JPH0742856Y2 - 作業機の変速操作装置 - Google Patents
作業機の変速操作装置Info
- Publication number
- JPH0742856Y2 JPH0742856Y2 JP1989110070U JP11007089U JPH0742856Y2 JP H0742856 Y2 JPH0742856 Y2 JP H0742856Y2 JP 1989110070 U JP1989110070 U JP 1989110070U JP 11007089 U JP11007089 U JP 11007089U JP H0742856 Y2 JPH0742856 Y2 JP H0742856Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- disc
- shift
- transmission
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Transmission Device (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一本のシフトレバーの操作に連動して変速機
とクラッチを切換作動するようにした作業機における前
進・後進等の変速操作装置に関するものである。
とクラッチを切換作動するようにした作業機における前
進・後進等の変速操作装置に関するものである。
[従来の技術] 耕耘機等の作業機において、操作レバーと走行用クラッ
チ及び作業機械用クラッチとの間に回転板を設け、一本
の操作レバーの操作に連動する回転板を介してこれら二
系統のクラッチの断接作動を行うようにしたものは実公
昭50-24500号公報により公知となっている。
チ及び作業機械用クラッチとの間に回転板を設け、一本
の操作レバーの操作に連動する回転板を介してこれら二
系統のクラッチの断接作動を行うようにしたものは実公
昭50-24500号公報により公知となっている。
また前進用シフト部材及び後進用シフト部材を有する変
速機と変速レバーとの間に選択機構を設け、変速レバー
の操作に連動する選択機構を介して変速機の前進・後退
を切換作動するようにしたものも実公昭56-52094号公報
にて公知である。
速機と変速レバーとの間に選択機構を設け、変速レバー
の操作に連動する選択機構を介して変速機の前進・後退
を切換作動するようにしたものも実公昭56-52094号公報
にて公知である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、走行用クラッチと前進用シフト部材及び後進
用シフト部材を有する変速機とを備える作業機におい
て、クラッチ操作レバーと変速レバーを設けた場合、こ
れらクラッチ操作レバー及び変速レバーを夫々操作して
前進・後退を切換作動するのは、操作が面倒である。特
に前進・後進を比較的頻繁に繰り返して行うような作業
機にとっては、一本のレバーの操作によりクラッチの断
接とともに変速機の前進・後退を切換作動できるように
することが望ましい。
用シフト部材を有する変速機とを備える作業機におい
て、クラッチ操作レバーと変速レバーを設けた場合、こ
れらクラッチ操作レバー及び変速レバーを夫々操作して
前進・後退を切換作動するのは、操作が面倒である。特
に前進・後進を比較的頻繁に繰り返して行うような作業
機にとっては、一本のレバーの操作によりクラッチの断
接とともに変速機の前進・後退を切換作動できるように
することが望ましい。
そこで本考案の目的は、一本のシフトレバーの操作によ
る停止・走行切換クラッチの断接とともに変速機の前進
・後退等を切換作動を可能とし、変速操作性を向上する
ようにした作業機の変速操作装置を提供することにあ
る。
る停止・走行切換クラッチの断接とともに変速機の前進
・後退等を切換作動を可能とし、変速操作性を向上する
ようにした作業機の変速操作装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を達成すべく本考案は、円板の両面に且つ周
部に一対のガイド板を設け、一方のガイド板に変速機の
第1係合ピンを中立位置から前進位置までガイドするカ
ム溝を開け、他方のガイド板に変速機の第2係合ピンを
中立位置から後進位置までガイドするカム溝を開け、
又、前記円板の周部に同円板の揺動作用にて引張られる
クラッチワイヤの一端を連結し、このクラッチワイヤの
他端に停止・走行切換クラッチを連結し、前記円板を作
