JP2576736B2 - 車両連結部構造 - Google Patents
車両連結部構造Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B61—RAILWAYS
- B61D—BODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
- B61D17/00—Construction details of vehicle bodies
- B61D17/04—Construction details of vehicle bodies with bodies of metal; with composite, e.g. metal and wood body structures
- B61D17/20—Communication passages between coaches; Adaptation of coach ends therefor
- B61D17/22—Communication passages between coaches; Adaptation of coach ends therefor flexible, e.g. bellows
-
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- B61—RAILWAYS
- B61D—BODY DETAILS OR KINDS OF RAILWAY VEHICLES
- B61D37/00—Other furniture or furnishings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両連結部構造に係
り、特に高速車両の連結部における空力騒音を低減する
に好適な車両連結部構造に関する。
り、特に高速車両の連結部における空力騒音を低減する
に好適な車両連結部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術としては、特公昭45−262
44号及び特公平1−43666号に記載のように、幌
が中空断面の弾性体で構成され、その中空体内の気体圧
力を自動的に制御して、前後左右方向緩衝作用の付与や
前後隙間の低減による空気抵抗の低減を図っている。
44号及び特公平1−43666号に記載のように、幌
が中空断面の弾性体で構成され、その中空体内の気体圧
力を自動的に制御して、前後左右方向緩衝作用の付与や
前後隙間の低減による空気抵抗の低減を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
緩衝作用の付与や空気抵抗の低減を目的に前述の如く圧
力制御される中空断面の弾性体を用いており、前後隙間
を小さく制御することは出来る。しかし、高速車両と云
えども、車両基地近くでは半径の非常に小さい曲線を低
速で走らねばならず、例えば、半径200mの曲線では
外側で車端間の320mm程度の伸び、内側で車端間の
320mm程度の縮み動作が要求される。したがって、
前者の従来技術ではこれだけの大きい伸びを制御するこ
とは難しく、また、後者の従来技術ではこれだけの大き
い縮みに対して定まった形でうまく変形できない。さら
に、直線や大曲線(半径2500m程度以上)を高速で
走行するときには、前者の従来技術では合わせ目の表面
に大きい凹み、後者の従来技術においては左右の大きい
段差が生じ、空力騒音が発生し易いという問題がある。
緩衝作用の付与や空気抵抗の低減を目的に前述の如く圧
力制御される中空断面の弾性体を用いており、前後隙間
を小さく制御することは出来る。しかし、高速車両と云
えども、車両基地近くでは半径の非常に小さい曲線を低
速で走らねばならず、例えば、半径200mの曲線では
外側で車端間の320mm程度の伸び、内側で車端間の
320mm程度の縮み動作が要求される。したがって、
前者の従来技術ではこれだけの大きい伸びを制御するこ
とは難しく、また、後者の従来技術ではこれだけの大き
い縮みに対して定まった形でうまく変形できない。さら
に、直線や大曲線(半径2500m程度以上)を高速で
走行するときには、前者の従来技術では合わせ目の表面
に大きい凹み、後者の従来技術においては左右の大きい
段差が生じ、空力騒音が発生し易いという問題がある。
【0004】本発明は、従来技術のこれらの問題点を解
決するために、小曲線での大変形が容易で、かつ高速で
走行するときには連結部外表面が平滑となるような構成
とし、連結部外表面から高速時に発生する空力音を小さ
くすることを目的とする。
決するために、小曲線での大変形が容易で、かつ高速で
走行するときには連結部外表面が平滑となるような構成
とし、連結部外表面から高速時に発生する空力音を小さ
くすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、対向する車
体の間において車端の外表面に沿って設けた車両連結部
構造において、それぞれの前記車端に設置され、その外
周面を車端外表面に沿って設けられ、前記車体の長手方
向から見たとき逆U字型の2個の外受け座と、該2個の
外受け座の間に配置され、前記外受け座と同じ外周形状
を有する逆U字型の2個の内受け座と、一方の前記外受
け座と一方の前記内受け座との間、他方の前記外受け座
と他方の前記内受け座との間にそれぞれ設けられ、それ
ぞれ前記外受け座、内受け座を固定したものであって、
弾性変形可能であり、実質的に前記外受け座、内受け座
の外周形状に沿って設けられ、前記長手方向から見たと
き逆U字型の2つ外凸体と、前記外凸体の外側部分にお
いて、前記外凸体と前記内受け座に結合され、同じく前
記外凸体と前記外受け座に結合され、その外表面が平坦
で、かつ弾性的であり、前記外受け座、内受け座と同じ
外周形状を有する逆U字型の4つの平滑体と、前記2個
の内受け座の内側を連結するものであって、車体の幅方
向の両側にそれぞれに設置され、伸縮自在な案内機構
と、 からなる車両連結部構造を構成することによって、
達成できる。
体の間において車端の外表面に沿って設けた車両連結部
構造において、それぞれの前記車端に設置され、その外
周面を車端外表面に沿って設けられ、前記車体の長手方
向から見たとき逆U字型の2個の外受け座と、該2個の
外受け座の間に配置され、前記外受け座と同じ外周形状
を有する逆U字型の2個の内受け座と、一方の前記外受
け座と一方の前記内受け座との間、他方の前記外受け座
と他方の前記内受け座との間にそれぞれ設けられ、それ
ぞれ前記外受け座、内受け座を固定したものであって、
弾性変形可能であり、実質的に前記外受け座、内受け座
の外周形状に沿って設けられ、前記長手方向から見たと
き逆U字型の2つ外凸体と、前記外凸体の外側部分にお
いて、前記外凸体と前記内受け座に結合され、同じく前
記外凸体と前記外受け座に結合され、その外表面が平坦
で、かつ弾性的であり、前記外受け座、内受け座と同じ
外周形状を有する逆U字型の4つの平滑体と、前記2個
の内受け座の内側を連結するものであって、車体の幅方
向の両側にそれぞれに設置され、伸縮自在な案内機構
と、 からなる車両連結部構造を構成することによって、
達成できる。
【0006】
【作用】かかる構成によれば、低速における小曲線で曲
線外側の大きい伸びは主として案内機構の伸びによって
行われ、曲線内側の大きい縮みは外凸体の圧縮変形と平
滑体の曲げ変形によって行われることが出来る。また、
高速で走る直線や大曲線になって標準状態に戻るとき
は、小曲線で大きい伸びであったものは案内機構が縮む
ことによって内受け座同士又は外受け座と車端との間が
左右段差なく密着させられ、外凸体の少しの伸び変形が
標準状態に戻るのに伴って平滑体も平滑な外表面を有す
る状態に戻る。一方、小曲線で大きい縮みであったもの
は内受け座間は左右段差なく密着したままであり、外凸
体の圧縮変形が標準状態に戻るのに伴って平滑体の外表
面も平滑な平面状態に復帰する。また、直線での車両や
大曲線での車両定常変位は小さいのでそれによって発生
する平滑体の前後隙間や左右ぶくれは極めて小さい。従
って、高速走行時に連結部外表面に大きい凹みや左右段
差がなくほぼ平滑であるから、連結部外表面からの空力
騒音は著しく小さくなる。
線外側の大きい伸びは主として案内機構の伸びによって
行われ、曲線内側の大きい縮みは外凸体の圧縮変形と平
滑体の曲げ変形によって行われることが出来る。また、
高速で走る直線や大曲線になって標準状態に戻るとき
は、小曲線で大きい伸びであったものは案内機構が縮む
ことによって内受け座同士又は外受け座と車端との間が
左右段差なく密着させられ、外凸体の少しの伸び変形が
標準状態に戻るのに伴って平滑体も平滑な外表面を有す
る状態に戻る。一方、小曲線で大きい縮みであったもの
は内受け座間は左右段差なく密着したままであり、外凸
体の圧縮変形が標準状態に戻るのに伴って平滑体の外表
面も平滑な平面状態に復帰する。また、直線での車両や
大曲線での車両定常変位は小さいのでそれによって発生
する平滑体の前後隙間や左右ぶくれは極めて小さい。従
って、高速走行時に連結部外表面に大きい凹みや左右段
差がなくほぼ平滑であるから、連結部外表面からの空力
騒音は著しく小さくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図1
0を用いて説明する。図1は斜視図であり、図2は部分
詳細斜視図である。1は隣り合う車体、1aは車端面、
2は車体1を支持し転動する車輪、3は車輪2がその上
を転動するレールである。4は車体1の車端面1aに取
付けられ車体幅方向外周面と同一外周形状を有した逆U
字型の外受け座、5は外受け座4と同じ外周形状をした
逆U字型の内受け座である。6はだ円断面形状をなし外
受け座4と内受け座5にその前後端が連結され、弾性変
形可能で左右方向外側に凸部を有した逆U字型の外凸体
を構成する中空体である。7は図7に詳細断面を示すよ
うに中空体6の外側でL型断面形状をなし、その一端が
中空体6の凸部に固定され、他端が外受け座4又は内受
け座5に固定されていて、そのL型断面形状の一辺が中
空体6の凸部に接し、他の一辺が外受け座4、中空体6
の凸部、内受け座5の外端と同一平面内にある弾性体か
らなる平滑体である。図7にその詳細を示す受け座案内
機構8はフランジ8a、パンタグラフ8b、ガイド8c
から構成されている。そしてフランジ8aは内受け座5
の数ヶ所にとりつけられており、L型形状をなしてい
る。パンタグラフ8bは向い合うフランジ8aの間を僅
かの曲げ弾性を有して連結し、一方のフランジ8aの前
後面に直角に伸縮する伸縮機構をなしている。ガイド8
cは一方のフランジ8aに設けられパンタグラフ8bの
一端の前後中心線をフランジ8aの前後面に対して直角
に保持するリニアガイドからなる直角保持機構である。
9は外受け座4の上部と内受け座5の下部を連結し、両
者の前後変位を許容するとともに内受け座5が両外受け
座4の中間の高さとなるよう内受け座5を弾性的に吊架
する内受け座吊り体である。10は車端面1aと内受け
座5の間に設けられ、内受け座5を左右方向で弾性的に
支持する内受け座左右支持体、11は乗客が通り、かつ
気密を保つための内幌である。
0を用いて説明する。図1は斜視図であり、図2は部分
詳細斜視図である。1は隣り合う車体、1aは車端面、
2は車体1を支持し転動する車輪、3は車輪2がその上
を転動するレールである。4は車体1の車端面1aに取
付けられ車体幅方向外周面と同一外周形状を有した逆U
字型の外受け座、5は外受け座4と同じ外周形状をした
逆U字型の内受け座である。6はだ円断面形状をなし外
受け座4と内受け座5にその前後端が連結され、弾性変
形可能で左右方向外側に凸部を有した逆U字型の外凸体
を構成する中空体である。7は図7に詳細断面を示すよ
うに中空体6の外側でL型断面形状をなし、その一端が
中空体6の凸部に固定され、他端が外受け座4又は内受
け座5に固定されていて、そのL型断面形状の一辺が中
空体6の凸部に接し、他の一辺が外受け座4、中空体6
の凸部、内受け座5の外端と同一平面内にある弾性体か
らなる平滑体である。図7にその詳細を示す受け座案内
機構8はフランジ8a、パンタグラフ8b、ガイド8c
から構成されている。そしてフランジ8aは内受け座5
の数ヶ所にとりつけられており、L型形状をなしてい
る。パンタグラフ8bは向い合うフランジ8aの間を僅
かの曲げ弾性を有して連結し、一方のフランジ8aの前
後面に直角に伸縮する伸縮機構をなしている。ガイド8
cは一方のフランジ8aに設けられパンタグラフ8bの
一端の前後中心線をフランジ8aの前後面に対して直角
に保持するリニアガイドからなる直角保持機構である。
9は外受け座4の上部と内受け座5の下部を連結し、両
者の前後変位を許容するとともに内受け座5が両外受け
座4の中間の高さとなるよう内受け座5を弾性的に吊架
する内受け座吊り体である。10は車端面1aと内受け
座5の間に設けられ、内受け座5を左右方向で弾性的に
支持する内受け座左右支持体、11は乗客が通り、かつ
気密を保つための内幌である。
【0008】以上の構成によれば、車両が直線を高速で
走行する場合で、かつ車体振動変位がない場合には、図
1〜図3、図7〜図10の如く、両内受け座5は弾性を
有する中空体6が車体の前後振動変位があっても隙間が
生じないように予め25mm程度圧縮されていることに
よって密着させられ、かつ内受け座5の上下、左右の4
ヶ所で両内受け座5の間に設けられた受け座案内機構8
によって位置決めされているので、内受け座5の左右方
向の段差は発生していない。また、平滑体7の外表面は
外受け座4、中空体6の凸部、内受け座左右支持体10
に支持された内受け座5によって位置決めされ、車体1
の外表面、外受け座4、中空体6の凸部、内受け座5の
