JP2577473B2 - 自動車の空調風吹出装置 - Google Patents

自動車の空調風吹出装置

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JP2577473B2
JP2577473B2 JP1192224A JP19222489A JP2577473B2 JP 2577473 B2 JP2577473 B2 JP 2577473B2 JP 1192224 A JP1192224 A JP 1192224A JP 19222489 A JP19222489 A JP 19222489A JP 2577473 B2 JP2577473 B2 JP 2577473B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の室内の環境を快適にするための、
空調風吹出装置に関するものである。
従来の技術 従来の空調風吹出装置としては、例えば第34図に示す
ようなものがある。図において、101はダクト、102は空
調装置本体、103a,103b,103c,103dは各乗員112,112の前
方左右に位置するようにしてインストルメントパネルに
設置した吹出口、104はこれら吹出口に配設したフィン
(導風板)、105はアクチュエータ、106はファン、107
は温度検出器、108は基準温度設定器、109はエバポレー
タ、110はエアミックスドア、111はヒータコアである。
この従来例は、基準温度設定器108による信号と温度
検出器107による信号とを比較して、検出温度が設定温
度以上になった時、フィン104をアクチュエータ105で回
動し、対象乗員112に直接当たらないように拡散させて
いた吹出風を、車室内に吹き出すようにしたものであ
る。
また他の従来例としては、室内温と設定温度との偏差
に応じて集中吹出と全体吹出とを切り換えるものがあ
る。さらにまた、従来の吹出口においては、吹き出す風
の範囲は変化せず、風向きが左右あるいは上下に変化す
るものが一般的である。この形式の吹出口は前席の対象
乗員に集中する風向きから、徐々に乗員の肩口への風向
きに変化し、ついで後席に届くような中立的な風向きに
なり、最終的には前席の非対象乗員方向へ風向きを調節
することができる。このため、このような吹出口では集
中モード、中立吹出モード、回避モードを連続的に選択
することが可能である(実開昭56−28419号公報、特開
昭56−160213号公報等参照)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の空調装置にあって
は、吹出風向きを対象乗員方向へ集中させるか又は対象
乗員を回避して対象乗員以外へ向かせるようにしたも
の、或は対象乗員へ集中させるか又は全体へ拡散させる
ようにしたものが一般的であった。
このように吹出風向きについて、対象乗員に空調風を
集中させる「集中吹出モード」、対象乗員を含みながら
車室内の領域へ空調風を吹き出す「拡散吹出モード」、
そして対象乗員は含まず車室内へ空調風を送風する「回
避吹出モード」のうち、いずれか2個の吹出モードだけ
が可能であって、3個の全モードが可能なものはなかっ
た。
このため、対象乗員にとっては、集中吹出モード、拡
散吹出モードおよび回避吹出モードのうち2個のモード
しか選べないため、例えば拡散吹出モードと集中吹出モ
ードとを選択したときには、常に前席の対象乗員に配風
され、常時風が当たるために、乗員が風当たりの嫌み感
を感じて配風を停止すると、車室内の温度制御ができな
くなってしまう。
また、拡散吹出モードと中立吹出モードとを選択した
ときには、夏期非常に暑い場合に、乗員に冷風を集中し
て配風するモードがないので、乗員の空調快適性が著し
く低下する。
更に、拡散吹出モードと回避吹出モードとを選択した
ときには、前記した拡散モードと中立吹出モードとを選
択したときと同じく、乗員に集中する吹出モードがない
ために乗員の快適性を損なう等の問題点があり、上記3
モードのいずれのモードをも無視するわけには行かな
い。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、対象乗員の空
調に対する全ての要望を満たした空調装置を提供しよう
とするものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための本発明は、吹出口匡体に回
転可能に軸支された複数枚のフィンと、前記吹出口匡体
の外部に配設され、かつ前記フィンと同数の溝を有する
溝形成体と、該溝形成体の溝のそれぞれに係合する突起
を有し、かつ前記フィンのそれぞれに連係されたリンク
