JP3343770B2 - 風向調整装置 - Google Patents

風向調整装置

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JP3343770B2
JP3343770B2 JP01091995A JP1091995A JP3343770B2 JP 3343770 B2 JP3343770 B2 JP 3343770B2 JP 01091995 A JP01091995 A JP 01091995A JP 1091995 A JP1091995 A JP 1091995A JP 3343770 B2 JP3343770 B2 JP 3343770B2
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貞之 河上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の室内環境を
良好にするため設置される空調装置から送り出される温
調空気の風向きを多様なモードに調整できる風向調整装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダッシュボードの空調用の空気吹出口
は、通常4個所程度に設置される。この4個所の空気吹
出口は、それぞれに複数枚の風向調整羽根を有してお
り、各空気吹出口毎に前記風向調整羽根の向きが変更可
能に構成されている。また、例えば特開平3−1746
1号公報に開示されている如く各空気吹出口毎にその向
きを変更することにより全体として風向きを搭乗者に向
けるモード、向けないモードなど、快適な空調のための
多様な風向調整が行われる。
【0003】前記公報に開示された空気吹出口の構成を
簡単に説明すると、回動軸を中心に回動可能に軸支され
た複数枚の風向調整羽根と、該風向調整羽根の回動方向
と回動角度とを規制するガイド溝を有するスライドプレ
ートの溝に係合する溝係合軸を有すると共に、その一端
を前記風向調整羽根の回動軸に固定されたリンク機構
と、前記スライドプレートを移動させて前記リンク機構
を介して前記風向調整羽根を回動させるスライドプレー
ト摺動装置とを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記公報に
開示された空気吹出口の構成によれば、多数の風向調整
羽根に加えて、同羽根の枚数に対応する多数のリンク
と、各リンクを一斉に動作させるためのスライドプレー
トとを組み合わせることが必要であり、構造が複雑化し
て部品点数が多く、極めて組立てに要する工程が煩雑と
なり、コストの増加を招く。また、機構が複雑なうえに
可動部分が多いため各部材の円滑な動きが難しく、更に
は摺動溝やリンク等の存在により空気吹出時における風
切り音や風量の損失が増加する。
【0005】本発明は、上述の課題を解消することを目
的としてなされたものであり、具体的には構造が簡単で
風量の損失がなく且つ複数の垂直羽根群が所定の関係を
もって所望の回動角を回動させることにより、多様な配
風特性が得られる風向調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本発明の
主要な構成をなす操作部と複数の羽根群とを備え、一の
操作部と複数の羽根群とが伝動機構を介して連結され、
同操作部の作動による各羽根群間の回動角度が相互に異
なるように設定されてなることを特徴とする風向調整装
置により達成される。前記羽根群には、水平羽根群又は
垂直羽根群のいずれかをも含む。
【0007】そして、前記伝動機構としては歯車群を採
用することができ、この場合には各羽根群の回転歯車の
ギヤ比を異ならせて構成し、このとき同時にベルトとプ
ーリとを併用することも可能である。また、前記伝動機
構としてベルトとプーリを主体として採用することも可
能であり、そのときは各羽根群の回動プーリ間の径を所
定の径比をもって構成する。この場合に前記プーリを楕
円プーリとすることもある。更に本発明の好ましい態様
によれば、複数の羽根群を一の操作部の作動に連動して
間欠的に回動させる。
【0008】
【作用】一基の空気吹出口に設置される複数の例えば垂
直羽根を少なくとも二つの群に分け、各垂直羽根群を一
の操作部の作動により連動する伝動機構を有し、この伝
動機構を介して一の垂直羽根群と他の垂直羽根群の回動
角度を異なさせて連続的または間欠的に回動調整し、も
って垂直羽根群の配風特性を拡散風、集中風、平行風等
の多様で且つ連続的な調整を可能にする。
【0009】しかも、本発明の上記風向調整装置は構造
