JP2949564B2 - シングルレバー式湯水混合栓 - Google Patents

シングルレバー式湯水混合栓

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JP2949564B2
JP2949564B2 JP13725095A JP13725095A JP2949564B2 JP 2949564 B2 JP2949564 B2 JP 2949564B2 JP 13725095 A JP13725095 A JP 13725095A JP 13725095 A JP13725095 A JP 13725095A JP 2949564 B2 JP2949564 B2 JP 2949564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシングルレバー式湯水混
合栓に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンドルが連設されたレバーの操作によ
り湯水を適当な割合で混合して所望の温度の温水を吐出
させるようにした湯水混合栓として、例えば実公昭63
−2706号公報に開示されているように、湯、水の流
路にそれぞれ連通される湯、水用の弁孔と、混合水流路
に連通される混合水用の弁孔とが開設されたセラミック
よりなる固定ディスクに、水密状態に摺動自在に上載さ
れたセラミックよりなる可動ディスクが、その上部に設
けられたレバーを介してハンドルと連動連結され、か
つ、その可動ディスクに前記湯、水用の弁孔から導入さ
れた湯水を前記混合水用弁孔に回流させるための混合水
流路が形成されたものがある。
【0003】そして、前記ハンドルの操作によって前記
可動ディスクの回動および平行移動を自在に行い、その
上下方向の回動操作によって混合水の吐出流量を適宜に
調節でき、左右方向の回動操作によって湯水の混合割合
を適宜に調節できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の湯水
混合栓では、前記ハンドルによる温度調節と流量調節を
同時に行える反面、湯温または流量だけの調整が難しか
った。
【0005】より具体的には、前記シングルレバー式湯
水混合栓によって湯と水の混合比を適度に保った状態
で、湯水の流量だけを調節しようとする場合、前記ハン
ドルの左右方向の回動を行わないように注意しながら、
上下方向の回動操作だけを行う必要があった。つまり、
少しでも余分な力を加えてしまうと、不本意にも混合水
の温度が変化してしまい。利用者は再び温度調節しなけ
ればならず、不快感を感じると共に操作性が悪かった。
【0006】また、流量を一定に保った状態で、湯水の
混合比だけを変更する場合にも同様に、利用者が湯水の
混合比と同時に流量をも変えてしまうことがあった。そ
して、このような場合には利用者は、意図せずに流量を
変更してしまったことに不快感を感じながら、再び湯水
の流量を調整しなおす必要が生じ、改善の余地があっ
た。
【0007】本発明はこのような実情を考慮して成され
たものであって、湯水の混合比または流量を一定に保っ
た状態で、流量または混合比を調節可能とするシングル
レバー式湯水混合栓を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のシン
グルレバー式湯水混合栓では、ガイドの外周面に縦溝ま
たは係合片を形成する一方、前記ケース体の上部には前
記縦溝または係合片に対応する係合片または縦溝を内周
面に形成したリング体を取り付けて、前記ケース体に対
するガイドの左右方向の回動を規制する段階を設けると
共に、前記ガイドの上部にレバーの上下方向の回動に直
交する溝または係合片を設ける一方、レバーには下面に
ガイドの溝または係合片に対応する係合片または溝を設
けた係合部材が取り付けられて、前記レバーの上下方向
の回動を規制する段階を設けたことを特徴としている。
【0009】また、前記係合片を設けられたリング体ま
たはガイドが弾性変形可能な樹脂から成り、この係合片
の取付部の下層に切抜き層を形成し、この樹脂の弾性率
および切抜き層の大きさによって前記レバーの左右方向
