JPH0521431U - 高電圧コンデンサ及びマグネトロン - Google Patents

高電圧コンデンサ及びマグネトロン

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JPH0521431U
JPH0521431U JP7715691U JP7715691U JPH0521431U JP H0521431 U JPH0521431 U JP H0521431U JP 7715691 U JP7715691 U JP 7715691U JP 7715691 U JP7715691 U JP 7715691U JP H0521431 U JPH0521431 U JP H0521431U
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正 小笠原
誠 森田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誘電体磁器素体と絶縁樹脂との間の接触界面に
剥離または亀裂等を生じるのを阻止し、信頼性を向上さ
せた高電圧コンデンサ及びマグネトロンを提供する。 【構成】 接地金具1と、貫通コンデンサ2、3と、貫
通導体4、5と、絶縁樹脂71、72、81、82とを
有する。絶縁樹脂71、72、81、82は、エポキシ
系樹脂でなり、貫通コンデンサ2、3の周りに充填され
ている。誘電体磁器素体200、300は、表面がエポ
キシ系樹脂またはフェノール系樹脂でなる絶縁膜20
4、304によって覆われている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高電圧コンデンサ及びこの高電圧コンデンサでなるフィルタを有す るマグネトロンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の高電圧コンデンサとしては、例えば実公平1ー19388号公 報、実公昭63ー48112号公報等に見られるように、1つの貫通コンデンサ に、2つの貫通孔を間隔をおいて形成し、貫通孔を開口させた両面に、互いに独 立した個別電極及び個別電極に対して共通となる共通電極を設け、共通電極を、 接地金具の浮上り部上に半田付け等の手段によって固着すると共に、貫通コンデ ンサの貫通孔及び接地金具の貫通孔を通って絶縁チューブを被せた貫通導体を貫 通させ、この貫通導体を、貫通コンデンサの個別電極上に、電極接続体等を用い て半田付けした2連型のものが最もよく知られている。接地金具は、一面側の中 央部または中心部に浮上り部を突出させ、浮上り部の外周に、貫通コンデンサを 包囲するように、絶縁ケースを挿着すると共に、他面側に、貫通導体を包囲する ように、絶縁カバーを挿着させてある。そして、絶縁ケース及び絶縁カバーで包 囲された貫通コンデンサの内外に、エポキシ系樹脂でなる熱硬化性絶縁樹脂を充 填し、耐湿性及び絶縁性を確保してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、貫通コンデンサの内外に、エポキシ系樹脂でなる熱硬化性絶縁 樹脂を充填し、耐湿性及び絶縁性を確保する従来構造では、貫通コンデンサを構 成する誘電体磁器素体と、充填される熱硬化性絶縁樹脂との間の密着度、接着力 が不十分になり、高温負荷試験や耐湿負荷試験等において、誘電体磁器素体と絶 縁樹脂との間の接触界面に剥離または亀裂等を生じ、電気的破壊を生じることが あった。
【0004】 そこで、本考案の課題は、上述する従来の問題点を解決し、貫通コンデンサを 構成する誘電体磁器素体と絶縁樹脂との間の密着強度または接着強度を増大させ 、誘電体磁器素体と絶縁樹脂との間の接触界面に剥離または亀裂等を生じるのを 阻止し、信頼性を向上させた高電圧コンデンサ及びマグネトロンを提供すること である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題解決のため、本考案に係る高電圧コンデンサは、接地金具と、貫 通コンデンサと、貫通導体と、絶縁樹脂とを有する高電圧コンデンサであって、 前記接地金具は、一面側に浮上り部を有し、前記浮上り部が穴を有しており、 前記貫通コンデンサは、誘電体磁器素体に貫通孔を有すると共に、前記貫通孔 の開口する両面に電極を有し、前記浮上り部上に配置されて前記電極の一方が前 記浮上り部に固着されており 前記貫通導体は、前記貫通孔及び前記穴内を貫通して備えられ前記電極の他方 に導通接続されており、 前記絶縁樹脂は、エポキシ系樹脂でなり、前記貫通コンデンサの周りに充填さ れており、 前記誘電体磁器素体は、表面がエポキシ系樹脂またはフェノール系樹脂でなる 絶縁膜によって覆われていること を特徴とする。
