JP2558087Y2 - テラス屋根 - Google Patents
テラス屋根Info
- Publication number
- JP2558087Y2 JP2558087Y2 JP1991057621U JP5762191U JP2558087Y2 JP 2558087 Y2 JP2558087 Y2 JP 2558087Y2 JP 1991057621 U JP1991057621 U JP 1991057621U JP 5762191 U JP5762191 U JP 5762191U JP 2558087 Y2 JP2558087 Y2 JP 2558087Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front frame
- tip
- ridge
- rafter
- roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテラス屋根、特に型材に
より骨組みされる積雪地帯用のテラス屋根に関するもの
である。
より骨組みされる積雪地帯用のテラス屋根に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】家屋の庭先に設けられるテラスには、日
除け、雨避け用としてテラス屋根が設けられる。従来の
テラス屋根を図2、図3、図4により説明する。
除け、雨避け用としてテラス屋根が設けられる。従来の
テラス屋根を図2、図3、図4により説明する。
【0003】壁面と平行に立設された一対の柱1の上端
に桁2が掛渡され、該桁2には1端が壁に固定された垂
木3が所要数支持され、該垂木3の上に前記桁2と平行
に野縁4が設けられ、前記垂木3の半壁側端に前枠5が
取付けられ、前記野縁4の端部には側枠6が取付けられ
ている。前記野縁4に波板7が設けられテラス屋根が構
成される。
に桁2が掛渡され、該桁2には1端が壁に固定された垂
木3が所要数支持され、該垂木3の上に前記桁2と平行
に野縁4が設けられ、前記垂木3の半壁側端に前枠5が
取付けられ、前記野縁4の端部には側枠6が取付けられ
ている。前記野縁4に波板7が設けられテラス屋根が構
成される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のテラス
屋根に於いて、前記前枠5は下縁と中途部が前記垂木3
に螺子止めされ上端部は特に固定されていない構成であ
る。この為、降雪により、前記波板7上に積雪8があ
り、この積雪8が前記波板7に沿ってずり下がった場合
は、前記前枠5の上部が前記積雪8の重みで下方へ押曲
げられ前枠5が変形してしまう(図4参照)。従来は、
この積雪対策として前枠の板厚を厚くして強度を大きく
していたが、前枠の製作コストが高くなり、或は積雪地
帯と、積雪地帯でない場所とで2種類の前枠を用意しな
ければならない等不経済であった。
屋根に於いて、前記前枠5は下縁と中途部が前記垂木3
に螺子止めされ上端部は特に固定されていない構成であ
る。この為、降雪により、前記波板7上に積雪8があ
り、この積雪8が前記波板7に沿ってずり下がった場合
は、前記前枠5の上部が前記積雪8の重みで下方へ押曲
げられ前枠5が変形してしまう(図4参照)。従来は、
この積雪対策として前枠の板厚を厚くして強度を大きく
していたが、前枠の製作コストが高くなり、或は積雪地
帯と、積雪地帯でない場所とで2種類の前枠を用意しな
ければならない等不経済であった。
【0005】本考案は斯かる実情に鑑み、簡単な構成で
前枠が積雪の重みで変形することのない様にしようとす
るものである。
前枠が積雪の重みで変形することのない様にしようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、少なくとも前
枠、側枠が型材によって構成され、前記前枠の中途部に
形成した棚板及び前枠の下部に形成した下舌片をそれぞ
れ垂木に固定し、前記前枠の上縁に水平方向に折返され
て成形した上舌片を屋根材先端にオーバラップし、前記
上舌片の基部近傍下方に突条を形成し、前記垂木に固定
した前枠補強金具の先端を前記突条に係合させたもので
あり、更に前枠の上部に形成された突条が屋根材先端の
ストッパとなる様にしたものである。
枠、側枠が型材によって構成され、前記前枠の中途部に
形成した棚板及び前枠の下部に形成した下舌片をそれぞ
れ垂木に固定し、前記前枠の上縁に水平方向に折返され
て成形した上舌片を屋根材先端にオーバラップし、前記
上舌片の基部近傍下方に突条を形成し、前記垂木に固定
した前枠補強金具の先端を前記突条に係合させたもので
あり、更に前枠の上部に形成された突条が屋根材先端の
ストッパとなる様にしたものである。
【0007】
【作用】前枠補強金具が前枠の強度を補強し、前枠に積
雪の重みが作用しても変形することがない。又、突条が
屋根材の先端に当接することで、前枠と屋根材の先端と
の間で適宜な間隙が保持され、雨水等の流れの円滑が保
持される。
雪の重みが作用しても変形することがない。又、突条が
屋根材の先端に当接することで、前枠と屋根材の先端と
の間で適宜な間隙が保持され、雨水等の流れの円滑が保
持される。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明
する。
する。
【0009】尚、図1中、図3中で示したものと同一の
ものには同符号を付してある。
ものには同符号を付してある。
【0010】前枠10は略垂直な化粧部11と、該化粧
部11の上縁に連続して水平方向に折返されて成形した
上舌片12と、下端部に前記舌片12と平行に延設した
下舌片13と、前記上舌片12と下舌片13との間に位
置し、前記上舌片12と同方向に延出する棚板14と、
該棚板14の延出端近傍に上方に突出した立片15と、
前記上舌片12の基部近傍下方に突設した突条16とを
一体成形したものである。前記前枠10の取付けは、前
記棚板14の先端を前記垂木3の上面にタッピン螺子に
より固着し、前記下舌片13を前記垂木3の先端下面に
タッピン螺子により固定することで行う。
部11の上縁に連続して水平方向に折返されて成形した
上舌片12と、下端部に前記舌片12と平行に延設した
下舌片13と、前記上舌片12と下舌片13との間に位
置し、前記上舌片12と同方向に延出する棚板14と、
該棚板14の延出端近傍に上方に突出した立片15と、
前記上舌片12の基部近傍下方に突設した突条16とを
一体成形したものである。前記前枠10の取付けは、前
記棚板14の先端を前記垂木3の上面にタッピン螺子に
より固着し、前記下舌片13を前記垂木3の先端下面に
タッピン螺子により固定することで行う。
【0011】前記波板7と前記上舌片12との関係は、
該上舌片12が前記波板7先端にオーバラップし、該上
舌片12は波板7先端の押えとなっている。
該上舌片12が前記波板7先端にオーバラップし、該上
舌片12は波板7先端の押えとなっている。
【0012】前枠補強金具18を前記棚板14及び垂木
3と共締めすると共に該前枠補強金具18の先端を前記
突条16に係合させる。該前枠補強金具18は下端部が
前記棚板14の先端に重合する様に水平に折曲げられ、
又前記立片15に沿って起立し、更に該立片15の上端
で水平方向に折曲り、先端が上方に折上がって前記突条
16に係合する様になっている。
3と共締めすると共に該前枠補強金具18の先端を前記
突条16に係合させる。該前枠補強金具18は下端部が
前記棚板14の先端に重合する様に水平に折曲げられ、
又前記立片15に沿って起立し、更に該立片15の上端
で水平方向に折曲り、先端が上方に折上がって前記突条
16に係合する様になっている。
【0013】前記化粧部11の上半部と前記棚板14及
び立片15によって画成される空間に雨樋17を設け、
前記波板7に沿って流下した雨水は該雨樋17で集めら
れ更に前記柱1に沿って設けられた雨水管(図示せず)
によって所要場所に排水する様になっている。
び立片15によって画成される空間に雨樋17を設け、
前記波板7に沿って流下した雨水は該雨樋17で集めら
れ更に前記柱1に沿って設けられた雨水管(図示せず)
によって所要場所に排水する様になっている。
【0014】前記した様に、前枠補強金具18が前記突
条16に係合しているので、前記上舌片12に図1中左
方の力が作用しても、前枠10の上半部が変形すること
がない。
条16に係合しているので、前記上舌片12に図1中左
方の力が作用しても、前枠10の上半部が変形すること
がない。
【0015】又、前記突条16は前記波板7のストッパ
となって波板7と前枠10との間に適宜な間隔を保持
し、波板7の先端が前記前枠10に当接して雨水の流れ
が悪くなるのを防止している。
となって波板7と前枠10との間に適宜な間隔を保持
し、波板7の先端が前記前枠10に当接して雨水の流れ
が悪くなるのを防止している。
【0016】尚、積雪地帯でなく、積雪による前枠10
の変形の虞れのない地域では、前記前枠補強金具18は
省略してもよいことは言うまでもない。
の変形の虞れのない地域では、前記前枠補強金具18は
省略してもよいことは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】以上述べた如く本考案によれば、積雪地
帯で積雪の重みが前枠に作用しても、前枠補強金具を追
加するだけで効果的に前枠の変形を防止することがで
き、又前枠は非積雪地帯の前枠と共通とすることがで
き、コスト低減に大きく寄与することができる。又、前
枠に設けられる突条は波板等屋根材のストッパとなり、
雨水等水の円滑な流れを保証する。
帯で積雪の重みが前枠に作用しても、前枠補強金具を追
加するだけで効果的に前枠の変形を防止することがで
き、又前枠は非積雪地帯の前枠と共通とすることがで
き、コスト低減に大きく寄与することができる。又、前
枠に設けられる突条は波板等屋根材のストッパとなり、
雨水等水の円滑な流れを保証する。
【図1】本考案の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】テラス屋根を下方から見た斜視図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】同前断面図である。
3 垂木 10 前枠 12 上舌片 13 下舌片 14 棚板 16 突条 18 前枠補強金具
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも前枠、側枠が型材によって構
成され、前記前枠の中途部に形成した棚板及び前枠の下
部に形成した下舌片をそれぞれ垂木に固定し、前記前枠
の上縁に水平方向に折返されて成形した上舌片を屋根材
先端にオーバラップし、前記上舌片の基部近傍下方に突
条を形成し、前記垂木に固定した前枠補強金具の先端を
前記突条に係合させたことを特徴とするテラス屋根。 - 【請求項2】 前枠の上部に形成された突条が屋根材先
端のストッパとなる様にした請求項1のテラス屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991057621U JP2558087Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | テラス屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991057621U JP2558087Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | テラス屋根 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053443U JPH053443U (ja) | 1993-01-19 |
JP2558087Y2 true JP2558087Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13060951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991057621U Expired - Fee Related JP2558087Y2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | テラス屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558087Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55118175A (en) * | 1979-03-06 | 1980-09-10 | Tokyo Electric Co Ltd | Electronic cash register |
JPS5611776A (en) * | 1979-07-05 | 1981-02-05 | Natl Food:Kk | Cooking of fish and shellfish |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP1991057621U patent/JP2558087Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH053443U (ja) | 1993-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2558087Y2 (ja) | テラス屋根 | |
JPH07305463A (ja) | 軒先構造 | |
JPH09317012A (ja) | 軒庇構造 | |
JP2573905Y2 (ja) | 建物の屋根 | |
JP2001262850A (ja) | カーポートの屋根 | |
JPH0712510Y2 (ja) | 連結屋根板 | |
KR102086291B1 (ko) | 빗물받이 겸용 처마 마감부재 | |
JP2001262849A (ja) | カーポート | |
JPH0412901Y2 (ja) | ||
JPH08284330A (ja) | 断熱横葺き屋根構造 | |
JPH0546566Y2 (ja) | ||
JPS6237876Y2 (ja) | ||
JP2002309721A (ja) | 屋根構造 | |
JPS5815546Y2 (ja) | 屋根用羽根板 | |
JP3074459U (ja) | 軒 樋 | |
JP2631011B2 (ja) | 横葺屋根板 | |
JPS6036664Y2 (ja) | 屋根構造 | |
JPS5921210Y2 (ja) | 樋装置 | |
JPH0455130Y2 (ja) | ||
JPH0224802Y2 (ja) | ||
JP2576877Y2 (ja) | テラス屋根 | |
JP2565663Y2 (ja) | けらば構造 | |
JPS62228557A (ja) | 横葺き屋根板 | |
JP2567199Y2 (ja) | 金属板横葺き屋根のけらばの取付構造 | |
JP2540588Y2 (ja) | アプローチ等の組立建物における屋根板押え |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |