JPS60513B2 - 段葺金属屋根 - Google Patents
段葺金属屋根Info
- Publication number
- JPS60513B2 JPS60513B2 JP53073506A JP7350678A JPS60513B2 JP S60513 B2 JPS60513 B2 JP S60513B2 JP 53073506 A JP53073506 A JP 53073506A JP 7350678 A JP7350678 A JP 7350678A JP S60513 B2 JPS60513 B2 JP S60513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof tile
- folded
- roof
- horizontal
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は段菖金属屋根に関し、二重水返しと吊子とを一
体に形成した所定平面積の金属性の屋根瓦と、金属性の
屋根瓦の横方向の継目に三重水返しを形成した捨板を重
合して暮工を簡易ならしめ、吹込み或いは毛細管現象等
による雨漏りを防ぎ、積雪等の重圧に耐え、外見上の厚
味を付加して重厚にして格調の高い金属屋根を得ること
を目的とする発明である。
体に形成した所定平面積の金属性の屋根瓦と、金属性の
屋根瓦の横方向の継目に三重水返しを形成した捨板を重
合して暮工を簡易ならしめ、吹込み或いは毛細管現象等
による雨漏りを防ぎ、積雪等の重圧に耐え、外見上の厚
味を付加して重厚にして格調の高い金属屋根を得ること
を目的とする発明である。
本発明の実施例を添付の図面によって詳述すると、1は
一定の平面積を有する金属性の屋根瓦であり、この金属
性屋根瓦1は、両側端の一方側を下側に折返して下向き
折返し部2を形成すると共に、他方側を上側に折返して
上向き折返し部3を形成し、一方下部を下側に向けて垂
直に曲折して形成した所望厚味Tの小口4の余機を直角
に内側に曲折して差込片5を形成し、蓋込片5の末端を
外側に折返して折返し部6を設け、小口4より後記する
折返し片13の中と略等しい中で水平部7を設け水平部
7に続き任意の角度で斜面部8を形成し、斜面部8に続
き差込片5の平行位置9より水平に曲折して平面部10
を設け、平面部10の上部に隙間11を形成して前方側
に折返した折返し部12を形成し、折返し片13の表面
にその頂部が前記平面部10方向に指向するように形成
した多数の波形部を前記折返し部と平行に形成し、この
折返し片13に続き表面側に突出する突条14を設け突
条に続き最上部に水平を成す吊子部15を設けることに
より構成される。
一定の平面積を有する金属性の屋根瓦であり、この金属
性屋根瓦1は、両側端の一方側を下側に折返して下向き
折返し部2を形成すると共に、他方側を上側に折返して
上向き折返し部3を形成し、一方下部を下側に向けて垂
直に曲折して形成した所望厚味Tの小口4の余機を直角
に内側に曲折して差込片5を形成し、蓋込片5の末端を
外側に折返して折返し部6を設け、小口4より後記する
折返し片13の中と略等しい中で水平部7を設け水平部
7に続き任意の角度で斜面部8を形成し、斜面部8に続
き差込片5の平行位置9より水平に曲折して平面部10
を設け、平面部10の上部に隙間11を形成して前方側
に折返した折返し部12を形成し、折返し片13の表面
にその頂部が前記平面部10方向に指向するように形成
した多数の波形部を前記折返し部と平行に形成し、この
折返し片13に続き表面側に突出する突条14を設け突
条に続き最上部に水平を成す吊子部15を設けることに
より構成される。
また、参照符号16は捨板であり、この捨板16は長さ
Lが屋根瓦の塾長と略等しく横中Wが相隣設する屋根瓦
1と1との横方向の接続部イ(第8図参照〉を中心とし
て両屋根瓦の一部分と重合する中を有し、中心部に形成
した平面部17の両側に相対向する各三条の水止め突条
18,18′を形成し、下端部に垂直を為す掛止片19
を下向きに折下げ、掛止片19に続く水平部20の中を
屋根板の水平部7の中と等しくし、さらに水平部20‘
こ続き屋根板の斜面部8と略等しい斜面21を設け、上
端を上向きに折下げて止片22を形成することにより構
成される。
Lが屋根瓦の塾長と略等しく横中Wが相隣設する屋根瓦
1と1との横方向の接続部イ(第8図参照〉を中心とし
て両屋根瓦の一部分と重合する中を有し、中心部に形成
した平面部17の両側に相対向する各三条の水止め突条
18,18′を形成し、下端部に垂直を為す掛止片19
を下向きに折下げ、掛止片19に続く水平部20の中を
屋根板の水平部7の中と等しくし、さらに水平部20‘
こ続き屋根板の斜面部8と略等しい斜面21を設け、上
端を上向きに折下げて止片22を形成することにより構
成される。
前記の如く形成した屋根瓦1と捨板16を用いて段暮屋
根を構成するに際しては、まず野地A上の屋根瓦1と1
との横方向の接続部イに対向する部分に夫々捨板16を
設定し、第8図で示すように捨板16の平面部17の中
0部において相隣接する屋根瓦1,1の下向き折返し部
2と上向き折返し部3とを掛合し、前記屋根瓦を上下方
向に接続する場合は第7図に示す如く、下部側の屋根瓦
1の上部に形成した折返し部12の折返し片13上に捨
板16の水平部20と上部屋根板1の水平部7を重合し
、小口4を折返し部12に接触せしめて差込片5を隙間
11に挿入し、吊子部15を捨板16の止片22内に位
置して吊子部15より釘またはボルト23を打込んで固
定し、順次屋根瓦を上下方向と横方向とに施工して金属
屋根を暮上げる。上記の如く施工した金属屋根瓦1は、
下端部を下向きり曲折して所望厚味Tの小口4を形成し
たので薄い金属板で成型した屋根瓦が肉厚に見え、重厚
にして格調高い金属屋根となる。
根を構成するに際しては、まず野地A上の屋根瓦1と1
との横方向の接続部イに対向する部分に夫々捨板16を
設定し、第8図で示すように捨板16の平面部17の中
0部において相隣接する屋根瓦1,1の下向き折返し部
2と上向き折返し部3とを掛合し、前記屋根瓦を上下方
向に接続する場合は第7図に示す如く、下部側の屋根瓦
1の上部に形成した折返し部12の折返し片13上に捨
板16の水平部20と上部屋根板1の水平部7を重合し
、小口4を折返し部12に接触せしめて差込片5を隙間
11に挿入し、吊子部15を捨板16の止片22内に位
置して吊子部15より釘またはボルト23を打込んで固
定し、順次屋根瓦を上下方向と横方向とに施工して金属
屋根を暮上げる。上記の如く施工した金属屋根瓦1は、
下端部を下向きり曲折して所望厚味Tの小口4を形成し
たので薄い金属板で成型した屋根瓦が肉厚に見え、重厚
にして格調高い金属屋根となる。
屋根瓦の横方向の接続は下向き折返し部2と上向き折返
し部3とを掛合し、上下別ち縦方向の接続は下部屋根瓦
1の折返し片13上に上部屋根瓦1の水平部7を重合し
て、上部屋根瓦の小口4を下部屋根瓦の折返し部12に
沿わせて上部屋根瓦の差込片5を下部屋根瓦の折返し部
12の隙間11に挿入する如くしたので接続が強固とな
り、且つ該接続部は下部屋根瓦の折返し片13と捨板の
水平部20と上部屋根瓦の水平部7との三重から成るた
め、積雪その他の重圧に耐える。また上下の接続部は下
部屋根瓦の後部に設けた折返し部12と折返した折返し
片13に頂部が下方に懐く多数の波形を平行に設け、折
返し片13の後端に突条14を突設してあるため、仮に
隙間11と差込片5との間から雨水が侵入したとしても
折返し部12と折返し片13の波形と突条14とが水返
し滴作用を生じて雨水が吊子部15までの侵入を許すこ
とがない。横方向の接続部イの裏面には平面部17を中
心としてその両側に数条に水止め突条18,18′を形
成した捨板16を設定してあるので、仮に下向き折返し
部2と上向き折返し部3との掛合部より雨水が侵入した
場合でも侵入雨水は捨板16に落下し、捨板上に落下し
た雨水は水止め突条18,18′により横方向には流れ
ず屋根の勾配に従って上部の捨板16より下部の捨板に
流れて外部に排出されるため屋根裏への雨水の侵入を完
全に防ぐことが出来る。屋根を暮上げた時に横方向に接
続した各屋根瓦の折曲げた差込片との平行位置9が横方
行に直線をなすので、積雪地方においてはその直線上に
雪止めを設定すると、雪止めの設定作業が簡単である等
各種の作用効果がある。
し部3とを掛合し、上下別ち縦方向の接続は下部屋根瓦
1の折返し片13上に上部屋根瓦1の水平部7を重合し
て、上部屋根瓦の小口4を下部屋根瓦の折返し部12に
沿わせて上部屋根瓦の差込片5を下部屋根瓦の折返し部
12の隙間11に挿入する如くしたので接続が強固とな
り、且つ該接続部は下部屋根瓦の折返し片13と捨板の
水平部20と上部屋根瓦の水平部7との三重から成るた
め、積雪その他の重圧に耐える。また上下の接続部は下
部屋根瓦の後部に設けた折返し部12と折返した折返し
片13に頂部が下方に懐く多数の波形を平行に設け、折
返し片13の後端に突条14を突設してあるため、仮に
隙間11と差込片5との間から雨水が侵入したとしても
折返し部12と折返し片13の波形と突条14とが水返
し滴作用を生じて雨水が吊子部15までの侵入を許すこ
とがない。横方向の接続部イの裏面には平面部17を中
心としてその両側に数条に水止め突条18,18′を形
成した捨板16を設定してあるので、仮に下向き折返し
部2と上向き折返し部3との掛合部より雨水が侵入した
場合でも侵入雨水は捨板16に落下し、捨板上に落下し
た雨水は水止め突条18,18′により横方向には流れ
ず屋根の勾配に従って上部の捨板16より下部の捨板に
流れて外部に排出されるため屋根裏への雨水の侵入を完
全に防ぐことが出来る。屋根を暮上げた時に横方向に接
続した各屋根瓦の折曲げた差込片との平行位置9が横方
行に直線をなすので、積雪地方においてはその直線上に
雪止めを設定すると、雪止めの設定作業が簡単である等
各種の作用効果がある。
添付図面は本発明の実施例図であり、第1図は金属性屋
根瓦の平面図、第2図は第1図のA〜A縦断面図、第3
図は第1図のB〜B縦断面図、第4図は捨板の平面図、
第5図は第4図の長手方向の中央縦断面図、第6図は第
4図のC〜C縦断面図、第7図は金属屋根の上下方向の
接続状態を示す縦断面図、第8図は金属屋根の横方向の
接続を示す縦断面図、第9図は金属屋根の部分的平面図
である。 1:屋根瓦、2:下向き折返し部、3:上向き折返し部
、3,4:小口、5:差込片、6:折返し部、7:水平
部、8:斜面部、9:差込片との平行位置、10:平面
部、11:隙間、12:折返し部、13:折返し片、1
4:突条、15:吊子部、16:捨板、17:平面部、
18,18′:水止め突条、19:頚止片、20:水平
部、21:斜面、22:止片、23三釘又はボルト。 第1図 第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図 第8図 第9図
根瓦の平面図、第2図は第1図のA〜A縦断面図、第3
図は第1図のB〜B縦断面図、第4図は捨板の平面図、
第5図は第4図の長手方向の中央縦断面図、第6図は第
4図のC〜C縦断面図、第7図は金属屋根の上下方向の
接続状態を示す縦断面図、第8図は金属屋根の横方向の
接続を示す縦断面図、第9図は金属屋根の部分的平面図
である。 1:屋根瓦、2:下向き折返し部、3:上向き折返し部
、3,4:小口、5:差込片、6:折返し部、7:水平
部、8:斜面部、9:差込片との平行位置、10:平面
