な工具も要さず簡単にセットできる。この
とき環状ストッパ部材23が高弾性材料であれば大きく
変形できて一層組込みが容易になる。
【0020】なお、上記実施例はサーモスタットミキシ
ングバルブについて説明したが、本考案は一軸で湯水混
合比を調整できるようにしたサーモスタットを備えない
混合水栓、或いは計量水栓等回転軸の回転可能範囲を制
限する必要がある他の水栓にも適用できる。
【0021】
【考案の効果】このように本考案の湯水混合水栓の温度
調整用ハンドルは、環状ストッパ部材に一体に押釦部と
弾性片と係合片とを形成してなるので、この環状ストッ
パ部材をハンドル本体内に収容するだけでその回転を制
限するストッパ部材を組込むことができ所要部品点数が
少なくなり組立ての手数も要さないので作業性が増しコ
ストを低減できる。またハンドル本体をさらに小型化し
自由なデザインを採ることを可能にすると共に、従来の
ように組立不良による弛みなどから使用中にトラブルを
起こすようなこともなくなり、機器の信頼性が増すなど
有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る湯水混合水栓の縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図2のAーA線断面図。
【図4】図3の作動状態図。
【図5】図4の作動状態図。
【図6】図2のBーB線断面図。
【図7】湯水混合水栓のハンドル部の外観図。
【図8】ストッパリングの斜視図。
【図9】従来の温度調整用ハンドルの横断面図。
【図10】従来の温度調整用ハンドルの縦断面図。
【図11】図10の平面図。
【符号の説明】
1 湯水混合水栓 2 水栓本体 10 回転軸 11 ハンドル本体 13 ボンネットケース 15 ストッパリング 16 指標片 17 係止部 19 貫通孔 20 温度表示 23 環状ストッパ部材 24 押釦部 25,25 弾性片 26 係合片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水混合水栓の混合水温度を設定する回
    転軸に固着され、高温域へ回動させる任意回動位置で水
    栓本体側に設けた係止部に係合し回動を規制し、押釦の
    押圧により係合を解除可能なるように係合片を設けた湯
    水混合水栓の温度調整用ハンドルにおいて、環状ストッ
    パ部材をハンドル本体よりも少し小径に形成し、該環状
    ストッパ部材の外周に一体に形成した押釦部をハンドル
    本体の周壁に開設した貫通孔にハンドル本体の内側より
    挿入して該ハンドル本体の外部に突出させ、さらに該環
    状ストッパ部材に弾性片、および前記係止部に係合し得
    る係合片を夫々一体に形成し、該弾性片がハンドル本体
    の内周面に当接して該係合片が前記係止部に係合し得る
    位置に押圧されるように該環状ストッパ部材をハンドル
    本体内に収容してなることを特徴とした湯水混合水栓の
    温度調整用ハンドル。
JP1991106473U 1991-11-29 1991-11-29 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル Expired - Lifetime JP2577536Y2 (ja)

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JPH0547659U JPH0547659U (ja) 1993-06-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2671814B2 (ja) * 1994-08-26 1997-11-05 日本電気株式会社 ドットインパクト式シリアルプリンタ
JP6292709B2 (ja) * 2014-01-13 2018-03-14 株式会社ダンレイ 湯水混合弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631260Y2 (ja) * 1988-02-05 1994-08-22 株式会社イナックス 湯水混合水栓の安全機構
JPH0740786Y2 (ja) * 1989-05-15 1995-09-20 松下電工株式会社 湯水混合水栓の温度調整用ハンドル

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