業機の機体に揺動可能に取付け、且つ、一本のシフトレ
バーで揺動するように構成したことを特徴とする作業機
の変速操作装置である。
部に一対のガイド板を設け、一方のガイド板に変速機の
第1係合ピンを中立位置から前進位置までガイドするカ
ム溝を開け、他方のガイド板に変速機の第2係合ピンを
中立位置から後進位置までガイドするカム溝を開け、
又、前記円板の周部に同円板の揺動作用にて引張られる
クラッチワイヤの一端を連結し、このクラッチワイヤの
他端に停止・走行切換クラッチを連結し、前記円板を作
業機の機体に揺動可能に取付け、且つ、一本のシフトレ
バーで揺動するように構成したことを特徴とする作業機
の変速操作装置である。
[作用] シフトレバーを中立位置から前進位置に操作することで
円板を揺動させると、この円板とともに一方のガイド板
が揺動し、このガイド板に形成されたカム溝が第1係合
ピンを中立位置から前進位置までガイドする。このた
め、変速機は前進切換えされる。この時、クラッチワイ
ヤは円板の揺動作用にて引張られ、停止・走行切換クラ
ッチを停止側から走行側に切換える。
円板を揺動させると、この円板とともに一方のガイド板
が揺動し、このガイド板に形成されたカム溝が第1係合
ピンを中立位置から前進位置までガイドする。このた
め、変速機は前進切換えされる。この時、クラッチワイ
ヤは円板の揺動作用にて引張られ、停止・走行切換クラ
ッチを停止側から走行側に切換える。
シフトレバーを中立位置から後進位置に操作した場合に
は、同様に、他方のガイド板に形成されたカム溝が第2
係合ピンを中立位置から後進位置までガイドする。この
ため、変速機は後進切換えされる。そして、クラッチワ
イヤは停止・走行切換クラッチを停止側から走行側に切
換える。
は、同様に、他方のガイド板に形成されたカム溝が第2
係合ピンを中立位置から後進位置までガイドする。この
ため、変速機は後進切換えされる。そして、クラッチワ
イヤは停止・走行切換クラッチを停止側から走行側に切
換える。
このように、一本のシフトレバーで変速機の前進・後進
切換え操作と停止・走行切換クラッチの切換え操作とを
することができる。
切換え操作と停止・走行切換クラッチの切換え操作とを
することができる。
[実施例] 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
本考案の変速操作装置を適用した作業機の一例として簡
易型除雪機を示した第1図において、1は機体、2はク
ローラベルト、3は駆動輪、4は従動輪、5は除雪ショ
ベル、6はリンク機構、7はハンドル、8は変速操作ボ
ックス、11は変速レバーである。
易型除雪機を示した第1図において、1は機体、2はク
ローラベルト、3は駆動輪、4は従動輪、5は除雪ショ
ベル、6はリンク機構、7はハンドル、8は変速操作ボ
ックス、11は変速レバーである。
図示の如く簡易型除雪機は、機体1の左右両側に走行用
のクローラベルト2を備え、上方の駆動輪3の回転によ
りクローラベルト2は駆動されて下方前後の従動輪4,4
間の接地部分により前進・後進可能となっており、機体
1前方に除雪ショベル5をリンク機構6により備え、機
体1後方にハンドル7が備えられている。変速操作ボッ
クス8は機体1上部に配設され、このボックス8から上
方にシフトレバー11が突出し、このシフトレバー11は後
方のハンドル7側に延びている。
のクローラベルト2を備え、上方の駆動輪3の回転によ
りクローラベルト2は駆動されて下方前後の従動輪4,4
間の接地部分により前進・後進可能となっており、機体
1前方に除雪ショベル5をリンク機構6により備え、機
体1後方にハンドル7が備えられている。変速操作ボッ
クス8は機体1上部に配設され、このボックス8から上
方にシフトレバー11が突出し、このシフトレバー11は後
方のハンドル7側に延びている。
変速操作ボックス8の内部及びその下方の構造は第2図
に示す如くであり、ボックス8上面にはレバーガイド9
が設けられ、レバーガイド9にはシフトパターンが形成
されている。シフトパターンは第3図の如く前後方向に
延びる溝状のものであり、中央の溝部9Nが中立位置N、
前方の溝部9Fが前進位置F、後方の溝部9Rが後進位置R
となっている。
に示す如くであり、ボックス8上面にはレバーガイド9
が設けられ、レバーガイド9にはシフトパターンが形成
されている。シフトパターンは第3図の如く前後方向に
延びる溝状のものであり、中央の溝部9Nが中立位置N、
前方の溝部9Fが前進位置F、後方の溝部9Rが後進位置R
