JP2575022Y2 - セルラーデッキ - Google Patents

セルラーデッキ

Info

Publication number
JP2575022Y2
JP2575022Y2 JP1993002369U JP236993U JP2575022Y2 JP 2575022 Y2 JP2575022 Y2 JP 2575022Y2 JP 1993002369 U JP1993002369 U JP 1993002369U JP 236993 U JP236993 U JP 236993U JP 2575022 Y2 JP2575022 Y2 JP 2575022Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
deck
cellular
deformed
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993002369U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662030U (ja
Inventor
義規 永井
西田  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIKO KENZAI LTD.
Original Assignee
SHIKO KENZAI LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIKO KENZAI LTD. filed Critical SHIKO KENZAI LTD.
Priority to JP1993002369U priority Critical patent/JP2575022Y2/ja
Publication of JPH0662030U publication Critical patent/JPH0662030U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575022Y2 publication Critical patent/JP2575022Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デッキプレートと共に
併設されて用いられるセルラーデッキに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】この種の
セルラーデッキは、例えば実公昭55− 54727号公報、実
開昭58−153613号公報、実開昭62−122425号公報、実開
昭62−189412号公報、実開昭63− 629号公報等、従来よ
り多くのものが提案されている。
【0003】実公昭55− 54727号公報に開示のものの基
本構成は、図2に示すように、幅方向に上部板状部17と
下部板状部18と傾斜ウエブ19とによって連続して交互に
形成された台形溝を有するデッキプレート20の下に底板
21を接合し、上部板状部17とその両側の傾斜ウエブ19に
より形成される台形溝の下端開口部を塞ぎセルラーダク
ト22を構成するものであるが、このものでは、上部板状
部17とその両側の傾斜ウエブ19により形成される台形溝
のみを利用しているので、セルラーダクト22の間隔が離
れ使用し難いなどの問題がある。
【0004】実開昭58−153613号公報、実開昭62−1224
25号公報に開示のものの基本構成は、上記の構成に加え
て、図2に二点鎖線で示すように、下部板状部18とその
両側の傾斜ウエブ19により形成される台形溝に、傾斜ウ
エブ19の長手方向に突条23を形成するとともに、この突
条23に嵌合する突条24を有する樋状材25をかぶせセルラ
ーダクト26を構成するものである。このものでは、上記
の不具合が解消されるものの樋状材25を下部板状部18と
その両側の傾斜ウエブ19により形成される台形溝に上か
らかぶせてセルラーダクト26を形成するので、コンクリ
ート打設時に、樋状材25の変形が懸念される。また傾斜
ウエブ19と樋状材25との隙間からセルラーダクト26内に
コンクリート水が浸入滞留し、セルラーダクト26内の配
線に支障を来すなどの問題がある。
【0005】一方、上記の問題点を改善して、実開昭62
−189412号公報、特開昭63− 629号公報に開示のものが
提案されている。このものの基本構成は、デッキプレー
トの全ての傾斜ウエブに突条などの変形部を長手方向に
形成し、幅方向に上下交互に形成される台形溝の中、上
部板状部とその両側の傾斜ウエブにより形成される台形
溝には、傾斜ウエブに形成した変形部に係合する変形部
を有する樋状材を下方から嵌め入れてセルラーダクトを
構成し、また下部板状部とその両側の傾斜ウエブにより
形成される台形溝には、傾斜ウエブに形成した変形部に
係合する突出部を有する角管を上方から嵌め入れてセル
ラーダクトを構成するものである。
【0006】上記構成のセルラーデッキは、コンクリー
ト水の浸入が完全に防止でき優れたものではあるが、セ
ルラーダクトの横断面が小さくなり特に角管を採用した
セルラーダクトは狭い。また角管の製造と同時に、傾斜
ウエブに形成した変形部に係合する突出部を設ける必要
があり生産工数が増えコスト高となる。
【0007】本考案は、上記の技術背景に基づいてなさ
れたものであって、その目的は、生産性が良く、且つデ
ッキプレートに形成されている台形溝を有効に利用し得
るとともに、コンクリート水の浸入を完全に防止し得る
セルラーデッキを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案に係わるセルラーデッキは、上部板状部と
下部板状部と長手方向に延びる変形部が形成された傾斜
ウエブとによって連続して交互に形成される台形の溝を
有し且つ少なくとも2つの上部板状部を備えるデッキプ
レートと、このデッキプレートの最外側の2つの上部板
状部の外側の傾斜ウエブの変形部と係合する変形部を両
端部に備えるセル蓋と、デッキプレートの下に接合され
たセル底板とにより構成されてなるものである。
【0009】そして、上記デッキプレートの傾斜ウエブ
に形成される変形部は、下部板状部との間で凹溝に曲げ
形成された長手方向に延びる変形部であってもよい。
【0010】
【作用】本考案では、デッキプレートの幅方向に上下交
互に形成される台形溝の全てがその開口部を平板で塞が
れる構成となるので、台形溝の大きさを狭めることなく
有効に使用し得る。しかも、下部板状部とその両側の傾
斜ウエブにより形成される台形溝は、デッキプレートの
最外側の2つの上部板状部の外側の傾斜ウエブの変形部
に係合せしめるセル蓋によってセルラーダクトとして構
成されるので、コンクリート打設時に、係合部からのコ
ンクリート水の浸入が完全に防止できる。またセル蓋
は、その両端部に形成された変形部を傾斜ウエブの変形
部に係合した状態でコンクリートによって押し付けられ
るので、コンクリートの打設によって係合部が外れる心
配がない上、台形溝を塞いでいるセル蓋の上面が変形す
る心配もない。また、セル蓋自体は、平板の幅方向の両
端部を断面への字状に曲げ、さらにその両端部に長手方
向に凹または凸条の変形部を形成したものであるから、
曲げ成形加工によって製造でき角管と異なり生産性がよ
い。
【0011】また、デッキプレートの傾斜ウエブに形成
される変形部は、下部板状部との間で凹溝に曲げ形成さ
れた長手方向に延びる変形部であることがよく、これに
より、セル蓋の両端部に形成される変形部は端を鉤形に
形成するだけでよく、簡単な形状であることからセル蓋
の成形が容易となると同時に、デッキプレートの外形に
沿う形状が簡単に得られる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案に係わるセルラーデッキの斜視図
である。図において、1はデッキプレート、2はセル底
板、3はセル蓋をそれぞれ示す。
【0013】デッキプレート1は、鋼ストリップを曲げ
成形して製造され、上部板状部4、下部板状部5および
傾斜ウエブ6からなり、上部板状部4には、本例では、
その中央部に長手方向に延びる比較的浅いV字状溝7が
設けられ、上部板状部4の強度(曲げ剛性)を高めてい
る。また、下部板状部5には、その中央部に、断面形状
が下方に向かって開口するあり溝状をした、デッキプレ
ート長手方向に延びる変形部8が設けられている。また
さらに、下部板状部5と傾斜ウエブ6の接合部には、下
部板状部5と傾斜ウエブ6とを鋭角に曲げて形成した、
デッキプレート長手方向に延びるV字状溝9が形成され
ている。
【0014】さらに、上記デッキプレート1は、上部板
状部4と傾斜ウエブ6によりなる二つの山よりなってい
る。そして、デッキプレート1の両側はそれぞれ下部板
状部5となっており、一端は鈎形の屈曲部10に、また他
端はZ字形の屈曲部11にそれぞれ形成されている。
【0015】セル底板2は、鋼ストリップであって、上
記デッキプレート1の下に敷設されデッキプレート1の
両端の下部板状部5A, 5Bおよび中央の下部板状部5にシ
ーム溶接され、これにより、上部板状部4と傾斜ウエブ
6により形成される台形溝12がセルラーダクトとして構
成される。
【0016】セル蓋3は、鋼ストリップを曲げ成形して
製造され、中央の平面部13と、幅方向両端部に形成され
た、デッキプレート1の傾斜ウエブ6に近似した下向き
の傾斜部14, 14と、この傾斜部14, 14の下端に形成され
た、デッキプレート1のV字状溝9に係合する鉤部15,
15とからなる。このセル蓋3は、デッキプレート1の上
に載置した後、さらに鉤部15, 15がデッキプレート1の
V字状溝9に嵌まり込むまで上から押圧して施工され
る。これにより、下部板状部5と傾斜ウエブ6により形
成される台形溝16がセルラーダクトとして構成される。
【0017】上記構成からなるセルラーデッキにおいて
は、デッキプレート1の台形溝12,16がその形状のまま
でセルラーダクトとして構成されるので、台形溝12, 16
の大きさを狭めることなく有効に使用し得る。また、セ
ル蓋3は台形溝12, 12の外側の傾斜ウエブ6に形成され
たV字状溝9に嵌まり込むので、台形溝16により構成さ
れるセルラーダクト内へのコンクリート水の浸入が完全
に防止できる。またセル蓋3の鉤部15, 15は、上からV
字状溝9に嵌まり込みコンクリート打設時コンクリート
によって押し付けられるので、コンクリートの打設によ
って嵌まり込んだ係合部が外れる心配がない上、台形溝
16を塞いでいるセル蓋3の上面が変形する心配もない。
【0018】なお、上記実施例では、デッキプレート1
として、上部板状部4の中央部に長手方向に延びる比較
的浅いV字状溝7を有するものを採用したが、このよう
なV字状溝7を有する場合、セルラーダクトに配線また
は配管口となるインサートスタッドの装着孔を直に設け
ると、コンクリート水がV字状溝7を伝ってセルラーダ
クト内に入り易いが、上記実施例のようなセル蓋3を設
けセル蓋3と共に装着孔を形成することにより、コンク
リート水が入り難くなるなどの利点がある。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係わるセ
ルラーデッキによれば、デッキプレートの幅方向に上下
交互に形成される台形溝の全てをその台形溝の大きさを
狭めることなく有効に使用し得る。また下部板状部とそ
の両側の傾斜ウエブにより形成される台形溝は、デッキ