部、11:隙間、12:折返し部、13:折返し片、1
4:突条、15:吊子部、16:捨板、17:平面部、
18,18′:水止め突条、19:頚止片、20:水平
部、21:斜面、22:止片、23三釘又はボルト。 第1図 第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図 第8図 第9図
Claims (1)
- 1 屋根瓦本体の両側端に下向き折返し部2及び上向き
折返し部3を夫々逆向きに曲折し、平面部10の下部に
続いて斜面8、平面部7、小口4、及び末端部に折返し
部6を有する差込片5を順次曲折すると共に、平面部1
0の上部をS字状に折返して隙間11を形成し、この隙
間の折返し部12に続いて前記折返し部と平行でかつそ
の頂部が前記平面部10方向に指向する多数の波形平行
部を有する折返し片13と突条14と水平状の吊子部1
5を順次形成した金属性屋根瓦1と、 前記屋根瓦1と
略等しい長さと、所要の巾とを有し、中央部に形成した
平面部17を介してその両側に夫々数条の水止め突条1
8,18′を曲折し、下部に前記屋根瓦1に曲折した斜
面8及び平面部7及び小口4の背面に密着するに適した
斜面21、水平部20及び掛止片19を順次曲折すると
共に、上端部に止片22を上向けに曲折した金属性捨板
16とを備え、前記屋根瓦を隣接配置して一方の下向き
折返し部2に他方の屋根瓦1の上向き折返し部3を係合
させて横方向に接続し、このようにして横方向に接続し
た屋根瓦を夫々上下方向に配置し、下部屋根瓦の各両側
端における折返し片13上に前記捨板16の水平部20
と上部屋根瓦の水平部7とを重合させると共にこの上部
屋根瓦の小口部4に連続する差込片5を下部屋根瓦の隙
間11に装入し、さらに前記捨板16の止片22に前記
上部屋根瓦の吊子部15を近接配置してこの吊子部15
を止具を介して野地に固定することに上下方向に接続し
てなることを特徴とする段葺金属屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53073506A JPS60513B2 (ja) | 1978-06-16 | 1978-06-16 | 段葺金属屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53073506A JPS60513B2 (ja) | 1978-06-16 | 1978-06-16 | 段葺金属屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54164315A JPS54164315A (en) | 1979-12-27 |
JPS60513B2 true JPS60513B2 (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=13520194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53073506A Expired JPS60513B2 (ja) | 1978-06-16 | 1978-06-16 | 段葺金属屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60513B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743686U (ja) * | 1985-12-18 | 1995-09-05 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | タコジェネレータ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6011925U (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-26 | 渡辺 郡治 | 建築用面板と裏当板の組合せ装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091922A (ja) * | 1973-12-19 | 1975-07-23 | ||
JPS5120099U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-14 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS562740Y2 (ja) * | 1975-11-18 | 1981-01-22 |
-
1978
- 1978-06-16 JP JP53073506A patent/JPS60513B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091922A (ja) * | 1973-12-19 | 1975-07-23 | ||
JPS5120099U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-14 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743686U (ja) * | 1985-12-18 | 1995-09-05 | ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト | タコジェネレータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54164315A (en) | 1979-12-27 |
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