JP2571656Y2 - 細径薄肉金属管と可撓ホースとの接続構造 - Google Patents

細径薄肉金属管と可撓ホースとの接続構造

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JP2571656Y2 JP5321192U JP5321192U JP2571656Y2 JP 2571656 Y2 JP2571656 Y2 JP 2571656Y2 JP 5321192 U JP5321192 U JP 5321192U JP 5321192 U JP5321192 U JP 5321192U JP 2571656 Y2 JP2571656 Y2 JP 2571656Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般に自動車或いは各種
の機械、装置等に水、燃料、油等の液体もしくは空気等
の気体の供給路として配設される管径15m/m、肉厚
1.2m/m程度以下の比較的細径薄肉金属管とゴムホ
ース或いは樹脂チューブ(以下単に可撓ホースと称す)
との接続構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、管径の異なる金属管と可撓ホース
の接続構造としては例えば図5に示すように、金属管(1
1)の端部に設けた膨出壁(12)を、段部(15)を有する拡径
壁(13)の先端部に形成して、該膨出壁に連る拡径壁(13)
部に亘って、可撓ホース(14)を直接差し込んでバンド(1
6)により緊締して構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術においては、特に電縫管からなる金属管
(11)の場合にあって、拡径に伴う段部(15)を有する拡径
壁(13)及び特にその後の加工による膨出壁(12)部での突
き合せ部にしばしば剥離を生ぜしめる傾向にあり、また
拡径壁(13)の一層の肉薄化によって該拡径壁部に機械的
強度の劣化を招き、且つその根元の段部(15)に生ずる拡
径に伴う加工応力の残留とその後の使用に伴う振動によ
り生ずる疲労応力の集中によって、配設状態にあって拡
径部附近にしばしば亀裂、折損を招く問題を有するもの
であった。
【0004】更に直接差し込んでなる可撓ホース(14)の
構造により、その差し込み時に金属管(11)の端周縁によ
って内周面に擦れ傷を生ぜしめることとなり、気密性を
損って接続を不安定となす等の問題を有することとなっ
た。
【0005】本考案は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、従来技術のように拡径壁の形成
を一切不要となして金属管側の端部附近での原径そのま
まの状態によって太さの異なる可撓ホースの接続を可能
となしてその適用範囲を広め、更に電縫管にあっても端
部附近の突き合せ部での剥離の憂いをなくすと共に、該
端部附近での亀裂、折損等に対する機械的強度を充分と
なし、また可撓ホース接続時の該ホース内周面での擦れ
傷発生の憂いをなくして安定した接続を保持することの
できる細径薄肉金属管と可撓ホースとの接続構造を提案
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、金属管の端部もしくは端部附近に外方への環
状膨出壁或いは鍔壁のような環状突出壁を設け、該突出
壁の少なくとも最外側の突出壁部に跨り原径周壁部に亘
って、樹脂材からなる短寸状の筒片を密合状に被着して
介在した状態で、その外側に可撓ホースを弾圧状に係着
して連接、構成した細径薄肉金属管と可撓ホースとの接
続構造を要旨とするものであり、更に前記筒片の被着に
おいて好ましくはシール剤若くは接着剤を敷設して構成
するものである。
【0007】
【作用】本考案はこのように構成されているため、前記
金属管の端部附近に、好ましくはシール剤若くは接着剤
を介して樹脂製の筒片を密合状に被着することにより、
金属管側での拡径壁の形成を一切不要となし、金属管の
端部附近での原径そのままの状態によって太さの異なる
可撓ホースを接続するに際し、単に肉厚の適宜選定によ
る筒片の被着により直ちに接続可能となしてその適用範
囲を広めることができ、更に電縫管にあっても端部附近
での突き合せ部での剥離の憂いをなくすと共に、前記原
径による不変肉厚によって該端部附近での亀裂、折損等
に対する機械的強度を充分となし、また可撓ホース接続
時の金属管の端周縁による該ホース内周面での擦れ傷発
生の憂いをなくして安定した接続を保持することができ
ることとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本考案の細径薄肉金属管と可撓ホースと
の接続構造を示す一部切欠きによる平面図、図2は他の
実施例の同上図1相当図、図3は更に他の実施例の図1
相当図、図4は更に別の実施例の図1相当図であって、
(1) は前記管径および肉厚寸法程度からなる炭素鋼材に
よる細径薄肉状の金属管であり、その端部(図1、図
4)もしくは端部附近(図2)に外方へのバルジ部或い
はスプール部からなる環状の膨出壁(2) (図1、図2)
または鍔壁(2")(図4)のような環状突出壁を設けてな
るものである。(3) は長さ25m/m乃至40m/m程
度の樹脂材からなる短寸状の筒片であって、前記膨出壁
(2) 部或いは鍔壁(2")部に跨り原径周壁部に亘って密合
状に被着してなるものである。尚樹脂材(3) を熱収縮性
チューブとすれば、低温加熱により収縮して被着できる
ため、その被着作業が一層容易となる。(4) は可撓ホー
スであり、筒片(3) を介在した状態でその外側に前記膨
出壁(2) 或いは鍔壁(2")部に弾圧状に係着して連接して
なるものである。尚前記した各実施例は環状突出壁を1
つ設けたものを説明したが、本考案はこれに限らず図3
のように2つ又はそれ以上設けてもよい。図3は端部に
スプール部から成る膨出壁(2) を、またこの膨出壁から
間隔をおいてバルジ部から成る膨出壁(2')を設けたもの
で、筒片(3)は両膨出壁(2) 、(2')間で終端している
が、第2の膨出壁(2')を跨って延長して設けてもよい。
次に、(5) は内部を流通する流体が高圧の場合に必要に
応じて備える緊締バンド(図2、図4)であり、また
(6) は前記被着において所望に応じて使用する敷設した
内部流体に対する非溶解性のシール剤若くは接着剤(図
4)である。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように本考案による細径薄
肉金属管と可撓ホースとの接続構造は、金属管(1) 側の
少なくとも1つの環状膨出壁(2) 部または鍔壁(2')部の
少なくとも最外側のものに跨って原径周壁部に亘って、
好ましくはシール剤若くは接着剤を介して別体からなる
前記筒片(3) を密合状に被着せしめ、該筒片を介在した
状態で可撓ホース(4) を連接して構成するため、従来技
術のような拡径壁の形成を一切不要とし、金属管(1) 側
の端部附近での原径そのままの状態によって太さの異な
る可撓ホース(4) を接続する際に、単に肉厚の適宜選定
による筒片(3) の被着により直ちに接続可能となしてそ
の適用範囲を広めることができ、更に電縫管にあっても
端部附近の突き合せ部での剥離の憂いをなくすと共に、
前記原径による不変肉厚によって該端部附近での亀裂、
折損等に対する機械的強度を充分となし、更に可撓ホー
ス(4) 接続時の金属管(1) の端周縁による該ホース内周
面での擦れ傷発生の憂いをなくして安定した接続を保持
することができる等、極めて有用な細径薄肉金属管と可
撓ホースとの接続構造である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の細径薄肉金属管と可撓ホースとの接続
構造を示す一部切欠きによる平面図である。
【図2】他の実施例の同上図1相当図である。
【図3】更に他の実施例の同上図1相当図である。
【図4】更に別の実施例の同上図1相当図である。
【図5】従来例を示す細径薄肉金属管と可撓ホースとの
接続構造の一部切欠きによる平面図である。
【符号の説明】
1 金属管 2、2′ 膨出壁 2″ 鍔壁 3 筒片 4 可撓ホース 6 接着剤

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管(1) の端部もしくは端部附近に外
    方への少なくとも1つの環状突出壁(2、2';2") を設
    け、該突出壁の少なくとも最外側の突出壁部に跨り原径
    周壁部に亘って、樹脂材からなる短寸状の筒片(3) を密
    合状に被着して介在した状態で、その外側に可撓ホース
    (4) を弾圧状に係着して連接構成したことを特徴とする
    細径薄肉金属管と可撓ホースとの接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記筒片(3) の被着にお
    いて、シール剤若くは接着剤(6) を敷設して構成したこ
    とを特徴とする細径薄肉金属管と可撓ホースとの接続構
    造。
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