【0006】 本考案に係るマグネトロンは上記高電圧コンデンサをフィルタとして用いたこ とが特徴である。
【0007】
【作用】
絶縁樹脂は、エポキシ系樹脂でなり、貫通コンデンサの周りに充填されてお り、誘電体磁器素体は、表面がエポキシ系樹脂またはフェノール系樹脂でなる絶 縁膜によって覆われているから、誘電体磁器素体と絶縁樹脂との間の密着強度及 び接着強度が、誘電体磁器素体を被覆する絶縁膜によって著しく増大する。この ため、誘電体磁器素体と絶縁樹脂との間の接触界面に剥離または亀裂等が生じる のが阻止され、信頼性が向上する。
【0008】
【実施例】
図1は本考案に係る高電圧コンデンサの正面断面図、図2は同じくその平面図 、図3は同じく外観斜視図である。1は接地金具、2、3は貫通コンデンサ、4 、5は貫通導体、6は絶縁ケース、71、72は絶縁樹脂、81、82は絶縁樹 脂、9は絶縁カバー、10、11は絶縁チューブである。
【0009】 接地金具1は、一面側に浮上り部101、102を有し、浮上り部101、1 02が穴103、104を有している。
【0010】 貫通コンデンサ2、3は、誘電体磁器素体200、300に貫通孔201、3 01を有すると共に、貫通孔201、301の開口する両面に電極(202、2 03)、(302、303)を有し、浮上り部101、102上に配置されて電 極203、303が浮上り部101、102に半田付け等の手段によって固着さ れている。
【0011】 貫通導体4、5は、貫通孔201、301及び穴103、104内を貫通して 備えられ電極202、302に個別に半田付け等の手段によって導通接続されて いる。12、13は電極接続体である。
【0012】 絶縁樹脂71、72は、エポキシ系樹脂でなり、貫通コンデンサ2、3の外側 の周りに充填され、絶縁樹脂81、82は接地金具1の他面側において、貫通コ ンデンサ2、3の貫通孔201、301の内部に入るように充填されている。
【0013】 誘電体磁器素体200、300は、表面がエポキシ系樹脂またはフェノール系 樹脂でなる絶縁膜204、304によって覆われている。
【0014】 上述のように、貫通コンデンサ2、3を構成する誘電体磁器素体200、30 0は、表面がエポキシ系樹脂またはフェノール系樹脂でなる絶縁膜204、30 4によって覆われているから、誘電体磁器素体200、300と絶縁樹脂(71 、72)、(81、82)との間の密着強度及び接着強度が、誘電体磁器素体2 00、300を被覆する絶縁膜204、304によって著しく増大する。このた め、誘電体磁器素体200、300と絶縁樹脂(71、72)、(81、82) との間の接触界面に剥離または亀裂等が生じるのが阻止され、信頼性が向上する 。
【0015】 図7は貫通コンデンサを構成する誘電体磁器素体200、300と絶縁樹脂( 71、72)、(81、82)との間の接着強度を示す実測データである。図に おいて、従来品は誘電体磁器素体200、300の表面に絶縁膜204、304 を持たないもの、フェノール系下塗り処理品は絶縁膜204、304としてフェ ノール系樹脂を用いたもの、エポキシ系下塗り処理品は絶縁膜204、304と してエポキシ系樹脂を用いたものをそれぞれ示している。図示するように、従来 品の接着強度は平均50(kg/cm2)程度であるが、本考案品に該当するフ ェノール系下塗り処理品は平均100(kg/cm2)の接着強度が得られ、エ ポキシ系下塗り処理品は平均150(kg/cm2)の接着強度が得られる。
【0016】 図8は高温負荷試験データを示す図である。従来品は2000時間を越える程 度で絶縁樹脂部材の剥離が原因と思われる電気的破壊を生じたが、本考案品に該 当するフェノール系下塗り処理品及びエポキシ系下塗り処理品は3000時間以 上経過しても電気的破壊生じない。従って、本考案によれば接着強度が大きく、 絶縁樹脂の剥離または亀裂等の生じにくい耐久性及び信頼度の高い高電圧コンデ ンサが得られることが分かる。
【0017】 次に、図示された実施例の他の構成部分について説明する。接地金具1は、同 一面側に2つの浮上り部101、102を有し、浮上り部101、102のそれ ぞれが中央部に穴103、104を有し互いに間隔を隔てて配置されている。
【0018】 貫通コンデンサ2、3は2個であって、それぞれが貫通孔201、301を有 すると共に、貫通孔201、301の開口する両面に電極(202、203)、 (302、303)を有し、浮上り部101、102上に配置されて電極203 、303が浮上り部101、102に半田付け等によって固着されている。
【0019】 貫通導体4、5は、貫通コンデンサ2、3毎に貫通孔201、301内を貫通 して備えられ、それぞれが電極202、302に個別に導通接続されている。貫 通導体4、5は接地金具1の浮上り部101、102に設けられた穴103、1 04を非接触状態で貫通して両端が外部に導出されている。貫通導体4、5の上 端側(図において)にはタブ端子部41、51が設けられている。
【0020】 絶縁ケース6は、2つの筒部61、62を有し、筒部61、62が互いに間隔 Dを隔てて併設され、筒部61、62の上部開口側が連結部64によって互いに 連結され、内径部611、621に連なる凹部63を有し、下部開口側が浮上り 部101、102の外周に挿着され、内径部611、621内に貫通コンデンサ 2、3を収納している。
【0021】 絶縁樹脂71、72は内径部611、621内の貫通コンデンサ2、3の周り に充填されている。絶縁樹脂71、72の充填領域は、絶縁ケース6の連結部6 4を基準にして上下にあまり離れない位置が適当である。絶縁樹脂81、82は 接地金具1を間に挟んで反対側の領域に充填されている。
【0022】 上述のように、接地金具1は同一面側に2つの浮上り部101、102を有し ており、貫通コンデンサ2、3は2個であってそれぞれが貫通孔201、301 を有すると共に、貫通孔201、301の開口する両面に電極(202、203 )、(302、303)を有し浮上り部101、102上に配置されて電極20 2、302が浮上り部101、102に固着されており、貫通導体4、5は貫通 コンデンサ2、3毎に貫通孔201、301内を貫通して備えられそれぞれが電 極202、302に個別に導通接続されているから、コンデンサ独立型の高電圧 コンデンサとなり、2連型高電圧コンデンサと比較して、界面剥離の発生確率が 低くなると共に、耐電圧不良が生じにくくなり、小型でコストも安価になる。
【0023】 絶縁ケース6は2つの筒部61、62の内径部内に貫通コンデンサ2、3を収 納しており、絶縁樹脂71、72は内径部611、621内の貫通コンデンサ2 、3の周りに充填されているので、絶縁樹脂71、72による耐湿性及び絶縁性 を確保できる。絶縁樹脂71、72は、各筒部61、62に限って必要最小量が 注入されるだけであり、しかも筒部61ー62間で実質的に独立する。これに加 えて、絶縁ケース6は2つの筒部61、62が互いに間隔Dを隔てて併設されて いるから、筒部61ー62間に発生する空間14が放熱領域となり、電子レンジ 実装時及びヒートサイクル試験等において加わる熱ストレスが小さくなり、耐電 圧不良等を発生しにくくなる。
【0024】 絶縁ケース6は、2つの筒部61、62の上部開口側が互いに連結され下部開 口側が接地金具上1の浮上り部101、102の外周に挿着されているから、絶 縁ケース6を上下で一体的に結合した組立構造が得られる。このため、筒部61 、62の内径部611、621内に収納されている貫通コンデンサ2、3及び貫 通導体4、5に対する機械的補強が増大し、貫通導体4、5にグラツキを生じに くくなる。この結果、貫通導体4、5、貫通コンデンサ2、3及び接地金具1と 、絶縁樹脂71、72との間に界面剥離が生じにくくなり、耐電圧特性が向上す る。
【0025】 絶縁ケース6は、2つの筒部61、62の上部開口側が内径部611、621 に連なる凹部63を有しているので、凹部63を通して、2つの筒部61、62 に同時に絶縁樹脂71、72を注型できる。このため、絶縁樹脂注型工程数が半 減し、コストダウンが達成される。
【0026】 絶縁ケース6は、2つの筒部61、62の上部開口側が内径部611、621 に連なる凹部63を有しているので、絶縁ケース6の表面に水滴等が付着した場 合、凹部63の鍔部631がその内部に位置する貫通導体4、5と接地金具1と の間のリークを阻止するバリヤとなる。このため、電子レンジのマグネトロンの フィルタ等のように、湿気や塵埃の多い環境で使用した場合でも、充分に使用に 耐え得る高度の加湿耐電圧レベルの高電圧コンデンサが得られる。
【0027】 図4は本発明に係る高電圧コンデンサをフィルタとして組込んだマグネトロン の部分破断面図で、15は陰極ステム、16はフィルタボックス、17、18は インダクタ、19はインダクタ17、18と共にフィルタとして使用された本発 明に係る高電圧コンデンサである。フィルタボックス16は陰極ステム15を覆 うように配置してあり、また高電圧コンデンサ19は、フィルタボックス16の 側面板161に設けた貫通孔を通して、絶縁ケース6が外部に出るように貫通し て設けられ、接地金具1の部分で、フィルタボックス16の側面板161に取付 け固定されている。インダクタ17、18はフィルタボックス16の内部におい て、陰極ステム15の陰極端子と、高電圧コンデンサ19の貫通導体4、5との 間に直列に接続されている。20は磁石、21は冷却フィン、22はガスケット 、23はRF出力端である。
【0028】 図5は本考案に係る高電圧コンデンサの他の実施例を示す断面図である。図に おいて、図1〜図3と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示している。この 実施例の特徴は、絶縁ケース6が、下端部610と接地金具1との間で絶縁樹脂 71、72が露出するように、絶縁樹脂71、72の上端部に挿着されているこ とである。このような構造であると、絶縁ケース6を、コストの安価な熱可塑性 樹脂で構成し、コストダウンを図ると共に、貫通導体4、5から接地金具1に至 る経路aに、耐トラッキング特性の優れたエポキシ系樹脂でなる絶縁樹脂71、 72を露出させ、耐トラッキング特性の優れた高電圧コンデンサを得ることがで きる。
【0029】 図6は本考案に係る高電圧コンデンサの別の実施例における断面図である。こ の実施例では、1つの貫通コンデンサ2を構成する誘電体磁器素体210に、2 つの貫通孔211、212を間隔をおいて形成し、貫通孔211、212を開口 させた両面に、互いに独立した個別電極213、214及び個別電極213、2 14に対して共通となる共通電極215を設け、共通電極215を、接地金具1 10の浮上り部111上に半田付け等の手段によって固着すると共に、貫通コン デンサ2の貫通孔211、212及び接地金具110の貫通孔112を通って絶 縁チューブ10、11を被せた貫通導体4、5を貫通させ、この貫通導体4、5 を、貫通コンデンサ2の個別電極213、214上に、電極接続体12、13等 を用いて半田付けしてある。浮上り部111の外周に、貫通コンデンサ2を包囲 するように、絶縁ケース60を挿着すると共に、他面側に、貫通導体4、5を包 囲するように、縁カバー90を挿着してある。絶縁ケース60及び縁カバー90 で包囲された貫通コンデンサ2の内外には、エポキシ系樹脂でなる熱硬化性絶縁 樹脂70、80を充填し、耐湿性及び絶縁性を確保してある。貫通コンデンサ2 を構成する誘電体磁器素体210の表面は、エポキシ系樹脂またはフェノール系 樹脂でなる絶縁膜216によって覆われている。
【0030】 図示は省略するが、図5及び図6に示した高電圧コンデンサが図4に示すよう な状態でマグネトロンに組み込まれること、及び、各実施例の組み合わせが存在 することはいうまでもない。
【0031】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係る高電圧コンデンサは、接地金具と、貫通コン デンサと、貫通導体と、絶縁樹脂とを有し、接地金具は、一面側に浮上り部を有 し、浮上り部が穴を有しており、貫通コンデンサは、誘電体磁器素体に貫通孔を 有すると共に、貫通孔の開口する両面に電極を有し、浮上り部上に配置されて電 極の一方が浮上り部に固着されており、貫通導体は、貫通孔及び穴内を貫通して 備えられ電極の他方に導通接続されており、絶縁樹脂は、エポキシ系樹脂でなり 、貫通コンデンサの周りに充填されており、誘電体磁器素体は、表面がエポキシ 系樹脂またはフェノール系樹脂でなる絶縁膜によって覆われているから、誘電体 磁器素体と絶縁樹脂との間の密着強度及び接着強度が、誘電体磁器素体を被覆す る絶縁膜によって著しく増大し、誘電体磁器素体と絶縁樹脂との間の接触界面に 剥離または亀裂等が生じるのを阻止し、信頼性を向上させた高電圧コンデンサ及 びマグネトロンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高電圧コンデンサの正面断面図で
ある。
【図2】本考案に係る高電圧コンデンサの平面図であ
る。
【図3】本考案に係る高電圧コンデンサの外観斜視図で
ある。
【図4】本考案に係る高電圧コンデンサを組込んだマグ
ネトロンの部分破断面図である。
【図5】本考案に係る高電圧コンデンサの正面断面図で
ある。
【図6】本考案に係る高電圧コンデンサの正面断面図で
ある。
【図7】貫通コンデンサを構成する誘電体磁器素体と絶
縁樹脂との間の接着強度を示す実測データである。
【図8】高温負荷試験データを示す図である。
【符号の説明】
1、110 接地金具 101、102、111 浮上り部 103、104、112 穴 2、3 貫通コンデンサ 200、300、210 誘電体磁器素体 201、301、211,212 貫通孔 202、203、302、303 電極 213、214、215 電極 204、216 絶縁膜 4、5 貫通導体 6、60 絶縁ケース 71、72 絶縁樹脂 9、90 絶縁カバー 81、82 絶縁樹脂

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地金具と、貫通コンデンサと、貫通導
    体と、絶縁樹脂とを有する高電圧コンデンサであって、 前記接地金具は、一面側に浮上り部を有し、前記浮上り
    部が穴を有しており、 前記貫通コンデンサは、誘電体磁器素体に貫通孔を有す
    ると共に、前記貫通孔の開口する両面に電極を有し、前
    記浮上り部上に配置されて前記電極の一方が前記浮上り
    部に固着されており前記貫通導体は、前記貫通孔及び前
    記穴内を貫通して備えられ前記電極の他方に導通接続さ
    れており、 前記絶縁樹脂は、エポキシ系樹脂でなり、前記貫通コン
    デンサの周りに充填されており、 前記誘電体磁器素体は、表面がエポキシ系樹脂またはフ
    ェノール系樹脂でなる絶縁膜によって覆われていること
    を特徴とする高電圧コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記浮上り部は2つで、それぞれが中央
    部に穴を有し互いに間隔を隔てて配置されており、 前記貫通コンデンサは2個であって、それぞれが貫通孔
    を有すると共に、誘電体磁器素体の表面が前記絶縁膜に
    よって覆われ、前記浮上り部上に配置されて前記電極の
    一方が前記浮上り部に固着されており、 前記貫通導体は、前記貫通コンデンサ毎に前記貫通孔内
    を貫通して備えられており、 前記絶縁樹脂は、前記貫通コンデンサの周りに互いに独
    立して充填されていることを特徴とする請求項1に記載
    の高電圧コンデンサ。
  3. 【請求項3】 絶縁ケースを有し、前記絶縁ケースは、
    2つの筒部を有し、前記筒部が互いに間隔を隔てて併設
    され、前記筒部の上部開口側が互いに連結され内径部に
    連なる凹部を有し、前記内径部内に前記貫通コンデンサ
    を収納していることを特徴とする高電圧コンデンサ。
  4. 【請求項4】 高電圧コンデンサでなるフィルタを有す
    るマグネトロンであって、前記高電圧コンデンサが請求
    項1、請求項2または請求項3の何れかに記載のもので
    あるマグネトロン。
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