JP2577153Y2 - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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JP2577153Y2
JP2577153Y2 JP1993019724U JP1972493U JP2577153Y2 JP 2577153 Y2 JP2577153 Y2 JP 2577153Y2 JP 1993019724 U JP1993019724 U JP 1993019724U JP 1972493 U JP1972493 U JP 1972493U JP 2577153 Y2 JP2577153 Y2 JP 2577153Y2
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房雄 佐藤
公夫 唐澤
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株式会社千代田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る超音波洗浄装置
は、被洗浄物の表面に付着した油等の汚れを落とす場合
に利用する。
【0002】
【従来の技術】各種物品(以下、被洗浄物とする。)の
表面に付着した油等の汚れを落とすのに、図2に示す様
な超音波洗浄装置が利用されている。この超音波洗浄装
置は、蓋体1により密閉自在な洗浄容器2に、超音波振
動子3、3を付設する事で構成される。洗浄容器2内に
貯溜した、蒸留水、水道水、或は有機溶剤等の洗浄液5
は、ヒータ4により加温自在としている。
【0003】又、上記洗浄容器2の内側面上部で、上記
洗浄液5の液面よりも上方位置には、排気管6の一端を
接続し、この排気管6の他端を、真空ポンプ7の吸入口
に接続している。更に、上記洗浄液5の液面よりも下側
に位置する、上記洗浄容器2の内側面部には、洗浄液
取り出し管8の一端を接続し、この洗浄液取り出し管8
の他端を、送液ポンプ9の吸入口に接続している。そし
て、この送液ポンプ9の吐出口にその一端を接続した洗
浄液戻し管10の他端を、上記洗浄容器2の内側面
で、上記液面よりも下側に位置する部分に開口させてい
る。
【0004】上述の様に構成される超音波洗浄装置を用
いて、洗浄液6に浸漬された被洗浄物11を洗浄する場
合、図3のフローチャートに示す様に、先ず洗浄準備を
行なう。この洗浄準備では、洗浄容器2内に洗浄液5を
注入すると共に、この洗浄液5中に被洗浄物11を浸漬
し、更に蓋体1を閉じて洗浄容器2を密閉する。
【0005】次いで、脱気行程を行なう。この脱気行程
では、前記真空ポンプ7により洗浄容器2内の空気を排
出し、洗浄容器2内を減圧する。これと共に、ヒータ4
並びに超音波振動子3、3に通電する事により、洗浄液
5を加温してこの洗浄液5を沸騰させると共に、加振す
る。洗浄液5中の溶存気体は、洗浄容器2内の減圧、洗
浄液5の加温、加振を順次、或は同時に行なう事によ
り、洗浄液5から排除される。
【0006】この様に、洗浄容器2内の洗浄液5内に溶
存した気体を排除するのは、続いて行なう洗浄行程時
に、上記洗浄液5に加える超音波振動が減衰されるのを
防止する為である。即ち、洗浄行程時には前記超音波振
動子3、3により、洗浄液5に超音波振動を加えるが、
この場合に洗浄液5に気体が溶存していると、この超音
波振動が減衰されて、洗浄効果が悪くなる。そこで、洗
浄行程に先立って、上記脱気行程を行なう。
【0007】上記脱気行程を終了したならば、洗浄行程
を行なう。即ち、洗浄容器2内を大気圧、或は洗浄液
が沸騰しない程度の圧力にし、更に被洗浄物6の汚れの
度合等によりヒータ4に通電した状態で、超音波振動子
3、3に通電し、超音波振動によって被洗浄物11の汚
れを落とす。これと共に前記送液ポンプ9を運転し、上
記洗浄容器2内の洗浄液5を流動させて、被洗浄物11
から落ちた汚れを洗い流す。
【0008】尚、上記洗浄行程に於いて、洗浄容器2内
の圧力を上昇させる事に起因して、再び洗浄液5内に気
体が溶け込む傾向となる。この為、一度の洗浄行程で十
分な洗浄を行なえない場合、洗浄行程を中断して脱気行
程に戻る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する、従来の超音波洗浄装置の場合、洗浄
容器2中に溶存した気体を排除する為の真空ポンプ7
と、この洗浄容器2内の洗浄液5を循環させる為の送液
ポンプ9とを別個に設けていた為、装置が複雑で大型化
する事が避けられなかった。
【0010】本考案の超音波洗浄装置は、1個のポンプ
で洗浄液5中に溶存した気体の排除と洗浄液5の循環と
を行なえる様にする事により、構造が簡単で小型の超音
波洗浄装置を得られる様にするものである。
【課題を解決する為の手段】本考案の超音波洗浄装置
は、被洗浄物を収納し、洗浄液を貯溜した状態で密閉自
在な洗浄容器と、この洗浄容器内の洗浄液に超音波振動
を加える為の超音波振動子と、上記洗浄容器の内側面上
部で、上記洗浄液の液面よりも上方位置にその一端を開
口させた排気管と、上記洗浄容器の内側面で上記洗浄液
の液面よりも下側位置に一端を開口させた洗浄液取り出
し管と、吸入口から吐出口に向け、気体と液体との何れ
をも移送自在なポンプと、上記洗浄液取り出し管と排気
管との何れか一方の管の他端を上記吸入口に通じさせる
第一の切換弁装置と、上記洗浄容器の内側面で上記洗浄
液の液面よりも下側位置に一端を開口させ、上記吐出口
に他端を接続した洗浄液戻し管と、この洗浄液戻し管の
途中に一端を接続した排出管と、上記洗浄液戻し管の上
流側部分を、この洗浄液戻し管の下流側部分と上記排出
管との一方に通じさせる第二の切換弁装置とを備えてい
る。
【0011】
【作用】上述の様に構成される本考案の超音波洗浄装置
により、被洗浄物の洗浄を行なう際の作用は、次の通り
である。先ず、洗浄容器内に洗浄液を注入すると共に、
この洗浄液中に被洗浄物を浸漬し、更にこの洗浄容器を
密閉したならば、第一の切換弁装置を排気管と吸入口と
を連通させる状態に、第二の切換弁装置を洗浄液戻し管
の上流側部分と排出管とを連通させる状態に、それぞれ
切り換える。そして、ポンプを運転すると共に、超音波
振動子により上記洗浄液に超音波振動を加える。この結
果、洗浄液中の溶存気体が排除される。
【0012】この様にして、洗浄液中の溶存気体を排除
したならば、上記ポンプと超音波振動子との運転を継続
したまま、上記第一の切換弁装置を洗浄液取り出し管と
吸入口とを連通させる状態に、第二の切換弁装置を洗浄
液戻し管の上流側部分とこの洗浄液戻し管の下流側部分
とを連通させる状態に、それぞれ切り換える。この結
果、超音波振動と洗浄液の流動とによって、被洗浄物の
汚れが落とされる。
【0013】
【実施例】図1は、本考案の実施例を示している。洗浄
容器2は、上端開口部を蓋体1で塞ぐ事により、被洗浄
物11を収納し洗浄液5を貯溜した状態で、密閉自在で
ある。又、上記洗浄容器2の底面には、この洗浄容器2
内の洗浄液5に超音波振動を加える為の超音波振動子
3、3を設けている。又、上記洗浄容器2の外面にヒー
タ4を添設して、上記洗浄液5を加温自在としている。
【0014】一方、上記洗浄容器2の内側面上部で上記
洗浄液5の液面よりも上方位置には排気管6の一端を、
上記洗浄容器2の内側面で上記洗浄液5の液面よりも下
側位置には洗浄液取り出し管8の一端を、それぞれ開口
させている。ポンプ12は、例えばダイヤフラムポンプ
の様に、吸入口から吐出口に向け、気体と液体との何れ
をも移送自在な構造を有する。そして、このポンプ12
の吸入口に通じる部分に、第一の切換弁装置としての三
方弁13を設け、上記洗浄液取り出し管8と排気管6と
の何れか一方の管の他端を、上記吸入口に連通自在とし
ている。尚、上記第一の切換弁装置は、三方弁13の代
わりに、それぞれが上記洗浄液取り出し管8の途中と排
気管6の途中とに設けられた2個の開閉弁により構成し
ても良い。
【0015】又、上記洗浄容器2の内側面で、上記洗浄
液5の液面よりも下方位置には、洗浄液戻し管10の一
端を開口させ、この洗浄液戻し管10の他端を、上記ポ
ンプ12の吐出口に通じさせている。更に、この洗浄液
戻し管10の途中に上記ポンプ12の側から順に、開閉
弁14とフィルタ15とを、互いに直列に設けている。
又、上記洗浄液戻し管10の途中で、上記開閉弁14の
上流位置には、排出管16の一端を接続し、この排出管
16の他端を、下水(洗浄液として水を使用する場合)
等、図示しない排液設備に通じさせている。この排出管
16の途中にも、開閉弁17を設けている。尚、これら
2個の開閉弁14、17が第二の切換弁装置を構成する
が、この第二の切換弁装置は、洗浄液戻し管10と排出
管16との分岐部に設けた、1個の三方弁で代用する事
も出来る。
【0016】上述の様に構成される本考案の超音波洗浄
装置により、被洗浄物の洗浄を行なう場合、先ず、洗浄
容器2内に洗浄液5を注入すると共に、この洗浄液5中
に被洗浄物11を浸漬し、更に蓋体1によって、この洗
浄容器2を密閉する。次いで開閉弁14を閉じ、開閉弁
17を開放し、前記三方弁13を図1に実線矢印で示す
様に、排気管6とポンプ12の吸入口とを連通させる状
態に切り換えた状態で、上記ポンプ12を運転する。こ
れと共に、超音波振動子3、3により、上記洗浄液5に
超音波振動を加える。この結果、洗浄容器2内の減圧と
洗浄液5に加えられる超音波振動とにより、洗浄液5中
の溶存気体が、排出管16を通じて排除される。
【0017】この様にして、洗浄液5中の溶存気体を排
除したならば、上記ポンプ12と超音波振動子3、3と
の運転を継続したまま、上記三方弁13を、図1に破線
矢印で示す様に、洗浄液取り出し管8と上記ポンプ12
の吸入口とを連通させる状態に切り換える。この結果、
洗浄液5を介して被洗浄物11に加えられる超音波振動
によって、この被洗浄物11に付着している汚れが分離
し、更にこの汚れが、洗浄液5の流動によって、被洗浄
物11から洗い流される。
【0018】
【考案の効果】本考案の超音波洗浄装置は、上述の様に
構成され作用するが、洗浄液中に含まれる気体の排除と
洗浄液の流動とを、単一のポンプで行なう事が出来る
為、構造が簡単で小型の超音波洗浄装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す略縦断面図。
【図2】従来の超音波洗浄装置の略縦断面図。
【図3】洗浄作業を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 蓋体 2 洗浄容器 3 超音波振動子 4 ヒータ 5 洗浄液 6 排気管 7 真空ポンプ 8 洗浄液取り出し管 9 送液ポンプ 10 洗浄液戻し管 11 被洗浄物 12 ポンプ 13 三方弁 14 開閉弁 15 フィルタ 16 排出管 17 開閉弁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−233190(JP,A) 特開 平2−271591(JP,A) 実開 平3−128478(JP,U) 実開 昭61−889(JP,U) 実開 平1−163487(JP,U) 実開 昭61−125386(JP,U) 実開 平4−41781(JP,U) 実開 平4−122685(JP,U) 特公 昭43−27384(JP,B1) 特公 昭40−2479(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 3/00 - 3/14 B01D 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物を収納し、洗浄液を貯溜した状
    態で密閉自在な洗浄容器と、この洗浄容器内の洗浄液に
    超音波振動を加える為の超音波振動子と、上記洗浄容器
    の内側面上部で、上記洗浄液の液面よりも上方位置にそ
    の一端を開口させた排気管と、上記洗浄容器の内側面で
    上記洗浄液の液面よりも下側位置に一端を開口させた洗
    浄液取り出し管と、吸入口から吐出口に向け、気体と液
    体との何れをも移送自在なポンプと、上記洗浄液取り出
    し管と排気管との何れか一方の管の他端を上記吸入口に
    通じさせる第一の切換弁装置と、上記洗浄容器の内側面
    で上記洗浄液の液面よりも下側位置に一端を開口させ、
    上記吐出口に他端を接続した洗浄液戻し管と、この洗浄
    液戻し管の途中に一端を接続した排出管と、上記洗浄液
    戻し管の上流側部分を、この洗浄液戻し管の下流側部分
    と上記排出管との一方に通じさせる第二の切換弁装置と
    を備えた超音波洗浄装置。
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