JP3026818U - 長尺金属屋根葺板 - Google Patents

長尺金属屋根葺板

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JP3026818U
JP3026818U JP1995011598U JP1159895U JP3026818U JP 3026818 U JP3026818 U JP 3026818U JP 1995011598 U JP1995011598 U JP 1995011598U JP 1159895 U JP1159895 U JP 1159895U JP 3026818 U JP3026818 U JP 3026818U
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政勝 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺金属板の熱膨張差による縦方向の伸縮みを
吸収すると共に、好ましくは、雪止め機能を備える。 【解決手段】屋根の縦方向に葺設される長尺金属板
(1)から成る長尺金属屋根葺板において、長尺金属板
は、成型されて垂直方向に突出すると共に横設された突
出部(4)を備え、好ましくは、長尺金属板は、両側端
部の間に突出部が横設されていない隙間(7)を少なく
とも1箇所備え、更に好ましくは、隙間は、長尺金属板
の両側端部に併設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、長尺金属屋根葺板、特に外気の寒暖差の大きい地方、例えば、積雪 地方において使用されて好適な長尺金属屋根葺板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の長尺金属屋根葺板では、図7に示すように、長尺に形成された長尺金属 板(20)を屋根の縦方向に葺設し、長尺金属板(20)の側端部を吊り子、垂 木等を介して野地板に固着する。そして、吊り子、垂木等の上には金属成型板で ある長尺カバー(21)を覆設し、これにより長尺金属板(20)を屋根の横方 向に連結して屋根を葺く。
【0003】 また、積雪地方では、この長尺金属板(20)の上に別途製作した雪止めを固 着して、雪の落下を防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の長尺金属屋根葺板では、長尺に形成された金属 板(20)を屋根の縦方向に葺設するが、特に外気の寒暖差の大きい地方、例え ば積雪地方においては、外気の寒暖差により発生する長尺金属板(20)の熱膨 張差による伸縮みが問題となる。即ち、屋根の横方向については長尺金属板(2 0)の長さも短く熱膨張差による伸縮みは極く僅かであり、また、この僅かに発 生した伸縮みも吊り子、垂木等との連結部で吸収される一方、縦方向は長尺の一 枚板であるため、熱膨張差による伸縮みが極めて大きくなり施工を難しくすると いう問題がある。
【0005】 本考案はこのような問題を解決するためになされたもので、外気の寒暖差の大 きい地方において使用されても長尺金属板の熱膨張差による縦方向の伸縮みを吸 収して施工を容易なものにすることができると共に、好ましくは、積雪地方にお いて使用することができるように雪止め機能を備えた根葺用長尺金属板を提供す ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本長尺金属屋根葺板によれば、屋根の縦方向に 葺設される長尺金属板は、成型されて垂直方向に突出すると共に横設された突出 部を備え、好ましくは、長尺金属板は、両側端部との間に突出部が横設されてい ない隙間を少なくとも1箇所備え、更に好ましくは、隙間は、長尺金属板の両側 端部に併設されている。
【0007】
【考案の実施の形態】
上述の長尺金属屋根葺板において、屋根の縦方向に葺設される長尺金属板は、 成型されて垂直方向に突出すると共に横設された突出部を備えたので、長尺金属 板の熱膨張差による縦方向の伸縮みを吸収することができる。好ましくは、長尺 金属板は、両側端部との間に突出部が横設されていない隙間を少なくとも1箇所 備えたので、この隙間を通して雨水又は雪解水の屋根の縦方向の流れを可能にす ると共に、これにより突出部の高さを高くすることができ、突出部は屋根から滑 落しようとする雪塊を係止することができるようになる。更に好ましくは、隙間 は、長尺金属板の両側端部に併設されたので、雨水又は雪解水の屋根の縦方向の 流れのを一層円滑にすると共に、突出部は必然的に長尺金属板の中央部に配設さ れることになり、雪塊の係止機能を高めることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図1ないし図6を参照して詳細に説明する。 図1及び図2に示すように、本実施例は、一例として瓦棒葺に使用される長尺 金属屋根葺板を示し、長尺金属板1は屋根の縦方向に葺設され、吊り子5により 野地板16(図4参照)に固着される。吊り子5上に長尺カバー10を覆設して 長尺金属板1を屋根の横方向に連結することにより、屋根を葺く。
【0009】 より詳細には、図5に示すように、長尺金属板1の両側端部2,2を上方に折 曲し、更にその先端部3,3を内側に折曲する。また、図2に示すように、突出 部4を、長尺金属板1の両側端部2,2との間に隙間7,7を設けて横設する。 この突出部4は、図3に示すように、プレス加工によりその断面が逆V字型に一 体成型されて垂直方向に突出すると共に、雪止めとして機能することができる高 さを有する。なお、突出部4の断面形状は必ずしも逆V字型に限定されるもので はなく、いかなる形状であってもよい。
【0010】 図5に示すように、その断面がL字型に曲成され、更にその先端部6が長尺金 属板1の側に折曲された金属板から成る吊り子5を用意する。この吊り子5を長 尺金属板1の側端部2に併設し、下葺材15を介装して野地板16に釘着する。 吊り子5は、屋根の縦方向に適宜の間隔を設けて複数個を配設する。また、長尺 金属板から成り、その断面が両端部11,11を上方に向けてコ字型に曲成され ると共に、その先端部12,12が先ず外側に折曲され、更に下方に折曲された 長尺カバー10を用意する。この長尺カバー10を、図4に示すように、吊り子 5を配設した部分では左右の吊り子5,5の間に、一方、図6に示すように、吊 り子5を配設していない部分では左右の長尺金属板1,1の側端部2,2の間に 介装する。そして、図4に示すように、吊り子5を配設した部分では、先ず長尺 カバー10の先端部12を吊り子5の先端部6及び長尺金属板1の先端部3を巻 き込むようにして内側に90°折曲し、続いて長尺カバー10の先端部12と吊 り子5の先端部6と長尺金属板1の先端部3とを一体として下方に90°折曲す る。一方、図6に示すように吊り子5を配設していない部分では、先ず長尺カバ ー10の先端部12を長尺金属板1の先端部3を巻き込むようにして内側に90 °折曲し、続いて長尺カバー10の先端部12と長尺金属板1の先端部3とを一 体として下方に90°折曲する。即ち、長尺カバー10と吊り子5ないし長尺金 属板1との結合部を最終的に図4又は図6に示す状態にして、長尺カバー10と 吊り子5ないし長尺金属板1とを結合する。これにより、長尺金属板1は屋根に 固定されると共に、左右の長尺金属板1,1が屋根の横方向に連結される。
【0011】 上述した長尺金属板1において、突出部4はその断面が逆V字型に成型されて 垂直方向に突出しているので、長尺金属板1の熱膨張差による縦方向の伸縮みを 吸収する。突出部4は垂直方向に突出して屋根の横方向に配設されることにより 、屋根から滑落しようとする雪塊を係止して雪止めとして機能すると共に、突出 部4と両側端部2,2との間に設けた隙間7,7は、雨水又は雪解水の屋根の縦 方向の流れを可能にして排水性を確保する。加えて、突出部4は、長尺金属板1 の横方向の曲げ剛性を高めることにも役立つ。
【0012】 なお、上述した実施例では、吊り子5と長尺カバー10とを用いた瓦棒葺に使 用される長尺金属板1を示したが、これに限定されるものではなく、本長尺金属 屋根葺板は、その他垂木等を用いた瓦棒葺あるいは馳平葺等、あらゆる種類の縦 葺屋根用長尺金属板に適用することができる。また、長尺金属板1に設けた隙間 7は、必ずしも両側端部2,2に併設して2箇所設ける必要はなく、例えば、一 方の側端部2の間に1箇所設けてもよく、あるいは、突出部4を両側端部2,2 から連続させて横設して中央部に隙間7を1箇所設けるようにしてもよい。さら に、雪止め機能を必要とせず、単に長尺金属板1の熱膨張差による縦方向の伸縮 みを吸収することだけを課題とするものであれば、突出部4の高さを低くするこ とができ、この場合には両側端部2,2の間に隙間7を設ける必要はない。
【0013】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案の長尺金属屋根葺板において、屋根の縦方 向に葺設される長尺金属板は、成型されて垂直方向に突出すると共に横設された 突出部を備え、長尺金属板の熱膨張差による縦方向の伸縮みを吸収できるように したので、長尺金属板の施工を容易なものにすることができる。
【0014】 好ましくは、長尺金属板は、両側端部との間に突出部が横設されていない隙間 を少なくとも1箇所備え、この隙間を通して雨水又は雪解水の屋根の縦方向の流 れを可能にすると共に、これにより突出部の高さを高くすることができ、突出部 が屋根から滑落しようとする雪塊を係止できるようにしたので、雨水又は雪解水 の屋根の縦方向の流れを確保しつつ、雪止め機能を備えることができる。
【0015】 更に好ましくは、隙間は、長尺金属板の両側端部に併設され、雨水又は雪解水 の屋根の縦方向の流れのを一層円滑にすると共に、突出部は必然的に長尺金属板 の中央部に配設されることになり雪塊の係止機能が高められたので、雨水又は雪 解水の流れを更に円滑にして雪止め機能を強化することができるという、格別の 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る長尺金属屋根葺板の具体的構成
を示す部分正面図である。
【図2】 図1の長尺金属板1の詳細構成を示す部分正
面図である。
【図3】 図2の切断線A−Aから見た長尺金属板1を
示す部分断面側面図である。
【図4】 図2の切断線B−Bから見た長尺金属板1を
示す部分断面底面図である。
【図5】 図5の先端部3,6及び12の折曲前の状態
を示す部分断面底面図である。
【図6】 図2の切断線C−Cから見た長尺金属板1を
示す部分断面底面図である。
【図7】 従来の長尺金属屋根葺板の取付け状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 長尺金属板、 2 側端部、 3 先端部、 4 突出部、 5 吊り子、 6 先端部、 7 隙間、 10 長尺カバー、 11 端部、 12 先端部、 15 下葺材、 16 野地板、 20 長尺金属板、 21 長尺カバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の縦方向に葺設される長尺金属板
    (1)から成る長尺金属屋根葺板において、前記長尺金
    属板は、成型されて垂直方向に突出すると共に横設され
    た突出部(4)を備えたことを特徴とする長尺金属屋根
    葺板(1)。
  2. 【請求項2】 前記長尺金属板(1)は、両側端部
    (2,2)の間に前記突出部(4)が横設されていない
    隙間(7)を少なくとも1箇所備えたことを特徴とす
    る、請求項1記載の長尺金属屋根葺板(1)。
  3. 【請求項3】 前記隙間(7)は、前記長尺金属板
    (1)の両側端部(2,2)に併設されたことを特徴と
    する、請求項1記載の長尺金属屋根葺板(1)。
JP1995011598U 1995-11-01 1995-11-01 長尺金属屋根葺板 Expired - Lifetime JP3026818U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013108263A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Jfe Engineering Corp 金属板屋根の熱膨張による変形音抑制構造、金属板屋根ユニット及び建築物
JP2016056528A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 日鉄住金鋼板株式会社 縦葺き屋根工法及び縦葺き屋根構造
JP6463583B1 (ja) * 2018-10-17 2019-02-06 イーアステック株式会社 雪止め部材の設置構造

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