JP2536723Y2 - 軒樋取付具 - Google Patents

軒樋取付具

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JP2536723Y2
JP2536723Y2 JP1990112481U JP11248190U JP2536723Y2 JP 2536723 Y2 JP2536723 Y2 JP 2536723Y2 JP 1990112481 U JP1990112481 U JP 1990112481U JP 11248190 U JP11248190 U JP 11248190U JP 2536723 Y2 JP2536723 Y2 JP 2536723Y2
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顕 山口
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築物に軒樋を取付るための軒樋取付具に関
するものである。
(従来の技術) 第6図に縦断面図を示している従来の軒樋取付具にお
いては、建築物に取付ける取付部12と支持杆部11とを備
えた取付杆1と、樋の耳部を保持する耳保持部21および
22を前端および後端に備えた軒保持杆2と、先端が上記
軒保持杆1の後端の耳保持部22に対向するばね片3とを
重ね合せてリベットRのかしめにより一体に結合固着し
ている。
(解決しようとする課題) 従来の軒樋取付具においては取付杆1と軒保持杆2と
が上記のようにリベットRで結合固着されているから、
取付杆1の取付部11と軒保持杆2の後端の耳保持部との
間の間隔いわゆる出幅T(第6図)の寸法が固定されて
いて、これを適宜に調整することができない。しかし、
軒を取付ける建築物の状態に合わせて出幅Tの寸法に適
宜に選ぶことは軒樋の取扱、施工上必要なことであるか
ら、従来は出幅の寸法が異なる多種類の取付具を予め準
備し在庫しておくとか、場合によっては特別な出幅寸法
の取付具を特注しなければならないとかの不便があっ
た。
本考案は、上記の点を改善するために、出幅の寸法を
適宜に調整できる軒樋取付具を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案においては取付
杆の支持杆部に長手方向に開口する長孔を設け、この長
孔に係合するねじにより取付杆の支持杆部と軒保持杆と
ばね片とを結合して出幅を調整自在にすると共に、上記
のようなねじ結合とした結果、起こり易いばね片の旋
回、方向ずれを防止するために、軒保持杆に突起を設
け、ばね片には、上記突起と嵌合する凹溝を長手方向に
形成して該凹溝の反対面側を突条の補強用リブとしてい
る。すなわち、本考案の軒樋取付具は、建築物に取付け
る取付部と長手方向に開口する長孔を有する支持杆部と
を備えた取付杆と、前端および後端に樋の耳部を保持す
る耳保持部を備えかつ後記のばね片に接する側の面に突
起を有する軒保持杆と、上記突起と嵌合する凹溝を長手
方向に形成して該凹溝の反対面側を突条の補強用リブと
しかつ一端が軒保持杆の後端の耳保持部に対向するばね
片とを含み、取付杆の支持杆部と軒保持杆とばね片とを
順次に重ね合わせて支持杆部の上記長孔に係合するねじ
により結合したことを特徴とするものである。
(実施例) 以下に図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の軒樋取付具を用いて軒樋を建築物に
取付けた状態を示す縦断面図であり、第2図は第1図に
示している軒樋取付具の分解斜視図であり、第3図は第
2図のB−B線による断面図である。
図において1は取付杆であり、支持杆部11と取付部12
とを備えている。ほぼ水平に延長する支持杆部11にはそ
の延長方向すなわち長手方向に開口した長孔13が設けら
れている。取付部12には取付板14がリベット16により固
着され、取付板14はその取付孔15を介して止具17により
建築物の外壁Wに固定される。2は軒保持杆であり、そ
の前端に樋6の前耳部61を保持する耳保持部21を備え、
後端に樋の後耳部62を保持する耳保持部22を備えてい
る。なお、前耳部61は上記の内耳のみならず外耳であっ
てもよい。前端の耳保持部21は前耳部61を軽く押圧する
押圧片の形態をなし、後端の耳保持部22は樋の後耳部62
を抱持する形態をなしている。軒保持杆2の前端および
後端の耳保持部21および22の間の中間部分である平板部
23の両側縁にはリブ24および25が設けられている。該リ
ブは軒保持杆の機械的強度を補強する効果を有すると共
に、リブ24および25間に取付杆1の支持杆部11が嵌合す
るので、軒保持杆2向きが支持杆部11に対して斜交しな
いようにし、また後記のねじ4を締結する際にねじと共
に回動するのを防止する効果を有する。平板部23には、
また、ねじ4を挿通する孔26と、該平板部の後記ばね片
3と接する側の面から突出する、例えばプレス加工によ
り形成された突起27とが設けられている。更に、該平板
部23の前端側には抑止片28がリベット29により固着され
ている。抑止片28は軒樋6の前耳部61の下側の斜面63に
軽く接して押圧するように係合されるものである。
ばね片3は、その先端31が上記の樋保持杆の後端の耳
保持部22と対向し、また上記突起27が嵌合する長手方向
延長の凹溝32を備えている。該凹溝32と突起27との嵌合
によりばね片3の向きが軒保持杆に対して斜交しないよ
うに自動的に調整され、また後記ねじ4を締め或は緩め
る際にばね片3がねじと共に回動するのを防止する。ま
た、凹溝32の反対面側には突条の補強用リブが突出形成
されており、このリブがばね片3を強化している。33は
ねじ4を挿通する孔である。
ねじ4は、ばね片の孔33、軒保持杆の孔26および取付
杆1の支持杆部11の長孔13に挿通され、蝶ナット5と螺
合締着されて、取付杆1、樋保持杆2およびばね片3を
一体的に結合する、この場合に長孔13を利用して取付杆
1の取付部12と軒保持杆2の後端の耳保持部22との間の
間隔すなわち出幅の寸法を所望長に適宜に調整すること
ができる。上記の取付杆1、軒保持杆2およびばね片3
は何れも例えばステンレス鋼より成る。
上記した実施例の軒樋取付具による軒樋の取付要領に
ついて述べれば、先ず取付杆1の固着された取付板14を
止具17により建物の外壁Wに固定する。次いで、ねじ4
と蝶ナット5との螺合を緩めたのち、長孔13を利用して
取付杆1に対する軒保持杆2およびばね片3の取付位置
を調整して出幅の寸法を所望長に調整し、ねじ4および
ナット5を再び固く締結する。この調整作業は建物の外
壁に取付る前に予め行っておいてもよい。このように軒
樋取付具を建物外壁に所要数取付けたのち、取付具の軒
保持杆2に軒樋6を取付ける。この取付けに当っては、
軒保持杆2の前端の耳保持部21が樋の前耳部61内に挿入
され耳保持部21先端を中心として軒樋6を上向きに回動
させて、軒樋の後面側の後耳部62を、軒保持杆2の後端
の耳保持部22に抱持されるように、ばね片3を押し上げ
て押し込む。これによって軒保持杆2の抑止片28が軒樋
6の斜面63に接し、前耳部61と斜面63とは耳保持部21と
抑止片28とにより僅かに押し拡げられ軒樋6は軒保持杆
2により強固に保持される。
上記した本考案の軒樋取付具の実施例については種々
の変形を行うことができる。例えば、取付杆1の支持杆
部11の取付部12側寄りの傾斜部に凹溝を設けてリブを形
成し、取付杆1の強度を向上させるようにしてもよい。
前記実施例では抑止片28が軒保持杆2の一部としてこれ
に一体的に結合されているが、これに代えて、第4図に
示すように抑止片34がばね片3の一部としてその前端に
設けられるようにしてもよい。更に軒保持杆2の孔26お
よびばね片3の孔33とを正方形の孔とし、取付杆1と軒
保持杆2とばね片3とを結合するねじ4として第5図に
斜視図を示すような頭部に断面正方形部41を有するねじ
を用いれば、ナット5と螺合し、締め、緩めするときに
ねじが共廻りしない利点がある。
(作用および考案の効果) 上記説明した通り、本考案の軒樋取付具は取付杆と軒
保持杆とばね片とがねじで締め緩め自在に結合され、し
かも取付部と支持杆部とを備えた取付杆の支持杆部に長
手方向に開口する長孔を設け、該支持杆部と軒保持杆と
ばね片とを結合するねじを上記長孔に係合させているの
で、この長孔を利用して取付杆の支持杆部に対する軒保
持杆およびばね片の取付位置を調整して、取付杆の取付
部と軒保持部の後端の耳保持部との間隔、すなわち出幅
の寸法を所望長に調整することができる。従って、出幅
の寸法の異る多種類の軒樋取付具を準備し、在庫してお
くとか、特別な寸法の出幅については取付具を特注しな
ければならないという不便が解消される。そてし、この
ようにねじ結合としたことによって起り易いばね片の旋
回、方向のずれは、本考案においては、軒保持杆にばね
片側に突出する突起を設けてばね片に設けた凹溝と嵌合
させることにより防止される。従って、本考案の軒樋取
付具は、上記の出幅調整等の取扱或は組立を容易かつ確
実に行い得る利点がある。また、ばね片の上記凹溝が長
手方向に凹設されて対応する反対両側では突出した補強
用リブが形成されるので、そのリブ効果によりばね片の
機械的強度が増大する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の軒樋取付具を用いて軒樋を建物に取付
けた状態を示す縦断面図、第2図は第1図に示す軒樋取
付具の分解斜視図、第3図は第2図のB−B線による断
面図で、第4図は他の実施例におけるばね片の斜視図、
第5図は他の実施例におけるねじの斜視図である。第6
図は従来の軒樋取付具の断面図である。 (符号の説明) 1…取付杆、11…支持杆部、12…取付部、13…長孔、2
…樋保持杆、21および22…耳保持部、27…突起、3…ば
ね片、32…凹溝、4…ねじ、5…蝶ナット、6…樋、61
…前耳部、62…後耳部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物に取付ける取付部と長手方向に開口
    する長孔を有する支持杆部とを備えた取付杆と、前端及
    び後端に樋の耳部を保持する耳保持部を備えかつ後記の
    ばね片に接する側の面に突起を有する軒保持杆と、上記
    突起と嵌合する凹溝を長手方向に形成して該凹溝の反対
    面側を補強用リブとしかつ一端が軒保持杵の後端の耳保
    持部に対向するばね片と、を含み、取付杵の支持杵部と
    軒保持杵とばね片とを順次に重ね合わせて支持杵部の上
    記長孔に係合するねじにより結合したことを特徴とする
    軒樋取付具。
JP1990112481U 1990-10-25 1990-10-25 軒樋取付具 Expired - Lifetime JP2536723Y2 (ja)

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JPH0468132U JPH0468132U (ja) 1992-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131434U (ja) * 1983-02-23 1984-09-03 タカヤマ金属工業株式会社 雨樋取付具
JPH0611298Y2 (ja) * 1987-02-25 1994-03-23 株式会社タニタハウジングウェア 軒樋吊金具

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JPH0468132U (ja) 1992-06-17

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