JP3752454B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、整流子モータあるいはジェネレータのシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の整流子モータのシール構造として、例えば実開平5−67168号公報に開示されたものは、図3に示すように、ロータ31のシャフト32に摺接するオイルシール33を備え、モータ内部への水や油等侵入が防止される。
【0003】
モータのブラケット34には、オイルシール33が圧入されるオイルシールホルダー36が形成される。オイルシールホルダー36の開口部にはオイルシール33の挿入を容易にするためのガイドテーパ部36aが形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のシール構造にあっては、オイルシール33をオイルシールホルダー36に対して表側(出力端側)から圧入する構成となっているため、オイルシールホルダー36にオイルシール33を案内するガイドテーパ部36aを形成する必要があり、その分だけモータの全長が長くなるという問題点があった。
【0005】
また、オイルシールホルダ36がブラケット34に一体形成されているため、仕様環境等によりオイルシール33を装着しない場合でも、オイルシールホルダ36をブラケット34から取り外すことができず、モータの小型化ができないという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、モータの全長を抑えられるシール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明は、筒状のヨークと、このヨークの内側に回転可能に設けられるロータと、ロータの巻線に導通した整流子と、整流子に摺接するブラシと、ロータのシャフトを回転可能に支持するベアリングと、ロータのシャフトに摺接するオイルシールと、ヨークに対してブラシ及びベアリングを支持するブラケットとを備え、ブラケットに対してオイルシールを支持するキャップをブラケットと別体で形成、キャップにブラケットに対峙する裏側から圧入し、キャップにオイルシールを案内するガイドテーパ部をオイルシールの外輪角部に対峙して形成し、キャップによって本ブラケットの開口部を塞ぐ構造としたことを特徴とするものとした。
【0010】
【発明の作用および効果】
発明によると、キャップをブラケットに取り付ける前に、オイルシールがキャップのブラケットに対峙する裏側から圧入されることによってキャップに対するオイルシールの組み付けが行われる。このため、キャップにオイルシールを案内するガイドテーパ部を表側(出力端側)に向けて形成する必要がなく、その分だけモータの全長を短くできる。
【0011】
また、モータの仕様環境等に応じてキャップ及びオイルシールをブラケットから外して用いることも可能であり、その場合、モータの全長をさらに短くできる。
【0012】
発明において、オイルシールがこのガイドテーパ部に案内されることよってオイルシールホルダー内に円滑に圧入される。
【0013】
発明によると、ブラケットの端面とシャフトの間がキャップ及びオイルシールによって塞がれるため、モータ内のオイルが封止される。これによって、ブラケットにはブラシホルダーの取付部等にブラケットの内外を貫通した開口部等を設けることが可能となり、ブラケットの形状に対する自由度が高まり、生産性の向上がはかられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0015】
図1に示すように、モータは、基本構造体として、モータ外側のケースを構成する有底筒状の金属製ヨーク1と、このヨーク1の開口部を塞ぐブラケット2と、ヨーク1の内側に固定される一対のマグネット(永久磁石)3と、このマグネット3の内側にて回転するロータ(電機子)4と、ロータ4をベアリング15,16を介して回転可能に支持するシャフト5とを備える。
【0016】
モータは、図示しない電源からから供給される電気がロータ4の巻線6に流れることにより、ロータ4にマグネット3の磁力が回転方向に働いてシャフト5が回転駆動される。ロータ4の巻線6に電気を流す構成として、シャフト5に取り付けられ巻線6に導通した整流子7と、整流子7にバネ10によって押し付けられる一対のブラシ11と、各ブラシ11は摺動可能に支持する一対のブラシホルダー12と、各ブラシ11から延びる一対の銅編み線13と、電源に導通したハーネス14と、各銅編み線13及びハーネス14が接続される一対のリードプレート8とを備える。
【0017】
ブラケット2にはハーネス14が挿通する配線取り出し部2kが形成され、この配線取り出し部2kにはハーネス14との間にグロメット9が介装されて密封される。
【0018】
ヨーク1及びブラケット2は、複数のボルトを介して図示しないモータ取り付け部材に締結される。ブラケット2は、ロータ4の回転中心軸に略直交する基盤部2aと、ロータ4の回転中心軸方向に延びてヨーク1の内周面に嵌合する筒部2cと、ベアリング16を支持するベアリングブラケット2d等を有し、これらが樹脂によって一体成形される。
【0019】
そして本発明の要旨とするところであるが、ブラケット2に対してオイルシール19を支持するキャップ20をブラケット2と別部材で形成する。オイルシール19はシャフト5に摺接し、キャップ20に対するシャフト5の挿通部を密封する。
【0020】
本実施の形態では、キャップ20によってブラケット2の開口部が塞がれる構造となっている。キャップ20は、オイルシール19の外輪部を嵌合させる環状のオイルシールホルダー20aと、ブラケット2の取付座2gに嵌合する円盤部20cとを有し、これらが樹脂によって一体成形される。キャップ20のブラケット2に対する接合部は、接着、シール材の挟み込み、あるいは超音波接合等の方法によって密封される。
【0021】
キャップ20に対するオイルシール19の組み付け時、オイルシール19がキャップ20のブラケット2に対峙する裏側から圧入される構成とする。オイルシールホルダー20aにはブラケット2に対峙する裏側に向けて拡がるガイドテーパ部20dが形成され、オイルシール19がこのガイドテーパ部20dに案内されることよってオイルシールホルダー20a内に円滑に圧入されるようになっている。
【0022】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0023】
モータは、ハーネス14から供給される電流が、リードプレート8、銅編み線13、ブラシ11、整流子7を通って巻線6に流れることにより、ロータ4にマグネット3の磁力が回転方向に働き、シャフト5を回転駆動する。
【0024】
ブラケット2の端面がキャップ20及びオイルシール19によって塞がれるため、モータ内部への水や油等侵入が防止される。これによって、ブラケット52にはブラシホルダー12の取付部等にブラケット2の内外を貫通した開口部等を設けることが可能となり、ブラケット2の形状に対する自由度が高まり、生産性の向上がはかられる。
【0025】
また、ブラケット2にブラケット2の内外を貫通した開口部等を設けることが可能となったことにより、ブラケット2に対してブラシホルダー12をカシメ固定して直接取り付ける構造が可能となり、整流子7に対するブラシ11の位置精度が確保される。この結果、ブラシ11の位置のアンバランスによってモータに振動や騒音が生じることが抑えられる。
【0026】
キャップ20をブラケット2に取り付ける前に、オイルシール19がキャップ20のブラケット2に対峙する裏側から圧入されることによってキャップ20に対するオイルシール19の組み付けが行われる。このため、キャップ20にオイルシール19を案内するガイドテーパ部を表側(出力端側)に向けて形成する必要がなく、その分だけモータの全長を短くできる。
【0027】
オイルシールホルダー20aにはブラケット2に対峙する裏側に向けて拡がるガイドテーパ部20dが形成され、オイルシール19がこのガイドテーパ部20dに案内されることよってオイルシールホルダー20a内に円滑に圧入される。
【0028】
オイルシールホルダー20aにオイルシール19が組み付けられた状態で、ガイドテーパ部20はオイルシール19の外輪角部19aに対峙しているため、オイルシール19の外輪部との密封性が損なわれないで済む。
【0029】
また、モータの仕様環境等に応じてキャップ20及びオイルシール19をブラケット2から外して用いることも可能であり、その場合、モータの全長をさらに短くできる。
【0030】
他の実施の形態として、図2に示すように、キャップ20によってブラケット2の開口部を塞ぐ必要がない場合、キャップ20は、オイルシール19の外輪部を嵌合させる環状のオイルシールホルダー20aと、ベアリングハウジング8の外周面に嵌合する環状の円筒部20bのみを有する形状として、小型化をはかるようにしても良い。
【0031】
なお、前記実施の形態において、マグネット3、ブラシ11、ブラシホルダー12、リードプレート8は一対に限らず、それ以上の個数を設けても良い。
【0032】
また、本発明はモータに限らず、ジェネレータ等の回転電機にも適用できる。
【0033】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、モータの断面図。
【図2】他の実施の形態を示すモータの断面図。
【図3】従来例を示モータの断面図。
【符号の説明】
1 ヨーク
2 ブラケット
3 マグネット
4 ロータ
5 シャフト
6 巻線
7 整流子
8 リードプレート
10 バネ
11 ブラシ
12 ブラシホルダー
13 銅編み線
14 ハーネス
15,16 ベアリング
19 オイルシール
20 キャップ
20d ガイドテーパ部

Claims (1)

  1. 筒状のヨークと、このヨークの内側に回転可能に設けられるロータと、ロータの巻線に導通した整流子と、整流子に摺接するブラシと、ロータのシャフトを回転可能に支持するベアリングと、ロータのシャフトに摺接するオイルシールと、ヨークに対してブラシ及びベアリングを支持するブラケットとを備え、ブラケットに対してオイルシールを支持するキャップをブラケットと別体で形成し、前記キャップに前記ブラケットに対峙する裏側から圧入し、前記キャップに前記オイルシールを案内するガイドテーパ部を前記オイルシールの外輪角部に対峙して形成し、前記キャップによって前記ブラケットの開口部を塞ぐ構造としたことを特徴とするモータ。
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