機構と、前記溝形成体を移動させて前記リンク機構を介
して前記フィンを回転させる溝形成体移動手段とで吹出
ユニットを構成するとともに、該吹出ユニットの乗員の
前方左右に位置するようにしてインストルメントパネル
に一対設置し、前記突起が溝形成体の溝の一端に係合し
ている時には、前記フィンの全てが乗員に対して斜め内
側に配置され、前記突起が溝の中間部に移動するのにと
もなって、前記フィンのうち、最も外側にある2つのフ
ィンが外側に向かって徐々に回転し、前記突起が溝の他
端まで達した時には、前記フィンの全てが外側に向かっ
て斜めに配置されるようにしたことを特徴とする。
実施例 以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1,2図は
本発明に係る吹出ユニットの第1実施例を示す図であ
る。
まず構成を説明する。1は空調風の吹き出す吹出口2
の外壁を構成する匡体であり、3a,3b,3cは吹出方向を切
り換えるためのフィンである。フィン3a,3b,3cは、第2
図に示すように軸4により吹出口匡体1の上壁1a及び下
壁1bにそれぞれ回転可能に支持されている。フィン3a,3
b,3cの各軸4にはリンク5の一端が固定されており、該
リンク5の他端部に設けた突起6を、溝形成体7に穿設
された溝8にそれぞれ係合させるている。つまり、フィ
ン3a,3b,3cはこのようなリンク機構を介して溝形成体7
に連係されている。
また、この吹出ユニットは、次のように構成された溝
形成体移動手段を備えている。溝形成体7は歯車機構9
によりモータ10の回転を匡体上壁1aに沿った運動に変換
する。モータ10はモータ支持台11により、吹出口匡体1
の側壁1cに取り付けられている。そして、モータ10は配
線12により図示しない制御装置に接続されており、該制
御装置により回転、停止および回転方向を規定される。
なお、この吹出ユニットは、第34図に示した従来例と同
様、乗員の前方左右に位置するようにしてインストルメ
ントパネルに一対設置されている。
次に作用を第3図乃至第6図を参照して説明する。
左右の吹き出しユニットの溝形成体7,7には、第3図
(a)又は第3図(b)に図示したように、形状の異な
る溝8がそれぞれ3本形成されている。そして、溝形成
体7を匡体上壁1aに沿って移動させると、溝形成体7の
溝8に係合している突起6が溝8内を移動しリンク5を
駆動するので、フィン3a,3b,3cが軸4を中心に回転す
る。
第4〜第6図は各吹出モードでの対象乗員13に対する
吹出口からの風向きを模式的に図示したものである。
熱負荷の大きな状態、例えば、自動車を炎天下に放置
しておいた場合、空調装置の運転直後には、第4図に示
すように、乗員13に対し左前方に位置する溝形成体7は
吹出口匡体2の手前側に移動し、突起6を溝8の後端に
係合させている。また、乗員13の右前方に位置する溝形
成体7は吹出口匡体2の奥側に移動し、突起6を溝8の
前端に係合させている。このとき、左右の吹出口ユニッ
トのフィン3a,3b,3cは、互いに平行な状態で乗員13の方
向を向いているので、吹出風は乗員13に集中して吹き出
される(この状態を集中吹出モードという)。
空調装置の運転後、熱負荷が小さくなるのにともなっ
て、左右の溝形成体7,7を前後に徐々に移動させてい
く。このとき、左側の吹出口2にあるフィンは、第5図
に示すように、外側のフィン3aと中央のフィン3bが外側
へ向かって徐々に回転していくのに対し、内側のフィン
3cは殆ど回転せず、乗員13の方向を向いたままになって
いる。また、外側のフィン3aの回転速度は中央のフィン
3bのそれよりも大きくしてある。なお、右側の吹出口2
にあるフィン3a,3b,3cについても、同様の動作が行われ
る。このようなフィン3a,3b,3cの回転にともなって、吹
出風が乗員13の側方に拡散し、乗員13に当たる風量が低
下していく(この状態を拡散吹出モードという)。
熱負荷が小さくなるのにともなって、溝形成体7,7を
さらに移動させると、左右の吹出口2,2にある内側のフ
ィン3a,3cも外側へ回転し始め、第6図に示すように、
突起6が溝7の端まで達した時には、フィン3a,3b,3cの
全てが外側に向かって斜めに配置され、吹出風が乗員13
に直接当たらなくなる(この状態を回避吹出モードとい
う)。
第7図には、本発明の第2実施例を示す。この実施例
は第1リンク及び第2リンクよりなるリンク機構を用い
てフィンを回転するようにしたものである。
まず構成を説明する。14は吹出口2の外壁を構成する
匡体であり、3a,3b,3cは吹出風の方向を切り換えるため
のフィンである。第8図は、フィン3a,3b,3cが吹出口2
に対して垂直方向に配置された場合の断面を図示したも
ので、吹出口匡体14の上壁部は二重構造を形成してお
り、フィン3a,3b,3cは軸4により吹出口匡体14の二重構
造上壁部の下側壁14bおよび下壁部14cに回転支持されて
いる。
フィンの軸4は第1リンク15の一端に固定され、該第
1リンク15の他端には突起16が設置されている。そし
て、該突起16は第2リンク17の一端に穿たれた長穴18に
係合している。第2リンク17は、長穴18の反対側端部に
取り付けられている軸19により二重構造上壁部の上側壁
14aに回転自由に支持され、その中間部に設置された突
起20を溝形成体7の溝8に係合している。溝形成体7は
歯車機構9によりモータ10の回転を上記上側壁14aに沿
った運動に変換する。モータ10はモータ支持台11により
吹出口匡体側壁14dに取り付けられている。そして、モ
ータ10は配線12により図示しない制御装置に接続され、
回転、停止および回転方向を規制される。
溝形成体7,7には、第9図(a)及び第9図(b)に
示すように、ほぼ左右対象に溝8が形成されている。
次に作用を説明する。溝形成体7を匡体14の二重構造
上壁部の上側壁14aに沿って移動させると、溝形成体7
の溝8に第2リンク17の中間部に設置された突起20が係
合しているので、第2リンク17は軸19を中心に回転す
る。すると、第2リンク17の一端部に穿たれた長穴18に
第1リンク15の一端に設置された突起16が係合している
ために、第1リンク15も軸4を中心に回転する。従っ
て、軸4に固定されているフィン3a,3b,3cが溝形成体7
の移動に応じて回転する。
第10〜12図は、各吹出モードでの対称乗員13に対する
吹出口2からの風向きを模式的に図示したものである。
第10図は集中吹出モードを示し、左右の溝形成体7が
ともに匡体14の手前側に移動し、第2リンク17の突起20
が溝8の後端に位置している。このため、第2リンク17
は大きく傾くので、第1リンク15は乗員13の方向に向け
て大きく傾く。従って全てのフィン3a,3b,3cは乗員13の
方向を向く。
同様にして第11図は溝形成体7が中間位置にある拡散
吹出モード、第12図は溝形成体7が匡体14の奥側にある
回避吹出モードである。
第13図には、本発明の第3実施例を示す。この実施例
は、第2リンク21の溝形成体7の溝8に係合する突起22
を、第2リンク21の回転中心軸23に対して第1リンク15
の突起16が係合する長穴18と反対側に設けたものであ
る。
本実施例によれば第2リンク21のより小さい回転によ
って、フィン3a,3b,3cを所定角回転させることができ
る。
第14,15図には、本発明の第4実施例を示す。この実
施例は、第2実施例と同様の構造を有するリンク機構を
利用し4枚のフィンを使用して、乗員に対する空調風の
吹出モードに変化をもたせたものである。
まず構成を説明する。なお、第2実施例と同じ構成部
分には同じ符号を付す。24は吹出口2の外壁を構成する
匡体であり、3a,3b,3c,3dは吹出方向を切り換えるため
のフィンである。フィン3a,3b,3c,3dは第15図に示すよ
うに軸4により吹出口匡体24の二重構造上壁部の下側壁
24bおよび下壁部24cに回転支持されている。
フィンの軸4は第1リンク15の一端に固定され、第1
リンク15の他端部に設けた突起16を、第2リンク17に形
成された長穴18に係合している。第2リンク17は突起20
を溝形成体25の溝26に係合し、更に軸19により匡体24の
壁24aに回転可能に支持されている。
溝形成体25は歯車機構9によりモータ10の回転を上壁
部の上側壁24aに沿った運動に変換する。モータ10はモ
ータ支持台11により吹出口匡体24の側壁24dに取り付け
られている。そして、モータ10は配線12により図示しな
い制御装置に回転、停止および回転方向を規制されてい
る。
また吹出口匡体24の乗員側に位置する側壁24dには、
傾斜面24eが設けられて、吹出口が拡開されている。
次に作用を説明する。溝形成体25には第16図に示すよ
うに溝26が4本穿設されている。そして、第17図から第
21図に示すように溝形成体25の匡体24上側壁24aに沿っ
ての運動に応じてフィン3a,3b,3c,3dは軸4を中心に回
転する。
第17図〜第21図は各吹出モードでの対称乗員13に対す
る吹出口2からの風向きを模式的に図示したもので、第
17図は、溝形成体25が最も奥(吹出口2の反対側)に位
置しており、フィン3a,3b,3c,3d全てが乗員の方向を向
いた、集中吹出モードを示している。
同様に、第18図は、集中吹出モードと拡散吹出モード
との中間的な吹出モード、第19図は拡散吹出モード、第
20図は中立吹出モード、第21図は回避吹出モードであ
る。
ここで、側壁24dの傾斜した部分24eは、集中吹出モー
ドの場合にフィン3aで規制された空調風がこの傾斜した
側壁24eに沿って流れるので、対象乗員に空調風がスム
ースに到達できるという効果がある。
次に、この吹出ユニットを用いた場合の空調風の吹出
範囲を模式的に第22図〜第26図に示す。第22図は空調風
27が乗員13に集中して強く当たる集中吹出モード、第23
図は集中吹出モードと拡散吹出モードとの中間的な吹出
モード、第24図は拡散吹出モード、第5図は中立吹出モ
ード、第26図は回避吹出モードである。
これらの吹出モードは溝形成体25の最も奥の位置より
吹出口2方向への移動に従って変化するようになってい
る。従って、第22図の集中吹出モードから第26図の回避
吹出モードまで、溝形成体25の移動にしたがって風向き
の変化,風速範囲の変化が乗員にとって非常に強い状態
からまったく風のこない状態まで順次変化するので、風
向きおよび風速制御が乗員にとってわかり易い。
第27図は乗員に対する空調風の風向きおよび風速制御
の結果を示すために、発明者が実験により乗員位置での
各吹出モードにおける空調風の水平方向風速分布を求め
た結果を図示したものである。
風向きの変化、風速の変化が乗員にとって非常に強い
集中吹出モード状態から全く風が来ない回避モード状態
まで、溝形成体25の移動につれて変化していることが分
かる。
第28図には、本発明の第5実施例を示す。この実施例
は4枚のフィンを有する吹出口と3枚のフィンを有する
吹出口とを組み合わせて使用し、乗員より見て車体中央
側の吹出口に4枚のフィンを有する吹出口を使用したも
ので、乗員13前方には4枚フィンの匡体24と3枚フィン
の匡体14とが配置される。
本実施例によれば、構造が簡単な3枚のフィンを有す
る吹出口を使用するのでコスト的にも安く、しかも4枚
フィンの吹出口を乗員前方左右に使用した場合と略同等
の効果が得られる。なお、第28図は集中吹出モードを、
第29図は集中吹出モードと拡散吹出モードとの中間的な
吹出モードをそれぞれ示している。
第30図には本発明の第6実施例を示す。この実施例は
複数(第30図では2個)の溝形成体を用いたもので、上
段のフィン29と下段のフィン30とが、それぞれ溝形成体
31,32によってフィン角度を調整できるようにしたもの
である。
両溝形成体31,32の移動はモータ10の回転運動を回転
伝達機構33と歯車機構9とにより、それぞれ独自の平面
運動に変えることにより行う。回転伝達機構としては、
図示はしないが、例えばベルトを2本用いた2つの歯車
機構がそれぞれ同方向及び逆方向に回転するように構成
する等も考えられる。このようにフィン角度の調節は、
必要に応じて既知の機構を用いて実施することができ
る。
第31図〜第33図は、上下段のフィンの角度を上段フィ
ン29を実線で下段フィン30を点線で示したものである。
第31図は、上段フィン29による風向きを図中右向き
に、下段フィン30による風向きを図中左向きにすること
により、拡散吹出モードを作り出している例である。
第32図は上下段フィン29,30を図において共に右方向
へ向けることで集中吹出モードを得た例である。
第33図は上段フィン29の一部を右方向に、下段フィン
30の一部を左方向へ向けることで、中央への吹出量を最
も多くしつつ拡散風を得るようにしたものである。
このように、この実施例によれば、吹出口2の幅が狭
い場合でも使用者の意図通りの吹出方向を選択すること
ができる。
以上説明した実施例においては、モータをアクチュエ
ータとして利用したが、モータに限らず電磁力を利用す
るものであっても良く、特に自動車に適用する場合、自
動車エンジンの吸入管負圧を利用してもよい。また形状
記憶合金の温度を設定することによってアクチュエータ
として利用してもよい。
また、実施例においては平板状のカム形状体を用いた
が、吹出口の形状によっては、平板状によらない方がむ
しろ都合がよい場合も考えられ、フィン角度を調節でき
るものであれば、どのような形態でもかまわないことは
いうまでもない。
なお、以上の実施例ではフィンの枚数が4枚の場合ま
で説明したが5枚以上でもよく構造的には複雑となるが
この場合には隣合うフィン間の流路のフィンに沿う方向
が小さくなるので、フィンからの剥離流れの領域が小さ
くなり、フィンに流れが沿いやすくなるという効果があ
る。
発明の効果 以上説明してきたように、本発明によれば、集中吹出
モード、拡散吹出モード、回避吹出モードのすべてを自
動的に選択することができるばかりでなく、乗員の好み
に応じて、中間的吹出モードの設定も可能になり、空調
快適性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図はフ
ィンが吹出口に対して垂直方向に配置された場合のフィ
ンの取付状態を示す断面図、第3図は溝形成体の概要を
示す平面図、第4〜6図は溝形成体の移動位置とフィン
の回転状態および対象乗員に対する吹出風のモードを示
す説明図で、各々第4図は集中吹出モード、第5図は拡
散モード、第6図は回避モードを示す説明図、第7図は
本発明の第2実施例を示す斜視図、第8図はフィンが吹
出口に対して垂直方向に配置された場合のフィンの取付
状態を示す断面図、第9図は溝形成体の概要を示す平面
図、第10〜12図は溝形成体の移動位置とフィンの回転状
態および対象乗員に対する吹出風のモードを示す説明図
で各々、第10図は集中吹出モード、第11図は拡散吹出モ
ード、第12図は回避吹出モードを示す説明図、第13図は
本発明の第3実施例を示すフィンが吹出口に対して垂直
方向に配置された場合のフィンの取付状態を示す断面
図、第14図は本発明の第4実施例を示す斜視図、第15図
はフィンが吹出口に対して垂直方向に配置された場合の
フィンの取付状態を示す断面図、第16図は溝形成体の概
要を示す平面図、第17〜21図は溝形成体の移動位置とフ
ィンの回転状態および対象乗員に対する吹出風のモード
を示す説明図で各々、第17図は集中吹出モード、第18図
は集中吹出モードと拡散吹出モードとの中間的な吹出モ
ード、第19図は拡散吹出モード、第20図は中立吹出モー
ド、第21図は回避吹出モードを示す説明図、第22〜26図
は各々の吹出モードにおける空調風の吹出範囲を模式的
に示した説明図で各々、第22図は集中吹出モード、第23
図は集中吹出モードと拡散吹出モードとの中間的吹出モ
ード、第24図は拡散吹出モード、第25図は中立吹出モー
ド、第26は回避吹出モードを示す説明図、第27図は乗員
位置での各吹出モードにおける空調風の水平方向風速分
布を示す図、第28図は本発明の第5実施例の概要を示す
平面図、第29図は第28図の吹出モードと異なる吹出モー
ドを示す平面図、第30図は本発明の第7実施例を示す斜
視図、第31〜33図は各吹出モードにおけるフィンへの回
転状態を示す説明図で各々、第31図は拡散吹出モード、
第32図は集中吹出モード、第33図は中央への吹出量を多
くしつつ拡散風を得るようにした吹出モードを示す説明
図、第34図は従来例の概略全体構成を示す図である。 1……吹出口匡体、1a……匡体上壁、1b……匡体下壁、
1c……匡体側壁、2……吹出口、3a,3b,3c,3d……フィ
ン、4……フィン軸、5……リンク、6……突起、7…
…溝形成体、8……溝、9……歯車機構、10……モー
タ、13……対象乗員、14……吹出口匡体、14a……匡体
二重構造上壁部上側壁、14b……匡体二重構造上壁部下
側壁、14c……匡体下壁、14d……匡体側壁、15……第1
リンク、16……突起、19……軸、20……突起、22……突
起、23……軸、17……第2リンク、18……長穴、24……
吹出口匡体、24a……匡体二重構造上壁部上側壁、24b…
…匡体二重構造上壁部下側壁、24c……匡体下壁、24d…
…匡体側壁、25……溝形成体、26……溝、27……空調
風、28……固定フィン吹出口、29……上段フィン、30…
…下段フィン、31,32……溝形成体、33……回転伝達機
構。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹出口匡体に回転可能に軸支された複数枚
    のフィンと、前記吹出口匡体の外部に配設され、かつ前
    記フィンと同数の溝を有する溝形成体と、該溝形成体の
    溝のそれぞれに係合する突起を有し、かつ前記フィンの
    それぞれに連係されたリンク機構と、前記溝形成体を移
    動させて前記リンク機構を介して前記フィンを回転させ
    る溝形成体移動手段とで吹出ユニットを構成するととも
    に、該吹出ユニットを乗員の前方左右に位置するように
    してインストルメントパネルに一対設置し、前記突起が
    溝形成体の溝の一端に係合している時には、前記フィン
    の全てが乗員に対して斜め内側に配置され、前記突起が
    溝の中間部に移動するのにともなって、前記フィンのう
    ち、最も外側にある2つのフィンが外側に向かって徐々
    に回転し、前記突起が溝の他端まで達した時には、前記
    フィンの全てが外側に向かって斜めに配置されるように
    したことを特徴とする自動車の空調風吹出装置。
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