JP2774148B2 - 農用作業車における操縦装置 - Google Patents

農用作業車における操縦装置

Info

Publication number
JP2774148B2
JP2774148B2 JP13775689A JP13775689A JP2774148B2 JP 2774148 B2 JP2774148 B2 JP 2774148B2 JP 13775689 A JP13775689 A JP 13775689A JP 13775689 A JP13775689 A JP 13775689A JP 2774148 B2 JP2774148 B2 JP 2774148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turning
pivot
super
cam
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13775689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH035283A (ja
Inventor
威史 中村
宣弘 井手
丞次 山内
伸二 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATECS CORP
Original Assignee
ATECS CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATECS CORP filed Critical ATECS CORP
Priority to JP13775689A priority Critical patent/JP2774148B2/ja
Publication of JPH035283A publication Critical patent/JPH035283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2774148B2 publication Critical patent/JP2774148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンバインや運搬車等の農用作業車におい
て使用されている操縦装置で、左右走行装置の内一方の
駆動を停止して旋回させる信地旋回と、左右走行装置を
互いに逆回転させてその場で旋回する超信地旋回とを適
宜に変更出来るようにした操縦装置に関する。
(従来技術) 信地旋回と超信地旋回とを行う農作業車の操縦装置
は、例えば、実開昭55−161660号公報に記載されてい
る。
この構成では、左右一対の操向レバーのガイド溝に信
地旋回用溝と超信地旋回用溝とを設け、一方の操向レバ
ーをどちらかのガイド溝内へ移動することによって、旋
回方法を信地旋回あるいは超信地旋回に変更するように
している。
(発明が解決すようとする課題) 前記の構成では、超信地旋回をする場合と超信地旋回
をする場合で操向レバーの操作方法を変更するものであ
るため、信地旋回のつもりで操向レバーを超信地旋回用
溝内へ操作して機体を急激に旋回させたり、逆に超信地
旋回のつもりで操向レバーを信地旋回用溝内へ操作して
機体を大回りさせたりすることがあり、機体が予測外の
動きをして危険である。
そこで、本発明では、別の旋回方法切換レバーを操作
した後に、操向レバーの操作方法を変更することなく、
旋回方法を変更することで、誤操作による危険状態の発
生を防ぐものである。
(課題を解決するための手段) 信地旋回と超信地旋回とを適宜選択可能な農用作業車
の操縦装置において、操向レバー1,2の操作系統に、旋
回方法切換レバー3の操作で連動が切り換わる信地旋回
用作動具4と超信地旋回用作動具5とを設け、旋回方法
切換レバー3の切換操作で操作レバー1,2と信地旋回用
作動具3あるいは超信地旋回用作動具5とを連動させて
操向レバー1,2の操作方法を変更することなく信地旋回
と超信地旋回に変更可能にした。
(発明の作用及び効果) 例えば、超信地旋回を行う場合には、旋回方法切換レ
バー3を超信地旋回側に切り換えることで、超信地旋回
用作動具5が操向レバー1,2の操作に連動することにな
り、逆に信地旋回を行う場合には、旋回方法切換レバー
3に信地旋回側に切り換えれば、信地旋回用作動具5が
操向レバー1,2の操作に連動することになって、操向レ
バー1,2の操作方法は変わることがない。
このように、信地旋回あるいは超信地旋回を行う場合
には、あらかじめ旋回方法切換レバー3を操作しておく
ことで、操向レバー1,2の操作を変えることがなく旋回
が行えるため、従来の如く、旋回中の操向レバーの操作
方法に気を付ける必要が無くなり、機体が見込み外の旋
回を行って危険状態が発生することが無い。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
変速用ギヤボックス10の内部構造は、第7図に示す如
く、従来構造と略同一である。
一端をギヤボックス10から突出させた入力軸11の突出
側軸端には原動機(図示省略)からベルトで動力を入力
するプーリ12を固着し、この入力軸11のギヤケース10内
には、シフトギヤ13,14をスプライン嵌合によって軸方
向へスライド可能に設け、シフトロッド15の回動と軸方
向スライドによって2つのシフター16,17の一方を介し
てシフトギヤ13,14の一方を中間軸18,19のギヤ20,21,2
2,23へ適宜に噛み合わせて、前進1速(F1),前進2速
(F2)あるいは後進1速(R1R),後進2速(R2)に走
行速度を変更するようにする。2つの中間軸18,19は、
ギヤ80,81の噛み合わせで動力の伝動を行っている。
中間軸19のギヤ25はサイドクラッチ軸26に外嵌した中
央ギヤ27と噛み合って動力を伝達し、この中央ギヤの両
側でサイドクラッチ軸26に外嵌したサイドクラッチギヤ
28,29は、ギヤケース10から左右に突出させた出力軸30,
31の軸端に固着したホイルギヤ32,33に噛み合わせ、軸
方向へのスライドによって中央ギヤ27と噛み合った動力
伝動状態と、噛み合いが外れた中立状態と、外側の固定
爪34,35と噛み合って回転停止状態とになるようにして
いる。
このサイドクラッチギヤ28,29は常時中央ギヤ29と噛
み合っており、操向レバー5,6と連動する作動軸45,46を
回動操作することでスライドして上記3状態に切り換え
られる。一方の出力軸30にはギヤ36を固着し、このギヤ
36と順次噛み合うギヤ37,38で反転用軸39へ動力を伝動
し、他方の出力31にはギヤ40を固着し、このギヤ40と噛
み合ったギヤ41と反転用クラッチ42を介して反転用軸39
へ動力を伝達するようにしている。
反転用クラッチ42は常時クラッチ切の状態に保持さ
れ、反転クラッチ作動軸47で回動でスライドしてクラッ
チ入の状態となる。
出力軸30,31の突出端側には、接地走行するクローラ
に係合するホイルスプロケット43,44を固着している。
48はブレーキドラムで、左右の出力軸30,31の回転を
同時に停止させる。
通常の信地旋回を行うには、反転用クラッチ42を切に
して一方の出力軸30と他方の出力軸31の回転が無関係と
なる状態にしておいて、サイドクラッチギヤ28,29の一
方を入切して出力軸30,31の内一方側の回転を停止させ
て旋回を行うのである。
超信地旋回を行う場合には、例えば、一方のサイドク
ラッチ29のみを中立状態として反転用クラッチ42を入に
すれば、出力軸30の回転が反転用軸39を介して出力軸31
に伝達され出力軸31が反対方向に回転することになっ
て、その場で旋回する超信地旋回となる。
次に、ギヤボックス10内のサイドクラッチギヤ28,29
と反転用クラッチ42の操作系統にについて説明する。
まず、変速操作部は、第5図と第6図に示す如く、シ
フトロッド15にピン51で変速操作レバー9を取り付けて
いる。
この変速操作レバー9はその杆身の中間部をガイドロ
ッド52,52.挟み込み、上端側をガイド板53から突出させ
ている。ガイド板53には低速前進(F1)と低速後進(R
1)を切り換える低速ガイド溝92と高速前進(F2)と高
速後進(R2)を切り換える高速ガイド溝93が高低速切換
ガイド溝94で連通したH型のガイド溝54を設け、変速操
作レバー9のガイドロッド52に沿うシフトロッド15の回
動で低速側と高速側に切換り、ガイドロッド52を支点と
してシフトロッド15を軸方向にスライドすることで低速
側あるいは高速側で前進と後進に切り換わる。
尚、低速ガイド溝92と高速ガイド溝93内での変速は、
前後進のみでなく、前進を2段あるいは3段にすること
も可能であるが、低速ガイド溝92内での変速は、超信地
旋回を行うため、走行速度が乗用型で2km/h、歩行型で
1.6km/hまでの速度とするのが適当である。
シフトロッド15の近傍には、該シフトロッド15の平行
に支軸55を回動可能に横架している。この支軸55には、
変速操作レバー9に突設した係止ピン56に当接して変速
操作レバー9の高速ガイド溝93内への回動を阻止するL
字状棒からなる阻止具8と旋回方法切換レバー3に連結
するブラケット57及び、操向レバー1,2の旋回方法変更
機構60に連結する連結杆58を枢支するブラケット59を突
設している。ブラケット57は、連結具61とワイヤー50と
で旋回方法切換レバー3に連結し、該旋回方法切換レバ
ー3を超信地旋回側(QT)に回動すれば、阻止具8が変
速レバー9の係止部56に係合して高速ガイド溝93へ変速
を不能とする位置となり、信地旋回型(NT)に回動すれ
ば、阻止具8が変速操作レバー9の係止部56から離れて
変速操作レバー9の高速ガイド溝93内への回動に支障の
ない位置となるようにしている。
操向レバー1,2の旋回方法変更機構60は、第1図乃至
第4図に示す如く、サイドクラッチギヤ28,29と逆転ク
ラッチ42との作動を操向レバー1,2に適宜に連動状態を
変更して連動連結する機構である。
サイドクラッチギヤ28,29を作動させるサイドクラッ
チ作動軸45,46の軸端には先端ローラ62を枢着したアー
ム84を固着し、ローラ62を信地旋回用作動具であるカム
4あるいは超信地旋回用作動具であるカム5が押圧する
ことでギヤケース10内のサイドクラッチ28,29を作動さ
せて伝動状態、中立状態、回転停止状態となる。
信地旋回用カム4と超信地旋回用カム5とは、サイド
クラッチ作動軸45,46.近傍に立設したカム軸65,66に遊
嵌している。このカム軸65,66には、操向レバー1,2に連
結したカム作動具67とカム切換板68(第4図参照)も共
に遊嵌し、圧縮ばね69で信地旋回用カム4と超信地旋回
用カム5とを下方に押し下げ、最下位置で超信地旋回用
カム5がカム作動具67とサイドクラッチ作動軸45,46の
ローラ62と当接して作動し、切換板68の上方への移動で
信地旋回用カム4がカム作動具67とローラ62と当接して
作動する。
カム作動具67は、2つの操向レバー1,2にそれぞれワ
イヤー75で連結している。
切換板68の上下移動は、前記の旋回方法切換レバー3
の動きと連動した支軸55に連結した連結杆58をギヤボッ
クス10上へ固定したブラケット70へ回動自在に横架した
連動軸71に連結し、この連動軸71から延設したアーム72
の先端に固着したピン73をさらに切換弁68に固着して、
旋回方法切換レバー3の動きで上下するようにしてい
る。
超信地旋回用カム5のローラ62と当接する端面は、ロ
ーラ62側への突出量が少なく、サイドクラッチギヤ28,2
9を伝動状態から中立状態まで移動させる。又、信地旋
回用カム4のローラ62と当接する端面は突出量が多く、
サイドクラッチギヤ28,29を伝動状態から中立状態、さ
らに回転停止状態まで移動させる。
6,7は、信地旋回用カム4あるいは超信地旋回用カム
5が作動状態すなわちローラ62と当接する位置となって
いる場合に、作動中に切り換わるのを防ぐ板状の作動案
内具である。
超信地旋回用カム5には、ピン74を突設し、このピン
74を逆転クラッチ作動軸47と連結した連結杆85の長穴86
(第2図参照)に嵌合させている。
従って、第4図に示す如く、例えば、一方の操向レバ
ー1を操作してカム作動具67で超信地旋回用カム5を回
動すると、まず、サイドクラッチ作動具45が回動してサ
イドクラッチギヤ28が中立状態となりさらにカム64を回
動させることでサイドクラッチギヤ28が中立状態のまま
で反転用クラッチ作動軸47が回動して反転用クラッチ42
を入り状態として一方の出力軸31の回転が反転軸39を介
して他方の出力軸30を逆回転させて超信地旋回となるの
である。
又、カム作動具67が信地旋回用カム4と当接する状態
では、第5図に示す如く、サイドクラッチ作動軸45のみ
を大きく回動してサイドクラッチギヤ28を停止状態にし
て信地旋回となるのである。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例を示すもので、第1図は平面
図、第2図と第3図は一部の平断面図、第4図は一部の
側面図、第5図は一部の側断面図、第6図は一部の平面
図、第7図はギヤボックスの動力伝動系統を示す簡略展
開図である。 1,2……操向レバー 3……旋回方法切換レバー 4……信地旋回用作動具 5……超信地旋回用作動具 6,7……作動案内具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−267081(JP,A) 実開 昭55−129835(JP,U) 実開 昭55−171673(JP,U) 実開 昭55−15188(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 11/00 - 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信地旋回と超信地旋回とを適宜選択可能な
    農用作業車の操縦装置において、操向レバー1,2の操作
    系統に、旋回方法切換レバー3の操作で連動が切り換わ
    る信地旋回用作動具4と超信地旋回用作動具5とを設
    け、旋回方法切換レバー3の切換操作で操作レバー1,2
    と信地旋回用作動具3あるいは超信地旋回用作動具5と
    を連動させて操向レバー1,2の操作方法を変更すること
    なく信地旋回と超信地旋回に変更可能にしてなる農用作
    業車の操縦装置。
JP13775689A 1989-05-30 1989-05-30 農用作業車における操縦装置 Expired - Fee Related JP2774148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13775689A JP2774148B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 農用作業車における操縦装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13775689A JP2774148B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 農用作業車における操縦装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH035283A JPH035283A (ja) 1991-01-11
JP2774148B2 true JP2774148B2 (ja) 1998-07-09

