JP2007031994A - 湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】
いったん安全ボタンの押動操作により温度調節ハンドルの回転規制を解除しても、さらに吐水温度を変更したい場合には、安全ボタンの押動操作を必要とさせることにより、使用者に吐水温度の変更を明確に覚知させ、意図しない温度の吐水を行わせないようにすること。
【解決手段】
温度調節ハンドル10側に設けられるとともに、使用者の操作により水栓本体3側に対する被係止部20の位置が変位可能に設けられる安全ボタン18が備えられ、水栓本体3側に設けられるとともに安全ボタン18の未操作時には安全ボタン18の被係止部20が係止されて温度調節ハンドル10の回転を規制する係止部36が備えられ、温度調節ハンドル10の回転の規制・規制解除の各操作を行うことにより誤操作を防止する湯水混合水栓2の温度調節ハンドル10の誤操作防止機構1であって、係止部36を複数個以上設けた。
【選択図】 図1
いったん安全ボタンの押動操作により温度調節ハンドルの回転規制を解除しても、さらに吐水温度を変更したい場合には、安全ボタンの押動操作を必要とさせることにより、使用者に吐水温度の変更を明確に覚知させ、意図しない温度の吐水を行わせないようにすること。
【解決手段】
温度調節ハンドル10側に設けられるとともに、使用者の操作により水栓本体3側に対する被係止部20の位置が変位可能に設けられる安全ボタン18が備えられ、水栓本体3側に設けられるとともに安全ボタン18の未操作時には安全ボタン18の被係止部20が係止されて温度調節ハンドル10の回転を規制する係止部36が備えられ、温度調節ハンドル10の回転の規制・規制解除の各操作を行うことにより誤操作を防止する湯水混合水栓2の温度調節ハンドル10の誤操作防止機構1であって、係止部36を複数個以上設けた。
【選択図】 図1
Description
本発明は湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構に関する。
従来、温度調節ハンドルの回転操作により湯水混合水栓内に内蔵されるサーモカートリッジ等を駆動し、水栓本体に湯沸かし器から湯側の配管を通して水栓本体に供給される高温水(80℃程度)と水側の配管から供給される水とを適宜量混合して、あらかじめ温度調節ハンドルの回転操作により設定された温度の湯水が吐出される湯水混合水栓が知られている。このような湯水混合水栓では、80℃程度などの高温水に温度設定がなされた状態で、誤って使用者が吐水を行ってしまった場合などに、吐水により火傷をするなどのおそれがある。そこで、この種の湯水混合水栓では、従来、所定以上の温度(例えば40℃以上や50℃以上など)に吐水を設定したい場合には、いったん安全ボタンなどを操作しないと温度調節ハンドルを所定温度以上の範囲に回転操作できないようにして、意図しない温度での吐水を誤って行わないようにする温度調節ハンドルの誤操作防止機構が設けられていた。
このような誤操作防止機構を具体的に説明すると、図7に示すように、温度調節ハンドルの回転操作と共に回転移動される安全ボタン52を温度調節ハンドル側に取り付けるとともに、板バネなどによって安全ボタン52をボタン部16の外側方向に付勢しておく。一方、水栓本体3側には、安全ボタン52の回転を規制するストップリング54を設け、そのガイドリング部56に当たり面58、60を設けておく。通常時には、当たり面58から当たり面60の範囲内で安全ボタン52の当接片部62が移動可能となっており、このため温度調節ハンドルの回転操作がこの範囲内でのみ可能となり、サーモカートリッジ内のサーモエレメントを駆動するスピンドルの回転範囲が規制されることにより吐水の温度設定範囲が制限される(例えば40℃以下に制限)。そして、当たり面60に安全ボタン52の当接片部62が当接する際の温度以上に吐水温度を設定したい場合には、安全ボタン52のボタン部16を押し下げて、当接片部62をストップリング54の内側方向に移動させ安全ボタン52がさらに高温域に移動可能となるようにする。このようにして、当たり面64に至るまで温度調節ハンドルを回転可能とすることにより、所定以上の高温水の吐水を可能とするように設けられている。