JP2572874Y2 - 標尺結合金具 - Google Patents

標尺結合金具

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JP2572874Y2
JP2572874Y2 JP1991097990U JP9799091U JP2572874Y2 JP 2572874 Y2 JP2572874 Y2 JP 2572874Y2 JP 1991097990 U JP1991097990 U JP 1991097990U JP 9799091 U JP9799091 U JP 9799091U JP 2572874 Y2 JP2572874 Y2 JP 2572874Y2
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Inventor
勝行 木俣
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有限会社山行舎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、測量用の標尺を結合す
るために用いられる標尺結合金具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般測量において使用する標尺を縦横に
クロスさせると同時にスライドさせ得るように結合すれ
ば、例えば側溝の深さと幅などのように直交する2方向
の測定を同時に行なうことが可能となるが、このような
標尺の結合金具は実公昭63−19763号によって既
に提案されている。この結合金具は、2本の標尺を夫々
スライド自在に取り付ける表裏一対の片側金具を背中合
わせに重合させ、その重合部を回動自在に連結させると
ともに、両重合部に対向状に設けた係止孔と係合突起の
係合作用によって、両重合部が直交及び並行する位置で
夫々固定されるように構成されている。そして、表裏一
対の片側金具を連結する具体的な方法としては、従来、
図6に示すように、両重合部a,a’の中央部に相対応
させて嵌挿孔b,b’を開口する一方、低い窪み部c,
c’が中央部に設けられた表裏一対の円板状の弾板d,
d’を別体形成し、該弾板d,d’の両窪み部c,c’
を前記重合部a,a’の嵌挿孔b,b’に対向状に嵌合
するとともに、両窪み部c,c’の中心部を鋲eによっ
て加圧状態で回転自在に軸着して、両窪み部c,c’の
弾発作用を介して両弾板d,d’の周縁部で前記重合部
a,a’を挟持することにより、一対の片側金具の連結
を行なわせるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うな連結方法にあっては表裏一対の片側金具に対して弾
板d,d’を別体形成しているため、部品点数が多くな
る欠点があり、また、片側金具の連結作業に先立って両
重合部a,a’の相対応する位置に嵌挿孔b,b’を開
口する作業と、両弾板d,d’に窪み部c,c’を形成
し、かつ、その中心部に鋲eの挿通孔を穿設する作業が
必要であるため、作業工程が多くなる欠点がある。さら
に連結時においては両重合部a,a’の嵌挿孔b,b’
を一致させた状態でその両側から弾板d,d’を夫々宛
がって保持し、該弾板d,d’を鋲eで軸着しなければ
ならないためその組み付け作業が面倒であるという欠点
を有している。
【0004】本考案は上述のような従来の実状に鑑みて
その改善を試みたものであって、本考案の課題は部品点
数と作業工程を減らして製造コストの低減化を計るとと
もに、片側金具の連結時における組み付け作業を容易化
し、その作業性を向上させる点にある。そしてその具体
的な手段と作用は次のとおりである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ばね鋼を素材
に用いて形成した表裏一対の片側金具の重合部を背中合
わせに重合させ、両重合部の中央部に表裏両側に膨出さ
せて凸部を設け、両凸部の中心部に挿通させた鋲によっ
て両凸部を圧縮状態で回動自在に軸着したことを特徴と
するものである。
【0006】
【作用】両凸部が圧縮状態で軸着されていることによ
り、該凸部に弾発力が生じて両重合部を圧接させる作用
が得られる。これにより片側金具に重量のある標尺を装
着しても使用時にガタつくことがなく、また、係止孔に
対して係合突起を確実に係合させることができるので標
尺が直交及平行する位置を強固に保持することができ
る。
【0007】
【実施例】以下に本考案の一実施例を、例示の図面につ
いて説明する。図面において、1a,1bは標尺結合金
具を構成する表裏一対の片側金具であって、該片側金具
1a,1bはばね鋼を素材に用いて形成される。該片側
金具1a,1bは平板状の重合部2a,2bが背中合わ
せに重合され、該重合部2a,2bの中央部には表裏両
側に膨出する凸部3a,3bが設けられる。両凸部3
a,3bの中心部には鋲4の挿通孔5a,5bが穿設さ
れ、該挿通孔5a,5bに挿通した鋲4の両端部を軸方
向に加圧してカシメ付けることにより、両凸部3a,3
bを圧縮状態で回動自在に軸着させるとともに、両凸部
3a,3bの弾発力によって前記重合部2a,2bを圧
接させるように設けられる。
【0008】前記重合部2a,2bには鋲4を支点とし
て該重合部2a,2bを回動させたときに少なくとも該
重合部2a,2bが直交し、また、並行する位置で夫々
固定されるように一方の重合部2aに複数の係止孔6a
…が設けられ、他方の重合部2bには前記係止孔6a…
に係合される複数の係合突起6b…が設けられる。
【0009】また、前記重合部2a,2bの各両側端に
は該重合部2a,2bの表裏両側位置にL字型の挟持縁
7a,8a及び7b,8bが内向きに対設され,該挟持
縁7a,8a及び7b,8b内には夫々合成樹脂製のガ
イド9…が爪部9’,9’によって嵌着される。各ガイ
ド9…には断面コ字型のガイド溝10が内向きに刻設さ
れ、このガイド溝10に標尺wの側縁部を係合させるこ
とにより、挟持縁7a,8a及び7b,8b間に標尺w
をスライド自在に挟持させるように設けられる。
【0010】さらに各片側金具1a,1bの一方の挟持
縁7a,7bには夫々固定ネジ11,11が進退自在に
螺合され、該固定ネジ11,11の螺入操作によってそ
の先端部に当接されたシム板12で前記ガイド9を背面
から押圧して前記標尺wを締め付けることにより、該標
尺wを任意の位置で固定するように設けられる。
【0011】上述の構成からなる連結金具を使用するに
は、各片側金具1a,1bの挟持縁7a,8a及び7
b,8b間に各ガイド9…のガイド溝10を介して2本
の標尺wを挟持させ、図3に示すように該2本の標尺w
が直角に交叉するように回動させると、重合部2bの係
合突起6b…が重合部2aの係止孔6a…に係合されて
2本の標尺wが直角に保持される。この状態で図4に示
すように側溝の深さと幅を同時に測定することができ
る。また、図5に示すように結合金具を2個使用して3
本に標尺wを門型に結合することもでき、このようにす
ると測定をより容易に行なうことが可能となる。さらに
携帯時には前記係合突起6b…と係止孔6a…の係合を
介して標尺を結合した状態で並行に保持することができ
る。
【0012】
【考案の効果】本考案は、上述のように、一対の片側金
具をばね鋼を素材に用いて形成し、背中合わせにした重
合部の中央部に表裏両側に膨出させて凸部を設け、両凸
部の中心部に挿通させた鋲によって両凸部を圧縮状態で
軸着したことにより、従来のように弾板を別体形成した
り、該弾板を嵌合する嵌挿孔を前記両重合部に設ける作
業が不要となり、その結果、部品点数と作業工程が少な
くなり製造コストを低減させることが可能となった。
【0013】また、上述のように背中合わせにした両重
合部の凸部を鋲によって軸着するだけの簡単な作業でよ
いため、従来と比較して組み付け作業が容易になり、そ
の作業性を向上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る標尺結合金具の正面図である。
【図2】同上の側断面図である。
【図3】同上の作用状態を示す正面図である。
【図4】同上の一使用例を示す説明図である。
【図5】同上の他の使用例を示す説明図である。
【図6】従来の標尺結合金具の連結構造を示す側断面図
である。
【符号の説明】
1a,1b 片側金具 2a,2b 重合部 3a,3b 凸部 4 鋲 6a 係止孔 6b 係合突起 w 標尺

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の標尺を夫々スライド自在に取り付
    ける表裏一対の片側金具を背中合わせに重合させ、両重
    合部を回動自在に連結させるとともに、両重合部が直交
    及び並行する位置で夫々固定されるように両重合部に係
    止孔と係合突起を対向状に設けて成る標尺結合金具にお
    いて、ばね鋼を素材に用いて前記一対の片側金具を形成
    し、該片側金具の重合部の中央に表裏両側に膨出させて
    凸部を設け、両凸部の中心部に挿通させた鋲によって両
    凸部を圧縮状態で回動自在に軸着したことを特徴とする
    標尺結合金具。
JP1991097990U 1991-10-30 1991-10-30 標尺結合金具 Expired - Lifetime JP2572874Y2 (ja)

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JPH0538522U JPH0538522U (ja) 1993-05-25
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JP2569151Y2 (ja) * 1992-09-18 1998-04-22 株式会社タジマツール 標尺結合金具

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