JP2571531Y2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2571531Y2 JP2571531Y2 JP1991056423U JP5642391U JP2571531Y2 JP 2571531 Y2 JP2571531 Y2 JP 2571531Y2 JP 1991056423 U JP1991056423 U JP 1991056423U JP 5642391 U JP5642391 U JP 5642391U JP 2571531 Y2 JP2571531 Y2 JP 2571531Y2
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- louver
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- Air-Flow Control Members (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,例えば除湿機等の空気
調和機に係り,詳しくは,空気吹出口に設けられるルー
バの構造に関するものである。
調和機に係り,詳しくは,空気吹出口に設けられるルー
バの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に,空気調和機の一例である除湿機
の内部構造を示す。同図において,圧縮機1で圧縮され
た冷媒ガスは放熱器2で冷却され,高温高圧の液体とな
ってドライヤ(不図示)で乾燥される。その後,毛細管
(不図示)で減圧され,冷却器3で気化することにより
該冷却器3を冷却する。上記冷却器3で気化した低温の
冷媒ガスと冷媒液との混合冷媒は,配管内で気化して冷
媒ガスとなり,圧縮機1に吸入される。このようにして
冷凍サイクルが構成されている。そして,送風用のファ
ン4によって空気吸込口9より吸い込まれた空気は,フ
ィルタ7を通過する際に浄化され,更に上記冷却器3に
よって冷却される。このとき,空気中の水分が上記冷却
器3に付着して除湿水となり,ドレン受け皿5で集水さ
れる。その後,上記除湿水は,ドレン口8を通ってドレ
ンタンク6に滴下し貯留される。上記のようにして除湿
された空気は,それぞれにルーバを備えた上部吹出口1
0または後部吹出口12から選択的に室内へ向けて吹き
出される。同図に示す状態では,ダンパ11にて上記後
部吹出口12が閉鎖されていることにより,上記空気は
上記上部吹出口10から上方へ向けて吹き出される。他
方,図5に示すように,上記ダンパ11を回動操作して
上記上部吹出口10を閉鎖することにより,上記空気は
上記後部吹出口12より背面下方へ向けて吹き出され
る。
の内部構造を示す。同図において,圧縮機1で圧縮され
た冷媒ガスは放熱器2で冷却され,高温高圧の液体とな
ってドライヤ(不図示)で乾燥される。その後,毛細管
(不図示)で減圧され,冷却器3で気化することにより
該冷却器3を冷却する。上記冷却器3で気化した低温の
冷媒ガスと冷媒液との混合冷媒は,配管内で気化して冷
媒ガスとなり,圧縮機1に吸入される。このようにして
冷凍サイクルが構成されている。そして,送風用のファ
ン4によって空気吸込口9より吸い込まれた空気は,フ
ィルタ7を通過する際に浄化され,更に上記冷却器3に
よって冷却される。このとき,空気中の水分が上記冷却
器3に付着して除湿水となり,ドレン受け皿5で集水さ
れる。その後,上記除湿水は,ドレン口8を通ってドレ
ンタンク6に滴下し貯留される。上記のようにして除湿
された空気は,それぞれにルーバを備えた上部吹出口1
0または後部吹出口12から選択的に室内へ向けて吹き
出される。同図に示す状態では,ダンパ11にて上記後
部吹出口12が閉鎖されていることにより,上記空気は
上記上部吹出口10から上方へ向けて吹き出される。他
方,図5に示すように,上記ダンパ11を回動操作して
上記上部吹出口10を閉鎖することにより,上記空気は
上記後部吹出口12より背面下方へ向けて吹き出され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
に構成された従来の除湿機では,上部吹出口10または
後部吹出口12より択一的にのみ空気を吹き出させるこ
としかできず,両吹出口より適度な割合をもって吹き出