このようにして、従来の温度調節ハンドルの誤操作防止機構50では、所定以上の高温水を吐水する場合には、通常の操作とは別の操作である安全ボタン52の押動操作を使用者に要求することにより、高温水が吐出されることを使用者に覚知させ、使用者が誤って高温水を浴びるなどの危険性を減少させていた(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような従来の誤操作防止機構50では、安全ボタン52を押動操作して所定温度(例えば40℃)よりも高温域にまで温度調節ハンドルを回転させると、所定温度以上の温度域で温度調節ハンドルを自由に回転できるため、温度調節ハンドルをさらに高温域にまで回してしまい、意図せずに高温水を吐出させてしまうおそれがあった。このような問題は、特に、子供や高齢者が湯水混合水栓を使用する場合に問題となっていた。また、高温水を誤って吐出させる場合以外にも、意図しない温度の吐水を防止することが望まれていた。
本発明は上記した従来の湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構の問題点を解消するものであり、いったん安全ボタンの押動操作により温度調節ハンドルの回転規制を解除しても、さらに吐水温度を変更したい場合には、安全ボタンの押動操作を必要とさせることにより、使用者に吐水温度の変更を明確に覚知させ、意図しない温度の吐水を行わせないようにすることにある。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構は、水栓本体側に設けられるサーモスタットカートリッジを回転駆動して吐水温度を調節する湯水混合水栓において、前記水栓本体に取り付けられるとともに前記サーモスタットカートリッジを回転操作可能に設けられた温度調節ハンドルが備えられ、前記温度調節ハンドル側に設けられるとともに、使用者の操作により水栓本体側に対する被係止部の位置が変位可能に設けられる安全ボタンが備えられ、前記水栓本体側に設けられるとともに前記安全ボタンの未操作時には前記安全ボタンの被係止部が係止されて前記温度調節ハンドルの回転を規制する係止部が備えられ、前記温度調節ハンドルの回転の規制解除の操作を行わせることにより意図しない温度の吐水を防止させる湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構であって、前記係止部が複数個以上設けられたことを特徴とする湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構(請求項1)である。
このように複数個以上の係止部を形成することにより、いったん安全ボタンの解除操作を行って吐水温度を変更したとしても、その後さらに吐水温度を変更する際に再度安全ボタンの解除操作を行わなければ温度調節ハンドルを回転操作することができない。よって、いったん安全ボタンの解除操作を行った後でも、吐水温度の変更をする際に再度使用者に吐水温度の変更を覚知させることができる。「係止部」としては、温度調節ハンドルの回転操作に伴って安全ボタンの「被係止部」が移動される方向に直交する方向に突設された突起状の部位などにより構成することができ、複数個以上に設けられる「係止部」として全体としてノコギリ刃状の部材により構成することなどが可能である。
また、前記係止部として、前記温度調節ハンドルの移動を規制する方向と反対側に頂点を有する三角状の突起を用いることもできる(請求項2)。
このような係止部とすることにより、温度調節ハンドルの移動を規制する方向(例えば高温側への移動方向)においては、移動方向に対して直交する角度に近い角度に形成される側の係止部の辺によって安全ボタンの被係止部が係止部により確実に係止されて規制を確実に行わせるとともに、規制する方向とは反対の方向(例えば低温側への移動方向)においては、移動方向に対して直交する角度から傾斜されて形成される側の係止部の辺に沿って安全ボタンの被係止部が頂点を乗り越えやすく設けられて、規制する方向以外の温度調節ハンドルの操作性を妨げないようにすることができる。
また、前記温度調節ハンドルの移動を規制する方向における前記被係止部の端部に突設部を設けると共に、該突設部と反対側の端部に傾斜部を設けることとしても良い(請求項3)。
このように、被係止部の移動が規制される方向の端部に突設部を設けることにより、係止部への係止をより確実に行わせ、温度調節ハンドルの移動規制をより確実におこなわせることができる。一方、移動規制方向と反対側の端部に傾斜部を設けることにより、被係止部が係止部をより容易に乗り越えることができ、規制方向と反対側には、温度調節ハンドルの操作を妨げず、温度調節ハンドルの操作性をより向上させるようにすることができる。
本発明は上記のように係止部が複数個以上設けられ、いったん安全ボタンの解除操作を行った後でも、吐水温度の変更をする際に再度使用者に吐水温度の変更を覚知させることができるので、使用者の意図しない温度での吐水を確実に防止することができる。
次に、本発明の湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の誤操作防止機構1は、湯水混合水栓2の温度調節ハンドル10の誤操作を防止するために用いられるものである。この湯水混合水栓2の水栓本体3には、他端側が湯沸かし器に接続された湯側の配管と、他端側が水道管に接続された水側の配管とがそれぞれ接続されており、これらのうち湯側の配管からは約80℃の高温水が水栓本体3に供給されるものである。
前述したように、水栓本体3の一端側には、吐出される湯水の温度設定を行うための温度調節ハンドル10が取り付けられている。温度調節ハンドル10は、全体形状が有底円筒状に形成されており、ほぼ同径の円筒状に形成された水栓本体3に対して回動自在に取り付けられている。温度調節ハンドル10の外周面には、温度調節ハンドル10を操作する際に使用者が指を引っかけて容易に操作できるようにするための引っかけ部12が、その径方向の対向する両側に突設されている。また、その開口部14の中心には、図示は省略するが、内周面にセレーションが刻設されるとともに後述するサーモカートリッジ5のスピンドル6が噛合するボスが突設されており、温度調節ハンドル10は、このスピンドル6を介して水栓本体3に回転可能に固定される。
温度調節ハンドル10の内周面には、安全ボタン18が、温度調節ハンドル10の外周面にボタン部16を露呈させつつ取り付けられている。安全ボタン18には、円筒状のボタン部16と、ボタン部16の突設方向と直交する方向に延設される突片状の被係止部20が備えられている。この安全ボタン18は、ボタン部16の先端方向、すなわち、安全ボタン18が温度調節ハンドル10に取り付けられた状態における温度調節ハンドル10の径方向外側に向けて、板バネ(図示省略)などにより付勢されている。
被係止部20の横断面形状は、図2から図4に示すように、温度調節ハンドル10の回転操作に伴う安全ボタン18の移動方向において横長となる形状に形成されている。この被係止部20には、安全ボタン18が温度調節ハンドル10に取り付けられた状態で温度調節ハンドル10が高温側に操作される際の移動方向側のボタン部16側に、ボタン部16方向にやや突設された突設部22が形成されている。後述する水栓本体3側の係止リング部32内において被係止部20が高温側(図3における左回り方向)に移動される際には、この突設部22が係止リング部32の辺38に係止されるが、このような突設部22が形成されることにより、付勢された被係止部20が辺38によってより確実に係止されるように構成されている。
一方、この突設部22と反対側のボタン部16側には、角部を面取りしたように形成される傾斜部24が形成されている。そして、被係止部20が低温側(図3における右回り方向)に移動される際には、この傾斜部24が係止リング部32の辺39に沿って移動され、付勢された被係止部20が頂点37を容易に乗り越えられるように構成されている。
図2に示すように、温度調節ハンドル10が取り付けられる水栓本体3の一端側の開口部4奥側には、水栓本体3に内蔵されるサーモカートリッジ5の端部30が露呈されている。この円形の端部30の中心からは、前述したように、温度調節ハンドル10側のボスが噛合されるスピンドル6が突設されている。このスピンドル6は、サーモカートリッジ5の本体に対して回転自在に取り付けられており、温度調節ハンドル10を介して回転されることにより、サーモカートリッジ5に内蔵されたサーモエレメント(図示省略)を駆動して所定温度の混合水を得るように湯・水を適宜量混合することができる。そして、このスピンドル6を中心とした端部30周縁部には、図1から図4に示すように、ほぼ半円状に形成された係止リング部32が形成されている。係止リング部32には、温度調節ハンドル10を高温側に回転操作する際に、安全ボタン18が最も奥端で当接する当接部34と、回転操作の際に当接部34よりも手前側で安全ボタン18が係止される多数の係止部36とが備えられている。温度調節ハンドル10の高温側への回転操作(図2、3及び4における上方から見た左回りの回転操作)により、温度調節ハンドル10に取り付けられた安全ボタン18の被係止部20は、多数の係止部36が形成された部位から当接部34方向へと移動することとなる。
図3に示すように、係止部36は、係止リング部32の内側に多数形成され、これらの係止部36は全体として内向きの円弧上に配設されたノコギリ刃状に形成されている。個々の係止部36をスピンドル6の先端側から見た形状は、低温側にその頂点37を有する三角形状に突設された形状に設けられている。それぞれの係止部36は、その低温側の辺38がスピンドル6の中心方向にほぼ沿って形成されており、一方高温側の辺39はスピンドル6中心方向から低温側に向けて約56度傾いて形成されている。このように係止部36が形成されることにより、温度調節ハンドル10の回転操作に伴って、安全ボタン18が係止部36上を移動する際には、低温側から高温側に移動する時には、辺38が被係止部20の移動方向に対してほぼ直交する方向に沿って当接するため、容易には頂点37を乗り越えることができないように構成されている。一方、高温側から低温側に移動する時には、辺39が被係止部20の移動方向に対して約34度の傾斜角で当接するため、適度な節度感を持って容易に頂点37を乗り越えることができるように構成されている。
そして、これらの多数の係止部36の奥端に当接部34が設けられている。当接部34は、端部30の中心に突設されるスピンドル6に近接する位置にまで、係止リング部32内側に向けて突設され、スピンドル6との間の隙間は安全ボタン18の被係止部20の肉厚よりも小さく設けられている。したがって、温度調節ハンドル10を最も高温側に回転操作した際には、被係止部20が当接部34に当接して、それ以上温度調節ハンドル10が高温側に回転されないように構成されている。
このように構成された誤操作防止機構1では、温度調節ハンドル10の操作時の誤操作を以下のように防止することができる。温度調節ハンドル10が所定温度(本例では40℃)以下においては、安全ボタン18の被係止部20は、係止リング部32内には位置しないように取り付けられているため、高温側・低温側へのいずれへの温度設定操作に際しても、係止リング部32の規制を受けることなく開口部14内を移動可能であるため、自由に吐水温度の設定が可能である。一方、所定温度以上では、係止リング部32の規制を受けて、温度調節ハンドル10の回転操作が制限されて、回転操作のために安全ボタン18の解除操作(押動操作)が必要となる。図3に示すように、温度調節ハンドル10の径方向外側に付勢されている安全ボタン18は、解除操作を行わない場合には被係止部20の突設部22が、係止部36の辺38内に収まっており、そのままでは温度調節ハンドル10を高温側に操作することができない。一方、辺39は、前述したように安全ボタン18の移動方向に対して傾いて形成されているので、被係止部20は係止部36の頂点37を低温側に乗り越えることが容易であり、温度調節ハンドル10は低温側に回動操作することが可能である。なお、この低温側への操作の際には、被係止部20が係止部36方向に付勢されているので、突設部22が頂点37を乗り越える際のクリック感により温度調節ハンドル10の操作感を演出し、操作感の向上を図ることができる。
そして、所定温度よりも高温側に操作を行いたい場合には、安全ボタン18のボタン部16を押動操作して、図4に示すように、被係止部20を温度調節ハンドル10の径方向内側に一時的に変位させて、被係止部20の係止部36への係止状態を解除させることが必要とされる。この状態で温度調節ハンドル10の高温側への操作が可能となる。なお、安全ボタン18の解除操作を行ったまま最も高温側の位置まで温度調節ハンドル10を回転させていくことが可能であるが、いったん途中で解除操作を停止した場合には、被係止部20はいずれかの係止部36により係止された状態となり、再度安全ボタン18の解除操作をしなければ高温側への設定ができないこととなり、使用者が誤って意図しない高温吐水を行ってしまうおそれを減少させることができる。
次に、本発明の誤操作防止機構の別の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。なお、上記した第一の実施の形態と共通する構成については、第一の実施の形態と同一の符号を図に付して説明を省略する。図5に示すのは、最低温の温度設定領域から最高温の温度設定領域にまで全ての温度領域において、高温側に温度変更を行う場合には安全ボタン18の解除操作を行わせるために、第一の実施の形態と異なり、端部30の周縁部のほぼ全周に渡って係止部36が形成されるものである。このような誤操作防止機構1’によって、40℃程度の温水よりも高温の領域だけではなく、比較的低温よりも高温の領域に吐水温度を変更する際にも、使用者に安全ボタン18の操作を要求することにより、誤った温度の吐水操作を防止することができる。
また、図6に示すのは、所定温度から高温側に吐水温度を変更する場合だけでなく、所定温度から低温側に変更する場合にも安全ボタン18の解除操作をおこなわせる誤操作防止機構1”である。この誤操作防止機構1”では、第一の実施の形態とは異なり、係止リング部32が端部30の周縁部のほぼ全周に渡って形成されるとともに、所定温度(本例では40℃)に設定された状態において被係止部20が位置される中間部40から、左右いずれの方向においても、中間部40よりに頂点37が位置するように係止部36が対称に形成されている。このような誤操作防止機構1”によって、所定の温度で吐水を行うことが非常に多いような湯水混合水栓において、所定の温度以外で吐水を行う場合に使用者にその確認を促すことができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形態では、温度調節ハンドル10の移動規制方向と反対側に頂点を有する三角形状の係止部36としたが、請求項1又は請求項2に係る誤操作防止機構では、これに限られず、他の三角形状の係止部や三角形状以外の係止部としても良い。例えば、凹凸状に多数の係止部を構成しても良い。また、押動操作により解除操作が行われる安全ボタン18に限られず、スライド操作など他の操作により解除操作が行われる安全ボタンを用いるものに適用することもできる。
1;誤操作防止機構、2;湯水混合水栓、3;水栓本体、4;開口部、5;サーモカートリッジ、6;スピンドル、10;温度調節ハンドル、12;引っかけ部、14;開口部、16;ボタン部、18;安全ボタン、20;被係止部、22;突設部、24;傾斜部、30;端部、32;係止リング部、34;当接部、36;係止部、37;頂点、38,39;辺、40;中間部、50;誤操作防止機構、52;安全ボタン、54;ストップリング、56;ガイドリング部、58、60;当たり面、62;当接片部、64;当たり面。
Claims (3)
- 水栓本体側に設けられるサーモスタットカートリッジを回転駆動して吐水温度を調節する湯水混合水栓において、前記水栓本体に取り付けられるとともに前記サーモスタットカートリッジを回転操作可能に設けられた温度調節ハンドルが備えられ、
前記温度調節ハンドル側に設けられるとともに、使用者の操作により水栓本体側に対する被係止部の位置が変位可能に設けられる安全ボタンが備えられ、
前記水栓本体側に設けられるとともに前記安全ボタンの未操作時には前記安全ボタンの被係止部が係止されて前記温度調節ハンドルの回転を規制する係止部が備えられ、
前記温度調節ハンドルの回転の規制解除の操作を行わせることにより意図しない温度の吐水を防止させる湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構であって、
前記係止部が複数個以上設けられたことを特徴とする湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構。 - 前記係止部が、前記温度調節ハンドルの移動を規制する方向と反対側に頂点を有する三角状の突起であることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構。
- 前記温度調節ハンドルの移動を規制する方向における前記被係止部の端部に突設部が設けられると共に、該突設部と反対側の端部には傾斜部が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の湯水混合水栓の温度調節ハンドルの誤操作防止機構。
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