の回動を規制する力を調節するように構成してもよい。
【0010】さらに、本発明の別のシングルレバー式湯
水混合栓では、ケース体の上部に縦溝または係合片を形
成する一方、前記ガイドの外周面には前記縦溝または係
合片に対応する係合片または縦溝を内周面に形成したリ
ング体を取り付けて、前記ケース体に対するガイドの左
右方向の回動を規制する段階を設けると共に、前記ガイ
ドの上部にレバーの上下方向の回動に直交する溝または
係合片を設ける一方、レバーには下面にガイドの溝また
は係合片に対応する係合片または溝を設けた係合部材が
取り付けられて、前記レバーの上下方向の回動を規制す
る段階を設けたことを特徴としている。
【0011】また、前記係合片を設けられたケース体ま
たはリング体が弾性変形可能な樹脂から成り、この係合
片の周囲に略Π字状の切欠きを形成し、この樹脂の弾性
率および切欠きの長さによって前記レバーの左右方向の
回動を規制する力を調節するように構成してもよい。
【0012】そして、上記本発明のシングルレバー式湯
水混合栓は、前記係合片を複数個設けて、複数個の係合
片が対応する係合溝に同時に係合するように構成しても
よい。
【0013】そして、前記係合部材が弾性変形可能な樹
脂から成り、この係合片の取付部の下層に切抜き部を形
成し、この樹脂の弾性率および切抜き部の大きさによっ
て前記レバーの上下方向の回動を規制する力を調節する
ようにしてもよい。
【0014】あるいは、前記係合片を金属製の板材の折
曲によって形成し、この板材の弾性率および板材の折曲
率によって前記レバーの上下方向の回動を規制する力を
調節するようにしてもよい。
【0015】さらに、前記レバーの上下方向および/ま
たは左右方向の回動を規制する段階を少なくとも3段階
設けるようにしてもよい。
【0016】
【作用】本発明のシングルレバー式湯水混合栓は、ガイ
ドの外周面に縦溝または係合片を形成する一方、ケース
体の上部には前記縦溝または係合片に対応する係合片ま
たは縦溝を内周面に形成したリング体を取り付けるか、
または、ケース体の上部に縦溝または係合片を形成する
一方、ガイドの外周面には前記縦溝または係合片に対応
する係合片または縦溝を内周面に形成したリング体を取
り付けて、前記ケース体に対するガイドの左右方向の回
動を規制する段階を設けているので、湯水混合栓から吐
出する湯水の混合比を一定に保った状態で、湯水の流量
だけを極めて容易に調節することができる。
【0017】また、ガイドの上部にレバーの上下方向の
回動に直交する溝または係合片を設ける一方、レバーに
は下面にガイドの溝または係合片に対応する係合片また
は溝を設けた係合部材が取り付けられて、前記レバーの
上下方向の回動を規制する段階を設ているので、混合水
の吐出量を一定に保った状態で混合水の温度だけを極め
て容易に調節することができる。
【0018】そして、前記係合片を設けられた部材が弾
性変形可能な樹脂から成り、この係合片の取付部の下層
に切抜き層を形成するか、または、この係合片の周囲に
略Π字状の切欠きを形成することにより、この樹脂の弾
性率および切抜き層の大きさ、または、この樹脂の弾性
率および切欠きの長さによって前記レバーの左右方向の
回動を規制する力を調節する場合には、湯水混合栓のレ
バーの左右方向の回動を適度な力で規制する係合片を、
この部分に何ら他の部材を組込むことなく一体形成によ
って極めて簡潔でかつコンパクトに形成できる。
【0019】そして、前記係合片を複数個設けて、複数
個の係合片が対応する係合溝に同時に係合するようにし
た場合には、各係合片と係合溝による係合が弱くても回
動を規制する力を大きくすることができ、係合片の摩耗
を抑えながら、規制力を強化できる。
【0020】さらに、前記係合部材が弾性変形可能な樹
脂から成り、この係合片の取付部の下層に切抜き部を形
成し、この樹脂の弾性率および切抜き部の大きさによっ
て前記レバーの上下方向の回動を規制する力を調節する
場合には、湯水混合栓のレバーの上下方向の回動を適度
な力で規制する係合部材を、何ら他の部材を組込むこと
なく一体形成によって極めて簡潔でかつコンパクトに形
成でき、湯水混合栓をむやみに大きくすることがない。
【0021】そして、前記係合片を金属製の板材の折曲
によって形成し、この板材の弾性率および板材の折曲率
によって前記レバーの上下方向の回動を規制する力を調
節する場合には、湯水混合栓のレバーの上下方向の回動
を適度な力で規制する係合部材を、何ら他の部材を組込
むことなく一体形成によって極めて簡潔でかつコンパク
トに形成できると共に、金属によって構成される係合片
は、容易に摩耗する事がなく、いつまでも良好な位置規
制を行える。
【0022】加えて、前記レバーの上下方向および/ま
たは左右方向の回動を規制する段階を少なくとも3段階
設ける場合には、上下方向には湯水の適量吐出状態だけ
でなく閉栓状態、全開状態の規制を行い、左右方向には
適温状態だけでなく、冷水または熱湯の状態にも保持す
ることができ、利用者は上下左右方向における最大制御
を行っていることを十分に認識でき、無理な力を加える
ことがない。
【0023】
【実施例】図1は本発明のシングルレバー式湯水混合栓
の第1実施例を示す側面図、図2はこの湯水混合栓にお
ける湯水の流れを示す分解斜視図である。これらの図に
おいて、1はシングルレバー式湯水混合栓であり、この
湯水混合栓1は、湯流路1a、水流路1bから流入する
湯水を混合するためのカートリッジ2を内蔵して、この
カートリッジ2を湯水混合栓1から取外し交換可能に構
成されている。
【0024】また、前記カートリッジ2は、ケース体2
0内に、アタッチメント3dを介して前記湯流路1a,
水流路1bのそれぞれに連通される弁孔3a,3bと湯
水混合水流路1cに連通される混合水用弁孔3cとが開
設された固定ディスク3、この固定ディスク3に水密状
態に摺動自在に上載された可動ディスク4、この可動デ
ィスク4の上に載設された合成樹脂材よりなるガイド
5、および、ガイド5に回動自在でかつ傾動可能に枢支
され上部に突出するレバー6を設けており、このカート
リッジ2の上部から突出したレバー6にハンドル7を固
定している。
【0025】そして、前記ハンドル7の操作によって前
記カートリッジ2内の可動ディスク4の回動および平行
移動を自在に行え、湯水混合栓1は、ハンドル7の傾動
操作によって混合水の吐出流量を適宜に調節でき、その
回動操作によって湯水の混合割合を適宜に調節できるよ
うに構成にされている。
【0026】また、前記ガイド5には、その外周の適所
に一体的に係止突起を形成し、この係止突起がカートリ
ッジ2のケース体20の内周面に形成された係止溝に嵌
合することにより、このガイド5の回転範囲に限界が設
けられている。つまり前記ハンドル7の回動範囲は冷水
から熱湯までの操作範囲に限定され、必要以上に回転し
ないように構成されている。
【0027】以下、図1、図2を用いて、詳細に説明す
ると、湯水混合栓1内には、仕切り壁1dによって上方
の弁室10と下方の水流路1a、湯流路1b(図1のみ
に図示)および混合水流路1c(図2のみに図示)とに
区画されており、これらの流路1a,1b,1cには、
湯導入口と水導入口および湯水混合水吐出口Mとがそれ
ぞれ設けられている。
【0028】そして、前記弁室10内に取り替え自在な
カートリッジ2が装填される。カートリッジ2の内部は
略円筒状に形成されており、その内部にガイド5が回動
自在に挿入されている。また、ガイド5には、金属材よ
りなるレバー6が支点6aを中心に枢支されており、そ
のレバー6の下端が可動ディスク4の上部に設けられた
凹部4aに係入し、その上端には合成樹脂材よりなる操
作用のハンドル7が固定されている。
【0029】つまり、ハンドル7を上下方向に回動操作
することにより、図1において前記可動ディスク4の下
面に形成された略楕円形の湯水混合流路4cを左右方向
に平行移動して、湯水の流量を調節できる。また、ハン
ドル7の左右方向の回動操作により湯水混合流路4cを
左右方向に回動操作して湯水の混合比を調節できるよう
に構成されている。
【0030】図3は前記カートリッジ2の要部の構成を
示す分解斜視図、図4はその縦断面図、図5は平面断面
図である。以下、これらの図を参照しながら本発明のシ
ングルレバー式湯水混合栓の中心部を成すカートリッジ