が単純化されているため、組立工程の煩雑化が回避さ
れ、更には空気吹出路内に不要な部材が存在しないこと
とが相まって風量ロスの低減と作動の円滑化を実現す
る。なお、これらの作用は垂直羽根群に限定されること
なく、複数枚の羽根を水平に配設すると共に、それらの
羽根を二つの群に分けた水平羽根群を備えた風向調整装
置についても同様である。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す代表的な実施例に
基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る風向調
整装置1の代表的な第1実施例を示す外観図であり、同
図において符号10は図示せぬダッシュボードの内部に
配設され、同じく図示せぬ空調用ダクトに接続し途中か
ら垂直羽根群に向けて拡幅する角筒状のケーシング、符
号12は前記垂直羽根群に多段に横架される複数枚の水
平羽根、13は前記ケーシング10の前面フランジ部1
4に一部を露出して水平面内を回動自在に嵌着された操
作ダイヤル、11は前記水平羽根12の後方に隣接して
前記ケーシング10の内部に設置され、前記操作ダイヤ
ル13を回動させることにより連動して垂直軸を中心に
回動する垂直羽根である。
【0011】本実施例によれば、図2に示す如く前記垂
直羽根11aは3枚を平行に並べて一枚の支持板材11
bに立設して一組の垂直羽根群11となし、その二組の
垂直羽根群11が所定の回動角度比をもって連動して回
動する。そのための伝動機構として、図示例ではダイヤ
ル13の回動軸15の一端に一組の垂直羽根群11の構
成部材である支持板材11bの裏面中央が固着されてお
り、更に前記回動軸15のダイヤル13と支持板材11
bとの間には第1扇形歯車16の基端が固設されてい
る。一方、他の一組をなす垂直羽根群11の支持板材1
1bの裏面中央にも回動軸17の一端が固着しており、
同回動軸17には第2扇形歯車18の基端が固設され、
前記第1扇形歯車16と第2扇形歯車18とは中間歯車
19を介して互いに連動するようにされている。なお、
前記回動軸15,17及び中間歯車19は、それぞれケ
ーシング10の図示せぬ底部に回動自在に支持される。
【0012】図示例によれば、前記第1扇形歯車16の
円周角は第2扇形歯車18のそれの1/2であり、前記
第1扇形歯車16の歯車径は第2扇形歯車18のそれの
2倍として、ギヤ比を1:2としている。そのため、第
1扇形歯車16を例えば5°回動すると中間歯車19を
介して第2扇形歯車18が10°回動することになる。
しかして、上記二組の垂直羽根群11は、それぞれに所
定の回動角度を越えて回動する必要がないこととスペー
スの有効利用を図るため、本実施例においては上述の如
く扇形歯車を採用しており、その各歯車16,18の回
動限を規制するため、上記ダイヤル13には図示せぬス
トッパが2箇所設けられ、同ダイヤル13の左右の回動
角度を規制している。
【0013】図3〜図5は本発明の上記第1実施例の風
向調整装置1の作動説明図であり、図6〜図8は本発明
の風向調整装置1による風向特性を示している。これら
の図によれば、図3に示す如く二組の垂直羽根群11が
互いに斜め前方に向けて平行な状態にあって、図8に示
す如く斜め前方に向かう平行風特性の状態にあるとき、
例えば図4に示す如くダイヤル13を操作して第1扇形
歯車16を反時計回り方向に5°回動させると、第2扇
形歯車18も同一方向(反時計回り)に10°回動し、
単一の垂直羽根群から吹き出される空気の配風特性は図
6に示す如く前方で拡散するワイド風特性を備えるよう
になり、左右対称に構成された2基の垂直羽根群2によ
って乗員に向けてワイド風が吹き付けられるようにな
る。このダイヤル13の回動操作を更に進めれば、乗員
の位置で左右のワイド風が交差して、乗員に向かう風量
を多くすると同時に、乗員の左右両側にも風量の一部を
向けることが可能となる。
【0014】また、図3に示す状態から第1扇形歯車1
6を時計回りに5°回動させると、第2扇形歯車18は
同一方向に10°回動して図5に示す状態となる。この
ときの配風特性は前方で狭まるスポット風特性を備える
ようになり、2基の空気吹出口から垂直羽根群を通して
吹き出される風量を図7に示す如く乗員の左右側部に逃
すように吹き出させるようにする。
【0015】このように上記実施例によれば、2組の垂
直羽根群11の一方に対して他方が常に一定の比率で大
きく回動するために、シンプルな構造であって、且つ配
風特性がワイド風からスポット風へと連続的に変更する
ことが可能となる。
【0016】図9〜図11は、本発明の第2実施例であ
る風向調整装置1の風向調整機構とその作動状態の説明
図であり、この実施例では上記第1実施例における第1
及び第2扇形歯車16,18と中間歯車19に代えて第
1及び第2プーリ20,21とベルト22とを使用して
いる。なお、図において上記第1実施例と実質的に同一
の部材に対しては同一の符号を付している。
【0017】即ち、第2実施例によればダイヤル13に
は第1実施例と同様に回動軸15を介して一組の垂直羽
根群11が取り付けられており、前記回動軸15の中間
には第1プーリ20が固着されている。また、他の組の
垂直羽根群11の下面中央には回動軸17が固着されて
おり、同回動軸17の自由端部には第2プーリ21が固
着されている。前記第1プーリ20の外径は第2プーリ
の2倍に設定され、第1及び第2プーリ20,21間が
ベルト22で連結されている。また、ダイヤル13は上
記第1実施例と同様に図示せぬストッパ機構によってそ
の回動角が規制される。
【0018】本実施例にあっても、図6〜図8に示す風
向特性が得られる。即ち、図9に示す如く二組の垂直羽
根群11が互いに斜め前方に向けて平行な状態にあっ
て、図8に示す如く斜め前方に向かう平行風特性の状態
にあるとき、例えば図10に示す如くダイヤル13を操
作して第1プーリ20を反時計回り方向に5°回動させ
ると、第2プーリ21も同一方向(反時計回り)に10
°回動し、単一の垂直羽根群から吹き出される空気の配
風特性は図6に示す如く前方で拡散するワイド風特性を
備えるようになり、左右対称に構成された2基の空気吹
出口から垂直羽根群11に通して乗員に向かうワイド風
が吹き付けられるようになる。このダイヤル13の回動
操作を更に進めれば、乗員の前面で左右のワイド風が交
差して、乗員に向かう風量が多くなると同時に、乗員の
左右両側にも風量の一部を向けることが可能となる。
【0019】また、図9に示す状態から第1プーリ20
を時計回りに5°回動させると、第2プーリ21は同一
方向に10°回動して図11に示す状態となる。このと
きの配風特性は前方で狭まるスポット風特性を備えるよ
うになり、2基の空気吹出口から吹き出される風量を図
7に示す如く乗員の左右側部に逃すように吹き出させる
か、或いは更に第1プーリ20を時計回りに回動させて
乗員の左右側部に向けて集中させるようにする。
【0020】この実施例によっても、2組の垂直羽根群
11の一方に対して他方が常に一定の比率で大きく回動
するために、シンプルな構造であって、且つ配風特性が
ワイド風からスポット風へと連続的に変更することが可
能である。
【0021】図12は、本発明の風向調整装置1の第3
実施例の作動機構を示し、同図によれば上述の第1及び
第2実施例と異なりダイヤル13と2組の垂直羽根群1
1とが分離している。そして、2組の垂直羽根群11の
下面にはそれぞれ回動軸17a,17bが固着され、各
回動軸17a,17bには同一径の第1及び第2從動歯
車23a,23bがそれぞれ固設されている。また、前
記ダイヤル13の上面中央には回動軸15が突設され、
同回動軸15の中間部と上端にそれぞれ同一径を有する
一対のプーリ25a,25bが固設されている。
【0022】更に、前記プーリ25a,25bは、それ
ぞれに第1及び第2ベルト26a,26bを介して同一
形状を有する第1及び第2の楕円プーリ27a,27b
に連結される。第1及び第2ベルト26a,26bを介
して連結される第1及び第2の楕円プーリ27a,27
bは、互いに90°の位相差をもつように配設される。
この第1及び第2楕円プーリ27a,27bの上面にも
それぞれ回動軸28a,28bが突設され、各回動軸2
8a,28bの上端に上記第1及び第2從動歯車23
a,23bとそれぞれ噛合する第3及び第4の小径歯車
24a,24bが固設されている。
【0023】かかる構成部材を備えた第3実施例に係る
風向調整装置1は、2組の上記垂直羽根群11がケーシ
ング10の図示せぬ底部及び適宜支持部材により図13
に示す如く回動自在に配設支持される。図13〜図15
は第3実施例に係る風向調整装置の作動を説明するため
のものであり、例えば図13に示す如く二組の垂直羽根
群11の全ての羽根が平行に斜め前方を向いている状態
にあるとき、ダイヤル13を操作して第1および第2楕
円プーリ27a,27bを90°の位相差をもって同一
方向に45°回動させると、図14に示す如く二組の垂
直羽根群11が前方に向けて互いに離反する状態、即ち
その配風特性は単一の垂直羽根群では図6に示す如くワ
イド風特性を備えることになる。この場合、2基の空気
吹出口が左右対称に構成された垂直羽根群をもつ風向調
整装置1であれば、乗員に向けて拡散するワイド風特性
を有することになる。
【0024】また、二組の垂直羽根群11が図13に示
す状態にあるとき、ダイヤル13を操作して第1及び第
2楕円プーリ27a,27bを時計回りに90°回動さ
せると、二組の垂直羽根群11が前方に向けて互いに接
近する状態、即ちその配風特性は単一の垂直羽根群では
図8に示す如くスポット風特性を備えるようになり、更
にその回動を大きくすれば配風がより絞られたスポット
風特性をもつようになる。このように、第1及び第2の
楕円プーリ27a,27bを90°の位相差をもって配
設しているため、二組の垂直羽根群11の回動周期にず
れが生じて一方に対して他方が交互に大きく或いは小さ
く回動し、シンプルな構造であるにも係わらず配風特性
をワイドからスポットへと連続的に変更できるようにな
る。
【0025】図15は本発明の第4実施例である風向調
整装置1の垂直羽根群の内部構造を示している。本実施
例によれば、上述の第3実施例と同様にダイヤル13と
二組の垂直羽根群11とが分離している。そして、二組
の垂直羽根群11の下面にはそれぞれ回動軸17a,1
7bが固着され、各回動軸17a,17bには同一径の
第1及び第2從動歯車23a,23bがそれぞれ固設さ
れている。また、前記ダイヤル13の上面中央には回動
軸15が突設され、同回動軸15の上端に略180°の
位相差をもって一対の扇形歯車29a,29bが同一水
平面内に固設されている。
【0026】前記第1及び第2從動歯車23a,23b
の各回動軸17a,17bは所定の間隔をおいてケーシ
ング10の底部に回動自在に支持され、前記ダイヤル1
3から突出する回動軸15の上端に固設された一対の扇
形歯車29a,29bは図18に示す如く一方が前記第
1又は第2從動歯車23a,23bに噛合を開始する
と、他方が第2又は第1從動歯車23b,23aとの噛
合が解除される関係位置となるように、前記ダイヤル1
3が一部を外部に露出させてケーシング10のフランジ
部14の中央に嵌着される。
【0027】上記構成を備えた第4実施例にあっては、
一対の扇形歯車29a,29bが、例えば図16に示す
如く一方の扇形歯車29bが第2從動歯車23bと噛合
して時計回り方向に回転して同歯車23bを駆動する
間、第1從動歯車23aには駆動力が伝達されず、一方
の垂直羽根群11のみが回動し、図17に示す如く両垂
直羽根群11を通して吹き出される空気は前方に向けて
拡散するようになる。従って、このときの配風特性は図
6に示すワイド風特性を備えることとなり、2基の空気
吹出口からは左右対称に構成された垂直羽根群11によ
って、乗員に向けてワイド風が吹き付けられる。
【0028】また、図17の状態からダイヤル13を更
に時計回りに回動すると、一方の扇形歯車29bが第2
從動歯車23bとの噛合が外れると同時に、他方の扇形
歯車29aが第1從動歯車23aと噛合を開始して、他
方の垂直羽根群11を反時計方向に回動させて、図18
に示す如く二組の垂直羽根群11が互いに斜め前方に向
けて平行となり、配風特性を平行風とする。このように
二組の垂直羽根群11同士が互いにその回動周期をずら
せて回動するため、シンプルな構造であるにも関わらず
多様な配風特性が連続的に得られる。
【0029】以上の実施例では説明の簡便を図るため、
二組の垂直羽根群を同一形状として構成しているが、左
右の羽根の形状や垂直羽根の枚数等を適宜異ならせて形
成することにより、乗員に対してより好ましい配風特性
を得ることができ、更に二組以上の垂直羽根群を単一の
操作部によって各種の配風特性を付与することも可能で
あり、また当然にこれらの構成は水平羽根にも適用でき
るものである。
【0030】なお、上記実施例ではいずれもダイヤル操
作が人手によってなされる装置を例示しているが、本発
明は前記ダイヤル操作を人手によらず、例えばスイッチ
操作によりモータの回転を制御し、或いは自動的にモー
タ回転を制御して前記ダイヤル操作を行うようにするこ
とも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明からも明らかな如く、本発明
の風向調整装置によれば簡単な構造であるにも関わら
ず、拡散風、平行風、スポット風等の多様な配風特性を
もつ空気吹出しを連続的に得ることができる。しかも、
空気吹出通路にはいたずらに風両の通過を妨げる部材が
存在しないため、風両ロスを低減させることなく且つ作
動が円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な風向調整装置の外観を示す全
体斜視図である。
【図2】同風向調整装置の内部調整機構の代表的な第1
実施例を示す斜視図である。
【図3】同実施例による平行風特性をもつ内部調整機構
の位置関係を示す平断面図である。
【図4】同実施例による拡散風特性をもつ内部調整機構
の位置関係を示す平断面図である。
【図5】同実施例によるスポット風特性をもつ内部調整
機構の位置関係を示す平断面図である。
【図6】本発明による配風特性(拡散風)を示す平面図
である。
【図7】本発明による配風特性(スポット風)を示す平
面図である。
【図8】本発明による配風特性(平行風)を示す平面図
である。
【図9】本発明の第2実施例による平行風特性をもつ内
部調整機構の位置関係を示す平断面図である。
【図10】本発明の第2実施例による拡散風特性をもつ
内部調整機構の位置関係を示す平断面図である。
【図11】本発明の第2実施例によるスポット風特性を
もつ内部調整機構の位置関係を示す平断面図である。
【図12】本風向調整装置の内部調整機構の代表的な第
3実施例を示す斜視図である。
【図13】同実施例による平行風特性をもつ内部調整機
構の位置関係を示す平断面図である。
【図14】同実施例による拡散風特性をもつ内部調整機
構の位置関係を示す平断面図である。
【図15】本風向調整装置の内部調整機構の代表的な第
4実施例を示す斜視図である。
【図16】同実施例による平行風特性をもつ内部調整機
構の位置関係を示す平断面図である。
【図17】同実施例による拡散風特性をもつ内部調整機
構の位置関係を示す平断面図である。
【図18】同実施例によるスポット風特性をもつ内部調
整機構の位置関係を示す平断面図である。
【符号の説明】
1 風向調整装置 10 ケーシング 11 垂直羽根群 11a 垂直羽根 11b 支持板材 12 水平羽根 13 操作ダイヤル 14 フランジ部 15,17 回動軸 16 第1扇形歯車 17a.17b 回動軸 18 第2扇形歯車 19 中間歯車 20,21 第1及び第2プーリ 22 ベルト 23a,23b 第1及び第2從動歯車 24a,24b 第3及び第4の小径歯車 25a,25b 第1及び第2プーリ 26a,26b 第1及び第2ベルト 27a,27b 第1及び第2楕円プーリ 28a,28b 回動軸 29a,29b 一対の扇形歯車
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−254344(JP,A) 実開 平4−82644(JP,U) 実開 平1−160257(JP,U) 実開 平3−75014(JP,U) 実開 昭62−130347(JP,U) 実開 昭56−141938(JP,U) 実開 昭60−159939(JP,U) 実開 昭62−201336(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34 F24F 13/15

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部と複数の羽根群とを備え、一の操
    作部と複数の羽根群とが伝動機構を介して連結され、同
    操作部の作動による各羽根群間の回動角度が相互に異な
    るように設定されてなることを特徴とする風向調整装
    置。
  2. 【請求項2】 前記伝動機構が歯車群からなり、各羽根
    群の回動歯車間のギヤ比を異ならせてなることを特徴と
    する請求項1記載の風向調整装置。
  3. 【請求項3】 前記歯車群が扇形歯車を含む請求項2記
    載の風向調整装置。
  4. 【請求項4】 前記伝動機構がベルトとプーリとからな
    り、各羽根群の回動プーリの径を異ならせてなることを
    特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
  5. 【請求項5】 複数の羽根群は操作部の作動に間欠的に
    連動して回動することを特徴とする請求項1記載の風向
    調整装置。
  6. 【請求項6】 操作部と複数の羽根群とを備え、一の操
    作部と複数の羽根群とが伝動機構を介して連結されてな
    り、同伝動機構がベルトと楕円プーリとからなり、前記
    操作部の作動による各羽根群間の回動周期を相互にずら
    して設定されてなることを特徴とする風向調整装置。
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