JP2571361Y2 - 高電圧コンデンサ及びマグネトロン - Google Patents

高電圧コンデンサ及びマグネトロン

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JP2571361Y2 JP1991075727U JP7572791U JP2571361Y2 JP 2571361 Y2 JP2571361 Y2 JP 2571361Y2 JP 1991075727 U JP1991075727 U JP 1991075727U JP 7572791 U JP7572791 U JP 7572791U JP 2571361 Y2 JP2571361 Y2 JP 2571361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高電圧コンデンサ及び
この高電圧コンデンサでなるフィルタを有するマグネト
ロンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の高電圧コンデンサとして
は、例えば実公平1ー19388号公報、実公昭63ー
48112号公報等に見られるように、1つの貫通コン
デンサに、2つの貫通孔を間隔をおいて形成し、貫通孔
を開口させた両面に、互いに独立した個別電極及び個別
電極に対して共通となる共通電極を設け、共通電極を、
接地金具の浮上り部上に半田付け等の手段によって固着
すると共に、貫通コンデンサの貫通孔及び接地金具の貫
通孔を通って絶縁チューブを被せた貫通導体を貫通さ
せ、この貫通導体を、貫通コンデンサの個別電極上に、
電極接続体等を用いて半田付けした2連型のものが最も
よく知られている。接地金具は、一面側の中央部または
中心部に浮上り部を突出させ、浮上り部の外周に、貫通
コンデンサを包囲するように、絶縁ケースを挿着すると
共に、他面側に、貫通導体を包囲するように、絶縁カバ
ーを挿着させてある。絶縁ケースはコストダウンを図る
ため、通常、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等
の熱可塑性絶縁樹脂を用いて構成する。そして、絶縁ケ
ース及び絶縁カバーで包囲された貫通コンデンサの内外
に、エポキシ樹脂等の熱硬化性絶縁樹脂を充填し、耐湿
性及び絶縁性を確保してある。貫通導体の絶縁ケース側
の端部には、タブ接続子等の端子部を形成してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種の高電圧コンデ
ンサは、電子レンジのマグネトロンのフィルタとしての
重要な用途があり、湿気や塵埃の多い環境で使用される
ことが多いため、高度の加湿耐電圧レベルが要求されて
いる。ところが、従来の高電圧コンデンサは、接地金具
の浮上り部の外周にPBT等の熱可塑性絶縁樹脂でなる
絶縁ケースを挿着した構造となっており、貫通導体から
接地金具に至る経路の大部分が熱可塑性絶縁樹脂でなる
絶縁ケースの表面 によって構成されている。PBT等
の熱可塑性絶縁樹脂は、エポキシ樹脂や不飽和ポリエス
テル等の熱硬化性樹脂よりも耐トラッキング特性が劣
る。このため、耐トラッキング特性の高い高電圧コンデ
ンサを得ることが困難であった。絶縁ケースをエポキシ
樹脂や不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂によって構
成すれば、耐トラッキング特性は向上するが、コスト高
になる。
【0004】そこで、本考案の課題は、上述する従来の
問題点を解決し、耐トラッキング特性に優れ、加湿耐電
圧特性を含めて高い耐電圧特性を有し、しかも安価な高
電圧コンデンサ及びマグネトロンを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本考案に係る高電圧コンデンサは、 接地金具と、
貫通コンデンサと、貫通導体と、絶縁ケースと、絶縁樹
脂とを有する高電圧コンデンサであって、前記接地金具
は、一面側に浮上り部を有し、前記浮上り部が穴を有し
ており、前記貫通コンデンサは貫通孔を有すると共に、
前記貫通孔の開口する両面に電極を有し、前記浮上り部
上に配置され、前記電極の一方が前記浮上り部に固着さ
れており、前記貫通導体は、前記貫通孔及び前記穴内を
貫通し、前記電極の他方に導通接続されており、前記絶
縁樹脂は、外側絶縁樹脂と、内側絶縁樹脂とを含み、前
記外側絶縁樹脂が熱硬化性樹脂でなり前記接地金具の前
記一面側で前記貫通コンデンサの周りに充填され、前記
内側絶縁樹脂が前記接地金具の他面側に充填されてお
り、前記絶縁ケースは、熱可塑性樹脂でなり、下端部と
前記接地金具との間で前記外側絶縁樹脂が露出するよう
に、前記外側絶縁樹脂の上端側に挿着されていることを
特徴とする。
【0006】本考案に係るマグネトロンは、上記高電圧
コンデンサを有することが特徴である。
【0007】
【作用】絶縁ケースは熱可塑性樹脂でなるから、エポキ
シ樹脂や不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂によって
構成した場合に比較して、コストが安価になる。しか
も、絶縁ケースは、下端部と接地金具との間で外側絶縁
樹脂が露出するように、外側絶縁樹脂の上端側に挿着さ
れているから、絶縁ケースが小型になり、その材料費が
安価になる。
【0008】外側絶縁樹脂が熱硬化性樹脂でなり、絶縁
ケースは下端部と接地金具との間で外側絶縁樹脂が露出
するように、外側絶縁樹脂の上端側に挿着されているか
ら、貫通導体から絶縁ケースの表面を通って接地金具に
至る経路中に、耐トラッキング特性の優れた熱硬化性樹
脂でなる外側絶縁樹脂の表面が露出することになる。こ
のため、絶縁ケースを熱可塑性樹脂で構成したにもかか
わらず、耐トラッキング特性に優れた高電圧コンデンサ
及びマグネトロンが得られる。
【0009】
【実施例】図1は本考案に係る高電圧コンデンサの正面
断面図、図2は同じくその平面図、図3は同じく外観斜
視図である。1は接地金具、2、3は貫通コンデンサ、
4、5は貫通導体、6は絶縁ケース、71、72は外側
絶縁樹脂、81、82は内側絶縁樹脂、9は絶縁カバ
ー、10、11は絶縁チューブである。
【0010】接地金具1は、一面側に浮上り部101、
102を有し、浮上り部101、102が穴103、1
04を有している。貫通コンデンサ2、3は貫通孔20
1、301を有すると共に、貫通孔201、301の開
口する両面に電極(202、203)、(302、30
3)を有し、浮上り部101、102上に配置され、電
極203、303が浮上り部101、102に固着され
ている。貫通導体4、5は、貫通孔201、301内を
貫通し、電極202、302に導通接続されている。
【0011】外側絶縁樹脂71、72は、エポキシ樹脂
や不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂でなり、接
地金具1の一面側で貫通コンデンサ2、3の周りに充填
されている。内側絶縁樹脂81、82は接地金具1の他
面側に充填されている。
【0012】絶縁ケース6は、PBT等の熱可塑性樹脂
でなり、下端部610と接地金具1との間で外側絶縁樹
脂71、72が露出するように、外側絶縁樹脂71、7
2の上端側に挿着されている。
【0013】絶縁ケース6は熱可塑性樹脂でなるから、
エポキシ樹脂や不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂に
よって構成した場合に比較して、コストが安価になる。
しかも、絶縁ケース6は、下端部610と接地金具1と
の間で外側絶縁樹脂71、72が露出するように、外側
絶縁樹脂71、72の上端側に挿着されているから、絶
縁ケース6が小型になり、その材料費が安価になる。
【0014】更に、外側絶縁樹脂71、72が熱硬化性
樹脂でなり、絶縁ケース6は下端部610と接地金具1
との間で外側絶縁樹脂71、72が露出するように、外
側絶縁樹脂71、72の上端側に挿着されているから、
貫通導体4、5から絶縁ケース6の表面を通って接地金
具1に至る経路aに、耐トラッキング特性の優れた熱硬
化性樹脂でなる外側絶縁樹脂71、72の表面が露出す
ることになる。このため、耐トラッキング特性に優れた
高電圧コンデンサ及びマグネトロンが得られる。
【0015】次に、実施例に示された他の構造について
説明する。接地金具1は、同一面側に2つの浮上り部1
01、102を有し、浮上り部101、102のそれぞ
れが中央部に穴103、104を有し互いに間隔を隔て
て配置されている。
【0016】貫通コンデンサ2、3は2個であって、そ
れぞれが貫通孔201、301を有すると共に、貫通孔
201、301の開口する両面に電極(202、20
3)、(302、303)を有し、浮上り部101、1
02上に配置されて電極203、303が浮上り部10
1、102に半田付け等の手段によって固着されてい
る。貫通コンデンサ2、3は誘電体磁器で構成される。
【0017】貫通導体4、5は、貫通コンデンサ2、3
毎に貫通孔201、301内を貫通して備えられ、それ
ぞれが電極202、302に個別に導通接続されてい
る。貫通導体4、5は接地金具1の浮上り部101、1
02に設けられた穴103、104を非接触状態で貫通
して両端が外部に導出されている。12、13は貫通導
体4、5と電極202、302とを接続する電極接続金
具である。貫通導体4、5の上端側(図において)には
タブ端子部41、51が設けられている。
【0018】絶縁ケース6は、2つの筒部61、62を
有し、筒部61、62が互いに間隔Dを隔てて併設され
ている。絶縁ケース6は、筒部61、62の上部開口側
が連結部64によって互いに連結され、内径部611、
621に連なる凹部63を有している。筒部61、62
の下端部610、620は外側絶縁樹脂71、72の上
端部に挿着されている。
【0019】外側絶縁樹脂71、72は貫通コンデンサ
2、3の周りに互いに間隔Dを隔てて実質的に独立して
充填されている。絶縁樹脂81、82は接地金具1を間
に挟んで反対側の領域に充填されている。
【0020】接地金具1は同一面側に2つの浮上り部1
01、102を有しており、貫通コンデンサ2、3は2
個であってそれぞれが貫通孔201、301を有すると
共に、貫通孔201、301の開口する両面に電極(2
02、203)、(302、303)を有し浮上り部1
01、102上に配置されて電極202、302が浮上
り部101、102に固着されており、貫通導体4、5
は貫通コンデンサ2、3毎に貫通孔201、301内を
貫通して備えられそれぞれが電極202、302に個別
に導通接続されているから、コンデンサ独立型の高電圧
コンデンサとなり、2連型高電圧コンデンサと比較し
て、耐電圧不良が生じにくくなり、小型でコストも安価
になる。
【0021】また、外側絶縁樹脂71、72が貫通コン
デンサ2、3の周りに充填されているので、外側絶縁樹
脂71、72による耐湿性及び絶縁性を確保できる。し
かも、外側絶縁樹脂71及び筒部61と、外側絶縁樹脂
72及び筒部62とが互いに間隔Dを隔てて独立してい
るから、間隔Dによる空間14が放熱領域となり、電子
レンジ実装時及びヒートサイクル試験等において加わる
熱ストレスが小さくなり、耐電圧不良等を発生しにくく
なる。
【0022】絶縁ケース6は、2つの筒部61、62の
上部開口側が互いに連結され下部開口側が外側絶縁樹脂
71、72に挿着されているから、絶縁ケース6を上下
で一体的に結合した組立構造が得られる。このため、貫
通コンデンサ2、3及び貫通導体4、5に対する機械的
補強が増大し、貫通導体4、5にグラツキを生じにくく
なる。この結果、貫通導体4、5、貫通コンデンサ2、
3及び接地金具1と、外側絶縁樹脂71、72との間に
界面剥離が生じにくくなり、耐電圧特性が向上する。
【0023】絶縁ケース6は、2つの筒部61、62の
上部開口側が内径部611、621に連なる凹部63を
有しているので、凹部63を通して、2つの筒部61、
62に同時に外側絶縁樹脂71、72を注型できる。こ
のため、絶縁樹脂注型工程数が半減し、コストダウンが
達成される。外側絶縁樹脂71、72の注型に当たって
は、後で説明するように、絶縁ケース6と接地金具1と
の間に注型用ケースを配置する。
【0024】図4は本発明に係る高電圧コンデンサをフ
ィルタとして組込んだマグネトロンの部分破断面図で、
15は陰極ステム、16はフィルタボックス、17、1
8はインダクタ、19はインダクタ17、18と共にフ
ィルタとして使用された本発明に係る高電圧コンデンサ
である。フィルタボックス16は陰極ステム15を覆う
ように配置してあり、また高電圧コンデンサ19は、フ
ィルタボックス16の側面板161に設けた貫通孔を通
して、絶縁ケース6が外部に出るように貫通して設けら
れ、接地金具1の部分で、フィルタボックス16の側面
板161に取付け固定されている。インダクタ17、1
8はフィルタボックス16の内部において、陰極ステム
15の陰極端子と、高電圧コンデンサ19の貫通導体
4、5との間に直列に接続されている。20は磁石、2
1は冷却フィン、22はガスケット、23はRF出力端
である。
【0025】図5及び図6は本考案に係る高電圧コンデ
ンサの製造例を示す図である。図5に示すように、接地
金具1の上に貫通コンデンサ2、3を包囲するように、
注型用ケース24を配置する。この注型用ケース24は
ポリプロピレン等によって構成する。注型用ケース24
と接地金具1との接触部分は機械的な嵌合または接着剤
による接着等によって封止しておく。注型用ケース24
の上端部には絶縁ケース6を挿着する。
【0026】次に、図6に示すように、絶縁ケース6及
び注型用ケース24によって囲まれた内部空間内に外側
絶縁樹脂71、72を充填する。内側絶縁樹脂81、8
2はこの外側絶縁樹脂71、72の充填前または充填後
に充填する。
【0027】この後、注型用ケース24を剥離して、図
1〜図3に示した本考案に係る高電圧コンデンサが得ら
れる。
【0028】図7は本考案に係る高電圧コンデンサ(考
案品)と従来の高電圧コンデンサ(従来品)の焼損サイ
クル数ー累積故障率測定データを示すグラフである。試
験に当たっては、製品を超音波加湿器を用いて常時加湿
した。そして、30秒ONー30秒OFFを一サイクル
として、製品に電子レンジの二次側電源電圧を印加し、
絶縁ケース表面が焼損するまで試験を行った。
【0029】図7の実測データが示すように、従来品は
焼損サイクル数が500サイクルに到達する前に累積故
障率が90%を越えている。これに対して、本考案品は
焼損サイクル数が500サイクルでは、累積故障率が1
0%前後であり、加湿耐電圧特性が著しく改善されてい
る。
【0030】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、次
のような効果が得られる。 (a)絶縁ケースは熱可塑性樹脂でなるから、エポキシ
樹脂や不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂によって構
成した場合に比較して、コストの安価な高電圧コンデン
サ及びマグネトロンを提供できる。 (b)絶縁ケースは、下端部と接地金具との間で外側絶
縁樹脂が露出するように、外側絶縁樹脂の上端側に挿着
されているから、絶縁ケースが小型化され、材料費の安
価な高電圧コンデンサ及びマグネトロンを提供できる。 (c)外側絶縁樹脂が熱硬化性樹脂でなり、絶縁ケース
は下端部と接地金具との間で外側絶縁樹脂が露出するよ
うに、外側絶縁樹脂の上端側に挿着されているから、貫
通導体から絶縁ケースの表面を通って接地金具に至る経
路中に、耐トラッキング特性の優れた熱硬化性樹脂でな
る外側絶縁樹脂の表面が露出し、耐トラッキング特性、
加湿耐電圧特性に優れた高電圧コンデンサ及びマグネト
ロンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高電圧コンデンサの正面断面図で
ある。
【図2】本考案に係る高電圧コンデンサの平面図であ
る。
【図3】本考案に係る高電圧コンデンサの外観斜視図で
ある。
【図4】本考案に係る高電圧コンデンサを組込んだマグ
ネトロンの部分破断面図である。
【図5】本考案に係る高電圧コンデンサの製造工程例を
示す図である。
【図6】本考案に係る高電圧コンデンサの製造工程例を
示す図である。
【図7】本考案に係る高電圧コンデンサ(考案品)と従
来の高電圧コンデンサ(従来品)の焼損サイクル数ー累
積故障率測定データを示すグラフである。
【符号の説明】
1 接地金具 101、102 浮上り部 103、104 穴 2、3 貫通コンデンサ 201、301 貫通孔 202、203 電極 302、303 電極 4、5 貫通導体 6 絶縁ケース 61、62 筒部 63 凹部 64 連結部 71、72 外側絶縁樹脂 9 絶縁カバー 10、11 絶縁チューブ 81、82 内側絶縁樹脂

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地金具と、貫通コンデンサと、貫通導
    体と、絶縁ケースと、絶縁樹脂とを有する高電圧コンデ
    ンサであって、 前記接地金具は、一面側に浮上り部を有し、前記浮上り
    部が穴を有しており、 前記貫通コンデンサは貫通孔を有すると共に、前記貫通
    孔の開口する両面に電極を有し、前記浮上り部上に配置
    され、前記電極の一方が前記浮上り部に固着されてお
    り、 前記貫通導体は、前記貫通孔及び前記穴内を貫通し、前
    記電極の他方に導通接続されており、 前記絶縁樹脂は、外側絶縁樹脂と、内側絶縁樹脂とを含
    み、前記外側絶縁樹脂が熱硬化性樹脂でなり前記接地金
    具の前記一面側で前記貫通コンデンサの周りに充填さ
    れ、前記内側絶縁樹脂が前記接地金具の他面側に充填さ
    れており、 前記絶縁ケースは、熱可塑性樹脂でなり、下端部と前記
    接地金具との間で前記外側絶縁樹脂が露出するように、
    前記外側絶縁樹脂の上端側に挿着されていることを特徴
    とする高電圧コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記接地金具は、前記浮上り部が2つ
    で、それぞれが互いに間隔を隔てて配置されており、 前記貫通コンデンサは2個であって、それぞれが前記浮
    上り部上に配置されており、 前記貫通導体は、前記貫通コンデンサ毎に前記貫通孔内
    を貫通して備えられ、それぞれが前記電極の他方に個別
    に導通接続されており、 前記外側絶縁樹脂は、前記貫通コンデンサ毎に互いに独
    立して充填されており、 前記絶縁ケースは、2つの筒部を有し、前記筒部が互い
    に間隔を隔てて併設され、前記筒部の上部開口側が互い
    に連結され内径部に連なる凹部を有し、下部開口側が前
    記外側絶縁樹脂の上端側の外周に挿着されていることを
    特徴とする請求項1に記載の高電圧コンデンサ。
  3. 【請求項3】 高電圧コンデンサでなるフィルタを有す
    るマグネトロンであって、 前記高電圧コンデンサは、接地金具と、貫通コンデンサ
    と、貫通導体と、絶縁ケースとを有しており、 前記接地金具は、一面側に浮上り部を有し、前記浮上り
    部が穴を有しており、 前記貫通コンデンサは貫通孔を有すると共に、前記貫通
    孔の開口する両面に電極を有し、前記浮上り部上に配置
    され、前記電極の一方が前記浮上り部に固着されてお
    り、 前記貫通導体は、前記貫通孔及び前記穴内を貫通し、前
    記電極の他方に導通接続されており、 前記絶縁樹脂は、外側絶縁樹脂と、内側絶縁樹脂とを含
    み、前記外側絶縁樹脂が熱硬化性樹脂でなり前記接地金
    具の前記一面側で前記貫通コンデンサの周りに充填さ
    れ、前記内側絶縁樹脂が前記接地金具の他面側に充填さ
    れており、 前記絶縁ケースは、熱可塑性樹脂でなり、下端部と前記
    接地金具との間で前記外側絶縁樹脂が露出するように、
    前記外側絶縁樹脂の上端側に挿着されていることを特徴
    とするマグネトロン。
  4. 【請求項4】 前記接地金具は、前記浮上り部が2つ
    で、それぞれが互いに間隔を隔てて配置されており、 前記貫通コンデンサは2個であって、それぞれが前記浮
    上り部上に配置されており、 前記貫通導体は、前記貫通コンデンサ毎に前記貫通孔内
    を貫通して備えられ、それぞれが前記電極の他方に個別
    に導通接続されており、 前記外側絶縁樹脂は、前記貫通コンデンサ毎に互いに独
    立して充填されており、 前記絶縁ケースは、2つの筒部を有し、前記筒部が互い
    に間隔を隔てて併設され、前記筒部の上部開口側が互い
    に連結され内径部に連なる凹部を有し、下部開口側が前
    記外側絶縁樹脂の上端側の外周に挿着されていることを
    特徴とする請求項3に記載のマグネトロン。
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