JP5499597B2 - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5499597B2
JP5499597B2 JP2009223125A JP2009223125A JP5499597B2 JP 5499597 B2 JP5499597 B2 JP 5499597B2 JP 2009223125 A JP2009223125 A JP 2009223125A JP 2009223125 A JP2009223125 A JP 2009223125A JP 5499597 B2 JP5499597 B2 JP 5499597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
hot water
main body
urging
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009223125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011069477A (ja
Inventor
直樹 天本
英之 松井
博 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2009223125A priority Critical patent/JP5499597B2/ja
Publication of JP2011069477A publication Critical patent/JP2011069477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5499597B2 publication Critical patent/JP5499597B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Description

本発明は、供給された湯及び水を混合し、適温に調温された混合湯水を水栓に供給可能とした湯水混合装置に関する。
従来、湯水混合装置の一例として、形状記憶合金(SMA;Shape Memory Alloy)により形成されたコイルばね(所謂「感温ばね」)とバイアスばねとを用いたものが知られており、風呂場や洗面所、あるいは台所などに備えられた水栓などに適用されている。
かかる湯水混合装置は、円筒状とした本体ケーシング内に摺動可能に配置された円筒状の弁体の両側に感温ばねとバイアスばねが配置され、これらのばねによる付勢力が釣り合う位置に弁体が移動される構成となっている。
そして、混合された湯の温度が上昇すると感温ばねの付勢力が増加し、本体ケーシングに形成された湯側弁座と弁体との間の隙間を狭くする一方、水側弁座と弁体との間の隙間を広くするように弁体が移動し、水栓から吐出される混合湯水の温度が操作ハンドルにより設定された所定の温度に調整されるようになっている。
通常、このような湯水混合装置では、例えば、給湯温度が60℃というように、湯が一定の温度で供給されることを条件としたときに正確な混合温度が吐出されるように設計されているが、給湯機などからの給湯温度自体が変わると、正確な温度の混合湯水が吐出され難くなるといった問題があった。例えば、給湯温度が40℃に低下すると、吐出する混合湯水の温度は40℃を下回ってしまうという現象が起きがちである。
そこで、従来のバイアスばねの目的で使用される付勢部に第2の感温付勢部材を用いて湯のみを感知させることで、給湯温度が変化しても、正確な温度の混合湯水を吐出するようにした構成の湯水混合装置が提案された(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2001−254868号公報
しかしながら、従来のバイアスばねの代用として感温付勢部材を用いると、感温付勢部材が大きく伸び縮みするため、感温付勢部材の寿命が大幅に悪くなってしまう。そうなれば、通常使用される給湯温度で行われる操作ハンドルの設定による温調性能さえも悪くなってしまうといった問題があった。
本発明は、前記課題を解決することのできる湯水混合装置を提供することを目的としている。
(1)本発明では、湯流入口と、水流入口と、混合湯水が流出される混合水流出口とが形成された本体ケーシングと、吐出される混合湯水の目標温度を設定する設定操作部とを備え、供給された湯及び水を混合して、前記設定操作部により設定された温度に調整した混合湯水を吐出させる湯水混合装置において、それぞれ前記本体ケーシング内に配設され、当該本体ケーシング内を移動して前記湯流入口及び水流入口の開度を調整し、当該本体ケーシング内に流入する湯及び水の流量を変化させる弁体と、前記設定操作部の操作量に応じて、前記弁体を一側方向に移動させる付勢力を発生する付勢部と、この付勢部とは別体であって、前記本体ケーシング内の前記湯流入口及び水流入口の下流側に設けられ、前記付勢部とは逆方向に前記弁体を移動させる付勢力を発生するとともに、この付勢力が当該本体ケーシング内に流入して混合された混合湯水の温度に応じて変化する第1感温付勢部と、前記付勢部とは別体であって、前記本体ケーシング内の前記水流入口の上流側に設けられ、当該本体ケーシング内に流入する湯の温度に応じて、前記付勢部とは逆方向に前記弁体を摺動させる付勢力を発生する第2感温付勢部と、を具備することとした。
したがって、流入してくる湯の温度に変化があった場合、例えば、給湯機などの湯の温度が変化しても、混合湯水の温度に応じて主弁体を摺動させる付勢力を発生させる第1感温付勢部に加えて、第2感温付勢部で湯の温度を検知して弁体を摺動させる付勢力を発生させるので、たとえ湯の温度が変化しても、混合湯水の温度を設定操作部で設定された温度になるように調整することが可能となる。