2の構成を説明する。なお、本発明は本実施例のように
カートリッジ2を用いたシングルレバー式湯水混合栓に
限られるものでないことは言うまでもない。
【0031】図1および図3〜図5において、ガイド5
の外周面にはそれぞれ対称位置に、例えば3対の縦溝5
0、51、52を形成しており、縦溝50、51、52
の上部の周面には一対の有限長の周溝59が形成されて
いる。また、ガイド5の上部には前記ハンドル7の上下
方向の回動に直交する方向に、例えば3対の溝55、5
6、57を形成している。
【0032】8はこのガイド5をケース本体20に組み
込んだときに、前記縦溝50、51、52に対応する位
置に取り付けられるリング体である。また、89は周溝
59に嵌合する係止ピンであり、ガイド5をケース本体
20に組み込み、リング体8をケース本体20の上面に
取付けた状態でリング体8がケース本体20から抜ける
ことがないように係止するための部材である。そして、
9は溝55、56、57に対応する位置に取り付けられ
る係合部材である。
【0033】リング体8は略円筒状の側面部80と、平
面部85を有する例えば樹脂などの弾性変形可能な材料
から成る一体成形品である。この側面部80の内周面に
は例えば4ヶ所に回転防止用の突起部81が形成されて
おり、これがケース本体20の上端部外周面に設けられ
た切欠き21と嵌合して、このリング体8をケース本体
20に対して回転不能に着脱できるように構成されてい
る。
【0034】前記平面部85にはガイド5の外周より僅
かに大きい内径を有する孔が開設されており、この平面
部85の孔の内側には対向位置に2つの係合片86を設
け、この係合片86の下層部分に切抜き層87を開設
し、この切抜き層87の両端近傍にそれぞれ切欠き88
を設けている。従って、切抜き層87の大きさ、および
切欠き88の位置および形状を調節することによって係
合片86の形成された部分の撓む強さを調節することが
できる。
【0035】また、係合部材9は例えば樹脂などの弾性
変形可能な材料から成る一体成形品であり、その中心部
には前記レバー6を嵌入するための貫通孔90が形成さ
れている。この係合部材9はカートリッジ2を組み立て
た状態で、レバー6の上方から装着されるものであり、
図1または図4に示すように、ハンドル7によってガイ
ド5側に当接するように固定される。
【0036】係合部材9の下部は、ガイド5の上端部の
円弧とほぼ同じ大きさの弧を描く一対のガイド当接面9
1となっており、このガイド当接面91のほゞ中心位置
に一対の係合片92が形成され、さらにこの係合片92
の取付部の下層には、切抜き部93を形成し、この切抜
き部93の大きさを変更することによって、係合片92
の形成された部分の撓む強さを調節することができる。
【0037】従って、上記のように構成されたシングル
レバー式湯水混合栓1のカートリッジ2は縦溝50,5
1,52と係合片86の係合によって、ハンドル7の左
右方向の回動を3段階に規制することができ、溝55,
56,57と係合片92の係合によって、ハンドル7の
上下方向の回動を3段階に規制することができる。さら
に、前記切抜き層87の大きさ、および切欠き88の位
置および形状を変更することにより左右方向の回動を規
制する力の大きさを調整することができ、切抜き部93
の大きさを変更することにより、上下方向の回動を規制
する力の大きさを調整することができる。
【0038】つまり、合成樹脂などから成る一体形成可
能な小型のリング体8および係合部材9を取付けて、ガ
イド5にこれらリング体8と係合部材9に対応した係止
部50,51,52,55,57,57を形成するとい
う極めて簡潔でかつ場所を取らない構成によってシング
ルレバー式湯水混合栓1のハンドル7の上下左右方向の
回動をそれぞれ3段階に規制することができる。
【0039】また、本実施例では湯水混合栓1の湯水の
混合部分をカートリッジ2としており、既に詳述したよ
うに上下左右方向の回動を規制する構成は極めてコンパ
クトであるので、このカートリッジ2の外形は従来の湯
水混合栓1のカートリッジと変わることがなく、これを
従来の湯水混合栓1のカートリッジと取り替えることに
よって、既存の装置を利用したまま本発明を実施するこ
とも可能となる。なお、本発明のシングルレバー式湯水
混合栓がカートリッジ式に限られるものでないことは言
うまでもない。
【0040】図6は、本発明のシングルレバー式湯水混
合栓1のハンドル7の操作と可動ディスクの動き(すな
わち、湯水混合弁の動き)を示す平面図である。この図
6を図3、図5と共に参照しながら、ハンドル7の上下
左右方向の回動とその位置規制について説明する。
【0041】図6(A)は前記ハンドル7を中央位置で
最大限に下げた状態を示しており、この状態で、前記係
合片86は縦溝51に係合し(図5参照)、係合片92
は溝55に係合している(図3参照)。このとき、可動
ディスク4の湯水混合流路4cは弁孔3a,3bの何れ
にも重なっていないので、混合水弁孔3c側に湯水が流
れることはない。そして、この状態で前記係合片86お
よび係合片92はそれぞれ縦溝51および溝55に係合
しているので、ハンドル7の回動は適度の強さで規制さ
れている。
【0042】次に、ハンドル7を上方に持ち上げるよう
に力を加え、これを規制する力を越えるとき、ハンドル
7は図4(B)のように上方向に回動し、可動ディスク
4はレバー6の働きで摺動して、手前に移動し、前記湯
水混合流路4cが湯用弁孔3aと水用弁孔3bの両方に
同じ割合で重なるようになる。つまり、湯水がちょうど
半々に混合された状態で湯水の吐出量を全開にすること
ができる。
【0043】この動作を行うとき、前記係合片86は縦
溝51に常に係合したままの状態である一方、係合片9
2と溝55の係合のみが解除され、この係合片92は、
半開状態のときに一旦溝56に係合し、ちょうど半開状
態であることを利用者は認識できる。このときさらに力
を加えると、係合片92と溝56は解除され、全開にな
った状態で、係合片92と溝57が係合し、ハンドル7
の回動はある程度の強さで規制される。従って、利用者
は既に全開になったことを容易に理解でき、それ以上ハ
ンドル7を回動しなくなる。また、このハンドル操作を
行うときに左右方向に余計な力が加えてしまうことがあ
ったとしても、左右方向の回動は係合片86と縦溝51
との係合で規制されているので、利用者は湯水の流量を
変化させようとして不本意にもその温度を変化させてし
まうことがない。
【0044】そして混合水が全開の状態で今度はハンド
ル7を左方向に回動するように力を加えたときには、前
記係合片92と溝57とは常に係合したままの状態で、
係合片86と縦溝51との係合が解除され、係合片86
が縦溝52と係合するようになる。つまり、図4(C)
に示すように、可動ディスク4がレバー6の働きで回動
し、前記湯水混合流路4cが湯用弁孔3bのみを混合水
弁孔3cと連通させるようになり、混合水弁孔3c側に
は熱湯が全開で供給される。
【0045】また逆に、ハンドル7を右方向に回動する
ように力を加えたときには、前記係合片92と溝57と
は係合したままの状態で、係合片86と縦溝51との係
合が解除され、係合片86が縦溝50と係合するように
なる。つまり図4(D)に示すように、可動ディスク4
がレバー6の働きで回動し、前記湯水混合流路4cが湯
用弁孔3aのみを混合水弁孔3cと連通させるようにな
り、混合水弁孔3c側には冷水が全開で供給されるよう
になる。
【0046】図7〜9は本発明のシングルレバー式湯水
混合栓の第2実施例を示している。これらの図におい
て、図1〜6と同一の符号が付された部材は同一または
同等の部材であるので、その詳細な説明を省略する。
【0047】図7はこのシングルレバー式湯水混合栓の
カートリッジ2の要部の構成を示す分解斜視図、図8は
その縦断面図、図9は平面断面図であり、これらの図に
おいて、20’はカートリッジ2のケース体であり、こ
のケース体20’の上部には縦溝21’,22’,2
3’が形成されている。
【0048】8’は略逆L字状の断面を持つリング体で
あり、このリング体8’の内周面には前記縦溝21’,
22’,23’にそれぞれ対応する係合片81’,8
2’,83’が形成されており、各係合片81’,8
2’,83’の周囲には略Π字状の切欠き84’を形成
し、このリング体8’の上端部の内周面には一対の突起
85’を設けている。
【0049】9’はカートリッジ2を組み立てた状態
で、レバー6の上方から装着される係合部材であり、例
えば樹脂などによって形成された枠体90’と、この枠
体90’に装着される金属の板材95’によって構成さ
れている。この枠体90’および板材95’には何れも
その中心部に開口部91’および96’が形成されてお
り、板材95’には一対の折曲部97’が形成されてい
る。
【0050】したがって、この係合部材9’をレバー6
に装着してカートリッジ2を組み立てることにより、前
記折曲部97’がガイド5の溝55,56,57に係合
する係合片となり、レバー6の上下方向の回動を規制で
きる。このように、各溝55,56,57に対応する係
合片(折曲部97’)が金属板95’の折曲によって形
成されているので、この係合片97’が容易に摩耗する
ことがなく、いつまでも良好な位置規制を行える。
【0051】また、ガイド5の外周面には前記突起8
5’を嵌合する嵌合溝58が形成されており、前記リン
グ体8’を回動不能に取り付けられる。したがって、ガ
イド5にリング体8’を装着した状態でカートリッジ2
を組み立てることにより、前記係合片81’,82’,
83’が前記縦溝21’,22’,23’に係合する位
置において、レバー6の左右方向の回動を規制すること
ができる。
【0052】そして、図9から明らかなように、係合片
81’が縦溝21’に係合されるときは、同時に、係合
片82’,83’がそれぞれ縦溝22’,23’に係合
される位置にあるので、それぞれの係合片81’,8
2’,83’と縦溝21’,22’,23’との係合は
弱くても、3か所で同時に係合されるため、3倍の力に
よって回動を規制することができる。ゆえに、各係合片
81’,82’,83’にかかる力を小さくすることが
でき、その摩耗を最小限に抑えることができるので、い
つまでも良好な位置規制を行える。
【0053】上記のように、本発明のシングルレバー式
湯水混合栓1によれば、湯水の混合比だけを変化させた
い場合や、湯水の流量だけを変化させたい場合に、余計
な力を加えてしまうことがあったとしても、そのような
誤操作に影響されることがなく、使い勝手がよい。
【0054】なお、上記各実施例においては、ハンドル
7の上下方向の回動を3段階、全開、半開、全閉とし、
左右方向の回動を3段階、冷水、湯水を1:1の比率に
混合した温水、熱湯としているが本発明はこれに限られ
るものでなく、前記係合片86,92の数または溝50
〜52,55〜57の数を多くすることによって、その
段階を任意に設定可能である。
【0055】例えば、上下左右方向にさらに多くして、
湯水の混合比を複数段階に変更できるようにしてもよ
く、湯水の流量も複数の段階に切り換えられるようにし
てもよい。また逆に、上下左右の段階の数を3段階以下
に減らしてもよいことは言うまでもない。
【0056】さらに、本実施例ではガイド5側に複数の
溝50〜52,55〜57を形成し、リング体8および
係合部材9側に係合片86,92を設けているが、逆
に、ガイド5側に係合片を設けて、リング体および係合
部材側に溝を設けてもよい。また、溝を複数設けるので
はなく、係合片を複数個設けるようにしてもよいことは
言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシングル
レバー式湯水混合栓は、ガイドの外周面に縦溝または係
合片を形成する一方、ケース体の上部には前記縦溝また
は係合片に対応する係合片または縦溝を内周面に形成し
たリング体を取り付けるか、または、ケース体の上部に
縦溝または係合片を形成する一方、ガイドの外周面には
前記縦溝または係合片に対応する係合片または縦溝を内
周面に形成したリング体を取り付けて、前記ケース体に
対するガイドの左右方向の回動を規制する段階を設ける
ことにより、シングルレバー式湯水混合栓で温度を保っ
た状態で混合水の流量だけを変更しようとする場合など
に、左右方向に余計な力を加えてしまうことがあったと
しても、左右方向の回動はある適度の力によって保持さ
れているので、湯水の流量だけを極めて容易に調節する
ことができる。
【0058】また、ガイドの上部にレバーの上下方向の
回動に直交する溝または係合片を設ける一方、レバーに
は下面にガイドの溝または係合片に対応する係合片また
は溝を設けた係合部材が取り付けられて、前記レバーの
上下方向の回動を規制する段階を設けたことにより、混
合水の吐出量を一定に保った状態で混合水の温度だけの
調整を極めて容易に行える。
【0059】そして、前記係合片を設けられた部材が弾
性変形可能な樹脂から成り、この係合片の取付部の下層
に切抜き層を形成するか、または、この係合片の周囲に
略Π字状の切欠きを形成することにより、この樹脂の弾
性率および切抜き層の大きさ、または、この樹脂の弾性
率および切欠きの長さによって前記レバーの左右方向の
回動を規制する力を調節することによって、湯水混合栓
のレバーの左右方向の回動を適度な力で規制する係合片
を、この部分に何ら他の部材を組込むことなく一体形成
によって極めて簡潔でかつコンパクトに形成できる。
【0060】そして、前記係合片を複数個設けて、複数
個の係合片が対応する係合溝に同時に係合するようにし
た場合には、各係合片と係合溝による係合が弱くても回
動を規制する力を大きくすることができ、係合片の摩耗
を抑えながら、規制力を強化できる。
【0061】さらに、前記係合部材が弾性変形可能な樹
脂から成り、この係合片の取付部の下層に切抜き部を形
成し、この樹脂の弾性率および切抜き部の大きさによっ
て前記レバーの上下方向の回動を規制する力を調節する
ことによって、湯水混合栓のレバーの上下方向の回動を
適度な力で規制する係合部材を、何ら他の部材を組込む
ことなく一体形成によって極めて簡潔でかつコンパクト
に形成でき、湯水混合栓をむやみに大きくすることがな
い。
【0062】そして、前記係合片を金属製の板材の折曲
によって形成し、この板材の弾性率および板材の折曲率
によって前記レバーの上下方向の回動を規制する力を調
節する場合には、湯水混合栓のレバーの上下方向の回動
を適度な力で規制する係合部材を、何ら他の部材を組込
むことなく一体形成によって極めて簡潔でかつコンパク
トに形成できると共に、金属によって構成される係合片
は、容易に摩耗する事がなく、いつまでも良好な位置規
制を行える。
【0063】従って、本発明の構成では大きさが従来品
とほとんど変化することがなく、例えば、湯水混合栓1
をカートリッジにしている場合には、従来のシングルレ
バー式の湯水混合栓のカートリッジだけを交換すること
により、本発明を実施できる。
【0064】加えて、前記レバーの上下方向および/ま
たは左右方向の回動を規制する段階を少なくとも3段階
設けるようにすることにより、上下方向には湯水の適量
吐出状態だけでなく閉栓状態、全階状態の規制を行い、
左右方向には適温状態だけでなく、冷水または熱湯の状
態にも保持することができ、利用者は上下左右方向にお
ける最大制御を行っていることを十分に認識でき、無理
な力を加えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシングルレバー式湯水混
合栓の縦断面図である。
【図2】前記湯水混合栓の湯水の流れを示す一部分解斜
視図である。
【図3】前記湯水混合栓の要部拡大分解斜視図である。
【図4】前記湯水混合栓の要部縦断正面図である。
【図5】前記湯水混合栓の要部横断平面図である。
【図6】前記湯水混合栓のハンドル操作と湯水混合弁の
動きを示す平面図である。
【図7】本発明のシングルレバー式湯水混合栓の第2実
施例の要部拡大分解斜視図である。
【図8】前記湯水混合栓の要部縦断正面図である。
【図9】前記湯水混合栓の要部横断平面図である。
【符号の説明】
1…シングルレバー式湯水混合栓、1a,1b…湯、水
導入口、1c…混合水吐出口、3,4…弁体、5…ガイ
ド、6…レバー、8,8’…リング体、9,9’…係合
部材、20,20’…ケース体、50〜52,21’〜
23’…縦溝、55〜57…溝、86,92,81’〜
83’,97’…係合片、84’…切欠き、87…切抜
き層、93…切抜き部。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯流路、水流路および混合水流路を有
    し、少なくとも略円筒状のケース体と、その内部に設け
    られた弁体と、上部に突出してこの弁体を操作可能とす
    るレバーおよび、このレバーを枢着するガイドとを備
    え、前記レバーの左右方向の回動によって混合水流路に
    流出する混合水の温度を調節し、上下方向の回動によっ
    て流量を調節するシングルレバー式湯水混合栓におい
    て、前記ガイドの外周面に縦溝または係合片を形成する
    一方、前記ケース体の上部には前記縦溝または係合片に
    対応する係合片または縦溝を内周面に形成したリング体
    を取り付けて、前記ケース体に対するガイドの左右方向
    の回動を規制する段階を設けると共に、前記ガイドの上
    部にレバーの上下方向の回動に直交する溝または係合片
    を設ける一方、レバーには下面にガイドの溝または係合
    片に対応する係合片または溝を設けた係合部材が取り付
    けられて、前記レバーの上下方向の回動を規制する段階
    を設けたことを特徴とするシングルレバー式湯水混合
    栓。
  2. 【請求項2】 前記係合片を設けられたリング体または
    ガイドが弾性変形可能な樹脂から成り、この係合片の取
    付部の下層に切抜き層を形成し、この樹脂の弾性率およ
    び切抜き層の大きさによって前記レバーの左右方向の回
    動を規制する力を調節した請求項1に記載のシングルレ
    バー式湯水混合栓。
  3. 【請求項3】 湯流路、水流路および混合水流路を有
    し、少なくとも略円筒状のケース体と、その内部に設け
    られた弁体と、上部に突出してこの弁体を操作可能とす
    るレバーおよび、このレバーを枢着するガイドとを備
    え、前記レバーの左右方向の回動によって混合水流路に
    流出する混合水の温度を調節し、上下方向の回動によっ
    て流量を調節するシングルレバー式湯水混合栓におい
    て、前記ケース体の上部に縦溝または係合片を形成する
    一方、前記ガイドの外周面には前記縦溝または係合片に
    対応する係合片または縦溝を内周面に形成したリング体
    を取り付けて、前記ケース体に対するガイドの左右方向
    の回動を規制する段階を設けると共に、前記ガイドの上
    部にレバーの上下方向の回動に直交する溝または係合片
    を設ける一方、レバーには下面にガイドの溝または係合
    片に対応する係合片または溝を設けた係合部材が取り付
    けられて、前記レバーの上下方向の回動を規制する段階
    を設けたことを特徴とするシングルレバー式湯水混合
    栓。
  4. 【請求項4】 前記係合片を設けられたケース体または
    リング体が弾性変形可能な樹脂から成り、この係合片の
    周囲に略Π字状の切欠きを形成し、この樹脂の弾性率お
    よび切欠きの長さによって前記レバーの左右方向の回動
    を規制する力を調節した請求項3に記載のシングルレバ
    ー式湯水混合栓。
  5. 【請求項5】 前記係合片を複数個設けて、複数個の係
    合片が対応する係合溝に同時に係合する請求項1〜4の
    何れかに記載のシングルレバー式湯水混合栓。
  6. 【請求項6】 前記係合部材が弾性変形可能な樹脂から
    成り、前記係合片の取付部の下層に切抜き部を形成し、
    この樹脂の弾性率および切抜き部の大きさによって前記
    レバーの上下方向の回動を規制する力を調節した請求項
    1〜5の何れかに記載のシングルレバー式湯水混合栓。
  7. 【請求項7】 前記係合片を金属製の板材の折曲によっ
    て形成し、この板材の弾性率および板材の折曲率によっ
    て前記レバーの上下方向の回動を規制する力を調節した
    請求項1〜5の何れかに記載のシングルレバー式湯水混
    合栓。
  8. 【請求項8】 前記レバーの上下方向および/または左
    右方向の回動を規制する段階を少なくとも3段階設けた
    請求項1〜7のいずれかに記載のシングルレバー式湯水
    混合栓。
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