プレートの最外側の2つの上部板状部の外側の傾斜ウエ
ブの変形部に係合せしめるセル蓋によってセルラーダク
トとして構成されるので、コンクリート打設時に、係合
部からのコンクリート水の浸入が完全に防止できる。ま
たセル蓋は、その両端部に形成された変形部を傾斜ウエ
ブの変形部に係合した状態でコンクリートによって押し
付けられるので、コンクリートの打設によって係合部が
外れる心配がない上、台形溝を塞いでいるセル蓋の上面
が変形する心配もない。
【0020】また、セル蓋自体は、平板の幅方向の両端
部を断面への字状に曲げ、さらにその両端部に長手方向
に凹または凸条の変形部を形成したものであるから、曲
げ成形加工によって製造でき角管と異なり生産性がよい
上、デッキプレートへの取付けが上から押圧するだけで
行えるので、セルラーデッキの生産性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるセルラーデッキの斜視図であ
る。
【図2】従来のセルラーデッキの横断面説明図である。
【符号の説明】
1:デッキプレート 2:セル底板
3:セル蓋 4:上部板状部 5,5A, 5B:下部板状部
6:傾斜ウエブ 7:V字状溝 8:変形部
9:V字状溝 10:鉤形の屈曲部 11:Z字形の屈曲部 1
2,16:台形溝 13:中央の平面部 14:傾斜部 1
5:鉤部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部板状部と下部板状部と長手方向に延
    びる変形部が形成された傾斜ウエブとによって連続して
    交互に形成される台形の溝を有し且つ少なくとも2つの
    上部板状部を備えるデッキプレートと、このデッキプレ
    ートの最外側の2つの上部板状部の外側の傾斜ウエブの
    変形部と係合する変形部を両端部に備えるセル蓋と、デ
    ッキプレートの下に接合されたセル底板とにより構成さ
    れてなることを特徴とするセルラーデッキ。
  2. 【請求項2】 デッキプレートの傾斜ウエブに形成され
    る変形部が、下部板状部との間で凹溝に曲げ形成された
    長手方向に延びる変形部である請求項1記載のセルラー
    デッキ。
JP1993002369U 1993-02-02 1993-02-02 セルラーデッキ Expired - Lifetime JP2575022Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993002369U JP2575022Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 セルラーデッキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993002369U JP2575022Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 セルラーデッキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662030U JPH0662030U (ja) 1994-09-02
JP2575022Y2 true JP2575022Y2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=11527344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993002369U Expired - Lifetime JP2575022Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 セルラーデッキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575022Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662030U (ja) 1994-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2575022Y2 (ja) セルラーデッキ
KR100213561B1 (ko) 건축용 합성데크플레이트
JP3648443B2 (ja) 角波成形プレート
JP3026818U (ja) 長尺金属屋根葺板
JPH0740571Y2 (ja) 二重折版屋根
JP3218338U (ja) 屋根板材
JPS6343301Y2 (ja)
JPH0348986B2 (ja)
CN215859059U (zh) 一种新型施工缝支模装置
SU1275078A1 (ru) Несущий строительный элемент типа тонкостенной балки
JPS62322Y2 (ja)
JP2536344Y2 (ja) 棟 瓦
JPS6211151Y2 (ja)
JPH0421379Y2 (ja)
JPH0713931U (ja)
JPH0532571Y2 (ja)
JPS6126516Y2 (ja)
JP4019348B2 (ja) 三点支持式の溝蓋
JPH0420093Y2 (ja)
JP2515453Y2 (ja) 屋根パネル
JP3083428U (ja) 瓦固定条
JP3047571U (ja) 建物の屋根構造
JP3431502B2 (ja) 屋根瓦とその敷設構造
JP2001193208A (ja) デッキプレーのコンクリート止め部材
JPS586975Y2 (ja) 外装パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980317