外周面と同一面内にあり、かつ平滑としてある。したが
って、車体1間をつなぐ連結部から発生する空力騒音は
極めて小さくなる。
走行する場合で、かつ車体振動変位がない場合には、図
1〜図3、図7〜図10の如く、両内受け座5は弾性を
有する中空体6が車体の前後振動変位があっても隙間が
生じないように予め25mm程度圧縮されていることに
よって密着させられ、かつ内受け座5の上下、左右の4
ヶ所で両内受け座5の間に設けられた受け座案内機構8
によって位置決めされているので、内受け座5の左右方
向の段差は発生していない。また、平滑体7の外表面は
外受け座4、中空体6の凸部、内受け座左右支持体10
に支持された内受け座5によって位置決めされ、車体1
の外表面、外受け座4、中空体6の凸部、内受け座5の
外周面と同一面内にあり、かつ平滑としてある。したが
って、車体1間をつなぐ連結部から発生する空力騒音は
極めて小さくなる。
【0009】車両が直線を高速走行する時に振動などに
よって車体1が動的に左右変位する場合の連結部におけ
る上下方向中央部での水平断面の変形状態を図4で説明
する。ここで、車端1a間の距離xoを500mmとす
る。一般に両車体1の振動による車体1間の動的相対左
右変位Δyは30mm程度である。このとき、内受け座
5は中空体6の変形によって右に微少角θだけ回転し、
また連結部の外表面が斜めとなるので外表面に沿う距離
はxoからx1へと少し長く(1mm程度)なるので、
前後隙間αxは1mm程度、微小角θによって平滑体7
が圧縮されることによる左右ぶくれαyは山形で10m
m程度にすぎず、空力騒音は著しく小さく抑えられる。
車端1aの間の動的相対上下変位も動的相対左右変位と
同程度であり、したがって、連結部上部における前後隙
間、上下ぶくれも同程度であるから、これによる空力騒
音も著しく小さく抑えられる。
よって車体1が動的に左右変位する場合の連結部におけ
る上下方向中央部での水平断面の変形状態を図4で説明
する。ここで、車端1a間の距離xoを500mmとす
る。一般に両車体1の振動による車体1間の動的相対左
右変位Δyは30mm程度である。このとき、内受け座
5は中空体6の変形によって右に微少角θだけ回転し、
また連結部の外表面が斜めとなるので外表面に沿う距離
はxoからx1へと少し長く(1mm程度)なるので、
前後隙間αxは1mm程度、微小角θによって平滑体7
が圧縮されることによる左右ぶくれαyは山形で10m
m程度にすぎず、空力騒音は著しく小さく抑えられる。
車端1aの間の動的相対上下変位も動的相対左右変位と
同程度であり、したがって、連結部上部における前後隙
間、上下ぶくれも同程度であるから、これによる空力騒
音も著しく小さく抑えられる。
【0010】車両が半径の大きい曲線(半径2500m
程度以上)を高速で走行する時に、車体1が定常的に前
後変位する場合の連結部の上下方向中央部での水平断面
の変形状態を図5で説明する。車体1間の相対定常前後
変位は曲線外側で20mm程度以下の伸び、曲線内側で
20mm程度以下の縮みであり、したがって、曲線外側
の連結部では中空体6の凸部の前後において前後隙間δ
xが、それぞれ5mm程度以下、曲線内側の連結部では
平滑体7の左右ぶくれδyが山形で15mm程度以下と
小さく、空力騒音は著しく小さく抑えられる。車両が直
線を高速で走行する時の振動による動的相対前後変位も
20mm程度であり、これによる前後隙間、左右ぶくれ
も同程度であるから空力騒音は著しく小さく抑えられ
る。
程度以上)を高速で走行する時に、車体1が定常的に前
後変位する場合の連結部の上下方向中央部での水平断面
の変形状態を図5で説明する。車体1間の相対定常前後
変位は曲線外側で20mm程度以下の伸び、曲線内側で
20mm程度以下の縮みであり、したがって、曲線外側
の連結部では中空体6の凸部の前後において前後隙間δ
xが、それぞれ5mm程度以下、曲線内側の連結部では
平滑体7の左右ぶくれδyが山形で15mm程度以下と
小さく、空力騒音は著しく小さく抑えられる。車両が直
線を高速で走行する時の振動による動的相対前後変位も
20mm程度であり、これによる前後隙間、左右ぶくれ
も同程度であるから空力騒音は著しく小さく抑えられ
る。
【0011】車両が基地近くの半径の小さい曲線(半径
200m程度)を低速で走行するときに、車体1が定常
的に前後変位した場合の連結部の上下方向中央部での水
平断面の変形状態を図6に説明する。車端1aの間の距
離500mm程度に対して、曲線外側では320mm程
度の伸び、曲線内側で320mm程度の縮みを必要とす
る。そこで、曲線外側では中空体6が弾性的にある程度
伸びた後で両内受け座5の間に設けられたパンタグラフ
8bが殆んど抵抗なしに、例えば、200mm程度伸び
て、両内受け座5の間は200mm程度開口する。一
方、曲線内側では中空体6が320mm程度圧縮されこ
れに伴って平滑体7が大きく左右ぶくれする。このよう
にして小曲線における両車体間の大きい相対変位に対応
できる。小曲線通過時には50km/h程度の低速で走
行するので連結部の前後隙間や左右ぶくれが非常に大き
くとも空力騒音はきわめて小さい。車両が小曲線を通過
した後、曲線外側にあったものは、パンタグラフ8bが
折り畳まれ、かつパンタグラフ8bの一端は一方のフラ
ンジ8aに対してガイド8cによって支持されてパンタ
グラフ8bが一方のフランジ8aの前後面に直角に縮む
ので、パンタグラフ8bは図の上下方向にはずれること
なく、また、図の左右方向についても縮んで一致するた
め最終的に内受け座5は互いに左右段差なく密着した状
態に戻る。曲線内側であったものは圧縮状態から伸び状
態に復原する。こうして直線状態では図3の如くに復原
する。
200m程度)を低速で走行するときに、車体1が定常
的に前後変位した場合の連結部の上下方向中央部での水
平断面の変形状態を図6に説明する。車端1aの間の距
離500mm程度に対して、曲線外側では320mm程
度の伸び、曲線内側で320mm程度の縮みを必要とす
る。そこで、曲線外側では中空体6が弾性的にある程度
伸びた後で両内受け座5の間に設けられたパンタグラフ
8bが殆んど抵抗なしに、例えば、200mm程度伸び
て、両内受け座5の間は200mm程度開口する。一
方、曲線内側では中空体6が320mm程度圧縮されこ
れに伴って平滑体7が大きく左右ぶくれする。このよう
にして小曲線における両車体間の大きい相対変位に対応
できる。小曲線通過時には50km/h程度の低速で走
行するので連結部の前後隙間や左右ぶくれが非常に大き
くとも空力騒音はきわめて小さい。車両が小曲線を通過
した後、曲線外側にあったものは、パンタグラフ8bが
折り畳まれ、かつパンタグラフ8bの一端は一方のフラ
ンジ8aに対してガイド8cによって支持されてパンタ
グラフ8bが一方のフランジ8aの前後面に直角に縮む
ので、パンタグラフ8bは図の上下方向にはずれること
なく、また、図の左右方向についても縮んで一致するた
め最終的に内受け座5は互いに左右段差なく密着した状
態に戻る。曲線内側であったものは圧縮状態から伸び状
態に復原する。こうして直線状態では図3の如くに復原
する。
【0012】以上の如く、ガイド8c付きのパンタグラ
フ8bが専ら定常的な大きい伸びに対応し、かつ折り畳
み時に左右段差のない内受け座密着を行い、一方、中空
体6は定常的な大きい圧縮変形と動的な小さい変形に対
応し、かつ平滑体7を位置決めしている。平滑体7は中
空体6の変形に応じて高速走行時に外表面を動的な小さ
い変形に抑える役目を果たしている。中空体6は円形断
面形状とすることもできる。本実施例によれば、平滑体
7が一体のL型をなし、その外内面とも平面であるか
ら、成形し易く安価にできる効果がある。
フ8bが専ら定常的な大きい伸びに対応し、かつ折り畳
み時に左右段差のない内受け座密着を行い、一方、中空
体6は定常的な大きい圧縮変形と動的な小さい変形に対
応し、かつ平滑体7を位置決めしている。平滑体7は中
空体6の変形に応じて高速走行時に外表面を動的な小さ
い変形に抑える役目を果たしている。中空体6は円形断
面形状とすることもできる。本実施例によれば、平滑体
7が一体のL型をなし、その外内面とも平面であるか
ら、成形し易く安価にできる効果がある。
【0013】本発明の第2実施例では、図11に示すよ
うに、平滑体7aの中空体6の凸部に沿う部分の内側で
前後方向に張り出し、U字型の内周に沿って支え7’が
設けられている。支え7’は図6のような大圧縮変形を
するとき前後方向で他部と接触しないように、平滑体7
aの前後長さの約1/2以下の前後長さを有する。本実
施例によれば、平滑体7aの外面が風圧を強く受けると
き、支え7’が内側よりこれを支えるので、平滑体7a
が風圧により内側に凹み難くなり、平滑体7aの外表面
をより平坦に保てる効果がある。
うに、平滑体7aの中空体6の凸部に沿う部分の内側で
前後方向に張り出し、U字型の内周に沿って支え7’が
設けられている。支え7’は図6のような大圧縮変形を
するとき前後方向で他部と接触しないように、平滑体7
aの前後長さの約1/2以下の前後長さを有する。本実
施例によれば、平滑体7aの外面が風圧を強く受けると
き、支え7’が内側よりこれを支えるので、平滑体7a
が風圧により内側に凹み難くなり、平滑体7aの外表面
をより平坦に保てる効果がある。
【0014】本発明の第3実施例では、図12に示すよ
うに、平滑体の内面に波形部分を設けて最小厚さをより
薄くして平滑体7bとしている。本実施例によれば、平
滑体7bの引張りなどによる他の変形は同じで、図6の
ような小曲線での平滑体7bの曲がり易さは向上できる
効果がある。
うに、平滑体の内面に波形部分を設けて最小厚さをより
薄くして平滑体7bとしている。本実施例によれば、平
滑体7bの引張りなどによる他の変形は同じで、図6の
ような小曲線での平滑体7bの曲がり易さは向上できる
効果がある。
【0015】本発明の第4実施例では、図13に示すよ
うに、平滑体が2つの厚い部分と各部分をつなぐ点Aで
示すより薄くした部分からなる7cの構造としている。
本実施例によれば、図6の小曲線での大きい縮みに対し
て点Aの部分が薄いため平滑体7cがより曲り易くなる
効果がある。
うに、平滑体が2つの厚い部分と各部分をつなぐ点Aで
示すより薄くした部分からなる7cの構造としている。
本実施例によれば、図6の小曲線での大きい縮みに対し
て点Aの部分が薄いため平滑体7cがより曲り易くなる
効果がある。
【0016】本発明の第5実施例では、図14に示すよ
うに、平滑体が3つの厚い部分と各部分をつなぐ点A、
点Bで示すより薄くした部分からなる7dの構造とし、
かつ、平滑体7dと中空体6の凸部との結合は点D、平
滑体7dと外受け座4との結合は点Cで示す構造とし、
さらに、平滑体7dの一部を外受け座4に沿わせてい
る。図4における前後隙間αxは図14においては外受
け座4と平滑体7dの間で実現される。本実施例によれ
ば、図6のような小曲線で平滑体7dがより外側へ曲が
り易くなる効果がある。
うに、平滑体が3つの厚い部分と各部分をつなぐ点A、
点Bで示すより薄くした部分からなる7dの構造とし、
かつ、平滑体7dと中空体6の凸部との結合は点D、平
滑体7dと外受け座4との結合は点Cで示す構造とし、
さらに、平滑体7dの一部を外受け座4に沿わせてい
る。図4における前後隙間αxは図14においては外受
け座4と平滑体7dの間で実現される。本実施例によれ
ば、図6のような小曲線で平滑体7dがより外側へ曲が
り易くなる効果がある。
【0017】本発明の第6実施例では、図15に示すよ
うに、中空体6aの車体中心線からみて内側の形状を外
側の形状よりもよりだ円的に形成し、かつ内側の厚さを
外側の厚さよりもより薄くしている。本実施例によれ
ば、中空体6aの内側形状をよりだ円的にしているの
で、図6のような小曲線における中空体6aの大圧縮変
形がより行われ易いという効果がある。
うに、中空体6aの車体中心線からみて内側の形状を外
側の形状よりもよりだ円的に形成し、かつ内側の厚さを
外側の厚さよりもより薄くしている。本実施例によれ
ば、中空体6aの内側形状をよりだ円的にしているの
で、図6のような小曲線における中空体6aの大圧縮変
形がより行われ易いという効果がある。
【0018】本発明の第7実施例では、図16に示すよ
うに、外受け座4と内受け座5の間で外凸体としての中
空体を複数個前後に直列に結合した6bの構造としてい
る。本実施例によれば、変形が各中空体6bに分散され
るので1ヶ所当りの変形が小さくてすみ、したがって、
1ヶ所当りの前後隙間や左右ぶくれが小さくなり、より
空力騒音が小さくなる効果がある。
うに、外受け座4と内受け座5の間で外凸体としての中
空体を複数個前後に直列に結合した6bの構造としてい
る。本実施例によれば、変形が各中空体6bに分散され
るので1ヶ所当りの変形が小さくてすみ、したがって、
1ヶ所当りの前後隙間や左右ぶくれが小さくなり、より
空力騒音が小さくなる効果がある。
【0019】本発明の第8実施例では、図17に示すよ
うに、平滑体を外凸体と一体に四角形に形成し7eの構
造としている。本実施例によれば、大きな伸縮変形は四
角形のためやや難しくなるが部品点数が少くなり信頼性
が向上する効果はある。
うに、平滑体を外凸体と一体に四角形に形成し7eの構
造としている。本実施例によれば、大きな伸縮変形は四
角形のためやや難しくなるが部品点数が少くなり信頼性
が向上する効果はある。
【0020】本発明の第9実施例では、図18に示すよ
うに、外凸体が中空体6のようにパイプ状でなく半月体
形状で、かつ厚さのより厚い6cの構造をしている。本
実施例によれば、外凸体の製作が容易で安価になる効果
がある。
うに、外凸体が中空体6のようにパイプ状でなく半月体
形状で、かつ厚さのより厚い6cの構造をしている。本
実施例によれば、外凸体の製作が容易で安価になる効果
がある。
【0021】本発明の第10実施例では、図19に示す
ように、図6のパンタグラフを外受け座4と各車端面1
aに設けられた車端板12の間に設けるよう変更してい
る。外受け座4にフランジ8e、車端板12にガイド8
gを設け、パンタグラフ8fをフランジ8eとガイド8
g及び車端板12と結んでいる。本実施例によれば、小
曲線において1ヶ所当りの開口隙間を小さくできるの
で、飛来物等をかみ込み難くなりより安全である効果が
ある。
ように、図6のパンタグラフを外受け座4と各車端面1
aに設けられた車端板12の間に設けるよう変更してい
る。外受け座4にフランジ8e、車端板12にガイド8
gを設け、パンタグラフ8fをフランジ8eとガイド8
g及び車端板12と結んでいる。本実施例によれば、小
曲線において1ヶ所当りの開口隙間を小さくできるの
で、飛来物等をかみ込み難くなりより安全である効果が
ある。
【0022】本発明の第11実施例では、図20ないし
図24に示すように、受け座案内機構8が次のように構
成されている。図3、図6と異なり内受け座5の数ヶ所
に設けられたフランジ8aにガイド8cは設けられず、
ガイド8cはパンタグラフ8bの前後中央で前後伸縮方
向に直角に配設されている2つのピン8hに取付けられ
る。8dはパンタグラフ8bの内側にあり、ガイド8c
がスライドする部分、すなわち、心棒を左右および上部
で連結保存するガイド枠である。パンタグラフ8bはガ
イド枠8dに対して左右又は上下にスライドしながらガ
イド枠8dの車体巾方向平面に直角に前後方向に伸縮で
きる。パンタグラフ8bは両内受け座5のフランジ8a
とはピンで結合されている。パンタグラフの代りに心棒
と外筒からなり、最大縮み状態では最大伸び状態の長さ
の約1/2となるスライダーを用いることもできる。本
実施例によれば、中立的なガイド枠8dに対してガイド
8cがパンタグラフ8bを直角に保ちながら左右又は上
下方向にスライドするので、パンタグラフ8bに対する
曲げ抵抗がより小さくパンタグラフ8bの曲げ変形を全
く必要としない。したがって、パンタグラフ8bを完全
に剛とすることができ、内受け座5同志の左右段差のな
い密着をより完全に行える効果がある。
図24に示すように、受け座案内機構8が次のように構
成されている。図3、図6と異なり内受け座5の数ヶ所
に設けられたフランジ8aにガイド8cは設けられず、
ガイド8cはパンタグラフ8bの前後中央で前後伸縮方
向に直角に配設されている2つのピン8hに取付けられ
る。8dはパンタグラフ8bの内側にあり、ガイド8c
がスライドする部分、すなわち、心棒を左右および上部
で連結保存するガイド枠である。パンタグラフ8bはガ
イド枠8dに対して左右又は上下にスライドしながらガ
イド枠8dの車体巾方向平面に直角に前後方向に伸縮で
きる。パンタグラフ8bは両内受け座5のフランジ8a
とはピンで結合されている。パンタグラフの代りに心棒
と外筒からなり、最大縮み状態では最大伸び状態の長さ
の約1/2となるスライダーを用いることもできる。本
実施例によれば、中立的なガイド枠8dに対してガイド
8cがパンタグラフ8bを直角に保ちながら左右又は上
下方向にスライドするので、パンタグラフ8bに対する
曲げ抵抗がより小さくパンタグラフ8bの曲げ変形を全
く必要としない。したがって、パンタグラフ8bを完全
に剛とすることができ、内受け座5同志の左右段差のな
い密着をより完全に行える効果がある。
【0023】本発明の第12実施例では、図25ないし
図26に示すように、中空体6の内部に中空体6の剛性
向上に必要な最低限の圧力として0.1kgf/cm2
程度の圧力気体を充填し、かつ中空体6の内部の圧力調
節装置としてのアキュムレータ13を中空体6と連通し
て設けてある。アキュムレータ13は外筒13a、内筒
13b、外筒13aと内筒13bの間のダイヤフラム1
3c、内筒13bと外筒13aの間の押圧ばね13dか
ら構成される。本実施例によれば、中空体6の内部に圧
力気体を充填することにより直線や大曲線を走行すると
きの中空体6の剛性が高められると共に、図6のような
小曲線通過時に大きく圧縮される側は、アキュムレータ
13なしの場合では中空体6の内圧が4倍近くに高くな
って大きな圧縮が困難となるのに対して、アキュムレー
タ13がある本実施例では中空体6内の体積は減少する
がアキュムレータ13内の体積が増加して中空体6の内
圧は2倍程度に高くなるにとどまり、中空体6の大きな
圧縮変形が容易となる効果がある。
図26に示すように、中空体6の内部に中空体6の剛性
向上に必要な最低限の圧力として0.1kgf/cm2
程度の圧力気体を充填し、かつ中空体6の内部の圧力調
節装置としてのアキュムレータ13を中空体6と連通し
て設けてある。アキュムレータ13は外筒13a、内筒
13b、外筒13aと内筒13bの間のダイヤフラム1
3c、内筒13bと外筒13aの間の押圧ばね13dか
ら構成される。本実施例によれば、中空体6の内部に圧
力気体を充填することにより直線や大曲線を走行すると
きの中空体6の剛性が高められると共に、図6のような
小曲線通過時に大きく圧縮される側は、アキュムレータ
13なしの場合では中空体6の内圧が4倍近くに高くな
って大きな圧縮が困難となるのに対して、アキュムレー
タ13がある本実施例では中空体6内の体積は減少する
がアキュムレータ13内の体積が増加して中空体6の内
圧は2倍程度に高くなるにとどまり、中空体6の大きな
圧縮変形が容易となる効果がある。
【0024】本発明の第13実施例では、図27ないし
図28に示すように、図25、図26と異なりアキュム
レータを中空体と一体に構成している。図27は小曲線
における曲線外側での変形状態、図28は同じく曲線内
側のものである。車体中心からみて中空体6cの内側の
長さを長くして内凸形状とし、車両横断面内で上下にの
びる内筒14aを内凸形内に設ける。同時に外受け座
4、内受け座5の中空体6cに接する面を長くしてあ
る。14bは中受け座で、外受け座4、内受け座5と支
持ばね14cで結ばれている。内筒14a及び中受け座
14bには前後方向にスライドするガイド14dが設け
られ、内筒14aと中受け座14bを結ぶパンタグラフ
14eの両端はガイド14dによって前後にスライドす
る。また、内筒14aと中受け座14bの間には押圧ば
ね14fも設けられる。パンタグラフ14eは内筒14
aの姿勢を保つためのものである。図28では、中空体
6cが大圧縮変形をうけるとき、内筒14aが車両内側
に移動し図26の内筒13bと同じ作用を行う。本実施
例によれば、中空体6とアキュムレータ13が一体に構
成されているので、第12実施例に比べて車体へのアキ
ュムレータの別取付けが不用であり、構造および取付け
が簡単になる効果がある。
図28に示すように、図25、図26と異なりアキュム
レータを中空体と一体に構成している。図27は小曲線
における曲線外側での変形状態、図28は同じく曲線内
側のものである。車体中心からみて中空体6cの内側の
長さを長くして内凸形状とし、車両横断面内で上下にの
びる内筒14aを内凸形内に設ける。同時に外受け座
4、内受け座5の中空体6cに接する面を長くしてあ
る。14bは中受け座で、外受け座4、内受け座5と支
持ばね14cで結ばれている。内筒14a及び中受け座
14bには前後方向にスライドするガイド14dが設け
られ、内筒14aと中受け座14bを結ぶパンタグラフ
14eの両端はガイド14dによって前後にスライドす
る。また、内筒14aと中受け座14bの間には押圧ば
ね14fも設けられる。パンタグラフ14eは内筒14
aの姿勢を保つためのものである。図28では、中空体
6cが大圧縮変形をうけるとき、内筒14aが車両内側
に移動し図26の内筒13bと同じ作用を行う。本実施
例によれば、中空体6とアキュムレータ13が一体に構
成されているので、第12実施例に比べて車体へのアキ
ュムレータの別取付けが不用であり、構造および取付け
が簡単になる効果がある。
【0025】本発明の第14実施例では、図29に示す
ように、中空体6の内部に標準圧力Poの圧力気体を充
填し、かつその圧力調節装置として中空体6に二又管1
5aを接続し、二又管15aの一方の管内に標準圧力P
oの1.5倍程度で開く排気弁15bを設け、他方の管
内に標準圧力Po程度以下になると開く給気弁15cを
設け、さらに、その管を空気源15dに接続してある。
小曲線において大圧縮側の中空体6(左)が大きく圧縮
されると、中空体6の内圧は標準圧力Poの1.5倍程
度以上となり排気弁15bが開いて大気に吐き出され
る。直線走行に戻ると中空体6が圧縮変形から元の形に
戻るので内圧は標準圧力Po程度よりも下り、給気弁1
5cが開いて給気され、内圧は標準圧力Poに復帰す
る。本実施例によれば、内圧に感応して自動的に中空体
6内の圧力気体が給排されるので、第12実施例及び第
13実施例と比べて、小スペースで、かつ小曲線におけ
る中空体6の大きな圧縮変形がより容易に行える効果が
ある。
ように、中空体6の内部に標準圧力Poの圧力気体を充
填し、かつその圧力調節装置として中空体6に二又管1
5aを接続し、二又管15aの一方の管内に標準圧力P
oの1.5倍程度で開く排気弁15bを設け、他方の管
内に標準圧力Po程度以下になると開く給気弁15cを
設け、さらに、その管を空気源15dに接続してある。
小曲線において大圧縮側の中空体6(左)が大きく圧縮
されると、中空体6の内圧は標準圧力Poの1.5倍程
度以上となり排気弁15bが開いて大気に吐き出され
る。直線走行に戻ると中空体6が圧縮変形から元の形に
戻るので内圧は標準圧力Po程度よりも下り、給気弁1
5cが開いて給気され、内圧は標準圧力Poに復帰す
る。本実施例によれば、内圧に感応して自動的に中空体
6内の圧力気体が給排されるので、第12実施例及び第
13実施例と比べて、小スペースで、かつ小曲線におけ
る中空体6の大きな圧縮変形がより容易に行える効果が
ある。
【0026】本発明の第15実施例では、図30に示す
ように、圧力調節装置として中空体6に二又管16aを
接続し、二又管16a内にそれぞれ電磁給気弁16b、
電磁排気弁16cを設ける。電磁給気弁16bと電磁排
気弁16cは直結されていて連動する。電磁給気弁16
bは標準圧力Poに減圧する減圧弁16dを介して空気
源16eにつながっている。16fは中空体6の前後変
形を検知する変位センサであり、その出力は比較器16
gにおいて比較され、中空体6内の圧力の小大に比例す
る中空体6の前後長さの大小によって電磁給気弁16b
又は電磁排気弁16cが作動する。すなわち、小曲線に
おいて曲線内側の中空体6(左)が大きな圧縮変形をう
けてある変位δa以下になると、電磁排気弁16cが開
き中空体6(左)内の圧力気体が排気されることによっ
て内圧は零近くになる。このとき同時に電磁給気弁16
bは閉じる。小曲線通過後変形が元に戻るとき変位がδ
aに大きくなると電磁給気弁16bが開き(電磁排気弁
16cは閉じる)、標準圧力Poの気体が給気される。
ある速度以下で上記を行うようにしてもよい。本実施例
によれば、中空体6の変形を直接変位センサで検知して
内圧調節が行われるので、内圧調節が変位と連動してよ
り確実に行える効果がある。
ように、圧力調節装置として中空体6に二又管16aを
接続し、二又管16a内にそれぞれ電磁給気弁16b、
電磁排気弁16cを設ける。電磁給気弁16bと電磁排
気弁16cは直結されていて連動する。電磁給気弁16
bは標準圧力Poに減圧する減圧弁16dを介して空気
源16eにつながっている。16fは中空体6の前後変
形を検知する変位センサであり、その出力は比較器16
gにおいて比較され、中空体6内の圧力の小大に比例す
る中空体6の前後長さの大小によって電磁給気弁16b
又は電磁排気弁16cが作動する。すなわち、小曲線に
おいて曲線内側の中空体6(左)が大きな圧縮変形をう
けてある変位δa以下になると、電磁排気弁16cが開
き中空体6(左)内の圧力気体が排気されることによっ
て内圧は零近くになる。このとき同時に電磁給気弁16
bは閉じる。小曲線通過後変形が元に戻るとき変位がδ
aに大きくなると電磁給気弁16bが開き(電磁排気弁
16cは閉じる)、標準圧力Poの気体が給気される。
ある速度以下で上記を行うようにしてもよい。本実施例
によれば、中空体6の変形を直接変位センサで検知して
内圧調節が行われるので、内圧調節が変位と連動してよ
り確実に行える効果がある。
【0027】本実施例の第16実施例では、図31に示
すように、図30と異なるのは車両走行速度を検知する
速度発電機17aを設けその出力が比較器17bによっ
て比較され、速度の大小(曲線半径の大小に対応)によ
って電磁給気弁16b又は電磁排気弁16cが作動す
る。小曲線においては速度が低くなるので、ある速度V
a以下では中空体6(左)の大きな圧縮変形がありうる
として電磁排気弁16cを開き(電磁給気弁16bは
閉)、速度Va以上になったら電磁給気弁16bを開く
(電磁給気弁16cは閉)。一般に速度発電機17aは
他の目的ですでに設けられている。本実施例によれば、
速度Va以下では給気動作がないので第14実施例に比
べ信頼性が増す効果がある。
すように、図30と異なるのは車両走行速度を検知する
速度発電機17aを設けその出力が比較器17bによっ
て比較され、速度の大小(曲線半径の大小に対応)によ
って電磁給気弁16b又は電磁排気弁16cが作動す
る。小曲線においては速度が低くなるので、ある速度V
a以下では中空体6(左)の大きな圧縮変形がありうる
として電磁排気弁16cを開き(電磁給気弁16bは
閉)、速度Va以上になったら電磁給気弁16bを開く
(電磁給気弁16cは閉)。一般に速度発電機17aは
他の目的ですでに設けられている。本実施例によれば、
速度Va以下では給気動作がないので第14実施例に比