(2)本発明は、上記(1)の湯水混合装置において、前記付勢部は、前記本体ケーシングに流入する湯の流量を増加させる方向に前記弁体を摺動させる付勢力を発生し、前記第1、第2感温付勢部は、前記本体ケーシングに流入する水の流量を増加させる方向に前記弁体を摺動させる付勢力を発生し、しかも、前記第2感温付勢部の反応温度範囲は、前記第1感温付勢部の反応温度範囲と同等若しくはそれ以上の高温温度領域を含む範囲であることを特徴とする。
したがって、例えば吐水中に、通常使用される給湯温度から高い温度に変更されたときでも、第2感温付勢部の反応温度範囲が第1感温付勢部の反応温度範囲よりも少なくとも低くはないため、問題なく鋭敏に温度調節を行うことができる。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)に記載の湯水混合装置において、前記第2感温付勢部の一端を前記本体ケーシング側に当接させる一方、他端を前記弁体に直接あるいは伝達部材を介して間接的に当接させ、前記本体ケーシング内に流入する湯の温度に応じた付勢力で前記付勢部とは逆方向に前記弁体を摺動可能としたことを特徴とする。
すなわち、第2感温付勢部は、設定操作部による操作によって伸び縮みすることがないため、第2感温付勢部の寿命が低下して感温性能が劣化することがなく、湯水混合装置自体の寿命も短くなる虞がない。
(4)本発明は、上記(1)又は(2)に記載の湯水混合装置において、前記第1感温付勢部に相当する第1感温領域と、前記第2感温付勢部に相当する第2感温領域とが一体的に形成された感温部材を備え、少なくとも前記第2感温領域は、前記本体ケーシングに形成された水側弁座と接離する前記弁体に形成された水側弁部よりも前記湯流入口側に配置されていることを特徴とする。
したがって、第1、第2感温付勢部が一体化されているため、部品点数が減り、構造の簡素化を図ることができる。
本発明によれば、バイアスばねと第2感温付勢部を別体でそれぞれ独立して設けているため、湯水混合装置へ供給される湯の温度が変化したとしても、混合湯水の温度を設定された温度で吐出できるのに加えて、第2感温付勢部の寿命が短くなる虞もなくなる。
一実施形態に係る湯水混合装置を備えた水栓の説明図である。 同湯水混合装置の縦断面図である。 同湯水混合装置の分解斜視図である。 第2感温付勢部の特性を示すグラフである。 他の実施形態に係る湯水混合装置の縦断面図である。 他の実施形態に係る湯水混合装置の縦断面図である。 他の実施形態に係る湯水混合装置の縦断面図である。
以下、本実施形態に係る湯水混合装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。先ず、本実施形態に係る湯水混合装置が設けられた湯水混合水栓について説明する。
図1に示すように、風呂場などに設けられる湯水混合水栓2の水栓本体3の中に、本実施形態に係る湯水混合装置1は流路切替装置や流量調整装置(共に図示せず)などと共に配設されている。
この湯水混合水栓2は、水栓本体3に給湯機(図示せず)などから湯を供給する湯供給脚4と、水栓本体3に水道水を供給する水供給脚5とを備えるとともに、水栓本体3の左端部に取り付けられた温調ダイヤル6と、右端部に取り付けられた吐止水切替ハンドル7とを備えている。
また、湯水混合水栓2は、湯や水や温度調節された混合湯水を吐出させる吐出部であるカラン8及びシャワーヘッド9を備えており、湯供給脚4及び水供給脚5から夫々供給された湯及び水を、温調ダイヤル6によって設定された温度になるように湯水混合装置1で混合し、吐止水切替ハンドル7を操作して、カラン8又はシャワーヘッド9から吐出させるように構成されている。符号9aで示すものは水栓本体3とシャワーヘッド9とを連通連結するホースである。
すなわち、水栓本体3に取り付けられた吐止水切替ハンドル7を回転操作することによって、水栓本体3に内蔵された流路切替装置を動作させ、止水状態、カラン8からの吐水状態、シャワーヘッド9からの吐水状態を切替えることができる。吐止水切替ハンドル7をカラン8の側に回転させると、湯水混合装置1によって適温に混合された湯がカラン8から吐水され、吐止水切替ハンドル7をシャワーの側に回転させると適温に混合された湯がシャワーヘッド9から吐水されることになる。
また、温調ダイヤル6は、これを回すことによって水栓本体3に内蔵された湯水混合装置1を操作して当該湯水混合装置1に内蔵された後述する主弁体15の位置を変更し、吐出される混合湯水の温度を変化させることができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る湯水混合装置1について、図2及び図3を参照しながら具体的に説明する。
湯水混合装置1は、図示するように、第1本体部材11と、この第1本体部材11に螺合される第2本体部材12とにより本体ケーシング20が構成され、この本体ケーシング20に、温調ダイヤル6の操作に連動する温度設定操作部としてのスピンドル13と、このスピンドル13に螺合され、スピンドル13が回転されると第1本体部材11内で摺動する摺動部材14とを収納配設している。
また、本体ケーシング20中には、一端部16aをスピンドル13に形成された軸体受孔部13eに、他端部16bを第2本体部材12の終端面12cに形成されたガイド筒12bに挿通され、第1本体部材11と第2本体部材12とに亘って延在する軸体16と、この軸体16をその中心に嵌装するとともに、連結金具30,30により当該軸体16に連結されて本体ケーシング20中を摺動自在とした略円筒状の主弁体15を備えている。
