JP2760689B2 - 作業車の変速操作構造 - Google Patents
作業車の変速操作構造Info
- Publication number
- JP2760689B2 JP2760689B2 JP3345693A JP34569391A JP2760689B2 JP 2760689 B2 JP2760689 B2 JP 2760689B2 JP 3345693 A JP3345693 A JP 3345693A JP 34569391 A JP34569391 A JP 34569391A JP 2760689 B2 JP2760689 B2 JP 2760689B2
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- JP
- Japan
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- reverse
- reverse switching
- continuously variable
- work vehicle
- variable transmission
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- Expired - Lifetime
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝刈り機やバインダー
などの作業車の走行変速を行う操作構造に関する。
などの作業車の走行変速を行う操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記変速操作構造として、直列に配置し
た前後進切換機構と無段変速装置とを夫々別の操作具で
操作するよう構成したものがある。
た前後進切換機構と無段変速装置とを夫々別の操作具で
操作するよう構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構成によると、無
段変速装置を所望の速度に設定したままで、任意に前後
進を切り換えることができ、作業能率を高める上では有
効であるが、車体を発進させる場合、前後進切換機構を
中途半端に切り換えた状態で無段変速装置を増速操作す
るおそれがあり、このような状態では前後進切換機構に
おける噛み合い伝動部が充分噛み合わないままで負荷を
受けることなって、早期摩耗や破損をもたらすものであ
った。本発明は、前後進切換機構と無段変速装置とを夫
々別の操作具で操作する構造の上記不具合を解消するこ
とを目的とするものである。
段変速装置を所望の速度に設定したままで、任意に前後
進を切り換えることができ、作業能率を高める上では有
効であるが、車体を発進させる場合、前後進切換機構を
中途半端に切り換えた状態で無段変速装置を増速操作す
るおそれがあり、このような状態では前後進切換機構に
おける噛み合い伝動部が充分噛み合わないままで負荷を
受けることなって、早期摩耗や破損をもたらすものであ
った。本発明は、前後進切換機構と無段変速装置とを夫
々別の操作具で操作する構造の上記不具合を解消するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前後進切換機構の操作具が前進位置ある
いは後進位置に完全に切換わっていることを検知する手
段と、この検知状態でのみ無段変速装置とこれの操作具
とを連動連結する連係切換手段を備えた。
に、本発明は、前後進切換機構の操作具が前進位置ある
いは後進位置に完全に切換わっていることを検知する手
段と、この検知状態でのみ無段変速装置とこれの操作具
とを連動連結する連係切換手段を備えた。
【0005】
【作用】本発明の構成によると、車体を発進させる場
合、前後進切換機構の操作具を前進位置あるいは後進位
置に操作するが、その切り換えが不充分であると、無段
変速装置とこれの操作具との連係が絶たれたままとな
り、無段変速装置の操作ができなくなる。ここで運転者
は前後進切換が不良であったことを認識でき、再度、確
実に前後進切換えを行って無段変速装置の増速操作を行
うことになる。
合、前後進切換機構の操作具を前進位置あるいは後進位
置に操作するが、その切り換えが不充分であると、無段
変速装置とこれの操作具との連係が絶たれたままとな
り、無段変速装置の操作ができなくなる。ここで運転者
は前後進切換が不良であったことを認識でき、再度、確
実に前後進切換えを行って無段変速装置の増速操作を行
うことになる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によると、不充分な前後
進切換え状態のままでの車体発進が未然に防止でき、前
後進切換機構の早期摩耗や破損を回避して耐久性を高め
ることができるようになった。
進切換え状態のままでの車体発進が未然に防止でき、前
後進切換機構の早期摩耗や破損を回避して耐久性を高め
ることができるようになった。
【0007】
【実施例】図1に、本発明を適用した作業車の一例とし
ての芝刈り機がしめされている。この芝刈り機は、前輪
1と後輪2との間にモーア3を装備したミッドマウント
型に構成されたものであり、車体後部にエンジン4と後
輪駆動用のミッションケース5が配置されている。図2
に示すように、前記ミッションケース5の内部には、無
段変速装置6と前後進切換機構7とが装備されている。
前記無段変速装置6は、前記エンジン4の出力で公転駆
動されるキャリア8、このキャリア8に自転可能に備え
られた複数のテーパーコーン9、テーパーコーン9群に
外接されるとともにシフト操作可能な固定リング10、
テーパーコーン9群に接触する出力用の従動回転体1
1、等からなり、固定リング10のシフト位置に応じて
テーパーコーン9の自転速度が変化し、このテーパーコ
ーン9の回転が従動回転体11で取り出される。前後進
切換機構7は、前記従動回転体11の取り出された変速
動力をギヤ伝動機構12とチェーン伝動機構13とで正
転動力および逆転動力として中間軸14上に導き、シフ
ト部材15を左右にシフトすることで正転動力または逆
転動力をデフ機構16に伝達して、後輪用の左右車軸1
7を駆動するように構成されている。前記前記無段変速
装置6の固定リング10をシフト操作する操作具として
変速ペダル18が用いられるとともに、前記前後進切換
機構7を切り換え操作する操作具として前後進切換レバ
ー19が用いられ、独自に前後進切換えと変速操作が行
えるように構成されている。前記変速ペダル18は前記
前後進切換レバー19の操作状態によって、その変速操
作が牽制されるように構成されており、その構造が図3
に示される。
ての芝刈り機がしめされている。この芝刈り機は、前輪
1と後輪2との間にモーア3を装備したミッドマウント
型に構成されたものであり、車体後部にエンジン4と後
