JPS5925942B2 - レイキヤクトウ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷却塔に関し、更に具体的には管状の熱交換器
が塔の内部に設けられ、熱交換器の管内を流れる流体が
、塔内に入シ込み熱交換器を通シ抜ける冷却空気との間
接的な熱移動によシ冷却される冷却塔に関する。

本発明によれば、中空の冷却塔内部に円周状に半径方向
に延びた複数の間隔を置いた熱交換ユニットが設けられ
、この熱交換ユニットは熱交換面が垂直面内に広がって
おり、好ましくは上向きの外方へ拡がるように傾いた面
内に広がっている。

各々の熱交換ユニットは外端部が垂直方向において内方
の端部よシもよシ大きな高さを有している。

複数の熱交換ユニットの間の間隙には適当な空気溝内部
材が設けられ、これは塔内に流入した空気が確実に熱交
換ユニット内を通シ抜けるようにする。

本発明は更に実施例を図示した添付図面を参照しながら
詳述される。

図面において、自然対流型の双曲線外形を有する中空の
冷却塔１０が示され、冷却塔１０は自然対流によって周
囲の大気から流入する冷却空気の導入孔１１を有してい
る。

この冷却塔は強制空気流型であっても、双曲線以外の形
状を有する自然対流型の冷却塔であってよい。

冷却塔１０の下方内部には複数の熱交換機構が設けられ
、熱交換機構は複数の熱交換ユニットを円周状に配置し
た管状部材を有する熱交換ユニット１２からなる形状を
呈し、熱交換ユニット１２は半径方向に延びておシ、更
に熱交換ユニット１２の熱伝達面は上方に向き且つ外方
に傾斜した垂直板上に配置されている。

これによって元来水平方向に熱交換ユニット１２を通過
する空気流は垂直方向の熱交換面を有することになる。

而も熱交換器は傾斜しない垂直な平面上に配置すること
もできる。

各々の熱交換ユニット１２は管状部材を有する２個若し
くはそれ以上の複数の熱交換器１２ａ。

１２ｂ等からなシ、空気流に露出した複数の平行な管１
３からなる管束を有し、この管束は冷却すべき流体が通
過する適当な流入管寄せと流出管寄せとを有している。

冷却すべき流体は蒸気のような気体や水のような液体で
あってもよく、この熱交換器による冷却作用は蒸気を凝
集する上で効果的である。

管１３はフィンのような熱伝達面を増加させる手段を有
していてもよく、管内を流れる流体は公知技術のように
上方若しくは下方に向けて流れるようになっていてもよ
い。

本発明によれば、各々の熱交換ユニット１２における個
々の熱交換器は全体として半径方向の外端部が半径方向
内端部よりも大きな高さを有するように熱交換ユニット
１２を構成する。

第１図乃至第６図に示した実施例では、この熱交換ユニ
ット１２の形状の特徴はこれが同一の長さを有している
３個の熱交換器１２ａ、１２ｂ、１２ｃから構成される
ことによって得られるのであって、熱交換ユニット１２
の外端部は一体に積み重ねられだ熱交換器１２ｂと１２
ｃとによって構成された外側サブユニットをなしていて
熱交換器の２個分の高さを有し、熱交換ユニットの内端
部は熱交換器１２ａによって構成された内側サブユニッ
トをなし熱交換器の１個分の高さを有している。

図示のようにこれらのサブユニットは互いに重なシ合っ
ているが、前記熱交換ユニット１２の形状の特徴はサブ
ユニット同志の重なシ合いがなくても得られることは明
らかであろう。

各々の個々の熱交換器１２ａ、１２ｂ、１２ｃ等は一本
の管の厚さ又は二本若しくはそれ以上の管の厚さを有し
ていてもよい。

熱交換ユニット１２は更に空気溝内部材２１を備えてお
択該部材２１は冷却塔１０内に流入し熱交換ユニット１
２を通シ抜ける冷却空気を確実に導ひく傾斜した空気溝
向板２２ ａ 、 ２２ｂｓ２２ｃとして形成される。

特に図示したように空気溝向板は各々の熱交換ユニット
間の間隔内にあって成る熱交換ユニット１２の底部から
これに隣シ合う次の熱交換ユニット１２の頂部へと熱交
換ユニットの全長に亘って延びるように設けられており
、冷却空気は塔の底部から隣り合う熱交換ユニット１２
間の間隔内へと導びかれ、空気溝向板２２を有した熱交
換ユニット１２内を通シ抜ける。

第２図乃至第５図に示したように第１図乃至第６図示の
熱交換ユニットの構成において、空気溝内部材２１は三
枚の異なる空気溝向板２２ａ、２２ｂ。

２２ｃからなシ、全長に亘る垂直方向の高さが異なって
いる熱交換ユニット１２に備えられている。

即ち熱交換ユニット１２の内端部は単一の熱交換器の高
さを有しており、中間部は３個の熱交換器の高さを有限
外端部は２個の熱交換器の高さを有している。

図示のように空気溝向板２２ａは熱交換ユニット１２の
単一の熱交換器の高さに等しいだけの高さを有しておシ
、成る熱交換ユニット１２の底面からこれに隣接する次
の熱交換ユニット１２の頂面迄上向に傾斜した水平板上
に延設されている。

同様に空気溝向板２２ｂは熱交換ユニット１２の３個の
熱交換器の高さに亘って上向に傾斜した水平板上に熱交
換器１２ａの底面から隣シ合う次の熱交換ユニット１２
の熱交換器１２ｃの頂面まで延設されている。

同様に空気溝向板２２ｃは、熱交換ユニット１２の２個
の熱交換器の高さに亘って上向に傾斜した水平板上に、
熱交換器１２ｂの底面から隣り合う次の熱交換ユニット
１２の熱交換器の頂面へと延設されている。

空気溝内部材２１は更に三角形の垂直板２３ａ。

２３ｂ、２３ｃ、２３ｄを有しており、これらは空気溝
向板２２ａ、２２ｂ、２２ｃの端部における垂直な空間
を密封すべく取付けられている。

更に気密のだめの垂直板２４が必要に応じて熱交換器１
２ｂの下側に設けられ、これは空気導入孔から塔内に入
シ熱交換ユニット１２内を通り抜けることなしに逃げて
いく空気を防止する。

本発明装置の作用を説明すると、塔１０の下面に入シ込
んだ空気は上方へ流れて熱交換ユニット１２間の間隙内
へと流入し空気溝向板２２ａ。

２２ ｂ ＃ ２２ ｃによって水平方向に向けられて
熱交換器１２ａ、１２ｂ、１２ｃ内をくぐシ抜け、核部
でこの空気は間接的な熱伝達により熱交換器の管内を流
れる流体を冷却する。

熱交換ユニット１２をくぐシ抜けた空気は塔内を通って
垂直上方へ流れ、塔の上方口よシ流出する。

本発明中の技術範囲の中で前記実施例以外にも種々の変
形を構成し得ることが理解されるべきである。

例えば前記実施例においては各々の熱交換ユニット１２
が３個の熱交換器を使用する場合について説明してきた
が、３個を超える数の熱交換器が用いられてもよく、サ
ブユニットも２個を超える数となってもよい。

従って例えば各ユニットを１個の熱交換器の高さの内側
サブユニット、２個の熱交換器の高さのもう一つのサブ
ユニット、３個の熱交換器の幅の更にもう一つのサブユ
ニット等を半径外方向に向けて有するように形成するこ
とができる。

まだ同様に、各ユニットを２個の熱交換器で形成し、こ
れら熱交換器を、内側ユニットよシも高い外側ユニット
と、端部と端部とが接するように配置してもよい。

他の変更例においては、第７図示のように熱交換ユニッ
ト１０２は２個の熱交換器からな択第−の熱交換器１０
１ａは塔の半径方向の全長に亘る長さとし、第二の熱交
換器１０１ｂは半径方向外端部を第一の熱交換器１０１
ａの半径方向外端部と接するように位置付け、半径方向
外方の高さの高い部分の全長に亘って両者が重ね合せら
れるように構成されていてもよい。

上記した通りの、若しくは他の変更例は熟達した当業者
にとっては容易になし得るであろうことは明らかである
。

上記の開示技術に照らして本発明は無数の変更例が本発
明の特許請求の範囲に述べた技術範囲内で可能であシ、
図示実施例とは異なる形態で実用することも可能である
。

以下本発明の望ましい実施態様及び応用技術を示す。

■ 積み重ねられた第二と第三の熱交換器が更に第一の
熱交換器と重な如合っている特許請求の範囲に記載の冷
却塔。

（２）積み重ねられた第二と第三の熱交換器が第一の熱
交換器と端部同志を接するように配置されている特許請
求の範囲に記載の冷却塔。

（Ｃ） 空気溝内部材は第一と第二と第三の気密性の
空気溝向板からなり、これらの板は熱交換ユニットの間
の間隔内に熱交換ユニットの全長に亘つて配置され、前
記第一の空気溝向板は第一の熱交換器の底面から隣シ合
う次の第一の熱交換器の頂面へと延設され、前記第二の
空気溝向板は第一の熱交換器の底面から隣シ合う次の第
三の熱交換器の頂面へと熱交換ユニットの第二と第三の
積み重ねられた熱交換器と第一の熱交換器が重な如合う
部分に亘って延設され、第二の空気溝向板は熱交換ユニ
ットの半径方向外端部で第二の熱交換ユニットの底面か
ら隣り合う次の第三の熱交換器の頂面へと延設されてい
る上記囚に記載の冷却塔。

■ 空気溝内部材は隣シ合う熱交換ユニットの間の空間
に配置される気密性の空気溝向板からな択この空気溝向
板は熱交換ユニットの底面から隣シ合う次の熱交換ユニ
ットの頂面まで延設されている特許請求の範囲若しくは
上記■若しくは上記面に記載の冷却塔。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷却塔の一実施例の断面図である。 第２図は第１図示実施例の熱交換ユニットの構成を示す
等角斜面図である。 第３図は第１図上の３−３線に沿って切断した断面図で
ある。 第４図は第１図上の４−４線に沿って切断した断面図で
ある。 第５図は第１図上の５−５線に沿って切断した部分断面
図である。 第６図は第１図上の６−６線に沿って切断した部分断面
図である。 第７図は熱交換器の他の構成例の単純化した該略図であ
る。 １０・・・・・・冷却塔、１２・・・・・・熱交換ユニ
ット、１２ａ・・・・・・第一の熱交換器、１２ｂ・・
・・・・第二の熱交換器、１２ｃ・・・・・・第三の熱
交換器、１３・・・・・・管、２１・・・・・・空気溝
内部材、２２ａ・・・・・・第一の空気溝向板、２２ｂ
・・・・・・第二の空気溝向板、２２ｃ・・・・・・第
三の空気溝向板。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 中空の塔と、塔の下方内部に円周状に配列されてお
   り半径方向に延設される複数の管を有する熱交換ユニッ
   トとを含み、 該熱交換ユーットは傾斜した垂直面上に広がる熱交換面
   を有し、各々の熱交換ユニットは半径方向内端部と半径
   方向外端部とを備え、この半径方向外端部の高さは半径
   方向内端部の高さよりも高く形成され、該熱交換ユニッ
   トは第一と第二と第３の熱交換器からなり、第一の熱交
   換器は熱交換ユニットの半径方向内端部を構成し、第二
   と第三の熱交換器は１個の上に他の１個が積み重ねられ
   て熱交換面は垂直面上に並ひ、この積み重ねられた第二
   と第三の熱交換器は熱交換ユニットの半径方向外端部を
   構成し、 更に、塔内に導入された空気が前記熱交換ユニットを通
   シ抜けるように導ひく空気溝向板を含むことを特徴とす
   る冷却塔。