JP2574338Y2 - 自動車用の三相発電機 - Google Patents
自動車用の三相発電機Info
- Publication number
- JP2574338Y2 JP2574338Y2 JP1995004705U JP470595U JP2574338Y2 JP 2574338 Y2 JP2574338 Y2 JP 2574338Y2 JP 1995004705 U JP1995004705 U JP 1995004705U JP 470595 U JP470595 U JP 470595U JP 2574338 Y2 JP2574338 Y2 JP 2574338Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic sleeve
- bearing
- slip ring
- ring
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/14—Means for supporting or protecting brushes or brush holders
- H02K5/141—Means for supporting or protecting brushes or brush holders for cooperation with slip-rings
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K11/00—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
- H02K11/04—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for rectification
- H02K11/049—Rectifiers associated with stationary parts, e.g. stator cores
- H02K11/05—Rectifiers associated with casings, enclosures or brackets
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/16—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
- H02K5/173—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
- H02K5/1732—Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K2205/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to casings, enclosures, supports
- H02K2205/09—Machines characterised by drain passages or by venting, breathing or pressure compensating means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スリップリング室がプ
ラスチックスリーブによって密封されたスリップリング
ユニットを介してカーボンブラシによって給電される界
磁巻線を有するクロー・ポール形電機子を備え、前記プ
ラスチックスリーブが、発電機の定置部分である電機子
軸受用ケーシング外殻、整流子ユニット又はカバーキャ
ップに装着されており、かつブラシ保持器を収容するた
めの封止された開口を有している形式の自動車用の三相
発電機に関するものである。
ラスチックスリーブによって密封されたスリップリング
ユニットを介してカーボンブラシによって給電される界
磁巻線を有するクロー・ポール形電機子を備え、前記プ
ラスチックスリーブが、発電機の定置部分である電機子
軸受用ケーシング外殻、整流子ユニット又はカバーキャ
ップに装着されており、かつブラシ保持器を収容するた
めの封止された開口を有している形式の自動車用の三相
発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】密封されたスリップリングユニットを介
してカーボンブラシによって給電される界磁巻線を有す
るクロー・ポール形電機子を備えた自動車用の三相発電
機はドイツ連邦共和国特許出願公開第3012634号
明細書に基づいてすでに公知になっている。この場合ス
リップリング室の密封化はプラスチックスリーブによっ
て行なわれ、該プラスチックスリーブは、三相発電機の
端面側で定置に配置された整流子ユニットに一体成形さ
れている。また該整流子ユニットは電圧調整器並びにカ
ーボンブラシ用のブラシ保持器を保持している。当該公
知技術では、スリップリング室を取囲むプラスチックス
リーブは、ブラシ保持器を収容するための開口を有して
いる。プラスチックスリーブの端面側端部はラビリンス
状のシールリング内に収容されており、該シールリング
の1つはクロー・ポール形電機子の端面に、また別のシ
ールリングは、電機子軸のブラシ寄り端部を収容するひ
じ軸受台の端面に装着されている。
してカーボンブラシによって給電される界磁巻線を有す
るクロー・ポール形電機子を備えた自動車用の三相発電