させ,効果的に室内へ分散させることができない。この
問題点を解決するものとして,複数の空気吹出口の内の
一つの空気吹出口のルーバの開閉動作に連動させて他の
空気吹出口のルーバを閉開動作させる連動機構を設けた
空気調和機などが既に公知であるが,それらはその連動
機構の動きが窮屈で滑らかさに欠けるために手動による
操作感が悪いものや,逆に連動機構の動きがぎくしゃく
し,動作精度が悪いものなどが多かった。そこで,本考
案は上記事情に鑑みて創案されたものであり,いずれか
のルーバを操作することにより,複数の空気吹出口より
空気を適度の割合で室内へ向けて吹き出させることので
きる空気調和機であって,ルーバを適度な滑らかさで正
確に動作させることが可能な空気調和機の提供を目的と
するのである。
に構成された従来の除湿機では,上部吹出口10または
後部吹出口12より択一的にのみ空気を吹き出させるこ
としかできず,両吹出口より適度な割合をもって吹き出
させ,効果的に室内へ分散させることができない。この
問題点を解決するものとして,複数の空気吹出口の内の
一つの空気吹出口のルーバの開閉動作に連動させて他の
空気吹出口のルーバを閉開動作させる連動機構を設けた
空気調和機などが既に公知であるが,それらはその連動
機構の動きが窮屈で滑らかさに欠けるために手動による
操作感が悪いものや,逆に連動機構の動きがぎくしゃく
し,動作精度が悪いものなどが多かった。そこで,本考
案は上記事情に鑑みて創案されたものであり,いずれか
のルーバを操作することにより,複数の空気吹出口より
空気を適度の割合で室内へ向けて吹き出させることので
きる空気調和機であって,ルーバを適度な滑らかさで正
確に動作させることが可能な空気調和機の提供を目的と
するのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に,本考案が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,複数の空気吹出口にそれぞれ可動ルーバを具備
し,上記複数の空気吹出口の内の一つの空気吹出口の可
動ルーバの開閉動作に連動させて他の空気吹出口の可動
ルーバを閉開動作させる連動機構が設けられ,更に上記
可動ルーバの内の少なくとも一つが揺動自在の平行な複
数枚のルーバにより構成されてなる空気調和機におい
て,上記連動機構が,上記両可動ルーバの回転中心を結
ぶ仮想的なリンクを固定リンクとし,上記両可動ルーバ
の上記回転中心からその一端までをそれぞれ1リンクと
し,更に上記両可動ルーバの上記一端同志を揺動自在に
連結された2つの接続リンクで揺動自在に接続した5連
節リンクで構成されると共に,上記接続リンクの内の一
つが,上記複数枚のルーバの内の少なくとも2枚のルー
バの揺動端同志を接続するリンクと一体的に接続されて
なる点に係る空気調和機である。
に,本考案が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,複数の空気吹出口にそれぞれ可動ルーバを具備
し,上記複数の空気吹出口の内の一つの空気吹出口の可
動ルーバの開閉動作に連動させて他の空気吹出口の可動
ルーバを閉開動作させる連動機構が設けられ,更に上記
可動ルーバの内の少なくとも一つが揺動自在の平行な複
数枚のルーバにより構成されてなる空気調和機におい
て,上記連動機構が,上記両可動ルーバの回転中心を結
ぶ仮想的なリンクを固定リンクとし,上記両可動ルーバ
の上記回転中心からその一端までをそれぞれ1リンクと
し,更に上記両可動ルーバの上記一端同志を揺動自在に
連結された2つの接続リンクで揺動自在に接続した5連
節リンクで構成されると共に,上記接続リンクの内の一
つが,上記複数枚のルーバの内の少なくとも2枚のルー
バの揺動端同志を接続するリンクと一体的に接続されて
なる点に係る空気調和機である。
【0005】
【作用】いずれかの空気吹出口に備えられたルーバを手
動または電動で例えば開動作させることにより,他の空
気吹出口に備えられたルーバはそれに連動して上記連動
機構を介して適度な滑らかさで正確に閉動作する。本
来,連節リンクは,4節の場合に,各リンクの位置が一
義的に決まるため安定した動きをなすが,リンクの自由
度が少ないため滑らかさに欠ける。その点,リンクの数
を増やしていくに従って(即ち,冗長性が多くなるに従
って)滑らかさは増大するが,逆にリンクの動きが不安
定となり,所望のルーバ開度が得られない問題を生じ
る。本考案では,上記連動機構として4連節リンクに1
本の冗長リンクを加えた5連節リンクを用いることによ
りリンクの動きに適度な滑らかさが与えられると共に,
上記5連節リンクの内の一つのリンクが,上記複数枚の
ルーバの内の少なくとも2枚のルーバの揺動端同志を接
続するリンク(各リンクの位置が一義的に決まる4連節
リンクを構成)と一体的に接続されていることにより,
5連節リンクの欠点である動きの不安定さが解消され,
ルーバの位置決めが正確に行える。従って,各ルーバを
適宜の開位置で停止させることにより,複数の空気吹出
口からそれぞれ適度の割合で空気を吹き出させることが
できる。また,動作されるルーバにてその空気吹出口を
完全に閉状態とすることにより,他の空気吹出口からは
最大量の空気が吹き出される。
動または電動で例えば開動作させることにより,他の空
気吹出口に備えられたルーバはそれに連動して上記連動
機構を介して適度な滑らかさで正確に閉動作する。本
来,連節リンクは,4節の場合に,各リンクの位置が一
義的に決まるため安定した動きをなすが,リンクの自由
度が少ないため滑らかさに欠ける。その点,リンクの数
を増やしていくに従って(即ち,冗長性が多くなるに従
って)滑らかさは増大するが,逆にリンクの動きが不安
定となり,所望のルーバ開度が得られない問題を生じ
る。本考案では,上記連動機構として4連節リンクに1
本の冗長リンクを加えた5連節リンクを用いることによ
りリンクの動きに適度な滑らかさが与えられると共に,
上記5連節リンクの内の一つのリンクが,上記複数枚の
ルーバの内の少なくとも2枚のルーバの揺動端同志を接
続するリンク(各リンクの位置が一義的に決まる4連節
リンクを構成)と一体的に接続されていることにより,
5連節リンクの欠点である動きの不安定さが解消され,
ルーバの位置決めが正確に行える。従って,各ルーバを
適宜の開位置で停止させることにより,複数の空気吹出
口からそれぞれ適度の割合で空気を吹き出させることが
できる。また,動作されるルーバにてその空気吹出口を
完全に閉状態とすることにより,他の空気吹出口からは
最大量の空気が吹き出される。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本考案を具体化し
た実施例につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本考案を具体化した一例であって,本考
案の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本考案の一実施例に係る除湿機の外観斜視
図,図2は図1におけるA−A´断面図,図3は図2の
B矢視部分における動作説明図である。また,図4及び
図5に示した前記従来の除湿機と共通する要素には,同
一の符号を使用すると共に,その詳細な説明は省略す
る。この実施例に係る除湿機は,図1及び図2に示す如
く,前記従来の除湿機と基本的構造をほぼ同様とし,こ
の従来の除湿機との相違点は,上部吹出口10及び後部
吹出口12にそれぞれ第1可動ルーバ13及び第2可動
ルーバ14を揺動自在に設けると共に,例えば上記第2
可動ルーバ14の開/閉動作に連動させて上記第1可動
ルーバ13を閉/開動作させる連動機構15を設けたこ
とである。即ち,図3に示す如く,上部吹出口10に
は,複数の第1可動ルーバ13が開位置((A)参照)
と閉位置((B)参照)との間で回動自在となるように
軸16にて軸支されている。また,後部吹出口12に
は,第2可動ルーバ14が閉位置((A)参照)と開位
置((B)参照)との間で回動自在となるように軸17
にて軸支されている。そして,上記各第1可動ルーバ1
3と上記第2可動ルーバ14とは連接棒18,19を介
して連結されている。また,図3に示すとおり,第1可
動ルーバ13,連接棒18,19,及び第2可動ルーバ
14は,4連節リンクに1本の冗長リンクを加えた5連
節リンクにより構成され,該5連節リンクが上記連動機
構15を構成している。更に,上記連接棒18は,上記
各第1可動ルーバ13の揺動端を接続するように構成さ
れている。本来,連節リンクは,4節の場合に各リンク
の位置が一義的に決まるため安定した動きをなすが,リ
ンクの自由度が少ないため滑らかさに欠ける。その点,
リンクの数を増やしていくに従って(即ち,冗長性が多