また、湯水混合装置1は、主弁体15を、図2における右方向に付勢する付勢部としてのバイアスばね17と、このバイアスばね17とは反対方向の図2における左方向に主弁体15を付勢する第1感温付勢部である第1感温ばね18と、第2感温ばね19とを具備している。なお、第1感温ばね18及び第2感温ばね19は、いずれも形状記憶合金(SMA;Shape Memory Alloy)により形成されたコイルばねを使用している。そして、これら第1、第2感温ばね18,19による主弁体15に対する付勢力は、温度が高くなることによって増大し、温度が低くなることによって減少するものとしている。
図2及び図3に示すように、第1本体部材11は、略円筒形状であって、第2本体部材12と螺合されることにより湯水混合装置1の本体ケーシング20を構成する。また、第1本体部材11の周面には、湯を流入させるための湯流入口21及び水を流入させるための水流入口22が夫々円周方向に設けられている。また、湯流入口21の図2における左側の端面は、主弁体15と当接する湯側弁座23として形成されている。
第2本体部材12は、これも略円筒形状に形成されており、その先端側外周面に形成された雄ねじ部12aを、第1本体部材11の後端部内周面に形成された雌ねじ部11aと螺合させることによって、第1本体部材11に取り付けられている。また、この第2本体部材12の後端壁内面には、主弁体15と連結した軸体16の他端部16bを摺動自在にガイドするガイド筒12bの周りに、本体ケーシング20内で混合された混合水を流出させる複数の混合水流出口25が環状に形成されている。
また、図2に示すように、第2本体部材12の先端面は、主弁体15と当接する水側弁座24として形成されている。このため、第2本体部材12を第1本体部材11に螺合させるねじ込み量を変化させることにより、湯側弁座23と水側弁座24の間隔を調整することができる。
スピンドル13は、第1本体部材11の内部に、パッキン13dを介して回転可能に配置されている。スピンドル13の一側半部に形成された軸部13cには、温調ダイヤル6と連動連結するためのスプライン部13aが形成される一方、他側半部はその外周面に摺動部材14の送り雌ねじ部14bと螺合する送り雄ねじ部13bが形成されるとともに、内部には軸体16の一端部16aを出入り自在に保持する軸体受孔部13eが形成されている。なお、軸部13cには、スピンドル13の回転にクリック感を付与できる留め金具11bが装着されている。
第1本体部材11の内部に摺動可能に配設された摺動部材14は、略円筒形に形成されており、軸体16を挿通する挿通孔14aを一側端面(図2における右側端面)に形成している。そして、その内側面にスピンドル13の送り雄ねじ部13bと螺合する前記送り雌ねじ部14bが形成されている。これにより、スピンドル13を回転させると、摺動部材14は第1本体部材11の軸線方向に摺動されることになる。
主弁体15は、略円筒状に形成された弁本体部15aと、この弁本体部15aの中心部に挿通した状態で連結した軸体16とを備えており、軸体16によって、湯流入口21や水流入口22から本体ケーシング20内に流入した湯や水を整流しつつ、第1感温ばね18の外部を経て混合水流出口25側へ誘導するようにしている。
また、弁本体部15aの両端縁には、湯側弁座23と当接する湯側弁部15b、水側弁座24と当接する水側弁部15cが形成されている。そして、弁本体部15aの内部には、軸体係合部15dが形成され、この軸体係合部15dを、軸体16に設けた連結金具30,30で挟持するようにして、弁本体部15aと軸体16とを連結している。
さらに、弁本体部15aの外周に当接するように弾性シール部材であるOリング26が配置されている。このOリング26は、本体ケーシング20内に流入した湯及び水が主弁体15の外側で混合されるのを防止している。
また、Oリング26が位置ずれすることのないように、水側弁座24側に位置規制部材であるスペーサーリング27が配置されている。スペーサーリング27は、図3に示すように、凸状爪部28が所定間隔をあけて突設されており、この凸状爪部28、28の間から水が流入してくることになるが、その際に、凸状爪部28が整流作用を生起して、本体ケーシング20内における水と湯との均一な混合を促進できるようにしている。
ところで、軸体16には、連結金具30,30の他、バイアスばね17のばね座となる座金31と、第2感温ばね19のばね座32とが所定の位置に設けられている。そして、主弁体15の軸体係合部15dと、座金31との間にバイアスばね17を配設している。
また、第2本体部材12に設けられたガイド筒12bに一端(図2における右側)を当接させ、軸体16を挿通した位置規制体40が主弁体15の内部に配設している。本実施形態では、この位置規制体40の先端面とばね座32との間に、本実施形態の要部となる第2感温ばね19を、バイアスばね17の内側に位置するように配設している。
第2感温ばね19の配設位置は、図2に示すように、第2本体部材12に形成された水側弁座24と接離する主弁体15に形成された水側弁部15cよりも湯流入口21側に設けられている。特に、本実施形態では、湯と水が主弁体15の外側で混合されるのを防止するOリング26よりも湯流入口21側に第2感温ばね19を設けている。したがって、かかる位置に配設された第2感温ばね19は、水や混合湯水に触れることはなく、湯のみに触れるため、湯の温度に応じた付勢力を発生することになる。
他方、かかる第2感温ばね19やバイアスばね17と対向するように、主弁体15の軸体係合部15dと、第2本体部材12の終端面12cとの間に、第1感温ばね18をガイド筒12b及び位置規制体40を囲繞するように配設している。
第1感温ばね18と第2感温ばね19とは、共に、バイアスばね17とは反対方向、すなわち、湯流入口21を閉塞する方向(図2における左方向)に主弁体15を付勢するものであるが、第1感温ばね18は、湯と水とが混合された混合湯水の温度に応じた付勢力を発生するものである。
なお、位置規制体40は、図3に示すように、リング部41と、このリング部41の周方向に所定の間隔をあけて突設された三本の脚部42とから構成されている。そして、隣り合う脚部42,42の間に形成された間隙43中に主弁体15の軸体係合部15dを位置させている。したがって、主弁体15は、位置規制体40に摺動を阻害されることがない。
また、本体ケーシング20の外側には、パッキン61,61,61を介して、湯流入口21及び水流入口22を覆うように円筒状に形成されるとともに、多数の網目が形成されたストレーナ62,62を配置しており、湯又は水に混入したゴミなどが本体ケーシング20内に流入するのを防止している。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る湯水混合装置1は、湯流入口21と、水流入口22と、混合湯水が流出される混合水流出口25とが形成された本体ケーシング20と、吐出される混合湯水の目標温度を設定するスピンドル13とを備え、供給された湯及び水を混合して、前記スピンドル13により設定された温度に調整した混合湯水を吐出させることができる。しかも、それぞれ本体ケーシング20内に配設され、当該本体ケーシング20内を移動して湯流入口21及び水流入口22の開度を調整し、当該本体ケーシング20内に流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体15と、スピンドル13の操作量に応じて、主弁体15を一側方向、すなわち水流入口22を閉塞する方向に移動させる付勢力を発生するバイアスばね17と、このバイアスばね17とは逆方向に主弁体15を移動させる付勢力を発生するとともに、この付勢力が本体ケーシング20内に流入して混合された混合湯水の温度に応じて変化する第1感温ばね18と、当該本体ケーシング20内に流入する、例えば給湯機などから供給される湯の温度に応じて、バイアスばね17とは逆方向に主弁体15を摺動させる付勢力を発生する第2感温ばね19とを具備する構成となっている。
したがって、温調ダイヤル6が回されてスピンドル13が回転し、摺動部材14が図2における右側に摺動した場合、バイアスばね17は、座金31と主弁体15の軸体係合部15dとの間で縮みながら主弁体15を水流入口22を閉塞する方向へ付勢する。そして、この付勢力と、このときの混合湯水の温度に対応して発生した第1感温ばね18による付勢力及びこのときの湯の温度に対応して発生した第2感温ばね19による付勢力とが釣り合う位置で主弁体15が停止して、温調ダイヤル6で指定された温度の混合湯水が吐出されることになる。
近年では、湯水の温度調節を行うときに、湯水混合水栓2の温調ダイヤル6ではなく、給湯機(図示せず)の温度調節を行って、湯水混合水栓2に供給される湯温自体を変更することが増えている。すなわち、通常使用する湯としては40℃近辺であるが、40℃の湯を湯水混合装置1で生成するためには、例えば、60℃の湯に水を混ぜて40℃に調節することが一般的に行われていた。つまり、60℃の給湯がなされることを基準としていた。しかし、台所などで誤って60℃の湯がそのまま吐出されると危険であることから、リモコン操作などにより、給湯機からの給湯温度自体を40℃に設定するのである。
しかし、給湯温度が40℃になると、湯水混合装置1の構成上、水流入口22から本体ケーシング20中に流入してくる水を完全に遮断することができないため、40℃の湯に水が混ざってしまい、場合によっては36℃程度の混合湯水が吐出されることになってしまう。
そこで、本実施形態では、上述したように、湯流入口21から本体ケーシング20内に流入する湯の温度のみに反応し、バイアスばね17とは逆方向へ主弁体15を付勢する第2感温ばね19を配設している。
表1に、給湯温度が60℃の場合を基準としている湯水混合装置1であって、温調ダイヤル6を用いて設定した温度が40℃の場合に、給湯機(図示せず)からの給湯温度が変化した場合におけるバイアスばね17と、第1感温ばね18と、第2感温ばね19との付勢力の度合の変化を表している。なお、給水温度の基準としては、例えば15℃とする。
Figure 0005499597
給湯温度60℃が基準の場合、バイアスばね17の付勢力の度合を例えば80と仮定すると、第1感温ばね18と第2感温ばね19の各付勢力の度合を、表1に示すように、60と20に設定しておく。つまり、バイアスばね17と、第1感温ばね18及び第2感温ばね19とがバランスするように設定するのである。
そして、湯水混合装置1に、実際に60℃の給湯と15℃の給水がある場合、バイアスばね17と、第1感温ばね18及び第2感温ばね19の各付勢力は、混合湯水の温度が40℃となる位置でバランスして、40℃の混合湯水を湯水混合水栓2(図1)から吐出させることができる。
しかし、例えば、使用者が、給湯機を操作して、給湯温度を40℃に低下させたとする(湯水混合水栓2の温調ダイヤル6は40℃のままである)。上述したように、給湯温度が40℃になると、従来の湯水混合装置であれば、バイアスばねと感温ばねとが40℃以下の温度でバランスして、例えば36℃程度の混合湯水が吐出されることになってしまうが、表1に示すように、第2感温ばね19は、給湯が40℃になったことで付勢力の度合が例えば20から10に変化する。また、第1感温ばね18の付勢力の度合も例えば60から55程度に変化する。一方、バイアスばね17は、温調ダイヤル6の操作量に応じた値であるため80のままである。
となると、バイアスばね17の付勢力の度合が、第1、第2感温ばね18,19の和よりも大きくなるため、主弁体15は、バイアスばね17からの付勢力に押されて水流入口22を閉塞する方向、すなわち水側弁座24の方向へと摺動し、水流入口22の開口面積が減少して水の流入量を減じることになり、わずかではあるが混合湯水の温度を上昇させる。すなわち、最終的に、バイアスばね17の付勢力と、第1、第2感温ばね18、19の付勢力の和が釣り合い、38℃〜39℃というように、40℃に可及的に近づくのである。
このように、温調ダイヤル6の操作量に応じて、主弁体15を水側弁座24側の方向に移動させる付勢力を発生するバイアスばね17と、このバイアスばね17とは逆方向に主弁体15を移動させる付勢力を発生するとともに、この付勢力が本体ケーシング20内に流入して混合された混合湯水の温度に応じて変化する第1感温ばね18と、本体ケーシング20内に流入する湯の温度、すなわち給湯温度に応じて、前記バイアスばね17とは逆方向に主弁体15を摺動させる付勢力を発生する第2感温ばね19とを具備する構成としたため、給湯温度が低下しても、実際に吐出される混合湯水の温度低下を可及的に防止することができる。
しかも、第2感温ばね19はバイアスばね17と同軸上に配設されてはいるものの、バイアスばね17とは完全に独立しており、温調ダイヤル6の設定温度とは関係がなく、しかも、湯だけに反応するため、ばね長さが大きく伸び縮みすることがなく、寿命を低下させる虞がない。
また、例えば、使用者が、給湯機を操作して、給湯温度を80℃に上昇させたとする(湯水混合水栓2の温調ダイヤル6は40℃のままである)と、この場合は反対に、混合湯水の温度は40℃を超えてしまう場合があったが、表1に示すように、第2感温ばね19は、給湯が80℃になったことで付勢力の度合が例えば20から30に変化し、第1感温ばね18の付勢力の度合は例えば60から65に変化する。一方、バイアスばね17は、温調ダイヤル6の操作量に応じた値であるため80のままであるため、バイアスばね17の付勢力の度合は、第1、第2感温ばね18,19の和よりも小さくなり、主弁体15は、第1、第2感温ばね18,19からの付勢力に押されて湯流入口21を閉塞する方向、すなわち湯側弁座23の方向へと摺動し、湯流入口21の開口面積が減少して湯の流入量を減じるため、わずかではあるが混合湯水の温度を低下させて、最終的に、バイアスばね17の付勢力と、第1、第2感温ばね18、19の付勢力の和が釣り合い、40℃に可及的に近づけることになる。
また、本実施形態における第2感温ばね19の特性は、反応温度範囲を、第1感温ばね18の反応温度範囲と同等若しくはそれ以上の高温温度領域を含む範囲に設定されている。すなわち、図4(a)において、第1感温ばね18の反応温度範囲が例えばT1〜T2の範囲であれば、第2感温ばね19の反応温度範囲は、例えばT1〜T3、あるいはT2〜T3の範囲に設定するのである。
このようにすることで、例えば、湯水混合水栓2を使用しているときに、通常使用される給湯温度(例えば60℃)から、前述した80℃などのような高い温度に変更されたときでも、第2感温ばね19の反応温度範囲が第1感温ばね18の反応温度範囲よりも少なくとも低くはないため、問題なく鋭敏に温度調節を行うことができる。
次に、他の実施形態に係る湯水混合装置1A〜1Cについて、図5〜図7を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、先の実施形態と同一構成要素については同一の符号を付して、その説明は省略する。
(第2の実施形態)
図5(a)は第2の実施形態に示した湯水混合装置1Aの縦断面図、図5(b)は本実施形態における主弁体15Aの説明図である。
図示するように、湯水混合装置1Aは、軸体16が廃止されて、第2感温ばね19が直接主弁体15Aに当接して付勢力を伝達する構成となっている。また、本実施形態では、第1の実施形態における位置規制体40(図2参照)に相当する位置規制部110が第2本体部材12の終端面12cに突設されている。
この位置規制部110は、その直径が後述する主弁体15Aにおいて、第2感温ばね19を収納可能に形成した第1筒部154よりも小さく、先端部が当該第1筒部154内に臨むようにしている。しかも、先端部の位置は、湯と水とが混ざることを防止するために設けられたOリング26の位置と略同じにしている。
本実施形態における主弁体15Aは、基本的には略円筒形であることは第1の実施形態と変わらないが、図5(b)に示すように、通水孔156を形成した端面151に第1周壁152を立設して第2感温ばね19を収納する第1筒部154を形成し、この第1筒部154を、より大径の第2筒部153に連結体155を介して接合した構成となっている。
そして、第1筒部154と第2筒部153との間に形成される空間にバイアスばね17が嵌装されるように構成するとともに、第1筒部154の周面に、湯流入口21側と、第1感温ばね18が収納された部分とを通水孔156を介して連通させるための連通孔157を形成している。
かかる構成により、第2感温ばね19を第1筒部154に収容するとともに、基端(図5における右側端部)を位置規制部110に当接させると、第2感温ばね19は湯流入口21から流入してくる湯にのみ触れることになり、湯の温度に応じた付勢力を発生する。他方、第1感温ばね18は、湯と水とが混合された混合湯水に触れて、その温度に応じた付勢力を発生する。
かかる第2の実施形態においても、給湯温度が低下した場合、実際に吐出される混合湯水の温度低下を可及的に防止することができる。また、第2感温ばね19はバイアスばね17とは完全に独立しており、温調ダイヤル6の設定温度とは関係がなく、湯だけに反応するため、スピンドル13による操作によって伸び縮みすることがない。したがって、寿命が低下して感温性能が劣化することがないので、湯水混合装置1自体の寿命も短くなることがない。
(第3の実施形態)
次に、図6を参照しながら第3の実施形態に係る湯水混合装置1Bについて説明する。なお、この場合も、上述してきた実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
図6に示す湯水混合装置1Bは、第2感温ばね19が、第1感温ばね18とは異なり,図4(b)に示すように、主弁体15に対する付勢力が、温度が高くなることによって減少し、温度が低くなることによって増大するものとした点が第1、第2の実施形態とは大きく異なっている。
そして、本実施形態では、第2感温ばね19の一側端部(図6における右側端部)を主弁体15に形成した座部159に連結するとともに、他側端部(図6における左側端部)を第1本体部材11の内壁面に連結固定している。
したがって、湯の温度変化に対する主弁体15への付勢力の変化は、結果的に第1、第2の実施形態と同じになるため、本実施形態においても、給湯温度が低下した場合、実際に吐出される混合湯水の温度低下を可及的に防止することができる。また、第2感温ばね19は、やはりバイアスばね17とは完全に独立しており、温調ダイヤル6の設定温度とは関係がなく、湯だけに反応するため、スピンドル13による操作によって伸び縮みすることがない。したがって、寿命が低下して感温性能が劣化することがないので、湯水混合装置1自体の寿命も短くなることがない。
なお、図示するように、本実施形態では、第2本体部材12の内部を摺動するばね収容筒50を配設し、このばね収容筒50中に第1感温ばね18を配設するとともに、第1感温ばね18の伸縮による付勢力を、ばね収容筒50を介して主弁体15に伝達するように構成している。そして、このばね収容筒50と主弁体15との当接は、断面視で湾曲させた複数の羽根板55を介して行うようにしている。
したがって、主弁体15の内部を通過した混合湯水は、ばね収容筒50に至る間に羽根板55によって整流され、湯と水とがより均一に混合されるようにしている。したがって、第1感温ばね18は、均一に混合された混合湯水の温度に反応することになるため、温度調整性能の向上を図ることができる。
(第4の実施形態)
次に、図7を参照しながら第4の実施形態に係る湯水混合装置1Cについて説明する。なお、この場合も、上述してきた実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
湯水混合装置1Cが上述してきた各実施形態と大きく異なる点は、図7(a)に示すように、第1感温ばね18と第2感温ばね19とが独立して配設されているのではなく、第2感温ばね19に相当する第2感温領域18Bと、第1感温ばね18に相当する第1感温領域18Aとが一体的に形成された感温ばね180を配設したことにある。
しかも、この感温ばね180は、第2本体部材12に形成された水側弁座24と接離する主弁体15Cに形成された水側弁部15cよりも湯流入口21側に配置している。しかも、第2感温領域18Bの少なくとも一部は、湯と水とが混ざることを防止するために湯流入口21と水流入口22との間に配設されたOリング26よりも、湯流入口21側に位置するように配置している。したがって、かかる位置に配設された第2感温領域18Bでは、水や混合湯水に触れることはなく湯のみに触れるため、湯の温度に応じた付勢力を発生することになる。
なお、この場合も、図4(a)に示した特性を考慮して、第1感温領域18Aの反応温度範囲が例えばT1〜T2の範囲であれば、第2感温領域18Bの反応温度範囲は、例えばT1〜T3、あるいはT2〜T3の範囲に設定するとよい。
また、図7(b)に示すように、本実施形態における主弁体15Cは、基本的にはこれも略円筒形であることは第1〜第3の実施形態と変わらないが、図示するように、通水孔156Cを形成した端面151Cに第1周壁152Cを立設してバイアスばね17を収納する第1筒部154Cを形成し、この第1筒部154Cを囲繞するように、より大径の第2筒部153Cを立設し、第1筒部154Cと第2筒部153Cとの間に形成される空間に感温ばね180を嵌装可能としている。さらに、第2筒部153Cを囲繞するように、この第2筒部153Cよりも大径の第3筒部158Cを、連結体155Cを介して接合している。また、第1筒部154Cの周面には、湯流入口21側と第1感温領域18Aの部分とが通水孔156Cを介して連通するように連通孔157Cが形成されている。
かかる構成においても、給湯温度が低下した場合、実際に吐出される混合湯水の温度低下を可及的に防止することができる。また、第2感温領域18Bを有する感温ばね180は、バイアスばね17とは当然ながら独立しており、温調ダイヤル6の設定温度とは関係がない。したがって、スピンドル13による操作によって伸び縮みすることがないため、寿命が低下して感温性能が劣化することがない。また、湯水混合装置1自体の寿命も短くなることがない。
さらに、第1感温領域18Aと第2感温領域18Bとが一体化された1つの感温ばね180を用いることになるため、第1〜第3の実施形態に比べて相対的に部品点数が減り、構造の簡素化を図ることもできる。
上述してきた実施形態から、供給された湯及び水を混合して、温調ダイヤル6により設定された温度に調整した混合湯水を吐出させることのできる、以下のような湯水混合装置が実現できる。
すなわち、湯流入口21と、水流入口22と、混合湯水が流出される混合水流出口25とが形成された本体ケーシング20と、吐出される混合湯水の目標温度を設定するスピンドル13(設定操作部)と、それぞれ本体ケーシング20内に配設され、当該本体ケーシング20内を移動して湯流入口21及び水流入口22の開度を調整し、当該本体ケーシング20内に流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体15と、スピンドル13の操作量に応じて、主弁体15を水流入口22を閉塞する方向(一側方向)に移動させる付勢力を発生するバイアスばね17(付勢部)と、このバイアスばね17とは逆方向(湯流入口21を閉塞する方向)に主弁体15を移動させる付勢力を発生するとともに、この付勢力が本体ケーシング20内に流入して混合された混合湯水の温度に応じて変化する第1感温ばね18(第1感温付勢部)と、本体ケーシング20内に流入する湯の温度に応じて、バイアスばね17とは逆方向に主弁体15を摺動させる付勢力を発生する第2感温ばね19(第2感温付勢部)と、を具備する湯水混合装置。
前記バイアスばね17(付勢部)は、本体ケーシング20に流入する湯の流量を増加させる方向に主弁体15を摺動させる付勢力を発生し、第1、第2感温ばね18,19は、本体ケーシング20に流入する水の流量を増加させる方向に主弁体15を摺動させる付勢力を発生し、しかも、第2感温ばね19の反応温度範囲は、第1感温ばね18の反応温度範囲と同等若しくはそれ以上の高温温度領域を含む範囲(例えば、図4(a)におけるT1〜T3、あるいはT2〜T3)である湯水混合装置。
前記第2感温ばね19(第2感温付勢部)の一端を本体ケーシング20側に当接させる一方、他端を主弁体15に直接あるいは伝達部材を介して間接的に当接させ、本体ケーシング20内に流入する湯の温度に応じた付勢力でバイアスばね17とは逆方向に主弁体15を摺動可能とした湯水混合装置。
前記第1感温ばね18(第1感温付勢部)に相当する第1感温領域18Aと、第2感温ばね19(第2感温付勢部)に相当する第2感温領域18Bとが一体的に形成された感温ばね180(感温部材)を備え、少なくとも第2感温領域18Bは、第2本体部材12に形成された水側弁座24と接離する主弁体15に形成された水側弁部15cよりも湯流入口21側に配置されている湯水混合装置。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述してきた各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 湯水混合装置
13 スピンドル(温度設定操作部)
15 主弁体(弁体)
17 バイアスばね(付勢部)
18 第1感温ばね(第1感温付勢部)
18A 第1感温領域
18B 第2感温領域
19 第2感温ばね(第2感温付勢部)
20 本体ケーシング
21 湯流入口
22 水流入口
25 混合水流出口
26 Oリング(シール部材)
180 感温ばね(感温部材)

Claims (4)

  1. 湯流入口と、水流入口と、混合湯水が流出される混合水流出口とが形成された本体ケーシングと、吐出される混合湯水の目標温度を設定する設定操作部とを備え、供給された湯及び水を混合して、前記設定操作部により設定された温度に調整した混合湯水を吐出させる湯水混合装置において、
    それぞれ前記本体ケーシング内に配設され、
    当該本体ケーシング内を移動して前記湯流入口及び水流入口の開度を調整し、当該本体ケーシング内に流入する湯及び水の流量を変化させる弁体と、
    前記設定操作部の操作量に応じて、前記弁体を一側方向に移動させる付勢力を発生する付勢部と、
    この付勢部とは別体であって、前記本体ケーシング内の前記湯流入口及び水流入口の下流側に設けられ、前記付勢部とは逆方向に前記弁体を移動させる付勢力を発生するとともに、この付勢力が当該本体ケーシング内に流入して混合された混合湯水の温度に応じて変化する第1感温付勢部と、
    前記付勢部とは別体であって、前記本体ケーシング内の前記水流入口の上流側に設けられ、当該本体ケーシング内に流入する湯の温度に応じて、前記付勢部とは逆方向に前記弁体を摺動させる付勢力を発生する第2感温付勢部と、
    を具備することを特徴とする湯水混合装置。
  2. 前記付勢部は、前記本体ケーシングに流入する湯の流量を増加させる方向に前記弁体を摺動させる付勢力を発生し、
    前記第1、第2感温付勢部は、前記本体ケーシングに流入する水の流量を増加させる方向に前記弁体を摺動させる付勢力を発生し、
    しかも、前記第2感温付勢部の反応温度範囲は、前記第1感温付勢部の反応温度範囲と同等若しくはそれ以上の高温温度領域を含む範囲であることを特徴とする請求項1記載の湯水混合装置。
  3. 前記第2感温付勢部の一端を前記本体ケーシング側に当接させる一方、他端を前記弁体に直接あるいは伝達部材を介して間接的に当接させ、前記本体ケーシング内に流入する湯の温度に応じた付勢力で前記付勢部とは逆方向に前記弁体を摺動可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の湯水混合装置。
  4. 前記第1感温付勢部に相当する第1感温領域と、前記第2感温付勢部に相当する第2感温領域とが一体的に形成された感温部材を備え、少なくとも前記第2感温領域は、前記本体ケーシングに形成された水側弁座と接離する前記弁体に形成された水側弁部よりも前記湯流入口側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の湯水混合装置。