機はドイツ連邦共和国特許出願公開第3012634号
明細書に基づいてすでに公知になっている。この場合ス
リップリング室の密封化はプラスチックスリーブによっ
て行なわれ、該プラスチックスリーブは、三相発電機の
端面側で定置に配置された整流子ユニットに一体成形さ
れている。また該整流子ユニットは電圧調整器並びにカ
ーボンブラシ用のブラシ保持器を保持している。当該公
知技術では、スリップリング室を取囲むプラスチックス
リーブは、ブラシ保持器を収容するための開口を有して
いる。プラスチックスリーブの端面側端部はラビリンス
状のシールリング内に収容されており、該シールリング
の1つはクロー・ポール形電機子の端面に、また別のシ
ールリングは、電機子軸のブラシ寄り端部を収容するひ
じ軸受台の端面に装着されている。
【0003】また、ブラシ寄りの電機子軸受並びに電圧
調整器を取付けるためにブラシ寄りのひじ軸受台をブラ
シ保持器と整流子ユニットと共に一体構成部分としてプ
ラスチックから一体に製造することが西独国特許出願公
開第3300494号明細書に基づいて公知になってい
る。スリップリング室を内包するプラスチックスリーブ
はこの場合もやはり、ひじ軸受台の構成部分であり、し
かも軸受は、端面側の閉じられた軸受孔に装嵌されてお
りかつプラスチックスリーブの電機子寄り端面は、小さ
なエアギャップを残してクロー・ポール形電機子の端面
にまで達している。
調整器を取付けるためにブラシ寄りのひじ軸受台をブラ
シ保持器と整流子ユニットと共に一体構成部分としてプ
ラスチックから一体に製造することが西独国特許出願公
開第3300494号明細書に基づいて公知になってい
る。スリップリング室を内包するプラスチックスリーブ
はこの場合もやはり、ひじ軸受台の構成部分であり、し
かも軸受は、端面側の閉じられた軸受孔に装嵌されてお
りかつプラスチックスリーブの電機子寄り端面は、小さ
なエアギャップを残してクロー・ポール形電機子の端面
にまで達している。
【0004】公知の解決手段は、ダストや湿分のスリッ
プリング室への侵入を充分に防止するものの、スリップ
リングが電機子に絶縁状態で装着されているため、これ
によってスリップリングの直径が比較的大になり、ひい
てはカーボンブラシに接するスリップリングの周速がそ
れに応じて大になることによって比較的高い摩耗が生じ
るという欠点を免れることはできない。この欠点を避け
るためにスリップリングユニットを発電機のブラシ寄り
軸受の後方で電機子軸の端部に直接装着する手段が、西
独国特許出願公開第3019118号明細書に基づいて
公知になっている。
プリング室への侵入を充分に防止するものの、スリップ
リングが電機子に絶縁状態で装着されているため、これ
によってスリップリングの直径が比較的大になり、ひい
てはカーボンブラシに接するスリップリングの周速がそ
れに応じて大になることによって比較的高い摩耗が生じ
るという欠点を免れることはできない。この欠点を避け
るためにスリップリングユニットを発電機のブラシ寄り
軸受の後方で電機子軸の端部に直接装着する手段が、西
独国特許出願公開第3019118号明細書に基づいて
公知になっている。
【0005】しかしながらこの手段によって、電機子軸
の端部に配置されたスリップリングユニットが、それま
で以上に運転中に湿分やダストに曝され、その結果更に
一層複雑な密封手段によって防護されねばならないとい
う欠点が生じた。
の端部に配置されたスリップリングユニットが、それま
で以上に運転中に湿分やダストに曝され、その結果更に
一層複雑な密封手段によって防護されねばならないとい
う欠点が生じた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、スリ
ップリングをブラシ寄りの電機子軸受の後方で電機子軸
の端部に配置しているような三相発電機においてできる
だけ単純な形式でかつ手頃なコストで確実な密封措置を
施しうるようにすることである。
ップリングをブラシ寄りの電機子軸受の後方で電機子軸
の端部に配置しているような三相発電機においてできる
だけ単純な形式でかつ手頃なコストで確実な密封措置を
施しうるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案の構成手段は、プラスチックスリーブがカバーキャッ
プの内側に一体成形されており、該カバーキャップが、
整流子ユニットとブラシ保持器を包囲しかつ発電機ケー
シングに固定されており、前記プラスチックスリーブが
クロー・ポール形回転子のスリップリング寄り軸受部位
の前で軸方向の環状エアギャップをもって終わってお
り、環状エアギャップが、軸受に嵌込まれた軸受嵌合リ
ングのリング状のリップによってカバーされており、該
リップは、プラスチックスリーブの内端部を超えるまで
延びている点にある。
案の構成手段は、プラスチックスリーブがカバーキャッ
プの内側に一体成形されており、該カバーキャップが、
整流子ユニットとブラシ保持器を包囲しかつ発電機ケー
シングに固定されており、前記プラスチックスリーブが
クロー・ポール形回転子のスリップリング寄り軸受部位
の前で軸方向の環状エアギャップをもって終わってお
り、環状エアギャップが、軸受に嵌込まれた軸受嵌合リ
ングのリング状のリップによってカバーされており、該
リップは、プラスチックスリーブの内端部を超えるまで
延びている点にある。
【0008】
【作用】本考案の構成により、コップ状に構成された絶
縁性のプラスチックスリーブが電機子軸の端部に配置さ
れたスリップリングユニットを完全に密封しているの
で、外部からの湿分がスリップリングユニットにまで侵
入することができないという格別の作用効果が奏せられ
る。更に又、電機子の軸受部位の前方に位置する方の、
プラスチックスリーブの他端部に通気口を設けたことに
よって、カーボンブラシとスリップリングにおいてブラ
シ火花又は摩擦によって発生する熱が確実に放出され
る。更に、本考案の解決手段によって付加的な単個部品
の必要がなくなりかつこうして大量生産に見合った組立
順序が得られる点も別の利点として挙げられる。
縁性のプラスチックスリーブが電機子軸の端部に配置さ
れたスリップリングユニットを完全に密封しているの
で、外部からの湿分がスリップリングユニットにまで侵
入することができないという格別の作用効果が奏せられ
る。更に又、電機子の軸受部位の前方に位置する方の、
プラスチックスリーブの他端部に通気口を設けたことに
よって、カーボンブラシとスリップリングにおいてブラ
シ火花又は摩擦によって発生する熱が確実に放出され
る。更に、本考案の解決手段によって付加的な単個部品
の必要がなくなりかつこうして大量生産に見合った組立
順序が得られる点も別の利点として挙げられる。
【0009】本考案によれば、環状エアギャップは、軸
受に嵌込まれた軸受嵌合リングのリング状のリップによ
ってカバーされており、該リップは、絶縁性のプラスチ
ックスリーブの内端部を超えるまで延びているのが有利
である。
受に嵌込まれた軸受嵌合リングのリング状のリップによ
ってカバーされており、該リップは、絶縁性のプラスチ
ックスリーブの内端部を超えるまで延びているのが有利
である。
【0010】
【実施例】次に図面に基づいて本考案の実施例を詳説す
る。
る。
【0011】図1において全体的に縦断面図で例示した
自動車用の三相発電機は、積層薄板束の形の固定子10
を主体とし、該固定子は、三相の固定子巻線11を支持
しかつ該固定子には、2つのケーシング外殻12,13
がねじ14によって固定的に締結されている。ケーシン
グ外殻12,13は端面側でひじ軸受台15,16を形
成し、しかも駆動側Aのひじ軸受台15には比較的大き
な駆動軸受17が、またブラシ側Bのひじ軸受台16に
は比較的薄肉の、スリップリング寄り軸受18が嵌込ま
れている。固定子10内にはクロー・ポール形回転子1
9が回転可能に配置されており、該クロー・ポール形回
転子は2つのクロー・ポール円板20,21と、両クロ
ー・ポール円板間に締込まれた磁束案内片22とから成
り、該磁束案内片には界磁巻線23が載設されている。
クロー・ポール形回転子19は回転子軸24上にプレス
嵌めされており、該回転子軸は駆動軸受17とスリップ
リング寄り軸受18内に支承されておりかつ駆動側Aの
端部には駆動プリーを固定するためのねじ山部25を有
している。回転子軸24には、クロー・ポール形回転子
19の両側に、三相発電機の損失熱を導出するための通
風円板26,27が夫々1つ固定されている。回転子軸
24のブラシ側Bの端部には、相互間隔をおいて並列的
に位置する2つのスリップリング28,29から成るス
リップリングユニットが設けられており、両スリップリ
ングは互いに絶縁され、また回転子軸24とも絶縁され
て該回転子軸に固定されており、かつ、回転子軸24内
を絶縁してガイドされた導体(図示せず)を介して接続
部30と接続されており、該接続部は界磁巻線に給電す
るために該界磁巻線のリード線端部31に接点接続され
ている。ブラシ側のケーシング外殻13のひじ軸受台1
6の外側には整流子ユニット32(詳示せず)がねじ3
3によって固定されており、かつ又、スリップリング2
8,29用のカーボンブラシ(図示せず)を有するブラ
シ保持器34並びに電圧調整器35が装着・結線されて
いる。整流子ユニット32はコップ状のカバーキャップ
36によって内包されており、該カバーキャップもブラ
シ側のケーシング外殻13に固定されかつ三相発電機の
電気接続部37を有している。
自動車用の三相発電機は、積層薄板束の形の固定子10
を主体とし、該固定子は、三相の固定子巻線11を支持
しかつ該固定子には、2つのケーシング外殻12,13
がねじ14によって固定的に締結されている。ケーシン
グ外殻12,13は端面側でひじ軸受台15,16を形
成し、しかも駆動側Aのひじ軸受台15には比較的大き
な駆動軸受17が、またブラシ側Bのひじ軸受台16に
は比較的薄肉の、スリップリング寄り軸受18が嵌込ま
れている。固定子10内にはクロー・ポール形回転子1
9が回転可能に配置されており、該クロー・ポール形回
転子は2つのクロー・ポール円板20,21と、両クロ
ー・ポール円板間に締込まれた磁束案内片22とから成
り、該磁束案内片には界磁巻線23が載設されている。
クロー・ポール形回転子19は回転子軸24上にプレス
嵌めされており、該回転子軸は駆動軸受17とスリップ
リング寄り軸受18内に支承されておりかつ駆動側Aの
端部には駆動プリーを固定するためのねじ山部25を有
している。回転子軸24には、クロー・ポール形回転子
19の両側に、三相発電機の損失熱を導出するための通
風円板26,27が夫々1つ固定されている。回転子軸
24のブラシ側Bの端部には、相互間隔をおいて並列的
に位置する2つのスリップリング28,29から成るス
リップリングユニットが設けられており、両スリップリ
ングは互いに絶縁され、また回転子軸24とも絶縁され
て該回転子軸に固定されており、かつ、回転子軸24内
を絶縁してガイドされた導体(図示せず)を介して接続
部30と接続されており、該接続部は界磁巻線に給電す
るために該界磁巻線のリード線端部31に接点接続され
ている。ブラシ側のケーシング外殻13のひじ軸受台1
6の外側には整流子ユニット32(詳示せず)がねじ3
3によって固定されており、かつ又、スリップリング2
8,29用のカーボンブラシ(図示せず)を有するブラ
シ保持器34並びに電圧調整器35が装着・結線されて
いる。整流子ユニット32はコップ状のカバーキャップ
36によって内包されており、該カバーキャップもブラ
シ側のケーシング外殻13に固定されかつ三相発電機の
電気接続部37を有している。
【0012】スリップリング室38を湿度密・ダスト密
に密封するために図1ではプラスチックスリーブ39が
設けられており、該プラスチックスリーブはブラシ保持
器34を受容するための開口40を有し、該開口はブラ
シ保持器34の下端部でシールリング41によって外部
に対してシールされる。プラスチックスリーブ39は、
その外端部39aで閉鎖されているので、スリップリン
グ寄り軸受18の後方で回転子軸24の自由端部に配置
されたスリップリング28,29をコップ状に包囲して
いる。スリップリング28,29をダストも湿分もなく
通気するためにプラスチックスリーブ39は回転子軸2
4のスリップリング寄り軸受18側の内端部39bに
は、円周に均等分配された3つの切欠き42を有してい
る。またプラスチックスリーブ39の、スリップリング
寄り軸受側の内端部39bは軸受嵌合リング43として
構成されており、該軸受嵌合リングは、ケーシング外殻
13の支承孔内に回動不能に嵌込まれかつスリップリン
グ寄り軸受18の外レースを収容している。スリップリ
ング寄り軸受18は軸受嵌合リング43のリング壁44
によって外部に対してカバーされているが、プラスチッ
クスリーブ39の切欠き42は軸受通気のために前記リ
ング壁44内にまで及んでいる。
に密封するために図1ではプラスチックスリーブ39が
設けられており、該プラスチックスリーブはブラシ保持
器34を受容するための開口40を有し、該開口はブラ
シ保持器34の下端部でシールリング41によって外部
に対してシールされる。プラスチックスリーブ39は、
その外端部39aで閉鎖されているので、スリップリン
グ寄り軸受18の後方で回転子軸24の自由端部に配置
されたスリップリング28,29をコップ状に包囲して
いる。スリップリング28,29をダストも湿分もなく
通気するためにプラスチックスリーブ39は回転子軸2
4のスリップリング寄り軸受18側の内端部39bに
は、円周に均等分配された3つの切欠き42を有してい
る。またプラスチックスリーブ39の、スリップリング
寄り軸受側の内端部39bは軸受嵌合リング43として
構成されており、該軸受嵌合リングは、ケーシング外殻
13の支承孔内に回動不能に嵌込まれかつスリップリン
グ寄り軸受18の外レースを収容している。スリップリ
ング寄り軸受18は軸受嵌合リング43のリング壁44
によって外部に対してカバーされているが、プラスチッ
クスリーブ39の切欠き42は軸受通気のために前記リ
ング壁44内にまで及んでいる。
【0013】次に、本考案によって特別に構成されたプ
ラスチックスリーブ46の構成を図2及び図3に示した
実施例に基づいて具体的に説明する。このプラスチック
スリーブ46の構成は図1に示したプラスチックスリー
ブ39の構成とは可成り異なっている。整流子ユニット
32、ブラシ保持器34及び電圧調整器35をカバーす
る、図1に示したカバーキャップ36は、本実施例では
カバーキャップ36aとして構成されており、しかもプ
ラスチックスリーブ45は、スリップリング室38の密
封性を更に改善するためにカバーキャップ36aの内側
に一体成形されている。つまりカバーキャップ36aの
端壁はプラスチックスリーブ45の外端部45aと一体
化されている。カバーキャップ36aは、ブラシ保持器
34を収容するための開口として、前方の開いた凹設部
46を有している。それというのはカバーキャップ36
aは三相発電機の組立時の最終部品として、スリップリ
ング寄りのケーシング外殻13に装着されるからであ
る。プラスチックスリーブ45の凹設部46のシールは
この場合も三相発電機のブラシ保持器に適当なシールリ
ングを設けることによって行なわれる。
ラスチックスリーブ46の構成を図2及び図3に示した
実施例に基づいて具体的に説明する。このプラスチック
スリーブ46の構成は図1に示したプラスチックスリー
ブ39の構成とは可成り異なっている。整流子ユニット
32、ブラシ保持器34及び電圧調整器35をカバーす
る、図1に示したカバーキャップ36は、本実施例では
カバーキャップ36aとして構成されており、しかもプ
ラスチックスリーブ45は、スリップリング室38の密
封性を更に改善するためにカバーキャップ36aの内側
に一体成形されている。つまりカバーキャップ36aの
端壁はプラスチックスリーブ45の外端部45aと一体
化されている。カバーキャップ36aは、ブラシ保持器
34を収容するための開口として、前方の開いた凹設部
46を有している。それというのはカバーキャップ36
aは三相発電機の組立時の最終部品として、スリップリ
ング寄りのケーシング外殻13に装着されるからであ
る。プラスチックスリーブ45の凹設部46のシールは
この場合も三相発電機のブラシ保持器に適当なシールリ
ングを設けることによって行なわれる。
【0014】図4は、図2及び図3に示した実施例によ
るプラスチックスリーブ45によりスリップリング室を
密封化する際のスリップリング寄り軸受部位の横断面図
である。この場合プラスチックスリーブ45は、回転子
軸24のスリップリング寄り軸受18の前で環状エアギ
ャップ50を維持したままで終っており、しかも該環状
エアギャップ50は軸受嵌合リング52のリング状のリ
ップ51によってカバーされている。その場合該リップ
51は絶縁性のプラスチックスリーブ45の内端部45
bを超えるまで延びている。
るプラスチックスリーブ45によりスリップリング室を
密封化する際のスリップリング寄り軸受部位の横断面図
である。この場合プラスチックスリーブ45は、回転子
軸24のスリップリング寄り軸受18の前で環状エアギ
ャップ50を維持したままで終っており、しかも該環状
エアギャップ50は軸受嵌合リング52のリング状のリ
ップ51によってカバーされている。その場合該リップ
51は絶縁性のプラスチックスリーブ45の内端部45
bを超えるまで延びている。
【図1】三相発電機と、スリップリング室を密封するプ
ラスチックスリーブの縦断面図である。
ラスチックスリーブの縦断面図である。
【図2】三相発電機のカバーキャップに一体成形された
本考案のプラスチックスリーブを図3のIV−IV線に
沿って断面した縦断面図である。
本考案のプラスチックスリーブを図3のIV−IV線に
沿って断面した縦断面図である。
【図3】図2に示したプラスチックスリーブの正面図で
ある。
ある。
【図4】軸受部位に固定されたリング壁によってカバー
されたプラスチックスリーブの軸受寄り端部部分を示す
図である。
されたプラスチックスリーブの軸受寄り端部部分を示す
図である。
A 駆動側、 B ブラシ側、 10 固定子、
11 固定子巻線、 12,13 ケーシング外
殻、 14 ねじ、 15,16 ひじ軸受台、
17 駆動軸受、 18 スリップリング寄り軸
受、 19 クロー・ポール形回転子、 20,21
クロー・ポール円板、 22 磁束案内片、 2
3 界磁巻線、 24 回転子軸、 25 ねじ
山部、 26,27 通風円板、 28,29 ス
リップリング、 30 接続部、31 リード線端
部、 32 整流子ユニット、 33 ねじ、 3
4ブラシ保持器、 35 電圧調整器、 36,36
a カバーキャップ、 37 電気接続部、 38
スリップリング室、 39 プラスチックスリー
ブ、 39a 外端部、 39b 内端部、 40
開口、 41 シールリング、 42 切欠
き、 43 軸受嵌合リング、 44リング壁、 4
5 プラスチックスリーブ、 45a 外端部、
45b内端部、 46 凹設部、 50 環状エア
ギャップ、 51 リング状のリップ、 52 軸
受嵌合リング
11 固定子巻線、 12,13 ケーシング外
殻、 14 ねじ、 15,16 ひじ軸受台、
17 駆動軸受、 18 スリップリング寄り軸
受、 19 クロー・ポール形回転子、 20,21
クロー・ポール円板、 22 磁束案内片、 2
3 界磁巻線、 24 回転子軸、 25 ねじ
山部、 26,27 通風円板、 28,29 ス
リップリング、 30 接続部、31 リード線端
部、 32 整流子ユニット、 33 ねじ、 3
4ブラシ保持器、 35 電圧調整器、 36,36
a カバーキャップ、 37 電気接続部、 38
スリップリング室、 39 プラスチックスリー
ブ、 39a 外端部、 39b 内端部、 40
開口、 41 シールリング、 42 切欠
き、 43 軸受嵌合リング、 44リング壁、 4
5 プラスチックスリーブ、 45a 外端部、
45b内端部、 46 凹設部、 50 環状エア
ギャップ、 51 リング状のリップ、 52 軸
受嵌合リング
フロントページの続き (72)考案者 ハルトムート ブック ドイツ連邦共和国 マールバッハ アム ネッカー アムゼルヴェーク 6 (72)考案者 ヘニング ファスターディング ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲ ン ベーリングヴェーク 20 (72)考案者 エーベルハルト ルング ドイツ連邦共和国 ルートヴィヒスブル ク アーベルシュトラーセ 1 (56)参考文献 特開 昭63−178744(JP,A) 特開 平1−99451(JP,A) 実開 昭50−79905(JP,U) 特公 昭59−42546(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 19/00 - 19/38
Claims (1)
- 【請求項1】 スリップリング室(38)がプラスチッ
クスリーブ(45)によって密封されたスリップリング
ユニット(28,29)を介してカーボンブラシによっ
て給電される界磁巻線(23)を有するクロー・ポール
形電機子(19)を備え、前記プラスチックスリーブ
が、発電機の定置部分である電機子軸受(17,18)
用ケーシング外殼(12,13)、整流子ユニット(3
2)又はカバーキャップ(36,36a)に装着されて
おり、かつブラシ保持器(34)を収容するための封止
された開口(40)を有し、前記プラスチックスリーブ
(45)が、スリップリング寄り軸受(18)の後方で
回転子軸(24)の自由端部に配置されたスリップリン
グ(28,29)をコップ状に取囲むように外端部(4
5a)を閉じられており、かつ前記プラスチックスリー
ブ(45)の内端部(45b)が回転子軸(24)の軸
受部位の前に少なくとも1つの通気口(42)を有して
いる形式の自動車用の三相発電機において、プラスチッ
クスリーブ(45)がカバーキャップ(36a)の内側
に一体成形されており、該カバーキャップが、整流子ユ
ニット(32)とブラシ保持器(34)を包囲しかつ発
電機ケーシング(13)に固定されており、前記プラス
チックスリーブ(45)がクロー・ポール形回転子(1
9)のスリップリング寄り軸受部位の前で軸方向の環状
エアギャップ(50)をもって終わっており、環状エア
ギャップ(50)が、軸受(18)に嵌込まれた軸受嵌
合リング(52)のリング状のリップ(51)によって
カバーされており、該リップは、プラスチックスリーブ
(45)の内端部(45b)を超えるまで延びているこ
とを特徴とする、自動車用の三相発電機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE8911295U DE8911295U1 (de) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | Drehstromgenerator für Fahrzeuge |
DE8911295.4 | 1989-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0744878U JPH0744878U (ja) | 1995-11-28 |
JP2574338Y2 true JP2574338Y2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=6843078
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990098566U Expired - Lifetime JP2564664Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1990-09-21 | 自動車用の三相発電機 |
JP1995004705U Expired - Fee Related JP2574338Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1995-05-18 | 自動車用の三相発電機 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990098566U Expired - Lifetime JP2564664Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1990-09-21 | 自動車用の三相発電機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP2564664Y2 (ja) |
DE (1) | DE8911295U1 (ja) |
FR (1) | FR2652458B3 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4017208C2 (de) * | 1990-05-29 | 1996-05-15 | Bosch Gmbh Robert | Drehstromgenerator, z.B. für Fahrzeuge |
DE9204517U1 (de) * | 1992-04-02 | 1993-08-05 | Robert Bosch Gmbh, 70469 Stuttgart | Kunststoffkapsel für den Schleifringraum elektrischer Maschinen |
DE9204516U1 (de) * | 1992-04-02 | 1993-08-05 | Robert Bosch Gmbh, 70469 Stuttgart | Kunststoffkapsel für die Schleifringe elektrischer Maschinen |
DE19727165A1 (de) * | 1997-06-26 | 1999-01-07 | Bosch Gmbh Robert | Elektrischer Antriebsmotor |
DE19820885A1 (de) * | 1998-05-09 | 1999-11-11 | Bosch Gmbh Robert | Drehstromgenerator für Fahrzeuge |
DE10212074A1 (de) * | 2002-03-19 | 2003-10-16 | Bosch Gmbh Robert | Elektrische Maschine |
JP3983690B2 (ja) * | 2003-02-18 | 2007-09-26 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
WO2013121555A1 (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-22 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
DE102012212157A1 (de) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine |
DE102013200893A1 (de) * | 2013-01-21 | 2014-07-24 | Robert Bosch Gmbh | Elektrische Maschine und Verfahren zur Herstellung und zum Betreiben einer elektrischen Maschine |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5942546A (ja) * | 1982-09-02 | 1984-03-09 | Process Shizai Kk | 露光装置 |
JPH0817552B2 (ja) * | 1987-01-16 | 1996-02-21 | 日本電装株式会社 | 車両用交流発電機 |
JP2590490B2 (ja) * | 1987-10-12 | 1997-03-12 | 日本電装株式会社 | 車両用交流発電機 |
-
1989
- 1989-09-22 DE DE8911295U patent/DE8911295U1/de not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-08-16 FR FR9010381A patent/FR2652458B3/fr not_active Expired - Lifetime
- 1990-09-21 JP JP1990098566U patent/JP2564664Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-05-18 JP JP1995004705U patent/JP2574338Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03117343U (ja) | 1991-12-04 |
DE8911295U1 (de) | 1991-01-24 |
FR2652458B3 (fr) | 1991-10-04 |
FR2652458A3 (fr) | 1991-03-29 |
JP2564664Y2 (ja) | 1998-03-09 |
JPH0744878U (ja) | 1995-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100225248B1 (ko) | 차량용 교류발전기 | |
US3731126A (en) | Electrical machine with shielded circuit parts | |
US5296772A (en) | Ventilated brush holder | |
JPH0519383B2 (ja) | ||
US4464593A (en) | Liquid cooled commutation-type dynamo electric machine | |
JP2574338Y2 (ja) | 自動車用の三相発電機 | |
JPH0614500A (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP2002528032A (ja) | 電気的なモータ | |
JP4471126B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
US4730135A (en) | Vehicular-type alternator with contamination-protected slip rings | |
JPH05308751A (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3752454B2 (ja) | モータ | |
JP2501599Y2 (ja) | 回転電機 | |
EP0762614A2 (en) | AC generator | |
CN213846396U (zh) | 一种端盖组件以及直流电机 | |
GB2337866A (en) | Slipring cover for three phase alternator | |
CN218829364U (zh) | 一种汽车暖风电机 | |
JPS591396Y2 (ja) | コガタデンドウキ | |
JP3764875B2 (ja) | モータ | |
JP2676830B2 (ja) | 防水型永久磁石モータ | |
KR19990015661U (ko) | 자동차교류발전기의 브러쉬홀더어셈블리 | |
JPH0223086Y2 (ja) | ||
KR0127881B1 (ko) | 자동차용 교류발전기의 냉각팬 구조 | |
JPS6274465U (ja) | ||
JPH0615482Y2 (ja) | 回転電機における刷子ホルダステー構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |