JP2576643Y2 - 移動農機の変速装置 - Google Patents

移動農機の変速装置

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JP2576643Y2 JP1990094856U JP9485690U JP2576643Y2 JP 2576643 Y2 JP2576643 Y2 JP 2576643Y2 JP 1990094856 U JP1990094856 U JP 1990094856U JP 9485690 U JP9485690 U JP 9485690U JP 2576643 Y2 JP2576643 Y2 JP 2576643Y2
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、移動農機における走行装置及び作業機の
変速装置に関するものである。
(従来技術) 移動農機には耕耘ロータリ等の作業機を設けるものが
あり、作業に応じてこの移動農機の走行速度と作業機の
速度を共に変速し、又、作業条件によってはハンドルを
前後反転させて作業を行うものがある。この為、複数の
変速装置をコンパクトに、かつ、操作しやすく設ける必
要があり、更に、ハンドルを前後反転させた場合にも同
様の操作性が要求されるものである。
従来、この課題を解決するため、実公平1-32113号公
報や、実開昭64-1029号等の技術が存在するが、これら
の技術は一本のレバーにより走行速度の変速と作業速度
の変速を行うものであり、その構成は比較的簡単である
が、この一本のレバーにより二系統の変速操作を行うも
のであるから操作方向が二方向となり、操縦者にとって
は、操作の度にその方向を確認する必要があり甚だ使い
勝手の悪いものであった。特にハンドルを前後に反転さ
せた場合には、このレバーも同時に回動させるが、この
場合には、レバーの左右方向の動きが逆となる為、更に
紛らわしいものとなっていた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、上記従来技術の欠点を解消すると共にに
その構成をも簡単にしようとするものである。
(課題を解決するための手段) 走行装置3を変速する走行変速ロッド2と作業機5を
変速する作業機変速ロッド4をギヤボックス1に対して
摺動自在に設け、これら走行変速ロッド2と作業機変速
ロッド4にそれぞれ係合する走行操作部材6と作業操作
部材7を走行操作部材(6)を下方側に位置させて上下
に配設すると共に、走行変速レバー8の軸部9を走行操
作部材6に上下方向摺動自在でかつ下降時に係合して共
に回動するように嵌合させ、また、走行変速レバー8よ
り下方に設ける作業機変速レバー10を固着する筒軸11を
軸部9へ摺動可能に外嵌し、該筒軸11を作業操作部材7
に上下方向摺動自在でかつ下降時に係合して共に回動す
るよう設け、更に、走行変速レバー8の軸部9と作業機
器変速レバー10の筒軸11を上下方向に接当係合させ、該
走行変速レバー8の引上操作により軸部9、筒軸11を介
して作業機変速レバー10を共に引上可能で、且つこの引
上位置において該走行変更レバー8と作業機変速レバー
10を共に機体の前後反転位置へ回動可能に構成してなる
移動農機の変速装置の構成とする。
(考案の作用) まず、移動農機の走行速度を変速する場合に、上方に
位置する走行変速レバー8を回動操作すると、該レバー
8の軸部9を介して走行操作部材6が回動され、これに
よって走行変速ロッド2がギヤボックス1に対して摺動
され、該ギヤボックス1内の走行変速ギヤを切替えて走
行装置3の変速を行う。
次に、作業機5の変速を行う場合には、走行変速レバ
ー8よりも下方に位置する作業機変速レバー10を回動操
作すると筒軸11を介して作業操作部材7が回動され、こ
れによって作業機変速ロッド4がギヤボックス1に対し
て摺動されギヤボックス1内の作業機変速ギヤを切替え
て作業機5の変速を行う。
次に、作業条件等によってハンドルを前後反転させて
作業を行う場合には、当然これら走行変速レバー8と作
業機変速レバー10を前後反転させる必要があるが、この
場合には、走行変速レバー8を上方に引上げると該走行
変速レバー8の軸部9とピン39、筒軸36、スペーサ41を
介して上下方向に接当係合される筒軸11が共に上方に摺
動され該筒軸11に固着の作業機変速レバー10も同時に引
上げられる。従って、軸部9と走行操作部材6の係合、
及び筒軸11と作業機操作部材7の係合が解除され、この
状態で各レバー8,10を機体に対し前後反転位置に回動さ
せ、その後、各レバー8、10を軸部9,筒軸11と共に下方
に摺動させ、走行操作部材6及び作業操作部材7と係合
させる。
(考案の効果) この考案は前述の如く構成するものであるから作業条
件に応じて移動農機の走行装置3及び作業機5の変速を
行うに際して、使用頻度の多い走行変速レバー8が上方
に位置しているため操作が容易であり、又、これら走行
変速レバー8と作業機変速レバー10を格別に設けてある
為、ハンドルを前後反転させての作業においてこれらの
レバー8,10を同様に反転させた場合にも識別性が高く誤
操作の恐れが少ないものである。
しかも、この様に操作性が良好な上に、各変速レバー
8,10の操作部材6,7をこれらの同一軸芯上の上下に設け
たものであるから、二本の変速レバー8,10を有するにも
係わらずその構成が簡単であると共に、デザイン的にも
纏まりが良い。
更に、この同一軸芯上に位置する走行変速レバー8の
軸部9と作業機変速レバー10の筒軸11を上下方向に接当
係合させて構成したものであるから、ハンドルを前後反
転させての作業において、これらの走行変速レバー8と
作業機変速レバー10を同様に前後反転させるに際し、走
行変速レバー8の引上操作により軸部9、筒軸11を介し
て作業機変速レバー10を共に引上げることができその操
作が極めて簡単である。
(実施例) なお、図例は一輪管理機に本考案の変速装置を実施し
たものであって、該一輪管理機は以下の如く構成してあ
る。
第5図に示す如く、機体の中央部にはギヤボックス1
を設け、このギヤボックス1から前方に向けて支台12を
突設し、この支台12上に原動機13を搭載して原動機13か
らベルト伝動によって動力をギヤボックス1に伝動して
いる。14はベルト伝動部を覆うベルトカバーである。
又、ギヤボックス1の下方には、伝動ケース15を突設
し、この伝動ケース15下端に突出させた車軸16に走行装
置をなす車輪3を軸架してある。
又、ギヤボックス1の後側には、作業機取付フレーム
17を突設し、この作業機取付フレーム17に伝動ケース1
8、ロータリカバー19、抵抗棒20を取り付けている。
伝動ケース18上部とギヤボックス1間は中間伝動ケー
ス21により連結し、下端側の出力軸22には作業機である
ロータリー5を装着してある。
ギヤボックス1の上部には、取付ベース24を介して左
右に分岐した杆状操縦ハンドル25を斜め後方へ向けて突
設してある。この操縦ハンドル25の左側上端取手部26に
は原動機13とギヤボックス1との間に設けたベルト伝動
部の動力伝動を断続するクラッチレバー27や原動機13の
回転速度を調整するスロットルレバー28等を設けてあ
る。
29はハンドル固定解除レバーであって、ハンドル25の
右側上端取手部26に設けてあり該レバー26を握ることに
より、ハンドル固定装置30を解除して取付ベース24に対
してハンドル25を前後反転可能に構成してある。
ギヤボックス1は、前記の如く機体中央部にあって、
支台12、伝動ケース15、作業機取付フレーム17、操縦ハ
ンドル25等を取り付けているが、内部には原動機13から
入力した駆動力を車輪3側とロータリ5側へ伝動すると
共に、それぞれの回転速度及び回転方向を変更するギヤ
機構(図示せず)を内装してある。
第2図に示す如く、ギヤボックス1左側面の上部から
作業機変速ロッド4を、その下方からは走行変速ロッド
2をギヤボックス1に対して摺動自在に突出させて設け
てあり、これらの作業変速ロッド4,走行変速ロッド2は
第4図に示す如く、それぞれ最も突出した位置からギヤ
ボックス1内へ押し込むにつれて、走行変速ロッド2
が、後進(R),中立(N),前進1速(1),中立
(N),前進(2)位置に、作業機変速ロッド4は、逆
転(R),中立(N),正転(F)となる様構成してあ
る。
31は取付板であり、ギヤボックス1の後部に取着して
左側方に突出させてあり、第3図に示す如く、その側端
上下位置にボス32,32を固着してある。それぞれのボス3
2,32内には下部一側にアーム33,33を固着する筒体34,34
を遊嵌すると共に上部にスナップリング23,23を嵌入し
て抜け止めとしてある。又、この筒体34,34の内側面に
は、所定長さの多角筒部35,35を形成し、これらによっ
て走行操作部材6と作業操作部材7を構成してある。更
に、該筒体34,34内には筒軸11,36を遊嵌してあり、該筒
軸11,36外周には上記多角筒部35,35と嵌合可能の所定長
さの多角軸部37,37を形成してある。38は抜止めリング
である。該筒軸11,36内には上端に走行変速レバー8を
一体に形成する軸9を遊嵌し、更に下方側の筒軸36との
間をピン39により連結してある。
又、上方側の筒軸11上部には作業機変速レバー10を取
着してある。この両変速レバー8,10の位置関係は作業機
変速レバー10が下方に位置し、側面視両変速レバー8,10
が平行状に後方へ延出するか、若しくはその間隔が後方
程広がる様構成する。又、その延出長さは同じか又は作
業機変速レバー10を長く延出させる。又、これら変速レ
バー8,10は平面視において左右角度を異ならせて突出さ
せる。
40は抜け止めピン、41はスペーサであり、上下の筒軸
11,36間に介在させてある。
筒体34,34から突出するアーム33,33先端には長孔42を
開設し、該長孔42,42内に、変速ロッド2,4にボルト43止
めされ上方に延出する指示杆44を嵌入してある、従っ
て、アーム33,33の回動操作によって指示杆44,44を介し
て変速ロッド2,4が摺動される。又、両指示杆44,44の上
端は表示板45位置まで延出され変速位置を表示する。
又、46はカバーである。
作業を行う場合にはその作業の種類や条件によって走
行速度及び作業機の速度を変速するが、まず走行速度を
変速する場合には、走行変速レバー8を左右に回動させ
るとこれと一体の軸9から、ピン39を介して筒軸36が回
動され、更に該筒軸36の多角軸部37に嵌合する多角筒部
35を介して筒体34がボス32内で回動される。従って、該
筒体34の下部に取着されるアーム33先端の長孔42に嵌合
する指示杆44を介して走行変速ロッド2が左右に摺動さ
れて所定の速度に変速する。
次に作業機であるロータリ5の速度を行う場合には、
同様に作業機変速レバー10を回動させると、該レバー10
と連結される筒軸11の多角軸部37と嵌合する多角筒部35
を介して筒体34がボス32内で回動される。従って、該筒
体34の下部に取着されるアーム33先端の長孔42に嵌合す
る指示杆44を介して作業機変速ロッド4が左右に摺動さ
れて所定の速度に変速される。
次にハンドル25を前後反転させて作業を行う場合に
は、ハンドル固定解除レバー29を握ってハンドル固定装
置30を解除し、取付ベース24に対してハンドル25を回動
させる。次いで、走行変速レバー8を上方に引上げると
該レバー8と一体の軸9にピン39を介して取着される筒
軸36が引上げられ、同時にスペーサ41を介して上方側の
筒軸11と共に作業機変速レバー10も引上げられる。従っ
て上下の筒軸11,36の多角軸部37,37と筒体34,34の多角
筒部35,35の嵌合が解除されるので、走行変速レバー8
及び作業機変速レバー10を回動させることによって前後
反転させ、この位置で再び各レバー8,10を下方に摺動さ
せて操作部材6,7と係合され、共に回動するようにな
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は要
部の側断面図、第2図は要部の平面図、第3図は要部の
背面図、第4図は表示板45の平面図、第5図は全体側面
図である。 1はギヤボックス、2は走行変速ロッド、3は走行装
置、4は作業機変速ロッド、5は作業機、6,7は操作部
材、8は走行変速レバー、9は軸部、10は作業機変速レ
バー、11は筒軸を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置(3)を変速する走行変速ロッド
    (2)と作業機(5)を変速する作業機変速ロッド
    (4)をギヤボックス(1)に対して摺動自在に設け、
    これら走行変速ロッド(2)と作業機変速ロッド(4)
    にそれぞれ係合する走行操作部材(6)と作業操作部材
    (7)を走行操作部材(6)を下方側に位置させて上下
    に配設すると共に、走行変速レバー(8)の軸部(9)
    を走行操作部材(6)に上下方向摺動自在でかつ下降時
    に係合して共に回動するように嵌合させ、また、走行変
    速レバー(8)より下方に設ける作業機変速レバー(1
    0)を固着する筒軸(11)を軸部(9)へ摺動可能に外
    嵌し、該筒軸(11)を作業操作部材(7)に上下方向摺
    動自在でかつ下降時に係合して共に回動するよう設け、
    更に、走行変速レバー(8)の軸部(9)と作業機変速
    レバー(10)の筒軸(11)を上下方向に接当係合させ、
    該走行変速レバー(8)の引上操作により軸部(9)、
    筒軸(11)を介して作業機変速レバー(10)を共に引上
    可能で、且つこの引上位置において該走行変速レバー
    (8)と作業機変速レバー(10)を共に機体の前後反転
    位置へ回動可能に構成してなる移動農機の変速装置。
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JPS5412485Y2 (ja) * 1972-06-29 1979-06-01
JPS604817Y2 (ja) * 1978-10-12 1985-02-13 ヤンマーディーゼル株式会社 農用トラクタのレバ−機構
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JPH0313055Y2 (ja) * 1985-10-16 1991-03-26

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