となっている。
変速操作ボックス8内において、シフトレバー11下部が
円板12にボルト結合されている。
円板12にボルト結合されている。
第4図乃至第6図のように円板12は中心に設けたパイプ
部13で、機体1側面に突設した支軸14上に揺動可能に支
持されており、この円板12の下半部周縁には、両側面に
夫々突出するドラム一部分形状の板状ガイド部材(ガイ
ド板)15F,15Rが対称に接合一体化されている。つまり
両ガイド部材15F,15Rは円板12の下端を除きその一側面
と他側面とに夫々備えられ、各ガイド部材15F,15Rに
は、円板12面に沿って延びるとともに回転円板12の軸方
向に変位して互いに離れる方向に延びるガイド溝(カム
溝)16F,16Rが夫々形成されている。
部13で、機体1側面に突設した支軸14上に揺動可能に支
持されており、この円板12の下半部周縁には、両側面に
夫々突出するドラム一部分形状の板状ガイド部材(ガイ
ド板)15F,15Rが対称に接合一体化されている。つまり
両ガイド部材15F,15Rは円板12の下端を除きその一側面
と他側面とに夫々備えられ、各ガイド部材15F,15Rに
は、円板12面に沿って延びるとともに回転円板12の軸方
向に変位して互いに離れる方向に延びるガイド溝(カム
溝)16F,16Rが夫々形成されている。
そして各ガイド溝16F,16R内に下方からの第1係合ピン1
7F及び第2係合ピン17Rが夫々挿入係合されている。こ
の各係合ピン17F,17Rは結合パイプ18F,18Rの外周に夫々
突設されており、各結合パイプ18F,18R内にシフトフォ
ーク軸19F,19Rの端部が夫々ボルト結合されている。各
シフトフォーク軸19F,19Rは平行に配設されて図示せぬ
変速機内に組込まれ、一方のシフトフォーク軸19Fが前
進用シフトフォークを切換作動し、他方のシフトフォー
ク軸19Rが後進用シフトフォークを切換作動するもので
ある。
7F及び第2係合ピン17Rが夫々挿入係合されている。こ
の各係合ピン17F,17Rは結合パイプ18F,18Rの外周に夫々
突設されており、各結合パイプ18F,18R内にシフトフォ
ーク軸19F,19Rの端部が夫々ボルト結合されている。各
シフトフォーク軸19F,19Rは平行に配設されて図示せぬ
変速機内に組込まれ、一方のシフトフォーク軸19Fが前
進用シフトフォークを切換作動し、他方のシフトフォー
ク軸19Rが後進用シフトフォークを切換作動するもので
ある。
図示状態は変速レバー11が中立位置にある時を示してお
り、この状態において、係合ピン17F,17Rは夫々のガイ
ド溝16F,16R開放端に臨む中立位置Nに初期設定されて
いる。
り、この状態において、係合ピン17F,17Rは夫々のガイ
ド溝16F,16R開放端に臨む中立位置Nに初期設定されて
いる。
第2図において、21は変速機出力軸に設けた駆動プー
リ、22は前記クローラベルト駆動輪3と同軸に設けた従
動プーリ、23は動力伝達ベルト、24はテンションプーリ
である。テンションプーリ24はテンションアーム25に支
持され、26はテンションアーム25の支軸であり、このテ
ンションアーム25には引張スプリング27が係止されてい
る。これらにより停止・走行切換クラッチが構成されて
いる。
リ、22は前記クローラベルト駆動輪3と同軸に設けた従
動プーリ、23は動力伝達ベルト、24はテンションプーリ
である。テンションプーリ24はテンションアーム25に支
持され、26はテンションアーム25の支軸であり、このテ
ンションアーム25には引張スプリング27が係止されてい
る。これらにより停止・走行切換クラッチが構成されて
いる。
更に引張スプリング27にクラッチワイヤ31が連結され、
32はワイヤアウタ、28,29はその両端係止片であり、ク
ラッチワイヤ31の一端は連結具33を介して、円板12の側
面に突設した係止ピン34に連結されている。そして係止
ピン34に引張スプリング35が係止され、36はその他端の
機体1側に設けた係止ピンである。
32はワイヤアウタ、28,29はその両端係止片であり、ク
ラッチワイヤ31の一端は連結具33を介して、円板12の側
面に突設した係止ピン34に連結されている。そして係止
ピン34に引張スプリング35が係止され、36はその他端の
機体1側に設けた係止ピンである。
この引張スプリング35は図示状態の中立位置Nにおい
て、円板12の中心を横切るように初期設定されている。
すなわち、本実施例の作業機の変速操作装置は、円板12
の両面に且つ周部に一対のガイド板15F,15Rを設け、一
方のガイド板15Fに変速機の第1係合ピン17Fを中立位置
Nから前進位置Fまでガイドするカム溝16Fを開け、他
方のガイド板15Rに変速機の第2係合ピン17Rを中立位置
Nから後進位置Rまガイドするカム溝16Rを開け、又、
前記円板12の周部に同円板12の揺動作用にて引張られる
クラッチワイヤ31の一端を連結具33を介して連結し、こ
のクラッチワイヤ31の他端に停止・走行切換クラッチを
連結し、前記円板12を作業機の機体1に揺動可能に取付
け、且つ、一本のシフトレバー11で揺動するように構成
している。
て、円板12の中心を横切るように初期設定されている。
すなわち、本実施例の作業機の変速操作装置は、円板12
の両面に且つ周部に一対のガイド板15F,15Rを設け、一
方のガイド板15Fに変速機の第1係合ピン17Fを中立位置
Nから前進位置Fまでガイドするカム溝16Fを開け、他
方のガイド板15Rに変速機の第2係合ピン17Rを中立位置
Nから後進位置Rまガイドするカム溝16Rを開け、又、
前記円板12の周部に同円板12の揺動作用にて引張られる
クラッチワイヤ31の一端を連結具33を介して連結し、こ
のクラッチワイヤ31の他端に停止・走行切換クラッチを
連結し、前記円板12を作業機の機体1に揺動可能に取付
け、且つ、一本のシフトレバー11で揺動するように構成
している。
以上のようにして構成した変速操作装置によると、レバ
ーガイド9のシフトパターンに沿って例えば第7図のよ
うにシフトレバー11を後方の後進位置R(溝部9R)に揺
動操作した場合、図示の通り円板12が時計廻りに回動し
てその係止ピン34に連結具33を介して連結したクラッチ
ワイヤ31が引っ張られ、他端の引張スプリング27を介し
てテンションアーム25が支軸26廻りに揺動し、その先端
のテンションプーリ24を上動させて動力伝達ベルト23が
緊張状態に保持される。これによりクラッチONとなって
駆動プーリ21から従動プーリ22への動力伝達が行われ
る。このクラッチON状態は、回転円板12の引張スプリン
グ35が図示の如く下方へ傾斜してその引張力により円板
12を時計廻り方向へ付勢することで保持される。この時
の引張スプリング35の位置を35(R)で図示した。
ーガイド9のシフトパターンに沿って例えば第7図のよ
うにシフトレバー11を後方の後進位置R(溝部9R)に揺
動操作した場合、図示の通り円板12が時計廻りに回動し
てその係止ピン34に連結具33を介して連結したクラッチ
ワイヤ31が引っ張られ、他端の引張スプリング27を介し
てテンションアーム25が支軸26廻りに揺動し、その先端
のテンションプーリ24を上動させて動力伝達ベルト23が
緊張状態に保持される。これによりクラッチONとなって
駆動プーリ21から従動プーリ22への動力伝達が行われ
る。このクラッチON状態は、回転円板12の引張スプリン
グ35が図示の如く下方へ傾斜してその引張力により円板
12を時計廻り方向へ付勢することで保持される。この時
の引張スプリング35の位置を35(R)で図示した。
そして以上のクラッチON作動と並行して変速機内の後進
切換作動が行われる。即ち前記円板12の時計廻りの回動
過程において、その両側面のガイド部材15F,15Rも回動
し、前進用シフトフォーク軸19F側の第1係合ピン17Fは
ガイド溝16Fから離脱するが、後進用シフトフォーク軸1
9R側の第2係合ピン17Rはガイド溝16R内に沿って円板12
の軸方向に変位動する。これによりシフトフォーク軸19
Rが軸方向移動し、後進用シフトフォークを介して変速
機内での後進切換作動が行われる。
切換作動が行われる。即ち前記円板12の時計廻りの回動
過程において、その両側面のガイド部材15F,15Rも回動
し、前進用シフトフォーク軸19F側の第1係合ピン17Fは
ガイド溝16Fから離脱するが、後進用シフトフォーク軸1
9R側の第2係合ピン17Rはガイド溝16R内に沿って円板12
の軸方向に変位動する。これによりシフトフォーク軸19
Rが軸方向移動し、後進用シフトフォークを介して変速
機内での後進切換作動が行われる。
尚、シフトレバー11を前方の前進位置F(溝部9F)に操
作した場合は、円板12が第7図の反時計廻りに回動して
前記と同様にクラッチのON作動とともに、その過程にお
いて、変速機内の前進切換作動が行われる。即ち後進用
シフトフォーク軸19R側の第2係合ピン17Rはガイド溝16
Rから離脱するが、前進用シフトフォーク軸19F側の第1
係合ピン17Fはガイド溝16F内に沿って円板12の軸方向に