べ信頼性が増す効果がある。
【0028】本発明の第17実施例では、図32ないし
図34に示すように、架線18から集電装置19によっ
て高電圧を集電し矢印の如く車両に沿って導く。すなわ
ち、20aは左隣車両へ導かれる特別高圧(以下特高と
いう)ケーブル、21a、21bは特高ケーブルを結合
又は分岐するための屋根21c、21d上に設けたケー
ブルヘッドである。20bはケーブルヘッド21aに導
かれる特高ケーブル、20cはケーブルヘッド21aか
ら自車両のトランス22へ導かれる特高ケーブル、20
dは右隣車両のケーブルヘッド21bへ渡される特高渡
りケーブル、20eはケーブルヘッド21bからさらに
右隣車両へ導かれる特高ケーブルである。特高ケーブル
20b、20eが太い場合には屋根21c、21dに埋
込まれる。23aはトランス22から左隣車両へ導かれ
る高圧ケーブル、24は右隣車両においてコンバータと
インバータからなる主変換器、23bはトランス22か
ら主変換器24へ導かれる高圧ケーブル、25は車輪2
を駆動するモータ、26は主変換器24からモータ25
へ導かれる制御ケーブルである。27b、28bは屋根
21c、21dの上でケーブルヘッド21a、21bを
覆い流線形をした覆いであり、車体1の端で外受け座4
の前後面を、覆い27a、27bの前後面に固定し、外
受け座4の上部の下側を特高渡りケーブル20dが通っ
ている。27c、27dは車両連結時に覆い27a、2
7bにおいて特高渡りケーブル20dをケーブルヘッド
21a、21bにつなぐとき開閉する点検ふたである。
図34に示すように、架線18から集電装置19によっ
て高電圧を集電し矢印の如く車両に沿って導く。すなわ
ち、20aは左隣車両へ導かれる特別高圧(以下特高と
いう)ケーブル、21a、21bは特高ケーブルを結合
又は分岐するための屋根21c、21d上に設けたケー
ブルヘッドである。20bはケーブルヘッド21aに導
かれる特高ケーブル、20cはケーブルヘッド21aか
ら自車両のトランス22へ導かれる特高ケーブル、20
dは右隣車両のケーブルヘッド21bへ渡される特高渡
りケーブル、20eはケーブルヘッド21bからさらに
右隣車両へ導かれる特高ケーブルである。特高ケーブル
20b、20eが太い場合には屋根21c、21dに埋
込まれる。23aはトランス22から左隣車両へ導かれ
る高圧ケーブル、24は右隣車両においてコンバータと
インバータからなる主変換器、23bはトランス22か
ら主変換器24へ導かれる高圧ケーブル、25は車輪2
を駆動するモータ、26は主変換器24からモータ25
へ導かれる制御ケーブルである。27b、28bは屋根
21c、21dの上でケーブルヘッド21a、21bを
覆い流線形をした覆いであり、車体1の端で外受け座4
の前後面を、覆い27a、27bの前後面に固定し、外
受け座4の上部の下側を特高渡りケーブル20dが通っ
ている。27c、27dは車両連結時に覆い27a、2
7bにおいて特高渡りケーブル20dをケーブルヘッド
21a、21bにつなぐとき開閉する点検ふたである。
【0029】以上の構成によれば、特高渡りケーブル2
0dが、外受け座4、平滑体7、外凸体6、内受け座5
の下側にあって、かつケーブルヘッド21a、21bの
覆い27a、27bの外表面と外受け座4、平滑体7、
内受け座5の外表面とが同一面にあるので、ケーブルヘ
ッドを有する連結部において気流乱れが少くなり、空力
騒音の発生が非常に少くなるという効果がある。
0dが、外受け座4、平滑体7、外凸体6、内受け座5
の下側にあって、かつケーブルヘッド21a、21bの
覆い27a、27bの外表面と外受け座4、平滑体7、
内受け座5の外表面とが同一面にあるので、ケーブルヘ
ッドを有する連結部において気流乱れが少くなり、空力
騒音の発生が非常に少くなるという効果がある。
【0030】本発明の第18実施例では、図35ないし
図37に示すように、図32ないし図34と異なって、
ケーブルヘッド21a、21bが車体の屋根21c、2
1dの上になく車端部にあり、特高渡りケーブル20d
が外受け座4、平滑体7、外凸体6及び内受け座5と内
幌11との間の側面で渡されている。本実施例によれ
ば、屋根21c、21dと外受け座4、平滑体7、内受
け座5の外表面が同一平面にあるので、ケーブルヘッド
が車両連結部に設けられるとき気流乱れが極めて少く、
さらに空力騒音が発生し難いという効果がある。
図37に示すように、図32ないし図34と異なって、
ケーブルヘッド21a、21bが車体の屋根21c、2
1dの上になく車端部にあり、特高渡りケーブル20d
が外受け座4、平滑体7、外凸体6及び内受け座5と内
幌11との間の側面で渡されている。本実施例によれ
ば、屋根21c、21dと外受け座4、平滑体7、内受
け座5の外表面が同一平面にあるので、ケーブルヘッド
が車両連結部に設けられるとき気流乱れが極めて少く、
さらに空力騒音が発生し難いという効果がある。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明した構成及び
作用を有するので、車両連結部の小曲線における低速時
の大伸縮を可能としながら直線及び大曲線における高速
時の空力騒音発生を著しく少くできるものである。
作用を有するので、車両連結部の小曲線における低速時
の大伸縮を可能としながら直線及び大曲線における高速
時の空力騒音発生を著しく少くできるものである。
【図1】本発明の第1実施例の全体の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の部分詳細斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の直線における車両高速走
行状態で車両振動がない場合の車両連結部構造の平面断
面図である。
行状態で車両振動がない場合の車両連結部構造の平面断
面図である。
【図4】本発明の第1実施例の直線における車両高速走
行状態での動的左右変形状態を示す平面断面図である。
行状態での動的左右変形状態を示す平面断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の大曲線における車両高速
走行状態での定常前後変形状態を示す平面断面図であ
る。
走行状態での定常前後変形状態を示す平面断面図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例の小曲線における車両低速
走行状態での定常前後変形状態を示す平面断面図であ
る。
走行状態での定常前後変形状態を示す平面断面図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例の平滑体及び受け座案内機
構の詳細を示す平面断面図である。
構の詳細を示す平面断面図である。
【図8】本発明の第1実施例の正面図である。
【図9】本発明の第1実施例の側面図である。
【図10】本発明の第1実施例の側面断面図である。
【図11】本発明の第2実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図12】本発明の第3実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図13】本発明の第4実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図14】本発明の第5実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図15】本発明の第6実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図16】本発明の第7実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図17】本発明の第8実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図18】本発明の第9実施例の直線における車両高速
走行状態での平面断面図である。
走行状態での平面断面図である。
【図19】本発明の第10実施例の直線における車両高
速走行状態での平面断面図である。
速走行状態での平面断面図である。
【図20】本発明の第11実施例の直線における車両高
速走行状態での平面断面図である。
速走行状態での平面断面図である。
【図21】本発明の第11実施例の小曲線における車両
低速走行状態での平面断面図である。
低速走行状態での平面断面図である。
【図22】本発明の第11実施例の正面図である。
【図23】本発明の第11実施例の受け座案内機構を詳
細に示す正面図である。
細に示す正面図である。
【図24】本発明の第11実施例の側面断面図である。
【図25】本発明の第12実施例の正面図である。
【図26】本発明の第12実施例の圧力気体を充填した
中空体に接続されたアキュムレータを示す断面図であ
る。
中空体に接続されたアキュムレータを示す断面図であ
る。
【図27】本発明の第13実施例の圧力気体を充填した
中空体とアキュムレータを一体に形成した場合の車両小
曲線通過時の曲線外側部分の平面断面図である。
中空体とアキュムレータを一体に形成した場合の車両小
曲線通過時の曲線外側部分の平面断面図である。
【図28】本発明の第13実施例の圧力気体を充填した
中空体とアキュムレータを一体に形成した場合の車両小
曲線通過時の曲線内側部分の平面断面図である。
中空体とアキュムレータを一体に形成した場合の車両小
曲線通過時の曲線内側部分の平面断面図である。
【図29】本発明の第14実施例の断面図である。
【図30】本発明の第15実施例の断面図である。
【図31】本発明の第16実施例の断面図である。
【図32】本発明の第17実施例の断面図である。
【図33】本発明の第17実施例の平面図である。
【図34】本発明の第17実施例の正面図である。
【図35】本発明の第18実施例の側面断面図である。
【図36】本発明の第18実施例の平面断面図である。
【図37】本発明の第18実施例の正面図である。
【符号の説明】 4…外受け座、5…内受け座、6…外凸体、7…平滑
体、8…受け座案内機構、8b…パンタグラフ。
体、8…受け座案内機構、8b…パンタグラフ。
フロントページの続き (72)発明者 高野 靖 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 服部 守成 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 鶴田 仁 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (72)発明者 廣瀬 進 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社 日立製作所 笠戸工場内 (56)参考文献 実公 平3−26048(JP,Y2) 実公 昭61−43648(JP,Y2) 実公 昭56−33799(JP,Y2)
Claims (4)
- 【請求項1】対向する車体の間において車端の外表面に
沿って設けた車両連結部構造において、 それぞれの前記車端に設置され、その外周面を車端外表
面に沿って設けられ、前記車体の長手方向から見たとき
逆U字型の2個の外受け座と、 該2個の外受け座の間に配置され、前記外受け座と同じ
外周形状を有する逆U字型の2個の内受け座と、 一方の前記外受け座と一方の前記内受け座との間、他方
の前記外受け座と他方の前記内受け座との間にそれぞれ
設けられ、それぞれ前記外受け座、内受け座を固定した
ものであって、弾性変形可能であり、実質的に前記外受
け座、内受け座の外周形状に沿って設けられ、前記長手
方向から見たとき逆U字型の2つ外凸体と、 前記外凸体の外側部分において、前記外凸体と前記内受
け座に結合され、同じく前記外凸体と前記外受け座に結
合され、その外表面が平坦で、かつ弾性的であり、前記
外受け座、内受け座と同じ外周形状を有する逆U字型の
4つの平滑体と、 前記2個の内受け座の内側を連結するものであって、車
体の幅方向の両側にそれぞれに設置され、伸縮自在な案
内機構と、 から なる車両連結部構造。 - 【請求項2】請求項1に記載の車両連結部構造におい
て、前記外凸体は中空体からなること、を特徴とする車
両連結部構造。 - 【請求項3】対向する車体の間において車端の外表面に
沿って設けた車両連結部構造において、それぞれの前記車端に設置され、その外周面を車端外表
面に沿って設けられ、前記車体の長手方向から見たとき
逆U字型の2個の外受け座と、 該2個の外受け座の間に配置され、前記外受け座と同じ
外周形状を有する逆U字型の内受け座と、 一方の前記外受け座と前記内受け座との間、他方の前記
外受け座と前記内受け座との間にそれぞれ設けられ、そ
れぞれ前記外受け座、内受け座を固定したものであっ
て、弾性変形可能であり、実質的に前記外受け座、内受
け座の外周形状に沿って設けられ、前記長手方向から見
たとき逆U字型の2つ外凸体と、 前記外凸体の外側部分において、前記外凸体と前記内受
け座に結合され、同じく前記外凸体と前記外受け座に結
合され、その外表面が平坦で、かつ弾性的であり、前記
外受け座、内受け座と同じ外周形状を有する逆U字型の
4つの平滑体と、 前記一方の外受け座と一方の前記車端との間、前記他方
の外受け座と他方の前記車端との間をそれぞれ連結する
ものであって、車体の幅方向の両側にそれぞれに設置さ
れ、伸縮自在な2つの案内機構と、 から なる車両連結部構造。 - 【請求項4】請求項1に記載の車両連結部構造におい
て、前記外凸体は中空体からなること、を特徴とする車
両連結部構造。
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |