JPH0223086Y2 - - Google Patents

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JPH0223086Y2
JPH0223086Y2 JP1984092747U JP9274784U JPH0223086Y2 JP H0223086 Y2 JPH0223086 Y2 JP H0223086Y2 JP 1984092747 U JP1984092747 U JP 1984092747U JP 9274784 U JP9274784 U JP 9274784U JP H0223086 Y2 JPH0223086 Y2 JP H0223086Y2
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JP
Japan
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brush holder
brush
recess
bracket
generator
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JP1984092747U
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JPS6110058U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は発電機に係り、とくにロータコイルを
ブラシを介して外部の回路と接続するようにした
発電機に関する。
〓従来の技術〓 例えば同期発電機において、そのロータコイル
を界磁コイルとし、この界磁コイルの外部から界
磁電流を供給する場合には、一般にブラシとスリ
ツプリングとを用いて上記ロータコイルを外部の
回路と接続するようにしている。そしてブラシは
ブラシホルダに摺動可能に保持されるとともに、
このブラシホルダをケーシングに設けられたブラ
ケツトの凹部内に配するようにしている。しかし
ブラシホルダは絶縁性の材料、例えば合成樹脂成
形体から構成されており、このホルダが上記ブラ
ケツトとの間に所定の空隙を有するようにして取
付けられるようになつている。
〓考案が解決しようとする問題点〓 従つてこのような発電機によれば、ケーシング
に形成された開口から冷却風が導入される際に、
一緒に水や泥が導入され、この水や泥が上記ブラ
シホルダとブラケツトとの間の間隙を通つてスリ
ツプリングに付着し、これによつて短絡事故や接
触不良を起したり、あるいはスリツプリングを酸
化させる等の不都合を生じていた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、ブラシホルダとブラケツトの凹部と
の間の空隙を通つて水や泥が侵入し、スリツプリ
ングや整流子に付着して、接触不良や短絡の事故
を生じたり、あるいは酸化が行なわれるのを防止
するようにした発電機を提供することを目的とす
るものである。
〓問題点を解決するための手段〓 本考案は、回転子ヨークに巻装されたロータコ
イルを外部の回路と接続するためのブラシをブラ
シホルダによつて保持し、しかもこのブラシホル
ダをケーシングに設けられたブラケツトの凹部内
に配するようにした発電機において、前記ブラシ
ホルダと前記ブラケツトの凹部との間に防水パツ
キンを配するようにし、該防水パツキンの外側部
が前記凹部の内表面に圧着されるとともに、前記
防水パツキンの上面が前記ブラシホルダに圧着さ
れるようにし、しかも前記防水パツキンの中心部
に形成されている開口部を通して前記ブラシが下
方に延びてスプリングまたは整流子と接触するよ
うにしたものである。
〓作用〓 従つて外側部が凹部の内表面に圧着されるとと
もに、上面がブラシホルダに圧着される防水パツ
キンによつて、凹部を通して上部からブラシと接
触するスリツプリングあるいは整流子が設けられ
ている部分に水や泥が侵入することが防止され
る。
〓実施例〓 以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
第4図は本実施例に係る同期発電機を示すもので
あつて、この発電機のケーシングは前側のフロン
トケーシング1と、後側のリヤケーシング2とか
ら構成されている。これら一対のケーシング1,
2はステータヨーク3を挾着するとともに、ステ
ータヨーク3を挟着した状態においてボルト3a
によつて結合されるようになつている。そしてス
テータヨーク3には絶縁材4を介してステータコ
イル5が巻装されている。なおここでは、ステー
タコイル5が電機子コイルを構成している。そし
てこのコイル5の両端はコード6と接続されてお
り、これによつて電機子コイル5で誘起された発
電出力を取出すようになつている。
これに対して回転子は回転軸7を備えており、
しかも回転軸7はベアリング8,9によつてフロ
ントケーシング1およびリヤケーシング2にそれ
ぞれ回転可能に支持されている。さらに回転軸7
の前端部であつてフロントケーシング1から突出
した部分には、冷却用フアン10とプーリ11と
が固着されている。またこの回転軸7の中間部分
にはロータヨーク12が固着されている。そして
ロータヨーク12の磁極は、微小なエアギヤツプ
を介して上記ステータヨーク3の磁極と対向する
ようになつている。さらにロータヨーク12には
ボビン13を介してロータコイル14が巻装され
ている。なおこの実施例の発電機においては、ロ
ータコイル14が界磁コイルを構成している。
上記回転軸7の後端側には絶縁材料から成るス
リーブ15が装着されており、その一端にはフラ
ンジ16が一体に連設されている。そしてスリー
ブ15には導電性材料から成る一対のスリツプリ
ング17が取付けられている。そしてこのスリツ
プリング17は、ブラシホルダ18によつて摺動
可能に保持されているブラシ19と接触するよう
になつている。これらのスリツプリング17とブ
ラシ19とによつて、上記ロータコイル14が外
部の回路と接続されて励磁が行なわれるようにな
つている。
つぎに上記ブラシ19を摺動可能に保持するブ
ラシホルダ18の構成について、とくに第1図〜
第3図につき説明すると、ブラシホルダ18は合
成樹脂成形体によつて構成されるとともに、その
両側には一対の突片20を一体に備えている。そ
して突片20にはボルトを挿通させるための小孔
21が形成されている。これに対してリヤケーシ
ング2のブラシホルダ18の取付け位置には、一
体にブラケツト22が形成されるとともに、ブラ
ケツト22には凹部23が形成されている。そし
てこの凹部23が上記ブラシホルダ18の収納空
間を構成している。さらにブラケツト22には被
取付け部24が一体に設けられており、この被取
付け部24に、ボルト25を介して、上記ブラシ
ホルダ18の突片20が取付けられるようになつ
ている。
そしてブラシホルダ18には端子板26が設け
られており、この端子板26がリード線27を介
して上記ブラシ19と接続されるとともに、端子
板26は接続コード28を介して外部と接続され
るようになつている。さらにこのブラシホルダ1
8の外周側であつてその下部には、ゴム製の防水
パツキン29が装着されている。パツキン29は
このブラシホルダ18の外周部と一致するほぼ長
方形の形状に構成されるとともに、さらにその外
周側には、一対のリツプ部30を備えており、こ
のリツプ部30がブラケツト22の凹部23の内
表面と接触するようになつている。
以上のような構成において、ブラシホルダ18
に摺動可能に保持されているブラシ19およびス
リーブ15に保持されているスリツプリング17
を介して、外部からロータヨーク12に巻装され
た界磁コイル14に界磁電流を加えると、このロ
ータヨーク12の磁極がそれぞれ所定の極に磁化
されることになる。従つてプーリ11を介して、
外部からこの回転子を回転駆動することにより、
ロータヨーク12を通る磁束が、ステータヨーク
3に巻装されたステータコイル5と鎖交すること
になり、電機子コイルを構成するステータコイル
5に発電出力が誘起される。従つてこの発電出力
を取出して利用することが可能となる。
以上のようにして発電を行なうこの発電機のブ
ラシ19を保持するブラシホルダ18の外周側で
あつてその下端部には、上述の如く防水パツキン
29が装着されており、そのリツプ部30が凹部
23の内表面に押圧されているために、このブラ
シホルダ18とブラケツト22の凹部23との間
の隙間を通つて、上方から水や泥が侵入するのを
防止することが可能になる。すなわち冷却用フア
ン10を駆動するとによつて、ケーシング1,2
に形成されている開口を通つてこの発電機内を空
気が流通することになるが、同時にこのときに水
や泥がこの発電機内に吸込まれることになる。そ
してこの水や泥がスリツプリング17の表面に付
着しようとする。しかしこの水や泥が上述の如
く、防水パツキン29によつて遮断されるため
に、スリツプリング17を水や泥から保護するこ
とが可能になる。従つて水や泥によつて一対のス
リツプリング17が短絡されたり、接触不良を起
したり、あるいはスリツプリング17が酸化され
るのを防止することができるようになる。
以上本考案を図示の一実施例につき述べたが、
本考案は上記実施例によつて限定されることな
く、本考案の技術的思想に基いて各種の変更が可
能である。例えば上記実施例は、交流の周期発電
機に関するものであるが、本考案はその他各種の
発電機に適用可能であつて、例えばブラシが整流
子と接触するようになつている直流発電機にも適
用可能である。また上記実施例は、回転子側に界
磁コイル14が設けられるとともに、固定子側に
電機子コイル5が取付けられるようになつている
発電機に関するものであるが、これらの関係が逆
であつてもよい。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、ブラシホルダとブラケ
ツトの凹部との間に防水パツキンを配するように
し、この防水パツキンの外側部が上記凹部の内表
面に圧着されるとともに、防水パツキンの上面が
ブラシホルダに圧着されるようにし、しかも防水
パツキンの中心部に形成されている開口部を通し
てブラシが下方に延びてスリツプリングまたは整
流子と接触するようにしたものである。従つて凹
部の上部から侵入した水や泥は、外側部が凹部の
内表面に圧着されかつ上面がブラシホルダに圧着
される防水パツキンによつて遮断され、水や泥が
ブラシと接触するスリツプリングあるいは整流子
が設けられている部分に至ることがなくなる。従
つて水や泥からスリツプリングあるいは整流子を
保護することが可能になり、スリツプリングやブ
ラシの短絡事故や接触不良、あるいは酸化が効果
的に防止されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る発電機の要部
分解斜視図、第2図は同要部縦断面図、第3図は
第2図における〜線断面図、第4図はこの実
施例の発電機の一部を破断した正面図である。 なお図面に用いた符号において、1……フロン
トケーシング、2……リヤケーシング、12……
ロータヨーク、14……ロータコイル(界磁コイ
ル)、18……ブラシホルダ、19……ブラシ、
22……ブラケツト、23……凹部、29……防
水パツキン、30……リツプ部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子ヨークに巻装されたロータコイルを外部
    の回路と接続するためのブラシをブラシホルダに
    よつて保持し、しかもこのブラシホルダをケーシ
    ングに設けられたブラケツトの凹部内に配するよ
    うにした発電機において、前記ブラシホルダと前
    記ブラケツトの凹部との間に防水パツキンを配す
    るようにし、該防水パツキンの外側部が前記凹部
    の内表面に圧着されるとともに、前記防水パツキ
    ンの上面が前記ブラシホルダに圧着されるように
    し、しかも前記防水パツキンの中心部に形成され
    ている開口部を通して前記ブラシが下方に延びて
    スプリングまたは整流子と接触するようにしたこ
    とを特徴とする発電機。
JP9274784U 1984-06-21 1984-06-21 発電機 Granted JPS6110058U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9274784U JPS6110058U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 発電機

Applications Claiming Priority (1)

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JP9274784U JPS6110058U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 発電機

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Publication Number Publication Date
JPS6110058U JPS6110058U (ja) 1986-01-21
JPH0223086Y2 true JPH0223086Y2 (ja) 1990-06-22

Family

ID=30649814

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JP9274784U Granted JPS6110058U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 発電機

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925942B2 (ja) * 1974-11-04 1984-06-22 ザ ラマス カンパニ− レイキヤクトウ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58168851U (ja) * 1982-05-08 1983-11-10 三菱電機株式会社 全閉外扇形回転電機
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JPS5925942B2 (ja) * 1974-11-04 1984-06-22 ザ ラマス カンパニ− レイキヤクトウ

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Publication number Publication date
JPS6110058U (ja) 1986-01-21

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