JP2013064261A5 - - Google Patents
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上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、湯と水の混合比を調整することで吐水温度を変更する湯水混合手段と、この湯水混合手段による吐水温度を設定するために回転操作される温度調節ハンドルと、この温度調節ハンドルの半径方向に移動可能であって、付勢手段によって外周から突出する方向に付勢された安全ボタンと、前記温度調節ハンドルの取付面に設けられ、前記温度調節ハンドルが低温設定側から高温設定側へと回転操作される途中で、前記付勢手段によって突出した状態の前記安全ボタンの一部と当接して回転を規制する回転規制壁と、を備えた湯水混合水栓において、前記温度調節ハンドルの取付面には、前記安全ボタンの一部が前記回転規制壁に当接している状態から前記温度調節ハンドルを低温設定側に回転すると、前記安全ボタンを前記付勢手段の付勢力に抗して前記温度調節ハンドル内に収納する方向に移動させる突出量規制壁が形成されていることを特徴とする。
従って、温度調節ハンドルの高温設定側への回転規制を行う必要が無い回転領域では、安全ボタンの温度調節ハンドルから突出量を小さくすることで、誤って安全ボタンを押し込んで高温設定領域まで回転されることがなく、意図せずに高温吐水されてしまうことを防止できる。また、温度調節ハンドルから安全ボタンが大きく突出する回転範囲が減ることで、温度調節ハンドルの意匠性や清掃性を向上させることができる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記湯水混合水栓は、前記温度調節ハンドルの周面の一部を覆い、一部を露出するカバーを備えており、前記安全ボタンは、前記突出量規制壁によって前記温度調節ハンドル内に収納する方向に移動している間は前記カバーに覆われ、前記突出量規制壁による規制を外れて突出して前記回転規制壁に当接するまでの間は前記カバーより露出することを特徴とする。これにより、温度調節ハンドルの高温設定側への回転規制を行う必要が無い回転領域では、安全ボタンがカバーによって覆われるので、使用者は安全ボタンに触ることができなくなり、より確実に誤って安全ボタンを押し込んで高温設定領域まで回転されることを防止できる。また、温度調節ハンドルの天面をカバーから突出させる必要がないので、意匠性に優れた湯水混合水栓を提供することが可能となる。
本発明によれば、温度調節ハンドルの高温設定側への回転規制を行う必要が無い回転領域では、安全ボタンの温度調節ハンドルから突出量を小さくすることで、誤って安全ボタンを押し込んで高温設定領域まで回転されることがなく、意図せずに高温吐水されてしまうことを防止できる。また、温度調節ハンドルから安全ボタンが大きく突出する回転範囲が減ることで、温度調節ハンドルの意匠性や清掃性を向上させることができるという効果がある。
ここで、カラン用押し釦11aおよびシャワー用押し釦11bは上カバー上面14aと略同一面に第一操作面11e、11fが設けられているとともに、上カバー前面14bと略同一面に第二操作面11g、11hが配されている。そのため使用者は、湯水混合水栓1の上面側に設けられた第一操作面11e、11fおよび前面側に設けられた第二操作面11g、11hのどちらでも操作できるため、風呂イスなどに腰かけた状態でも、またシャワー浴や浴槽の掃除の際などの立ち上がった状態でも容易に操作できるよう構成されている。
温度調節ハンドル12の前面12aは上カバー前面14bと略同一面となるよう構成されるとともに、温度調節ハンドル12の周面の一部は上カバー14により覆われている。 また、温度調節ハンドル12の前面12aには、温度調節ハンドル12の操作を容易にするための操作レバー21が湯水混合水栓1の前面に突出するように設けられている。
図8は温度調節ハンドル12の断面図である。この温度調節ハンドル12の内周面には温度調節ハンドル12の回転を規制する安全ボタン22が温度調節ハンドル12の取付孔23を通じて半径方向に移動可能なように取付けられている。より詳細に説明すると、安全ボタン22は、水栓本体10側と係合することで、温度調節ハンドル12の回転を規制するストッパー26と、ストッパー26を温度調整ハンドル12の外径方向に付勢する付勢手段としての付勢バネ27とを介して、固定ビス28により温度調節ハンドル12に取付けられている。また、温度調節弁18側には、温度調節ハンドル12の回転規制部29がナット30により水栓本体10に固定されている。
図9は、回転規制部29の断面図である。この回転規制部29には、低温設定側から高温設定側へと回転操作される途中において、付勢バネ27により温度調節ハンドル12の外径方向に押しつけられたストッパー26と当接して温度調節ハンドル12の回転を規制する回転規制壁25と、ストッパー26が回転規制壁25に当接した状態から温度調節ハンドル12を低温設定側に回転させた際に安全ボタン22の付勢バネ27の付勢力に抗して使用者が安全ボタン22を操作することなく温度調節ハンドル12内に徐々に収納する方向に移動させる突出量規制壁31が形成されている。
具体的に温度調節ハンドル12を操作した時の動作について説明する。図9において安全ボタン22がAの位置(低温設定側)から、安全ボタン22がBの位置(適温設定側)となるように温度調節ハンドル12を回転操作した場合においては、安全ボタン22は突出量規制壁31に沿って温度調節ハンドル12の外周部へ突出する。そして、更に温度調節ハンドル12を回転させて安全ボタン22がCの位置となると、ストッパー26と回転規制壁25が当接することで、温度調節ハンドル12の回転は規制されて一気に高温設定側へ回転して意図せずに高温吐水される危険を回避することができる。
そして、安全ボタン22がCの位置にある適温設定側から更に温度調節ハンドル12を回転させて安全ボタン22がAの位置となる低温設定側まで回転させる際には、突出量規制壁31の傾斜に沿って滑らかにストッパー26が移動する。このため、高温設定側から低温設定側へ回転操作する場合においては、回転規制部29に設けられた突出量規制壁31により付勢バネ27の付勢力に抗して温度調節ハンドル12内側へ収納する方向へ移動させ安全ボタン22の突出量を小さくすることができる。
Claims (1)
- 湯と水の混合比を調整することで吐水温度を変更する湯水混合手段と、
この湯水混合手段による吐水温度を設定するために回転操作される温度調節ハンドルと、
この温度調節ハンドルの半径方向に移動可能であって、付勢手段によって外周から突出する方向に付勢された安全ボタンと、
前記温度調節ハンドルの取付面に設けられ、前記温度調節ハンドルが低温設定側から高温設定側へと回転操作される途中で、前記付勢手段によって突出した状態の前記安全ボタンの一部と当接して回転を規制する回転規制壁と、
を備えた湯水混合水栓において、
前記温度調節ハンドルの取付面には、前記安全ボタンの一部が前記回転規制壁に当接している状態から前記温度調節ハンドルを低温設定側に回転すると、前記安全ボタンを前記付勢手段の付勢力に抗して前記温度調節ハンドル内に収納する方向に移動させる突出量規制壁が形成されていることを特徴とする湯水混合水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011203119A JP5796818B2 (ja) | 2011-09-16 | 2011-09-16 | 湯水混合水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011203119A JP5796818B2 (ja) | 2011-09-16 | 2011-09-16 | 湯水混合水栓 |
Publications (3)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011203119A Expired - Fee Related JP5796818B2 (ja) | 2011-09-16 | 2011-09-16 | 湯水混合水栓 |
Country Status (1)
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2011
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