JP5542096B2 - 谷樋改修構造 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根軒先間の下方に配設されている既設の谷樋を改修した谷樋改修構造に関するものである。
従来から、例えば特許文献1等で、既設の谷樋を改修した谷樋改修構造が提案されている。
この谷樋改修構造は、まず、谷樋上方の屋根軒先間から防水シートを谷樋内側に入れて、この防水シートを谷樋の内側に敷いた後で、新しい谷樋を屋根軒先間から谷樋内側に入れ、この新しい谷樋を防水シートの上に配設するというものである。
特開平9−119197号公報
しかし、谷樋上方の屋根軒先間が狭いところでは、上述したような谷樋改修構造を用いることが難しいという問題があった。
そこで、上記事情を鑑みて、本発明は、谷樋上方の屋根軒先間が狭いところでも対応して改修することができて、既設の谷樋の防水性の回復を図ることができる谷樋改修構造を提案することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、既設の谷樋の内側に敷いた可撓性の防水シートをシート固定具で前記谷樋に固定した谷樋改修構造であって、前記シート固定具は、前記谷樋上方の屋根軒先間よりも幅狭の長尺形状に設けた固定具本体を有し、前記固定具本体の長手方向の一端部に第一保持部を備え、前記固定具本体の長手方向の他端部に第二保持部を備え、前記固定具本体に前記第一保持部と前記第二保持部との間隔を調整する調整部を備え、前記第一保持部によって前記谷樋の一方の内側面に前記防水シートの一側部分を押し当てて保持し、前記第二保持部によって前記谷樋の他方の内側面に前記防水シートの他側部分を押し当てて保持することを特徴とする。
また、前記第一保持部と前記第二保持部とは、前記谷樋の前記内側面の上部と、前記谷樋の内側底面と前記内側面とのコーナー部分とに、前記防水シートを押し当てて保持することが好ましい。
また、前記固定具本体の前記一端部と前記他端部とにそれぞれ帯保持部を備えた前記シート固定具を、前記谷樋の長手方向に複数配置し、前記谷樋の長手方向に延びた帯状部材を、前記谷樋の長手方向に並んだ各帯保持部に掛け渡して保持し、前記帯状部材によって前記防水シートを前記谷樋の前記内側面に押し当てて保持することが好ましい。
また、カバー材保持部を備えた前記シート固定具を、前記谷樋の長手方向に複数配置し、前記谷樋の長手方向に延びた板状のカバー材を、前記谷樋の長手方向に並んだ各カバー材保持部に掛け渡して保持するとともに、前記カバー材を前記谷樋上方の屋根軒先間の上方に保持することが好ましい。
本発明の谷樋改修構造は、谷樋上方の屋根軒先間が狭いところでも対応して改修することができて、既設の谷樋の防水性の回復を図ることができる。
本発明の実施形態の谷樋改修構造を示す断面図である。 同上の谷樋改修構造に用いられるシート固定具を示す斜視図である。 同上の谷樋改修構造に用いられる防水シートが切り出されるシート材を示す斜視図である。 谷樋受け具、屋根及びカバー材の図示を省略した同上の谷樋改修構造を示す斜視図である。 図4のA部分における帯状部材とシート固定具との接続を示す斜視図である。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1に示す本実施形態の谷樋改修構造は、2つの屋根6の軒先が向かい合わせになる部分の下方に配設された既設の谷樋1の改修構造であり、谷樋1の下に設備がある工場や、谷樋1の下に人の行き来がある駅のプラットフォーム等での谷樋1の改修に好適に用いられる。
谷樋1は、屋根6の軒先の先端に沿う方向を長手方向とする角溝であり、底壁と、底壁の両端からそれぞれ上方に向けて延びた側壁と、側壁の上端からそれぞれ外側に向けて延びたフランジ部とから構成されている。この谷樋1は、同じく底壁と側壁とフランジ部とからなる複数の角溝状の谷樋受け具10によって支持されている。以下、屋根6の軒先の先端に沿う方向、つまり谷樋1の長手方向を前後方向とし、向かい合わせの2つの屋根6が並ぶ方向、つまり谷樋1の短手方向を左右方向として説明を行う。なお、谷樋1は、熱収縮による破損を避けるために前後方向の長さが最長で20m程度までとなるように形成される。20m以上の長さが必要な場合は、2つの谷樋1を接続部材(図示せず)で連結したものを用いる。
屋根6は、折半屋根や波型スレート等の屋根であり、金属鋼帯等の受け具11に支持されている。この受け具11と屋根6との間に、谷樋1のフランジ部と谷樋受け具10のフランジ部とが挟まれて、2つの屋根6の軒先間の開口部60の下方に谷樋1が支持されている。なお、受け具11と谷樋受け具10のフランジ部とは溶接やねじ止め等によって固着してもよい。
本実施形態の谷樋改修構造は、この既設の谷樋1の内側に防水シート2を敷き、この防水シート2をシート固定具3によって谷樋1に固定した構造となっている。
防水シート2は、水を通さないゴムなどの可撓性のシート材である。防水シート2としては、図3に示す表面に目印線を設けたコイル状の長尺のシート材から、適当な長さと幅とを切り出したものが好適に用いられる。目印線は、シート材の長手方向に一直線状に延びており、シート材の短手方向に多数平行に所定のピッチで設けられている。この目印線に合わせて切り出すことで、防水シート2は長手方向に亘って所定の幅を容易に確保できる。防水シート2の長さは、谷樋1の長手方向の長さ程度としている。そして、防水シート2の幅は、谷樋1の左右の側壁の内側面の上端部から下端部までの長さと、底壁の内側底面の左右の両端間の長さとを足し合わせた程度としている。なお、防水シート2は、その表面に耐候性の高いアクリルフィルム等を貼り付けたものを用いてもよい。
シート固定具3は、谷樋1上方の屋根軒先間の開口部60よりも幅狭の長尺形状に設けた固定具本体30を有し、金属もしくは樹脂、またはこれらを複合したもので形成されている。図2に示す長尺形状の固定具本体30は、その長手方向つまり左右方向に伸縮自在であり、前後方向の幅が、谷樋1の上方の屋根軒先間の開口部60よりも幅狭となっている。この固定具本体30の左端部(長手方向の一方の端部)には、上方に向けて突出する2つの帯保持部34と、下方に向けて突出する1つの第一保持部31とが形成されている。また、固定具本体30の右端部(長手方向の他方の端部)には、上方に向けて突出する2つの帯保持部34と、下方に向けて突出する1つの第二保持部32とが形成されている。固定具本体30の左右端部それぞれの2つの帯保持部34は前後に離れて並んでいる。固定具本体30の左右端部は形状が同じであるので、固定具本体30の右端部の構成について詳しく説明する。
固定具本体30の右端部の第二保持部32は、少なくとも、谷樋1の右側の内側面の上部と、谷樋1の内側底面と谷樋1の右側の内側面とのコーナー部とに防水シート2を押し当てることができる。詳しくは、第二保持部32は、右側の側面(外側面)が、谷樋1の右側の内側面と略平行となるように形成されており、防水シート2を谷樋1の右側の内側面の上部から下端部に亘って押し当てることができる。さらに、第二保持部32の下端部には、左側(内側)に向けて突出する底押し当て部8を備えている。この底押し当て部8によって、谷樋1の底壁の内側底面の右端部に防水シート2を押し当てることができる。なお、第二保持部32は、この底押し当て部8を備えていていないものであってもかまわない。
固定具本体30の右端部の帯保持部34は、図4に示すように、前後方向に延びた矩形長板状の帯状部材4を保持する部位である。帯保持部34は、図1に示すように、第二保持部32よりも若干内側(左側)に位置しており、保持した帯状部材4の右側の側面と、第二保持部32の右側の側面とが略面一となるように、帯状部材4を保持する。これにより、帯状部材4によって防水シート2の右側の端部(一側部分)を、谷樋1の右側の内側面の上部に、前後方向に亘って押し当てて保持することができる。本実施形態では、帯状部材4は、図5に示すように、前後方向の両端部が折り返し形状となっている。この折り返し部40を、図4に示すように、帯保持部34に係止させることによって、帯状部材4を前後方向にずれ難い状態で保持することができる。なお、帯状部材4は、前後方向の両端部に折り返し部40を備えないものであってもよい。
左右方向(長手方向)に伸縮自在の固定具本体30は、その左右方向の中央部に、第一保持部31と第二保持部32との間隔を調整する調整部33を備えている。本実施形態では、固定具本体30は、中央部材36と、第一保持部31を左端部に備える左側部材37と、第二保持部32を右端部に備える右側部材38とから構成される。左側部材37と右側部材38とがそれぞれ中央部材36に対して左右方向にスライド自在で且つ左右方向の位置が固定自在となるように接続されることで、上述の調整部33を構成する。詳しくは、中央部材36の左右の端部にはそれぞれ、ねじ挿入孔7が穿設されており、左側部材37の右端部と右側部材38の左端部には、左右方向に長いスライド孔71,72が穿設されている。このねじ挿入孔7とスライド孔71,72とは上下方向に合わせて蝶ナット等の固着具73で連結されている。これにより、左側部材37と右側部材38とはそれぞれ、スライド孔71,72に沿って左右方向にスライド自在である。そして、この固着具73をかたく締めることで、左側部材37と右側部材38とは中央部材36に対する左右方向の位置を固定することができる。
左側部材37上面と右側部材38上面それぞれのスライド孔71,72の周縁部には、前後方向(幅方向)に一直線の目印74が多数左右方向に平行に等ピッチとなるように設けられている。この目印74に中央部材36の左右方向の端面を合わせることで、左側部材37と右側部材38とはそれぞれ、中央部材36に対する左右方向の位置調整を簡単に行うことができる。なお、本実施形態とは逆に、中央部材36の左右両端部に左右方向に長いスライド孔71,72を穿設し、左側部材37の右端部と右側部材38の左端部とにそれぞれねじ挿入孔7を穿設してもかまわない。
固定具本体30の中央部材36には、上方に延びた矩形板状の上側部材39が固定されている。上側部材39の上端部には、前後方向の一方に向けて突出するカバー材保持部35を備えている。カバー材保持部35は、後述するカバー材5を保持する部位である。そして、上側部材39の下端部には、カバー材保持部35と同方向に向けて突出する固定部9を備えている。固定部9は上面が中央部材36の中央部下面に固定されており、固定部9の下面は、左側部材37下面と右側部材38下面と面一かあるいは、それよりも上方に位置している。これにより上側部材39が左側部材37と右側部材38のスライド移動を邪魔しないようになっている。
上側部材39は、保持したカバー材5が、谷樋1上方の屋根軒先間の開口部60上方に位置するように所定の上下長さで形成されている。上側部材39は、図示しないが、上下方向の長さが伸縮自在となるように形成してもよく、これによれば谷樋1上方の屋根軒先間の開口部60上方の好適な位置にカバー材5を位置させることができる。
上述したカバー材5は、前後方向に延びた矩形長板状のものであり、カバー材5の下部には、カバー材保持部35に着脱自在に取り付け可能な取付部50を備える。カバー材5を、谷樋1上方の屋根軒先間の開口部60上方に保持することで、この開口部60から落ち葉等のごみが谷樋1の内側に入り込んでくることを抑制できる。カバー材5としては、遮光性を備えたものを用いてもよく、これによれば谷樋1に固定した防水シート2に直射日光が当たることを抑制して、防水シート2の劣化を抑えることができる。
上述した防水シート2とシート固定具3とを用いて、既設の谷樋1を改修する改修方法の一例について説明する。
まず、既設の谷樋1内を洗浄し、落ち葉や汚れの除去を行う。続いて、2つの屋根軒先間の開口部60から谷樋1の内側に防水シート2を撓ませて挿入する。ここで、防水シート2は予め谷樋1に合わせて所定の長さ及び幅に切り出したものを用いる。
そして、防水シート2を広げて、谷樋1の右側の側壁の内側面から底壁の内側底面、そして、左側の側壁の内側面へと沿わせる。なお、谷樋1の長手方向の端部では、防水シート2を八千代折にして止めつける等して、その端部の内面を防水シート2で覆うようにする。
そして、シート固定具3の上端のカバー材保持部35を掴み、シート固定具3の固定具本体30の長手方向と谷樋1の長手方向とが平行になるようにして、開口部60からシート固定具3を谷樋1の内側へと挿入する。その後、固定具本体30を回転させ、谷樋1の左右の内側面に第一保持部31と第二保持部32とをそれぞれ対向させる。
そして、シート固定具3の第一保持部31と第二保持部32の下端の底押し当て部8を、防水シート2を介して谷樋1の底壁の内側底面に押し当てながら、調整部33によって第一保持部31と第二保持部32との間隔を広げていく。つまり、中央部材36に対して、左側部材37を左側にスライドさせ、右側部材38を右側にスライドさせる。そして、第一保持部31が、防水シート2を介して谷樋1の左側の内側面に押し当り、第二保持部32が、防水シート2を介して谷樋1の右側の内側面に押し当った状態で、固着具73をかたく締め、第一保持部31と第二保持部32との間隔を固定する。このとき、シート固定具3の第一保持部31と第二保持部32の下端の底押し当て部8はそれぞれ、防水シート2を介して谷樋1の底壁の内側底面の左右端部に押し当たる。なお、上述した第一保持部31と第二保持部32との間隔の調整は、固定具本体30の中央部材36が谷樋1上方の屋根軒先間の開口部60の左右方向の中央に位置する状態を保ちながら行うことが好ましい。このようにすれば、カバー材保持部35を、開口部60の左右方向の中央に位置させることができる。
上述したような手順で、複数のシート固定具3を、谷樋1の長手方向に所定の間隔をおきながら配置する。ここで、隣り合うシート固定具3の各帯保持部34に帯状部材4の折り返し部40を係止させることができるように各シート固定具3間の間隔を設定する。
そして、谷樋1の長手方向に並んだ複数のシート固定具3の各帯保持部34に、帯状部材4を掛け渡して係止させて保持させる。さらに、この谷樋1の長手方向に並んだ複数のシート固定具3のカバー材保持部35に、カバー材5の取付部50を取り付け、このカバー材5によって屋根軒先間の開口部60上方を覆う。
以上まとめると、本実施形態の谷樋改修構造は、既設の谷樋1の内側に敷いた可撓性の防水シート2をシート固定具3で谷樋1に固定した谷樋改修構造である。シート固定具3は、谷樋1上方の屋根軒先間よりも幅狭の長尺形状に設けた固定具本体30を有し、固定具本体30の長手方向の一端部に第一保持部31を備え、固定具本体30の長手方向の他端部に第二保持部32を備え、固定具本体30に第一保持部31と第二保持部32との間隔を調整する調整部33を備える。そして、第一保持部31によって谷樋1の一方の内側面に防水シート2の一側部分を押し当てて保持し、第二保持部32によって谷樋1の他方の内側面に防水シート2の他側部分を押し当てて保持している。
このように谷樋1の改修に、可撓性の防水シート2と、谷樋1上方の屋根軒先間よりも幅狭の長尺形状のシート固定具3とを用いることで、屋根軒先間が狭くてもそれに対応して、谷樋1の内側に防水シート2とシート固定具3とを入れて改修作業を行うことができる。この谷樋1内側に入れたシート固定具3を回転させ、調整部33により第一保持部31と第二保持部32との間隔を広げることによって、第一保持部31と第二保持部32とで防水シート2を谷樋1の両内側面に固定して、谷樋1内側を防水シート2で覆うことができる。よって、上述した本実施形態の谷樋改修構造は、屋根軒先間が狭いところでも対応して改修することができて、既設の谷樋1の防水性の回復を図ることができる。
また、本実施形態の谷樋改修構造では、第一保持部31と第二保持部32とは、谷樋1の内側面の上部と、谷樋1の内側底面と内側面とのコーナー部とに、防水シート2を押し当てて保持している。
このような構成とすることで、本実施形態の谷樋改修構造では、シート固定具3によって防水シート2を谷樋1の内側の面に近い形状で谷樋1に固定することができる。これにより、防水シート2で覆われた谷樋1は、もともとの形状と略変わらない状態で、防水性の回復を図ることができる。
また、本実施形態の谷樋改修構造では、固定具本体30の一端部と他端部とにそれぞれ帯保持部34を備えたシート固定具3を、谷樋1の長手方向に複数配置している。そして、谷樋1の長手方向に延びた帯状部材4を、谷樋1の長手方向に並んだ各帯保持部34に掛け渡して保持し、帯状部材4によって防水シート2を谷樋1の内側面に押し当てて保持している。
このような構成とすることで、複数のシート固定具3と、この複数のシート固定具3の長手方向に並んだ各帯保持部34に掛け渡して保持した帯状部材4とによって、防水シート2を谷樋1に長手方向に亘って固定することができる。これにより、シート固定具3間の防水シート2のたれ落ちを抑制して、谷樋1の防水性の回復を長手方向に亘って図ることができる。
また、本実施形態の谷樋改修構造では、カバー材保持部35を備えたシート固定具3を、谷樋1の長手方向に複数配置している。そして、谷樋1の長手方向に延びたカバー材5を、谷樋1の長手方向に並んだ各カバー材保持部35に掛け渡して保持するとともに、カバー材5を谷樋1上方の屋根軒先間の上方に保持している。
このような構成とすることで、複数のシート固定具3の長手方向に並んだ各カバー材保持部35に掛け渡して保持したカバー材5によって、谷樋1上方の屋根軒先間の上方を覆うことができる。これにより、この屋根軒先間から谷樋1内へと落ち葉等のごみが入り込むことを抑制できる。また、カバー材5として遮光性のものを用いれば、谷樋1に固定した防水シート2に日光が直射されることを抑制できるので、防水シート2の劣化を抑えて谷樋1の防水性を長期に亘って保持することができる。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 谷樋
2 防水シート
3 シート固定具
30 固定具本体
31 第一保持部
32 第二保持部
33 調整部
34 帯保持部
35 カバー材保持部
4 帯状部材
5 カバー材
6 屋根

Claims (4)

  1. 既設の谷樋の内側に敷いた可撓性の防水シートをシート固定具で前記谷樋に固定した谷樋改修構造であって、
    前記シート固定具は、前記谷樋上方の屋根軒先間よりも幅狭の長尺形状に設けた固定具本体を有し、前記固定具本体の長手方向の一端部に第一保持部を備え、前記固定具本体の長手方向の他端部に第二保持部を備え、前記固定具本体に前記第一保持部と前記第二保持部との間隔を調整する調整部を備え、前記第一保持部によって前記谷樋の一方の内側面に前記防水シートの一側部分を押し当てて保持し、前記第二保持部によって前記谷樋の他方の内側面に前記防水シートの他側部分を押し当てて保持することを特徴とする谷樋改修構造。
  2. 前記第一保持部と前記第二保持部とは、前記谷樋の前記内側面の上部と、前記谷樋の内側底面と前記内側面とのコーナー部分とに、前記防水シートを押し当てて保持することを特徴とする請求項1に記載の谷樋改修構造。
  3. 前記固定具本体の前記一端部と前記他端部とにそれぞれ帯保持部を備えた前記シート固定具を、前記谷樋の長手方向に複数配置し、
    前記谷樋の長手方向に延びた帯状部材を、前記谷樋の長手方向に並んだ各帯保持部に掛け渡して保持し、
    前記帯状部材によって前記防水シートを前記谷樋の前記内側面に押し当てて保持することを特徴とする請求項1または2に記載の谷樋改修構造。
  4. カバー材保持部を備えた前記シート固定具を、前記谷樋の長手方向に複数配置し、
    前記谷樋の長手方向に延びた板状のカバー材を、前記谷樋の長手方向に並んだ各カバー材保持部に掛け渡して保持するとともに、前記カバー材を前記谷樋上方の屋根軒先間の上方に保持することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の谷樋改修構造。
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