変位動する。これによりシフトフォーク軸19Fが軸方向
移動し、前進用シフトフォークを介して変速機内での前
進切換作動が行われる。その時の引張スプリング35の位
置を仮想線35(F)で示している。
作した場合は、円板12が第7図の反時計廻りに回動して
前記と同様にクラッチのON作動とともに、その過程にお
いて、変速機内の前進切換作動が行われる。即ち後進用
シフトフォーク軸19R側の第2係合ピン17Rはガイド溝16
Rから離脱するが、前進用シフトフォーク軸19F側の第1
係合ピン17Fはガイド溝16F内に沿って円板12の軸方向に
変位動する。これによりシフトフォーク軸19Fが軸方向
移動し、前進用シフトフォークを介して変速機内での前
進切換作動が行われる。その時の引張スプリング35の位
置を仮想線35(F)で示している。
このようにして一本のシフトレバー11の操作に連動する
円板12を介してクラッチの断接とともに変速機の前進・
後退を切換作動できるものとなっている。
円板12を介してクラッチの断接とともに変速機の前進・
後退を切換作動できるものとなっている。
尚、実施例では簡易型除雪機を基に説明したが、他の耕
耘機等の各種作業機にも本考案は適用可能である。
耘機等の各種作業機にも本考案は適用可能である。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、円板の両面に且つ周部に
一対のガイド板を設け、一方のガイド板に変速機の第1
係合ピンを中立位置から前進位置までガイドするカム溝
を開け、他方のガイド板に変速機の第2係合ピンを中立
位置から後進位置までガイドするカム溝を開け、又、前
記円板の周部に同円板の揺動作用にて引張られるクラッ
チワイヤの一端を連結し、このクラッチワイヤの他端に
停止・走行切換クラッチを連結し、前記円板を作業機の
機体に揺動可能に取付け、且つ、一本のシフトレバーで
揺動するように構成したことにより、一本のシフトレバ
ーで作業機の変速機の前進・後進切換え操作と停止・走
行切換クラッチの切換え操作とをすることができるの
で、操作性が向上する。
一対のガイド板を設け、一方のガイド板に変速機の第1
係合ピンを中立位置から前進位置までガイドするカム溝
を開け、他方のガイド板に変速機の第2係合ピンを中立
位置から後進位置までガイドするカム溝を開け、又、前
記円板の周部に同円板の揺動作用にて引張られるクラッ
チワイヤの一端を連結し、このクラッチワイヤの他端に
停止・走行切換クラッチを連結し、前記円板を作業機の
機体に揺動可能に取付け、且つ、一本のシフトレバーで
揺動するように構成したことにより、一本のシフトレバ
ーで作業機の変速機の前進・後進切換え操作と停止・走
行切換クラッチの切換え操作とをすることができるの
で、操作性が向上する。
また、シフトレバーで揺動される円板の周部に同円板の
揺動作用にて引張られるクラッチワイヤの一端を連結
し、このクラッチワイヤの他端に停止・走行切換クラッ
チを連結したので、シフトレバーで停止・走行切換クラ
ッチを操作する機構を、少数の部材で簡単に構成するこ
とができ、しかも、小型化を図れる。
揺動作用にて引張られるクラッチワイヤの一端を連結
し、このクラッチワイヤの他端に停止・走行切換クラッ
チを連結したので、シフトレバーで停止・走行切換クラ
ッチを操作する機構を、少数の部材で簡単に構成するこ
とができ、しかも、小型化を図れる。
更に、シフトレバーで揺動される部材がシンプルな形状
の円板であるため、シフトレバーの操作性、変速機や停
止・走行切換クラッチの配置などに合せて、シフトレバ
ーと、カム溝を有する一対のガイド板と、クラッチワイ
ヤの一端とを円板の周部のもっとも好適な位置に取付け
ることができ、また、変速操作装置の小型化を図ること
ができる。
の円板であるため、シフトレバーの操作性、変速機や停
止・走行切換クラッチの配置などに合せて、シフトレバ
ーと、カム溝を有する一対のガイド板と、クラッチワイ
ヤの一端とを円板の周部のもっとも好適な位置に取付け
ることができ、また、変速操作装置の小型化を図ること
ができる。
更にまた、円板の両面に且つ周部に一対のガイド板を設
けたので、これらのガイド板に第1係合ピンをガイドす
るカム溝と第2係合ピンをガイドするカム溝とを簡単な
構成で設けることができる。
けたので、これらのガイド板に第1係合ピンをガイドす
るカム溝と第2係合ピンをガイドするカム溝とを簡単な
構成で設けることができる。
第1図は本考案の変速操作装置を適用した作業機の一例
を示した概略側面図、第2図は変速操作装置の要部を示
した中立状態の構成図、第3図はシフトパターンの平面
図、第4図は円板部分の側面図、第5図は第4図の矢印
V−V線に沿ったガイド部の展開図、第6図は円板とガ
イド部材との関係を示す断面図、第7図は変速操作状態
を示す第2図と同様の構成図である。 尚、図面中、11はシフトレバー、12は円板、15F,15Rは
ガイド板、16F,16Rはカム溝(ガイド溝)、17Fは第1係
合ピン、17Rは第2係合ピン、19はシフト部材(シフト
フォーク軸)、31はクラッチワイヤ、35はスプリングで
ある。
を示した概略側面図、第2図は変速操作装置の要部を示
した中立状態の構成図、第3図はシフトパターンの平面
図、第4図は円板部分の側面図、第5図は第4図の矢印
V−V線に沿ったガイド部の展開図、第6図は円板とガ
イド部材との関係を示す断面図、第7図は変速操作状態
を示す第2図と同様の構成図である。 尚、図面中、11はシフトレバー、12は円板、15F,15Rは
ガイド板、16F,16Rはカム溝(ガイド溝)、17Fは第1係
合ピン、17Rは第2係合ピン、19はシフト部材(シフト
フォーク軸)、31はクラッチワイヤ、35はスプリングで
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】円板の両面に且つ周部に一対のガイド板を
設け、一方のガイド板に変速機の第1係合ピンを中立位
置から前進位置までガイドするカム溝を開け、他方のガ
イド板に変速機の第2係合ピンを中立位置から後進位置
までガイドするカム溝を開け、又、前記円板の周部に同
円板の揺動作用にて引張られるクラッチワイヤの一端を
連結し、このクラッチワイヤの他端に停止・走行切換ク
ラッチを連結し、前記円板を作業機の機体に揺動可能に
取付け、且つ、一本のシフトレバーで揺動するように構
成したことを特徴とする作業機の変速操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989110070U JPH0742856Y2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 作業機の変速操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989110070U JPH0742856Y2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 作業機の変速操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349121U JPH0349121U (ja) | 1991-05-13 |
JPH0742856Y2 true JPH0742856Y2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=31658621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989110070U Expired - Lifetime JPH0742856Y2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 作業機の変速操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742856Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0620503U (ja) * | 1992-03-17 | 1994-03-18 | 日本カイザー株式会社 | プレキャストコンクリート舗装板 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5931469Y2 (ja) * | 1978-06-12 | 1984-09-06 | 株式会社クボタ | 移動農機の走行伝動構造 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1989110070U patent/JPH0742856Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0349121U (ja) | 1991-05-13 |
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