JPH0960060A - 湯水混合水栓における温度設定機構 - Google Patents
湯水混合水栓における温度設定機構Info
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- JPH0960060A JPH0960060A JP21691295A JP21691295A JPH0960060A JP H0960060 A JPH0960060 A JP H0960060A JP 21691295 A JP21691295 A JP 21691295A JP 21691295 A JP21691295 A JP 21691295A JP H0960060 A JPH0960060 A JP H0960060A
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- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
定を常に一定の値となるようにしながら、使用用途に応
じた最適温度範囲設定の切換えを簡単かつ自由に行うこ
とができて、設定最高温度の湯水を不用意に吐出させて
も安全性を維持することのできる湯水混合水栓における
温度設定機構を簡単な構造により提供すること。 【解決手段】水栓本体210外に回転可能に突出する感
温体の温度設定軸221に取付けられる温度設定ハンド
ル40と、この温度設定ハンドル40の内側に設けたス
トッパ部50と、感温体の温度設定軸221の周囲に回
転不能に突出する突出部220に取付けられるストッパ
リング10と、このストッパリング10に設けられてス
トッパ部50が当接することにより温水の高温側吐出温
度を規制する係止段部11とを有する温度設定機構10
0であって、ストッパリング10の内側に位置して係止
段部11とは別体の係止部20を突出部220側に一体
的に設けて、この係止部20に温度設定ハンドル40側
のストッパ部が係止したとき、感温体における設定温度
が最高となるようにしたこと。
Description
て最適温度の温水を吐出させる湯水混合水栓に関する技
術分野に属するもので、特にこの種の湯水混合水栓によ
る温度を設定するための機構に関するものである。
湯供給源からの湯と、水道等からの水とを適宜混合し
て、例えばお風呂やシャワー室において使用するのに最
適な温度の湯水を吐出する非常に便利なものであり、近
年種々なものが提案されている。このような湯水混合水
栓は、その水栓本体内に感温体を組込んで、この感温体
によって混合水温度の検知と、それに基づく湯及び水の
混合室への流入量の自動的調整を行うようにしたものが
一般的である。
れる湯水の温度を外部から簡単に設定できるようにした
温度設定機構としては、例えば特公昭61−22195
号公報に示された「サーモットスタットミキシングバル
ブ」において採用されているようなものがある。この従
来のバルブにおける温度設定機構は、図6に概略的に示
したように構成されているものであるが、この温度設定
機構では、上記公報の第6欄に記載されているように、
「ストッパー部30cが円弧状凹部24a側より係止突
部25に当接している時には、制御弁体6が最も前進し
て湯側制御弁4の開度が最小、水側制御弁5の開度が最
大であって、最低温度吐出位置(突出部220位置)に
設定される。また、ストッパー部30cが円弧状凸部2
4b側より係止突部25に当接している時には、制御弁
体6が最も後退して湯側制御弁4の開度が最大、水側制
御弁5の開度が最小であって、最高温度吐出位置(係止
段部11位置)に設定される」ものである。
「ストッパーリング19の雌スプライン部22を、例え
ば円弧状凹部24aを前側に位置させた状態で上方に位
置する段部23bを本体の上方に設けた指標に対応させ
てライナーの雄スプライン部に係合することによって、
ハンドル17の回転規制位置が例えばハンドル17に施
された42℃を示す目盛と指標とが対応する様に設定さ
れる。そして、この規制位置において、実際に吐出され
る混合水栓温度が42℃になる様に調整する。従って突
出部220の位置から係止段部11位置方向にハンドル
17を回転するとストッパー部30cが段部23bに当
接し、安全釦を押圧しない限りハンドル17は回転せ
ず、異常に高い温度、例えば72℃以上の湯が不意に排
出しない。42℃以上の湯を吐出させる時には、安全釦
30を押圧して、ストッパー部30cと段部23bとの
