JP2000038042A - 作業車のトランスミッション - Google Patents

作業車のトランスミッション

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JP2000038042A
JP2000038042A JP10205422A JP20542298A JP2000038042A JP 2000038042 A JP2000038042 A JP 2000038042A JP 10205422 A JP10205422 A JP 10205422A JP 20542298 A JP20542298 A JP 20542298A JP 2000038042 A JP2000038042 A JP 2000038042A
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transmission
shaft
power
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transmission case
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Toru Inoue
亨 井上
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速装置を装備した運搬車にお
いて、走行変速後の動力を前輪及び後輪に動力を伝える
トランスミッションをコンパクトに構成する。 【解決手段】 原動機からの動力をベルト式無段変速装
置を介してミッションケースより突出した入力軸10に
伝え、該ミッションケース1内に入力軸、変速軸14、
カウンター軸20、後輪駆動軸26を左右方向に上下平
行に支架するとともに、前記変速軸端の一側をミッショ
ンケース1より一側面へ突出して、該一側面に設置した
前輪動力取出ケース45内に動力を伝えて前輪を駆動可
能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式無段変速
装置を装備した運搬車において、走行変速後の動力を前
輪及び後輪に動力を伝えるトランスミッションの構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から運搬車において、エンジンから
の動力をベルト式無段変速装置によって変速し、この変
速した動力をミッションケース内の副変速装置に伝えて
副変速し、副変速後の動力を後輪及び前輪に伝える技術
は公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の運搬車
は二輪駆動に構成され、牽引性能が劣る不都合があっ
た。そのため前輪に動力を伝えて四輪駆動とするには、
ミッションケースの内にベベルギヤ等を介して動力伝達
方向を変えて、ミッションケース下部より前方に前輪駆
動軸を突出させる必要があった。従って、ミッションケ
ース内の構成が複雑となり、前輪駆動のためのギヤが下
部に位置するために車高が低くなり、作業車では前輪駆
動部を収納したケースが地面に当たることがあったので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、原動機からの動力をベル
ト式無段変速装置を介してミッションケースより突出し
た入力軸に伝え、該ミッションケース内に入力軸、変速
軸、カウンター軸、後輪駆動軸を左右方向に上下平行に
支架するとともに、前記変速軸端の一側をミッションケ
ースより一側面へ突出して、該一側面に設置した前輪動
力取出ケース内に動力を伝えて前輪を駆動可能としたの
である。また、前記前輪動力取出ケースをベルト式無段
変速装置の従動プーリーと反対側の側面に配置したもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明のトランスミッションを配したミッ
ションケースの後面断面図、図2は同じく側面断面図、
図3はミッションケース内部の副変速部の後面断面図、
図4は中立に位置する操作プレートの平面図、図5は前
進低速位置に回動した操作プレートの平面図、図6は前
進高速位置に回動した操作プレートの平面図、図7は後
進位置に回動した操作プレートの平面図、図8はミッシ
ョンケース側面に固設した前輪動力取出ケースを示す側
面断面図、図9は前輪動力取出ケース部分の平面断面
図、図10は本発明のトランスミッションを搭載した作
業車の動力伝達構成を示す側面図である。
【0006】まず、本発明のトランスミッションを収納
するミッションケース1を配置した運搬車の概略構成を
図10を用いて説明する。運搬車の運転席60の後下方
にエンジン61を搭載し、後輪62の側方にミッション
ケース1を配置し、エンジン61の動力がベルト式無段
変速装置を介してミッションケース1内に伝達されてい
る。前記ミッションケース1内で走行変速された動力を
後輪62に伝達されている。運転席60の前下方にデフ
ロックレバー66が配置され、運転席60側方に副変速
レバー67が配置され、図中の68はアクセルペダルで
ある。
【0007】次に、前記ミッションケース1の内部構成
について、図1、図2を用いて説明する。前記ミッショ
ンケース1は、図1の紙面に向かって左側のケース部1
Lと右側のケース部1Rとより左右に二つ割りに形成さ
れ、重ね合わせた内部にトランスミッション等が収納さ
れている。前記ミッションケース1の上下途中部には左
右方向に沿う入力軸10が軸支されている。該入力軸1
0の一側(本実施例では左側)をケース部1Lの左側面
より外方に突出させ、該入力軸10端部上に従動プーリ
ー11を嵌合している。該従動プーリー11は主変速装
置を構成するベルト式無段変速装置の従動側に配置した
割プーリーで構成され、エンジン61からの動力がこの
ベルト式無段変速装置で変速された後の回転が入力軸1
0よりミッションケース1内に伝達される。このベルト
式無段変速装置はエンジン61の回転数の上昇に伴っ
て、自動的に増速側へ無段にシフトするように構成され
ている。
【0008】前記入力軸10はミッションケース1内で
左右に分割されて、第一入力軸部10aと第二入力軸部
10bからなり、同一軸線上に配置されて、第一入力軸
部10aの右端に第二入力軸部10bの左端が回転自在
に嵌合支持され、両第一入力軸部10aと第二入力軸部
10bの間にトルク式調速機55が配置されて、エンジ
ンのスロットルバルブと連結されて、車輪側から負荷が
かかるに従って、エンジン回転数を増加させるように構
成している。
【0009】前記ミッションケース1内には、入力軸1
0、変速出力軸14、アイドル軸20、シフター軸3
0、後輪駆動軸26・26が左右方向へ沿って互いに平
行に横架され、走行系の動力伝達軸は入力軸10、変速
出力軸14、アイドル軸20、後輪駆動軸26・26と
して、シャフト数を少なくしてシンプルな構成としてい
る。また、主変速はベルト式無段変速装置としてミッシ
ョンケース1外部に設けることにより、ミッションケー
ス1の小型化も図っている。
【0010】前記第二入力軸部10b上に、紙面右側よ
り順に高速ギヤ11、低速ギヤ12、後進ギヤ13が固
設されている。また、前記変速出力軸14上に右側より
高速従動ギヤ16、低速従動ギヤ17、後進従動ギヤ1
8が回動自在に枢支され、高速従動ギヤ16と高速ギヤ
11とが常時噛合され、低速従動ギヤ17と低速ギヤ1
2とが常時噛合されている。
【0011】また、前記高速従動ギヤ16と低速従動ギ
ヤ17との間には前進変速用のスライダー19がスプラ
インハブを介して変速出力軸14上に相対回転不能でか
つ軸方向に摺動自在に配置されている。図3に示す位置
をスライダー19の中立位置とし、この中立位置より紙
面右方向へスライダー19を摺動操作すると、スライダ
ー19右側面に形成した凸部19aが高速従動ギヤ16
左側面に形成した凹部16aと係合され、高速回転が変
速出力軸14に伝達される。スライダー19を中立位置
より紙面左方向へ摺動操作すると、スライダー19左側
面に形成した凸部19bが低速従動ギヤ17右側面に形
成した凹部17aと係合され、低速回転が変速出力軸1
4に伝達される。
【0012】また、前記アイドル軸20上に回動自在に
アイドルギヤ21を遊嵌し、該アイドルギヤ21は前記
後進ギヤ13と前記変速出力軸14上に遊嵌した後進従
動ギヤ18とに噛合させる。前記アイドルギヤ21は左
右幅が広く形成され、前記後進従動ギヤ18と後進ギヤ
13とを左右に位置をずらして配置させ、後進従動ギヤ
18と後進ギヤ13との外周端部を側面視でラップさせ
て、コンパクトな配置構成としている。
【0013】また、前記後進従動ギヤ18の側面にも凹
部が形成され、該後進従動ギヤ18の左側方に後進用ス
ライダー23がスプラインハブを介して変速出力軸14
上に相対回転不能でかつ軸方向摺動自在に配置され、該
後進用スライダー23の側面には凸部が形成されて、図
示の中立位置より紙面右側に摺動させて前記凹部と凸部
を係合することによって、後進ギヤ13からアイドル軸
20上のギヤ21及び後進従動ギヤ18を介し、変速出
力軸14を逆転駆動できるようにしている。
【0014】更に、後進用スライダー23の左隣りの前
記変速出力軸14上にギヤ24が固設され、該ギヤ24
に差動装置25のリングギヤ28が噛合され、該差動装
置25を介して変速出力軸14の動力が左右の後輪駆動
軸26・26に伝達される。前記リングギヤ28は差動
装置25を構成するデフケース80外周面に固設され、
リングギヤ28と逆側のデフケース80のボス部上に左
右に摺動自在にデフロックスライダー82が遊嵌されて
いる。該デフロックスライダー82にロックピン81が
固設され、該ロックピン81がデフケース80一側面に
左右方向に摺動自在に挿入され、後輪駆動軸26端部上
のデフギア83に形成した凹部に、前記ロックピン81
端部が挿入自在に支持されている。
【0015】前記デフロックスライダー82の外周に凹
部が形成され、図2に示すデフシフトフォーク84のフ
ォーク爪が係合され、オペレーターの前記デフロックレ
バー66の操作に連動してデフシフトフォーク84を介
してデフロックスライダー82が図1の紙面左方に摺動
操作され、ロックピン81端部がデフギア83側部の凹
部内に挿入され、デフケース80がデフギア83を介し
て後輪駆動軸26に対して回動不能となり差動装置25
がロックされ、左右の後輪駆動軸26・26が差動され
ることなく同一回転数で駆動される。
【0016】また、前記後輪駆動軸26・26の途中部
には、ディスクブレーキ装置を構成する摩擦板27・2
7・27がスプライン嵌合されている。該摩擦板27外
周側とミッションケース1側面との間には押動板72が
配置されている。該押動板72はミッションケース1下
部に軸支した支軸71の途中部に連動されており、オペ
レーターのブレーキ操作に連動してブレーキ操作アーム
70が引っ張られ、支軸71が回転すると、支軸71途
中部に係合した押動板72が回転され、カム73を乗り
越えようと押動板72が摩擦板27側に移動して、押動
板72とミッションケース1内に形成した壁面との間に
摩擦板27が押圧され、後輪駆動軸26が制動される。
【0017】次に、前記スライダー19と後進用スライ
ダー23を摺動操作する機構について説明する。前記ミ
ッションケース1内の上部に前記入力軸10と平行に沿
わせるようにシフター軸30が横架され、該シフター軸
30の左右途中部に二本のシフトフォーク31・32の
ボス部が摺動自在に外嵌されている。紙面右側の前進用
シフトフォーク31のフォーク爪が前記スライダー19
の外周に形成した凹部に係合され、左側の後進用シフト
フォーク32のフォーク爪が前記後進用スライダー23
外周に形成した凹部に係合されている。前記前進用シフ
トフォーク31と後進用シフトフォーク32のボス部上
面には、各々ピン38・39が移動不能に嵌入されてい
る。該ピン38・39は、ミッションケース1内上部に
配した後述する操作プレート34の溝内に挿入されてい
る。
【0018】前記操作プレート34は、図4〜図7に示
すように、板体を平面視で略四角形状に形成し、中央部
に操作軸35下部が固設され、該操作軸35の上下中途
部はミッションケース1上面に枢支されシフター軸30
の上方で直交している。前記操作軸35を回動すること
によって操作プレート34が回動されるようにしてい
る。該操作プレート34の一端部(紙面上の右端部)に
は、デテント嵌合用の凹部34a・34b・34c・3
4dが形成されている。
【0019】一方、前記操作プレート34の凹部34a
・34b・34c・34dと対向するミッションケース
1の右内側壁に挿入孔1aが穿設され、該挿入孔1a内
にスプリング37と平板状の当接プレート36が摺動自
在に挿入され、スプリング37の付勢力によって当接プ
レート36頭部が凹部34a・34b・34c・34d
の何れかに嵌合されることにより、操作プレート34を
弾性保持して、デテント機構を構成している。
【0020】また、前記操作プレート34の紙面右側に
前進ガイド溝40が形成され、左側に後進ガイド溝41
が形成され、該前進ガイド溝40内にピン38が摺動自
在に係合され、後進ガイド溝41内にピン39が摺動自
在に係合されている。
【0021】前記前進ガイド溝40は、平面視で略N字
形に形成され、その一つの溝40aは操作軸35を中心
とした円弧状とされてスライダー19を中立位置に保持
し、他の直線状の溝の折れ曲がり部40bは前進低速位
置とし、他の直線状の溝の端部40cは前進高速位置と
している。
【0022】また、前記後進ガイド溝41は、平面視で
略「へ」字形に形成され、その一つの溝41aは操作軸
35を中心とした円弧状とされて後進用スライダー23
を中立位置に保持し、他の溝は直線状として、その端部
端部41bを後進変速位置としている。
【0023】よって、図4に示すように、当接プレート
36を前側より二個目の凹部34a内に係合した位置で
は、ピン38が中立位置の溝40aに位置し、前進用シ
フトフォーク31を介してスライダー19が中立位置に
配される。この時、ピン39は中立位置の溝41aに位
置し、後進用シフトフォーク32を介して後進用スライ
ダー23は中立位置となるので、前後進共に駆動がされ
ない。
【0024】そして、図4の位置から操作軸35を介し
て操作プレート34を紙面上の反時計周りに回動する
と、図5に示すように、前進ガイド溝40の形状により
ピン38が操作軸35に接近する方向(左側)に移動さ
れながら、前進低速位置となる折れ曲がり部40bに到
達し、当接プレート36が凹部34bと嵌合する。この
ピン38の移動とともに、前進用シフトフォーク31が
左側に移動し、スライダー19が低速従動ギヤ17と係
合され、低速変速した動力が変速出力軸14に伝達さ
れ、機体が低速で前進走行される。この時、前記ピン3
9は、溝41aの後進中立位置内の途中部に位置され、
後進用スライダー23が中立位置に維持される。この操
作プレート34の回動位置を前進低速位置としている。
【0025】さらに操作プレート34を反時計周りに回
動すると、図6に示すように、ピン38が操作軸35よ
り離間する方向(紙面上の右側)へガイドされながら前
進高速位置の溝の端部40cに到達し、当接プレート3
6が凹部34cと嵌合する。同時に前記ピン38に固定
された前進用シフトフォーク31が右側へ移動し、スラ
イダー19と高速従動ギヤ16が係合され、高速変速さ
れた動力が変速出力軸14に伝達され機体が高速で前進
走行される。この時、前記ピン39は、後進中立保持範
囲の溝41a内の前端部に位置し、後進用スライダー2
3は中立位置に維持される。この操作プレート34の回
動位置を前進高速位置としている。
【0026】また、図4の位置から操作プレート34を
時計周りに回動すると、図7に示すように、ピン39が
後進ガイド溝41にガイドされながら操作軸35へ接近
する方向(右側)へ移動し溝41aに到達すると、当接
プレート36は凹部34dと嵌合する。この時、ピン3
8は中立に維持された状態で前進中立保持範囲の溝40
aの前端部に到達される。そして、後進用シフトフォー
ク32を介して後進用スライダー23が右側に移動し、
後進従動ギヤ18が係合され変速出力軸14に後進駆動
力が伝達され、機体が後進される。この操作プレート3
4の回動位置を後進位置としている。このように、単一
のプレート34を用いて、両シフトフォーク31・32
を操作でき、操作軸や操作杆等を前進用と後進用の二系
列設ける必要がなく、ミッションケース1の内部構成及
び操作軸35から運転席60側方に配置した副変速レバ
ー67までのリンケージをシンプル化している。
【0027】次に、前記ミッションケース1より前輪側
に動力を取り出す構成について説明する。図8、図9に
示すように、前記変速出力軸14がミッションケース1
の右側面より外方へ突出され、この右側面に前輪駆動取
出ユニット29を着脱可能に取り付け、該前輪駆動取出
ユニット29を前記従動プーリー11と反対側に配置し
て、変速出力軸14から前輪駆動取出ユニット29を通
じて前輪へ動力を伝達できるようにしている。
【0028】即ち、前記ミッションケース1より突出し
た変速出力軸14端部上にベベルギヤ46が固設され、
該ベベルギア46はベベルギア49と噛合され、該ベベ
ルギア49は前記ミッションケース1右側面に付設した
動力取出ケース45内に前後方向に沿って回転自在に横
架した中間軸47上に固設されている。該中間軸47の
前部(紙面上方)には、中間ギヤ48が固設され、該中
間ギヤ48は伝達ギヤ51と噛合され、該伝達ギヤ51
は中間軸47と平行に配置した動力取出軸50上に固設
され、該動力取出軸50は動力取出ケース45に回転自
在に支持されて、前方へ突出され、この突出部分に図1
0に示す伝動軸63を連動連結し、該伝動軸63を介し
てフロントアクスルケース64内に動力を伝達して前輪
65を駆動している。
【0029】よって、ミッションケース1の内部構成を
複雑とすることなく、四輪駆動とする場合には前輪駆動
取出ユニット29を装着して、前輪に動力を伝え、その
前輪駆動取出ユニット29もシンプルな構成としてい
る。そして、後輪駆動軸26・26よりも前段で動力を
取り出すことで前輪への伝達トルクを小さくし、かつ、
後輪駆動軸26・26よりも高い位置より動力を取り出
すことで、車高が低くならず、前記従動プーリー11と
反対側に配置して、右側の空間を有効利用している。
【0030】尚、二輪駆動で運搬車を駆動する場合に
は、前記ミッションケース1右側面に前輪駆動取出ユニ
ット29を装着せずに、図3に示すように、ミッション
ケース1より外方に突出した変速出力軸14をカバー7
4で被装し、変速出力軸14端部とその枢支部が外部に
露出されることのないようにしている。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の如
く、原動機からの動力をベルト式無段変速装置を介して
ミッションケースより突出した入力軸に伝え、該ミッシ
ョンケース内に入力軸、変速軸、カウンター軸、後輪駆
動軸を左右方向に上下平行に支架するとともに、前記変
速軸端の一側をミッションケースより一側面へ突出し
て、該一側面に設置した前輪動力取出ケース内に動力を
伝えて前輪を駆動可能としたので、走行系の動力伝達軸
は入力軸、変速軸、カウンター軸、後輪駆動軸の少ない
シャフト数で構成できてミッションケースの内部構成を
簡単に構成できる。また、車高を低くすることがなく、
走行走破性が高くなり、また、前輪への伝達トルクは小
さくなるので、前輪への動力伝達機構が小さなもので済
み、コスト低減化が図れる。
【0032】また、請求項2の如く、前記前輪動力取出
ケースをベルト式無段変速装置の従動プーリーと反対側
の側面に配置したので、従動プーリーと反対側のミッシ
ョンケース側部の空いた空間に動力取出ケースが配置さ
れて空間を有効利用できたのである。よって、コンパク
トに構成された四輪駆動型のトランスミッションを提供
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトランスミッションを配したミッショ
ンケースの後面断面図である。
【図2】同じく側面断面図である。
【図3】ミッションケース内部の副変速部粉の後面断面
図である。
【図4】中立に位置する操作プレートの平面図である。
【図5】前進低速位置に回動した操作プレートの平面図
である。
【図6】前進高速位置に回動した操作プレートの平面図
である。
【図7】後進位置に回動した操作プレートの平面図であ
る。
【図8】ミッションケース側面に固設した前輪動力取出
ケースを示す側面断面図である。
【図9】前輪動力取出ケース部分の平面断面図である。
【図10】本発明のトランスミッションを搭載した作業
車の動力伝達構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ミッションケース 10 入力軸 14 変速出力軸 20 カウンター軸 26 後輪駆動軸 45 動力取出ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機からの動力をベルト式無段変速装
    置を介してミッションケースより突出した入力軸に伝
    え、該ミッションケース内に入力軸、変速軸、カウンタ
    ー軸、後輪駆動軸を左右方向に上下平行に支架するとと
    もに、前記変速軸端の一側をミッションケースより一側
    面へ突出して、該一側面に設置した前輪動力取出ケース
    内に動力を伝えて前輪を駆動可能としたことを特徴とす
    る作業車のトランスミッション。
  2. 【請求項2】 前記前輪動力取出ケースをベルト式無段
    変速装置の従動プーリーと反対側の側面に配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の作業車のトランスミッショ
    ン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002264674A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd 作業車のトランスミッション
US7601095B2 (en) 2005-07-20 2009-10-13 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Vehicle
US8050827B2 (en) 2005-07-20 2011-11-01 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Vehicle transmission system

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