JP2005273163A - 湯水混合水栓 - Google Patents
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Abstract
【課題】
吐出される湯水の上限や下限を制限可能な湯水混合水栓を製造するコストを低減すること。また、湯水混合水栓の使用環境に応じて吐出される湯水の温度制限の変更を容易に行ったり、既存の湯水混合水栓の温度制限の変更を容易に行うこと。
【解決手段】
サーモカートリッジを備えるとともに、サーモカートリッジを駆動する温度調節ハンドル14によりあらかじめ吐水温度を調節設定する温度調節機構を有する湯水混合水栓10において、温度調節ハンドル14側に設けられた安全ボタン20の当接片部22と、サーモカートリッジ側に設けられ当接片部22の移動を規制する当たり部30,32を有するストップリングとが備えられ、当接片部22の移動範囲をさらに制限する別体のストッパー40が着脱自在に取り付けられる。
【選択図】 図1
吐出される湯水の上限や下限を制限可能な湯水混合水栓を製造するコストを低減すること。また、湯水混合水栓の使用環境に応じて吐出される湯水の温度制限の変更を容易に行ったり、既存の湯水混合水栓の温度制限の変更を容易に行うこと。
【解決手段】
サーモカートリッジを備えるとともに、サーモカートリッジを駆動する温度調節ハンドル14によりあらかじめ吐水温度を調節設定する温度調節機構を有する湯水混合水栓10において、温度調節ハンドル14側に設けられた安全ボタン20の当接片部22と、サーモカートリッジ側に設けられ当接片部22の移動を規制する当たり部30,32を有するストップリングとが備えられ、当接片部22の移動範囲をさらに制限する別体のストッパー40が着脱自在に取り付けられる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、サーモカートリッジを備えるとともに温度調節機構を有する湯水混合水栓に関する。
従来、サーモカートリッジを備えるとともに温度調節機構を有する湯水混合水栓が知られている。このような湯水混合水栓は、サーモカートリッジ内に内蔵されたサーモエレメントの動きにより、湯沸かし器から湯側の配管を通して供給される高温水(80℃程度)と、水側の配管から供給される水とを、自動的に、適宜量混合するようにして、あらかじめ設定された温度の湯水が吐出されるものである。そして、このような湯水混合水栓では、使用者の所望の温度の湯水が吐出されるようにするために、温度調節ハンドルの回転操作などによりサーモエレメントを駆動調節することによって、あらかじめ設定された湯水の温度を調節することができるように設けられていることが多い。しかしながら、80℃程度などの高温水に温度調節がされた状態で使用者が誤ってシャワーから吐水を行ってしまった場合などには、高温水によって火傷をするなどのおそれがある。そこで、この種の従来の湯水混合水栓では、温度調節ハンドルの回転操作を規制する規制機構を設け、所定以上の温度(例えば40℃以上や50℃以上など)に吐水を設定したい場合には、いったん安全ボタンなどを操作しないと温度調節ハンドルが所定温度以上に回動できないようにするなどとしていた。これを具体的に説明すると、図4に示すように、温度調節ハンドルの回転操作と共に回転される安全ボタン60を温度調節ハンドル側に取り付けて、ボタン部62側に付勢しておく。一方、サーモカートリッジ側には、安全ボタン60の回転を規制するストップリング66を設けて、そのガイドリング部68に当たり面70、72を設けておく。通常時には、当たり面70から当たり面72の範囲内で安全ボタン60の当接片部74が移動可能となっており、温度調節ハンドルの回転操作がこの範囲内でのみ可能となり、サーモカートリッジ内のサーモエレメントを駆動するスピンドルの回転範囲が規制されて吐水の温度設定範囲が制限される。そして、当たり面72に安全ボタン60の当接片部74が当接する際の温度以上に設定したい場合には、安全ボタン60のボタン部62を押し下げて当接片部74をストップリング66内側方向に移動させ、さらに高温域に安全ボタン60が移動可能とし、当たり面78に至るまで温度調節ハンドルを回転可能とすることにより、所定以上の高温水の吐水を可能とすることができる。なお、本例では、当たり面72、76と2段階に渡って安全ボタン60の移動範囲の規制を行うことにより、2段階の吐水の温度規制を行っている。このようにして、従来の湯水混合水栓では、所定以上の高温水を吐水する場合には、通常の操作とは別の操作を使用者に要求するなどの手段によって高温水の吐水を使用者に確認させることにより、誤って高温水を浴びるなどの危険性を減少させていた(例えば、特許文献1参照。)。