くなるに従って)滑らかさは増大するが,逆にリンクの
動きが不安定となり,所望のルーバ開度が得られない問
題を生じる。本実施例では,上記のように4連節リンク
に1本の冗長リンクを加えた5連節リンクを用いること
によりリンクの動きに適度な滑らかさが与えられると共
に,上記5連節リンクの内の一つのリンク(連接棒1
8)が,上記各第1可動ルーバ13の揺動端を接続する
ように構成されていることにより上記連接棒18の回転
自由度が規制され,5連節リンクの欠点である動きの不
安定さが解消され,ルーバの位置決めが正確に行える。
た実施例につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本考案を具体化した一例であって,本考
案の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本考案の一実施例に係る除湿機の外観斜視
図,図2は図1におけるA−A´断面図,図3は図2の
B矢視部分における動作説明図である。また,図4及び
図5に示した前記従来の除湿機と共通する要素には,同
一の符号を使用すると共に,その詳細な説明は省略す
る。この実施例に係る除湿機は,図1及び図2に示す如
く,前記従来の除湿機と基本的構造をほぼ同様とし,こ
の従来の除湿機との相違点は,上部吹出口10及び後部
吹出口12にそれぞれ第1可動ルーバ13及び第2可動
ルーバ14を揺動自在に設けると共に,例えば上記第2
可動ルーバ14の開/閉動作に連動させて上記第1可動
ルーバ13を閉/開動作させる連動機構15を設けたこ
とである。即ち,図3に示す如く,上部吹出口10に
は,複数の第1可動ルーバ13が開位置((A)参照)
と閉位置((B)参照)との間で回動自在となるように
軸16にて軸支されている。また,後部吹出口12に
は,第2可動ルーバ14が閉位置((A)参照)と開位
置((B)参照)との間で回動自在となるように軸17
にて軸支されている。そして,上記各第1可動ルーバ1
3と上記第2可動ルーバ14とは連接棒18,19を介
して連結されている。また,図3に示すとおり,第1可
動ルーバ13,連接棒18,19,及び第2可動ルーバ
14は,4連節リンクに1本の冗長リンクを加えた5連
節リンクにより構成され,該5連節リンクが上記連動機
構15を構成している。更に,上記連接棒18は,上記
各第1可動ルーバ13の揺動端を接続するように構成さ
れている。本来,連節リンクは,4節の場合に各リンク
の位置が一義的に決まるため安定した動きをなすが,リ
ンクの自由度が少ないため滑らかさに欠ける。その点,
リンクの数を増やしていくに従って(即ち,冗長性が多
くなるに従って)滑らかさは増大するが,逆にリンクの
動きが不安定となり,所望のルーバ開度が得られない問
題を生じる。本実施例では,上記のように4連節リンク
に1本の冗長リンクを加えた5連節リンクを用いること
によりリンクの動きに適度な滑らかさが与えられると共
に,上記5連節リンクの内の一つのリンク(連接棒1
8)が,上記各第1可動ルーバ13の揺動端を接続する
ように構成されていることにより上記連接棒18の回転
自由度が規制され,5連節リンクの欠点である動きの不
安定さが解消され,ルーバの位置決めが正確に行える。
【0007】上記のように構成された除湿機において,
例えば第2可動ルーバ14を(A)に示す閉状態からそ
の先端部を把持して反時計方向へ回動させることによ
り,上部吹出口10に設けられた第1可動ルーバ13は
該上部吹出口10を閉鎖するように揺動される。そし
て,上記第2可動ルーバ14にて後部吹出口12が完全
に開放されたとき((B)参照),上記上部吹出口10
は完全に閉鎖されてこの後部吹出口12より最大量の空
気が吹き出される。そして,上記第2可動ルーバ14を
時計方向へ回動させることにより,上記第1可動ルーバ
13は上述した手順とは反対の手順にて動作する。上記
のような開閉動作において,上記第2可動ルーバ14及
び第1可動ルーバ13を適宜の開位置で停止させること
により((C)参照),上部吹出口10及び後部吹出口
12よりそれぞれ適度の割合で空気が吹き出される。以
上の第2可動ルーバ14と第1可動ルーバ13との連動
動作は,第1可動ルーバ13,連接棒18,19,及び
第2可動ルーバ14よりなる,一つのリンク(連接棒1
8)の回転自由度が規制された5連節リンクにより適度
な滑らかさで行われるため,リンクの自由度が少ないた
め滑らかさに欠ける4連節リンクに比べて,手動による
操作感は滑らかな良好なものとなり,更に,5連節以上
のリンクの欠点であるリンクの動きが不安定となって所
望のルーバ開度が得られないといった問題も生じない。
なお,上記実施例において,例えば上記第2可動ルーバ
14を自動的に回動駆動するようにモータを連結するこ
とにより,該第2可動ルーバ14及び第1可動ルーバ1
3をそれぞれ自動的に首振り動作させることができる。
また,上記第2可動ルーバ14を上記第1可動ルーバ1
3の場合のように複数併設することにより,後部吹出口
12からの空気に対する制流効果は高められる。更にま
た,上記実施例では除湿機を例に説明しているが,本考
案に係る技術は,上記のような吹出口を備えたその他の
空気調和機にも適応し得る技術であることはいうまでも
ない。
例えば第2可動ルーバ14を(A)に示す閉状態からそ
の先端部を把持して反時計方向へ回動させることによ
り,上部吹出口10に設けられた第1可動ルーバ13は
該上部吹出口10を閉鎖するように揺動される。そし
て,上記第2可動ルーバ14にて後部吹出口12が完全
に開放されたとき((B)参照),上記上部吹出口10
は完全に閉鎖されてこの後部吹出口12より最大量の空
気が吹き出される。そして,上記第2可動ルーバ14を
時計方向へ回動させることにより,上記第1可動ルーバ
13は上述した手順とは反対の手順にて動作する。上記
のような開閉動作において,上記第2可動ルーバ14及
び第1可動ルーバ13を適宜の開位置で停止させること
により((C)参照),上部吹出口10及び後部吹出口
12よりそれぞれ適度の割合で空気が吹き出される。以
上の第2可動ルーバ14と第1可動ルーバ13との連動
動作は,第1可動ルーバ13,連接棒18,19,及び
第2可動ルーバ14よりなる,一つのリンク(連接棒1
8)の回転自由度が規制された5連節リンクにより適度
な滑らかさで行われるため,リンクの自由度が少ないた
め滑らかさに欠ける4連節リンクに比べて,手動による
操作感は滑らかな良好なものとなり,更に,5連節以上
のリンクの欠点であるリンクの動きが不安定となって所
望のルーバ開度が得られないといった問題も生じない。
なお,上記実施例において,例えば上記第2可動ルーバ
14を自動的に回動駆動するようにモータを連結するこ
とにより,該第2可動ルーバ14及び第1可動ルーバ1
3をそれぞれ自動的に首振り動作させることができる。
また,上記第2可動ルーバ14を上記第1可動ルーバ1
3の場合のように複数併設することにより,後部吹出口
12からの空気に対する制流効果は高められる。更にま
た,上記実施例では除湿機を例に説明しているが,本考
案に係る技術は,上記のような吹出口を備えたその他の
空気調和機にも適応し得る技術であることはいうまでも
ない。
【0008】
【考案の効果】本考案に係る空気調和機は上記したよう
に構成されているため,いずれかのルーバを自動或いは
手動にて操作することにより,複数の空気吹出口より空
気を適度の割合で室内へ向けて吹き出させることができ
る。しかも,上記複数の可動ルーバの連動動作として,
各リンクの位置が一義的に決まるため安定した動きをな
すがリンクの自由度が少ないため滑らかさに欠ける4連
節リンクに1本の冗長リンクを加えた5連節リンクを用
いることによりリンクの動きに適度な滑らかさが与えら
れると共に,上記5連節リンクの内の一つのリンクが,
上記複数の可動ルーバの内の一つを構成する複数枚のル
ーバの内の少なくとも2枚のルーバの揺動端同志を接続
するリンク(各リンクの位置が一義的に決まる4連節リ
ンクを構成)と一体的に接続されていることにより,5
連節リンクの欠点である動きの不安定さが解消され,ル
ーバの位置決めが正確に行える。
に構成されているため,いずれかのルーバを自動或いは
手動にて操作することにより,複数の空気吹出口より空
気を適度の割合で室内へ向けて吹き出させることができ
る。しかも,上記複数の可動ルーバの連動動作として,
各リンクの位置が一義的に決まるため安定した動きをな
すがリンクの自由度が少ないため滑らかさに欠ける4連
節リンクに1本の冗長リンクを加えた5連節リンクを用
いることによりリンクの動きに適度な滑らかさが与えら
れると共に,上記5連節リンクの内の一つのリンクが,
上記複数の可動ルーバの内の一つを構成する複数枚のル
ーバの内の少なくとも2枚のルーバの揺動端同志を接続
するリンク(各リンクの位置が一義的に決まる4連節リ
ンクを構成)と一体的に接続されていることにより,5
連節リンクの欠点である動きの不安定さが解消され,ル
ーバの位置決めが正確に行える。
【図1】 本考案の一実施例に係る除湿機の外観斜視
図。
図。
【図2】 図1におけるA−A´断面図。
【図3】 図2のB矢視部分における動作説明図。
【図4】 従来の除湿機の側断面図。
【図5】 上記従来の除湿機において空気の吹き出し方
向を変化させた状態での図4の相当図。
向を変化させた状態での図4の相当図。
10…上部吹出口 12…後部吹出口 13…第1可動ルーバ 14…第2可動ル
ーバ 15…連動機構 16,17…軸 18,19…連接棒
ーバ 15…連動機構 16,17…軸 18,19…連接棒
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の空気吹出口にそれぞれ可動ルーバ
を具備し,上記複数の空気吹出口の内の一つの空気吹出
口の可動ルーバの開閉動作に連動させて他の空気吹出口
の可動ルーバを閉開動作させる連動機構が設けられ,更
に上記可動ルーバの内の少なくとも一つが揺動自在の平
行な複数枚のルーバにより構成されてなる空気調和機に
おいて, 上記連動機構が,上記両可動ルーバの回転中心を結ぶ仮
想的なリンクを固定リンクとし,上記両可動ルーバの上
記回転中心からその一端までをそれぞれ1リンクとし,
更に上記両可動ルーバの上記一端同志を揺動自在に連結
された2つの接続リンクで揺動自在に接続した5連節リ
ンクで構成されると共に, 上記接続リンクの内の一つが,上記複数枚のルーバの内
の少なくとも2枚のルーバの揺動端同志を接続するリン
クと一体的に接続され てなることを特徴とする空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056423U JP2571531Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056423U JP2571531Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510941U JPH0510941U (ja) | 1993-02-12 |
JP2571531Y2 true JP2571531Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13026693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991056423U Expired - Fee Related JP2571531Y2 (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571531Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101601056B1 (ko) * | 2010-11-23 | 2016-03-08 | 현대자동차 주식회사 | 차량용 전동식 워터 펌프의 침출수 배출장치 |
KR102552675B1 (ko) * | 2018-03-23 | 2023-07-05 | 엘지전자 주식회사 | 리프트 가능한 공기 배출구 모듈 및 이를 포함하는 공기조화기 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49120447A (ja) * | 1973-03-20 | 1974-11-18 | ||
JPS506140U (ja) * | 1973-05-11 | 1975-01-22 | ||
JPS5226455U (ja) * | 1975-08-15 | 1977-02-24 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP1991056423U patent/JP2571531Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0510941U (ja) | 1993-02-12 |
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