当接を解除しハンドル17を係止段部11位置方向へ回
転すればよい」ものである。
「ストッパー部30cが円弧状凸部24b内に位置する
と、安全釦30の押圧を解除しても、ストッパー部30
cの湾曲外面が円弧状凸部24b内周面に沿って摺動で
きるをもって、ハンドル17を係止段部11位置方向へ
回転できる。そしてついにはストッパー部30cが係止
突部25に当接し係止段部11位置に到り、ハンドル1
7のそれ以上の回転が阻止される」ことになるものであ
る。
機構では、最適温度範囲を規定する段部23a・23b
が両端に位置している円弧状凹部24aと、最適温度範
囲を越えた最高温度を規定する係止突部25との位置関
係が一定となっているのであり、最適温度範囲を変えよ
うとすれば、係止突起25による最高温度設定も変わっ
てしまうものとなっているのである。
空気調和・衛生工学便覧(社団法人空気調和・衛生工学
会編)によると、例えば次の通りである。 浴用(成人) 42〜45℃ 浴用(小児) 40〜42℃ 浴用(治療用) 35℃ シャワー用 43℃ ひげそり用 46〜52℃
傷を負う場合の条件は、湯にさらされる時間と、その湯
温とをとった場合に、次のような限界値が知られてい
る。[55.5℃で10秒]、[52.5℃で30
秒]、[50.0℃で120秒]
っても、上記関係からすれば、35℃〜52℃の広い範
囲にわたるものであり、特に冬場に成人の浴用として使
用する最適湯温は、浴槽内に入れる間に冷却されること
を考慮すると、場合によっては60℃にもなることがあ
る。一方、例えばお風呂の冷めた湯温を高めるために
は、60℃を越えた最高温度の湯を追加することによっ
て行うのが効率的であることは言うまでもないが、この
最高温度は最適温度範囲を越えた高温の湯温を規定して
いるものであるため、常に一定した高温であればその使
用時において注意をすることができるから都合がよい。
このため、図6に示した温度設定機構のように、最適温
度範囲を規定する円弧状凹部24aと、最高温度を規定
する突起25との位置関係が固定的であれば、最適湯温
範囲を上げるように設定すると最高温度も上がってしま
い、不具合が生ずることになる。
常の用途での使用が安全に行えるようにするために、そ
の吐出される湯水の温度を、35度〜60度程度の範
囲、つまり最適温度範囲内に設定できるようにしたもの
であり、この設定を行うのが水栓本体側のストッパリン
グと、ハンドル側のストッパ部との相対関係なのであ
る。これに対して、上記最適温度範囲を越えた冷水ある
いは熱湯を使用したい場合には、上記ストッパリング側
に対するストッパ部の係合を解除するようにして、別の
手段で上記最適温度範囲を越えた最高温度が設定できる
ようにしてあるのである。このように、以下で述べる
「最高温度」は、「最適温度範囲」を越えた高温を言う
ものである。
定は安全な範囲内で固定的に規定しておき、湯水の使用
用途に応じた最適温度範囲を自由に設定・規定できるよ
うにするにはどうしたらよいかについて種々研究をして
きた結果、本発明を完成したのである。
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、湯水混合水栓から吐出される湯水について、その最
高温度は常に一定にしておいて、使用用途に応じた湯水
の最適温度範囲を自由に変えられるようにすることであ
る。
湯水混合水栓から吐出される湯水の最高温度設定を常に
一定の値となるようにしながら、使用用途に応じた最適
温度範囲設定の切換えを簡単かつ自由に行うことができ
て、設定最高温度の湯水を不用意に吐出させても安全性
を維持することのできる湯水混合水栓における温度設定
機構を簡単な構造により提供することにある。
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、以下の
実施形態の説明において使用する符号を付して説明する
と、「水栓本体210内に水及び湯供給源からの水及び
湯を供給して、当該水栓本体210内に組込んだ感温体
にて設定された温度の湯水を吐出するようにした湯水混
合水栓200において使用され、水栓本体210外に回
転可能に突出する感温体の温度設定軸221に取付けら
れる温度設定ハンドル40と、この温度設定ハンドル4
0の内側に設けたストッパ部50と、感温体の温度設定
軸221の周囲に回転不能に突出する突出部220に取
付けられるストッパリング10と、このストッパリング
10に設けられてストッパ部50が当接することにより
温水の高温側吐出温度を規制する係止段部11とを有す
る温度設定機構100であって、ストッパリング10の
内側に位置して係止段部11とは別体の係止部20を突
出部220側に一体的に設けて、この係止部20に温度
設定ハンドル40側のストッパ部50が係止したとき、
感温体における設定温度が最高となるようにしたことを
特徴とする温度設定機構100」である。
ては、温度設定ハンドル40と一体的に回転するストッ
パ部50が水栓本体210外に突出する突出部220に
固定されたストッパリング10の係止段部11内にて移
動自在として、この係止段部11内、つまりその高温側
係止端11aと低温側係止端11bとの間で最適温度範
囲を設定し得るようにしたものであり、ここまでは従来
のものとその基本構成を同じくするものである。
おいて、従来のものと根本的に異なる点は、湯水混合水
栓200から突出する湯水の最高温度を規定する係止部
20が、ストッパリング10あるいはこれに設けた係止
段部11とは全く別体のものとして、かつこの係止部2
0を水栓本体210側の突出部220側に一体化したこ
とである。これにより、係止部20によって規定される
最高温度を常に一定に保ちながら、ストッパリング10
の突出部220に対する取付位置(角度)を変えること
により、ストッパリング10の係止段部11による最適
温度範囲を、湯水の使用用途に応じて変えられるように
したものである。
化は種々考えることができるが、次の請求項2または3
における係止リング30を採用する場合の他、突出部2
20に直接一体化したり、あるいはこの突出部220の
外周面に軸方向の溝を形成していおいて、この溝内に収
納する等の手段を構ずることができるものである。
に係る発明の採った手段は、上記請求項1に係る温度設
定機構100について、「感温体における設定温度を最
高にする係止部20を、突出部220外周に回転不能に
嵌合されるとともに、外周にストッパリング10が嵌合
される係止リング30上に突設したこと」である。
00では、係止部20と突出部220側に対する一体化
を、ストッパリング10とは全く別体で突出部220に
固定される係止リング30に一体的に形成することによ
り行っているものである。この場合には、突出部220
側に対する係止部20の取付位置(角度)をも自由に変
えられることになるから、この係止部20による最高温
度の設定を、例えば老人や幼児が使用する湯水につい
て、より低い方に行うことができるものである。
は、上記請求項2に係る温度設定機構100について、
さらに、「突出部220外周面に、軸方向のセレーショ
ン部222と半径方向の周溝223とを形成し、一方係
止リング30の一部を切断するとともに、この係止リン
グ30の内周面に、突出部220側のセレーション部2
22及び周溝223にそれぞれ係合するセレーション部
32及び突起または突条33を形成したこと」である。
対する固定作業や位置調整作業を容易にするとともに、
突出部220に対する係止部20の固定を確実なものと
し得るようにしたものである。
を、図面に示した実施形態に従って説明するが、この実
施形態の温度設定機構100は、上記請求項に係る各発
明を実質的に含むものであるため、以下ではこの実施形
態の温度設定機構100を中心に説明していく。
示したような形式の湯水混合水栓200において使用さ
れるものであり、その温度設定ハンドル40を回動させ
て、温度設定ハンドル40上の温度設定目盛41を水栓
本体210側の基準点211に合わせることにより、湯
水混合水栓200の蛇口等から吐出される湯水の温度を
その使用用途に応じた最適なものとするものである。そ
して、最適温度範囲を越えた最高温度の湯水を出したい
場合には、使用者は押釦51を押しながら温度設定ハン
ドル40を回動させるのである。このように設定された
湯水を生成するのは、湯水混合水栓200の水栓本体2
10内に収納されている図示しない感温体と、この感温
体により開度調整がなされる弁機構なのである。
は、水道等の水供給源に接続される水供給管に連結する
水室と、ボイラー等の湯供給源に接続される湯供給管に
連通する湯室と、これらの水室及び湯室とは別の混合室
とが区画形成してあり、混合室内には水及び湯が各制御
弁を介して供給されるようになっている。そして、この
水栓本体210内には、上記混合室内に一部が収納され
て上記各制御弁を操作する感温体が組込んであるのであ
る。
温部を、例えばエレメントケース内に収納して構成した
一般的なものであり、各制御弁と連動するスピンドル
を、例えば水室と混合室とにわたって装着させる円筒状
のライナー内に螺合させて、回転自在に支持したもので
ある。そして、この感温体のライナーの一端を水栓本体
210の側方に突出させて、これを突出部220とした
ものである。そして、上記ライナーに対して回転はする
が軸方向には移動しないようにした副スピンドルの先端
を突出部220から外方に突出させて、これを温度設定
軸221としたものである。
の一側部(図1では図示右側部)に突出した突出部22
0及び温度設定軸221に対して、本発明に係る温度設
定機構100が、図5に示すように組付けられるのであ
るが、この温度設定機構100は、主として、水栓本体
210に対して回転することのない突出部220側に固
定されるストッパリング10と、このストッパリング1
0とは係止リング30等を利用して別体のものとされる
係止部20と、温度設定軸221の先端に設けられてこ
の温度設定軸221を回動するための温度設定ハンドル
40と、この温度設定ハンドル40の内側に設けられ
て、ストッパリング10側の係止段部11または係止部
20に係止するストッパ部50とを有しているものであ
る。
すように、その外端面側に係止段部11を有した円環状
のものであり、本実施形態においては、湯水混合水栓2
00側の突出部220に係止リング30を介して回転不
能に取付けられるものである。このストッパリング10
の係止段部11は、湯水混合水栓200から吐出される
湯水の使用用途に応じた最適温度範囲を規定するもので
あり、その両端に後述するストッパ部50が係止する高
温側係止端11a及び低温側係止端11bを有している
ものである。なお、本実施形態のストッパリング10に
おいては、係止リング30の外周面に形成したセレーシ
ョン部34に係合するセレーション部12が、その内面
の軸方向に形成してあり、このセレーション部12と係
止リング30側のセレーション部34との係合によっ
て、係止リング30に対する当該ストッパリング10の
一体化がなされるものである。
ように、一部に切断部31を有する円環状のものであ
り、その外端面に係止部20が一体的に形成してある。
この係止部20は、図6に示した従来のものの「係止突
部25」に対応するものであり、上記ストッパリング1
0内には入り得るが、温度設定ハンドル40側のストッ
パ部50が係止し得るのに十分な厚さと高さを有してい
るものである。
止リング30は、特に図2に示したように、その内側
に、軸方向のセレーション部32と、半径方向の突起ま
たは突条33とを形成したものであり、これらのセレー
ション部32及び突起または突条33は、水栓本体21
0側の突出部220に対する一体化と位置決めとを確実
にするためのものである。すなわち、本実施形態の突出
部220においては、その外周面に、係止リング30側
のセレーション部32に対応するセレーション部222
と、係止リング30側の突起または突条33が係合する
周溝223とが形成してあるものであり、これらの係合
あるいは嵌合によって、係止リング30の位置決め及び
固定を確実にするようにしてある。
たように切断部31が形成してあるから、この係止リン
グ30を突出部220に嵌合するに際しては、切断部3
1の存在によって簡単に拡径することができるのであ
り、特に係止リング30側の突起または突条33を突出
部220側の周溝223に係合させる際の作業を容易に
できるようにしている。このことは、係止部20の位置
を変えて最高温度の設定変更を行う場合にも有利性を発
揮するものとなっているのである。
の外周にはストッパリング10が回転不能に取着される
のであるから、ストッパリング10の内面側に形成した
セレーション部12に対応するセレーション部34が、
図2等において示したように、当該係止リング30の外
周面に形成してある。
部11や係止リング30上の係止部20は、湯水混合水
栓200側の突出部220に対して固定的に取着される
のであるが、これらの係止段部11または係止部20に
よって温度設定ハンドル40の回動範囲が規制され、水
栓本体210側の温度設定軸221の回動範囲も規制さ
れることになるのである。すなわち、水栓本体210側
の温度設定軸221の先端には、図1及び図2に示した
ように、セレーションである取付部224が形成してあ
り、この取付部224に温度設定ハンドル40側の図示
しないセレーションを嵌合することにより、温度設定ハ
ンドル40と温度設定軸221とが一体的に回転するよ
うにされるのである。勿論、温度設定軸221に組付け
た温度設定ハンドル40は、図1に示したように、取付
ネジ42を外側から温度設定軸221の先端に螺着する
ことにより、その抜け止めがなされる。
図1及び図3に示したように、湯水混合水栓200の水
栓本体210上に設けた基準点211に対向して、湯水
混合水栓200から吐出される湯水の最適温度範囲を示
す温度設定目盛41が形成してある。また、この温度設
定目盛41の高温側終端に位置する温度設定ハンドル4
0の外周面には、上記最適温度範囲を越えて温度設定ハ
ンドル40を回動させたい時に操作される押釦51が突
出させてある。
に示すように、ストッパ部50が一体化してあり、この
ストッパ部50は通常はストッパリング10の係止段部
11内に位置するように、スプリング等によって付勢さ
れているものである。この通常状態のストッパ部50
は、当該温度設定機構100を、図5に示したように、
湯水混合水栓200の一側部に組付けたとき、ストッパ
リング10の係止段部11内に位置するものであり、こ
の係止段部11の高温側係止端11aまたは低温側係止
端11bによってそれぞれの位置が規制される。つま
り、このストッパ部50が係止段部11の高温側係止端
11aに当接したときには、湯水混合水栓200から吐
出される湯水の温度が、最適温度範囲の内の高温部側温
度に設定されるのであり、逆にストッパ部50が係止段
部11の低温側係止端11bに当接したときには、低温
部側温度に設定されるのである。
スプリングの力に押釦51を押圧すれば、このストッパ
部50はストッパリング10の内側に位置することにな
る。従って、この状態で温度設定ハンドル40を回動す
れば、ストッパリング10の内側に位置している係止部
20に当接するまで回動されるのであり、これにより、
湯水混合水栓200から吐出される湯水の温度を最高温
度のものとすることができるのである。
おいては、次の二通りの設定変更を行いたい場合があ
る。すなわち、第一番目の設定変更は、以上の係止部2
0によって設定される最高温度は変えないで、ストッパ
リング10の係止段部11による最適温度範囲を変更す
るものであり、第二番目の設定変更は、ストッパリング
10の係止段部11による最適温度範囲とは全く無関係
に、最高温度の変更を行うものである。
0を一体化した係止リング30の突出部220に対する
固定位置(図3参照)はそのままにしておいて、この係
止リング30に対するストッパリング10の固定位置
を、例えば図4に示したように変更すればよいものであ
る。本実施形態の温度設定機構100においては、スト
ッパリング10を、図3の位置から図4の位置まで変更
した場合には最適温度範囲を高温側に変更したことにな
る。
リング30の突出部220に対する取付位置を、これと
一体的な係止部20が希望方向へ移動するように変更す
る。この変更した係止リング30に対して、ストッパリ
ング10をその係止段部11が変更前の位置となるよう
にしながら取着すればよいのである。勿論、係止部20
による設定変更と同方向に係止段部11の設定変更をも
行いたければ、ストッパリング10を外周に取着したま
まの係止リング30を、突出部220に対して位置変更
しながら取着すればよい。
おいては、上記の実施形態において例示した如く、「水
栓本体210内に水及び湯供給源からの水及び湯を供給
して、当該水栓本体210内に組込んだ感温体にて設定
された温度の湯水を吐出するようにした湯水混合水栓2
00において使用され、水栓本体210外に回転可能に
突出する感温体の温度設定軸221に取付けられる温度
設定ハンドル40と、この温度設定ハンドル40の内側
に設けたストッパ部50と、感温体の温度設定軸221
の周囲に回転不能に突出する突出部220に取付けられ
るストッパリング10と、このストッパリング10に設
けられてストッパ部50が当接することにより温水の高
温側吐出温度を規制する係止段部11とを有する温度設
定機構100であって、ストッパリング10の内側に位
置して係止段部11とは別体の係止部20を突出部22
0側に一体的に設けて、この係止部20に温度設定ハン
ドル40側のストッパ部50が係止したとき、感温体に
おける設定温度が最高となるようにしたこと」にその特
徴があり、これにより、湯水混合水栓から吐出される湯
水の最高温度設定を常に一定の値となるようにしなが
ら、使用用途に応じた最適温度範囲設定の切換えを簡単
かつ自由に行うことができて、設定最高温度の湯水を不
用意に吐出させても安全性を維持することのできる湯水
混合水栓における温度設定機構を簡単な構造により提供
することができるのである。
によれば、上記請求項1に係る温度設定機構100と同
様な効果を発揮することができる他に、係止部20の突
出部220側に対する一体化を、より簡単な構造によっ
て実現することができるのである。
0によれば、上記請求項2に係る温度設定機構100と
同様な効果を発揮することができる他、係止リング30
及びストッパリング10の突出部220に対する位置決
め固定作業を、より一層簡単に行うことができるのであ
る。
して組付ける前の状態を示す分解斜視図である。
設定軸と係止リングとの関係を示す部分拡大斜視図であ
る。
解斜視図である。
を変更したときの状態を示す拡大斜視図である。
端部に組付けたときの部分拡大縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】水栓本体内に水及び湯供給源からの水及び
湯を供給して、当該水栓本体内に組込んだ感温体にて設
定された温度の湯水を吐出するようにした湯水混合水栓
において使用され、 前記水栓本体外に回転可能に突出する感温体の温度設定
軸に取付けられる温度設定ハンドルと、この温度設定ハ
ンドルの内側に設けたストッパ部と、前記感温体の温度
設定軸の周囲に回転不能に突出する突出部に取付けられ
るストッパリングと、このストッパリングに設けられて
前記ストッパ部が当接することにより温水の高温側吐出
温度を規制する係止段部とを有する温度設定機構であっ
て、 前記ストッパリングの内側に位置して前記係止段部とは
別体の係止部を前記突出部側に一体的に設けて、この係
止部に前記温度設定ハンドル側のストッパ部が係止した
とき、前記感温体における設定温度が最高となるように
したことを特徴とする温度設定機構。 - 【請求項2】前記感温体における設定温度を最高にする
係止部を、前記突出部外周に回転不能に嵌合されるとと
もに、外周に前記ストッパリングが嵌合される係止リン
グ上に突設したことを特徴とする請求項1に記載の温度
設定機構。 - 【請求項3】前記感温体の突出部外周面に、軸方向のセ
レーション部と半径方向の周溝とを形成し、一方前記係
止リングの一部を切断するとともに、この係止リングの
内周面に、前記突出部側のセレーション部及び周溝にそ
れぞれ係合するセレーション部及び突起または突条を形
成したことを特徴とする請求項2に記載の温度設定機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21691295A JP3541248B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 湯水混合水栓における温度設定機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21691295A JP3541248B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 湯水混合水栓における温度設定機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960060A true JPH0960060A (ja) | 1997-03-04 |
JP3541248B2 JP3541248B2 (ja) | 2004-07-07 |
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ID=16695873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP21691295A Expired - Fee Related JP3541248B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | 湯水混合水栓における温度設定機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3541248B2 (ja) |
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