従来の湯水混合水栓では、このように、所定以上の高温水を吐出させるようにするためには安全ボタン60の操作を行わせるなど高温水の吐出を使用者に確認させる手段を備えることにより、誤って高温水を吐出させることを防止しているが、いったん高温水に設定してしまった場合には、高温水の吐出そのものを制限することはできない。しかし、高温の吐水がそれほど必要でないか、又は、望ましくない場合、例えば、子供や高齢者が使用する頻度の高いシャワーに接続された湯水混合水栓や、使用者が身体全体に浴びることのできる位置に固定された固定シャワーに接続された湯水混合水栓では、高温の吐水が得られることはそれほど必要ないか、むしろ望ましくないこともある。そこで、当たり面78に至るまでの領域を狭め(具体的には、図示されるガイドリング部68の円弧を短くする。)、例えば、50℃や60℃以上の吐水はできないように、温度調節ハンドルの回転操作可能範囲を制限するように、湯水混合水栓のストップリングの形状を変更していた。
しかしながら、使用者の要望や使用状況に応じて、湯水の温度の上限が50℃のものや60℃のものなど、様々な温度に対応する湯水混合水栓を用意することとなると、温度の上限値に合わせた形状の湯水混合水栓を他種類製造する必要があり、金型などの製造コストが嵩むこととなっていた。また、いったん温度の上限が50℃や60℃程度の湯水混合水栓を使用し始めても、その後、使用環境が変わり、80℃程度の高温水の使用が臨まれる場合もある。また、温度の上限が80程度の既存の湯水混合水栓が既に設置されている場合であっても、設置後に温度の上限を低くしたい場合もある。さらにこのような問題は、冷水などが吐出されないように湯水の下限を制限したい場合にも生じる。
本発明は上記した従来の湯水混合水栓の問題点を解消するものであり、サーモカートリッジを備えるとともに温度調節機能を有する湯水混合水栓であって、吐出される湯水の上限や下限を制限可能な湯水混合水栓を製造するコストを低減することを目的とする。また、湯水混合水栓の使用環境に応じて吐出される湯水の温度制限の変更を容易に行ったり、既存の湯水混合水栓の温度制限の変更を容易に行うことを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明の湯水混合水栓は、サーモカートリッジを備えるとともに、前記サーモカートリッジを駆動する温度調節ハンドルによりあらかじめ吐水温度を調節設定する温度調節機構を有する湯水混合水栓であって、前記温度調節ハンドル側又は前記サーモカートリッジ側の一方に設けられた当接片部と、他方に設けられ前記当接片部の移動を規制する当たり部を有するストップリングとが備えられ、前記当接片部の移動範囲をさらに制限する別体のストッパーが着脱自在に取り付けられたことを特徴とする湯水混合水栓である(請求項1)。
温度調節ハンドルを回転操作するなどして水栓本体内に内蔵されたサーモカートリッジを駆動して、吐出される湯水の温度をあらかじめ調節設定できる湯水混合水栓であって、温度調節ハンドル側又はサーモカートリッジ側の一方に取り付けられた当接片部の動きを、他方に設けられた当たり部により規制して温度調節を行う湯水混合水栓において、本発明のように、ストッパーを取り付けることにより当接片部の移動範囲をさらに制限して、湯水の温度が一定の範囲内に止まるようにすることができ、例えば、所定温度以上の高温水は吐出されないようにすることができる。また、安全ボタンなどを設けて、高温水を吐出させる場合には、いったん特定の操作(安全ボタンの押し下げ操作など)を必要とするような水栓においても、たとえ特定の操作を行ったとしても高温水の吐出がなされないようにすることができる。
このようなストッパーにより、温度調節範囲に合わせて多種の水栓本体を製造する必要はなく、適宜の温度に合わせたストッパーを水栓本体に取り付けるだけで、種々の温度範囲に湯水の吐出が制限された湯水混合水栓を製造することができる。また、別体のストッパーを着脱自在に取り付けることにより、ストッパーを取り外せば、所定の温度までの吐水が可能となるので、本来の温度の吐水を行う湯水混合水栓に容易に戻すことができる。なお、当接片部及びストップリングは、温度調節ハンドル側又は前記サーモカートリッジ側のいずれかにそれぞれ対応して設けられていればよい。ストッパーの形状は、特に限られず、当接片部及びストップリングの形状などに対応して、当接片部の移動を所定の範囲で規制できる形状であれば限定されない。
また、前記ストッパーに、前記ストップリングに前記ストッパーを嵌合する嵌合片を設けることとしてもよい(請求項2)。
このような嵌合片を設けることにより、ストッパーががたつきを起こすことなどがなく、ストッパーをストップリングに安定して取り付けることができる。
本発明は上記のようなストッパーを別途取り付けたので、吐出される湯水の上限や下限を制限可能な湯水混合水栓を製造するコストを低減することができる。また、湯水混合水栓の使用環境に応じて吐出される湯水の温度制限の変更を容易に行ったり、既存の湯水混合水栓の温度制限の変更を容易に行える。
次に、本発明の湯水混合水栓の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1に示すように、本発明の湯水混合水栓10はハンドシャワー又は吐水管のいずれかを、水栓本体12に取り付けられた切換ハンドルによって選択して吐水を行うものである。湯水混合水栓10の水栓本体12には、湯沸かし器に接続された湯側の配管と、水道管に接続された水側の配管が接続され、湯側の配管からは約80℃の高温水が水栓本体12に供給される。
水栓本体12の一端側には、吐出される湯水の温度設定を行うための温度調節ハンドル14が取り付けられている。温度調節ハンドル14はほぼ円筒状の全体形状に形成されたものであり、同じく円筒状の水栓本体12に回動自在に取り付けられる。また、温度調節ハンドル14の外周面には温度調節ハンドル14を操作する際に使用者の指が引っかけられて容易に操作できるようにするための引っかけ部16がその径方向の対向する両側に突設されている。温度調節ハンドル14は水栓本体12に取り付けられる側に開口された有底状の円筒形状に形成されている。また、開口の中心には、内周面にセレーションが刻設されて後述するスピンドル38が噛合するボスが突設されている。
温度調節ハンドル14には、その外周面にボタン部18を露呈させて、安全ボタン20がその内周面に取り付けられている。安全ボタン20はボタン部18、当接片部22を備えており、ボタン部18方向、すなわち、温度調節ハンドル14に取り付けられた状態において温度調節ハンドル12の径方向外側に向けて付勢されている。
水栓本体12の一端側開口部13内には、図2にも示すストップリング24が取り付けられている。ストップリング24は、水栓本体12の開口部13の内径にその外径が対応したリング状に形成されている。また、ストップリング24の外周に沿って、ガイドリング部26がストップリング24外周の約3/7程度の範囲に渡って立設されている。ガイドリング部26の長手方向一端側には、ストップリング24中心に向かって突出された楔状片28が形成されている。そして、この突出された楔状片28の内側部分は温度調節ハンドル14を回動操作した際に、安全ボタン20の当接片部22が当接され、それ以上の温度調節ハンドル14の回動を規制する当たり部30とされている。楔状片28は、スピンドル38の外周面に近接するまで突出されており、楔状片28先端とスピンドル38外周面との間の間隔は、当接片部22の厚みよりも小さく設けられているので、温度調節ハンドル14を回動した際に当接片部22が当たり部30に当接すれば、それ以上は温度調節ハンドル14は回動されないように設けられている。
また、楔状片28と反対側のガイドリング部26の端部には当たり部32が形成されている。温度調節ハンドル14の径方向外側、すなわち、温度調節ハンドル14が水栓本体12に組み付けられた際のストップリング24の径方向外側に向けて付勢されている当接片部22は、温度調節ハンドル14の回動操作にしたがい水栓本体12の開口部13内周面に沿って摺動されて、この当たり部32に当接されるように構成されている。そして、ストップリング24の中心には、スピンドル38が挿通される挿通孔34が設けられている。
また、水栓本体12の一端側からは、水栓本体12に内蔵されたサーモカートリッジのサーモエレメントを駆動するためのスピンドル38が、ストップリング24の中心を貫通して、回動自在に突設されている。スピンドル38の基端側外周面にはセレーションが刻設されており、温度調節ハンドル14のボスがその軸心周り方向において噛合可能に設けられている。
次いで、ストッパー40について説明する。ストッパー40には、スピンドル38に挿嵌されるリング部42と、このリング部42の外周面に連設され平面視扇状に形成された扇状部44とが備えられている。リング部42は、その内径がスピンドル38の外径とほぼ同径に設けられており、スピンドル38に対して隙間なく挿嵌可能に設けられている。また、リング部42の厚みは、スピンドル38と楔状片28との隙間に挿通可能な厚さに形成されている。
扇状部44はリング部42の奥側方向に、リング部42の厚みの約半分の厚みに設けられている。また、その円弧部46がストップリング24のガイドリング部26の内周面に対応する形状に形成されている。また、円弧部46の長さは、ガイドリング部26の長さよりも短く形成されている。そして、円弧部46の長手方向の一端側には、安全ボタン20の当接片部22が当接する当たり部48が設けられている。
当たり部48と反対側の円弧部46の端部である嵌合部50の近傍のリング部42からは、嵌合片52がリング部42の径方向外側に向けて突設されている。この嵌合部50と嵌合片52は、その間隔が、ストップリング24の楔状片28の幅方向の外形の一部とほぼ同一に形成されており、ストッパー40をスピンドル38に挿嵌した際に、この嵌合部50と嵌合片52との間に楔状片28が嵌合されて、ストップリング24に対してストッパー40をスピンドル38周りに回動不能とするように構成されている。また、嵌合片52の厚みは、扇状部44と同様に、リング部42の厚みのほぼ半分に設けられている。
次いで、水栓本体12に対するストッパー40及び温度調節ハンドル14の組み付け方法について説明する。まず、水栓本体12内に装着されているストップリング24に、ストッパー40を取り付ける。ストッパー40のリング部42にスピンドル38を挿通させて奥まで押し込む。この時に、扇状部44の嵌合部50と嵌合片52との間に、ストップリング24の楔状片28がはまり込むように位置決めして押し込む。この状態が、図2に実線で示す状態である。次いで温度調節ハンドル14を水栓本体12に取り付ける。温度調節ハンドル14のボスにスピンドル38をその奥側まで挿嵌して取り付ける。この際には、温度調節ハンドル14とスピンドル38のそれぞれの周方向における位置を基準線などによって確認しつつ位置決めを行い、ボスとスピンドル38に設けられたセレーションにより噛合させて挿嵌し、温度調節ハンドル14の外周面に表示された温度表示15に一致する温度の湯水が吐出されるようにして取り付ける。
このように構成された湯水混合水栓10では、図2に示すように、安全ボタン18の当接片部22がストッパー40により規制されて、高温の湯水が吐出されないようにすることができる。これを詳しく説明すると、スピンドル38に挿嵌されるとともにストップリング24に嵌合されたストッパー40は、ストップリング24のガイドリング部26の楔状部28寄りに固定され、ストップリング24の当たり部32側には当接片部22が入ることのできる空間が生じる。温度調節ハンドル14の当接片部22は、上記したように、ストップリング24の径方向外側に向かって付勢されており、吐水の低温設定時には、図2の点線で示す範囲において移動可能とされている。そして、まず、高温域では、ストップリング24の当たり部32に当接片部22が当接するまで当接片部22が移動可能に設けられ、この範囲で温度調節ハンドル14の操作が可能とされている。本例では、当接片部22が当たり部32に当接した位置では、約40℃の湯水が吐出されるように設定されている。
そして、この当たり部32により温度調節ハンドル14の操作が規制される位置からさらに高温の湯水を吐出させたい場合には、安全ボタン20のボタン部18を押し下げることにより、付勢力に抗して当接片部22をスピンドル38方向に移動させつつ、温度調節ハンドル14を回転させる。すると、図2に示すように、当接片部22が当たり部32を乗り越えて温度調節ハンドル14をさらに回転操作することができ、吐出される湯水の温度を40℃以上に設定することができる。ここで、ストッパー40が取り付けられていない場合には、当接片部22は楔状部28の当たり部30によって規制されるまで移動させることができ、当たり部30に当接されるまで温度調節ハンドル14を回転操作した場合には、湯沸かし器から供給される湯のみの約80℃の高温水が吐出される。しかしながら、本例ではストッパー40の当たり部48に当接片部22が当接され、当接片部22はこの位置からさらに高温域側に移動することはできない。当接片部22が当たり部48に当接した位置では、約60℃の湯水が吐出されるように設定されているので、ストッパー40により吐出される湯水の温度が約60℃以上になることを防止することができる。このように、本来は80℃の高温水まで吐出可能な従来の湯水混合水栓について、ストッパー40を取り付けるだけで極めて簡便に約60℃以上の高温水の吐出を防止することができる。
また、このように60℃以上の湯水が吐出されないようにすることの必要がなくなった場合には、ストッパー40を取り外せば、上記したように当接片部22が当たり部30に規制されるまで温度調節ハンドル14を操作することができるので、60℃以上の高温水の吐出の再開を容易になすことができる。このような湯水混合水栓10においては、ストッパー40の円弧部46の長さを変更することにより、吐出される湯水の温度の上限を容易に変更することができる。例えば、円弧部46の長さを本例より長くすることにより上限を約50℃としたり、逆に短く設けることにより約70℃の上限などに変更するというようなこともできる。また、ストッパーを楔状部28のガイドリング部26と逆側に位置するように取り付けると、温度調節ハンドル14の低温側への回転(図2で時計回りの回転)操作を規制することができるので、例えば、30℃以下の低温水が吐出されないようにすることもできる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば本例では、ストッパーとして上記したようなリング部42と扇状部44などを備えた形状のものを採用したが、本発明はこれに限られず、ストップリングの形状などに対応して、温度調節ハンドルの安全ボタン20などを規制することができる形状で有れば良い。また、本例のように安全ボタン20により温度調節ハンドル14の操作を規制するものに限らず、他の手段により温度調節ハンドル14の操作を規制するような湯水混合水栓に適用することとしても良い。また、ストッパー40については、嵌合片52を備えないものであっても、温度調節ハンドル14の操作を規制することができるが、水栓本体12内部にてストッパー40のガタツキなどを防止し、温度調節ハンドル14の操作時の異音などを防止するためには、嵌合片52を備えることが望ましい。
また、本例では、当接片部22が温度調節ハンドル14側に、ストップリング24が水栓本体12側にそれぞれ取り付けられているが、当接片部22を水栓本体12側に、ストップリング24を温度調節ハンドル14側に取り付けるように設けた水栓に適用しても良い。また、ストッパーはストップリング24側に取り付ける例を示したが、ストッパーを温度調節ハンドル14側に取り付ける例とすることもできる。
10;湯水混合水栓、12;水栓本体、13;開口部、14;温度調節ハンドル、15;温度表示、16;引っかけ部、18;ボタン部、20;安全ボタン、22;当接片部、24;ストップリング、26;ガイドリング部、28;楔状片、30;当たり部、32;当たり部、34;挿通孔、38;スピンドル、40;ストッパー、42;リング部、44;扇状部、46;円弧部、48;当たり部、50;嵌合部、52;嵌合片、60;安全ボタン、62;ボタン部、64;サーモカートリッジ、66;ストップリング、68;ガイドリング部、70,72;当たり面、74;当接片部、76,78;当たり面。
Claims (2)
- サーモカートリッジを備えるとともに、前記サーモカートリッジを駆動する温度調節ハンドルによりあらかじめ吐水温度を調節設定する温度調節機構を有する湯水混合水栓であって、前記温度調節ハンドル側又は前記サーモカートリッジ側の一方に設けられた当接片部と、他方に設けられ前記当接片部の移動を規制する当たり部を有するストップリングとが備えられ、前記当接片部の移動範囲をさらに制限する別体のストッパーが着脱自在に取り付けられたことを特徴とする湯水混合水栓。
- 前記ストッパーには、前記ストップリングに前記ストッパーを嵌合する嵌合片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
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JP2010189842A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Kvk Corp | 水栓ハンドル |
JP2018135731A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 株式会社ケーブイケー | ハンドル及びハンドルを備えた水栓 |
CN111035252A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-21 | 宁波云川环保科技有限公司 | 一种机械式控温装置 |
-
2004
- 2004-03-23 JP JP2004084079A patent/JP2005273163A/ja active Pending
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