JP2009223125A 2009-09-28 2009-09-28 湯水混合装置 Expired - Fee Related JP5499597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009223125A JP5499597B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 湯水混合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009223125A JP5499597B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 湯水混合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011069477A JP2011069477A (ja) 2011-04-07
JP5499597B2 true JP5499597B2 (ja) 2014-05-21

Family

ID=44014928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009223125A Expired - Fee Related JP5499597B2 (ja) 2009-09-28 2009-09-28 湯水混合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5499597B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468680Y1 (ko) 2011-06-08 2013-09-03 주식회사 신한세라믹 형상기억 합금을 이용한 서모스탯 카트리지
CN104595526B (zh) * 2015-01-14 2017-03-15 苏州西脉记忆合金有限公司 一种记忆合金恒温水龙头
JP6697875B2 (ja) * 2015-12-26 2020-05-27 日本サーモスタット株式会社 湯水混合水栓用流体制御弁装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3295988B2 (ja) * 1992-11-02 2002-06-24 東陶機器株式会社 湯水混合装置
JPH06331058A (ja) * 1993-05-25 1994-11-29 Toto Ltd 自動温度調節式湯水混合装置
JP3852965B2 (ja) * 1995-03-28 2006-12-06 松下電器産業株式会社 湯水混合装置
JP3414068B2 (ja) * 1995-08-28 2003-06-09 東陶機器株式会社 湯水混合栓
JP2001254868A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Toto Ltd 湯水混合水装置
JP3584973B2 (ja) * 2000-12-26 2004-11-04 富士精工株式会社 湯水混合弁
JP4979347B2 (ja) * 2006-10-31 2012-07-18 株式会社Lixil 湯水混合弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011069477A (ja) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6670443B2 (ja) 湯水混合水栓
JP5499597B2 (ja) 湯水混合装置
JP4137316B2 (ja) 吐水装置
WO1997012164A1 (en) Temperature responding valve device and channel changeover valve using same
JP2012172772A (ja) 混合水栓
JP4681945B2 (ja) 湯水混合栓
JP6057845B2 (ja) 弁ユニット及び水栓
JP5291428B2 (ja) 湯水混合水栓
JP2006307971A (ja) 湯水混合栓
JP2006283274A (ja) 吐水装置
TWI814879B (zh) 冷熱水混合閥
JP2005061530A (ja) 湯水混合水栓
US11592190B2 (en) Hot water recirculation system
JP2002364034A (ja) 湯水混合水栓
TW202032046A (zh) 冷熱水混合閥
JP5796818B2 (ja) 湯水混合水栓
JP4399295B2 (ja) 湯水混合水栓
JP4127227B2 (ja) 湯水混合栓
JP3882194B1 (ja) 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
JP2013076445A (ja) 吐水装置
JP2006275088A (ja) 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
JP2001254868A (ja) 湯水混合水装置
JP2011069476A (ja) 湯水混合装置
JP5939410B2 (ja) 湯水混合装置
JP5487839B2 (ja) 湯水混合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5499597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees