JP2573948Y2 - 収納キャビネット - Google Patents

収納キャビネット

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JP2573948Y2
JP2573948Y2 JP1991038316U JP3831691U JP2573948Y2 JP 2573948 Y2 JP2573948 Y2 JP 2573948Y2 JP 1991038316 U JP1991038316 U JP 1991038316U JP 3831691 U JP3831691 U JP 3831691U JP 2573948 Y2 JP2573948 Y2 JP 2573948Y2
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JP
Japan
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door
opening
hinge
storage cabinet
closed
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JP1991038316U
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JPH04108781U (ja
Inventor
豊幸 浅川
Original Assignee
株式会社ノダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】収納キャビネットの扉の開閉機
構。
【0002】
【従来技術】従来より扉を有する収納キャビネットが隅
部に装設され、その扉の吊元である枢軸固定部側が該収
納キャビネットが装設される隅部の内方に位置する場合
その扉の開口に際し、 a.開口時、扉は隅部側面に当
接してしまい双方を傷つけることになり表面性を低下さ
せる。 b.隅部側面があるため扉の開口度は90゜以
下となるとともに扉のはね返りも生じ収納物の出入れ作
業の作業性を損わせる。 等の問題点を有していた。こ
のような問題点を解決するために、実開昭50−115
435号に“扉取付枠の上下内側面に摺動溝を形成し、
該摺動溝内に摺動子を摺動自在に嵌合し、該摺動子に扉
の一側部を枢支せしめてなる扉の構造。”という技術が
提案されている。しかし当該技術は、いわゆるインセッ
ト方式による扉の取り付け構造であるため、摺動溝(扉
取付枠)と扉の一側部との間には摺動子が摺動するため
の空間が必要であって、この方式で扉を設けると、該空
間からホコリや光、風が入って密閉性が良くないととも
に、空間があるため納まりが悪く、外観を損ねていた。
【0003】
【問題点を解決するための手段】枢軸回動により開閉さ
れる開き扉が設けられる収納キャビネットにおいて、収
納キャビネット1の開口面6に沿ってガイドレール12
が設けられ、枢軸蝶番9と摺動ロール11からなる枢軸
機構のうち、開き扉7の裏面側には枢軸蝶番9が固着さ
れるとともに摺動ロール11がガイドレール12内を摺
動自在に嵌着され、かつ開き扉7が開口面6を形成する
天板2、底板3、側板4の木口面よりも前方で開閉・摺
動されることを特徴とする収納キャビネット。
【0004】
【作用】本考案キャビネットに用いる開き扉7を開く
と、開き扉7は枢軸蝶番9を枢軸とし、摺動部分11を
支点として回動可能であるとともに、開き扉7が開いた
状態で、開き扉7をキャビネット1の開き扉7の閉鎖時
における蝶番側開口端から反蝶番側開口端に向けて移動
できる。以下、開き扉の閉鎖時における蝶番側を単に
「蝶番側」、扉の閉鎖時における反蝶番側を「反蝶番
側」と呼ぶこととする。
【0005】
【実施例】図3に示すように、本考案のキャビネット1
の開き扉7はその枢軸ロール11の連結アームAX,A
Yの一端に摺動ロール11を枢着してある。そして、こ
の摺動ロール11はキャピネット1の開口に沿って設け
られたガイドレール12内を摺動できる。
【0006】図1〜5図において、2は天板、3は底
板、4は側板、5は背板、6は開口面、8は摺動ロール
11、枢軸蝶番9、連結アームAX,AYからなる枢軸
機構、14は把手である。枢軸機構8に用いられる金具
はいわゆるスライド蝶番が用いられる。なおLはリン
ク、Bは開き扉7のアームAX,AYの取付カップであ
る。
【0007】開き扉7は、図面に示すとおりに天板2、
底板3、側板4よりなる開口面6前方におおいかぶさる
ように設けられるいわゆるアウトセットタイプであっ
て、摺動する際も開き扉7は開口面6前方を移動するこ
ととなる。図4は開き扉7を枢軸機構8を蝶番側に位置
させたまま、開き扉7を閉じた状態から開いた状態を示
している。その作動は従来のスライド蝶番と全く同じで
ある。
【0008】図2に示すように開き扉7の閉鎖時は開き
扉7の枢軸機構8は側板4の蝶番側開口端に位置してい
る。そして図2の状態において、開き扉7を開くと、開
き扉7の付け根側は壁面10に従来では接触することに
なる。
【0009】しかし、本考案では開き扉7が開くと同時
に開き扉7は枢軸機構8とともにガイドレール12に沿
って反蝶番側開口端に向って移動できるので、開き扉7
の付け根側が壁面10に接触することがない。すなわ
ち、開き扉7を開きながら、図面において左方に押して
やれば、開き扉7は摺動部分11を支点として回動可能
であるとともに、反蝶番側開口端に向けて移動できるも
のである。
【0010】なお、前記ガイドレール12は図5のよう
にその向きをキャビネットの反蝶番側から蝶番側に向け
て、開口面6前端から奥まるように設置することができ
る。このようにすることにより、枢軸機構8の連結アー
ムAXが開扉して反蝶番側開口端に行くにしたがい、突
出距離Sだけ開口面6から突出する。したがって、収納
物の取り出しが容易になる。
【0011】このように、枢軸蝶番9の回動によって開
口された開き扉7が閉鎖時枢軸機構8の存在していた壁
面10側の蝶番側開口端から室中央部側へ、枢軸機構8
が開口面6に沿って移動できる。したがって、得られた
収納キャビネットの枢軸機構8が壁面10に隣接して配
置された場合でもあるいはまた他のキャビネットに枢軸
機構8が隣接して配置された場合でも、これら隅部構造
物に対して開口した開き扉7が、該開き扉7あるいは壁
面10の表面を損傷したり、はね返りによって収納出し
入れの作業性を妨げることもなくなる。
【0012】図1〜5の実施例においては収納キャビネ
ットに設けられる開き扉7が1枚のものについて述べて
いるが2枚の開き扉を同様に設けてもよい。
【0013】また図6のように上下双方の枢軸機構のロ
ールを有する摺動ロール11を連結し、一体の摺動部材
とし該摺動ロールは側板内側面に刻設される条溝13内
に着脱自在に嵌入される形を採ってもよい。
【0014】こうすることによると、枢軸回動による開
き扉開口時に摺動ロールは側板に固定されているため、
開き扉は安定した開口を為すことができる。
【0015】
【考案の効果】枢軸蝶番9の回動によって開かれた開き
扉7が閉扉時枢軸機構8の位置していた開口面6の開き
扉7の閉鎖時における蝶番側から反蝶番側に移動できる
ので、枢軸部側が隅部壁面10または隅部壁面側に設置
された他のキャビネット等に隣接した場合にも、これら
隅部構造物に対して開口した開き扉7が当接して該開き
扉7の表面を損傷したり、はね返りによって収納出し入
れの作業性を妨げることもなくなる。
【0016】収納キャビネットの開口面6を形成する天
板2、底板3、側板4の木口面よりも前方に開き扉7を
設けたため、開き扉7を閉じた際に開き扉7は開口面6
よりも前方にあることとなり、収納部と開き扉の間にす
き間ができず、収納キャビネット内部の密閉性が良くな
るとともに、ガイドレールや枢軸機構が外部に露出しな
いため、外観上も良くなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を用いるキャビネットの見取図
【図2】本考案の作用説明図
【図3】本考案のキャビネットの開閉機構の見取図
【図4a】図3の場合の枢軸機構8の開き扉7の閉じた
ときのスケルトン式作動説明図
【図4b】同じく開き扉7の開いたときの説明図、
【図5】ガイドレールに傾斜角を設けた場合のスケルト
ン式平面図
【図6】摺動部分を側板内に収納したときの見取図
【符号の説明】
1 キャビネット 2 天板 3 底板 4 側板 5 背板 6 開口面 7 開き扉 8 枢軸機構 9 枢軸蝶番 10 壁面 11 摺動ロール 12 ガイドレール 13 条溝 14 把手 C ケース AX,AY 連結アーム S 突出距離(図5) α 傾斜角

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枢軸回動により開閉される開き扉が設け
    られる収納キャビネットにおいて、収納キャビネットの
    開口面に沿ってガイドレールが設けられ、枢軸蝶番と摺
    動ロールからなる枢軸機構のうち、開き扉の裏面側には
    枢軸蝶番が固着されるとともに摺動ロールがガイドレー
    ル内を摺動自在に嵌着され、かつ開き扉が開口面を形成
    する天板、底板、側板の木口面よりも前方で開閉・摺動
    されることを特徴とする収納キャビネット。
  2. 【請求項2】 ガイドレールを、キャビネットにその向
    きが開き扉の閉鎖時における反蝶番側から蝶番側に向け
    て、開口面前端から奥まるように設置した請求項1記載
    の収納キャビネット。
JP1991038316U 1991-03-06 1991-03-06 収納キャビネット Expired - Lifetime JP2573948Y2 (ja)

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JP1991038316U JP2573948Y2 (ja) 1991-03-06 1991-03-06 収納キャビネット

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JPH04108781U JPH04108781U (ja) 1992-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4924751A (ja) * 1972-06-29 1974-03-05
JPS61254776A (ja) * 1985-05-02 1986-11-12 大建工業株式会社 収納装置

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JPH04108781U (ja) 1992-09-21

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