Family

ID=15206102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13775689A Expired - Fee Related JP2774148B2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 農用作業車における操縦装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2774148B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH035283A (ja) 1991-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0238828B2 (ja)
JP2774148B2 (ja) 農用作業車における操縦装置
US4543846A (en) Interlocking construction in transmission manipulation device for manual transmission
EP0447086B1 (en) Transmission selector mechanism
JPH057109Y2 (ja)
JPS6245941Y2 (ja)
JPH035282A (ja) 農用作業車における操縦装置
JPS6213222B2 (ja)
JPH0244132Y2 (ja)
JPH0244131Y2 (ja)
JP2604812Y2 (ja) 農用作業車
JPH077653Y2 (ja) 田植機の伝動構造
JPS6212680Y2 (ja)
JPS6140987Y2 (ja)
JPS6129067Y2 (ja)
JPS592980Y2 (ja) 大型トラクタにおけるグランドptoの回転動力の取出装置
JP2627816B2 (ja) 走行作業車における操向装置
JPH0544180Y2 (ja)
JP3565612B2 (ja) 歩行型作業機のミッション構造
JPH0614115Y2 (ja) 作業車の走行用操作構造
JPH021570Y2 (ja)
JPS6027691Y2 (ja) 作業車の駆動構造
JPS627024Y2 (ja)
JPH038427B2 (ja)
JPH0739725Y2 (ja) 作業車の走行用伝動構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees