JP3937321B2 - シングルレバー混合水栓用クリック機構及びクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シングルレバー混合水栓用クリック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
吐出水流量と吐出水温度の急激な変動を防止し、閉止する際の水撃の発生を防止するクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓が、特開平8−14422号等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はクリック機構を備えない既存のシングルレバー混合水栓に容易に後付け可能な、シングルレバー混合水栓用クリック機構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、小径円筒部と大径円筒部と小径円筒部の一端と大径円筒部の一端とを連結する円環部とから成るケーシングと、ケーシング内に収容されたディスク式バルブ機構と、小径円筒部の他端からケーシング外へ突出するバルブ機構駆動ロッドとを有するシングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのケーシング小径円筒部の他端部に外嵌合固定可能な第1環状部材と、第1環状部材に相対回転可能に係合可能な第2環状部材とを備え、第1環状部材の第2環状部材に対峙する端面又は第2環状部材の第1環状部材に対峙する端面に周方向へ進行する波状凹凸が形成され、第2環状部材又は第1環状部材に係止され第1環状部材の波状凹凸又は第2環状部材の波状凹凸へ押し付けられる第1弾性体を備え、第2環状部材の第1環状部材から離隔する側の端面に円弧面が形成され、当該円弧面に円弧の延在方向へ進行する波状凹凸が形成され、前記円弧面に沿って第2環状部材に対して相対移動可能な第3環状部材を備え、第3環状部材に係止され第2環状部材の波状凹凸へ押し付けられる第2弾性体を備え、シングルレバー混合水栓の操作レバーは、第3環状部材に相対揺動不能に且つ相対回転不能に挿通され、第2環状部材に円弧面の延在方向に相対揺動可能に且つ相対回転不能に挿通されてシングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのバルブ機構駆動ロッドに固定されることを特徴とするシングルレバー混合水栓用クリック機構を提供する。
上記構成を有するクリック機構は、クリック機構を備えない既存のシングルレバー混合水栓から操作レバーを取り外すだけで、ディスク式バルブユニットを水栓本体から取り外すことなく、容易に既存のシングルレバー混合水栓に後付けすることができる。
【0005】
本発明の好ましい態様においては、第1弾性体は、第2環状部材の端面に形成された穴又は第1環状部材の端面に形成された穴に嵌合可能なコイルバネとコイルバネの端部に係合可能な球体とを有し、第2弾性体は、第3環状部材の端面に形成された穴に嵌合可能なコイルバネとコイルバネの端部に係合可能な球体とを有する。
上記構成の弾性体は、作動時の信頼性が高い。
【0006】
本発明の好ましい態様においては、シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのケーシング小径円筒部外周面に形成されたスプラインに係合可能なスプラインが第1環状部材の内周面に形成されている。
シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのケーシング小径円筒部外周面に予めスプラインを形成しておけば、第1環状部材をバルブユニットの小径円筒部に容易に外嵌合固定することができる。
【0007】
本発明の好ましい態様においては、シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットは、バルブ機構駆動ロッドが相対揺動可能に且つ相対回転不能に挿通されると共に回転摺動可能に前記ケーシング小径円筒部によって支持されるレバーガイドを有し、前記ケーシング小径円筒部の他端部内周面に突起が形成され、前記突起との係合面がレバーガイドに形成され、第1環状部材の内周に突起が形成され、当該突起は、第1環状部材が前記小径円筒部に外嵌合固定された状態で小径円筒部の他端部を跨いでいる。
ケーシング小径円筒部の他端部に、シングルレバー混合水栓の操作レバーの過大回転を阻止する回転ストッパーが配設されている場合には、操作レバーの回転範囲を更に規制して熱湯の吐出を阻止したい場合等に既存の回転ストッパーに後付け可能な追加の回転ストッパーとして、第1環状部材を利用することができる。
【0008】
本発明においては、上記何れかのクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓を提供する。
本発明に係るシングルレバー混合水栓においては、吐出水流量と吐出水温度の急激な変動が防止され、閉止する際の水撃の発生が防止される。また、ディスク式バルブユニットのケーシング小径円筒部の他端部に、シングルレバー混合水栓の操作レバーの過大回転を阻止する回転ストッパーが配設されている場合には、操作レバーの回転範囲を更に規制して熱湯の吐出を阻止したい場合等に既存の回転ストッパーに後付け可能な追加の回転ストッパーとして、クリック機構の第1環状部材を利用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例に係るシングルレバー混合水栓用クリック機構を説明する。
図1に示すように、シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニット100は、小径円筒部101aと大径円筒部101bと小径円筒部101aの一端と大径円筒部101bの一端とを連結する円環部101abとから成るケーシング101と、ケーシング101内に収容された図示しないディスク式バルブ機構と、小径円筒部101aからケーシング101外へ突出するバルブ機構駆動ロッド102とを有している。バルブユニット100は、シングルレバー混合水栓本体200の先端に螺合するユニット押さえ201により、シングルレバー混合水栓本体200に係止されている。バルブ機構駆動ロッド102の先端に、ネジ301を用いて、シングルレバー混合水栓の操作レバー300のボス部302が固定されている。
バルブユニット100のケーシング小径円筒部101aの外周面に予めスプライン101cが形成されている。
【0010】
図2〜4に示すように、スプライン101cに係合可能なスプライン1aが内周面に形成された環状部材1が配設されている。スプライン1aは、環状部材1の一方の端面から長手方向の略中央部まで延在している。環状部材1の周面に、前記一方の端面へ差し向けられた環状段部1bが形成されている。環状部材1の他方の端面に、所定長さに亘って周方向へ進行する一対の波状凹凸1cが形成されている。
環状部材1の環状段部1bに係合可能な一対の爪2aを介して、環状部材1に相対回転可能に係合可能な環状部材2が配設されている。環状部材2の環状部材1に対峙する端面に一対の穴2bが形成されている。環状部材2の環状部材1から離隔する側の端面に一対の円弧面2cが形成されている。各円弧面2cに、所定長さに亘って円弧の延在方向へ進行する波状凹凸2dが形成されている。環状部材2の側面に、一対の円弧面2cに隣接して、円弧面2cに沿って所定長さに亘って円弧状に延在する一対の溝2eが形成されている。
環状部材2の一対の穴2bに嵌合可能な一対のコイルバネ3aが配設されている。一対のコイルバネ3aの端部に係合可能な一対の球体3bが配設されている。
一対のコイルバネ3aと一対の球体3bとにより、一対の弾性体3が形成される。
環状部材3の一対の溝2eに係合可能な一対の爪4aを介して、一対の円弧面2cに沿って相対移動可能に環状部材2に係合可能な環状部材4が配設されている。環状部材4の環状部材3に対峙する端面に一対の穴4bが形成されている。
環状部材4の一対の穴4bに嵌合可能な一対のコイルバネ5aが配設されている。一対のコイルバネ5aの端部に係合可能な一対の球体5bが配設されている。
一対のコイルバネ5aと一対の球体5bとにより、一対の弾性体5が形成される。
環状部材1、2、4と、弾性体3、5とにより、既存のシングルレバー混合水栓に後付け可能なクリック機構Aが構成される。
【0011】
クリック機構Aは下記手順で予め組み立てられてユニット化されている。
一対の穴2bに一対のコイルスプリング3aを嵌入させ、当該一対のコイルスプリング3aの端部に一対の球体3bを係合させた状態で、一対の球体3bを一対の波状凹凸1cに対峙させつつ、一対の爪2aを環状段部1bに係合させて、環状部材2を環状部材1に係合させる。一対の弾性体3が一対の波状凹凸1cに押し付けられる。
一対の穴4bに一対のコイルスプリング5aを嵌入させ、当該一対のコイルスプリング5aの端部に一対の球体5bを係合させた状態で、一対の球体5bを一対の波状凹凸2dに対峙させつつ、一対の爪4aを一対の円弧状溝2eに係合させて、環状部材4を環状部材2に係合させる。一対の弾性体5が一対の波状凹凸2dに押し付けられる。
弾性体3の復元力により、一対の爪2aと環状段部1bとの当接状態が維持され、弾性体5の復元力により一対の爪4aと一対の円弧状溝2e側壁との当接状態が維持されることにより、環状部材1、2、4と、弾性体3、5とが一体化され、クリック機構Aが形成される。
【0012】
クリック機構Aの後付け作業を説明する。
ネジ301を緩め、ボス部302をバルブ機構駆動ロッド102から抜き出して、既存のシングルレバー混合水栓から操作レバー300を取り外す。既存のディスクバルブユニットのケーシング小径円筒部101aが、ユニット押さえ201の端部でシングルレバー混合水栓本体200から外部へ露出する。
クリック機構Aのスプライン1aをスプライン101cに緊密に係合させて、環状部材1をバルブユニットケーシングの小径円筒部101aの他端部に外嵌合固定する。
ボス部302をクリック機構Aの環状部材4、2に挿通し、ネジ301を用いてボス部302をバルブ機構駆動ロッド102に固定する。ボス部302は、環状部材4に対して相対揺動不能に且つ相対回転不能に挿通され、環状部材2に対して円弧面2cの延在方向に相対揺動可能に且つ相対回転不能に挿通される。
上記作業により、図5に示すように、クリック機構Aが既存のシングルレバー混合水栓に後付けされる。
操作レバー300からクリック機構Aに印加される押圧力により、環状部材4が弾性体5の復元力に抗して環状部材2へ接近し、環状部材2が弾性体3の復元力に抗して環状部材1へ接近する。この結果、一対の爪2aと環状段部1bとの当接状態が解除され、一対の爪4aと一対の円弧状溝2e側壁との当接状態が解除される。環状部材1に対する環状部材2のスムーズな相対回転が可能になり、環状部材2に対する環状部材4の円弧面2cに沿ったスムーズな相対移動が可能になる。
【0013】
環状部材2が環状部材1に対し相対回転する際には、穴2bにコイルスプリング3aが嵌入し、コイルスプリング3aの端部に球体3bが押圧係合することにより、環状部材2に係止された弾性体3は、環状部材2と一体となって環状部材1に対し相対回転する。環状部材4が環状部材2に対して相対移動する際には、穴4aにコイルスプリング5aが嵌入し、コイルスプリング5aの端部に球体5bが押圧係合することにより、環状部材4に係止された弾性体5は、環状部材4と一体となって環状部材2に対して相対移動する。
【0014】
クリック機構Aの作動を説明する。
操作レバー300を上下に揺動させて、シングルレバー混合水栓の吐出水流量を調整する際には、ボス302に付勢されて、環状部材4が、環状部材2に対し円弧面2cに沿って相対移動する。環状部材4に係止された弾性体5が環状部材4と一体となって環状部材2に対し円弧面2cに沿って相対移動する。弾性体5の球体5bが円弧面2cに形成された波状凹凸2dに係合するので、環状部材4は環状部材2に対してステップ状に相対移動する。この結果、操作レバー300はステップ状に揺動し、吐出水流量の急激な増減が防止され、止水の際の水撃発生が防止され、また節水も実現される。
操作レバー300を左右に回転させて、シングルレバー混合水栓の吐出水温度を調整する際には、ボス302に付勢されて、環状部材4と環状部材2とが、環状部材1に対し相対回転する。環状部材2に係止された弾性体3が環状部材2と一体となって環状部材1に対し相対回転する。弾性体3の球体3bが環状部材1の端面に形成された波状凹凸1cに係合するので、環状部材2は環状部材1に対してステップ状に相対回転する。この結果、操作レバー300はステップ状に回転し、吐出水温度の急激な変動が防止される。
【0015】
クリック機構Aは、クリック機構を備えない既存のシングルレバー混合水栓から操作レバー300を取り外すだけで、ディスク式バルブユニット100を水栓本体200から取り外すことなく、容易に既存のシングルレバー混合水栓に後付けすることができる。
弾性体3の球体3bは自由に回転するので、弾性体3が環状部材1に対して相対回転する際に、波状凹凸1cに柔軟に追随できる。弾性体5の球体5bは自由に回転するので、弾性体5が環状部材2に対して相対移動する際に、波状凹凸2dに柔軟に追随できる。従って、弾性体3、5の作動時の信頼性は高い。
ディスク式バルブユニット100のケーシング小径円筒部101a外周面に予めスプライン101cを形成しているので、クリック機構Aを既存のシングルレバー混合水栓に後付けする際に、環状部材1を小径円筒部101aに容易に外嵌合固定することができる。
【0016】
環状部材1をケーシング小径円筒部101aにスプライン係合させるのに代えて、環状部材1をケーシング小径部101aに圧入固定しても良い。ケーシング小径円筒部101aにスプラインが形成されていない既存のシングルレバー混合水栓にも、クリック機構Aを後付けすることができる。
コイルスプリングと球体とにより弾性体3、5を形成するのに代えて、弾性素材から成る先端を丸めた棒状体により弾性体3、5を形成しても良く、環状部材2、4に形成した凹部に嵌合するくの字に折り曲げた板バネにより弾性体3、5を形成しても良く、環状部材2、4に形成した突起により弾性体3、5を形成しても良く、他の任意の方法で弾性体3、5を形成しても良い。
環状部材1に弾性体3を収容し、環状部材2に波状凹凸1cと同様の波状凹凸を形成しても良い。
波状凹凸1c、2dは、サイン波、三角波、台形波、角を丸めた矩形波等、弾性体3、5の相対移動を妨げない任意の波形で良い。
【0017】
ケーシング小径円筒部101aの他端部に、操作レバー300の過大回転を阻止する回転ストッパーが配設されている場合には、操作レバー300の回転範囲を更に規制して熱湯の吐出を阻止したい場合等に既存の回転ストッパーに後付け可能な追加の回転ストッパーとして、環状部材1を利用することができる。以下に詳述する。
図6に示すように、シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニット100は、バルブ機構駆動ロッド102が相対揺動可能に且つ相対回転不能に挿通されると共に、回転摺動可能に小径円筒部101aによって支持されるレバーガイド103を有している。
レバーガイド103の、小径円筒部101aの他端部を介して外部環境に暴露される端部の一部が所定周方向長さと所定軸方向長さに亘って切り欠かれ、一対の回転ストッパー面103a、103bが形成されている。小径円筒部101aの他端部内周面に、回転ストッパー面103a、103bに係合可能なストッパー突起101dが形成されている。回転ストッパー面103a、103bとストッパー突起101dとにより、第1回転ストッパーが形成されている。第1回転ストッパーの回転ストッパー面103a、103bが、ストッパー突起101dに係合することにより、バルブ機構駆動ロッド102ひいては操作レバー300の過大回転が阻止される。
第1回転ストッパーのストッパー機構は、ケーシング小径円筒部101aの、大径円筒部101bから離隔する側の端部に在るので、操作レバー300の回転範囲を更に規制して熱湯の吐出を阻止したい場合等に、操作レバー300をバルブ機構駆動ロッド102から取り外して、更なるストッパー機構を第1回転ストッパーに容易に後付けすることができる。
【0018】
図7に示すように、前記環状部材1の内縁に、波状凹凸1cが形成された一端から他端へ向けて延びるストッパー突起1dが延びている。環状部材1は、第2回転ストッパーを形成している。
【0019】
第2回転ストッパーのスプライン1aをスプライン101cに緊密に係合させて、第2回転ストッパーをバルブユニットケーシングの小径円筒部101aに外嵌合固定すると、図8に示すように、第2回転ストッパーのストッパー突起1dが、小径円筒部101aの端部を跨いで、第1回転ストッパーのストッパー突起101dと回転ストッパー面103bとの間に嵌挿され、ストッパー突起101dに隣接する。
【0020】
図9に示すように、第1回転ストッパーの回転ストッパー面103bが第2回転ストッパーのストッパー突起1dに係合することにより、操作レバー300の吐出水温度上昇方向への回転が規制され、熱湯の吐出が阻止される。
環状部材1が形成する第2回転ストッパーは、上記説明から分かるように、第1回転ストッパーに容易に後付け可能である。
ディスク式バルブユニット100のケーシング小径円筒部101a外周面に予めスプライン101cを形成しているので、図10に示すように、第2回転ストッパーのケーシング小径円筒部101aに対する周方向の係止位置を容易に調整することができ、ひいてはストッパー突起1dと回転ストッパー面103bとの周方向相対位置を容易に調整することができ、吐出水温度の最高値を容易に調整することができる。
【0021】
【発明の効果】
上記説明から分かるように、本発明に係るクリック機構は、既存のシングルレバー混合水栓から操作レバーを取り外すだけで、ディスク式バルブユニットを水栓本体から取り外すことなく、容易に既存のシングルレバー混合水栓に後付けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シングルレバー混合水栓の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るシングルレバー混合水栓用クリック機構の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るシングルレバー混合水栓用クリック機構の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係るシングルレバー混合水栓用クリック機構の分解斜視図である。
【図5】既存のシングルレバー混合水栓に後付けされた状態での、本発明の実施例に係るシングルレバー混合水栓用クリック機構の斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓のディスク式バルブユニットのクリック機構を除いた斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例に係るクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓のディスク式バルブユニットの部分分解斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例に係るクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓のディスク式バルブユニットの部分斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例に係るクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓のディスク式バルブユニットの部分斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例に係るクリック機構を備えるシングルレバー混合水栓のディスク式バルブユニットの部分斜視図である。
【符号の説明】
A シングルレバー混合水栓用クリック機構
1、2、4 環状部材
1d ストッパー突起
3、5 弾性体
100 ディスク式バルブユニット
101 ケーシング
101a 小径円筒部
103a、103b 回転ストッパー面
101d ストッパー突起
200 水栓本体
300 操作レバー

Claims (5)

  1. 小径円筒部と大径円筒部と小径円筒部の一端と大径円筒部の一端とを連結する円環部とから成るケーシングと、ケーシング内に収容されたディスク式バルブ機構と、小径円筒部の他端からケーシング外へ突出するバルブ機構駆動ロッドとを有するシングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのケーシング小径円筒部の他端部に外嵌合固定可能な第1環状部材と、第1環状部材に相対回転可能に係合可能な第2環状部材とを備え、第1環状部材の第2環状部材に対峙する端面又は第2環状部材の第1環状部材に対峙する端面に周方向へ進行する波状凹凸が形成され、第2環状部材又は第1環状部材に係止され第1環状部材の波状凹凸又は第2環状部材の波状凹凸へ押し付けられる第1弾性体を備え、第2環状部材の第1環状部材から離隔する側の端面に円弧面が形成され、当該円弧面に円弧の延在方向へ進行する波状凹凸が形成され、前記円弧面に沿って第2環状部材に対して相対移動可能な第3環状部材を備え、第3環状部材に係止され第2環状部材の波状凹凸へ押し付けられる第2弾性体を備え、シングルレバー混合水栓の操作レバーは、第3環状部材に相対揺動不能に且つ相対回転不能に挿通され、第2環状部材に円弧面の延在方向に相対揺動可能に且つ相対回転不能に挿通されてシングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのバルブ機構駆動ロッドに固定されることを特徴とするシングルレバー混合水栓用クリック機構。
  2. 第1弾性体は、第2環状部材の端面に形成された穴又は第1環状部材の端面に形成された穴に嵌合可能なコイルバネとコイルバネの端部に係合可能な球体とを有し、第2弾性体は、第3環状部材の端面に形成された穴に嵌合可能なコイルバネとコイルバネの端部に係合可能な球体とを有することを特徴とする請求項1に記載のシングルレバー混合水栓用クリック機構。
  3. シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットのケーシング小径円筒部外周面に形成されたスプラインに係合可能なスプラインが第1環状部材の内周面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシングルレバー混合水栓用クリック機構。
  4. シングルレバー混合水栓用ディスク式バルブユニットは、バルブ機構駆動ロッドが相対揺動可能に且つ相対回転不能に挿通されると共に回転摺動可能に前記ケーシング小径円筒部によって支持されるレバーガイドを有し、前記ケーシング小径円筒部の他端部内周面に突起が形成され、前記突起との係合面がレバーガイドに形成され、第1環状部材の内周に突起が形成され、当該突起は、第1環状部材が前記小径円筒部に外嵌合固定された状態で小径円筒部の他端部を跨いでいることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシングルレバー混合水栓用クリック機構。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のクリック機構を備えることを特徴とするシングルレバー混合水栓。
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