JP2572895Y2 - 樋受金具 - Google Patents

樋受金具

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JP2572895Y2
JP2572895Y2 JP1992041113U JP4111392U JP2572895Y2 JP 2572895 Y2 JP2572895 Y2 JP 2572895Y2 JP 1992041113 U JP1992041113 U JP 1992041113U JP 4111392 U JP4111392 U JP 4111392U JP 2572895 Y2 JP2572895 Y2 JP 2572895Y2
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雅克 浅野
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は樋受金具、特に棟換
気用樋の支承に使用して最適な樋受金具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の樋受金具としては、実開
昭59−138626号公報等にみられるように、支承
せんとする軒樋の外周面に沿うようにU字状に曲成され
た帯金からなる受金具本体の一端部に、軒先固定部を設
けてなるものが一般に使用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この樋受金具
を棟換気用樋の支承に使用しようとしても、図3に示す
ように、幅が比較的狭い棟換気口12の下方にあって、
樋Aが設置される程度の幅をもって相対するように取付
けられた左右の垂木13,13の一方に樋受金具を装着
する関係上、予め組立られた棟部に取付けることは極め
て困難である。
【0004】そこで従来は、予め工場等で組立られた片
流れの屋根ユニットの一方に樋受金具と共に樋Aを装着
し、これを現場にて組合わせる手段が講じられていたた
め、搬送時や組合わせ時における接触等により樋Aに破
損や変形が生じ、商品価値が低減するおそれがある。
【0005】また、上記従来の樋受金具は、片持ち支持
で垂直方向の支持力が弱いため、特に設置する樋Aが屋
根の棟部に沿って長い場合にあっては、樋Aが樋受金具
の固定部と反対側で下方に傾き或いは上下方向に波を打
った状態で装着されることなり、円滑な排水機能が損な
われる虞がある。更に、樋受金具を樋Aのセンターに合
わせた調整をして取り付けることが出来ないため、樋A
はこの樋受金具により規制されて左右方向に蛇行した状
態で設置されることになる、といった諸問題点がある。
【0006】上記のような従来の問題点を解消したもの
として、実開昭52−19732号には、断面コ字状の
支持梁の両側垂直片の後端より外方向に向けて略直角の
水平釘着片を一体に延出すると共に、水平片の後端より
略直角方向に垂直釘着片を連設し、軒樋を保持する軒樋
保持具を支持梁の水平片に穿設した長孔に捻子具にてス
ライド自在に装着してなる軒樋支持金具が開示されてい
る。
【0007】このような構成とすることにより、前記の
ような従来の問題点はある程度解消されるが、水平釘着
片及び垂直釘着片は樋の外方向に突出している構成であ
るため、狭い空間部に取り付ける場合の困難性や、片持
ち支持による垂直支持力の弱さ等の問題点を完全に解消
するまでには至っていないし、構造が比較的複雑であり
高価なものとなる、といった問題点もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
従来の諸問題点を解消すべく考案されたものであり、そ
の要旨は、支承せんとする樋の外周面に沿うようにU字
状に曲成された帯金からなる受金具本体の底受部に、外
側端部を下方に向けて曲成された固定片を、また内側端
部近傍に前記底受部に摺動自在に装着される装着部を夫
々有する帯金からなる左右一対の固定具を、該左右一対
の固定具が夫々前記装着部により前記底受部の長手方向
に沿って摺動自在となるように装着したことを特徴とす
る樋受金具にある。
【0009】
【考案の実施の形態】以下、本考案を図面に示す実施例
により詳細に説明するに、図において1は樋受金具で、
支承せんとする樋Aの外周面に沿うようにU字状に曲成
された帯金からなる受金具本体2と、該受金具本体2の
底受部2Aに装着した帯金からなる左右一対の固定具
3,3から構成されている。そして、この各固定具3は
その外側端部にこれを下方に向け曲成して形成した固定
片4を備えるとゝもに、内側端部近傍に装着部5を備
え、該装着部5により前記底受部2Aに摺動自在となる
ように装着されている。なお、図中6は樋耳保持部であ
る。
【0010】前記固定片4としては、図1に示すものに
あっては、固定片4を打ち込みにより固定すべく先端部
を先鋭状となした固定爪7を設けたものや、図2に示す
ように、釘着により固定すべく釘孔8を穿設したもの等
があり、また前記装着部5としては、図1に示すよう
に、固定具3の内側端部近傍に穿設した長孔9と前記底
受部2Aに螺合する蝶ナット10との組み合わせや、図
2に示すように、底受部2Aを長手方向に摺動自在に被
包する筒体11等が用いられる。
【0011】本考案に係る樋受金具は上記のような構成
よりなるため、使用に際しては、図3に示すように、工
場等にて組立られた片流れ構造の屋根ユニット材14を
現場に搬送して、組合わされて形成された棟換気口12
を有する建屋の両垂木13,13間に、樋Aを装着して
なる樋受金具1を天井裏より嵌装する。この際、樋受金
具1の左右一対の固定具3,3は夫々底受部2Aに沿っ
てその内側、すなわち底受部2Aの中心部方向に摺動さ
せ、固定片4が樋受金具1の側受部2Bから外方向へ突
出する長さを短くしておく。
【0012】そして、樋Aを内部に装着してなる樋受金
具1を所望位置に配設した後、左右一対の固定具3,3
をそれぞれ底受部1に沿って樋受金具1の外側方向へ摺
動させ、図1に示す実施例にあっては、固定片4の先端
部に設けた固定爪7を前記両垂木13,13に打ち込み
によりそれぞれ固定することにより装着する。また図2
に示す実施例のものにあっては、左右一対の固定具3,
3をそれぞれ樋受金具1の底受部1に沿って外側方向へ
摺動させ、その先端部に設けた固定片4を両垂木13,
13と面接せしめ、その釘孔8に打ち込んだ釘等により
固定することにより装着する。
【0013】
【考案の効果】本考案に係る樋受金具は、上記のよう
に、支承せんとする樋の外周面に沿うようにU字状に曲
成された帯金からなる受金具本体の底受部に、外側端部
を下方に向けて曲成された固定片を、また内側端部近傍
に前記底受部に摺動自在に装着される装着部を夫々有す
る帯金からなる左右一対の固定具を、該左右一対の固定
具が夫々前記装着部により前記底受部の長手方向に沿っ
て摺動自在となるように装着した構成であるから、両固
定具を夫々底受部の中心部方向に摺動することにより固
定片の突出長さを小さくすることで、予め組合わされた
棟の狭い両垂木間に天井裏から容易に嵌装することがで
き、しかも固定に際しては固定片を外方向に摺動させて
釘着するか、若しくは金槌で叩きながら固定片を上記垂
木に打ち込むことにより固定することができ、作業能率
が向上する。また樋受金具は両持ち構造であり、且つ両
固定片は下方に向けて曲成された構成のものであるため
垂直方向の支持力が強固になり、樋の幅方向における左
右の傾きや、長さ方向における起伏の発生を防止するこ
とができる。更にまた、樋受金具を樋の幅方向センター
に合わせた微調整を簡単に行うことができるため、樋が
蛇行状態で設置される虞も解消できる、といった諸効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る樋受金具の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る樋受金具の使用状態を示す端面図
である。
【符号の説明】
1 樋受金具 2 樋受金具本体 2A 底受部 2B 側受部 3 固定具 4 固定片 5 装着部 7 固定爪 8 釘孔 9 長孔 10 蝶ナッ卜

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支承せんとする樋の外周面に沿うように
    U字状に曲成された帯金からなる受金具本体の底受部
    に、外側端部を下方に向けて曲成された固定片を、また
    内側端部近傍に前記底受部に摺動自在に装着される装着
    部を夫々有する帯金からなる左右一対の固定具を、該左
    右一対の固定具が夫々前記装着部により前記底受部の長
    手方向に沿って摺動自在となるように装着したことを特
    徴とする樋受金具。
JP1992041113U 1992-05-22 1992-05-22 樋受金具 Expired - Lifetime JP2572895Y2 (ja)

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JPH0632544U JPH0632544U (ja) 1994-04-28
JP2572895Y2 true JP2572895Y2 (ja) 1998-05-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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