輪駆動用のミッションケース5が配置されている。図2
に示すように、前記ミッションケース5の内部には、無
段変速装置6と前後進切換機構7とが装備されている。
前記無段変速装置6は、前記エンジン4の出力で公転駆
動されるキャリア8、このキャリア8に自転可能に備え
られた複数のテーパーコーン9、テーパーコーン9群に
外接されるとともにシフト操作可能な固定リング10、
テーパーコーン9群に接触する出力用の従動回転体1
1、等からなり、固定リング10のシフト位置に応じて
テーパーコーン9の自転速度が変化し、このテーパーコ
ーン9の回転が従動回転体11で取り出される。前後進
切換機構7は、前記従動回転体11の取り出された変速
動力をギヤ伝動機構12とチェーン伝動機構13とで正
転動力および逆転動力として中間軸14上に導き、シフ
ト部材15を左右にシフトすることで正転動力または逆
転動力をデフ機構16に伝達して、後輪用の左右車軸1
7を駆動するように構成されている。前記前記無段変速
装置6の固定リング10をシフト操作する操作具として
変速ペダル18が用いられるとともに、前記前後進切換
機構7を切り換え操作する操作具として前後進切換レバ
ー19が用いられ、独自に前後進切換えと変速操作が行
えるように構成されている。前記変速ペダル18は前記
前後進切換レバー19の操作状態によって、その変速操
作が牽制されるように構成されており、その構造が図3
に示される。
【0008】図3において、20は前記固定リング10
をシフト操作する変速操作軸、21はこの変速操作軸2
0に一体化されたライニング付きの摩擦板、22は前記
前後進切換レバー19に連動連結されて正逆に回動され
る回転板、23はこの回転板22の下面に対向配置され
た摩擦板、24は回転板22と摩擦板23との間に介在
されたボールカム、また、25は両摩擦板21,23の
間に挟まれた操作レバーである。上記構成によると、前
後進切換レバー19が正しく前進位置Fあるいは後進位
置Rに操作されていると、これに伴って回転板22が中
立位置から所定角だけ正または逆に回動され、このとき
ボールカム24を介して摩擦板21が下方に押圧変位
し、両摩擦板21,23の間に操作レバー25が挟持固
定され、操作レバー25と変速操作軸20とが一体回動
可能となる。つまり、変速ペダル18によって変速操作
軸20を操作可能となる。また、前後進切換レバー19
が前進位置Fあるいは後進位置Rから外れていると、ボ
ールカム24による摩擦板21の押圧作用が低下あるい
は消滅して、操作レバー25が変速操作軸20に対して
回転自由となる。つまり、この状態では、変速ペダル1
8を踏み込んでも変速操作軸20に操作力を伝えること
ができなくなるのである。
をシフト操作する変速操作軸、21はこの変速操作軸2
0に一体化されたライニング付きの摩擦板、22は前記
前後進切換レバー19に連動連結されて正逆に回動され
る回転板、23はこの回転板22の下面に対向配置され
た摩擦板、24は回転板22と摩擦板23との間に介在
されたボールカム、また、25は両摩擦板21,23の
間に挟まれた操作レバーである。上記構成によると、前
後進切換レバー19が正しく前進位置Fあるいは後進位
置Rに操作されていると、これに伴って回転板22が中
立位置から所定角だけ正または逆に回動され、このとき
ボールカム24を介して摩擦板21が下方に押圧変位
し、両摩擦板21,23の間に操作レバー25が挟持固
定され、操作レバー25と変速操作軸20とが一体回動
可能となる。つまり、変速ペダル18によって変速操作
軸20を操作可能となる。また、前後進切換レバー19
が前進位置Fあるいは後進位置Rから外れていると、ボ
ールカム24による摩擦板21の押圧作用が低下あるい
は消滅して、操作レバー25が変速操作軸20に対して
回転自由となる。つまり、この状態では、変速ペダル1
8を踏み込んでも変速操作軸20に操作力を伝えること
ができなくなるのである。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】芝刈機の全体側面図
【図2】ミッションケースの内部構造を示す概略図
【図3】連係切換手段を示す断面図
【図4】変速操作構造の斜視図
6 無段変速装置 7 前後進切換装置 18 無段変速装置の操作具 19 前後進切換装置の操作具 F 前進位置 R 後進位置
Claims (1)
- 【請求項1】 直列に配置した無段変速装置(6)と前
後進切換機構(7)とを夫々別の操作具(18),(1
9)で操作するよう構成した作業車の変速操作構造であ
って、 前記前後進切換機構(7)の操作具(19)が前進位置
(F)あるいは後進位置(R)に完全に切換わっている
ことを検知する手段と、この検知状態でのみ前記無段変
速装置(6)とこれの操作具(18)とを連動連結する
連係切換手段を備えてある作業車の変速操作構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345693A JP2760689B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 作業車の変速操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345693A JP2760689B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 作業車の変速操作構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05180334A JPH05180334A (ja) | 1993-07-20 |
JP2760689B2 true JP2760689B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=18378327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3345693A Expired - Lifetime JP2760689B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 作業車の変速操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760689B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3345693A patent/JP2760689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05180334A (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |